JP2607289B2 - 自動給紙装置 - Google Patents
自動給紙装置Info
- Publication number
- JP2607289B2 JP2607289B2 JP1106755A JP10675589A JP2607289B2 JP 2607289 B2 JP2607289 B2 JP 2607289B2 JP 1106755 A JP1106755 A JP 1106755A JP 10675589 A JP10675589 A JP 10675589A JP 2607289 B2 JP2607289 B2 JP 2607289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- sheet
- separation
- feed roller
- separation pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はファクシミリや複写機などに利用される単票
用紙の自動給紙装置に関するものである。
用紙の自動給紙装置に関するものである。
従来の技術 近年、各種のOA機器が発展し、ファクシミリや複写機
等の高機能化が要望されて高精度な自動給紙装置が要求
された。従来の自動給紙装置では、スポンジゴム等で外
装された円筒形の給紙ローラを駆動軸に取付けて用紙分
離部材である平板状の分離パッドに当接させ、これらの
部品や用紙間の摩擦抵抗差を利用して用紙を一枚ずつ分
離給紙している。つまり、このような自動給紙装置で
は、給紙ローラと用紙との摩擦係数μ１、用紙間の摩擦
係数μ２、用紙と分離部材との摩擦係数μ３が、 μ２＜μ３＜μ１ …… を満足するようになっている。
等の高機能化が要望されて高精度な自動給紙装置が要求
された。従来の自動給紙装置では、スポンジゴム等で外
装された円筒形の給紙ローラを駆動軸に取付けて用紙分
離部材である平板状の分離パッドに当接させ、これらの
部品や用紙間の摩擦抵抗差を利用して用紙を一枚ずつ分
離給紙している。つまり、このような自動給紙装置で
は、給紙ローラと用紙との摩擦係数μ１、用紙間の摩擦
係数μ２、用紙と分離部材との摩擦係数μ３が、 μ２＜μ３＜μ１ …… を満足するようになっている。
発明が解決しようとする課題 上述のような自動給紙装置では、給紙ローラや分離パ
ッドの摩擦係数を良好な分離給紙が行なわれるように設
定している。だが、実際には各種の用紙が使用されるた
めに用紙の摩擦係数は一様ではなく、例え指定用紙を使
用しても雰囲気の温度等のためにその摩擦係数は変化す
る。このため、上述した各部材の摩擦係数μ１〜μ３の
関係式が μ２＜μ３≦μ１ …… などとなることがあり、このような場合、積載された用
紙が良好にずれずに複数枚の用紙を一度に搬送してしま
うダブルフィードや、用紙が給紙ローラと分離部材との
当接部まで移動せずに用紙が搬送されないノンフィード
などの給紙不良が発生しがちである。
ッドの摩擦係数を良好な分離給紙が行なわれるように設
定している。だが、実際には各種の用紙が使用されるた
めに用紙の摩擦係数は一様ではなく、例え指定用紙を使
用しても雰囲気の温度等のためにその摩擦係数は変化す
る。このため、上述した各部材の摩擦係数μ１〜μ３の
関係式が μ２＜μ３≦μ１ …… などとなることがあり、このような場合、積載された用
紙が良好にずれずに複数枚の用紙を一度に搬送してしま
うダブルフィードや、用紙が給紙ローラと分離部材との
当接部まで移動せずに用紙が搬送されないノンフィード
などの給紙不良が発生しがちである。
課題を解決するための手段 傾斜した用紙載置面を備えた用紙支持部材を形成し、
この用紙支持部材の用紙載置面に連続する位置に給紙ロ
ーラを配置し、用紙との摩擦抵抗が小さい用紙誘導面と
用紙との摩擦抵抗が大きい用紙分離面とを略矩形状のゴ
ム材の先端に切込みをいれて一体的に並設した分離パッ
ドを形成し、この分離パッドの前記用紙誘導面を上方か
ら前記給紙ローラに接触させると共に前記用紙分離面を
上方から前記給紙ローラに押圧させて前記分離パッド装
置本体に取り付けられたホルダに装着した。
この用紙支持部材の用紙載置面に連続する位置に給紙ロ
ーラを配置し、用紙との摩擦抵抗が小さい用紙誘導面と
用紙との摩擦抵抗が大きい用紙分離面とを略矩形状のゴ
ム材の先端に切込みをいれて一体的に並設した分離パッ
ドを形成し、この分離パッドの前記用紙誘導面を上方か
ら前記給紙ローラに接触させると共に前記用紙分離面を
上方から前記給紙ローラに押圧させて前記分離パッド装
置本体に取り付けられたホルダに装着した。
作用 分離パッドは略矩形状であるため、寸法精度を高めな
くてもホルダへの装着が容易であり、用紙載置面上に載
置された用紙は自重で用紙誘導面と給紙ローラとが接触
している部分まで滑り落ち、給紙ローラに押圧されてい
る用紙分離面により確実に分離給紙され、用紙誘導面と
用紙分離面とはゴム材により形成された分離パッドに切
込みを入れて一体的に形成することができるため、分離
パッド自体の製作も容易である。
くてもホルダへの装着が容易であり、用紙載置面上に載
置された用紙は自重で用紙誘導面と給紙ローラとが接触
している部分まで滑り落ち、給紙ローラに押圧されてい
る用紙分離面により確実に分離給紙され、用紙誘導面と
用紙分離面とはゴム材により形成された分離パッドに切
込みを入れて一体的に形成することができるため、分離
パッド自体の製作も容易である。
実施例 本発明の実施例を第１図ないし第３図に基づいて説明
する。この自動給紙装置１では、装置上部に用紙支持部
材である給紙トレイ２が傾斜した状態で取付けられてお
り、この給紙トレイ２の下端部には、用紙載置面３に連
続するように外周面を沿わせた給紙ローラ４が配置され
ている。そして、この自動給紙装置１では、前記用紙載
置面３に載置される用紙の先端を前記給紙ローラ４に押
圧しつつ誘導する用紙誘導部材である用紙誘導部５と用
紙分離部材である用紙分離６とが、例えば、ゴム材によ
り一体化された分離パッド７として形成されている。こ
こで、前記用紙誘導部５は、その下面である用紙誘導面
８にフッ化樹脂フィルム９が貼着されるなどして摩擦抵
抗が減少され、前記給紙ローラ４から離反する方向に湾
曲形成されている。一方、前記用紙分離部６は、その下
面である用紙分離面10はゴム材が露出して摩擦抵抗が大
きくなっており、前記用紙誘導部５の両側から給紙方向
に突出形成されている。そして、前記分離パッド７はホ
ルダ11にははめ込まれて装置本体に軸支され、弾性部材
である板バネ12により前記用紙分離部６が前記給紙ロー
ラ４に押圧されて前記用紙誘導部５が前記給紙ローラ４
に接触した状態になっている。
する。この自動給紙装置１では、装置上部に用紙支持部
材である給紙トレイ２が傾斜した状態で取付けられてお
り、この給紙トレイ２の下端部には、用紙載置面３に連
続するように外周面を沿わせた給紙ローラ４が配置され
ている。そして、この自動給紙装置１では、前記用紙載
置面３に載置される用紙の先端を前記給紙ローラ４に押
圧しつつ誘導する用紙誘導部材である用紙誘導部５と用
紙分離部材である用紙分離６とが、例えば、ゴム材によ
り一体化された分離パッド７として形成されている。こ
こで、前記用紙誘導部５は、その下面である用紙誘導面
８にフッ化樹脂フィルム９が貼着されるなどして摩擦抵
抗が減少され、前記給紙ローラ４から離反する方向に湾
曲形成されている。一方、前記用紙分離部６は、その下
面である用紙分離面10はゴム材が露出して摩擦抵抗が大
きくなっており、前記用紙誘導部５の両側から給紙方向
に突出形成されている。そして、前記分離パッド７はホ
ルダ11にははめ込まれて装置本体に軸支され、弾性部材
である板バネ12により前記用紙分離部６が前記給紙ロー
ラ４に押圧されて前記用紙誘導部５が前記給紙ローラ４
に接触した状態になっている。
このような構成において、この自動給紙装置１では、
積載された用紙13が給紙トレイ２に載置されると、第１
図に例示するように、これらの用紙13は自重により給紙
ローラ４と用紙誘導部５とが接触している部分まで滑り
落ちる。そこで、積載された用紙13は、給紙ローラ４が
回転すると用紙誘導面８により分離給紙される。
積載された用紙13が給紙トレイ２に載置されると、第１
図に例示するように、これらの用紙13は自重により給紙
ローラ４と用紙誘導部５とが接触している部分まで滑り
落ちる。そこで、積載された用紙13は、給紙ローラ４が
回転すると用紙誘導面８により分離給紙される。
この時、用紙誘導部５は給紙ローラ４に接触している
だけで用紙誘導面８の摩擦抵抗は極めて低いので分離給
紙は容易に行なわれるが、ここまでの分離給紙は複数枚
の用紙13が搬送されることもある。
だけで用紙誘導面８の摩擦抵抗は極めて低いので分離給
紙は容易に行なわれるが、ここまでの分離給紙は複数枚
の用紙13が搬送されることもある。
そして、このような分離給紙が行なわれた用紙13は、
給紙ローラ４の回転に伴って用紙分離部６が給紙ローラ
４に押圧されている部分まで誘導され、用紙分離面10に
より再度分離給紙される。この時、この用紙分離部６は
板バネ12により給紙ローラ４に押圧されて用紙分離面10
の摩擦抵抗は大きいため、この分離給紙は確実で一枚の
用紙13のみが搬送される。
給紙ローラ４の回転に伴って用紙分離部６が給紙ローラ
４に押圧されている部分まで誘導され、用紙分離面10に
より再度分離給紙される。この時、この用紙分離部６は
板バネ12により給紙ローラ４に押圧されて用紙分離面10
の摩擦抵抗は大きいため、この分離給紙は確実で一枚の
用紙13のみが搬送される。
すなわち、この自動給紙装置１では、摩擦抵抗の小さ
い用紙誘導部５により分離給紙が行なわれる部分まで用
紙13が誘導されてノンフィードの発生が防止され、しか
も、摩擦抵抗が大きい用紙分離部６の用紙分離面10によ
り確実に一枚の用紙13が分離給紙されてダブルフィード
の発生も防止されている。
い用紙誘導部５により分離給紙が行なわれる部分まで用
紙13が誘導されてノンフィードの発生が防止され、しか
も、摩擦抵抗が大きい用紙分離部６の用紙分離面10によ
り確実に一枚の用紙13が分離給紙されてダブルフィード
の発生も防止されている。
発明の効果 本発明は上述のように、傾斜した用紙載置面を備えた
用紙支持部材を形成し、この用紙支持部材の用紙載置面
に連続する位置に給紙ローラを配置し、用紙との摩擦抵
抗が小さい用紙誘導面と用紙との摩擦抵抗が大きい用紙
分離面とを略矩形状のゴム材の先端に切込みをいれて一
体的に並設した分離パッドを形成し、この分離パッドの
前記用紙誘導面を上方から前記給紙ローラに接触させる
と共に前記用紙分離面を上方から前記給紙ローラに押圧
させて前記分離パッドを装置本体に取り付けられたホル
ダに装着したので、分離パッドは略矩形状であることか
ら、寸法精度を高めなくてもホルダへの装着が容易であ
り、用紙載置面上に載置された用紙は自重で用紙誘導面
と給紙ローラとが接触している部分まで滑り落ち、給紙
ローラに押圧されている用紙分離面により確実に分離給
紙され、これにより、ダブルフィードの発生を防止する
ことができ、用紙誘導面と用紙分離面とはゴム材により
形成された分離パッドに切込みを入れて一体的に形成す
ることができるため、分離パッド自体の製作も容易であ
る等の効果を有する。
用紙支持部材を形成し、この用紙支持部材の用紙載置面
に連続する位置に給紙ローラを配置し、用紙との摩擦抵
抗が小さい用紙誘導面と用紙との摩擦抵抗が大きい用紙
分離面とを略矩形状のゴム材の先端に切込みをいれて一
体的に並設した分離パッドを形成し、この分離パッドの
前記用紙誘導面を上方から前記給紙ローラに接触させる
と共に前記用紙分離面を上方から前記給紙ローラに押圧
させて前記分離パッドを装置本体に取り付けられたホル
ダに装着したので、分離パッドは略矩形状であることか
ら、寸法精度を高めなくてもホルダへの装着が容易であ
り、用紙載置面上に載置された用紙は自重で用紙誘導面
と給紙ローラとが接触している部分まで滑り落ち、給紙
ローラに押圧されている用紙分離面により確実に分離給
紙され、これにより、ダブルフィードの発生を防止する
ことができ、用紙誘導面と用紙分離面とはゴム材により
形成された分離パッドに切込みを入れて一体的に形成す
ることができるため、分離パッド自体の製作も容易であ
る等の効果を有する。
第１図は本発明の実施例を示す縦断側図面、第２図は要
部の分解斜視図、第３図は斜視図である。 １……自動給紙装置、２……用紙支持部材、３……用紙
載置面、４……給紙ローラ、５……用紙誘導部材、６…
…用紙分離部材、８……用紙誘導面、10……用紙分離
面、12……弾性部材、13……用紙
部の分解斜視図、第３図は斜視図である。 １……自動給紙装置、２……用紙支持部材、３……用紙
載置面、４……給紙ローラ、５……用紙誘導部材、６…
…用紙分離部材、８……用紙誘導面、10……用紙分離
面、12……弾性部材、13……用紙
Claims (1)
- 【請求項１】傾斜した用紙載置面を備えた用紙支持部材
を形成し、この用紙支持部材の用紙載置面に連続する位
置に給紙ローラを配置し、用紙との摩擦抵抗が小さい用
紙誘導面と用紙との摩擦抵抗が大きい用紙分離面とを略
矩形状のゴム材の先端に切込みをいれて一体的に並設し
た分離パッドを形成し、この分離パッドの前記用紙誘導
面を上方から前記給紙ローラに接触させると共に前記用
紙分離面を上方から前記給紙ローラに押圧させて前記分
離パッドを装置本体に取り付けられたホルダに装着した
ことを特徴とする自動給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106755A JP2607289B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 自動給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106755A JP2607289B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 自動給紙装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02286534A JPH02286534A (ja) | 1990-11-26 |
| JP2607289B2 true JP2607289B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=14441729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1106755A Expired - Lifetime JP2607289B2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | 自動給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607289B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4752873B2 (ja) | 2008-06-20 | 2011-08-17 | ブラザー工業株式会社 | シート材搬送装置、それを備えた画像読取装置さらに画像読取装置を備えた画像記録装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6317743A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-25 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 自動給紙装置 |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP1106755A patent/JP2607289B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02286534A (ja) | 1990-11-26 |
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