JP2000198561A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000198561A
JP2000198561A JP11004013A JP401399A JP2000198561A JP 2000198561 A JP2000198561 A JP 2000198561A JP 11004013 A JP11004013 A JP 11004013A JP 401399 A JP401399 A JP 401399A JP 2000198561 A JP2000198561 A JP 2000198561A
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Japan
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paper
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chute
sheet feeding
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JP11004013A
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English (en)
Inventor
Toru Ozawa
亨 小澤
Naoto Sugimura
直人 杉村
Shin Komatsu
伸 小松
Toshihiro Takano
智弘 高野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で各種用紙の重送防止を図った給紙
装置を提供する。 【解決手段】積載収容された用紙S1、S2、S3を一
枚ずつ捌いて分離給紙する捌き部材60の両側方に位置
する用紙案内シュート8に、この捌き部材60の上面よ
りも背の高いシュートリブ8bを形成し、給紙ローラ6
と捌き部材60との間を搬送される用紙S2の背面をシ
ュートリブ8bに摺接させて用紙の給紙方向に対する抵
抗力を発生させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機、プリンタ
等の画像形成装置に関し、特にこれら画像形成装置に使
用され、給紙トレイ上に積載収容された用紙を一枚ずつ
捌いて分離給紙するようにした給紙装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から複写機、プリンタ等の画像形成
装置内には、用紙を多数枚積載収容した給紙トレイ内か
ら用紙を一枚ずつ捌いて分離給紙するようにした給紙装
置が配設されている。
【0003】一方、上述した給紙装置では、取り扱う用
紙として、葉書のような厚紙、トレーシングペーパーの
ような薄紙、封筒など各種の用紙を取扱うようにしてお
り、このため、これらの各種用紙を安定して分離給紙す
ること、即ち用紙の重送を発生させることなく安定して
一枚ずつ分離搬送させる必要がある。
【0004】そこで従来では、例えば特開平8−673
67号公報に開示されているように、第1の用紙分離給
紙部材に隣接して副分離パット(第2の用紙分離給紙部
材)を配設し、これにより葉書のような厚紙、トレーシ
ングペーパーのような薄紙、封筒など各種の用紙を安定
して分離給紙するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−67367号公報に開示されたものでは、
第1の用紙分離給紙部材に隣接して、複雑な構造をした
別部材の副分離パット(第2の用紙分離給紙部材)を配
設する構成を採用しているため、部品点数が多く、また
構造も複雑となって、その製造および保守点検作業が煩
雑となるばかりでなく、製造コストも著しく高くなる問
題点があった。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑み、簡単な
構造で各種用紙の重送防止を図った給紙装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、積載収容された用紙を用紙案内シ
ュートに配設された給紙ローラと該給紙ローラの周面に
圧接する捌き部材とにより一枚ずつ捌いて分離給紙する
ようにした給紙装置において、前記捌き部材を挟む位置
の前記用紙案内シュートに前記捌き部材の上面よりも背
の高い摺接部材を形成し、前記給紙ローラと前記捌き部
材との間を搬送される用紙の前記捌き部材側の面を前記
摺接部材に摺接させて用紙の給紙方向に対する抵抗力を
発生させるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる給紙装置
の一実施例を詳述する。
【0009】図1は、この発明に係わる給紙装置1の要
部概念斜視図である。
【0010】この給紙装置1も従来と同様に、複写機、
プリンタ等の図示せぬ画像形成装置内に配設され、積載
収容した多数枚の用紙を一枚ずつ画像形成装置の装置本
体内へ分離給紙するものである。
【0011】この図1において、給紙装置本体内に回動
自在に支承された駆動軸5には、その中央部に所定の間
隔をもうけて一対の半月形の給紙ロール6が固着され、
またこの一対の給紙ロール6の両側方には、分離給紙さ
れる用紙以外の用紙の追送を防止するコアロール9が前
記駆動軸5に対し回動自在に支承されている。
【0012】なお、このコアロール9の外径は半月形の
給紙ロール6の外径よりも幾分小さく設定されている。
【0013】一方、前記駆動軸5の一端には、周面が一
部欠歯された従動歯車41が固着されており、この従動
歯車41の下方には図示せぬモータ等の駆動手段により
所定のタイミングで回転される駆動歯車42が歯合する
ように配設されている。
【0014】また前記従動歯車41の一側面41aには
ピン43が植設され、該ピン43には、前記従動歯車4
1を軸5を中心に常時時計方向へ付勢するバネ44の一
端が係合している。
【0015】一方、上述した駆動歯車42は図示せぬモ
ータ等の駆動手段を介し矢印Bで示す如く常時反時計方
向へ回転するが、上述した従動歯車41はその周面が一
部欠歯しているので、この欠歯部41bと駆動歯車42
が対向した位置では互いの噛み合いが外れ、当該駆動歯
車42の駆動力は従動歯車41へは伝達されない構造と
なっている。
【0016】またこの噛み合いが外れた位置では、従動
歯車41はバネ44の付勢力により軸5を中心に時計方
向へ回転しようとするが、駆動軸5のボス部5aに形成
された係合片5bが、当該ボス部5aに隣接した位置に
配設されたソレノイド45の可動片46と係合するの
で、その回転が規制されている。
【0017】したがって、ソレノイド45へ電力が給電
されない場合は、可動片46を吸引する引張りバネ47
の付勢力により下動片46の先端46aが上方に位置
し、この結果、可動板46の先端46aとボス部5aの
係合片5bとが係合して従動歯車41の時計方向への回
転が規制されることとなる。
【0018】一方、上述したソレノイド45へ電力が給
電されると、可動片46が磁心に吸引されて、その先端
46aの位置を下げるので、該可動片46の先端46a
と前記係合片5bとの係合が解除し、その結果、従動歯
車41はバネ44に付勢されて時計方向へ回転し駆動歯
車42との噛み合いを開始する。この時点で従動歯車4
1は駆動歯車42の回転力により駆動軸5を中心とする
時計方向への回転を開始する。
【0019】このように、ソレノイド45に対する電力
の給電を制御すると、必要なときに従動歯車41を間欠
駆動して駆動軸5を一回転させ、これにより給紙ロール
6を回転駆動して用紙を分離給紙することができる。
【0020】一方、給紙トレイ50上には用紙積載板4
が配置され、その先端4aはその下方に配設された後述
するバネの付勢力により常時上方へ付勢されている。な
お、符号51は上述したバネを位置決めるバネの座であ
る。
【0021】一方、上述した用紙積載板4の先端4a両
側方には一対の舌片4b、4cが形成され、この一対の
舌片4b、4cには、前記駆動軸5の両端に固着された
カム52、53のカムフェース52a、53aが摺接し
ている。
【0022】このような、一対のカム52、53による
と、当該一対のカム52、53が駆動軸5とともに回転
し、その各カムフェース52a、53aが一対の舌片4
b、4cに摺接すると前記用紙積載板4は下方へ移動さ
れる。
【0023】即ち、上述した一対のカム52、53が回
転すると、それに従動して用紙積載板4は上下動するこ
ととなる。なお、図1では、一対のカム52、53の各
カムフェース52a、53aにより用紙積載板4が下側
へ押し下げられた状態を示している。
【0024】上述した給紙トレイ50によると、用紙積
載板4に積載収容された図示せぬ用紙を給紙する際に、
ソレノイド45に給電されると、可動板46の先端46
aとボス5aの係合片5bとの係合が解除され、これに
より駆動歯車42と従動歯車41とが係合し、駆動軸5
の回転が開始する。
【0025】このように、駆動軸5が回転すると、一対
のカム52、53と用紙積載板4の一対の舌片4b、4
cとの係合が解除され、この結果、用紙積載板4はその
下方に配設された後述する図示せぬコイルバネの付勢力
により上昇する。
【0026】このように、用紙積載板4が上昇すると、
その時点で給紙ロール6の周面がその回転により下方へ
移動するので、コアロール9の周面に位置決めされてい
る図示せぬ用紙に給紙ロール6の周面が摺接し、その摺
接した用紙を用紙搬送路7の用紙案内シュート8に沿っ
て給紙する。
【0027】一方、上述した用紙案内シュート8のう
ち、給紙ロール6およびコアロール9と対向する位置に
は開口8aが形成され、この開口8a内には用紙を一枚
ずつ分離供給する捌き部材60が配設されている。
【0028】また、上述した捌き部材60をその幅方向
から挟むように当該捌き部材60の両側方に位置する前
記用紙案内シュート8の表面には用紙搬送方向に沿って
所定のピッチで複数本のシュートリブ8bが形成されて
おり、このうち前記捌き部材60の両側方に隣接する位
置に形成された一対のシュートリブ8bの間隔Lは少な
くとも封筒の幅サイズL´(110ミリメートル)より
も大きく設定されている。
【0029】従って、分離搬送される用紙として封筒が
採用され、その当該封筒が給紙ロール6と捌き部材60
間に搬送されると、その封筒は前記一対のシュートリブ
8bに乗り上げないような構造となっている。
【0030】この捌き部材60は図1の要部拡大断面図
で示す図2のように、駆動軸5の軸方向に沿って配設さ
れた断面矩形状の箱体からなる捌き部材本体61からな
り、この捌き部材本体61は給紙ロール6およびコアロ
ール9と対向する位置の給紙装置本体62に形成された
凹部63内に配設されている。
【0031】この捌き部材本体61の上面には、駆動軸
5の軸方向に沿って発砲ウレタンやゴム等で形成された
摩擦パット13が配設されている。
【0032】一方、上述した捌き部材本体61はその先
端部61aが支承軸65を介し給紙装置本体62に対し
回動自在に支承されている。
【0033】一方、上述した捌き部材本体61と装置本
体62の凹部63との間にはコイルバネからなる付勢手
段67が配設され、この付勢手段67により、捌き部材
本体61を支承軸65を中心に常時反時計方向へ付勢
し、これにより摩擦パット13を給紙ロール6の周面に
所定の圧力で圧接させて、分離給紙する際に用紙に加わ
る給紙ロール6と摩擦パット13との間の用紙ニップ圧
を一定にしている。
【0034】また、捌き部材本体61の背面61b両側
方には、湾曲状に折り曲げられた一対の板ばねからなる
付勢手段71が固着され、この付勢手段71により捌き
部材本体61を支承軸65に対し垂直方向へ常時付勢
し、支承軸65とこれを支承する図示せぬ軸受孔との間
のガタを可及的に減少させるようにしている。
【0035】一方、図1に示す捌き部材60を挟むよう
に前記用紙案内シュート8の表面に形成されたシュート
リブ8bの上縁8b´は図2で示すように、前記捌き部
材60の上面、即ち摩擦パット13の上面13aよりも
高さHだけ背が高くなるように設定されいる。なお、こ
の高さHは具体的には1ミリメートルから3ミリメート
ルの範囲に設定されている。
【0036】また図2で示すように、給紙ロール6と捌
き部材本体61との間には用紙積載板4上に積載された
用紙を捌き部材60内へ案内する用紙案内部Aが形成さ
れ、この用紙案内部Aの上下幅、即ち前記捌き部材60
の先端上面61cと、該先端上面の垂直上方に位置する
前記給紙ロール6の周面との間の隙間Tは約0.2 ±0.1
ミリメートルに設定されている。
【0037】従って、この隙間Tのあらかじめ設定され
た幅(Tは約0.2 ±0.1 ミリメートル)により用紙積載
板4上に積載された用紙が捌き部材60内へ一時に多数
枚侵入することが規制されることとなる。
【0038】なお、図2で符号80は分搬送された用紙
をプリンタ等の画像形成装置本体内へ搬送するフィード
ロール、81は、この給紙装置1の下段に配設された図
示せぬ同一構造の別の給紙装置から案内された用紙を上
方へ案内するシュート、符号82は、用紙積載板4をそ
の下方から押圧するコイルバネである。
【0039】次に上述した給紙装置1の作用を説明し、
併せて構成をより詳細に説明する。図示せぬモータ等の
駆動源を介し、図3で示すように駆動軸5が矢印Cで示
す反時計方向へ回転すると、用紙積載板4に積載収容さ
れた用紙のうち、給紙ロール6の周面に圧接する用紙が
その摩擦力により用紙案内部A内へ搬送される。その
際、積載された用紙間に作用する摩擦力により、給紙ロ
ール6の周面に直接圧接する用紙以外の用紙も同時に用
紙案内部A内へ搬送される。
【0040】しかし、用紙案内部Aの隙間Tは前述した
ようにT=0.2 ±0.1ミリメートルに設定されている
ので、通常のコピー用紙、およびトレーシングペーパ等
の用紙が多数枚(例えば4枚以上)同時に重送されても
用紙案内部Aを同時に通過することはできないので、そ
の重送が防止されることとなる。
【0041】一方、図3で示すように、捌き部材60の
摩擦パット13と給紙ロール6との間に2枚の用紙S
1、S2が搬送され、そのうち用紙S1の上面が給紙ロ
ール6の周面に圧接し、かつ用紙S1の下面が用紙S2
の上面に圧接するとともに、この用紙S2の下面が捌き
部材60の摩擦パット13に圧接した場合を考える。
【0042】この場合、 μ1=用紙S1上面と給紙ロール6の周面との間に作用
する摩擦係数。
【0043】μ2=用紙S2下面と捌き部材60の摩擦
パット13との間に作用する摩擦係数。
【0044】μ3=用紙S1下面と用紙S2上面との間
に作用する摩擦係数。
【0045】とし、また、N=捌き部材60の摩擦パッ
ト13をその下方から押圧する付勢手段67の押圧力と
すると、用紙S1、S2に作用する摩擦力の関係は以下
のようになる。
【0046】μ1N>>μ2N>>μ3N 従って、明らかに用紙S1上面と給紙ロール6の周面と
の間に作用する摩擦力μ1Nが用紙S1下面と用紙S2
上面との間に作用する摩擦力μ3Nよりも大きく、かつ
用紙S2下面と捌き部材60の摩擦パットとの間に作用
する摩擦力μ2Nが用紙S1下面と用紙S2上面との間
に作用する摩擦力μ3Nよりも大きいので、用紙S2は
図3で示すように、捌き部材60の摩擦パット13の部
分で、その搬送が停止され、用紙S1のみが給紙ロール
6により分離給紙されてフィードロール80へ搬送さ
れ、そこからさらに用紙S1はプリンタ等の装置本体内
へ一枚ずつ分離供給される。
【0047】従って、この場合、即ち2枚の用紙S1、
S2が用紙案内部Aへ同時に給紙された場合は用紙の重
送は発生しないこととなる。
【0048】なお、図3では、その用紙の分離供給構造
を概念的に明らかにすべく、用紙S1と用紙S2との
間、および給紙ロール6と捌き部材60の摩擦パット1
3との間を離間しているように記載したが、実際は用紙
S1、S2を挟んで互い圧接していることはいうまでも
ない。
【0049】一方、図3と同一部分を同一符号で示す図
4のように、何等かの要因で捌き部材60の摩擦パット
13と給紙ロール6との間に、3枚の用紙S1、S2、
S3が搬送され、そのうち用紙S1の上面が給紙ロール
6の周面に圧接し、かつ用紙S1の下面が用紙S2の上
面に圧接するとともに、この用紙S2の下面が用紙S3
の上面に圧接し、さらに用紙S3の下面が捌き部材60
の摩擦パット13に圧接した場合を考える。
【0050】この場合、 μ1=用紙S1上面と給紙ロール6の周面との間のに作
用する摩擦係数。
【0051】μ2=用紙S3下面と捌き部材60の摩擦
パット13との間に作用する摩擦係数。
【0052】μ3=用紙S1下面と用紙S2上面との間
に作用する摩擦係数。
【0053】μ´3=用紙S2下面と用紙S3上面との
間に作用する摩擦係数。
【0054】とし、また、N=捌き部材60の摩擦パッ
ト13をその下方から押圧する付勢手段67の押圧力と
すると、用紙S1、S2、S3に作用する通常の摩擦力
の関係は以下のようになる。
【0055】μ1N>>μ2N>>μ3N>μ´3N 従って、このような関係式が成り立つと、用紙S1下面
と用紙S2上面との間に作用する摩擦力μ3Nが用紙S
2下面と用紙S3上面との間に作用する摩擦力μ´3N
よりも大きくなるので、用紙S2は用紙S1に引きずら
れて重送されることとなる。
【0056】一方、本願発明の給紙装置1では、図4で
示すように、用紙S3の先端からはみ出した用紙S2の
幅方向の部分S2´が摩擦パット13よりも背の高いシ
ュートリブ8bの上縁8b´に摺接するので、この用紙
S2の用紙S3の先端からはみ出した部分S2´とシュ
ートリブ8bの上縁8b´とが摺接した部分に発生する
摩擦力が用紙S2の搬送方向に対する抵抗力αとなって
作用する。
【0057】したがって、本願発明に係わる図4の給紙
装置1では、μ1N>>μ2N>>μ´3N+α>μ3
N(α>>μ3N、μ´3N)の関係式が成り立ち、こ
のため用紙S1下面と用紙S2上面との間に作用する摩
擦力μ3Nよりも、用紙S2下面と用紙S3上面および
用紙S2の部分S2´とシュートリブ8bの上縁8b´
の間に作用する摩擦力μ´3N+αが大きくなるので、
用紙S2がその摩擦力μ3Nにより用紙S1とともに移
動しようとしても、当該用紙S2は用紙S3とシュート
リブ8bの上縁8b´に働く摩擦力μ´3N+αによっ
て引き止められ、その位置、つまり用紙S3とともに、
その移動が阻止され重送されることはない。
【0058】また、用紙S3の先端からはみだした用紙
S2の幅方向の部分S2´が摩擦パット13より背の高
いシュートリブ8bの上縁8b´に摺接すると、用紙S
2はその幅方向に波打った状態となるので用紙S2の用
紙搬送方向に対するコシが強くなりシュートリブ8bに
立上がりの角度がある場合には用紙S2の用紙搬送方向
に対する抵抗力が増してさらに確実に用紙を捌いて重送
を防止することができる。
【0059】なお、図3でも、その用紙の分離供給構造
を概念的に明らかにすべく、用紙S1、S2、S3との
間、および給紙ロール6と捌き部材60の摩擦パットと
の間を離間するように記載したが、実際は用紙S1、S
2、S3を挟んで互い圧接していることはいうまでもな
い。
【0060】なお、上記実施例では前記用紙案内シュー
ト8の表面に、捌き部材60の上面よりも背の高い前記
用紙案内シュート8と一体のシュートリブ8bを形成す
るようにしたが、この発明は上記実施例に限定されるこ
となく、当該用紙案内シュート8の表面に、当該用紙案
内シュート8とは別体の摺接部材を配設し、前記シュー
トリブ8bと同様の機能を働かせるようにしてもよい。
【0061】なお、この摺接部材を前記用紙案内シュー
ト8と同一素材のシュートリブ8bにより形成した場合
は全体のコスト削減に結び付くことはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、積
載収容された用紙を一枚ずつ捌いて分離給紙する捌き部
材の両側方に配設された用紙案内シュート上に、この捌
き部材の上面よりも背の高い摺接部材を形成し、給紙ロ
ーラと捌き部材との間を搬送される用紙の背面を摺接部
材に摺接させて用紙の給紙方向に対する抵抗力を発生さ
せ、これにより用紙の重送を防止するようにしたので、
部品点数が少なく、かつ構造が簡単となり、このため用
紙の重送防止を図った給紙装置を極めて安価に提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明に係わる給紙装置の概念斜視
図。
【図2】図2は、図1の要部拡大断面図。
【図3】図3は、本願発明に係わる給紙装置の作用を示
す要部拡大断面図。
【図4】図4は、本願発明に係わる給紙装置の作用を示
す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…給紙装置 6…給紙ローラ 8…用紙案内シュート 8b…摺接部材(シュートリブ) 60…捌き部材 A…用紙案内部 S1、S2、S3…用紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月19日(1999.1.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 伸 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 高野 智弘 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB04 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 HD14 JA01 JD08 JD33 JD39 KA03 KA12 KA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積載収容された用紙を用紙案内シュートに
    配設された給紙ローラと該給紙ローラの周面に圧接する
    捌き部材とにより一枚ずつ捌いて分離給紙するようにし
    た給紙装置において、 前記捌き部材を挟む位置の前記用紙案内シュートに前記
    捌き部材の上面よりも背の高い摺接部材を形成し、 前記給紙ローラと前記捌き部材との間を搬送される用紙
    の前記捌き部材側の面を前記摺接部材に摺接させて用紙
    の給紙方向に対する抵抗力を発生させるようにしたこと
    を特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】積載収容された用紙を用紙案内シュートに
    配設された給紙ローラと該給紙ローラの周面に圧接する
    捌き部材とにより一枚ずつ捌いて分離給紙するようにし
    た給紙装置において、 前記捌き部材を挟む位置の前記用紙案内シュートに前記
    捌き部材の上面よりも背の高いシュートリブを形成し、 前記給紙ローラと前記捌き部材との間を搬送される用紙
    の前記捌き部材側の面を前記シュートリブに摺接させて
    用紙の給紙方向に対する抵抗力を発生させるようにした
    ことを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】前記捌き部材を挟むよう前記用紙案内シュ
    ートに形成された前記裁き部材を挟んだシュートリブの
    間隔は少なくとも封筒の幅サイズよりも大きいことを特
    徴とする請求項(1)記載の給紙装置。
JP11004013A 1999-01-11 1999-01-11 給紙装置 Pending JP2000198561A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008213998A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Canon Inc シート給送装置、および画像形成装置
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