JP2004162293A - 高架橋用のプレキャストコンクリート床板およびその敷設方法 - Google Patents

高架橋用のプレキャストコンクリート床板およびその敷設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート床板の橋桁上への敷設や運搬の際に接合段部が破損しない、プレキャストコンクリート床板およびその敷設方法を提供することである。
【解決手段】高架橋用のプレキャストコンクリート床板1は、コンクリート板4の長辺方向の両側部に接合段部5が形成され、該接合段部5の段差面6には先端部側が上向きに傾斜して所定の角度をもった連結筋7が適宜間隔ごとに突出され、前記接合段部5は連結筋7よりも短いことを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高架橋用のプレキャストコンクリート床板およびその敷設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高架橋用のプレキャストコンクリート床板およびその敷設方法として、特開2001−132149号公報の発明がある。このプレキャストコンクリート床板は両方の長辺側から連結筋が突出され、かつ一方の長辺側のみから接合段部が突設された構成になっている。この接合段部は他のプレキャストコンクリート床板を接合しやすいように長めに形成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−132149号公報(図12)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この接合段部は長めに形成されているため耐力がなく、橋桁上への敷設または運搬の際に破損しやすくなっていた。
【0005】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレキャストコンクリート床板の橋桁上への敷設や運搬の際に接合段部が破損しない、プレキャストコンクリート床板およびその敷設方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための高架橋用のプレキャストコンクリート床板は、コンクリート板の長辺方向の両側部に接合段部が形成され、該接合段部の段差面には先端部側が上向きに傾斜して所定の角度をもった連結筋が適宜間隔ごとに突出され、前記接合段部は連結筋よりも短いことを特徴とする構成である。
また高架橋用のプレキャストコンクリート床板の敷設方法は、適宜間隔ごとに設置された橋桁上に請求項1のプレキャストコンクリート床板を、その長辺側が橋桁の長さ方向と直交するように設置した後、他の請求項1のプレキャストコンクリート床板を、一方の長辺側が下側になるように傾斜させて、その接合段部を既に設置された請求項1のプレキャストコンクリート板の連結筋の下側から差し込んで橋桁上に設置することを特徴とする構成であり、連結筋はU形またはL形であることを含むものである。
【0007】
上記のように接合段部は両側部から突設され、かつ連結筋よりも短いために耐力が増して、橋桁上への設置や運搬の際に破損しにくくなった。
また連結筋は先端部側が上向きに傾斜して所定の角度をもっているため、既に敷設されたプレキャストコンクリート床板の連結筋に邪魔されずに、他のプレキャストコンクリート床板を敷設することができる。
また連結筋をL形にしたことにより、プレキャストコンクリート床板の接合部に連結用の主鉄筋を配筋した後に折り曲げて連結用のループを形成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の高架橋用のプレキャストコンクリート床板(以下PC床板という)およびその敷設方法の実施の形態について説明する。はじめにPC床板の実施の形態について説明し、その後にPC床板の敷設方法について説明する。また各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【0009】
図1は第1の実施の形態のPC床板1である。このPC床板1は上面にトラス筋2が突設され、かつトラス筋2間に位置決め孔3が開口されたコンクリート板4と、長辺方向の両側部に突設した接合段部5と、該接合段部5の段差面6に適宜間隔ごとに突出された連結筋7とから構成されている。
【0010】
トラス筋2は三角形状に配置された一本の上端筋8と二本の下端筋9とが波形のラチス筋10で接合した三角トラスであり、コンクリート板4の長辺方向に沿って配筋されている。これは三角トラスに限らず、一本の上端筋と一本の下端筋とがラチス筋で接合されたトラス筋(図示せず)であってもよい。
【0011】
また連結筋7はUターン状に折り曲げられたものの先端側が上側に傾斜して、接合段部5に対して所定の角度をもって形成されている。一方、コンクリート板4の長辺方向の両側部に突出され接合段部5は、連結筋7よりも短く形成され、他の接合段部と一体になって接合部が形成できる長さになっている。
【0012】
また図2は第2の実施の形態のPC床板12である。第1の実施の形態のPC床板1が、いわゆるハーフPC床板であるのに対して、このPC床板12は、いわゆるフルPC床板といわれるものであり、トラス筋2がコンクリート板4内に埋設された以外は、第1の実施の形態のPC床板1と同じ構成であり、同じ効果を奏するものである。
【0013】
なお、第1および2の実施の形態のPC床板1、12の連結筋7はいずれもUターン状に折り曲げ形成されたものであるが、図3に示すように、L字形に形成して、PC床板13の接合時に折り曲げ形成してもよい。
【0014】
次に、上記のPC床板の敷設方法について説明する。このPC床板1は高架橋の構築に使用するものであり、鋼製の橋桁14上に長辺方向を直交させた状態で設置するものである。
【0015】
はじめに、図4の(1)に示すように、PC床板1をクレーンで吊り上げ、位置決め孔3にスタッドボルト15が入るように橋桁14上に敷設する。次に、他のPC床板1を前記と同様に吊り上げるとともに、一方の長辺方向が下側になるように傾斜させて、接合段部5を既に設置されているPC床板1の連結筋7の下側に挿入させる。このとき互いの連結筋7が接合段部5に対して所定の角度をもって傾斜しているため、接合段部5を対向するPC床板1の連結筋7に当てずに、その下側に差し込むことができる。
【0016】
このように接合段部5を対向したPC床板1の連結筋7の下側に差し込むと、接合部16と連結ループ17とが同時に形成され、この連結ループ17内に主鉄筋18を配筋する。次に、このように連続的に敷設されたPC床板1上に現場打ちコンクリート(図示せず)を打設する。
【0017】
図5はL形の連結筋7を備えたPC床板20を使用した第2の実施の形態の敷設方法であり、PC板20を敷設した後に、L形の連結筋7をUターン状に折り曲げる以外は、第1の実施の形態の敷設方法と同じ構成である。
【0018】
なお、第2の実施の形態のPC板12を使用した敷設方法も、上記の敷設方法と同じであり、同じ効果を奏するものである。
【0019】
【発明の効果】
PC床板の橋桁上への敷設や運搬の際に接合段部の破損を防ぐことができる。
【0020】
PC床板を橋桁上へ簡単に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のPC床板を示し、(1)は平面図、(2)は(1)のA−A線断面図である。
【図2】第2の実施の形態のPC床板を示し、(1)は平面図、(2)は(1)のB−B線断面図である。
【図3】他の実施の形態のPC床板の断面図である。
【図4】(1)〜(3)は第1の実施の形態のPC床板の敷設方法の断面図である。
【図5】(1)〜(3)は第2の実施の形態のPC床板の敷設方法の断面図である。
【符号の説明】
1、12、13、20 PC板
2 トラス筋
3 位置決め孔
4 コンクリート板
5 接合段部
6 段差面
7 連結筋
8 上端筋
9 下端筋
10 ラチス筋
14 橋桁
15 スタッドボルト
16 接合部
17 連結ループ
18 主鉄筋

Claims (3)

  1. コンクリート板の長辺方向の両側部に接合段部が形成され、該接合段部の段差面には、先端部側が上向きに傾斜した連結筋が適宜間隔ごとに突出され、前記接合段部は連結筋よりも短いことを特徴とする高架橋用のプレキャストコンクリート床板。
  2. 適宜間隔ごとに設置された橋桁上に請求項1のプレキャストコンクリート床板を、その長辺側が橋桁の長さ方向と直交するように設置した後、他の請求項1のプレキャストコンクリート床板を、一方の長辺側が下側になるように傾斜させて、その接合段部を既に設置された請求項1のプレキャストコンクリート板の連結筋の下側から差し込んで橋桁上に設置することを特徴とする高架橋用のプレキャストコンクリート床板の敷設方法。
  3. 連結筋はU形またはL形であることを特徴とする請求項2に記載の高架橋用の高架橋用のプレキャストコンクリート床板の敷設方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011032738A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Kajima Corp トラス合成床版
KR101839520B1 (ko) * 2015-12-08 2018-03-16 이진희 하프 슬래브
JP2018091056A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 鹿島建設株式会社 プレハブ構造

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