JP3318066B2 - 脱穀部の2番還元量制御装置 - Google Patents
脱穀部の2番還元量制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室と、扱室からの脱穀
物を選別する選別部とからなり、選別部の2番物回収受
樋内に選別された2番物を揚穀筒により還元再処理する
脱穀部の2番還元量制御装置に関する発明である。
物を選別する選別部とからなり、選別部の2番物回収受
樋内に選別された2番物を揚穀筒により還元再処理する
脱穀部の2番還元量制御装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、脱穀部によって穀稈を脱穀選別す
るとき2番物回収受樋内に回収されて再処理される2番
物の還元量は穀稈のできばえによって変動するのであっ
て、1枚の圃場でもそのできばえには差異がありこの差異
によって2番物の還元量が増大する場合は揚穀筒の始端
受継部および終端投口部に詰まりを生じて異常磨耗が起
き、また、2番物を扱室に還元するようにしたものにあっ
ては扱胴の負荷増大により脱穀作用を低下させ、選別部
に還元するものにおいてはその選別作用に悪影響を与え
るなどの問題点がある。
るとき2番物回収受樋内に回収されて再処理される2番
物の還元量は穀稈のできばえによって変動するのであっ
て、1枚の圃場でもそのできばえには差異がありこの差異
によって2番物の還元量が増大する場合は揚穀筒の始端
受継部および終端投口部に詰まりを生じて異常磨耗が起
き、また、2番物を扱室に還元するようにしたものにあっ
ては扱胴の負荷増大により脱穀作用を低下させ、選別部
に還元するものにおいてはその選別作用に悪影響を与え
るなどの問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決しようとしてなされたもので、2番物回収
受樋内に回収され揚穀筒によって揚上されるところの還
元量を安定させて穀稈のできばえに左右されることなく
脱穀部の性能の向上を期すことを目的として発明された
ものである。
問題点を解決しようとしてなされたもので、2番物回収
受樋内に回収され揚穀筒によって揚上されるところの還
元量を安定させて穀稈のできばえに左右されることなく
脱穀部の性能の向上を期すことを目的として発明された
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記の
目的を達成させる手段として、扱室と、扱室からの脱穀物
を選別する選別部とからなり、選別部の2番物回収受樋
内に選別された2番物を揚穀筒により還元再処理するも
ので、前記揚穀筒の終端投口部の投口全面に臨ませて揺
動可能なる板状の還元量感知センサ−を枢着し、さらに
1番物受樋の2番物回収受樋側に斜設する樋板に 、 該樋
板の延長方向に摺動可能なる調節板を装着し 、 前記還元
量感知センサ−の量感知に基づいて、前記調節板(22)を
自動的に出退させ 、2番物回収受樋内に回収される2番
物の量を調節する構成にしたことを特徴とする。
目的を達成させる手段として、扱室と、扱室からの脱穀物
を選別する選別部とからなり、選別部の2番物回収受樋
内に選別された2番物を揚穀筒により還元再処理するも
ので、前記揚穀筒の終端投口部の投口全面に臨ませて揺
動可能なる板状の還元量感知センサ−を枢着し、さらに
1番物受樋の2番物回収受樋側に斜設する樋板に 、 該樋
板の延長方向に摺動可能なる調節板を装着し 、 前記還元
量感知センサ−の量感知に基づいて、前記調節板(22)を
自動的に出退させ 、2番物回収受樋内に回収される2番
物の量を調節する構成にしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】これによって、扱室内に供給された穀稈は扱胴
の回転によって脱穀されその脱穀物は選別部に落下し1
番物と2番物および塵埃にそれぞれ選別されるようにな
り、1番物は機外に取出され2番物は2番物回収受樋内
に集合し回収されて揚穀筒により還元再処理されるよう
になり塵埃は機外に排出されるのであるが、そのとき、揚
穀筒の終端投口部の投口全面に臨んで枢着した板状の還
元量感知センサ−は放出される穀粒分布と量を全面的に
刻々感知するが、更に 、 1番物受樋と2番物回収受樋の境
界斜面である樋板に 、 該樋板の延長方向に摺動可能なる
調節板を装着したので 、 前記還元量感知センサ−の量感
知に基づいて 、 前記調節板を自動的に出退させる事によ
って 、還元量の増減に対応して直接的に2番物回収受樋
内に回収される量を調節し安定させるようにするのであ
る。
の回転によって脱穀されその脱穀物は選別部に落下し1
番物と2番物および塵埃にそれぞれ選別されるようにな
り、1番物は機外に取出され2番物は2番物回収受樋内
に集合し回収されて揚穀筒により還元再処理されるよう
になり塵埃は機外に排出されるのであるが、そのとき、揚
穀筒の終端投口部の投口全面に臨んで枢着した板状の還
元量感知センサ−は放出される穀粒分布と量を全面的に
刻々感知するが、更に 、 1番物受樋と2番物回収受樋の境
界斜面である樋板に 、 該樋板の延長方向に摺動可能なる
調節板を装着したので 、 前記還元量感知センサ−の量感
知に基づいて 、 前記調節板を自動的に出退させる事によ
って 、還元量の増減に対応して直接的に2番物回収受樋
内に回収される量を調節し安定させるようにするのであ
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明に関して実施例図を参照し具
体的に説明するのであるが、この装置を施した脱穀部
(A)は自脱形コンバイン等を構成するものであって、例
えば「図3」に示すように、走行装置(6)上の左側にこの
脱穀部(A)を載設し右側に操縦部(C)と穀粒タンク(G)
を設けるとともに脱穀部(A)の前方がわに刈取部(B)を
後側に藁カッタ−(D)が連設されて、機体の前進により
穀稈を刈取りその刈取穀稈を脱穀部(A)に搬送して脱穀
処理し、脱穀済の排藁は排藁搬送装置(7)によって後方
に搬送し藁カッタ−(D)で細断されるようになり、脱穀
処理によりできた穀粒は穀粒タンク(G)に一旦貯留され
たのち適宜排出オ−ガ−(8)によって取出されるように
なっている。
体的に説明するのであるが、この装置を施した脱穀部
(A)は自脱形コンバイン等を構成するものであって、例
えば「図3」に示すように、走行装置(6)上の左側にこの
脱穀部(A)を載設し右側に操縦部(C)と穀粒タンク(G)
を設けるとともに脱穀部(A)の前方がわに刈取部(B)を
後側に藁カッタ−(D)が連設されて、機体の前進により
穀稈を刈取りその刈取穀稈を脱穀部(A)に搬送して脱穀
処理し、脱穀済の排藁は排藁搬送装置(7)によって後方
に搬送し藁カッタ−(D)で細断されるようになり、脱穀
処理によりできた穀粒は穀粒タンク(G)に一旦貯留され
たのち適宜排出オ−ガ−(8)によって取出されるように
なっている。
【0007】そして、前記の脱穀部(A)は「図2」と「3」
に記載するように構成されている。即ち、扱胴(9)を内
蔵する扱室(1)と、この扱室(1)の下方から後方にかけ
て配置され扱室(1)からの脱穀物を選別する選別部(2)
とから構成されているのである。(10)はその選別部(2)
を構成するところの揺動選別体で、前方がわからフィ−
ドパン(11)とチャフシ−ブ(12)とストロ−ラック(13)が
配設され、チャフシ−ブ(12)の下方にグレンシ−ブ(14)
が張設されて、これらが一体となって前後に揺動するよ
うになっている。
に記載するように構成されている。即ち、扱胴(9)を内
蔵する扱室(1)と、この扱室(1)の下方から後方にかけ
て配置され扱室(1)からの脱穀物を選別する選別部(2)
とから構成されているのである。(10)はその選別部(2)
を構成するところの揺動選別体で、前方がわからフィ−
ドパン(11)とチャフシ−ブ(12)とストロ−ラック(13)が
配設され、チャフシ−ブ(12)の下方にグレンシ−ブ(14)
が張設されて、これらが一体となって前後に揺動するよ
うになっている。
【0008】また、(15)は前記フィ−ドパン(11)の下方
に設けた圧風ファンでこの圧風ファン(11)から吹出する
風によって揺動選別体(10)を下側から吹き抜ける選別風
路(16)が形成され、(17)と(3)は底部にスクリュ−コン
ベヤを内装して横設された1番樋と2番物回収受樋であ
り、(18)はストロ−ラック(13)の上方で機体の側部に吸
引口を開口させて設けた吸引排塵ファンである。
に設けた圧風ファンでこの圧風ファン(11)から吹出する
風によって揺動選別体(10)を下側から吹き抜ける選別風
路(16)が形成され、(17)と(3)は底部にスクリュ−コン
ベヤを内装して横設された1番樋と2番物回収受樋であ
り、(18)はストロ−ラック(13)の上方で機体の側部に吸
引口を開口させて設けた吸引排塵ファンである。
【0009】そして、(4)は下部を前記2番物回収受樋
(3)の一側がわに連通し上部の終端投口部(5)を前記の
フィ−ドパン(11)上に開口させた揚穀筒である。なお、
(19)は処理胴を示してあって扱室(1)の排稈がわから送
出されるものを打穀処理しその処理物を揺動選別体(10)
上に落下させるようにしている。
(3)の一側がわに連通し上部の終端投口部(5)を前記の
フィ−ドパン(11)上に開口させた揚穀筒である。なお、
(19)は処理胴を示してあって扱室(1)の排稈がわから送
出されるものを打穀処理しその処理物を揺動選別体(10)
上に落下させるようにしている。
【0010】したがって、扱室(1)内に供給された穀稈
は回転する扱胴(9)により脱穀されて脱穀済みの排藁は
排稈がわから出て排藁搬送装置(7)に受継がれ後方に搬
送されるとともに、扱室(1)からの脱穀物と処理胴によ
って処理された処理物は揺動選別体(10)の揺動作用と圧
風ファン(15)により起風され選別風路(16)を吹き抜ける
風によって選別されて、1番物は1番物受樋(17)に集合の
のち穀粒タンク(G)に貯留され、2番物は2番物回収受
樋(3)内に回収され揚穀筒(4)によりフィ−ドパン(11)
上に返されて再処理され、塵埃は吸引排塵ファン(18)に
吸引され機外に排出されるのである。
は回転する扱胴(9)により脱穀されて脱穀済みの排藁は
排稈がわから出て排藁搬送装置(7)に受継がれ後方に搬
送されるとともに、扱室(1)からの脱穀物と処理胴によ
って処理された処理物は揺動選別体(10)の揺動作用と圧
風ファン(15)により起風され選別風路(16)を吹き抜ける
風によって選別されて、1番物は1番物受樋(17)に集合の
のち穀粒タンク(G)に貯留され、2番物は2番物回収受
樋(3)内に回収され揚穀筒(4)によりフィ−ドパン(11)
上に返されて再処理され、塵埃は吸引排塵ファン(18)に
吸引され機外に排出されるのである。
【0011】次に、「図1」と「図2」により本発明の要部
について記載すると、前記揚穀筒(4)上部の終端投口部
(5)には軸(20)を支点にして揺動しスプリング(図示省
略)により閉じ勝手に付勢する板状の還元量感知センサ
−(S)が設けられ、その感知センサ−(S)の揺動によっ
て基部がわの突起(21)の押圧によりON・OFFするスイッ
チ(S1)が固設されている。
について記載すると、前記揚穀筒(4)上部の終端投口部
(5)には軸(20)を支点にして揺動しスプリング(図示省
略)により閉じ勝手に付勢する板状の還元量感知センサ
−(S)が設けられ、その感知センサ−(S)の揺動によっ
て基部がわの突起(21)の押圧によりON・OFFするスイッ
チ(S1)が固設されている。
【0012】また、前記1番物受樋(17)の2番物回収受樋
(3)がわに斜め後上方に向けて斜設する樋板(17a)の上
側にはこの樋板(17a)を延長する方向に摺動可能の調節
板(22)が装着され、その調節板(22)の出退手段は調節板
(22)の裏面がわに取付けたラック(23)とモ−タ(M)に直
結するピニオン(24)を噛み合わせモ−タ(M)の正逆転に
よって調節板(22)を出退させるようにしている。
(3)がわに斜め後上方に向けて斜設する樋板(17a)の上
側にはこの樋板(17a)を延長する方向に摺動可能の調節
板(22)が装着され、その調節板(22)の出退手段は調節板
(22)の裏面がわに取付けたラック(23)とモ−タ(M)に直
結するピニオン(24)を噛み合わせモ−タ(M)の正逆転に
よって調節板(22)を出退させるようにしている。
【0013】そして、前記のスイッチ(S1)とモ−タ(M)
とをコントロ−ラ(25)を介して電気的に接続し揚穀筒
(4)の終端投口部(5)からの還元量の変動に基づいて還
元量感知センサ−(S)を作動させその作動によりスイッ
チ(S1)をON・OFFさせるもので、スイッチ(S1)のONにより
モ−タ(M)を正転させて調節板(22)を2番物回収受樋
(3)上に突出させ、スイッチ(S1)のOFFによって逆転させ
調節板(22)を1番物受樋(17)がわに退入させるように構
成している。
とをコントロ−ラ(25)を介して電気的に接続し揚穀筒
(4)の終端投口部(5)からの還元量の変動に基づいて還
元量感知センサ−(S)を作動させその作動によりスイッ
チ(S1)をON・OFFさせるもので、スイッチ(S1)のONにより
モ−タ(M)を正転させて調節板(22)を2番物回収受樋
(3)上に突出させ、スイッチ(S1)のOFFによって逆転させ
調節板(22)を1番物受樋(17)がわに退入させるように構
成している。
【0014】即ち、揚穀筒(4)の終端投口部(5)から投
出される2番物の量が増大するとその投出力によって閉
じ勝手の還元量感知センサ−(S)は仮想線(イ)のように
揺動して突起(21)の押圧によりスイッチ(S1)がON作用
し、この作用によってコントロ−ラ(25)からモ−タ(M)
に正転の指令が出て調節板(22)を矢印(ロ)方向に突出さ
せるようになり2番物回収受樋(3)がわに落下していた
ものを1番物受樋(17)がわに導き2番物回収受樋(3)内
に回収される量を減じて揚穀筒(4)による還元量を調節
し、また、終端投口部(5)からの還元量が減ると還元量感
知センサ−(S)は仮想線(イ)の状態から閉じ方向に揺動
して突起(21)の押圧状態は解除されスイッチ(S1)はOFF
してコントロ−ラ(25)を介しモ−タ(M)を逆転させ調節
板(22)を矢印(ハ)方向に退入させ2番物回収受樋(3)内
への落下量を増し2番物の還元量を安定させるのであ
る。
出される2番物の量が増大するとその投出力によって閉
じ勝手の還元量感知センサ−(S)は仮想線(イ)のように
揺動して突起(21)の押圧によりスイッチ(S1)がON作用
し、この作用によってコントロ−ラ(25)からモ−タ(M)
に正転の指令が出て調節板(22)を矢印(ロ)方向に突出さ
せるようになり2番物回収受樋(3)がわに落下していた
ものを1番物受樋(17)がわに導き2番物回収受樋(3)内
に回収される量を減じて揚穀筒(4)による還元量を調節
し、また、終端投口部(5)からの還元量が減ると還元量感
知センサ−(S)は仮想線(イ)の状態から閉じ方向に揺動
して突起(21)の押圧状態は解除されスイッチ(S1)はOFF
してコントロ−ラ(25)を介しモ−タ(M)を逆転させ調節
板(22)を矢印(ハ)方向に退入させ2番物回収受樋(3)内
への落下量を増し2番物の還元量を安定させるのであ
る。
【0015】なお、この実施例のものは、2番物回収受樋
(3)内に回収されたものを揚穀筒(4)によって揺動選別
体(10)の始端がわに返して再処理する構成のものである
が、2番物回収受樋(3)と扱室(1)とを連通して2番物
を扱室(1)に還元するものでもよいのである。
(3)内に回収されたものを揚穀筒(4)によって揺動選別
体(10)の始端がわに返して再処理する構成のものである
が、2番物回収受樋(3)と扱室(1)とを連通して2番物
を扱室(1)に還元するものでもよいのである。
【0016】
【発明の効果】本発明によるものは以上述べたように、
扱室(1)と、扱室(1)からの脱穀物を選別する選別部
(2)とからなり、選別部(2)の2番物回収受樋(3)内に
選別された2番物を揚穀筒(4)により還元再処理するも
ので、前記揚穀筒(4)の終端投口部(5)の投口全面に臨
んで揺動可能なる板状の還元量感知センサ−(S)を枢着
し、更に1番物受樋(17)の2番物回収受樋(3)側に斜設
する樋板(17a)に 、 該樋板(17a)の延長方向に摺動可能の
調節板(22)を装着し 、 前記還元量感知センサ−(S)の量
感知に基づいて、前記調節板(22)を出退させ 、2番物回収
受樋(3)内に回収される2番物の量を調節する構成にし
たことを特徴とするので、揚穀筒の終端投口部の投口全
面に臨ませて枢着した板状の還元量感知センサ−(S)は
放出される穀粒分布と量を全面的に刻々増減感知して 、
穀粒分布の変動に影響される事なく 、 前記調節板を出退
させる事によって 、還元量の増減に対応して直接的に2
番物回収受樋内に回収される量を調節し安定させる事が
でき、従来還元量が増大した場合、揚穀筒(4)の始端受継
部および終端投口部(5)に詰まりを生じて異常摩耗が起
き、また、2番物を扱室(1)に還元するようにしたものに
あっては扱胴(9)の負荷増大により脱穀作用を低下さ
せ、選別部(2)に還元するものにおいてはその選別作用
に悪影響を与えるなどの問題点を解決するものになって
脱穀部(A)の性能を向上することができたのである。
扱室(1)と、扱室(1)からの脱穀物を選別する選別部
(2)とからなり、選別部(2)の2番物回収受樋(3)内に
選別された2番物を揚穀筒(4)により還元再処理するも
ので、前記揚穀筒(4)の終端投口部(5)の投口全面に臨
んで揺動可能なる板状の還元量感知センサ−(S)を枢着
し、更に1番物受樋(17)の2番物回収受樋(3)側に斜設
する樋板(17a)に 、 該樋板(17a)の延長方向に摺動可能の
調節板(22)を装着し 、 前記還元量感知センサ−(S)の量
感知に基づいて、前記調節板(22)を出退させ 、2番物回収
受樋(3)内に回収される2番物の量を調節する構成にし
たことを特徴とするので、揚穀筒の終端投口部の投口全
面に臨ませて枢着した板状の還元量感知センサ−(S)は
放出される穀粒分布と量を全面的に刻々増減感知して 、
穀粒分布の変動に影響される事なく 、 前記調節板を出退
させる事によって 、還元量の増減に対応して直接的に2
番物回収受樋内に回収される量を調節し安定させる事が
でき、従来還元量が増大した場合、揚穀筒(4)の始端受継
部および終端投口部(5)に詰まりを生じて異常摩耗が起
き、また、2番物を扱室(1)に還元するようにしたものに
あっては扱胴(9)の負荷増大により脱穀作用を低下さ
せ、選別部(2)に還元するものにおいてはその選別作用
に悪影響を与えるなどの問題点を解決するものになって
脱穀部(A)の性能を向上することができたのである。
【図1】脱穀部の要部を示す側面図である。
【図2】「図1」のA−A線における断面図である。
【図3】コンバイン全体の概略側面図である。
1 扱室 2 選別部 3 2番物回収受樋 4 揚穀筒 5 終端投口部 S 還元量感知センサ−
Claims (1)
- 【請求項1】 扱室(1)と、扱室(1)からの脱穀物を選
別する選別部(2)とからなり、選別部(2)の2番物回収
受樋(3)内に選別された2番物を揚穀筒(4)により還元
再処理するもので、前記揚穀筒(4)の終端投口部(5)の
投口全面に臨ませて揺動可能なる板状の還元量感知セン
サ−(S)を枢着し、更に1番物受樋(17)の2番物回収受
樋(3)側に斜設する樋板(17a)に 、 該樋板(17a)の延長方
向に摺動可能の調節板(22)を装着し 、 前記還元量感知セ
ンサ−(S)の量感知に基づいて、前記調節板(22)を出退
させ 、2番物回収受樋(3)内に回収される2番物の量を
調節する構成にしたことを特徴とする脱穀部の2番還元
量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20107693A JP3318066B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 脱穀部の2番還元量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20107693A JP3318066B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 脱穀部の2番還元量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731273A JPH0731273A (ja) | 1995-02-03 |
JP3318066B2 true JP3318066B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16434997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20107693A Expired - Fee Related JP3318066B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 脱穀部の2番還元量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318066B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5275757B2 (ja) * | 2008-11-05 | 2013-08-28 | ヤンマー株式会社 | 脱穀機 |
EP3991543A4 (en) * | 2019-06-27 | 2023-12-27 | Kubota Corporation | THRESHING DEVICE |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP20107693A patent/JP3318066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731273A (ja) | 1995-02-03 |
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