JP2516808B2 - ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法 - Google Patents

ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法

Info

Publication number
JP2516808B2
JP2516808B2 JP1053735A JP5373589A JP2516808B2 JP 2516808 B2 JP2516808 B2 JP 2516808B2 JP 1053735 A JP1053735 A JP 1053735A JP 5373589 A JP5373589 A JP 5373589A JP 2516808 B2 JP2516808 B2 JP 2516808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
joint
bar
length
reinforcing bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1053735A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02236327A (ja
Inventor
良一 鈴木
貞介 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP1053735A priority Critical patent/JP2516808B2/ja
Publication of JPH02236327A publication Critical patent/JPH02236327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516808B2 publication Critical patent/JP2516808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はラーメン式プレキャストコンクリート構造物
の構築工法に係るものである。
(従来の技術) 従来この種の工法は大別して下記の2種類の工法があ
る。
第1の工法は柱,梁,小梁及び床板の4種類に分割し
たPC部材より構成され、所定位置に建込んだPC柱(a)
にPC梁(b)を架設し、同PC梁(b)間にPC小梁(c)
を架渡して半PC床板(d)を載架したのち、梁上端筋
(e)とスラブ鉄筋と配筋して、コンクリート(f)を
柱梁接合部及びスラブ部に打設する工法である。(第29
図乃至第31図参照)図中(g)は梁下端筋、(h)は帯
筋である。
第2の工法はPC柱(a)の接合部(a′)を各階の中
間部とし、前記柱に1方向または2方向に梁端部片を一
体に岐出した柱梁連結部(i)を設け、相対する柱梁連
結部の梁端部片(i)間にPC継梁(j)を接合し、同PC
継梁(j)間に小梁(k)を架設し、半PC床板(l)を
載架し、梁上端鉄筋とスラブ鉄筋を配筋し、スラブコン
クリート(m)を打設する。また柱の接合部は柱主筋を
スプライススリーブ(n)で結合し、同スリーブ及び部
材接合部にポリマーセメントモルタル等をグラウトする
工法である。(第32図乃至第34図参照) (発明が解決しようとする課題) 前記第1の工法においては、構造上、最も重要な柱梁
の接合部において鉄筋が複雑に交錯する上に、現場での
配筋となるため、配筋精度の確保が困難であり、且つ現
場打コンクリートによる施工のため工場生産品と異なっ
て強度上の信頼が乏しい時の理由によって断面形状が大
きくなり、鉄筋量が増大し、施工管理が重要な課題とな
る。
前記第2の工法においては、柱梁連結部材の製造技術
が問題となり、製造コスト及び運搬コストが嵩み、現場
の建て方が難しいという問題点がある。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みて提案されたも
ので、その目的とする処は、施工が簡単で構造上の信頼
性が大で、且つ施工管理が容易なラーメン式プレキャス
トコンクリート構造物の構築工法を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係るラーメン式
プレキャストコンクリート構造物の構築工法は、床面か
ら梁下までの高さを有し柱躯体に埋設された柱主筋の下
端部に鉄筋接合具が定着され、同柱主筋上端部が柱頭部
より梁成に鉄筋の継手長さを加算した長さだけ突出され
たPC柱と、前記PC柱の柱頭からの柱主筋の上端突出部の
柱主筋縦貫孔を有する柱部片からX方向に亘って突設さ
れ、梁長がジョイント鉄筋の定着長さに等しい寸法を有
し、且つ先端部にPC継梁の係止段部が設けられたU型断
面の梁端部片が突設され、Y方向にはスパン寸法から柱
断面寸法を差し引いた1/2の梁長を有し、先端部にジョ
イント鉄筋の定着長に相当する部分にU型断面の鉄筋定
着凹溝を有し、且つ先端に係止段部を有する梁部材が岐
出され、且つ前記梁部及び梁端部片の断面に肋筋の一部
が突出されたPC柱梁連結部材と、側面に小梁支持凹部を
有し、両端部にジョイント鉄筋定着長に等しい長さに亘
ってU型断面の鉄筋定着凹溝が設けられるとともに、肋
筋の一部が同凹溝の頂面より突設され、且つ両端に係止
段部が設けられたPC継梁と、PC小梁とによってPC軸組部
材を構成し、前記PC柱を作業階の所定位置毎に下階柱の
突出柱主筋上に建込み、前記PC柱の鉄筋接合具を介して
同PC柱と下階柱の柱主筋を接合したのち、前記PC柱梁連
結部材における柱部片に設けた前記縦貫孔を前記柱主筋
の突出部に嵌合し、しかるのち、相対する前記PC柱梁連
結部材の各梁端部片間に前記PC継梁を配設するととも
に、相隣る前記PC梁材の梁下端筋を仮止め溶接し、前記
PC柱梁連結部材の柱主筋縦貫孔にモルタルを注入して同
部材にPC柱を固定し、前記PC継梁と梁端部の各定着凹溝
間及び相隣る前記梁部片の各凹溝間に亘って籠状に編組
されたジョイント鉄筋を設置し、次いで前記PC継梁の小
梁支持凹部間にPC小梁を配設するとともに半製品PC床板
を載架して、PC柱、梁及び小梁とよりなるPC軸組並びに
スラブを構成し、しかるのち梁上端筋を配筋し、前記定
着凹溝の接合コンクリート及びスラブコンクリートを打
設し、以下前記の工程を反覆するものである。
(作用) 本発明によれば前記したように、PC柱を下階PC柱の柱
頭より突出した柱主筋に建込み、同下階柱の柱主筋を前
記PC柱の柱主筋下端部に装着された鉄筋接合具に接合す
ることによって、上下PC柱が簡単でしかも確実に接合さ
れる。
更に前記PC柱の柱頭部より突出した柱主筋にPC柱梁連
結部材における柱部片に設けた柱主筋縦貫孔を嵌入し、
モルタルを注入することによって前記PC柱梁連結材のPC
柱の柱頭部に対する取付が簡単、確実に行なわれる。
而して相対する前記PC柱梁連結部材における梁端部片
間にはPC継梁を配設し、相対する梁端部片とPC継梁の下
端筋を溶接仮止めするとともに、同両部材の対向端部に
設けた定着凹溝に亘ってジョイント鉄筋を設置し、また
相対する前記PC柱梁連結部材より岐出されたPC梁材の梁
下端筋を溶接仮止めするとともに、同両PC梁材の対向端
部に設けた定着凹溝に亘ってジョイント鉄筋を設置し、
前記各定着凹溝に接合コンクリートを打設することによ
って、前記各PC柱間にプレキャスト化された梁材が一体
的に接合され、かくして前記PC柱、PC梁によるプレキャ
ストコンクリート部材よりなる軸組が構成される。
更に前記PC継梁間にはPC小梁を配設し、半製品PC床板
を載置してスラブを構成し、梁上端筋を配筋して梁上端
筋を配筋し、前記各定着凹溝内に対する接合コンクリー
トの打設と同時にスラブコンクリートを打設することに
よって、前記各PC柱梁、中間柱用のPC柱梁連結部材が一
体化されたラーメン式プレキャストコンクリート構造物
が構築されるものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)はPC柱で床面から梁下までの高さを有し、柱主
筋(1)の下端部にスプライススリーブ(2)が定着さ
れ、上端部が柱頭部より梁成に鉄筋の継手長さを加算し
た長さだけ突出している。(第6図乃至第8図参照) 図中(3)は帯筋である。
(B)はPC柱梁連結部材で、前記PC柱の柱主筋突出部
に嵌入する柱主筋縦貫孔(4)を有する柱部片(5)よ
り、X方向に梁長がジョイント鉄筋の定着長に等しい寸
法を有し、先端部にPC継梁係止段部(6)が設けられた
U型断面の梁端部片(7)が突設され、Y方向にはスパ
ン寸法から柱断面寸法を差し引いた1/2の梁長を有し、
先端部にジョイント鉄筋の定着長に相当する部分だけ、
U型断面の鉄筋定着凹溝(8)を有し、且つ端面に係止
段部(9)を有する梁部材(10)が岐出されている。
なお前記柱部片(5)及び梁部材(10)の頂面には肋
筋(11)の一部が突設されている。
なお前記PC柱梁連結部材(B)は構格の隅角部ではL
型平面形に、また構格端部ではT型平面形に、更に構格
中間部では十字型平面形になるように、柱部片(5)よ
り梁端部片(7)及び梁部材(10)が岐出されている。
(第9図乃至第15図参照) (C)はPC継梁で側面に小梁支持凹部(12)を有し、
両端に係止段部(13)が設けられ、両端部に鉄筋定着長
に等しい長さに亘ってU型断面の鉄筋定着凹溝(14)が
設けられている。更に肋筋(15)の一部が頂面より突出
している。(第16図及び第17図参照) (D)はジョイント鉄筋で、矩形の頂点に位置する上
下主筋(16)間にスターラップ(17)が囲繞され、対角
方向に対向する同水平鉄筋(16)をロ字形に成形し襷状
に配設された籠状鉄筋に構成されている。図中(w)は
溶接部である。(第20図及び第21図参照) なお下部主筋の配筋量は梁下端筋の断面積以上になる
ように構成されている。
第22図及び第23図はジョイント鉄筋の他の実施例を示
し、各3本の上下主筋(16)より構成されている。
而して第1工程として前記PC柱(A)を下階柱の柱頭
より突出した柱主筋上に建込み、同柱筋に前記PC柱
(A)における柱主筋(1)下端のスプライススリーブ
(2)を嵌挿し、同スリーブ(2)内に、同スリーブに
接続され、PC柱(A)表面に開口するグラウト注入口
(18)よりポリマーセメントモルタルをグラウトするこ
とによって前記各柱主筋(1)を接合し、上下PC柱を接
合する。(第1図参照)図中(19)はステーを示す。
次いで第2工程として前記PC(A)の柱主筋(1)突
出端部にPC柱梁連結部材(B)における柱部片(5)の
柱主筋縦貫孔(4)を嵌挿するとともに、X方向におけ
る梁部材(10)のジョイント部を床面に配設したサポー
トで仮受する。この場合、建て方順序は外端より内部一
方向に亘って行なう。(第2図参照) 次いで第3工程としてY方向における前記PC柱梁連結
部材(B)の梁端部片(7)(7)間にPC継梁(C)を
配設し、同継梁(C)の両端係止段部(13)を前記各梁
端部片(7)の梁係止段部(9)に係止し、ジョイント
部を床面に配設したサポートで仮受する。(第3図参
照) 前記工程が完了したのち、第4工程として相隣る前記
各梁部材(10)の対向面、及び梁端部片(7)とPC継梁
(C)との対向面において一部コンクリートより露出す
る梁下端筋同志を突き合わせ溶接または添筋を介して溶
接(w′)して仮止めし、(第27図及び第28図参照)前
記PC柱梁連結部材(B)の柱主筋縦貫孔(4)にポリマ
ーセメントモルタルをグラウトして、同部材(B)をPC
柱(A)に固定し、相隣る前記梁部材(10)(10)の各
鉄筋定着凹溝(8)(8)及び梁端部片(7)の凹部と
PC継梁(C)の鉄筋定着凹溝(14)とに亘ってジョイン
ト鉄筋(D)を配設して柱梁部材よりなるラーメン部分
を構築する。(第2図及び第3図右方部分参照) 次いで第5工程として公知の工法と同じく相対するPC
継梁(C)のPC小梁支持凹部(12)間に第24図及び第25
図に示すPC小梁を配設接合し、第26図に示す如きトラス
鉄筋(19)の一部が板面より突設された半PC床板(F)
を架設してスラブを構成したのち、梁上端鉄筋(20)及
びスラブ鉄筋(21)を配筋し、スラブコンクリート(2
2)及び前記ジョイント鉄筋(D)が配設された梁ジョ
イント部の接合コンクリート(23)を打設する。(第4
図参照) なお第5図は前記実施例の工法の実施状況を示す平面
図で、(I)(II)及び(III)は夫々第1,第2及び第
3工程の実施個所を示すものである。
図(24)はスラブ筋である。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、ラーメン式プレキャ
ストコンクリート工法において最も重要な問題点であっ
た柱梁接合部の施工を、柱主筋の縦貫孔を有する高さが
梁成に等しい柱部片の外側面より夫々ジョイント鉄筋の
定着溝を有する梁端部片及びスパン中央にまで延びる梁
材を岐出したPC柱梁連結部材を使用することによって解
決し、施工管理を容易ならしめたものである。
更に前記PC柱梁連結部材の柱部片の高さが梁成に等し
いため、製造型枠は平面的型枠でよく、また同部材の梁
端片方向の長さが、ほとんどの場合トレーラーの幅以内
に納められるので、トレーラに平積みすることができる
ので、製造が簡単になり、製造コストや運搬コストを節
減できる。
また現場の建て方は、前記PC柱梁連結部材の柱部片に
おける柱筋縦貫孔をPC柱における柱頭部から突出した柱
主筋に嵌入するとともに、梁ジョイント部をサポートで
仮受けするだけでよいので作業が簡単である。
更にまた本発明によれば相対する梁端部片とPC継梁の
各定着凹溝及び相対するPC梁材の定着凹溝間に籠状に偏
組されたジョイント鉄筋を嵌入して接合コンクリートを
打設することによって、梁接合部の施工が簡単に行なわ
れ、且つ同接合部の強度が確保されるものである。
請求項2の発明は前記PC柱を床面から梁下までの長さ
を有し、柱主筋の上端部は柱頭上方に突設し、下端部に
はスプライススリーブを定着したことによって、上下PC
柱を簡単且つ確実に隣接しうるようにしたものである。
請求項3の発明は、前記PC柱梁連結部材を梁成と同一
寸法で柱主筋縦貫孔を有する柱部片からL字型に梁端部
片及びスパン中央にまで延びる梁部材を突設し、柱梁の
接合構造の施工を容易且つ確実ならしめ、且つ前記梁端
部片をU型断面に形成するとともに、梁部材先端にU型
断面の鉄筋定着凹溝を設けたことによって前記各梁構成
部材の接合作業が簡単且つ確実に行なわれるようにした
ものである。
請求項4の発明は前記PC柱梁連結部材を柱部片よりT
字型に梁端部片及び梁部材を岐出せしめたことによっ
て、構造物の構格端部の柱梁連結用に供したものであ
る。
請求項5の発明は前記柱部片よりT字型に梁端部片及
び梁部材を岐出せしめることによって、構格中間部の柱
梁連結用のPC柱梁連結部材を構成したものである。
請求項6の発明は、前記PC継梁の側面にPC小梁支持用
凹部を設け、両端部には鉄筋の定着長に相当する部分に
U型断面の定着凹溝を設けたことによって、小梁の架設
に使用ならしめるとともに、前記PC柱梁連結部材の梁端
部片との接合作業が簡単且つ確実に行なわれるようにし
たものである。
請求項7の発明は、前記ジョイント鉄筋を四角形の頂
点に配設した上下水平鉄筋にフープ筋を囲繞するととも
に、対角方向に対向する水平鉄筋をロ字形に成形し襷状
に配筋して篭状鉄筋に構成したことによって、前記PC柱
梁連結部材における梁端部片とPC継梁との接合部及び前
記PC柱梁部材の梁部材間を剛強に接合するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明に係るラーメン式プレキャス
トコンクリート構造物の構築工法の一実施例の工程を示
す正面図、第5図はその実施状況を示す平面図、第6図
はPC柱の一部を欠截して示した斜視図、第7図はその右
半部縦断正面図、第8図はその横断平面図、第9図及び
第10図は夫々隅角部用のPC柱梁連結部材の側面図並びに
平面図、第11図及び第12図は夫々端部用のPC柱梁連結部
材の側面図並びに平面図、第13図及び第14図並びに第15
図は夫々内部用PC柱梁連結部材の斜視図及び側面図並び
に平面図、第16図及び第17図は夫々PC継梁の斜視図並び
に側面図、第18図及び第19図は夫々PC柱梁連結部材の梁
部材の接合部を示す側面図並びに縦断面図、第20図及び
第21図は夫々ジョイント鉄筋の一実施例を示す斜視図並
びに平面図、第22図及び第23図は夫々ジョイント鉄筋の
他の実施例を示す正面図並びに平面図、第24図及び第25
図は夫々PC小梁の側面図並びに縦断面図、第26図は半PC
床板の斜視図、第27図は梁部材の端部を示す斜視図、第
28図は梁部材の接合部を一部欠截して示した側面図、第
29図は従来のラーメン式プレキャストコンクリート構造
物の構格を示す縦断面図、第30図はその平面図、第31図
は第29図の部分Xの詳細図、第32図は従来のラーメン式
プレキャストコンクリート構造物の構格の他の例を示す
縦断面図、第33図はその平面図、第34図はその要部拡大
縦断面図である。 (A)……PC柱、(B)……PC柱梁連結部材、(C)…
…PC継梁、(D)……ジョイント鉄筋、(E)……PC小
梁、(F)……半PC床板、(1)……柱主筋、(2)…
…スプライススリーブ、(4)……柱主筋縦貫孔、
(6)……PC継梁係止段部、(7)……梁端部片、
(8)……鉄筋定着凹溝、(9)……梁係止段部、(1
0)……梁部材、(12)……小梁支持凹部、(14)……
鉄筋定着凹溝、(16)……主筋、(17)……スターラッ
プ、(20)……梁上端筋、(22)……スラブコンクリー
ト、(23)……接合コンクリート。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面から梁下までの高さを有し柱躯体に埋
    設された柱主筋の下端部に鉄筋接合具が定着され、同柱
    主筋上端部が柱頭部より梁成に鉄筋の継手長さを加算し
    た長さだけ突出されたPC柱と、前記PC柱の柱頭からの柱
    主筋の上端突出部の柱主筋縦貫孔を有する柱部片からX
    方向に亘って突設され、梁長がジョイント鉄筋の定着長
    さに等しい寸法を有し、且つ先端部にPC継梁の係止段部
    が設けられたU型断面の梁端部片が突設され、Y方向に
    はスパン寸法から柱断面寸法を差し引いた1/2の梁長を
    有し、先端部にジョイント鉄筋の定着長に相当する部分
    にU型断面の鉄筋定着凹溝を有し、且つ先端に係止段部
    を有する梁部材が岐出され、且つ前記梁部材及び梁端部
    片の断面に肋筋の一部が突出されたPC柱梁連結部材と、
    側面に小梁支持凹部を有し、両端部にジョイント鉄筋定
    着長に等しい長さに亘ってU型断面の鉄筋定着凹溝が設
    けられるとともに、肋筋の一部が同凹溝の頂面より突設
    され、且つ両端に係止段部が設けられたPC継梁と、PC小
    梁とによってPC軸組部材を構成し、前記PC柱を作業階の
    所定位置毎に下階柱の突出柱主筋上に建込み、前記PC柱
    の鉄筋接合具を介して同PC柱と下階柱の柱主筋を接合し
    たのち、前記PC主梁連結部材における柱部片に設けた前
    記縦貫孔を前記柱主筋の突出部に嵌合したのち、相対す
    る前記PC柱梁連結部材の各梁端部片間に前記PC継梁を配
    設するとともに、相隣る前記PC梁材の梁下端筋を仮止め
    溶接し、前記PC柱梁連結部材の柱主筋縦貫孔にモルタル
    を注入して同部材にPC柱を固定し、前記PC継梁と梁端部
    の各定着凹溝間及び相隣る前記梁部片の各凹溝間に亘っ
    て籠状に偏組されたジョイント鉄筋を設置し、次いで前
    記PC継梁の小梁支持凹部間にPC小梁を配設するとともに
    半製品PC床板を載架して、PC柱、梁及び小梁となるPC軸
    組並びにスラブを構成し、しかるのち梁上端筋を配筋
    し、前記定着凹溝の接合コンクリート及びスラブコンク
    リートを打設し、以下前記の工程を反覆することを特徴
    とするラーメン式プレキャストコンクリート構造物の構
    築工法。
  2. 【請求項2】前記柱は床面から梁下までの長さを有し、
    柱主筋の下端にはスプライススリーブが定着され、上端
    部は柱頭部より上方に突設された請求項1記載のラーメ
    ン式プレキャストコンクリート構造物の構築工法。
  3. 【請求項3】前記PC柱梁連結部材は、梁成と同一寸法
    で、柱主筋縦貫孔を有する柱部片から、互いに直交する
    2方向に亘ってL字型に、U型断面に形成され、且つ先
    端にPC継梁係止段部を有する梁端部片、及びスパン中央
    にまで延び、且つ先端にU型断面の鉄筋定着凹溝を有す
    る梁部材を岐出して構成された請求項1記載のラーメン
    式プレキャストコンクリート構造物の構築工法。
  4. 【請求項4】前記PC柱梁連結部材は、前記柱部片よりT
    字型に前記梁端部片及び前記梁部材を岐出して構成され
    た請求項1記載のラーメン式プレキャストコンクリート
    構造物の構築工法。
  5. 【請求項5】前記PC柱梁連結部材は、前記柱部片より十
    字型に前記梁端部片及び前記梁部材を岐出して構成され
    た請求項1記載のラーメン式プレキャストコンクリート
    構造物の構築工法。
  6. 【請求項6】前記PC継梁は側面にPC小梁支持凹部を有
    し、両端部には鉄筋の定着長に相当する部分にU型断面
    の定着凹溝を設けた請求項1記載のラーメン式プレキャ
    ストコンクリート構造物の構築工法。
  7. 【請求項7】前記ジョイント鉄筋は四角形の頂点に配設
    された上下水平鉄筋にフープ筋を囲繞するとともに、対
    角方向に対向する同水平鉄筋をロ字形に成形し襷状に配
    筋した籠状鉄筋に構成された請求項1記載のラーメン式
    プレキャストコンクリート構造物の構築工法。
JP1053735A 1989-03-08 1989-03-08 ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法 Expired - Lifetime JP2516808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1053735A JP2516808B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1053735A JP2516808B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02236327A JPH02236327A (ja) 1990-09-19
JP2516808B2 true JP2516808B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=12951085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1053735A Expired - Lifetime JP2516808B2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08 ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516808B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2791239B2 (ja) * 1991-09-09 1998-08-27 五洋建設株式会社 プレキャストコンクリート梁
JP2697532B2 (ja) * 1992-11-19 1998-01-14 鹿島建設株式会社 建築架構の構築方法
CN105350786A (zh) * 2015-11-04 2016-02-24 南京旭建新型建材股份有限公司 一种alc板拼接方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544527B2 (ja) * 1973-05-12 1979-03-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02236327A (ja) 1990-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101938846B1 (ko) 돌출블록과 앵커를 이용한 pc 건식 접합 구조물 및 이의 시공 방법
JP3160748B2 (ja) 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁よりなるプレキャスト構造部材及びそれを用いた構造体の構築方法
JP2004190364A (ja) プレキャストsrc柱接合部構造
JP2516808B2 (ja) ラ―メン式プレキヤストコンクリ―ト構造物の構築工法
JP2004011203A (ja) プレキャストsrc柱接合部構造
JP3039295B2 (ja) 混合構造物のプレハブ部材の製造方法
JPH02300439A (ja) プレハブ工法
JP2758208B2 (ja) 柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁との接合工法
JPH03132532A (ja) プレキャスト梁部材を使用した鉄筋コンクリート柱・梁構築法
JPH0781307B2 (ja) 超高層建築物の構築方法
JPH0380946B2 (ja)
JPH0745783B2 (ja) プレキヤスト柱梁とプレキヤスト耐震壁の構築方法
JPH09165860A (ja) プレキャストコンクリート床の接合構造
JP2864906B2 (ja) プレキャスト壁の接合方法
JPS6312987B2 (ja)
JPH10280541A (ja) 混合構造の骨組及び同骨組の構築方法
JPS6195136A (ja) プレキヤスト鉄筋コンクリ−トユニツトによる多層建築物骨組の構築方法
JP2001164688A (ja) プレキャストコンクリート梁材およびプレキャストコンクリート床板ならびに鉄筋コンクリート構造物の構築工法
JPH0726440B2 (ja) 鉄骨鉄筋プレキヤストコンクリート柱と鉄骨梁との接合方法
JPH0732706Y2 (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の接合用交叉鉄骨との配筋構造
JPH05179700A (ja) プレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法
JPH0781355B2 (ja) プレキャストコンクリート大梁を用いたジョイストスラブの架構工法
CN112854437A (zh) 一种预制柱头及具有其的建筑框架结构
JPH07197566A (ja) プレキャストコンクリート壁柱部材の接合方法
JPH0781315B2 (ja) プレキヤスト鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とによる複合構造の構築工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term