JPH09250521A - フラットハーネス固定用クリップ - Google Patents

フラットハーネス固定用クリップ

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Publication number
JPH09250521A
JPH09250521A JP8059325A JP5932596A JPH09250521A JP H09250521 A JPH09250521 A JP H09250521A JP 8059325 A JP8059325 A JP 8059325A JP 5932596 A JP5932596 A JP 5932596A JP H09250521 A JPH09250521 A JP H09250521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
clip
fixing
harness
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP8059325A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Publication of JPH09250521A publication Critical patent/JPH09250521A/ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】加工工順の制約がなく、溶着状態にバラツキが
なくて強度不足にならず、また、ラミネート後にフイル
ムにクリップ取付用孔を開けるようにしてクリップ取付
寸法のバラツキの発生をなくせるようにし、接触部位に
おける強度を増大できるフラットハーネス固定用クリッ
プを提供する。 【解決手段】フイルム12にて複数の電線13を偏平状
に集束してなるフラットハーネス11を車体15に取り
付けるためのフラットハーネス固定用クリップ1であっ
て、クリップ本体2と、バンド3と、バンド3に設けら
れたフィルム押え用ワッシャ4と、ハーネス保持用孔1
4と係合するフイルム保持用係止台5と、フイルム保持
用係止台5に突設され車体固定用孔16と係合する車体
固定用係止脚6とを備え、クリップ本体2とフィルム押
え用ワッシャ4とでフィルム12を保持して車体固定用
係止脚6にて車体にフラットハーネスを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルムにて複数
の電線を偏平状に集束してなるフラットハーネスをフイ
ルムに設けたハーネス保持用孔と車体に設けた車体固定
用孔とを介して車体に取り付ける際に用いるフラットハ
ーネス固定用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットハーネスの取付装置とし
ては、実公平3ー45883号公報に開示されたものが
知られている。
【0003】この従来技術を図15を用いて説明する。
【0004】即ち、図15において、複数の電線31を
偏平状に集束したフラットワイヤハーネス(以下、フラ
ットハーネスと称する)30の一側面に対し、板状取付
基部33に成形した円形台部34の上に車体固定用係止
脚としてのクリップ35を突設した取付ユニット40を
セットする。
【0005】そして、電線31の絶縁被覆と同一材料の
合成樹脂層32を有するラミネートシート36を用いて
前記円形台部34がラミネートシート36の円孔37よ
り突出している状態にする。
【0006】さらに、ラミネートシート36とフラット
ハーネス30との間に板状取付基部33を介在させつつ
フラットハーネス30側に対してラミネートシート36
の合成樹脂層32を融合させて前記取付ユニット40を
フラットハーネス30上に固定する。
【0007】そして最後に、クリップ35を車体等の鉄
板38の孔39に嵌め込むものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ラミネートによって取付ユニット40のフ
ラットハーネス30への装着を行なう必要があるため、
次のような問題がある。
【0009】1.ラミネート工順とクリップ装着工順と
が同時であり加工工順の制約があって製作上煩雑とな
る。
【0010】2.クリップ取付部とそうでない所での溶
着状態にバラツキが発生し、クリップ取付部が強度不足
の時もそうであるが、クリップ取付部以外の所の強度が
不足していても取付状態において強度不足となることが
あって問題である。
【0011】3.フイルムにクリップ取付用孔を開けた
後にラミネートを行なうため、ラミネートの際、フイル
ムの収縮によりクリップ取付寸法にバラツキが発生する
という問題が生じる。
【0012】4.鉄板38と比較してラミネートシート
36は引張り強度が著しく低いため、図15に示すよう
に鉄板38の孔39の孔径aとラミネートシート36の
円孔37の孔径bがほぼ等しい場合であると、ラミネー
トシート36と板状取付基部33との溶着面積が小さく
なって溶着強度が不足し、ラミネートシート36から板
状取付基部33が剥離したり、或は、ラミネートシート
36の円孔37が破損してしまう等という事態が生じこ
れも問題となっている。 等である。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、加工工順の制約がなく、クリップ取付部とそう
でない所での溶着状態にバラツキがなくて強度不足にな
らず、また、ラミネート後にフイルムにクリップ取付用
孔を開けるようにしてクリップ取付寸法のバラツキの発
生をなくせるようにでき、さらにはフイルムとその接触
部材間における強度の向上が図れるフラットハーネス固
定用クリップを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、フイルムにて複数の電線を
偏平状に集束してなるフラットハーネスをフイルムに設
けたハーネス保持用孔と車体に設けた車体固定用孔とを
利用して車体に取り付ける際に用いるフラットハーネス
固定用クリップであって、クリップ本体と、該クリップ
本体から延びるバンドと、該バンドに設けられたフィル
ム押え用ワッシャと、前記クリップ本体に設けられ前記
ハーネス保持用孔と係合するフイルム保持用係止台と、
該フイルム保持用係止台に突設され前記車体固定用孔と
係合する車体固定用係止脚とを備え、前記クリップ本体
と前記フィルム押え用ワッシャとで前記フィルムを保持
することを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記フイル
ム押え用ワッシャには脚部が設けられ、該脚部と前記ク
リップ本体とで前記フィルムを保持することを特徴とす
る。また、請求項3記載の発明は、前記バンド、前記フ
イルム押え用ワッシャ、前記フイルム保持用係止台、前
記車体固定用係止脚がそれぞれ前記クリップ本体に一対
設けられていることを特徴とする。
【0016】また、請求項4記載の発明は、フイルムに
て複数の電線を偏平状に集束してなるフラットハーネス
をフイルムに設けたハーネス保持用孔と車体に設けた車
体固定用孔とを利用して車体に取り付ける際に用いるフ
ラットハーネス固定用クリップであって、バンドと、該
バンドの一端側に設けられたフイルム押え用ワッシャ
と、前記バンドの他端側に設けられ、前記ハーネス保持
用孔に係合するフイルム保持用係止台及び前記車体固定
用孔に係合する車体固定用係止脚とを備え、前記フイル
ム押え用ワッシャと前記フイルム保持用係止台とが係合
してそのフイルム押え用ワッシャとフイルム保持用係止
台とによって前記フィルムを保持することを特徴とす
る。
【0017】さらに、請求項5記載の発明は、前記フィ
ルム押え用ワッシャがクリップ本体の両側の一部であ
り、このクリップ本体の両側に、前記バンドと、前記フ
ィルム保持用係止台と、前記車体固定用係止脚とが設け
られていることを特徴とする。
【0018】さらにまた、請求項6記載の発明は、フイ
ルムに設けた前記ハーネス保持用孔の径が車体に設けた
前記車体固定用孔の径よりも大きく形成され、前記ハー
ネス保持用孔に係合するフイルム保持用係止台の外形が
前記車体固定用孔と係合する車体固定用係止脚の外形よ
り大きく設定されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、クリップ本体と、該
クリップ本体から延びるバンドと、該バンドに設けられ
たフィルム押え用ワッシャと、前記クリップ本体に設け
られ前記ハーネス保持用孔と係合するフイルム保持用係
止台と、該フイルム保持用係止台に突設され前記車体固
定用孔と係合する車体固定用係止脚とを備え、前記クリ
ップ本体と前記フィルム押え用ワッシャとで前記フィル
ムを保持するようにしたので、ハーネス側と取付部材で
あるクリップ側が全く別体で機械的結合となり、ハーネ
ス側と取付部材であるクリップ側を全く別別に加工でき
てそこには加工工順に制約がなくなる。
【0020】また、ハーネス側においてはフイルム部を
強度アップする製作が可能となってクリップ取付部とそ
うでない所での溶着状態にバラツキがなくて強度不足に
もならないで済む。
【0021】また、ハーネス側の加工においてはラミネ
ート後にフイルムにクリップ取付用孔を開けるようにで
きるので、クリップ取付寸法のバラツキの発生もなくせ
る。また、請求項2記載の発明では、前記フイルム押え
用ワッシャには脚部が設けられ、該脚部と前記クリップ
本体とで前記フィルムを保持するようにしたので、前記
フイルム押え用ワッシャと前記クリップ本体とによる前
記フィルムの保持をより確実に行える。
【0022】また、請求項3記載の発明では、前記バン
ド、前記フイルム押え用ワッシャ、前記フイルム保持用
係止台、前記車体固定用係止脚がそれぞれ前記クリップ
本体に一対設けられているので、ハーネス側の車体側へ
の取付をより堅固に行える。
【0023】また、請求項4記載の発明では、バンド
と、該バンドの一端側に設けられたフイルム押え用ワッ
シャと、前記バンドの他端側に設けられ、前記ハーネス
保持用孔に係合するフイルム保持用係止台及び前記車体
固定用孔に係合する車体固定用係止脚とを備え、前記フ
イルム押え用ワッシャと前記フイルム保持用係止台とが
係合してそのフイルム押え用ワッシャとフイルム保持用
係止台とによって前記フィルムを保持するようにしたの
で、取付部材であるクリップ側を極めて簡単な構造のも
のとすることができる。
【0024】さらに、請求項5記載の発明では、前記フ
ィルム押え用ワッシャがクリップ本体の両側の一部であ
り、このクリップ本体の両側に、前記バンドと、前記フ
ィルム保持用係止台と、前記車体固定用係止脚とが設け
られているので、より堅固にハーネス側を保持すること
ができる。
【0025】さらにまた、請求項6記載の発明では、フ
イルムに設けた前記ハーネス保持用孔の径が車体に設け
た前記車体固定用孔の径よりも大きく形成され、前記ハ
ーネス保持用孔に係合するフイルム保持用係止台の外形
が前記車体固定用孔と係合する車体固定用係止脚の外形
より大きく設定されているので、フイルムとフイルム押
え用ワッシャとの接触面積を大きくでき、これにより接
触部材間における強度が増すこととなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図に
基づいて説明する。
【0027】図1は本発明に係る第1実施例の斜視図、
図2は本発明に係るフラットケーブルの斜視図、図3は
同じく作用を説明するための斜視図、図4は同じく作用
を説明するための斜視図、図5は本発明に係る第2実施
例の装着状態の断面図、図6は同じく断面図、図7は本
発明に係る第3実施例の装着状態の一部断面側面図、図
8は同じく第3実施例の側面図、図9は本発明に係る第
4実施例の斜視図、図10は同じくフラットケーブルの
斜視図、図11は本発明に係る第5実施例の装着状態の
一部断面側面図、図12は同じく第5実施例の側面図、
図13は取付状態を示す分解斜視図、図14は同じく分
解斜視図、図15は従来技術に係る断面図である。
【0028】図1〜図4において、フラットハーネス固
定用クリップ1は、フイルム12にて複数の電線13を
偏平状に集束してなるフラットハーネス11をフイルム
12に設けたハーネス保持用孔14と、車体としての車
体パネル15に設けた車体固定用孔16とを介して車体
パネル15に取り付ける際に用いられる。
【0029】そして、このフラットハーネス固定用クリ
ップ1は、クリップ本体2と、このクリップ本体2から
延びるバンド3と、このバンド3の先端に設けられ係合
孔4aを有するフイルム押え用ワッシャ4と、クリップ
本体2の一側面2aに設けられ、クリップ本体2におい
て後述するクリップと同じ側のフイルム保持用係止台と
してのクリップ側台5と、このクリップ側台5に突設さ
れた車体固定用係止脚としてのクリップ6とから構成さ
れている。
【0030】そして、フイルム12のハーネス保持用孔
14にフラットハーネス固定用クリップ1のフイルム保
持用係止台としてのクリップ側台5を挿入し、車体固定
用係止脚としてのクリップ6にフイルム押え用ワッシャ
4の係合孔4aを係合して通らせてフイルム押え用ワッ
シャ4とクリップ本体2の一側面2aとでフラットハー
ネス11を強度的に強化されたフイルム12部を介して
保持する。
【0031】ここで、フイルム12に設けたハーネス保
持用孔14の径Dを車体に設けた車体固定用孔16の径
dよりも大きく形成してフイルム12とフイルム押え用
ワッシャ4との接触面積を大きくしているので、前記両
接触部材間における強度は大きなものとすることができ
る。
【0032】図5及び図6は第2実施例を示しており、
フイルム保持用係止台としてのクリップ側台5の高さを
高くすると共にフイルム押え用ワッシャ4に脚部4bを
設け、この脚部4bによってフイルム12を保持するも
のである。
【0033】このような構成にすれば、クリップ本体2
とフイルム押え用ワッシャ4とによるフィルム12の保
持をより確実に行える。
【0034】そして、上記のような第1、第2実施例に
おいては、図13及び図14に示すように、ドア装置2
1におけるドアインナパネル22(車体パネル15に相
当する)に設けた車体固定用孔16に車体固定用係止脚
としてのクリップ6を押し込むことにより、本フラット
ハーネス固定用クリップ1と共にフラットハーネス11
をドア装置21に固定できる。
【0035】そして、その後、ドアトリム23を取り付
けるのである。
【0036】尚、図13及び図14において、24はフ
ラットハーネス11用の作業孔、25は同じくフラット
ハーネス11用の取出孔、また、26、27はドアトリ
ム23用の装着孔を示している。
【0037】図7及び図8は、第3実施例のものを示し
ており、この第3実施例においてはクリップ本体に相当
するものはなく、バンド3を備え、係合孔8aを有する
フイルム押え用ワッシャ8がバンド3の一端に設けられ
ている。
【0038】そして、このバンド3の他端にはフイルム
保持用係止台と車体固定用係止脚としてのクリップ6と
が設けられている。
【0039】即ち、符号7はフイルム保持用係止台とし
てのクリップ反対側台を示しており、このクリップ反対
側台7の一側の突起7aがフイルム押え用ワッシャ8の
係合孔8aに係合するようになっている。
【0040】このように、この第3実施例においては、
前記第1、第2実施例と相違してクリップ6側とは反対
側で、フイルム押え用ワッシャ8とクリップ反対側台7
の他側の突起7bとでフラットハーネス11を挟むよう
になっている。
【0041】このような構成にすれば、簡単な構造とな
る。
【0042】図9及び図10は本発明に係る第4実施例
を示している。
【0043】この第4実施例におけるフラットハーネス
固定用クリップ9は、バンド3と、フイルム押え用ワッ
シャ4と、フイルム保持用係止台としてのクリップ側台
5と、車体固定用係止脚としてのクリップ6とを有し、
これらが、それぞれ一対でクリップ本体2に計2個づつ
設けられて成るものである。
【0044】このような第4実施例においては、バンド
3が折り返されてフラットハーネス11が2箇所にて保
持されるので、その分フラットハーネス11が堅固に保
持されると共に、強固にドア装置21に取付られる。
【0045】そして、本実施例に対応するフイルム12
においてはハーネス保持用孔14は上下に2箇所設けら
れている。
【0046】図11及び図12は、本発明に係る第5実
施例を示している。
【0047】即ち、図11及び図12において、符号7
はフイルム保持用係止台としてのクリップ反対側台を示
しており、このクリップ反対側台7の一側の突起7aが
フイルム押え用ワッシャ8の係合孔8aが係合するよう
になっている。
【0048】そして、前記第4実施例と相違してクリッ
プ本体10においてクリップ6側とは反対側で、フイル
ム押え用ワッシャ8とクリップ反対側台7の他側の突起
7bとでフラットハーネス11を挟むようになってい
る。
【0049】本発明においては、このような構成にして
も良いことは前記と同様である。
【0050】また、上記したいずれの実施例において
も、フイルム12に設けたハーネス保持用孔14よりも
フイルム保持用係止台としてのクリップ側台5やクリッ
プ反対側台7の方が若干小さく形成されていると共にこ
れらのフイルム保持用係止台よりもフイルム押え用ワッ
シャ4(或は8)の方が大きく形成されている。また、
フイルム押え用ワッシャ4の係合孔4aは、車体固定用
係止脚としてのクリップ6に係合した後はクリップ6か
ら抜けないようになっている。
【0051】さらには、上記実施例においては、フイル
ム12に設けたハーネス保持用孔14を車体に設けた車
体固定用孔16よりも大きく形成してフイルム12とフ
イルム押え用ワッシャ4(或は8)との接触面積を大き
くしているので、両接触部材間における強度を増大させ
ることができる。
【0052】以上のような実施例では、フラットハーネ
ス11とこれを固定するフラットハーネス用クリップ1
(或は9)とを全く別体にして両者を機械的結合するよ
うにしたので、加工工順において制約がない。また、ク
リップ取付部とそうでない所での溶着状態にバラツキが
なくて強度不足にもならず、さらには、ラミネート後に
フイルムにクリップ取付用孔を開けるようにしたのでク
リップ取付寸法のバラツキの発生もなくせる。
【0053】また、フイルム12に設けたハーネス保持
用孔14を車体に設けた車体固定用孔16よりも大きく
形成してフイルム12とフイルム押え用ワッシャ4(或
は8)との接触面積を大きくしたので、両接触部材間に
おける強度を増大させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べた如く、請求項1記載の発明に
よれば、クリップ本体と、該クリップ本体から延びるバ
ンドと、該バンドに設けられたフィルム押え用ワッシャ
と、前記クリップ本体に設けられ前記ハーネス保持用孔
と係合するフイルム保持用係止台と、該フイルム保持用
係止台に突設され前記車体固定用孔と係合する車体固定
用係止脚とを備え、前記クリップ本体と前記フィルム押
え用ワッシャとで前記フィルムを保持するようにしたの
で、ハーネス側と取付部材であるクリップ側が全く別体
で機械的結合となり、ハーネス側と取付部材であるクリ
ップ側を全く別別に加工できてそこには加工工順に制約
がなくなる。
【0055】また、ハーネス側においてはフイルム部を
強度アップする製作が可能となってクリップ取付部とそ
うでない所での溶着状態にバラツキがなくて強度不足に
もならないで済む。
【0056】また、ハーネス側の加工においてはラミネ
ート後にフイルムにクリップ取付用孔を開けるようにで
きるので、クリップ取付寸法のバラツキの発生もなくせ
る。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、前記
フイルム押え用ワッシャには脚部が設けられ、該脚部と
前記クリップ本体とで前記フィルムを保持するようにし
たので、前記フイルム押え用ワッシャと前記クリップ本
体とによる前記フィルムを保持をより確実に行える。
【0058】また、請求項3記載の発明によれば、前記
バンド、前記フイルム押え用ワッシャ、前記フイルム保
持用係止台、前記車体固定用係止脚がそれぞれ前記クリ
ップ本体に一対設けられているので、ハーネス側の車体
側への取付をより堅固に行える。
【0059】また、請求項4記載の発明によれば、バン
ドと、該バンドの一端側に設けられたフイルム押え用ワ
ッシャと、前記バンドの他端側に設けられ、前記ハーネ
ス保持用孔に係合するフイルム保持用係止台及び前記車
体固定用孔に係合する車体固定用係止脚とを備え、前記
フイルム押え用ワッシャと前記フイルム保持用係止台と
が係合してそのフイルム押え用ワッシャとフイルム保持
用係止台とによって前記フィルムを保持するようにした
ので、取付部材であるクリップ側を極めて簡単な構造の
ものとすることができる。
【0060】さらに、請求項5記載の発明によれば、前
記フィルム押え用ワッシャがクリップ本体の両側の一部
であり、このクリップ本体の両側に、前記バンドと、前
記フィルム保持用係止台と、前記車体固定用係止脚とが
設けられているので、より堅固にハーネス側を保持する
ことができる。
【0061】さらにまた、請求項6記載の発明によれ
ば、フイルムに設けた前記ハーネス保持用孔の径が車体
に設けた前記車体固定用孔の径よりも大きく形成され、
前記ハーネス保持用孔に係合するフイルム保持用係止台
の外形が前記車体固定用孔と係合する車体固定用係止脚
の外形より大きく設定されているので、フイルムとフイ
ルム押え用ワッシャとの接触面積を大きくでき、これに
より接触部材間における強度が増すこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の斜視図である。
【図2】本発明に係るフラットケーブルの斜視図であ
る。
【図3】同じく作用を説明するための斜視図である。
【図4】同じく作用を説明するための斜視図である。
【図5】本発明に係る第2実施例の装着状態の断面図で
ある。
【図6】同じく装着状態の断面図である。
【図7】本発明に係る第3実施例の一部断面側面図であ
る。
【図8】本発明に係る第3実施例の側面図である。
【図9】本発明に係る第4実施例の斜視図である。
【図10】本発明に係る他のフラットケーブルの斜視図
である。
【図11】本発明に係る第5実施例の装着状態の一部断
面側面図である。
【図12】同じく第5実施例の側面図である。
【図13】取付状態を示す分解斜視図である。
【図14】同じく分解斜視図である。
【図15】従来技術に係る断面図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル固定用クリップ 2 クリップ本体 3 バンド 4 フイルム押え用ワッシャ 4a 係合孔 5 クリップ側台(フイルム保持用係止台) 6 クリップ(車体固定用係止脚) 7 クリップ反対側台(フイルム保持用係止台) 8 フイルム押え用ワッシャ 8a 係合孔 9 フラットケーブル固定用クリップ 10 クリップ本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムにて複数の電線を偏平状に集束し
    てなるフラットハーネスをフイルムに設けたハーネス保
    持用孔と車体に設けた車体固定用孔とを利用して車体に
    取り付ける際に用いるフラットハーネス固定用クリップ
    であって、クリップ本体と、該クリップ本体から延びる
    バンドと、該バンドに設けられたフィルム押え用ワッシ
    ャと、前記クリップ本体に設けられ前記ハーネス保持用
    孔と係合するフイルム保持用係止台と、該フイルム保持
    用係止台に突設され前記車体固定用孔と係合する車体固
    定用係止脚とを備え、前記クリップ本体と前記フィルム
    押え用ワッシャとで前記フィルムを保持することを特徴
    とするフラットハーネス固定用クリップ。
  2. 【請求項2】前記フイルム押え用ワッシャには脚部が設
    けられ、該脚部と前記クリップ本体とで前記フィルムを
    保持することを特徴とする請求項1記載のフラットハー
    ネス固定用クリップ。
  3. 【請求項3】前記バンド、前記フイルム押え用ワッシ
    ャ、前記フイルム保持用係止台、前記車体固定用係止脚
    がそれぞれ前記クリップ本体に一対設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のフラットハーネス固
    定用クリップ。
  4. 【請求項4】フイルムにて複数の電線を偏平状に集束し
    てなるフラットハーネスをフイルムに設けたハーネス保
    持用孔と車体に設けた車体固定用孔とを利用して車体に
    取り付ける際に用いるフラットハーネス固定用クリップ
    であって、バンドと、該バンドの一端側に設けられたフ
    イルム押え用ワッシャと、前記バンドの他端側に設けら
    れ、前記ハーネス保持用孔に係合するフイルム保持用係
    止台及び前記車体固定用孔に係合する車体固定用係止脚
    とを備え、前記フイルム押え用ワッシャと前記フイルム
    保持用係止台とが係合してそのフイルム押え用ワッシャ
    とフイルム保持用係止台とによって前記フィルムを保持
    することを特徴とするフラットハーネス固定用クリッ
    プ。
  5. 【請求項5】前記フィルム押え用ワッシャがクリップ本
    体の両側の一部であり、このクリップ本体の両側に、前
    記バンドと、前記フィルム保持用係止台と、前記車体固
    定用係止脚とが設けられていることを特徴とする請求項
    4記載のフラットハーネス固定用クリップ。
  6. 【請求項6】フイルムに設けた前記ハーネス保持用孔の
    径が車体に設けた前記車体固定用孔の径よりも大きく形
    成され、前記ハーネス保持用孔に係合するフイルム保持
    用係止台の外形が前記車体固定用孔と係合する車体固定
    用係止脚の外形より大きく設定されていることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1つに記載のフラットハー
    ネス固定用クリップ。
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