JP3315862B2 - ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、束状回路体と1枚
の絶縁シ−トとを真空引きして接合させたワイヤーハー
ネスと、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車載の電気機器を接続するケ−
ブルには、車体などへの組付け性を向上させるためにワ
イヤーを所定の形状に配索した回路体と熱可塑性の絶縁
シ−トとを接合し、所定の形状を与えたワイヤーハーネ
スがある。
【0003】特開平5−314833号公報には、この
ように所定の形状を与えたワイヤーハーネスの例が記載
されている。
【0004】これは、ワイヤーを一皮並べに配索したフ
ラット回路体を2枚の熱可塑性絶縁シ−トに挟んだもの
を、真空引き孔が設けられた真空成形型の真空吸引面上
に置いて真空引きし、絶縁シ−トの間を真空状態にして
フラット回路体に密着接合させたワイヤーハーネスであ
る。これは、全体がフラットであることから、車両のド
アの内部配線などに好適である。
【0005】一方、フラットなワイヤーハーネスとは別
に、図9に示したように、ワイヤーを束状にしたワイヤ
ーハーネス1の需要がある。
【0006】これは、図10と図11のように、所定の
回路形状に配索しコネクタ−3やグロメット5を取り付
けた束状ワイヤー7の必要箇所をバンドクリップ9で結
束した束状回路体11と、熱可塑性の絶縁シ−ト13と
を、真空成形型15の真空吸引面17上に置いて真空引
きし、束状回路体11と絶縁シ−ト13とを接合させた
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、束状回路体
11のような束状のワイヤーを扱う真空成形は、フラッ
ト回路体を扱う場合と異なって、両面を2枚の絶縁シ−
トで挟んで真空引きすることが難しいから、上記の例の
ように、1枚の絶縁シ−ト13を束状回路体11の片側
だけに接合させている。
【0008】従って、これらの接合強度が不充分である
と、車体に組付ける際に組付け箇所に沿って、例えば、
図9のような形状に曲げるときなど、絶縁シ−ト13が
束状回路体11から外れて脱落してしまうことがある。
【0009】このように、絶縁シ−ト13と束状回路体
11とが外れやすいと、組付け時に細心の注意が必要で
あり、作業性が著しく低下する。
【0010】本発明は、このような事情を考慮し、真空
引きして接合させた束状回路体と絶縁シ−トとの外れを
防止するワイヤーハーネスと、その製造方法とを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワイヤー
ハーネスは、所定の回路形状に配索した束状ワイヤーの
必要箇所を、バンドとバンドのロック部とを有するバン
ドクリップで結束した束状回路体と、熱可塑性の絶縁シ
−トとを、真空引き孔が設けられた真空成形型の真空吸
引面上にこの順に載置し、真空引き孔から真空引きして
束状回路体と絶縁シ−トとを接合してなるワイヤーハー
ネスであって、絶縁シ−ト吸引用の凹部を形成する係止
用突起が前記バンドクリップの真空吸引面側以外の箇所
に設けられ、前記真空引きの際に、この凹部に吸引され
て形成される進入部とこの凹部との係合によって絶縁シ
−トと束状回路体とを係止させたことを特徴とする。
【0012】このように、請求項1のワイヤーハーネス
では、バンドクリップに係止用突起を設け、この係止用
突起によって形成される凹部に、真空引きの際に絶縁シ
−トを吸引して係合させることによって、束状回路体と
絶縁シ−トとを強固に接合させている。
【0013】従って、このワイヤーハーネスは、組付け
に当たって必要な形状に曲げても、絶縁シ−トが束状回
路体から脱落することがなく、組付けがそれだけ楽であ
り、作業性が向上する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のワ
イヤーハーネスであって、係止用突起が、バンドクリッ
プの絶縁シ−ト載置側に設けられた円盤であり、絶縁シ
−トを吸引する凹部がこの円盤とバンドクリップとの間
に形成されることを特徴とし、請求項1の構成と同等の
効果を得る。
【0015】これに加えて、係止用突起を円盤状にした
ことによって絶縁シ−トを吸引する凹部が大きくなり、
接合強度が更に強化される。
【0016】又、円盤状にした係止用突起には尖った角
がないから、真空成形時や組付け時の絶縁シ−トの破損
と絶縁不良とが防止される。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載のワ
イヤーハーネスであって、円盤とバンドクリップとの間
にこれらを連結する脚部が設けられたことを特徴とし、
請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0018】これに加えて、円盤とバンドクリップとの
間に脚部を設けたことによって絶縁シ−トを吸引する凹
部が更に大きくなり、接合強度が強化される。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1記載のワ
イヤーハーネスであって、係止用突起が、バンドクリッ
プの真空吸引面側と絶縁シ−ト載置側以外の箇所に複数
個設けられ、絶縁シ−トを吸引する凹部がこれらの間に
形成されることを特徴とし、請求項1の構成と同等の効
果を得る。
【0020】これに加えて、絶縁シ−ト吸引用の凹部を
形成する複数個の係止用突起をバンドクリップの真空吸
引面側と絶縁シ−ト載置側以外の箇所に設けたことによ
って、厚さ方向への突き出しが防止され、ワイヤーハー
ネスをそれだけ薄く成形することができるから、組付け
スペ−スの点で有利である。
【0021】請求項5記載のワイヤーハーネスの製造方
法は、所定の回路形状に配索した束状ワイヤーの必要箇
所を、バンドとバンドのロック部とを有するバンドクリ
ップで結束した束状回路体と、熱可塑性の絶縁シ−トと
を、真空引き孔が設けられた真空成形型の真空吸引面上
にこの順に載置し、真空引き孔から真空引きして束状回
路体と絶縁シ−トとを接合するワイヤーハーネスの製造
方法であって、前記バンドクリップの真空吸引面側以外
の箇所に絶縁シ−ト吸引用の凹部を形成する係止用突起
を設け、前記真空引きの際に、この凹部に絶縁シ−トを
吸引して進入部を形成し、これら進入部と凹部との係合
によって絶縁シ−トと束状回路体とを係止させることを
特徴とする。
【0022】このように、請求項5のワイヤーハーネス
の製造方法によれば、請求項1の構成と同様に、バンド
クリップに係止用突起を設け、この係止用突起によって
形成される凹部に、真空引きの際に絶縁シ−トを吸引し
て係合させることによって、束状回路体と絶縁シ−トと
が強固に接合される。
【0023】従って、こうして製造されたワイヤーハー
ネスは、組付け箇所の形状に倣って曲げ加工しても、絶
縁シ−トが束状回路体から脱落することがなく、組付け
がそれだけ楽になり、作業性を大きく向上させる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項5記載のワ
イヤーハーネスの製造方法であって、係止用突起が、請
求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の係止用突起
であることを特徴とし、請求項5及び請求項2乃至請求
項4の各構成と同等の効果を得る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5により本発明
のワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法の
第1実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、
2、3、5、6の特徴を備えている。
【0026】図1は第1実施形態のワイヤーハーネス2
1を示す。
【0027】このワイヤーハーネス21は、図2のよう
に、束状回路体23と熱可塑性の絶縁シ−ト25とを真
空引き孔が設けられた真空成形型27の真空吸引面29
上に置いて真空引きし、図1のように、これらを接合し
たものである。
【0028】束状回路体23は、図2のように、ワイヤ
ー31を所定の回路形状に配索して束状ワイヤー33に
し、各ワイヤー31の端部にコネクタ−35やグロメッ
ト37を取り付ける。この束状ワイヤー33には2本の
分岐部39が設けられている。
【0029】次いで、束状ワイヤー33の必要な箇所を
バンドクリップ41で結束して束状回路体23にする。
【0030】図3の用に、これらのバンドクリップ41
はバンド43とロック部45と円盤47(係止用突起)
と脚部49とから構成されている。
【0031】各バンドクリップ41は、バンド43を束
状ワイヤー33に巻いて適度に締め付け、ロック部45
で弛み止めをして束状ワイヤー33を結束する。
【0032】又、円盤47は脚部49を介してバンド4
3の絶縁シ−ト25載置側に形成されており、図5のよ
うに、円盤47とバンド43との間には凹部51が形成
されている。
【0033】この凹部51には、真空成形型27上で真
空引きする際に、絶縁シ−ト25が吸引されて進入部5
3が形成され、この進入部53と凹部51との係合によ
って、束状回路体23と絶縁シ−ト25とが強固に接合
される。
【0034】このように、束状回路体23と絶縁シ−ト
25とが充分な強度で接合されるから、例えば、車体に
組付ける際に組付け箇所に沿って図1のような形状に曲
げても、絶縁シ−ト25が束状回路体23から外れて脱
落することはない。
【0035】従って、組付けがそれだけ楽であり、作業
性が向上する。
【0036】又、係止用突起を円盤47にしたことによ
って絶縁シ−ト25を吸引する凹部51が広くなり、接
合強度が更に強化される。
【0037】又、円盤47には尖った角がないから、真
空成形時や組付けに当たって絶縁シ−ト25の破損と絶
縁不良とが防止される。
【0038】これに加えて、円盤47とバンド43との
間に脚部49を設けたことによって凹部53が更に大き
くなり、接合強度が更に強化される。
【0039】次に、図6によって本発明の第2実施形態
の説明をする。この実施形態は請求項1、2、5、6の
特徴を備えている。
【0040】なお、この第2実施形態の説明及び図6に
おいて、第1実施形態と同機能の部材などには同一の符
号を与えて引用する。
【0041】図6は第2実施形態のワイヤーハーネス5
5を示す。
【0042】このワイヤーハーネス55は、第1実施形
態のワイヤーハーネス21と同様に、束状回路体57と
熱可塑性の絶縁シ−ト25とを真空成形型27の真空吸
引面29上に置いて真空引きし、これらを接合して製造
する。
【0043】束状回路体57は、ワイヤー31を所定の
回路形状に配索し、各ワイヤー31の端部にコネクタ−
35やグロメット37を取り付けた束状ワイヤー33の
必要な箇所をバンドクリップ59で結束したものであ
る。
【0044】図6のように、これらのバンドクリップ5
9はバンド61とロック部63と円盤65(係止用突
起)とから構成されている。
【0045】各バンドクリップ59は、バンド61を束
状ワイヤー33に巻いて適度に締め付け、ロック部63
で弛み止めをして束状ワイヤー33を結束する。
【0046】又、円盤65はバンド61の絶縁シ−ト2
5載置側に形成されており、図6のように、円盤65と
バンド61との間には凹部67が形成される。
【0047】真空成形型27上で真空引きする際に、絶
縁シ−ト25がこの凹部67に吸引されて進入部69が
形成され、この進入部69と凹部67との係合によっ
て、絶縁シ−ト25と束状回路体57とが強固に接合さ
れる。
【0048】このように、束状回路体57と絶縁シ−ト
25とが充分な強度で接合されるから、車体に組付ける
際に組付け箇所に沿った形状に曲げても、絶縁シ−ト2
5が束状回路体57から外れて脱落することはない。
【0049】従って、組付けがそれだけ楽になり、作業
性が向上する。
【0050】又、係止用突起を円盤65にしたことによ
って絶縁シ−ト25を吸引する凹部67が大きくなり、
接合強度が更に強化される。
【0051】又、円盤65には尖った角がないから、真
空成形時や組付けに当たって絶縁シ−ト25の破損と絶
縁不良とが防止される。
【0052】これに加えて、円盤65を直接バンド61
に形成したから、ワイヤーハーネス55がそれだけ薄く
なり、組付けスペ−スの点で有利である。
【0053】次に、図7と図8によって本発明の第3実
施形態の説明をする。この実施形態は請求項1、4、
5、6の特徴を備えている。
【0054】なお、この第3実施形態の説明及び図7と
図8において、第1、2実施形態と同機能の部材などに
は同一の符号を与えて引用する。
【0055】図7と図8は第3実施形態のワイヤーハー
ネス71を示す。
【0056】このワイヤーハーネス71は、第1、2実
施形態の各ワイヤーハーネス21、55と同様に、束状
回路体73と熱可塑性の絶縁シ−ト25とを真空成形型
27の真空吸引面29上に置いて真空引きし、これらを
接合して製造する。
【0057】束状回路体73は、ワイヤー31を所定の
回路形状に配索し、各ワイヤー31の端部にコネクタ−
35やグロメット37を取り付けた束状ワイヤー33の
必要な箇所をバンドクリップ75で結束したものであ
る。
【0058】図8のように、これらのバンドクリップ7
5はバンド77とロック部79と3個の突起81(係止
用突起)とから構成されている。
【0059】各バンドクリップ75は、バンド77を束
状ワイヤー33に巻いて適度に締め付け、ロック部79
で弛み止めをして束状ワイヤー33を結束する。
【0060】又、各突起81はバンド77の真空吸引面
29と絶縁シ−ト25載置側以外の箇所に形成されてお
り、2個の突起81は互いの間に凹部83を形成し、他
の突起81はロック部79との間に凹部85を形成して
いる。
【0061】真空成形型27上で真空引きする際に、絶
縁シ−ト25がこれらの凹部83、85に吸引されてそ
れぞれ進入部87、89が形成され、これらの進入部8
7、89と凹部83、85との係合によって、絶縁シ−
ト25と束状回路体73とが強固に接合される。
【0062】このように、束状回路体73と絶縁シ−ト
25とが充分な強度で接合されるから、車体に組付ける
際に組付け箇所に沿った形状に曲げても、絶縁シ−ト2
5が束状回路体73から外れて脱落することはない。
【0063】従って、組付けがそれだけ楽になり、作業
性が向上する。
【0064】これに加えて、各各突起81をバンド77
の真空吸引面29と絶縁シ−ト25載置側以外の箇所に
形成したから、厚さ方向の突き出しが防止され、ワイヤ
ーハーネス71がそれだけ薄くなり、組付けスペ−スの
点で有利になる。
【0065】なお、本発明において、束状ワイヤーの断
面形状は円形に限らず、例えば、偏平な円形でもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載のワイヤーハーネスは、バ
ンドクリップに係止用突起を設け、この係止用突起によ
って形成される凹部に絶縁シ−トが吸引されて係合する
ことによって、束状回路体と絶縁シ−トとが強固に接合
される。
【0067】従って、ワイヤーハーネスを組付け箇所に
沿って曲げても、絶縁シ−トが束状回路体から脱落する
ことがなく、組付けがそれだけ楽であり、作業性が著し
く向上する。
【0068】請求項2記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、係止用突起を円盤状にしたこ
とによって絶縁シ−トを吸引する凹部が大きくなり、接
合強度が更に強化される。
【0069】又、円盤状にした係止用突起には尖った角
がないから、真空成形時や組付けに当たって絶縁シ−ト
の破損と絶縁不良とが防止される。
【0070】請求項3記載の発明は、請求項2の構成と
同等の効果を得ると共に、円盤とバンドとの間に脚部を
設けたことによって絶縁シ−トを吸引する凹部が更に大
きく広くなり、接合強度が強化される。
【0071】請求項4記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、係止用突起をバンドの真空吸
引面と絶縁シ−ト載置側以外の箇所に設けたから、厚さ
方向への突き出しが防止され、ワイヤーハーネスがそれ
だけ薄くなり、組付けスペ−スの点で有利である。
【0072】請求項5記載のワイヤーハーネスの製造方
法によれば、請求項1の構成と同様に、バンドクリップ
の係止用突起によって形成される凹部に絶縁シ−トが吸
引されて係合することにより、束状回路体と絶縁シ−ト
とが強固に接合される。
【0073】こうして製造されたワイヤーハーネスは、
組付け箇所に沿って曲げ加工しても、絶縁シ−トが束状
回路体から脱落することがなく、組付けがそれだけ楽に
なり、作業性を大きく向上させる。
【0074】請求項6記載の発明は、請求項5及び請求
項2乃至請求項4の各構成と同等の効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のワイヤーハーネスを示
す斜視図である。
【図2】図1のワイヤーハーネスを製造する第1実施形
態の製造方法を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態に用いられるバンドクリップの斜
視図である。
【図4】第1実施形態のワイヤーハーネスの部分平面図
であり、バンドクリップの装着部を示す。
【図5】図4のX−X断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態のワイヤーハーネスを示
す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態のワイヤーハーネスの部
分平面図であり、バンドクリップの装着部を示す。
【図8】図7のY−Y断面図である。
【図9】従来例のワイヤーハーネスを示す斜視図であ
る。
【図10】従来例のワイヤーハーネスの製造方法を示す
斜視図である。
【図11】従来例のワイヤーハーネスの断面図である。
【符号の説明】
21、55、71 ワイヤーハーネス 23、57、73 束状回路体 25 熱可塑性絶縁シ−ト 27 真空成形型 29 真空吸引面 33 束状ワイヤー 41、59、75 バンドクリップ 43、61、77 バンド 45、63、79 ロック部 47、65 円盤(係止用突起) 49 脚部 51、67、83、85 凹部 53、69、87、89 絶縁シ−トに形成される進入
部 81 係止用突起

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回路形状に配索した束状ワイヤー
    の必要箇所を、バンドとバンドのロック部とを有するバ
    ンドクリップで結束した束状回路体と、熱可塑性の絶縁
    シ−トとを、真空引き孔が設けられた真空成形型の真空
    吸引面上にこの順に載置し、真空引き孔から真空引きし
    て束状回路体と絶縁シ−トとを接合してなるワイヤーハ
    ーネスであって、絶縁シ−ト吸引用の凹部を形成する係
    止用突起が前記バンドクリップの真空吸引面側以外の箇
    所に設けられ、前記真空引きの際に、絶縁シ−トがこの
    凹部に吸引されて形成される進入部とこの凹部との係合
    によって絶縁シ−トと束状回路体とを係止させたことを
    特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、係止用突
    起が、バンドクリップの絶縁シ−ト載置側に設けられた
    円盤であり、絶縁シ−トを吸引する凹部がこの円盤とバ
    ンドクリップとの間に形成されることを特徴とするワイ
    ヤーハーネス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、円盤とバ
    ンドクリップとの間にこれらを連結する脚部が設けられ
    たことを特徴とするワイヤーハーネス。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明であって、係止用突
    起が、バンドクリップの真空吸引面側と絶縁シ−ト載置
    側以外の箇所に複数個設けられ、絶縁シ−トを吸引する
    凹部がこれらの間に形成されることを特徴とするワイヤ
    ーハーネス。
  5. 【請求項5】 所定の回路形状に配索した束状ワイヤー
    の必要箇所を、バンドとバンドのロック部とを有するバ
    ンドクリップで結束した束状回路体と、熱可塑性の絶縁
    シ−トとを、真空引き孔が設けられた真空成形型の真空
    吸引面上にこの順に載置し、真空引き孔から真空引きし
    て束状回路体と絶縁シ−トとを接合するワイヤーハーネ
    スの製造方法であって、前記バンドクリップの真空吸引
    面側以外の箇所に絶縁シ−ト吸引用の凹部を形成する係
    止用突起を設け、前記真空引きの際に、この凹部に絶縁
    シ−トを吸引して進入部を形成し、これら進入部と凹部
    との係合によって絶縁シ−トと束状回路体とを係止させ
    ることを特徴とするワイヤーハーネスの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発明であって、係止用突
    起が、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の係
    止用突起であることを特徴とするワイヤーハーネスの製
    造方法。
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