JP3315219B2 - 置換された硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウム - Google Patents

置換された硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウム

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JP3315219B2 JP28986693A JP28986693A JP3315219B2 JP 3315219 B2 JP3315219 B2 JP 3315219B2 JP 28986693 A JP28986693 A JP 28986693A JP 28986693 A JP28986693 A JP 28986693A JP 3315219 B2 JP3315219 B2 JP 3315219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】置換された2,3−ピリジンジカルボン
酸は高度に有効な2−(2−イミダゾリン−2−イル)
ニコチネート除草剤の製造における重要な中間体であ
る。置換された2,3−ピリジンジカルボン酸を製造す
る方法の中で適当に置換されたキノリン前駆体の硝酸酸
化がある。しかしながら、ある置換されたピリジンジカ
ルボン酸は消費された硝酸溶液から単離することが困難
である。かかる化合物は生成物溶液から容易には沈殿し
ない。
【0002】硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウムの
化合物はP.スター(Sutter)及びC.ワイス(Weis)に
よりジヤーナル・オブ・ヘテロサイクリツク・ケミスト
リー(Journal of Heterocyclic Chemistry),23
29〜32頁(1986)に記載されるが、置換された
硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウムはここに見い出
されない。
【0003】従つて、重要な2,3−ピリジンジカルボ
ン酸除草剤中間体の単離及び精製において有用である結
晶性の置換された硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウ
ム化合物を提供することが本発明の目的である。改善さ
れた収率及び純度での所望の置換されたピリジンジカル
ボン酸除草剤中間体の製造方法を提供することが本発明
の他の目的である。
【0004】所望のジカルボン酸生成物が反応停止工程
を必要とせずに、従つて消費された硝酸がリサイクルで
き、そして経費がかかり、かつ潜在的に有害な溶媒排液
を存在させずに得ることができることが本発明の特徴で
ある。
【0005】
【発明の要約】本発明は式I
【0006】
【化5】
【0007】式中、Y及びZは各々独立して水素、随時
1個またはそれ以上のC1〜C4アルコキシ、ハロゲンま
たはスルホニル基で置換されていてもよいC1〜C6アル
キル、ニトロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4
アルキルスルホニルまたは随時C1〜C4アルキル、C1
〜C4アルキルスルホニル、ハロゲンもしくはハロアル
キル基で置換されていてもよいフエニルであり、但しY
またはZの1個は水素以外のものでなければならない
か、または一緒になつた場合にY及びZはYZが構造式
【0008】
【化6】
【0009】により表わされる環を形成することがで
き;L、M、Q及びRは各々独立して水素、C1〜C4
ルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホ
ニル、C1〜C4ハロアルキル、ニトロ、随時1個のC1
〜C4アルキルもしくはハロゲン基で置換されていても
よいフエニルまたは随時1個のハロゲン、C1〜C4アル
キル、ニトロもしくはCF3基で置換されていてもよい
フエノキシであり、但しL、M、QまたはRの1個のみ
は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4
ルコキシ以外の置換基を表わすことができる、の置換さ
れた硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウム化合物を提
供する。
【0010】更に本発明は式II
【0011】
【化7】
【0012】式中、Y及びZは上の式Iに記載のもので
あり、そしてR1、R2、R3及びR4は各々独立して水
素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、SO3HまたはSO3
Clであり、但しR1、R2、R3またはR4の少なくとも
1個は水素以外のものである、の化合物を触媒量のマ
ンガンの存在下または不存在下にてそしてニトロ芳香族
溶媒の存在下にて50〜150℃で硝酸と反応させて反
応混合物を生成させ、そして反応混合物を濃縮して結晶
性の式Iの化合物を与えることからなる、式Iの硝酸ピ
リジニウム化合物の製造方法を提供する。
【0013】式Iの硝酸ジカルボキシピリジニウムは溶
媒または溶媒混合物で処理する際に対応するピリジンジ
カルボン酸に容易に転化される。かくて得られる高度に
純粋なピリジンジカルボン酸は2−(2−イミダゾリン
−2−イル)ニコチネート除草剤の製造における重要な
中間体である。これらの高度に有効な除草剤及びその製
造における置換された2,3−ピリジンジカルボン酸の
使用の記述は殊に米国特許第4,798,619号に見い
出し得る。
【0014】
【発明の詳細な記載】スクラウプ(Skraup)反応は
換された2,3−ピリジンジカルボン酸除草剤中間体の
製造に用いる式IIの置換されたキノリン出発物質の十
分公知でかつ好適な源(source)である。スクラウプ反
応は酸性水溶液中で行う。有利には、高純度の置換され
た2,3−ピリジンジカルボン酸生成物を製造するため
の式IIのキノリン化合物の硝酸酸化における出発物質
の原料として過度で、かつ長時間の単離工程なしに粗製
スクラウプ反応混合物を使用し得ることが見い出され
た。驚くべきことに、ニトロ芳香族溶媒例えばニトロベ
ンゼンまたはニトロキシレンの存在下での消費された硝
酸溶液の濃縮により式Iの結晶性の硝酸塩が高収率で生
じることが見い出された。式Iの硝酸ジカルボキシピリ
ジニウムは第2の溶媒または溶媒混合物で処理する際に
所望の2,3−ピリジンジカルボン酸に容易に転化され
る。かくて所望の酸化生成物が反応溶液を反応停止させ
る必要がなく、そしてこれにより消費された硝酸を再循
環させながら得られる。本工程をフロー図Iに示す。
【0015】フロー図I
【0016】
【化8】
【0017】本発明の式Iの硝酸ジカルボキシピリジニ
ウム化合物は重要な除草剤中間体化合物の単離及び精製
を可能とする。多くの所望の2,3−ピリジンジカルボ
ン酸化合物は酸化工程から生じる消費された硝酸溶液か
ら単離することが困難である。ギ酸またはイソプロパノ
ールの如き試薬を用いる反応停止及び/または反応混合
物のpHの調整後でさえも、ある置換されたピリジンジ
カルボン酸(例えば5−エチルピリジンジカルボン酸)
は溶液から容易には沈殿しない。高濃度の反応停止され
た硝酸生成物溶液から発熱、生成物分解、NOxガス発
生及び潜在的に爆発性の混合物が生じる。驚くべきこと
に、置換されたピリジンジカルボン酸化合物は消費され
た硝酸酸化反応溶液をニトロ芳香族溶媒例えばニトロベ
ンゼンまたはニトロキシレン例えば3−ニトロ−o−キ
シレンの存在下で濃縮する場合に純粋な硝酸付加塩とし
て高収率に溶液から結晶化する。従つて、経費がかか
り、かつ潜在的に有害な溶媒排液の存在が除去される。
【0018】実際には、単離されるか、または粗製反応
生成物溶液として存在するかのいずれかであり、随時溶
媒の存在下での式IIのキノリン化合物を約50〜15
0℃の温度範囲で70%硝酸及び触媒量のマンガンの混
合物に加えて反応混合物を生成させ、反応混合物を酸化
が完了するまで50〜150℃で加熱する。未反応停止
の反応混合物をニトロ芳香族溶媒例えばニトロベンゼ
ン、3−ニトロ−o−キシレンなどで直接処理し、そし
て真空中で濃縮して式Iの硝酸ジカルボキシピリジニウ
ム化合物を結晶性沈殿として生成させる。硝酸ピリジニ
ウム沈殿は濾過により単離し、そして第2の溶媒または
溶媒系で処理することにより対応する遊離の2,3−ピ
リジンジカルボン酸に転化する。
【0019】式Iの硝酸ジカルボキシピリジニウムの対
応する2,3−ピリジンジカルボン酸への転化に適する
溶媒にはケトン例えばメチルイソブチルケトン、アセト
ンなど、ケトン及びハロゲン化された炭化水素例えば塩
化メチレン、クロロホルム、二塩化エチレンなどの混合
物、水並びに水及び共溶媒例えばケトンの混合物または
ハロゲン化された炭化水素がある。適当な溶媒または溶
媒混合物を用いる式Iの硝酸ピリジニウム化合物の処理
により所望の置換された2,3−ピリジンジカルボン酸
が良好な収率及び高純度で生じる。
【0020】本明細書に記載する本発明を更に次の実施
例により説明するが、特許請求の範囲で定義されるもの
以外によつて限定されるものではない。特記せぬ限り、
記載される全ての部は重量部である。HPLCなる用語
は高速液体クロマトグラフイーを表わす。
【0021】
【実施例】実施例1 硝酸2,3−ジカルボキシ−5−エチルピリジニウムの
製造
【0022】
【化9】
【0023】70%硝酸(480g、5.33モル)及
び二酸化マンガン(0.1g、1.75ミリモル)の混合
物を95℃に加熱し、ニトロベンゼン100g中の3−
エチル−8−ヒドロキシキノリン(51.5g、純度6
7.5%、0.20モル)の溶液で2時間にわたつて処理
し、90〜100℃で10時間保持し、室温に冷却し、
更にニトロベンゼン200gで処理し、真空中で約24
0gの全重量に濃縮し、そして濾過した。濾過ケーキを
ニトロベンゼン及び塩化メチレンで洗浄し、そして真空
中で乾燥して白色の固体として表題の生成物49.2g
(収率95.3%)、融点109〜111℃を生成させ
た。生成物をそのまま実施例2に用いた。 実施例2 5−エチル−2,3−ピリジンジカルボン酸の製造
【0024】
【化10】
【0025】実施例1で得られた硝酸塩を塩化メチレン
100ml及びメチルイソブチルケトン100mlの混
合物中に分散させ、還流温度で1時間加熱し、室温に冷
却し、そして濾過した。濾過ケーキを塩化メチレン:メ
チルイソブチルケトンの1:1混合物で洗浄し、そして
乾燥してHPLCにより純度94.5%の5−エチル−
2,3−ピリジンジカルボン酸34.6g(3−エチル−
8−ヒドロキシキノリンから単離された収率89%)を
生じさせた。
【0026】実施例3 置換された硝酸2,3−ジカルボキシピリジニウムの製
本質的に実施例1に記載と同じ方法を用い、そして適当
に置換されたキノリン前駆体を用いて次の硝酸ジカルボ
キシピリジニウム化合物を得た:
【0027】
【表1】
【0028】実施例4 硝酸2,3−ジカルボキシ−5−エチルピリジニウムの
単離を介する粗製3−エチル−8−ヒドロキシキノリン
出発物質からの高純度での5−エチル−2,3−ピリジ
ンジカルボン酸の製造
【0029】
【化11】
【0030】70%硝酸及び触媒量の二酸化マンガンの
混合物をニトロベンゼン(NB8)または3−ニトロ−
o−キシレン(3−NOX)中の粗製(純度67.5
%)3−エチル−8−ヒドロキシキノリン(EHQ)の
溶液を用いて95℃で処理し、酸化が完了するまで90
〜100℃で加熱し、室温に冷却し、真空中にてニトロ
芳香族溶媒の存在下で濃縮し、そして濾過して硝酸2,
3−ジカルボキシ−5−エチルピリジニウムを生成させ
た。かくて単離した硝酸塩を塩化メチレン(CH2
2)及びメチルイソブチルケトン(MIBK)または
アセトン及びCH2Cl2の1:1混合物中に分散させ、
そして濾過して所望の5−エチル−2,3−ピリジンジ
カルボン酸を高純度に生成させた。
【0031】上の反応パラメータ及び単離された硝酸ジ
カルボキシピリジニウムからの遊離のピリジンジカルボ
ン酸化合物を遊離させるために用いる溶媒系を変化さ
せ、表Iに示す次の結果が得られた。
【0032】
【表2】 表 I 5−エチル−2,3−ピリジンジカルボン酸の製造 モル比 HNO3 硝酸塩 EHQからの %HNO3:EHQ 酸化溶媒 分散剤 %収率 純度 16 3-NOX 3-NOX/HCOOH 83.3 78.1 16 3-NOX 3-NOX/HCOOH 84.2 78.2 16 NBz MIBK 74.9 98.0 16 3-NOX MIBK 75.7 93.5 16 NBz MIBK/HCOOH 73.0 96.3 16 3-NOX MIBK/HCOOH 78.5 94.4 16 3-NOX MIBK/HCOOH* 83.8 95.4 16 3-NOX MIBK/CH2Cl2 86.2 91.9 16 3-NOX MIBK/CH2Cl2 90.5 91.4 16 3-NOX MIBK/CH2Cl2 80.4 93.1 18 3-NOX MIBK/CH2Cl2 80.6 90.9 18 NBz MIBK/CH2Cl2 83.8 94.5 18** NBz MIBK/CH2Cl2 55.4 91.2 16 3-NOX アセトン 72.1 97.7 16 3-NOX アセトン/CH2Cl2 67.8 96.5 18 3-NOX アセトン/CH2Cl2 64.4 97.3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * 水抽出 ** 出発物質をスクラウプ反応混合物から単離しなかつ
た 本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0033】1.式I
【0034】
【化12】
【0035】式中、Y及びZは各々独立して水素、随時
1個またはそれ以上のC1〜C4アルコキシ、ハロゲンま
たはスルホニル基で置換されていてもよいC1〜C6アル
キル、ニトロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4
アルキルスルホニルまたは随時C1〜C4アルキル、C1
〜C4アルキルスルホニル、ハロゲンもしくはハロアル
キル基で置換されていてもよいフエニルであり、但しY
またはZの1個は水素以外のものでなければならない
か、または一緒になつた場合にY及びZはYZが構造式
【0036】
【化13】
【0037】により表わされる環を形成することがで
き;L、M、Q及びRは各々独立して水素、C1〜C4
ルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホ
ニル、C1〜C4ハロアルキル、ニトロ、随時1個のC1
〜C4アルキルもしくはハロゲン基で置換されていても
よいフエニルまたは随時1個のハロゲン、C1〜C4アル
キル、ニトロもしくはCF3基で置換されていてもよい
フエノキシであり、但しL、M、QまたはRの1個のみ
は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4
ルコキシ以外の置換基を表わすことができる、の置換さ
れた硝酸2,3−ピリジニウム。
【0038】2.Yが随時1個またはそれ以上のC1
4アルコキシまたはハロゲン基で置換されていてもよ
いC1〜C6アルキルであり、そしてZが水素である、上
記1に記載の化合物。
【0039】3.YがC1〜C6アルキルである上記2に
記載の化合物。
【0040】4.該化合物が硝酸2,3−ジカルボキシ
−5−エチルピリジニウムまたは硝酸2,3−ジカルボ
キシ−5−メチルピリジニウムである、上記2に記載の
化合物。
【0041】5.Yがメトキシメチルまたはハロメチル
である上記2に記載の化合物。
【0042】6.該化合物が硝酸2,3−ジカルボキシ
−5−(メトキシメチル)ピリジニウム;硝酸2,3−
ジカルボキシ−5−(クロロメチル)ピリジニウム;ま
たは硝酸2,3−ジカルボキシ−5−(ブロモメチル)
ピリジニウムである、上記5に記載の化合物。
【0043】7.式I
【0044】
【化14】
【0045】式中、Y及びZは上記1に記載のものであ
る、の化合物を製造する際に、式II
【0046】
【化15】
【0047】式中、Y及びZは上の式Iに記載のもので
あり、そしてR1、R2、R3及びR4は各々独立して水
素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、SO3HまたはSO3
Clであり、但しR1、R2、R3またはR4の少なくとも
1個は水素以外のものである、の化合物を随時触媒量の
マンガン及びニトロ芳香族溶媒の存在下にて昇温下で硝
酸と反応させて反応混合物を生成させ、そして反応混合
物を濃縮して結晶性の式Iの化合物を与えることからな
る、式Iの化合物の製造方法。
【0048】8.マンガンをKMnO4またはMnO2
して存在させる上記7に記載の方法。
【0049】9.ニトロ芳香族溶媒がニトロベンゼンま
たは3−ニトロ−o−キシレンである上記7に記載の方
法。
【0050】10.昇温された温度が約50〜150℃
である上記7に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−295466(JP,A) SUTTER,P.,et al., Thermal Fragmentat ions of Nitrated 8 −Quinolinols,J.Het erocyclic Chem.,23 (1),pp.29−32(1986) DORNOW,A.,et al., Ueber die Darstell ung des 3−[β−Oxy−a ethy1]−pyridines,C hem.Ber.,80(6),pp. 505−509(1947) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 213/00 - 13/90 B01J 23/00 - 23/34 C07B 61/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 式中、Y及びZは各々独立して水素、随時1個またはそ
    れ以上のC1〜C4アルコキシ、ハロゲンまたはスルホニ
    ル基で置換されていてもよいC1〜C6アルキル、ニト
    ロ、C1〜C4アルキルカルボニル、C1〜C4アルキルス
    ルホニルまたは随時C1〜C4アルキル、C1〜C4アルキ
    ルスルホニル、ハロゲンもしくはハロアルキル基で置換
    されていてもよいフエニルであり、但しYまたはZの1
    個は水素以外のものでなければならないか、または一緒
    になつた場合にY及びZはYZが構造式 【化2】 により表わされる環を形成することができ; L、M、Q及びRは各々独立して水素、C1〜C4アルキ
    ル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルスルホニ
    ル、C1〜C4ハロアルキル、ニトロ、随時1個のC1
    4アルキルもしくはハロゲン基で置換されていてもよ
    いフエニルまたは随時1個のハロゲン、C1〜C4アルキ
    ル、ニトロもしくはCF3基で置換されていてもよいフ
    エノキシであり、但しL、M、QまたはRの1個のみは
    水素、ハロゲン、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アル
    コキシ以外の置換基を表わすことができる、 の置換された硝酸2,3−ピリジニウム化合物
  2. 【請求項2】 式I 【化3】 式中、Y及びZは請求項1に記載のものである、 の化合物を製造する際に、式II 【化4】 式中、Y及びZは上の式Iに記載のものであり、そして
    1、R2、R3及びR4は各々独立して水素、ヒドロキ
    シ、ニトロ、アミノ、SO3HまたはSO3Clであり、
    但しR1、R2、R3またはR4の少なくとも1個は水素以
    外のものである、 の化合物を触媒量のマンガンの存在下または不存在下
    にてそしてニトロ芳香族溶媒の存在下にて50〜150
    で硝酸と反応させて反応混合物を生成させ、そして反
    応混合物を濃縮して結晶性の式Iの化合物を与えること
    からなる、式Iの化合物の製造方法。
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