JP3320207B2 - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
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- JP3320207B2 JP3320207B2 JP16191294A JP16191294A JP3320207B2 JP 3320207 B2 JP3320207 B2 JP 3320207B2 JP 16191294 A JP16191294 A JP 16191294A JP 16191294 A JP16191294 A JP 16191294A JP 3320207 B2 JP3320207 B2 JP 3320207B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- ring
- optical system
- lens
- manual focus
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影レンズ等の光学装
置、特に主光学系例えば結像光学系の前または後ろに例
えば副光学系として可変頂角プリズム等からなる補正光
学系が配置された構成におけるマニュアルフォーカスリ
ング等の操作部材の構造に関するものである。
置、特に主光学系例えば結像光学系の前または後ろに例
えば副光学系として可変頂角プリズム等からなる補正光
学系が配置された構成におけるマニュアルフォーカスリ
ング等の操作部材の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラの撮影レンズには、
可変頂角プリズム等からなる補正光学系が設けられ、カ
メラの手ブレを補正するようにしている。
可変頂角プリズム等からなる補正光学系が設けられ、カ
メラの手ブレを補正するようにしている。
【0003】図4は、補正光学系を有する従来の撮影レ
ンズを示し、可変頂角プリズムVAPの後方に結像光学
系などのレンズ群が配置され、この可変頂角プリズムV
APからなる補正光学系の外周を跨ぐようにしてマニュ
アルフォーカスリング21が撮影レンズの前部に配置さ
れている。なお、12は保護ガラス保持枠23に保持さ
れた保護ガラス、22はフィルターリング、13はフォ
トインタラプターである。
ンズを示し、可変頂角プリズムVAPの後方に結像光学
系などのレンズ群が配置され、この可変頂角プリズムV
APからなる補正光学系の外周を跨ぐようにしてマニュ
アルフォーカスリング21が撮影レンズの前部に配置さ
れている。なお、12は保護ガラス保持枠23に保持さ
れた保護ガラス、22はフィルターリング、13はフォ
トインタラプターである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
例では、撮影レンズの最前部にマニュアルフォーカスリ
ング21が設けられているため、フィルターリング22
の内周に形成されるフィルターネジの位置が撮影レンズ
の第一面より離れた位置となり、フィルター径もマニュ
アルフォーカスリングのないものに比べて大径のものを
使用せざるを得なかった。
例では、撮影レンズの最前部にマニュアルフォーカスリ
ング21が設けられているため、フィルターリング22
の内周に形成されるフィルターネジの位置が撮影レンズ
の第一面より離れた位置となり、フィルター径もマニュ
アルフォーカスリングのないものに比べて大径のものを
使用せざるを得なかった。
【0005】また、マニュアルフォーカスリング21の
光軸方向の位置規制のため、補正光学系のない場合には
保護ガラスの保持とフィルターネジ部が1部品で構成で
きていたが、フィルターリング22と保護ガラス保持枠
23の2部品の構成となっていた。
光軸方向の位置規制のため、補正光学系のない場合には
保護ガラスの保持とフィルターネジ部が1部品で構成で
きていたが、フィルターリング22と保護ガラス保持枠
23の2部品の構成となっていた。
【0006】本発明はこのような従来の問題を解決し、
フィルター径の大径化を必要とせず、また部品点数の削
減を図ることができる光学装置を提供することを目的と
する。
フィルター径の大径化を必要とせず、また部品点数の削
減を図ることができる光学装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の目的
を実現するための構成は、請求項1に記載のように、主
光学系と、該主光学系を保持する鏡筒部と、該鏡筒部の
前側または後ろ側に配置された副光学系を保持する鏡筒
部と、操作リング部材とを有する光学装置において、該
操作リング部材は、該主光学系を保持する鏡筒部と該副
光学系を保持する鏡筒部との間に配置されると共に、こ
れらの鏡筒部の間で光軸を中心として回動可能に位置規
制されることを特徴とする。
を実現するための構成は、請求項1に記載のように、主
光学系と、該主光学系を保持する鏡筒部と、該鏡筒部の
前側または後ろ側に配置された副光学系を保持する鏡筒
部と、操作リング部材とを有する光学装置において、該
操作リング部材は、該主光学系を保持する鏡筒部と該副
光学系を保持する鏡筒部との間に配置されると共に、こ
れらの鏡筒部の間で光軸を中心として回動可能に位置規
制されることを特徴とする。
【0008】この構成では、例えば副光学系と主光学系
の鏡筒部間に操作リング部材を挟み込み、特別に操作リ
ング保持用の部材を用いることなく操作リングの保持が
可能となると共に、フィルター部も操作リングの径と無
関係に最前部に配置することができる。
の鏡筒部間に操作リング部材を挟み込み、特別に操作リ
ング保持用の部材を用いることなく操作リングの保持が
可能となると共に、フィルター部も操作リングの径と無
関係に最前部に配置することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す防振ユニ
ット部を有するレンズ鏡筒の前部断面図である。
ット部を有するレンズ鏡筒の前部断面図である。
【0010】1は可変頂角プリズムを利用した防振ユニ
ット部を有する防振鏡筒で、内径部に形成されたバヨネ
ット部1aによりレンズ鏡筒5が結合されている。2は
外観鏡筒で、防振鏡筒1の前端部にネジを介して段部2
bにネジ止めされている。この外観鏡筒2の先端に突出
したリング部の内周にフィルターネジ2aが設けられて
いる。防振鏡筒1内に設けられている可変頂角プリズム
は、対向配置する透明平板9と10との間を蛇腹状のフ
ィルム8で密封し、その間に透明液体11を封入するこ
とにより構成されている。
ット部を有する防振鏡筒で、内径部に形成されたバヨネ
ット部1aによりレンズ鏡筒5が結合されている。2は
外観鏡筒で、防振鏡筒1の前端部にネジを介して段部2
bにネジ止めされている。この外観鏡筒2の先端に突出
したリング部の内周にフィルターネジ2aが設けられて
いる。防振鏡筒1内に設けられている可変頂角プリズム
は、対向配置する透明平板9と10との間を蛇腹状のフ
ィルム8で密封し、その間に透明液体11を封入するこ
とにより構成されている。
【0011】この可変頂角プリズムは、一方の透明平板
9を保持するヨー側保持枠6と他方の透明平板10を保
持するピッチ側保持枠7とが、ヨー側保持枠6の軸部6
a、6bおよびピッチ側保持枠7の不図示の軸部とを中
心として回動することにより、対向する透明平板9と1
0とのなす頂角が変化し、前方より入射し後方に出射す
る光線を曲げるようになっている。そして、この回動は
このレンズ鏡筒を装着したビデオカメラの手ブレを検出
する不図示のセンサーからのカメラブレ情報に基づい
て、不図示のボイスコイルへの通電によって駆動制御さ
れる。
9を保持するヨー側保持枠6と他方の透明平板10を保
持するピッチ側保持枠7とが、ヨー側保持枠6の軸部6
a、6bおよびピッチ側保持枠7の不図示の軸部とを中
心として回動することにより、対向する透明平板9と1
0とのなす頂角が変化し、前方より入射し後方に出射す
る光線を曲げるようになっている。そして、この回動は
このレンズ鏡筒を装着したビデオカメラの手ブレを検出
する不図示のセンサーからのカメラブレ情報に基づい
て、不図示のボイスコイルへの通電によって駆動制御さ
れる。
【0012】一方、防振鏡筒1の後端筒部の外周部1b
はテーパー面に形成され、この外周部1bにマニュアル
フォーカスリング3の内筒部3bがその内リング3cに
当接するまで嵌合することによりラジアル軸受部として
構成され、さらにこの内リング3cはレンズ鏡筒5の外
リング突起5aにも当接し、この外リング突起5aと防
振鏡筒1の後端筒部の後端1cとに挟持された状態とな
り、光軸を中心として回転できるようになっている。な
お、4はマニュアルフォーカスリング3の外周部に装着
されたゴムリングである。
はテーパー面に形成され、この外周部1bにマニュアル
フォーカスリング3の内筒部3bがその内リング3cに
当接するまで嵌合することによりラジアル軸受部として
構成され、さらにこの内リング3cはレンズ鏡筒5の外
リング突起5aにも当接し、この外リング突起5aと防
振鏡筒1の後端筒部の後端1cとに挟持された状態とな
り、光軸を中心として回転できるようになっている。な
お、4はマニュアルフォーカスリング3の外周部に装着
されたゴムリングである。
【0013】したがって、マニュアルフォーカスリング
3を防振鏡筒の後端筒部にまず嵌合し、その後にレンズ
鏡筒5を防振鏡筒1のバヨネット部1aに差し込むこと
により組立が完了する。なお、マニュアルフォーカスリ
ング3の内周部に周方向に沿って櫛歯部3aが形成さ
れ、この櫛歯部3aを2つのフォトインタラプタ13を
用いて検出することにより、回転方向と回転量とを検出
することができるようにしている。
3を防振鏡筒の後端筒部にまず嵌合し、その後にレンズ
鏡筒5を防振鏡筒1のバヨネット部1aに差し込むこと
により組立が完了する。なお、マニュアルフォーカスリ
ング3の内周部に周方向に沿って櫛歯部3aが形成さ
れ、この櫛歯部3aを2つのフォトインタラプタ13を
用いて検出することにより、回転方向と回転量とを検出
することができるようにしている。
【0014】このように、本実施例では可変頂角プリズ
ムの位置よりも後方にマニュアルフスリング3を配置し
ているので、従来のようにこの可変頂角プリズムの外周
を越えて前方にフォーカスリングを配置した場合のよう
にその外径が大きくなることがなく、したがって外観鏡
筒2の前部に設けたフィルターネジ部2aの外径寸法が
可変頂角プリズム等の寸法に左右されずに決定すること
ができ、外径の決定の自由度が増す。
ムの位置よりも後方にマニュアルフスリング3を配置し
ているので、従来のようにこの可変頂角プリズムの外周
を越えて前方にフォーカスリングを配置した場合のよう
にその外径が大きくなることがなく、したがって外観鏡
筒2の前部に設けたフィルターネジ部2aの外径寸法が
可変頂角プリズム等の寸法に左右されずに決定すること
ができ、外径の決定の自由度が増す。
【0015】なお、操作用のリングは本実施例のように
マニュアルフォーカスリングに限らず、マニュアルズー
ムや各種の切換リング、マニュアル絞りリング等の操作
リングであってもよい。
マニュアルフォーカスリングに限らず、マニュアルズー
ムや各種の切換リング、マニュアル絞りリング等の操作
リングであってもよい。
【0016】図2は第2の実施例を示す。
【0017】本実施例は、マニュアルフォーカスリング
3の内周筒部3dの前後端部をレンズ鏡筒5の外周に形
成した前部リング部5cと後部リング部5dとにより保
持するようにし、しかも後部リング部5dでは、段付状
の溝部5eにより保持している。
3の内周筒部3dの前後端部をレンズ鏡筒5の外周に形
成した前部リング部5cと後部リング部5dとにより保
持するようにし、しかも後部リング部5dでは、段付状
の溝部5eにより保持している。
【0018】本実施例では、レンズ鏡筒5にマニュアル
フォーカスリング3を取りつけた状態で、レンズ鏡筒5
を防振鏡筒1のバヨネット部1aに結合することによ
り、組立が完了する。
フォーカスリング3を取りつけた状態で、レンズ鏡筒5
を防振鏡筒1のバヨネット部1aに結合することによ
り、組立が完了する。
【0019】図第3の実施例を示す。
【0020】本実施例は、防振鏡筒1の後端鏡筒部での
みマニュアルフォーカスリング3を保持するもので、該
後端鏡筒部の後端外周部に形成したつめ形状の突起1d
と、該後端鏡筒部の後端部1cでマニュアルフォーカス
リング3の内リング突起3cを保持するようにしてお
り、マニュアルフォーカスリング3を防振鏡筒1に嵌合
する際、該後端鏡筒部の筒部1eを内周側に歪ませるこ
とにより上記した保持を行うようにしている。
みマニュアルフォーカスリング3を保持するもので、該
後端鏡筒部の後端外周部に形成したつめ形状の突起1d
と、該後端鏡筒部の後端部1cでマニュアルフォーカス
リング3の内リング突起3cを保持するようにしてお
り、マニュアルフォーカスリング3を防振鏡筒1に嵌合
する際、該後端鏡筒部の筒部1eを内周側に歪ませるこ
とにより上記した保持を行うようにしている。
【0021】なお上記した各実施例において、可変頂角
プリズムからなる防振ユニットが撮影レンズ群の後方に
配置されている場合でも適用することができる。
プリズムからなる防振ユニットが撮影レンズ群の後方に
配置されている場合でも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、例えば副光学系と主光
学系の鏡筒部間に操作リング部材を挟み込み、特別に操
作リング保持用の部材を用いることなく操作リングの保
持が可能となると共に、フィルター部も操作リングの径
と無関係に最前部に配置することができ、小径のフィル
ターを使用することができる。
学系の鏡筒部間に操作リング部材を挟み込み、特別に操
作リング保持用の部材を用いることなく操作リングの保
持が可能となると共に、フィルター部も操作リングの径
と無関係に最前部に配置することができ、小径のフィル
ターを使用することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図。
【図4】従来の撮影レンズを示す断面図。
1 防振鏡筒 2 外観鏡筒 3 マニュアルフォーカスリング 4 ゴムリング 5 レンズ鏡筒 6 ヨー側保持枠 7 ピッチ側保持枠 8 フィルム 9、10 透明平行板 11 透明液体 12 保護ガラス 13 フォトインタラプター
Claims (1)
- 【請求項1】 主光学系と、該主光学系を保持する鏡筒
部と、該鏡筒部の前側または後ろ側に配置された副光学
系を保持する鏡筒部と、操作リング部材とを有する光学
装置において、 該操作リング部材は、該主光学系を保持する鏡筒部と該
副光学系を保持する鏡筒部との間に配置されると共に、
これらの鏡筒部の間で 光軸を中心として回動可能に位置
規制されることを特徴とする光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16191294A JP3320207B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16191294A JP3320207B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 光学装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829736A JPH0829736A (ja) | 1996-02-02 |
JP3320207B2 true JP3320207B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=15744389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16191294A Expired - Fee Related JP3320207B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320207B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP16191294A patent/JP3320207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0829736A (ja) | 1996-02-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621 Year of fee payment: 6 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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