JP6802219B2 - プレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造 Download PDF

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Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造に関するものである。
端面から継手部材が突出した一対のプレキャスト床版等のプレキャストコンクリート部材のそれぞれが継手部材のそれぞれが対向するように配置され、配置された一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材が充填されることにより間詰部が形成される施工方法が行われている。例えば、特許文献1には、プレキャスト床版及び間詰部の上面に高靭性セメント複合材料(ECC:Engineered Cementitious Composites)が打設される施工方法が開示されている。
特開2006‐219901号公報
ところで、従来、道路橋等の床版は、鋼床版を除けば場所打ちコンクリート又はプレキャスト床版から成るのが主流である。この種の床版にとっては、飛来塩分や凍結防止剤に起因する塩化物イオンや水が劣化因子となる。そして、上記のような劣化因子は、供用時の床版の主に上面から浸透して床版内に侵入する。この種の床版は、場所打ち及びプレキャストのいずれの製作方法であっても、主に型枠にコンクリートを平打ちして製造されるので、その仕上げ面が部材の上層部に該当する。そして、当該上層部は、製造時におけるブリーディング、レイタンス、及び乾燥ひび割れといったような要因によって品質が左右されやすい。したがって、プレキャスト部材の上層部については品質を安定して確保し難い傾向にある。また、プレキャストコンクリート部材と間詰部との継目等が劣化因子が侵入する水みちとなる可能性がある。上記の特許文献1に記載の技術のように、プレキャスト床版及び間詰部の上面に高靭性セメント複合材料が打設されたとしても、劣化因子の侵入を防止する効果には改善の余地がある。
そこで本発明は、劣化因子の侵入をより効果的に防止することができるプレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造を提供することを目的とする。
本発明は、端面から継手部材が突出した一対のプレキャストコンクリート部材のそれぞれを継手部材のそれぞれが対向するように配置する配置工程と、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材を充填することにより間詰部を形成する間詰部形成工程と、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材と間詰部形成工程で形成された間詰部との境界面を跨ぐように、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部形成工程で形成された間詰部の上方に、超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを打設することによりかぶり層を形成するかぶり層形成工程とを備えたプレキャストコンクリート部材の施工方法である。
この構成によれば、配置工程により、端面から継手部材が突出した一対のプレキャストコンクリート部材のそれぞれが継手部材のそれぞれが対向するように配置され、間詰形成工程より、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材が充填されることにより間詰部が形成されるプレキャストコンクリート部材の施工方法において、かぶり層形成工程により、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材と間詰部形成工程で形成された間詰部との境界面を跨ぐように、一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部の上方に、超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかが打設されることによりかぶり層が形成される。耐久性が高い超高強度繊維補強コンクリート又は高強度繊維補強モルタルによるかぶり層が形成されるため、劣化因子の侵入をより効果的に防止することができる。
この場合、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部形成工程で形成された間詰部の上方に接着剤を塗布する接着剤塗布工程をさらに備え、接着剤塗布工程の後に、かぶり層形成工程によりかぶり層を形成することによって、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部形成工程で形成された間詰部と、かぶり層形成工程で形成されたかぶり層との間に接着剤層を形成することが好適である。
この構成によれば、接着剤塗布工程により、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部形成工程で形成された間詰部の上方に接着剤が塗布され、接着剤塗布工程の後に、かぶり層形成工程によりかぶり層を形成することによって、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部形成工程で形成された間詰部と、かぶり層形成工程で形成されたかぶり層との間に接着剤層が形成されるため、プレキャストコンクリート部材及び間詰部と、超高強度繊維補強コンクリート又は高強度繊維補強モルタルによるかぶり層との強度や弾性係数又は剛性の差に対応して、交通荷重の繰返し疲労等に対する一体性をより担保することができる。
また、間詰部形成工程では、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材として超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを充填することにより間詰部を形成することが好適である。
この構成によれば、間詰部形成工程では、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材として耐久性が高い超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを充填することにより間詰部が形成されることによって、劣化因子の侵入をさらに効果的に防止することができる。さらには、高強度かつ高靱性である超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルの硬化特性により、端面に突出した継手部材をより合理化することができる。一方で、劣化因子の浸透抵抗性が上述の材料よりも低い一般的な鋼繊維補強コンクリートを間詰部に用いることでも、鋼繊維が犠牲的に腐食することによって、継手部材の腐食抑制に寄与できる。
この場合、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかは、間詰部形成工程で充填材として充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高いことが好適である。
この構成によれば、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかは、間詰部形成工程で充填材として充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高いため、プレキャストコンクリート部材及び間詰部の傾斜や不陸に対応して一定の厚さのかぶり層をより形成し易い。また、間詰部形成工程で充填材として充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかは、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかよりも粘度が低く且つ流動性が高いため、継手部材が対向している一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填材をより充填し易い。
また、本発明は、端面から継手部材が突出し、継手部材のそれぞれが対向するように配置された一対のプレキャストコンクリート部材と、一対のプレキャストコンクリート部材の端面のそれぞれの間の空間に充填された充填材を有する間詰部と、一対のプレキャストコンクリート部材と間詰部との境界面を跨ぐように、一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部の上方に打設された超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを有するかぶり層とを備えたプレキャストコンクリート部材の接合構造である。
この場合、一対のプレキャストコンクリート部材及び間詰部と、かぶり層との間に接着剤層をさらに備えることが好適である。
また、間詰部は、充填材として超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを有することが好適である。
本発明のプレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造によれば、劣化因子の侵入をより効果的に防止することができる。
(A)は実施形態に係る配置工程後のプレキャストコンクリート部材を示す平面図であり、(B)は(A)のα線による断面図である。 図1(A)の配置工程後のプレキャストコンクリート部材のβ線による断面図である。 図2のプレキャストコンクリート部材に間詰部形成工程が行われた状態を示す断面図である。 図3のプレキャストコンクリート部材に接着剤塗布工程が行われた状態を示す断面図である。 図4のプレキャストコンクリート部材にかぶり層形成工程が行われた状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るプレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造の実施形態について詳細に説明する。図1(A)に示すように、本実施形態のプレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造は、例えば、道路橋等において、プレキャスト床版等の複数のプレキャストコンクリート部材1がその端面1eを互いに対向させつつ橋軸方向に沿って配列される状況で適用される。本実施形態のプレキャストコンクリート部材の施工方法により、プレキャストコンクリート部材の接合構造が形成された後には、例えば、図1(B)に示すように、壁高欄20が設置され、道路橋等として供用される。なお、本実施形態のプレキャストコンクリート部材の施工方法及びプレキャストコンクリート部材の接合構造は、プレキャスト床版等の複数のプレキャストコンクリート部材1がその端面1eを互いに対向させつつ橋軸直角方向に沿って配列される状況で適用されてもよい。
図2に示すように、端面1eから継手部材1jが突出した一対のプレキャストコンクリート部材1のそれぞれを継手部材1jのそれぞれが対向するように配置する配置工程が行われる。プレキャストコンクリート部材1は、通常のコンクリート製である。後述するように、本実施形態では、プレキャストコンクリート部材1の上方に形成されるかぶり層が十分な強度を有するため、かぶり層の厚さだけ、プレキャストコンクリート部材1のかぶりの厚さを薄くすることができる。
継手部材1jは、例えば、プレキャストコンクリート部材1に内蔵された鉄筋や、ポストテンション部材である。図2の例では、一対のプレキャストコンクリート部材1の継手部材1jのそれぞれは互いに連結されているが、例えば、ループ鉄筋等の継手部材1jのそれぞれが、互いに重複していてもよい。一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間には空間1sが形成される。
図3に示すように、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fを充填することにより間詰部2を形成する間詰部形成工程が行われる。間詰部形成工程では、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fとして超高強度繊維補強コンクリート(UFC;Ultra high strength Fiber reinforced Concrete)、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリート(Steel Fiber Reinforced Concrete)のいずれかが充填されることにより間詰部2が形成される。
超高強度繊維補強コンクリートの性状の一例を以下説明する。この超高強度繊維補強コンクリートは、例えば、セメントと、骨材と、練混ぜ水と、コンクリート用化学混和剤と、補強用繊維とを含む混合物が硬化してなるものである。上記のセメントは、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、又は低熱ポルトランドセメントである。
一例として、上述の骨材は、粒径2.5mm以下、絶乾密度2.5g/cm以上、吸水率3.0%以下、粘土塊量1.0%以下、微粒分量2.0%以下、NaCl含有量0.02%以下、の骨材である。この骨材は、JISA 1105に規定された細骨材の有機不純物試験方法による有機不純物の試験結果が「淡い」とされたものである。また、この骨材は、JIS A 1122に規定された硫酸ナトリウムでの骨材の安定性試験方法による安定性が10%以下であって、更にJISA 5308付属書1に規定されたアルカリシリカ反応性による区分が区分Aである骨材である。
上述の練混ぜ水は、例えば、JSCE−B 101−2005に規定された回収水以外の練混ぜ水である。上述のコンクリート用化学混和剤は、JISA 6204に規定された高性能減水剤である。また、上述の補強用繊維は、直径0.1〜0.25mm、長さ10〜24mm、及び引張強度2×10N/mm以上の繊維である。上述の補強用繊維は、例えば、鋼繊維、高強度アラミド繊維、高密度ポリエチレン繊維、又は炭素繊維であってもよい。
超高強度繊維補強コンクリートは、例えば、マトリクスが、ポルトランドセメント、ポゾラン材、及びエトリンガイド生成系材料から成る結合材、粒径2.5mm以下の骨材、水、並びに減水剤によって構成されている。また、補強用繊維は、直径0.2mm、長さ15mm(製造誤差±2mm未満)、及び引張強度2×10N/mm以上の鋼繊維と、直径0.2mm、長さ22mm(製造誤差±2mm未満)、及び引張強度2×10N/mm以上の鋼繊維とを混合したものを1.75vol.%混入させたものであってもよい。また、超高強度繊維補強コンクリートの硬化後の特性値は、圧縮強度150N/mm以上、ひび割れ発生強度4N/mm以上、引張強度5N/mm以上、透水係数1×10-11cm/s未満、塩化物イオン拡散係数0.14cm/年未満、すり減り係数240mm/cm未満であることが好ましい。
超高強度繊維補強コンクリートの標準示方配合は、フロー値250±20mm、結合材に対する練混ぜ水の比率が15%、空気量2.0%、練混ぜ水195kg/m、結合材1287kg/m、骨材905kg/m、高性能減水剤32.2kg/m、及び補強用繊維137.4kg/m(1.75vol.%)とすることができる。
高強度繊維補強モルタルの性状の一例を以下説明する。この高強度繊維補強モルタルは、例えば、セメントと、骨材と、練混ぜ水と、コンクリート用化学混和剤と、補強用繊維とを含む混合物が硬化してなるものである。上記のセメントは、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、又は低熱ポルトランドセメントである。
一例として、上述の骨材は、粒径5.0mm以下、絶乾密度2.5g/cm以上、吸水率3.0%以下、粘土塊量1.0%以下、微粒分量2.0%以下、NaCl含有量0.02%以下、の骨材である。この骨材は、JISA 1105に規定された細骨材の有機不純物試験方法による有機不純物の試験結果が「淡い」とされたものである。また、この骨材は、JIS A 1122に規定された硫酸ナトリウムでの骨材の安定性試験方法による安定性が10%以下であって、更にJISA 5308付属書1に規定されたアルカリシリカ反応性による区分が区分Aである骨材である。
上述の練混ぜ水は、例えば、JSCE−B 101−2005に規定された回収水以外の練混ぜ水である。上述のコンクリート用化学混和剤は、JISA 6204に規定された高性能減水剤である。また、上述の補強用繊維は、直径0.1〜0.50mm、長さ10〜30mm、及び引張強度400N/mm以上の繊維である。上述の補強用繊維は、例えば、鋼繊維、高強度アラミド繊維、高密度ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維又は炭素繊維であってもよい。
高強度繊維補強モルタルは、例えば、マトリクスが、ポルトランドセメント、ポゾラン材、及びエトリンガイド生成系材料から成る結合材、粒径5.0mm以下の骨材、水、並びに減水剤によって構成されている。また、補強用繊維は、直径0.5mm、長さ20mm(製造誤差±2mm未満)、及び引張強度400N/mm以上のポリプロピレン繊維を2.0vol.%混入させたものであってもよい。また、高強度繊維補強モルタルの硬化後の特性値は、圧縮強度100N/mm以上、ひび割れ発生強度4N/mm以上、引張強度5N/mm以上、透水係数5×10-11cm/s未満、塩化物イオン拡散係数0.30cm/年未満、すり減り係数400mm/cm未満であることが好ましい。
高強度繊維補強モルタルの標準示方配合は、フロー値220±20mm、結合材に対する練混ぜ水の比率が16%、空気量3.0%、練混ぜ水200kg/m、結合材1250kg/m、骨材950kg/m、高性能減水剤27.5kg/m、及び補強用繊維18.2kg/m(2.0vol.%)とすることができる。
鋼繊維補強コンクリートの性状の一例を以下説明する。この鋼繊維補強コンクリートは、例えば、セメントと、骨材と、練混ぜ水と、コンクリート用化学混和剤と、鋼繊維とを含む混合物が硬化してなるものである。上記のセメントは、例えば、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント又は超速硬セメント(ジェットセメント)である。
鋼繊維補強コンクリートは、鋼繊維を除くコンクリート自体の配合が特別なものではなく、例えば、JIS A 5308レディーミクストコンクートに合致する一般的なコンクリートに鋼繊維を混入させたものであってもよい。また、鋼繊維は、直径0.2mm以上、長さ20mm以上、及び引張強度900N/mm以上の鋼繊維を0.3vol.%混入させたものであってもよい。また、鋼繊維補強コンクリートの硬化後の特性値は、圧縮強度30N/mm以上であることが好ましい。
鋼繊維補強コンクリートの標準示方配合は、スランプ12cm、結合材に対する練混ぜ水の比率が40%、空気量3.0%、練混ぜ水170kg/m、結合材425kg/m、細骨材850kg/m、粗骨材850kg/m、高性能AE減水剤5.0kg/m、及び鋼繊維100kg/m(1.25vol.%)とすることができる。
上記の超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルは、通常のコンクリートに比較して、圧縮強度が高い、且つ透水係数が小さい、且つ塩化物イオン拡散係数が小さい、といった特性だけではなく、更に、ひび割れ発生強度が高い、且つ引張強度が高い、且つヤング係数が高い、且つ凍結融解抵抗性が高い、且つすり減り係数が小さいといった特性を有している。一方で、鋼繊維補強コンクリートは劣化因子の浸透抵抗性が前述の材料よりも低く、強度特性や耐久性は一般的なコンクリートと同等であるが、鋼繊維が犠牲的に腐食することが期待できる。
後述するかぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかよりも、間詰部形成工程で充填材2fとして充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかは粘度が低く且つ流動性が高い。
なお、間詰部形成工程では、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fとして通常の無収縮性モルタル等が充填されることにより間詰部2が形成されてもよい。
図4に示すように、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部形成工程で形成された間詰部2の上方に接着剤3gを塗布する接着剤塗布工程が行われる。接着剤3gが塗布される面は、一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2と後述するかぶり層との境界になる面であり、具体的には、一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の上面に接着剤3gが塗布される。接着剤3gとしては、例えば、エポキシ接着剤を基本とした専用接着剤が用いられる。上記のエポキシ接着剤としては、例えば、フレッシュコンクリート打継用接着剤「KSボンドシリーズ」(株式会社ケイアールエル製)等が用いられる。なお、接着剤塗布工程は省略されてもよい。
図5に示すように、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1と間詰部形成工程で形成された間詰部2との境界面である端面1eを跨ぐように、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部形成工程で形成された間詰部2の上方に、超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを打設することによりかぶり層4を形成するかぶり層形成工程が行われる。
つまり、劣化因子が侵入し易いプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の少なくとも表層面(かぶり)は、超高強度繊維補強コンクリート4f又は高強度繊維補強モルタルにより形成される。図5の例では、プレキャストコンクリート部材1の上面及び間詰部2の上面は、超高強度繊維補強コンクリート4f又は高強度繊維補強モルタルによるかぶり層4が連続するように施工される。なお、かぶり層4は、必ずしもプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の全面に形成されなくともよい。
かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかは、間詰部形成工程で充填材2fとして充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高い。接着剤塗布工程の後に、かぶり層形成工程によりかぶり層4が形成されることによって、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部形成工程で形成された間詰部2と、かぶり層形成工程で形成されたかぶり層4との間に接着剤層3が形成される。
なお、例えば、間詰部形成工程における充填材2fが超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかであり、充填材2fが硬化する前にかぶり層形成工程が連続して行われ、かぶり層形成工程で超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルが打設されてもよい。これにより、間詰部2とかぶり層4との一体施工が可能となる。間詰部形成工程とかぶり層形成工程とが連続して行われる場合も、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかは、間詰部形成工程で充填材2fとして充填される超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性を高くすることができる。
以上の本実施形態のプレキャストコンクリート部材の施工方法により、端面1eから継手部材1jが突出し、継手部材1jのそれぞれが対向するように配置された一対のプレキャストコンクリート部材1と、一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填された充填材2fを有する間詰部2と、一対のプレキャストコンクリート部材1と間詰部2との境界面である端面1eを跨ぐように、一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の上方に打設された超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを有するかぶり層4とを備えたプレキャストコンクリート部材の接合構造10が形成される。
本実施形態のプレキャストコンクリート部材の接合構造10は、一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2と、かぶり層4との間に接着剤層3をさらに備える。また、接合構造10は、間詰部2は、充填材2fとして超高強度繊維補強コンクリート4f、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを有する。
本実施形態によれば、配置工程により、端面1eから継手部材1jが突出した一対のプレキャストコンクリート部材1のそれぞれが継手部材1jのそれぞれが対向するように配置され、間詰形成工程より、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fが充填されることにより間詰部2が形成されるプレキャストコンクリート部材の施工方法において、かぶり層形成工程により、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1と間詰部形成工程で形成された間詰部2との境界面である端面1eを跨ぐように、一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の上方に、超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかが打設されることによりかぶり層4が形成される。耐久性が高い超高強度繊維補強コンクリート4f又は高強度繊維補強モルタルによるかぶり層4が形成されるため、劣化因子の侵入をより効果的に防止することができる。
例えば、プレキャストコンクリート部材1及び間詰部2を超高強度繊維補強コンクリート4fにより形成したとしても、図5に示す両者間の継目の部位Pが劣化因子が侵入する水みちとなる可能性がある。一方、本実施形態では、プレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の継目の部位Pは、耐久性の高い超高強度繊維補強コンクリート4fや高強度繊維補強モルタルにより形成されたかぶり層4により被覆されるため、劣化因子の侵入をより効果的に防止することができる。
また、プレキャストコンクリート部材1による床版の継目を無くすことで、継目からの劣化因子の侵入を防ぐことができる。これにより、床版の耐用年数が向上し、ライフサイクルコストの低減に寄与できる。さらに、プレキャストコンクリート部材1の上方のかぶり層4が十分な強度を有するため、かぶり層4の厚さだけ、プレキャストコンクリート部材1のかぶりの厚さを薄くすることができる。
また、本実施形態によれば、接着剤塗布工程により、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部形成工程で形成された間詰部2の上方に接着剤3gが塗布され、接着剤塗布工程の後に、かぶり層形成工程によりかぶり層4を形成することによって、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1及び間詰部形成工程で形成された間詰部2と、かぶり層形成工程で形成されたかぶり層4との間に接着剤層3が形成されるため、プレキャストコンクリート部材1及び間詰部2と、超高強度繊維補強コンクリート4f又は高強度繊維補強モルタルによるかぶり層4との強度や弾性係数又は剛性の差に対応して、交通荷重の繰返し疲労等に対する一体性をより担保することができる。
また、本実施形態によれば、間詰部形成工程では、配置工程で配置された一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fとして耐久性が高い超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを充填することにより間詰部2が形成されることによって、劣化因子の侵入をさらに効果的に防止することができる。さらには、高強度かつ高靱性である超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルの硬化特性により、端面1eに突出した継手部材1jをより合理化することができる。一方で、劣化因子の浸透抵抗性が上述の材料よりも低い一般的な鋼繊維補強コンクリートを間詰部2に用いることでも、鋼繊維が犠牲的に腐食することによって、継手部材1jの腐食抑制に寄与できる。
また、本実施形態によれば、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかは、間詰部形成工程で充填材2fとして充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高いため、プレキャストコンクリート部材1及び間詰部2の傾斜や不陸に対応して一定の厚さのかぶり層4をより形成し易い。また、間詰部形成工程で充填材2fとして充填される超高強度繊維補強コンクリート、高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかは、かぶり層形成工程で打設される超高強度繊維補強コンクリート4f及び高強度繊維補強モルタルのいずれかよりも粘度が低く且つ流動性が高いため、継手部材1jが対向している一対のプレキャストコンクリート部材1の端面1eのそれぞれの間の空間1sに充填材2fをより充填し易い。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。例えば、プレキャストコンクリート部材1及び間詰部2と、接着剤層3と、かぶり層4との間に、他の異なる組成を有する層が形成されてもよい。
1…プレキャストコンクリート部材、1e…端面、1j…継手部材、1s…空間、2…間詰部、2f…充填材、3…接着剤層、3g…接着剤、4…かぶり層、4f…超高強度繊維補強コンクリート、10…接合構造、20…壁高欄、P…部位。

Claims (6)

  1. 端面から継手部材が突出した一対のプレキャストコンクリート部材のそれぞれを前記継手部材のそれぞれが対向するように配置する配置工程と、
    前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材の前記端面のそれぞれの間の空間に充填材を充填することにより間詰部を形成する間詰部形成工程と、
    前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材と前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部との境界面を跨ぐように、前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部の上方に、超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを打設することによりかぶり層を形成するかぶり層形成工程と
    前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部の上方に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
    を備え
    前記接着剤塗布工程の後に、前記かぶり層形成工程により前記かぶり層を形成することによって、前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部と、前記かぶり層形成工程で形成された前記かぶり層との間に接着剤層を形成する、プレキャストコンクリート部材の施工方法。
  2. 前記間詰部形成工程では、前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材の前記端面のそれぞれの間の前記空間に前記充填材として前記超高強度繊維補強コンクリート、前記高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを充填することにより前記間詰部を形成する、請求項に記載のプレキャストコンクリート部材の施工方法。
  3. 前記かぶり層形成工程で打設される前記超高強度繊維補強コンクリート及び前記高強度繊維補強モルタルのいずれかは、前記間詰部形成工程で前記充填材として充填される前記超高強度繊維補強コンクリート、前記高強度繊維補強モルタル及び前記鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高い、請求項に記載のプレキャストコンクリート部材の施工方法。
  4. 端面から継手部材が突出した一対のプレキャストコンクリート部材のそれぞれを前記継手部材のそれぞれが対向するように配置する配置工程と、
    前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材の前記端面のそれぞれの間の空間に充填材を充填することにより間詰部を形成する間詰部形成工程と、
    前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材と前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部との境界面を跨ぐように、前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部形成工程で形成された前記間詰部の上方に、超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを打設することによりかぶり層を形成するかぶり層形成工程と、
    を備え
    前記間詰部形成工程では、前記配置工程で配置された一対の前記プレキャストコンクリート部材の前記端面のそれぞれの間の前記空間に前記充填材として前記超高強度繊維補強コンクリート、前記高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを充填することにより前記間詰部を形成し、
    前記かぶり層形成工程で打設される前記超高強度繊維補強コンクリート及び前記高強度繊維補強モルタルのいずれかは、前記間詰部形成工程で前記充填材として充填される前記超高強度繊維補強コンクリート、前記高強度繊維補強モルタル及び前記鋼繊維補強コンクリートのいずれかよりも粘度又はチクソトロピー性が高い、プレキャストコンクリート部材の施工方法。
  5. 端面から継手部材が突出し、前記継手部材のそれぞれが対向するように配置された一対のプレキャストコンクリート部材と、
    一対の前記プレキャストコンクリート部材の前記端面のそれぞれの間の空間に充填された充填材を有する間詰部と、
    一対の前記プレキャストコンクリート部材と前記間詰部との境界面を跨ぐように、一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部の上方に打設された超高強度繊維補強コンクリート及び高強度繊維補強モルタルのいずれかを有するかぶり層と、
    一対の前記プレキャストコンクリート部材及び前記間詰部と、前記かぶり層との間の接着剤層と、
    を備えたプレキャストコンクリート部材の接合構造。
  6. 前記間詰部は、前記充填材として前記超高強度繊維補強コンクリート、前記高強度繊維補強モルタル及び鋼繊維補強コンクリートのいずれかを有する、請求項に記載のプレキャストコンクリート部材の接合構造。
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