JP2008213998A - シート給送装置、および画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】押圧コロ16と分離部材17とによる重送防止を十分に機能させつつ、押圧コロ16の回転軸の振動・騒音を大幅に軽減できるシート給送装置1を提供する。
【解決手段】シート載置部13に積載された最上位のシートPは、給送ローラ15によって引き出され、給送ローラ15と分離部材17との間で1枚ずつに分離されて、第1シートガイド部材22に向かって送り出される。搬送ローラ対21は、第1シートガイド部材22が案内して受け渡されたシートPを挟持搬送して、給送ローラ15に交替した押圧コロ16と分離部材17の間から引き出す。第2シートガイド部材23の突出部23aを接線Aよりも低い位置に突出させているので、シートPが押圧コロ16を持ち上げる力が消滅して、押圧コロ16が振動と騒音を発生しない。
【選択図】図5

Description

本発明は、重送されかかったシートを1枚づつに分離して下流側の画像形成部等へ送り出すシート給送装置、詳しくは、送り出しを停止した後に下流側からシートを引き出される際の振動・騒音の防止構造に関する。
圧接させた給送ローラと摩擦分離部材との間にシートを通過させて、シートを1枚づつに分離して下流側の画像形成部等へ送り出すシート給送装置が広く用いられている。
特許文献1には、給送ローラと摩擦分離部材とによって分離されて送り出されたシートを、画像形成部の搬送ローラ対に受け渡して挟持搬送させるシート給送装置が示される。ここでは、給送ローラが部分的に切り欠かれた所謂半月形状のローラであり、給紙ローラと同軸に押圧コロが設けられている。この構成により、搬送ローラ対へシートが到達すると、摩擦の大きな給送ローラに代わった回転自在な押圧コロと摩擦分離部材とでシートが挟持されることにより、シートの重送を防止している。
特許文献2には、給送ローラによって送り出されたシートの進路を給送ローラ側へ大きく曲げて(給送ローラに巻き付くように)案内させるシート給送装置が示される。ここでは、緩く軸止されたレバーアームに摩擦分離部材が固定され、押圧バネでレバーアームを付勢して摩擦分離部材を給送ローラに圧接させている。そして、シートが引き出される際にレバーアームが回動軸の周囲でがたついて振動(騒音発生)することを防止するために、レバーアームに防振バネを取り付けている。
特許文献3には、摩擦分離部材が固定されたレバーアームを昇降させるためのソレノイドを設けたシート給送装置が示される。ここでは、下流側の搬送ローラへシートが到達すると、ソレノイドを作動させて給送ローラと摩擦分離部材との圧接を解除する。これにより、搬送ローラがシートを引き出す際の抵抗と、レバーアーム周りでがたついて振動(騒音)を発生するのを軽減している。
特開2004−26403号公報 特開平7−133033号公報 特開平5−208747号公報
近年、画像形成装置の小型化、設置面積の縮小を進めるために、従来よりも給送ローラ側にシートの進路を急角度に曲げてシートを引き出す構造が提案されている(図1参照)。
この場合、下流側の搬送ローラがシートを引っ張り始めると、給送ローラ(又は押圧コロ)がシートに吊り上げられて、給送ローラの回転軸は、搬送ローラに向かって大きな力で引っ張られる。そして、シートが摩擦分離部材に摩擦しつつ不連続に引き出されると、シートの引き出し抵抗が断続的に変化して、回転軸に作用する引っ張り力も断続的に変化する。これにより、給送ローラの回転軸が振動して、回転軸や回転軸に取り付けられた部品(押圧コロ等)が騒音を発生し易くなる。また、回転軸の振動によって摩擦分離部材との間のシートの挟持力が変動すると、シートの引き出し抵抗の変動幅が増大して、振動や騒音がさらに増幅されてしまう。
このような給送ローラ側の振動・騒音に対しては、特許文献2に示される、防振バネを用いて摩擦分離部材側の振動・騒音防止を行なう構造では十分な対策にはならない。すなわち、摩擦分離部材を固定したレバーアームのがたつきを無くしても、給送ローラの回転軸は振動してしまうためである。
また、特許文献3に示されるように、給送ローラと摩擦分離部材との圧接を解除すると、重送されかかったシートを摩擦分離部材がせき止められなくなるので、引き出されるシートに接するシートが重送される可能性が高まってしまう。また、構造も複雑化しているため、装置の小型化を図ることができない。
本発明は、摩擦分離部材による重送防止を十分に機能させつつ、給送ローラの回転軸の振動・騒音を大幅に軽減できるシート給送装置を提供することを目的としている。
本発明のシート給送装置は、シートを送り出すシート給送部材と、前記シート給送部材と圧接し、該シート給送部材との間でシートを分離する分離部材と、前記シート給送部材によって送り出されるシートを前記シート給送部材側へ曲げて案内する第1案内部材と、前記第1案内部材に案内されたシートを挟持して搬送するシート搬送手段と、前記シート給送部材によるシートの給送動作が停止した後に、前記シート搬送手段に搬送されるシートを前記分離部材との間で挟持する押圧部材と、を備えたシート給送装置において、前記押圧部材と前記分離部材との間から引き出されるシートの前記押圧部材側の面に、前記分離部材に圧接する位置における前記押圧部材の接線上又は前記接線よりも前記分離部材側で接して、シートの進路を前記シート搬送手段側へ向ける第2案内部材を備えた。
本発明のシート給送装置では、シート給送部材が送り出したシートをシート搬送手段に受け渡すと、シート搬送手段がシートをシート押圧部材と分離部材との間から引き出す。
このとき、押圧部材と分離部材との間からシートが引き出される方向が、第2案内部材により分離部材に圧接する位置における押圧部材の接線上又は接線よりも分離部材側となる。そのため、搬送されるシートから分離部材には押圧部材から離れる方向の力が加わり、分離部材が押圧部材に圧接する力が弱まるため、押圧部材の振動の発生を低減することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明のシート給送装置は、後述するように画像形成装置のみならず、画像読取装置を始めとする種々のシート処理装置、シート加工装置等にも搭載できる。
本発明の画像形成装置は、モノクロプリンタのみならず、電子写真方式のフルカラープリンタ、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。また、本発明の画像形成装置は、電子写真方式のみならず、各種のシート材料に画像を形成する各種の印刷方式でも実施できる。
なお、特許文献1乃至3に示されるシート給送装置および画像形成装置の一般的な構成や制御については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は本実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。画像形成装置14は電子写真方式のモノクロプリンタである。
図1に示すように、画像形成装置14は、装置本体の下部にシート給送装置1を配置している。
シート給送装置の一例であるシート給送装置1は、シート載置部13に積載されたシートPを、シート給送部材の一例である給送ローラ15と分離部材17とで1枚ずつに分離して搬送ローラ対21方向に送り出す。
給送ローラ15は、外周の一部が切り欠かれた所謂半月ローラ形状であり、シート載置部13に積載されたシートPの上面に接触してシートPを送り出す。給送ローラ15は図示しない駆動機構により1回転制御で回転され、切り欠かれた部分が後述する分離部材17に対向する位置から1回転してシートPを送り出す。
分離部材17は、給送ローラ15との間でシートPを挟持してシートPを一枚ずつ分離する。
分離部材17を支持する支持機構の一例であるパッドアーム17b、押圧バネ18は、分離部材17を給送ローラ15に向かって付勢した状態で支持する。
第1案内部材の一例である第1シートガイド部材22は、給送ローラ15によって送り出されるシートPの進路を給送ローラ15側へ曲げて案内する。
シート搬送手段の一例である搬送ローラ対21は、第1シートガイド部材22に案内されたシートPを挟持して搬送する。
押圧部材の一例である押圧コロ16は、給送ローラ15の切り欠かれた部分が分離部材17に対向したときに分離部材17と圧接するように設けられている。給送ローラ15がシートPを送り出すために1回転して給紙動作を停止したときに、押圧コロ16と分離部材17との間でシートPを挟持することにより、シートPの重送を防止する。押圧コロ16は、給送ローラ15の給送ローラ軸101に回転自在に支持されて搬送ローラ対21によって引き出されるシートに従動回転する回転体である。
第2案内部材の一例である第2シートガイド部材23は、給送ローラ15と分離部材17とにより送り出されるシートPの押圧部材側の一例である押圧コロ16側(押圧コロが接触する側)の面に接する。そして、シートPの進路をシート搬送手段側の一例である搬送ローラ対21側へ向ける。また、第2シートガイド部材23は、分離部材17に圧接する位置(ニップ部)における押圧コロ16の接線に対して分離部材17側でシートPの進路を搬送ローラ対21側へ向ける。これにより、後で詳述するが、第2シートガイド部材23は、搬送ローラ対21によるシートの搬送に伴って押圧コロ16に作用する挟持方向の力を消滅又は減少させる。
シート収容手段の一例であるシート載置部13は、シートPを積載状態で保持し、給送ローラ15は、シート載置部13に保持された最上位のシートPに接触してシート載置部13から引き出す。
シート載置部13に積載された最上位のシートPが給送ローラ15で引き出され、給送ローラ15と分離部材17との当接部で1枚ずつに分離される。給送ローラ15によって送り出されたシートPは、第1シートガイド部材22に案内されて搬送ローラ対(レジストローラ)21に受け渡される。搬送ローラ対21は、搬送ローラ19と搬送コロ20とで構成され、感光ドラム2に形成されたトナー像の先頭にタイミングを合わせて、感光ドラム2と転写ローラ6との転写ニップへシートPを送り出す。
画像形成手段の一例である画像形成部Gは、回転する感光ドラム2の周囲に、帯電ローラ3、露光装置7、現像部5、転写ローラ6、およびクリーニング部27を配置している。感光ドラム2、帯電ローラ3、現像部5、およびクリーニング部27は、カートリッジに組み立てられ、手前側へ一体に引き出して交換可能である。
帯電ローラ3は、クリーニング部27によってクリーニングされた感光ドラム2の表面を一様に帯電する。露光装置7は、画像信号によって変調されたレーザービームを帯電された感光ドラム2の表面に走査して静電像を書き込む。現像部5は、トナー容器に充填されたトナーを現像スリーブ4に担持させて、感光ドラム2の静電像に付着させてトナー像を形成する。転写ローラ6は、感光ドラム2に形成されたトナー像の帯電極性とは逆極性の転写電圧を印加されて、転写ニップへ送り出されたシートPに感光ドラム2からトナー像を転写させる。トナー像を転写されたシートPは、定着装置10へ送り込まれ、加圧ローラ9と加熱装置8との定着ニップで挟持搬送されてトナー像を表面に定着される。トナー像が定着されたシートPは、排紙ローラ11と排紙コロ12とに挟持搬送されて排紙トレイ26に排出される。
<シート給送装置>
図2はシート給送装置のシート載置部の斜視図、図3は給送ローラの組み立ての説明図、図4は分離部材の組み立ての説明図である。
図2に示すように、第1シートガイド部材22は、樹脂成形されたシート給送装置1の枠体の一部を構成している。シート載置部13には、中板支持板122が固定され、中板支持板122に軸支させた中板軸121によって、中板120が回転自在に支持されている。中板120とシート載置部13との間には、中板120上に載置されたシートを上方に付勢して、給送ローラ軸ユニット40に圧接させるための押圧バネ123が配置される。
給送ローラ軸101は、シート載置部13の側壁に回転自在に支持され、両端部に、左右対称の中板カム106、107が固定されている。中板カム106、107は、給送ローラ軸101と一体に回転し、押圧バネ123に逆らって中板120を押し下げて、中板120上に載置されたシートを給送ローラ軸ユニット40から離間させる。中板カム106の外側には、給送ギア108が固定され、不図示のソレノイド、クラッチ等により選択的に回転が給送ギア108に伝達される。
給送ローラ軸101には、給送ローラ軸ユニット40が固定され、給送ローラ軸ユニット40の下側には、分離部材ユニット41が配置される。
図3に示すように、給送ローラ軸101の略中央部には、給送ローラホルダ102が固定されている。給送ローラホルダ102は、樹脂で一体に成型されており、給送ローラホルダ102の両側面に設けられたつまみ102cを外側へ倒すことで、対向間隔を広げて給送ローラカラー103を脱着可能である。
給送ローラ15は、EPDM、エラストマー等の弾性があり摩擦係数の高い材料で構成され、半円筒型の給送ローラカラー103の外側を囲んで組み立てられる。給送ローラ15を給送ローラホルダ102に固定する際には、給送ローラカラー103の両側面に設けられた2箇所の位置決めボス103aが、給送ローラホルダ102の両側面に設けられたU溝102aに係合される。同時に、給送ローラカラー103の両側面に設けられた爪103bが、給送ローラホルダ102の両側面に設けられた穴102bに係合される。給送ローラ15は、内側の鞍部104aを給送ローラ軸101に押し付けて組み立てられる。この押し付け力は、給送ローラ15の外側を円周方向に引っ張って、給送ローラカラー103の外周に隙間無く巻き付ける。
給送ローラホルダ102の外側へ向かう中空スリーブには、押圧コロ16が左右それぞれ1個づつ回転自在に支持され、押圧コロ規制部102dによって脱落防止されている。
図4に示すように、分離部材17は、EPDM、エラストマー等のゴム材料で形成され、パッドアーム17bに接着されている。パッドアーム17bは、揺動支点17aより延伸するボスがパッドホルダ17eに設けられたアーム保持部17dに嵌合することにより、回転自在に保持される。パッドアーム17bとパッドホルダ17eとの間には、押圧バネ18が配置され、分離部材17が図3に示す給送ローラ15又は押圧コロ16に圧接するように、斜め上向きの付勢力を発生させている。
<重送防止の仕組み>
図1に示すように、給送ローラ15とシートPとの摩擦係数をμ1、重なった2枚のシートP間の摩擦係数をμ3、シートPと分離部材17との摩擦係数をμ2とする。給送ローラ15の摩擦係数μ1、分離部材17の摩擦係数μ2は、(1)式の関係が満たされるように設定される。
μ1>μ2>μ3 ・・・(1)
給送ローラ15に回転駆動が与えられると、最上部のシートPが給送ローラ15の摩擦力により給送される。シートPが分離部材17まで搬送されたとき、押圧バネ18の加圧力をNとし、シート搬送方向に掛かる力を正とする。このとき、給送ローラ15の搬送力F1、分離部材10がシートP1に与える抗力F2、シートP1が受ける力Fは、それぞれ以下のように計算される。
F1= μ1*N ・・・(2)
F2=−μ2*N ・・・(3)
F = F1+F2=(μ1−μ2)N ・・・(4)
ここで、上述したように、μ1>μ2なので、F>0となり、シートPは、給送ローラ15の回転に従って下流側へ送り出される。
次に、シートPが同時に2枚搬送(重送)された場合を考える。1枚目のシートPに掛かる力FS1は、給送ローラ15から受ける搬送力をF1とし、2枚目のシートPから受ける抗力をF3とすると、以下のように計算される。
FS1=F1+F3=μ1*N−μ3*N=(μ1−μ3)N ・・・(5)
ここで、上述したように、μ1>μ3なので、FS1>0となり、1枚目のシートPは、給送ローラ15の回転に従って下流側へ送り出される。
一方、2枚目のシートPにかかる力FS2は、1枚目のシートPより受ける搬送力をF4とすると、分離部材17より受ける抗力はF2であるから、以下のように計算される。
FS2=F4+F2=μ3*N−μ2*N=(μ3−μ2)N ・・・(6)
ここで、上述したように、μ2>μ3なので、FS2<0となり、シートP2は、分離部材17によってせき止められる。そして、押圧コロ16でシートPを挟持した状態となっても、押圧バネ18の加圧力Nが変化しないので、シートP2の重送は阻止され続ける。
以上説明した通りの作用によって、シート給送装置1は、シートPを1枚づつ分離して給送ローラ15によって送り出す。その後、重送を引き起すことなく、押圧コロ16と分離部材Pとの間からシートPが引き出される。
<第1実施形態>
図5は第1実施形態のシート給送装置の構成の説明図、図6はシート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図、図7は第2シートガイド部材が無い比較例のシート給送装置の説明図である。比較例のシート給送装置1Aは、第2シートガイド部材(23:図6)が無い以外は、図1、図2に示す第1実施形態と等しく構成されているので、図7の各構成には図6と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示すように、シート給送装置1では、給送ローラ15が回転してシート載置部13の最上位のシートPが分離部材17によって摩擦されつつ送り出される。給送ローラ15によって送り出されるシートPは、押圧バネ18によって給送ローラ15に押圧された分離部材17によって1枚毎に分離される。分離部材17の表面摩擦係数、接触角度、形状は、1度の給送動作毎に最上位のシートP1枚のみを搬送することができるように調整されている。
送り出されたシートPは、第1シートガイド部材22に案内されて上向きに進路を曲げられて搬送ローラ対21に受け渡される。搬送ローラ対21は、受け渡されたシートPを挟持搬送するが、そのとき、給送ローラ15が1回転して給紙動作を停止して、給送ローラ15の切り欠かれた部分が分離部材17に対向するため、押圧コロ16が分離部材17との間でシートPを挟持する。
押圧コロ16は、搬送ローラ対21によって引き出されるシートPに追従回転する。押圧コロ16は、給送ローラ15と同様に、シートPを分離部材Pに押圧し続けているので、1枚目のシートPに重送される2枚目のシートは、分離部材17にせき止められる。
図6に示すように、搬送ローラ対21は、押圧コロ16と分離部材17との圧接部(ニップ部)における押圧コロ16の接線Aよりも、押圧コロ16側(接線Aを境として押圧コロ16が配置されている側)に設けられている。
第1シートガイド部材22は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の分離部材17側をガイドする。
第2シートガイド部材23は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の押圧コロ16側をガイドする。
第2シートガイド部材23には突出部23aが形成されており、突出部23aは、上述の接線A上、又は接線Aよりも分離部材17側(接線Aを境として分離部材17が配置されている側)に突出した位置に配置されている。また、突出部23aは第1シートガイド部材22との間に間隙を確保してシートの搬送通路を構成している。
給送ローラ15に送り出されたシート(P)は、第1シートガイド部材22と第2シートガイド部材23との間隔を通って搬送ローラ対21まで給送される。押圧コロ16は、給送ローラ15による送り出し動作終了後に分離部材17と圧接することによりシート(P)の重送を防ぐ。その後、シート(P)は、分離部材17と押圧コロ16で挟持されたまま引き抜くように搬送ローラ対21によって下流に搬送される。
図7に示すように、比較例のシート給送装置1Aでは、搬送ローラ対21が接線Aよりも押圧コロ16側に位置するので、シート(P)の引き抜き方向は、押圧コロ16に巻き付く方向になる。比較例では、第2シートガイド部材(23:図6)が無いので、搬送ローラ対21がシート(P)を搬送すると、シート(P)には搬送ローラ対21へ向かう連結線B1方向の張力F1が発生する。連結線B1は、押圧コロ16と分離部材17との当接部と、シート(P)が搬送ローラ19に接する点とを連結する線である。連結線B1方向の張力F1は、接線A方向の力Ft1と押圧コロ16を中心16aに向かって付勢する力Fn1とに分解される。
従って、シート(P)は、押圧コロ16を中心16aに向かって押し付ける力を発生させながら分離部材17と押圧コロ16との間を引き抜かれる。このため、シート(P)の張力変動に伴って押圧コロ16が振動して騒音を発生する可能性があった。
しかし、第1実施形態では、図6に示すように、第2シートガイド部材23の突出部23aが、接線Aよりも分離部材17側に突出させて設けられるとともに、第1シートガイド部材22との間に間隙を確保している。そのため、搬送ローラ対21がシート(P)を下流に搬送して押圧コロ16と分離部材17との間から引き抜く際に、シート(P)の引き抜き方向が連結線B2の方向になる。連結線B2は、押圧コロ16と分離部材17との圧接部から第2シートガイド部材23の突出部23aに対して引いた線である。
このため、搬送ローラ対21がシート(P)を引き抜く際に、シート(P)には、連結線B2方向の張力F2が作用し、張力F2は、接線A方向の力Ft2と法線C方向の力Fn2に分解される。そして、法線方向の力Fn2は、押圧コロ16の中心16aから離れる方向になるため、搬送ローラ対21がシート(P)を引き抜く際に、シート(P)や分離部材17により押圧コロ16が中心16aに向かって押されることが無くなる。このため、図7に示すシート(P)を引き抜く際に押圧コロ16が中心16aに向かって押される力Fn1、が変動して発生する振動と騒音とを低減できる。
上記各実施形態は、分離部材周りの部材の追加や圧接状態の変更によらず、シートを分離する構造から離れた下流側で振動と騒音とを抑制できる。このため、構成の変更によって分離給送性能に影響を与えることが無い。騒音の要因であるシートの引き抜きによる分離部材を押圧コロに押し付ける方向の力の発生そのものを無くし、分離給送性に影響を与えることなく騒音を低減できる。
第1実施形態は、第2シートガイド部材の一部が、押圧コロと分離部材の当接部(ニップ部)において押圧コロの当接面に対して引かれる接線上、もしくは接線よりも分離部材側に突出している。そして、第2シートガイド部材の一部が、第1シートガイド部材との間に設けられている。
このため、シートの引き抜き方向が接線方向ないし接線より分離部材側に位置する方向(接線から当接部を基点として分離部材が配置されている側に傾いた方向)になり、シートの引き抜きによって分離部材を押圧コロに押し付ける力が消滅又は低減する。これにより、搬送ローラ対がシートを分離部材と押圧コロで挟持されたまま引き抜くように搬送する際の騒音の発生を低減できる。また、押圧コロの押圧力は減少しても、減少を補ってシートが張力で分離部材を押圧し続けるので、シートと分離部材との間に進入したシートは分離部材によってせき止められ、シートの連れ送りは回避される。
<第2実施形態>
図8は第2実施形態のシート給送装置の構成の説明図、図9はシート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図である。第2実施形態のシート給送装置1Bは、第2シートガイド部材23が第2シートガイド部材24に置き換えられた以外は第1実施形態と等しく構成されている。従って、図8、図9中、第1実施形態と共通する構成には図5、図6と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態のシート給送装置1Bは、シート載置部13、給送ローラ15、押圧コロ16、分離部材17、押圧バネ18、搬送ローラ対21を第1実施形態と同様に備える。押圧コロ16は、給送ローラ15が一体又は取り外し可能に設けられ、給送ローラ15の動作終了後に分離部材17と当接することによりシートPの重送を防ぐ。分離部材17は、分離部材17よりも搬送方向上流の揺動支点17aで揺動自在に支持されている。
シート載置部13に載置されたシートPは、給送ローラ15によって給送され、押圧バネ18によって給送ローラ15に押圧された分離部材17によって1枚毎に分離される。分離部材17の表面摩擦係数、接触角度、形状は、1度の給送動作毎に最上位のシートP1枚のみを搬送することができるように調整されている。
シートPを給送した後、分離部材17は、押圧コロ16に対して押圧されシートPを挟持する。給送されたシートPは、第1シートガイド部材22と第2シートガイド部材24によってガイドされて搬送ローラ対21に給送される。その後、シートPは、分離部材17と押圧コロ16とで挟持されたまま、引き抜くように搬送ローラ対21によって下流に搬送される。
図8に示すように、搬送ローラ対21は、押圧コロ16と分離部材17との当接部における押圧コロ16の接線Aよりも、押圧コロ16側(接線Aを境として押圧コロ16が配置されている側)に設けられている。
第1シートガイド部材22は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の分離部材17側をガイドする。
第2シートガイド部材24は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の押圧コロ16側をガイドする。
第2シートガイド部材24の突出部24aは、上述の接線A上、又は接線Aよりも分離部材17側に突出した位置に配置されるとともに、第1シートガイド部材22との間に間隙を確保している。
シート搬送手段の一例である搬送ローラ対21と第2案内部材の一例である第2シートガイド部材24とは位置関係を固定して一体に交換可能に組み立てられている。第2シートガイド部材24は、搬送ローラ対21を保持している。
搬送ローラ対21は、接線Aよりも、押圧コロ16側に設けられているため、第2シートガイド部材24が無い場合(図7参照)、シート(P)の引き抜き方向は、押圧コロ16に巻きつく方向になる。このため、搬送ローラ対21がシート(P)を搬送する際に、押圧コロ16を押し上げる力を発生させながらシート(P)が引き抜かれる。このとき、分離部材17との摩擦状態が振動等をしてシート(P)の張力F3が変動すると、押圧コロ16が押し上げ方向に振動して騒音を発生する可能性があった。
しかし、第2実施形態では、第2シートガイド部材24に形成されている突出部24aが、接線Aよりも分離部材17側(接線Aを境として分離部材17が配置されている側)に突出して配置され、第1シートガイド部材24との間に間隙が確保されている。このため、搬送ローラ対21が押圧コロ16と分離部材17とに挟持されたシート(P)を引き抜くように下流に搬送するとき、シート(P)の引き抜き方向は、連結線B3の方向になる。連結線B3は、押圧コロ16と分離部材17の圧接部(ニップ部)から、第2シートガイド部材24の突出部24aに対して引かれる線である。
搬送ローラ対21がシート(P)を引き抜く際に、シートPには、連結線B3の方向の張力F3が作用し、張力F3は、接線A方向の力Ft3と法線C方向の力Fn3に分解される。法線C方向の力Fn3が押圧コロ16の中心16aから離れる方向になるため、搬送ローラ対21がシート(P)を搬送する際、シート(P)の引き抜き力によって押圧コロ16が押し上げられることが無くなる。このため、押圧コロ16の振動と騒音との発生が低減される。
ここで、搬送ローラ対21に対する第2シートガイド部材24の取り付け位置にばらつきがある場合、シート(P)のガイドが所望の位置でできず、シート(P)の引き抜き方向が接線A方向又は接線Aより分離部材17側とはならなくなり、振動や騒音の発生を十分に低減できない可能性がある。
しかし、第2実施形態では、前述のように、第2シートガイド部材24が搬送ローラ対21を保持しており、搬送ローラ対21に対する第2シートガイド部材24の位置精度を高く保つことができる。このため、シートPをより正確に、接線A方向又は接線Aより分離部材17側に引き抜くことができ、振動や騒音の発生をより確実に低減できる。
第2実施形態では、第2シートガイド部材が搬送ローラ対を保持しており、搬送ローラ対に対する第2シートガイド部材の位置精度を高く保つことができる。これにより、シートをより正確に接線方向ないし接線より分離部材側に位置する方向(接線から当接部を基点として分離部材が配置されている側に傾いた方向)に引き抜くことができ、騒音の発生をより確実に低減できる。
<第3実施形態>
図10は第3実施形態のシート給送装置の構成の説明図、図11はシート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図である。第3実施形態のシート給送装置1Cは、第2シートガイド部材24が第2シートガイド部材25に置き換えられた以外は第2実施形態と等しく構成されている。従って、図10、図11中、第2実施形態と共通する構成には図8、図9と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態のシート給送装置1Cは、シート載置部13、給送ローラ15、押圧コロ16、分離部材17、押圧バネ18、搬送ローラ対21を第2実施形態と同様に備える。押圧コロ16は、給送ローラ15が一体又は取り外し可能に設けられ、給送ローラ15の動作終了後に分離部材17と当接することによりシートPの重送を防ぐ。分離部材17は、分離部材17よりも搬送方向上流の揺動支点17aで揺動自在に支持されている。
シート載置部13に載置されたシートPは、給送ローラ15によって給送され、押圧バネ18によって給送ローラ15に押圧された分離部材17によって1枚毎に分離される。分離部材17の表面摩擦係数、接触角度、形状は、1度の給送動作毎に最上位のシートP1枚のみを搬送することができるように調整されている。
シートPを給送した後、分離部材17は、押圧コロ16に対して押圧されシートPを挟持する。給送されたシートPは、第1シートガイド部材22と第2シートガイド部材25によってガイドされて搬送ローラ対21に給送される。その後、シートPは、分離部材17と押圧コロ16とで挟持されたまま、引き抜くように搬送ローラ対21によって下流に搬送される。
図11に示すように、搬送ローラ対21は、押圧コロ16と分離部材17との当接部における押圧コロ16の接線Aよりも、押圧コロ16側(接線Aを境として押圧コロ16が配置されている側)に設けられている。第1シートガイド部材22は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の分離部材17側をガイドする。
第2シートガイド部材25は、給送ローラ15と搬送ローラ対21の間に設けられ、給送ローラ15に送り出されたシート(P)の押圧コロ16側をガイドする。
第2シートガイド部材25の突出部25aは、上述の接線A上、又は接線Aよりも分離部材17側(接線Aを境として分離部材17が配置されている側)に突出した位置に配置されるとともに、第1シートガイド部材22との間に間隙を確保している。
シート搬送手段の一例である搬送ローラ対21と第2案内部材の一例である第2シートガイド部材25とは位置関係を固定して一体に交換可能に組み立てられている。第2シートガイド部材25は、搬送ローラ対21を保持している。
第2案内部材の一例である突出部25aは、第2シートガイド部材25に回転自在に支持され、分離部材17と押圧コロ16との間から引き出されるシート(P)に従動回転する回転体である。第2シートガイド部材25の突出部25aは、接線Aよりも分離部材17側に突出して配置された、シート(P)に対して回転自在なコロであり、第1シートガイド部材22との間に間隙を確保している。
シート(P)は、分離部材17と押圧コロ16とで挟持されたまま引き抜くように搬送ローラ対21によって下流に搬送される。このとき、前述のように、搬送ローラ対21が接線Aよりも押圧コロ16側に設けられているため、第2シートガイド部材25が無い場合(図7参照)、シート(P)の引き抜き方向は、押圧コロ16に巻きつく方向になる。このため、搬送ローラ対21がシート(P)を搬送する際に、押圧コロ16を押し上げる力を発生させながらシート(P)が引き抜かれるため、押圧コロ16が振動して騒音を発生する可能性があった。
しかし、第3実施形態では、突出部25aが接線Aよりも分離部材17側に突出しつつも第1シートガイド部材22との間に間隙を確保しているので、シート(P)の引き抜き方向は、連結線B4の方向になる。連結線B4は、押圧コロ16と分離部材17の当接部から、第2シートガイド部材25の突出部25aに対して引かれる線である。
このため、シート(P)は、押圧コロ16と分離部材17に挟持されたまま、搬送ローラ対21によって連結線B4方向に引き抜くように下流へ搬送される。このとき、シート(P)に作用する連結線B4方向の張力F4は、接線A方向の力Ft4と法線C方向の力Fn4に分解される。そして、法線C方向の力Fn4が押圧コロ16を中心16aから離す方向になるため、分離部材17と押圧コロ16との間を引き抜かれるシート(P)が押圧コロ16を中心16aに向かって押し付けることが無くなる。このため、シート(P)の張力F4の変動に伴う押圧コロ16の振動と騒音の発生を低減できる。
また、第2シートガイド部材25が搬送ローラ対21を保持しており、搬送ローラ対21を交換した後でも、第2シートガイド部材25の取り付け位置精度を高く保つことができる。このため、シート(P)をより正確に接線A方向又は接線Aよりも分離部材17側へ引き抜くことができ、騒音の発生をより確実に低減できる。
また、第2シートガイド部材25の突出部25aが回転自在なコロで構成され、シート(P)に従動して回転するため、第2実施形態よりもさらに引き出し抵抗少なくシート(P)を引き出せる。このため、シート(P)の張力F4の変動がさらに小さくなって、押圧コロ16の振動と騒音の発生をさらに低減できる。
すなわち、搬送ローラ対21によってシート(P)が下流側へ搬送される際、シート(P)と第2シートガイド部材25とは圧接された状態で摺動している。このため、シート(P)と第2シートガイド部材25との間で摺擦音が発生したり、シート(P)と第2シートガイド部材25との間の摩擦が搬送抵抗になって搬送性にばらつきを発生させたりする可能性がある。
しかし、第3実施形態では、第2シートガイド部材25の突出部25aをシート(P)に対して回転自在なコロとしたので、搬送ローラ対21がシート(P)を搬送する際に、シート(P)と第2シートガイド部材部材25とが転がり接触する。このため、摺擦音の発生を低減し、搬送抵抗による搬送性のばらつきも低減できる。これにより、図1に示す画像形成部GにおけるシートPの速度変動が少なくなって、画像品質が向上する。
第3実施形態では、第2シートガイド部材の突出部をシートPに対して回転自在なコロにすることで、搬送ローラ対がシートを搬送する際、シートと第2シートガイド部材との接触をすべり接触から転がり接触に変える事ができる。このため、摺擦音の発生を低減し、搬送抵抗による搬送性のばらつきを低減できる。
本発明は、押圧部材と分離部材との間からシート給送部材側へ進行方向を曲げてシートを引き出す限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
本実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 シート給送装置のシート載置部の斜視図である。 給送ローラの組み立ての説明図である。 分離部材の組み立ての説明図である。 第1実施形態のシート給送装置の構成の説明図である。 シート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図である。 第2シートガイド部材が無い比較例のシート給送装置の説明図である。 第2実施形態のシート給送装置の構成の説明図である。 シート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図である。 第3実施形態のシート給送装置の構成の説明図である。 シート給送装置の第2シートガイド部材の動作の説明図である。
符号の説明
1、1B、1C シート給送装置
2、3、4、5、6、7、8、9、10 画像形成手段(感光ドラム、帯電ローラ、現像スリーブ、現像部、転写ローラ、露光装置、加熱装置、加圧ローラ、定着装置)
13 シート収容手段(シート載置部)
14 画像形成装置
15 シート給送部材(給送ローラ)
16 押圧部材(押圧コロ)
17 分離部材
17a、17b、17d、17e、18 支持機構(揺動支点、パッドアーム、アーム保持部、パッドホルダ、押圧バネ)
19 搬送ローラ
20 搬送コロ
21 シート搬送手段(搬送ローラ対)
22 第1案内部材(第1シートガイド部材)
23、24、25 第2案内部材(第2シートガイド部材)
23a、24a、25a 第2案内部材(突出部、コロ)
26 排紙トレイ
A 接線
B1、B2、B3、B4 引き抜き方向(連結線)
C 法線
F1、F2、F3、F4 張力
G 画像形成手段(画像形成部)
P シート

Claims (5)

  1. シートを送り出すシート給送部材と、
    前記シート給送部材と圧接し、該シート給送部材との間でシートを分離する分離部材と、
    前記シート給送部材によって送り出されるシートを前記シート給送部材側へ曲げて案内する第1案内部材と、
    前記第1案内部材に案内されたシートを挟持して搬送するシート搬送手段と、
    前記シート給送部材によるシートの給送動作が停止した後に、前記シート搬送手段に搬送されるシートを前記分離部材との間で挟持する押圧部材と、を備えたシート給送装置において、
    前記押圧部材と前記分離部材との間から引き出されるシートの前記押圧部材側の面に、前記分離部材に圧接する位置における前記押圧部材の接線上又は前記接線よりも前記分離部材側で接して、シートの進路を前記シート搬送手段側へ向ける第2案内部材を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記押圧部材は、回転自在に支持されて、前記シート搬送手段によって引き出されるシートに従動回転する回転体であって、
    前記第2案内部材は、前記接線よりも前記分離部材側でシートの進路を曲げることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記第2案内部材は、回転自在に支持されて前記引き出されるシートに従動回転する回転体を備えることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記シート搬送手段と前記第2案内部材とは、位置関係を固定して一体に交換可能に組み立てられていることを特徴とする請求項2又は3記載のシート給送装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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