JP3321546B2 - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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JP3321546B2
JP3321546B2 JP09987497A JP9987497A JP3321546B2 JP 3321546 B2 JP3321546 B2 JP 3321546B2 JP 09987497 A JP09987497 A JP 09987497A JP 9987497 A JP9987497 A JP 9987497A JP 3321546 B2 JP3321546 B2 JP 3321546B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5207Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
    • B65H3/5215Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
    • B65H3/5223Retainers of the pad-type, e.g. friction pads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • B65H3/0661Rollers or like rotary separators for separating inclined-stacked articles with separator rollers above the stack

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のシート材
を積載するシート材積載部と、該シート材積載部のシー
ト材を給送する給送ローラと、該給送ローラにより給送
されるシート材の重送を防止するために上記給送ローラ
側へ付勢されている回動支点により回動可能に支持され
た摩擦板とを備えたシート材搬送装置に関し、特に、複
写機,プリンタ,印刷機等の画像形成装置において複数
枚のシート材を重送することなく、1枚ずつ搬送するシ
ート材搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複数枚のシート材を重送すること
なく1枚ずつ搬送するために給送ローラに摩擦板を圧接
させたシート材搬送装置として、特開平7−20620
号公報に記載されていた。このシート材搬送装置は、複
数枚のシート材を積載するシート材積載部と、該シート
材積載部のシート材を給送する給送ローラと、該給送ロ
ーラにより給送されるシート材の重送を防止するために
上記給送ローラ側へ付勢されている回動支点により回動
可能に支持された摩擦板とを備え、搬送板の回動支点が
給送ローラと摩擦板との圧接位置よりシート材搬送方向
上流側で、摩擦板と給送ローラとの接線方向に対し給送
ローラと反対側に配設されていた。
【0003】そして、摩擦板の回動支点が摩擦板と給送
ローラとの圧接位置より下流側に配設されている場合で
あっても、摩擦板と給送ローラとの接線方向に対し給送
ローラと反対側に配設されていた。
【0004】また、特開平8−40577号公報に、給
送ローラをシート材の給送を行うための半月形ローラと
回動自在なアイドルコロに2分割し、それぞれに、摩擦
板を圧接することにより給送と従動の各状態で重送防止
とジャム処理性を改善したものが記載されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のシート材搬送装
置は図9に示すように、摩擦板51の回動支点51aが
給送ローラ52と摩擦板51との接点の上流側にあり、
かつ給送ローラ52と摩擦板51との接線を境に給送ロ
ーラ52とは反対側に位置する場合、給送ローラ回転時
に給送ローラ52と摩擦板51との圧接位置で生じる摩
擦板51への摩擦負荷ローラ接線力Fに関し、摩擦板5
1の回動支点51a方向分力F1と摩擦板51回転方向
分力F2に分解すると、摩擦板51回転方向分力F2
は、給送ローラ52から離れる方向に働き、重送防止の
観点から好ましくなく、後段のローラかみこみ後の従動
負荷低減の観点からは望ましい状況となる。
【0006】さらに、ジャム処理時あるいはシート切り
替え時にシートを給送ローラによる搬送方向とは逆方向
に引き抜こうとする場合は、給送ローラ回転時に給送ロ
ーラ52と摩擦板51との圧接位置で生じる摩擦板51
への摩擦負荷ローラ接線力Gを、摩擦板51の回動支点
51a方向分力G1と摩擦板51回転方向分力G2に分
解すると、摩擦板51回転方向分力G2は給送ローラ側
に食い込み方向に働き、シート引き抜きは困難となる。
その傾向は、回動支点51aが接線から離れるに従い強
くなる。
【0007】そして、この回動支点51aが給送ローラ
52と摩擦板51との圧接位置のシート搬送方向下流側
にあり、給送ローラ52と摩擦板51との接線方向に対
して給送ローラとは反対側に位置している場合は、上記
の説明と全く反対の状況となる。
【0008】よって、前者の場合は、摩擦板51の圧力
を解除するための機構を別段に設ける必要があり、後者
の場合はシート上での画像形成過程においての負荷変動
による画像倍率不良、もしくはピッチむら等の画像欠陥
を生じることとなる。
【0009】また、特開平8−40577号公報の場
合、給紙ローラ部を給送をつかさどる半月ローラと回動
自在なアイドルコロに2分割しているものの、夫々に摩
擦板を配置しておりアイドルコロは従動とはいえ圧接に
よる負荷は避けられず、後段の画像形成過程において負
荷変動を生じる画像倍率不良、もしくはピッチむら等の
画像欠陥が生じることとなる。
【0010】近年、機器のコンパクト化並びにコストダ
ウン化が進み、給送ローラから途中搬送ローラを介さず
直接画像形成部にシートが搬送されることが多くなり、
上記の問題発生を無視することができなくなった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のシート
材搬送装置は、複数枚のシート材を積載するシート材積
載部と、該シート材積載部のシート材を給送する給送ロ
ーラと、該給送ローラにより給送されるシート材の重送
を防止するために上記給送ローラ側へ付勢されている回
動支点により回動可能に指示された摩擦板とを備え、
記給送ローラが後段の画像形成装置の駆動系と連動回転
する第1ローラと、第1ローラと同軸で独立回転可能な
クラッチ機構により駆動を自在に制御可能な第2ローラ
とにより構成し、上記第1ローラの外周面に従動コロを
当接させ、上記第2ローラの外周面に上記摩擦板を圧接
させ、上記摩擦板の回動支点を上記給送ローラと当該摩
擦板との圧接位置よりシート材搬送方向下流で、かつ給
送ローラと摩擦板との接線より給送ローラ側に配設した
ことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】また、上述した構成のシート材搬送装置に
おいて、上記第1ローラの外周径を上記第2ローラの外
周径よりも約0.5〜2mm小さく形成している。
【0015】また、上述した構成のシート材搬送装置に
おいて、上記従動コロを上記摩擦板と上記第2ローラと
の圧接位置よりシート材搬送方向下流に設けている。
【0016】さらに、上述した構成のシート材搬送装置
において、上記第1ローラの外周径に等しいガイドリブ
をシート材搬送方向で上記摩擦板の第2ローラへの圧接
位置まで形成している。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のシート材搬送装置を用い
たレーザプリンタの実施形態を図とともに説明する。
【0018】図1はレーザプリンタ1の断面図で、給送
部2と、画像形成部3と、レーザ走査部4と、定着部5
とを備えている。給送部2は画像形成部3にシート6を
搬送し、画像形成部3は搬送されたシート6上にトナー
像を転写する。このトナー像が転写されたシート6はさ
らに搬送され定着部5でトナーがシート6上に定着され
る。その後、シート6は搬送ローラ7,8により排出ト
レーに排出される。
【0019】上記給送部2は、複数枚のシート6を積載
する給送トレー9と、給送トレー9のシート6を搬送す
る給送ローラ10と、給送ローラ10に圧接されシート
6の重送を防止するための摩擦板11と、摩擦板11を
給送ローラ10へ付勢する加圧バネ12と、従動コロ1
3と、シート検知アクチュエータ14と、検知センサ1
5と、制御回路16とからなる。給送トレー9に積載さ
れたシート6はトレー下方部に配設された給送ローラ1
0と摩擦板11及び加圧バネ12の作用により1枚ずつ
プリンタ本体内部に給送され、シート検知アクチュエー
タ14を倒し、その結果、検知センサ15によりシート
6を検知した旨を示す電気信号として出力され、制御回
路16が画像信号をレーザ走査部4のレーザ発光部に送
りレーザ発光ダイオードのON/OFFを制御する。
【0020】以降、レーザ走査部4では、レーザ発光ダ
イオードにより照射されたレーザ光17は反射ミラー1
8,19,20を介して画像形成部3の感光体21上を
走査し制御回路16からの情報を元に感光体21上を選
択的に露光する。
【0021】画像形成部3は、感光体21と、転写ロー
ラ22と、帯電装置23と、現像ローラ24を有する現
像装置25と、モータ26と、及びクリーニング装置2
7とを備えている。
【0022】上記画像形成部3による画像形成動作は、
予め、帯電装置23により一様に帯電された感光体21
の表面電荷をレーザ発光ダイオードからのレーザ光17
が画像信号に基づいて選択的に放電させ、感光体21上
に静電潛像を形成する。一方、現像に供されるトナーは
現像装置25内に蓄積されており、現像装置25内で適
度な撹拌により電荷付与されたトナーは、現像ローラ2
4表面に付着し、現像ローラ24に与えられた現像バイ
アス電圧及び感光体表面電位の作り出す電界の作用によ
り、静電潛像に応じたトナー像を感光体21上に形成す
る。
【0023】そして、給送部2より画像形成部3に搬送
されたシート6は感光体21と転写ローラ22に咬み込
まれる。そして、転写ローラ22に印加された転写電圧
の与える電界の作用により、感光体21上のトナーは電
気的に吸引されシート6に転写されるとともに、未転写
のトナーはクリーニング装置27に回収される。
【0024】その後、シート6は定着装置5に搬送され
加熱,加圧されトナーが溶融、シート6上に定着され堅
固な画像となり、シート6は搬送ローラ7,8により搬
送され排出トレーへ排出される。
【0025】上記感光体21には、2段ギヤが設けてあ
り、一方はモータ26からの駆動をギヤ28,29,3
0を介して受けるためのものであり、モータ26軸上の
ギヤは時計方向に回転しギヤ28,29,30を介して
感光体21は時計方向に回転駆動される。他方は、転写
ローラ22を駆動するためのものである。ギヤ列の途中
でギヤ31を介して駆動力は給送ローラ10の軸上のギ
ヤに伝達され、給送ローラ10は時計方向に回転する。
【0026】図2乃至図4は給送ローラ10の組み立て
状態を示す断面図であり、モータ26よりギヤ列を介し
て駆動力が伝達されるギヤ32は軸受部がDカット形状
で、端部に当該ギヤ32が嵌合する一端がDカット形状
の給送軸33に固定されている。該給送軸33には、第
1給送ローラである給送ローラ部10aが圧入嵌合され
ている。
【0027】そして、給送ローラ部10aと一体回転す
る駆動側ボス34と、摩擦板11が圧接された第2給送
ローラである給送ローラ部10b(シート捌きを主たる
目的とする)と一体回転する従動側ボス35を同軸上に
配置し、双方のボス34,35の外周にコイルスプリン
グ36を巻着し、さらに、コイルスプリング36に駆動
側スリーブ37、及び従動スリーブ38を外嵌して構成
している。コイルスプリング36の両端には外側に屈曲
されて各スリーブ37,38の係止孔に係止される係止
片36a,36bが形成されている。そして、給送ロー
ラ部10cは平行ピン39で上記給送軸33の他端に固
定されている。
【0028】図5は上記給送ローラ10及びスプリング
クラッチ40の使用状態を示す斜視図で、スプリングク
ラッチ40は、各ボス34,35、コイルスプリング3
6、各スリーブ37,38で構成されており、スプリン
グクラッチ40は駆動ギヤの図示矢印A方向の回転を摩
擦板11が圧接された給送ローラ10bに選択的に伝達
するものである。
【0029】上記駆動側スリーブ37の外周には一カ所
に凹部37aを有したリブ37bが設けられており、凹
部37aに図示しないソレノイドの可動板41が接離自
在に対向している。上記従動側スリーブ38の外周には
歯部38aが設けられており、連動ストッパーであるレ
バー42が接離自在に対向して配設されている。
【0030】上記可動板41はソレノイドのON/OF
Fにより上下し、レバー42は可動板41の動作に連動
して上下する。
【0031】上記の構成により、上記摩擦板11が圧接
された給送ローラ10bは、単に駆動が選択的に伝達さ
れるばかりでなく、シート6が感光体21と転写ローラ
22にかみこんだ以降は従動回転し、負荷を低く抑える
ことができる。そして、駆動停止状態においては、さら
に、双方向に給送軸33とは独立して回転可能で、ジャ
ム紙の処理、シートの入れ替えが円滑に行える。
【0032】図6はシート給送状態を示す斜視図であ
り、シート6は給送トレー9上に積載され図示しない加
圧スプリングにより給送ローラ10に圧接されている。
回転制御される給送ローラ部10bには摩擦板11が加
圧バネ12による付勢力をもって圧接されている。摩擦
板11の回動支点11aは給送ローラ部10bと摩擦板
11との圧接位置よりシート搬送方向下流側で、かつ摩
擦板11の回動支点11aと給送ローラ部10bの摩擦
板11との圧接位置を結ぶ線と、給送ローラ部10bの
摩擦板11との接線により形成される角度が0〜5°に
なるように接線よりも給送ローラ部10b側に配設され
ている。そして、回動支点11aはシート搬送を阻害し
ないようにガイドフレーム43内の位置に設けられた軸
受部により回動自在に支持されている。
【0033】そして、摩擦板11は給送ローラ部10b
との圧接面にシート分離のための摩擦材11b(例えば
ゴムコルクシート)が貼着されている。
【0034】上記給送軸33に固定された給送ローラ部
10a,10cには、摩擦板11の下流側のシート搬送
路に板バネ材のアーム13aで付勢支持された従動コロ
13が圧接されている。
【0035】尚、摩擦板11が圧接された給送ローラ部
10bの外周径は、従動コロ13が圧接された給送ロー
ラ部10a,10cの外周径より0.5〜2mm大きく
形成されている。
【0036】さらに、従動コロ13が圧接された給送ロ
ーラ部10a,10cは、摩擦板11が圧接された給送
ローラ部10bを中央にしその両側に対称に給送ローラ
部10bを挟むようにシート6の幅方向に設けられてい
る。
【0037】上記従動コロ13が圧接された給送ローラ
部10a,10cに隣接して、給送ローラ10を支持す
るガイドフレーム43に、摩擦板11が圧接された給送
ローラ部10bの外周径に等しいガイドリブ44がシー
ト搬送方向で摩擦板11の給送ローラ部10bへの圧接
位置まで形成されている。
【0038】図7(a),(b)はシート給送状態を示
す断面図であり、画像形成開始信号に基づきモータ26
が回転を始めると、給送軸33に固定された給送ローラ
部10a,10c(従動コロ13圧接側)が回転する。
しかし、摩擦板11が圧接された給送ローラ部10bは
外周径に等しいガイドリブ44(摩擦板11が圧接され
た給送ローラ部10bは従動コロ13が圧接された給送
ローラ部10a,10cの外周径より0.5〜2mm大
きい)が隣接しており、シート6と給送ローラ部10
a,10cとの間にはわずかな隙間しかないために給送
力が生じず、摩擦板11による抗力と相俟ってシート6
は搬送されず止まっている。
【0039】そして、給送開始信号に基づきソレノイド
がONしスプリングクラッチ40が駆動連結すると、回
転制御される給送ローラ部10bが回転を始め、圧接さ
れた摩擦板11とによって給送トレー9上に積載された
シート6が捌かれ、最上部の1枚のみが搬送される。給
送ローラ10の径は一回転でシート6が感光体21と転
写ローラ22にかみこんで、さらに余裕分として10〜
20mmの搬送距離を有する設定となっており、スプリ
ングクラッチ40についても一回転毎にON/OFF制
御が可能となっている。スプリングクラッチ40で駆動
連結されている間は給送ローラ部10a,10b,10
c全てのローラ部がシート6の搬送に寄与する。
【0040】上記給送ローラ10が一回転してスプリン
グクラッチ40がOFFすると、クラッチ制御されてい
る給送ローラ部10bは、従来方法では回転がとまり、
摩擦板11と相俟ってシート6に強大な摩擦滑り負荷を
生じるが、今回の場合、先ずは、スプリングクラッチ4
0が一方クラッチ機能を有しているので、給送ローラ部
10bはシート搬送方向に従動回転することで、給送ロ
ーラ部10bとシート6による抗力は従動回転負荷に低
減される。
【0041】加えて、摩擦板11の回動支点11aの配
設位置が、給送ローラ部10bと摩擦板11との圧接位
置のシート搬送方向下流側で、かつ摩擦板11の回動支
点11aと給送ローラ部10bの摩擦板11との圧接位
置を結ぶ線と、給送ローラ部10bの摩擦板11との接
線により形成される角度が0〜5°になるように接線よ
りも給送ローラ部10b側に配設されているので、摩擦
板11への給送ローラ部10bの食い込み方向回転力は
加圧バネ12による付勢力による摩擦板11の摩擦滑り
負荷のみで、幾何学的に生じる強大な食い込み力は生じ
ない。
【0042】さらには、駆動が連結された給送軸33に
給送ローラ部10a,10cは感光体21と同期して回
転しており、従動コロ13とにより搬送力を有する。但
し、その搬送力は、上記の従動回転負荷と、摩擦板11
の摩擦滑り負荷を打ち消す程度の必要最小限の設定にし
てある。
【0043】以上の通り、シート6が感光体21と転写
ローラ22にかみこみ後の給送ローラ10側の負荷及び
負荷変動を低減することにより、画像欠陥となる画像倍
率変動、ピッチむらをなくすとともに、全体の負荷低減
につながり、モータひいては本体の小型化、軽量化、省
エネルギー化、コストダウンを可能とする。
【0044】次に、給送ローラ10にシート6がかみこ
んだ状態のものを、シート搬送方向とは逆方向に抜く場
合について説明する。
【0045】上記摩擦板11が圧接された給送ローラ部
10bは、上記の通りクラッチ部分による駆動停止状態
において、双方向に回転可能な双方向クラッチ機能を有
しており、従動摩擦回転負荷のみで給送ローラ部10b
は逆回転可能となっている。加えて。摩擦板11の回動
支点11aの位置設定により、摩擦板11への給送ロー
ラ部10bの食い込み方向は加圧バネ12による付勢力
と、幾何学的に生じる回転分力は、摩擦板11の回動支
点11aと給送ローラ部10bの摩擦板11との接点を
結ぶ線と給送ローラ部10bの摩擦板11との接線によ
り形成される角度が0〜5°の設定で小さく抑えてある
ため、摩擦板11の摩擦滑り負荷も小さく、さらに、駆
動が連結された給送軸33に固定された給送ローラ部1
0a,10cは逆転回転はしないが、従動コロ13圧は
最小限であり、従動コロ13自身は従動回転可能であ
り、これらの負荷も小さい(図8)。
【0046】以上の合力においてもシート引き抜きはユ
ーザの使用性を損なうものではなく、従来のごとく摩擦
板11の圧力解除機構やモータの逆転排出機構は不要で
本体の小型化、軽量化、単純化、コストダウンが可能と
なる。
【0047】
【0048】
【発明の効果】本発明のシート材搬送装置によれば、第
2ローラはクラッチ機構の働きにより従動摩擦回転負荷
のみで逆転可能となり、しかも、摩擦板への第2ローラ
の食い込み方向力は小さく抑えられているので、摩擦板
の摩擦滑り負荷も小さくなり、シート材を搬送させるこ
となく引き抜くことができ、しかも、シート材の給送ロ
ーラへのかみこみ後の給送ローラ側の負荷及び負荷変動
を低減することができ、画像欠陥となる画像倍率変動、
ピッチむらを少なくするとともに、全体の負荷低減につ
ながり、本体の小型化、軽量化省エネルギー化、コス
トダウンを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材搬送装置を用いたレーザプリ
ンタを示す断面図である。
【図2】図1の給送ローラの組み立て状態の組み立て前
を示す斜視図である。
【図3】図1の給送ローラの組み立て状態の組み立て中
を示す斜視図である。
【図4】図1の給送ローラの組み立て状態の組み立て完
了時を示す斜視図である。
【図5】本発明のレーザプリンタの給送ローラおよびス
プリングクラッチの使用状態を示す斜視図である。
【図6】図1の給送ローラ部分を示す拡大斜視図であ
る。
【図7】本発明におけるシート給送状態を示し、(a)
はシートの搬送時を示す給送ローラ部10b部分の断面
図、(b)はシートの搬送時を示す給送ローラ部10a
部分の断面図である。
【図8】本発明におけるシートに加わる力を示し、
(a)はシート搬送時のシートに加わる力を示す説明
図、(b)はシート引き抜き時のシートに加わる力を示
す説明図である。
【図9】従来のシート材搬送装置におけるシートに加わ
る力を示し、(a)はシート搬送時のシートに加わる力
を示す説明図、(b)はシート引き抜き時のシートに加
わる力を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 2 給送部 3 画像形成部 4 レーザ走査部 5 定着部 6 シート 10 給送ローラ 11 摩擦板 11a 回動支点 12 加圧バネ 13 従動コロ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート材を積載するシート材積
    載部と、該シート材積載部のシート材を給送する給送ロ
    ーラと、該給送ローラにより給送されるシート材の重送
    を防止するために上記給送ローラ側へ付勢されている回
    動支点により回動可能に指示された摩擦板とを備えたシ
    ート材搬送装置において、 上記給送ローラが後段の画像形成装置の駆動系と連動回
    転する第1ローラと、第1ローラと同軸で独立回転可能
    なクラッチ機構により駆動を自在に制御可能な第2ロー
    ラとにより構成し、 上記第1ローラの外周面に従動コロを当接させ、 上記第2ローラの外周面に上記摩擦板を圧接させ、 上記摩擦板の回動支点を上記給送ローラと当該摩擦板と
    の圧接位置よりシート材搬送方向下流で、かつ給送ロー
    ラと摩擦板との接線より給送ローラ側に配設したことを
    特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記第1ローラ外該周径を上記第2ロー
    ラの外周径よりも約0.5〜2mm小さく形成したこと
    を特徴とする請求項記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記従動コロを上記摩擦板と上記第2ロ
    ーラとの圧接位置よりシート材搬送方向下流に設けたこ
    とを特徴とする請求項記載のシート材搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記第1ローラの外周径に等しいガイド
    リブをシート材搬送方向で上記摩擦板の第2ローラへの
    圧接位置まで形成したことを特徴とする請求項記載の
    シート材搬送装置。
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