JPH07304726A - 2−アリール−エタン−スルホン酸類の製造方法 - Google Patents

2−アリール−エタン−スルホン酸類の製造方法

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JPH07304726A
JPH07304726A JP5214798A JP21479893A JPH07304726A JP H07304726 A JPH07304726 A JP H07304726A JP 5214798 A JP5214798 A JP 5214798A JP 21479893 A JP21479893 A JP 21479893A JP H07304726 A JPH07304726 A JP H07304726A
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ethane
aryl
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JP5214798A
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Jurgen-Dietrich Meier
ユルゲン−デイートリヒ・マイヤー
Christian Munster
クリスチヤン・ミユンスター
Volker Kaess
フオルカー・ケス
Horst Siffrin
ホルスト・ジフリン
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/24Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D213/28Radicals substituted by singly-bound oxygen or sulphur atoms
    • C07D213/32Sulfur atoms
    • C07D213/34Sulfur atoms to which a second hetero atom is attached
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/02Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof
    • C07C303/20Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of sulfonic acids or halides thereof by addition of sulfurous acid or salts thereof to compounds having carbon-to-carbon multiple bonds

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 水−含有媒体中での式 Ar−CH=CH (II) のビニル芳香族化合物類と亜硫酸またはそれの可溶性塩
類もしくは無水物との反応による、遊離酸類の形状で式 Ar−CH−CH−SOH (I) に相当する2−アリール−エタン−スルホン酸類および
それらの塩類の製造方法において、反応を−15℃〜+
65℃の温度においてそして0.5〜5バールの圧力下
で式 N(R、R、R) (III) のアミンの存在下で実施することを特徴とする方法。
[式中、Arは縮合ベンゼン核と結合可能な炭素環式
または複素環式芳香族基を示す。R、RおよびR
は互いに独立して、アルキル、シクロアルキル等を示
す。] 【効果】 既知の方法より良好な収率を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、反応をアミンの存在下で実施す
ることを特徴とする指定ビニル芳香族と亜硫酸との反応
による2−アリール−エタン−スルホン酸類の製造方法
に関するものである。
【0002】標記化合物は価値ある中間生成物類であ
り、例えば、2−[4]−ピリジル−エタン−スルホン
酸の如き2−ヘテロアリール−エタン−スルホン酸類は
光化学物質および薬品製造用の価値ある中間生成物類で
ある。そのような2−アリール−エタン−スルホン酸類
は既知の方法で指定ビニル芳香族化合物類をSO2と反
応させることにより得られる。米国特許2,508,90
4に従うと、水性アルコール媒体中での指定ビニル−ピ
リジン類とSO2との反応によりある種のピリジル−エ
タン−スルホン酸類が得られる。SO2の代わりに、N
aHSO3を使用することもできる。この場合には濃色
の副生物が生成するため、この方法で製造されるピリジ
ル−エタン−スルホン酸はどちらかというと光化学物質
用には適しておらず、そのような場合には損失を伴う複
雑な再結晶化が必要である。
【0003】日本特許60/178 863(198
5)に従うと、有機溶媒の共使用は免じられそして水だ
けを反応媒体として使用することができる。しかしなが
ら、65.8%の収率は中程度でしかない。
【0004】驚くべきことに、文献から既知である反応
を以下でさらに詳細に記されているアミンの存在下で実
施するなら2−アリール−エタン−スルホン酸類が円滑
な反応で得られるということを見いだした。
【0005】本発明は、水−含有媒体中での式
【0006】
【化4】 Ar1−CH=CH2 (II) [式中、Ar1は縮合ベンゼン核と結合可能な炭素環式
または複素環式芳香族基を示す]のビニル芳香族化合物
類と亜硫酸またはそれの可溶性塩類もしくは無水物との
反応による、遊離酸類の形状で式
【0007】
【化5】 Ar1−CH2−CH2−SO3H (I) [式中、Ar1は上記の定義を有する]に相当する2−
アリール−エタン−スルホン酸類およびそれらの塩類の
製造方法において、反応を−15℃〜+65℃の温度に
おいてそして0.5〜5バールの圧力下で式
【0008】
【化6】 N(R1、R2、R3) (III) [式中、R1、R2およびR3は互いに独立して、直鎖も
しくは分枝鎖状のC1−C12‐アルキル、C3−C8-シク
ロアルキル、フェニルもしくは置換されたフェニルまた
はC7−C10‐アラルキルを示し、ここでさらに、基
1、R2およびR3の2個はそれらが置換しているN原
子と一緒になってN、OおよびSからなる群から選択さ
れる1もしくは2個の別のヘテロ原子を含有していても
よい5−〜7−員の飽和複素環式環を形成することがで
き、ここでさらに置換基R1、R2およびR3の2個まで
は水素を示すことができ、そしてここでさらに全ての3
個の基R1、R2およびR3がそれらが置換しているN原
子と一緒になって二環式第三級アミンまたはピリジン系
を形成することができる]のアミンの存在下で実施する
ことを特徴とする方法に関するものである。
【0009】Ar1は縮合ベンゼン核と結合可能な炭素
環式または複素環式芳香族基を示す。この型の炭素環式
基は例えばフェニル、ナフチルまたはビフェニリル、好
適にはフェニル、である。そのような炭素環式芳香族基
はさらにC1−C4-アルキル、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、によ
り、C1−C4-アルコキシ、例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシもしくはイ
ソブトキシ、により、塩素、臭素または弗素でモノ置換
ないしトリ置換、好適にはモノ置換、されていてもよ
い。複素環式芳香族基は、縮合ベンゼン核とさらに結合
可能なN、SおよびOからなる群から選択される1個以
上のヘテロ原子を有する5−員環または6−員環、例え
ばピロール、フラン、チオフェン、インドール、チオナ
フテン、ピラゾール、イミダゾール、ベンズイミダゾー
ル、オキサゾール、チアゾール、ベンゾチアゾール、ト
リアゾール、ピリジン、キノリン、イソキノリン、アク
リジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、チアジ
ン、オキサジン、キノキサリン、トリアジンおよび他の
当技術の専門家に既知の基、である。上記型の複素環式
芳香族基はそれ自体C1−C4-アルキル、C1−C4-アル
コキシ、塩素、臭素または弗素により置換されていても
よい。
【0010】Ar1は好適には、縮合ベンゼン核と結合
可能な複素環式芳香族基を示すAr2である。
【0011】Ar2は特に好適には、縮合ベンゼン核と
結合可能なピリジン基を示すAr3である。Ar2および
Ar3もAr1のところで記されている方法で置換されて
いてもよい。
【0012】これらの場合には、当該ビニル芳香族化合
物類は式
【0013】
【化7】 Ar2−CH=CH2 (IV) ま
たは Ar3−CH=CH2 (V) のものである。
【0014】直鎖もしくは分枝鎖状のC1−C12‐アル
キルは、上記のC1−C4-アルキルの他に、さらに異性
体状ペンチル類、ヘキシル類、オクチル類、デシル類ま
たはドデシル類も示す。
【0015】C3−C8-シクロアルキルは、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル、メチル−もしく
はジメチル−シクロプロピル、メチル−もしくはジメチ
ル−シクロペンチル、メチル−もしくはジメチル−シク
ロヘキシル、またはメチル−シクロヘプチルを示す。
【0016】フェニルまたは置換されたフェニルは以上
でAr1のところに記されているような基である。
【0017】C7−C10‐アラルキルは、例えば、ベン
ジル、1−フェニル−エチル、2−フェニル−エチル、
フェニル−プロピルまたはフェニル−ブチル、好適には
ベンジル、であり、ここで芳香族部分は上記の方法で置
換されていてもよい。
【0018】基R1、R2およびR3はそれらが置換して
いるN原子と一緒になって5−〜7−員の飽和複素環式
環を形成することができる。これはN、OおよびSから
なる群から選択される1または2個の別のヘテロ原子を
含有することもできる。すると当該化合物類はピロリジ
ン、オキサゾリジン、チアゾリジン、ピペリジンまたは
モルホリンの環式アミン類の誘導体類並びに当技術の専
門家に既知のこの型の他の化合物類である。最後に、全
ての3種の基R1、R2およびR3はそれらが置換してい
るN原子と一緒になって例えばDBU(ジアザビシクロ
ウンデカン)またはピリジン系の如き二環式第三級アミ
ンを形成することもできる。
【0019】本発明に従う方法用に適しているアミン類
は、例えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、
トリブチルアミン、オクチル−ジメチルアミン、N,N
−ジメチル−シクロヘキシルアミン、N−メチル−ピペ
リジン、N−メチル−モルホリン、N,N−ジメチル−
アニリン、ピリジン、または置換されたピリジン類であ
る。
【0020】本発明に従う方法用の好適なアミン類は、
【0021】
【化8】 N(R11、R12、R13) (VI) [式中、R11、R12およびR13は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C1 2‐アルキル、シクロプロ
ピル、シクロペンチル、シクロヘキシルもしくはベンジ
ルを示し、ここでさらに、基R11、R12およびR13の2
個はそれらが置換しているN原子と一緒になってN、O
およびSからなる群から選択される1もしくは2個の別
のヘテロ原子を含有していてもよい5−〜7−員の飽和
複素環式環を形成することができ、ここでさらに置換基
11、R12およびR13の1個は水素またはフェニルを示
し、そしてここでさらに全ての3個の基R1、R2および
3はそれらが置換しているN原子と一緒になって二環
式第三級アミンまたはピリジン系を形成することができ
る]のものである。
【0022】本発明に従う方法用に特に好適なアミン類
は、式
【0023】
【化9】 N(R21、R22、R23) (VII) [式中、R21、R22およびR23は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C1 2‐アルキルを示し、ここ
でさらに、基R21、R22およびR23の1個はシクロヘキ
シル、フェニルまたはベンジルを示すことができ、そし
てここでさらに全ての3個の基R1、R2およびR3はそ
れらが置換しているN原子と一緒になって二環式第三級
アミンまたはピリジン系を形成することができる]のも
のである。
【0024】ビニル芳香族化合物の反応は亜硫酸H2
3またはそれの水溶性塩類もしくはそれの無水物SO2
の一種を用いて実施され、この場合にはSO2の使用が
好適である。
【0025】当該モル比は、1モルのビニル芳香族化合
物当たり1−5モルの、好適には1.3−3.5モルの、
特に好適には1.6−2.5モルの、上記のアミンであ
る。さらに当該モル比は、1モルのビニル芳香族化合物
当たり1−5モルの、好適には1.3−3.5モルの、特
に好適には1.6−2.5モルの、亜硫酸またはそれの可
溶性塩類もしくはSO2である。アミンおよび亜硫酸ま
たはそれの可溶性塩類もしくはSO2はさらに好適には
互いに等モル比で使用される。
【0026】トリエチルアミンの存在下における水性媒
体中での4−ビニル−ピリジンとSO2の反応により例
示される本発明に従う方法は以下の反応式により表すこ
とができる:
【0027】
【化10】
【0028】本発明に従う方法は−15℃〜+65℃の
温度において、好適には−10°〜65℃において、特
に好適には−5℃〜40℃において、実施される。過大
気圧または大気圧以下の圧力を適用する必要ない。従っ
て、反応は好適には大気圧付近で、例えば0.5〜5バ
ールの範囲で、特に好適には大気圧において、行われ
る。
【0029】室温付近および大気圧における本発明に従
う方法の好適実施法は低いエネルギー消費量をもたらし
そして簡単な装置の使用を可能にする。
【0030】本発明に従う方法用の反応媒体は好適には
水であり、その理由は有機溶媒の回収および再循環用の
さらなる必要性を伴わないからである。しかしながら、
少なくとも亜流酸に等しい量の水が存在しているなら水
性/有機性媒体を使用することも同等に可能である。一
緒に使用することができる有機溶媒は、C1−C8-アル
コール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、
アミルアルコール、ヘキサノールまたはオクタノール;
ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン;ニトリル類、例えばアセトニトリ
ル、または環式エーテル類、例えばジオキサンもしくは
テトラヒドロフラン、であり、上記型の水溶性有機物質
との混合物中で例えばジアルキルエーテル、トルエン、
シクロヘキサンまたはハロゲン化された炭化水素類の如
き水と難混和性である有機溶媒を使用することもでき
る。反応媒体としての水の好適方法の他に、上記型の有
機溶媒の共使用も重要であり、そのような溶媒は使用さ
れた反応混合物の処理において生成したアリール−エタ
ン−スルホン酸を沈澱させるために作用する。
【0031】本発明に従う方法を実施するためには、例
えば、アミンおよび水を加えることができそしてSO2
をこの添加量の中に通すことができる。ビニル芳香族化
合物をこのようにして製造された溶液の中に加え、その
中で亜硫酸水素アンモニウムが製造される。適当な冷却
またはわずかな追加的加熱により、弱発熱反応が上記の
温度範囲内に保たれる。上記の有機溶媒の一種が反応媒
体中で水の他にあらかじめ共−使用されていない場合に
は、該有機溶媒の添加により2−アリール−エタン−ス
ルホン酸類またはそれらの塩類の沈澱がここで誘発され
る。この沈澱用には、特に低級アルコール類、例えばメ
タノール、エタノールまたはイソプロパノール、が適し
ていることが証されている。2−アリール−エタン−ス
ルホン酸がそれの遊離酸の形状で得られる好適な場合に
は、水溶性塩類の生成をもたらす強酸、例えば硫酸、硝
酸、塩酸または臭化水素酸、好適には塩酸、を有機沈澱
剤を含有している反応バッチに加える。強有機酸類、例
えばスルホン酸類、ハロゲノカルボン酸類および当技術
の専門家に既知である他のもの、も同等に適している。
簡単な取り扱い性のために、塩酸、例えばHCl気体、
が好適である。沈澱は冷却により有利に促進される。沈
澱した遊離酸を濾別しそして沈澱剤を用いて洗浄する。
【0032】使用される沈澱剤を濾液および洗浄水から
蒸留により回収しそして再循環させることができる。蒸
留残渣を次にアルカリ(アルカリ土類)金属水酸化物を
使用して処理して遊離アミンを製造し、それを次に蒸留
または相分離により回収しそして再循環させることがで
き、固体アミン類の場合には濾過および抽出も有用であ
る。蒸留操作の前に、残存SO2は好適には例えば過酸
化水素の如き酸化剤により酸化される。高級アミン類の
場合には、生成した有機相をSO2を酸化せずに水と共
にそして次に希アルカリ(アルカリ土類)金属水酸化物
溶液と共に充分撹拌することでも充分である。この方法
で、アミンだけが相分離により回収される。
【0033】
【実施例】1390ml=1012gのトリエチルアミ
ンを4リットル4首ガラスフラスコの中に入れ、そして
815mlの水を加えた。640gの二酸化硫黄を15
−25℃において加え、そして次にその後の30分間に
わたり撹拌した。532gの4−ビニルピリジン(含有
量、約98.0%)をこの溶液に25℃において熱を除
きながら加えた。2970g=3760mlのメタノー
ルを次にバッチに加え、そして550gの塩化水素気体
を次に通した。0℃に冷却した後に、沈澱した2−
[4]−ピリジル−エタン−スルホン酸を濾過しそして
1500mlのメタノールを一部分ずつ使用してすすい
だ。約1440gの湿潤=920gの乾燥分が得られ
た。含有量96.5%=888gの100%(理論収率
の95.6%)。一緒にした洗浄液および母液を約25
0gの30%強度過酸化水素で処理して二酸化硫黄を分
解させ、次にメタノールを蒸留により回収した。約50
0gの50%強度水酸化ナトリウム溶液の添加後に、ア
ミンを蒸留除去するかまたは相分離により回収した。
【0034】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0035】1.水−含有媒体中での式
【0036】
【化11】 Ar1−CH=CH2 (II) [式中、Ar1は縮合ベンゼン核と結合可能な炭素環式
または複素環式芳香族基を示す]のビニル芳香族化合物
類と亜硫酸またはそれの可溶性塩類もしくは無水物との
反応による、遊離酸類の形状で式
【0037】
【化12】 Ar1−CH2−CH2−SO3H (I) [式中、Ar1は上記の定義を有する]に相当する2−
アリール−エタン−スルホン酸類およびそれらの塩類の
製造方法において、反応を−15℃〜+65℃の温度に
おいてそして0.5〜5バールの圧力下で式
【0038】
【化13】 N(R1、R2、R3) (III) [式中、R1、R2およびR3は互いに独立して、直鎖も
しくは分枝鎖状のC1−C12‐アルキル、C3−C8-シク
ロアルキル、フェニルもしくは置換されたフェニルまた
はC7−C10‐アラルキルを示し、ここでさらに、基
1、R2およびR3の2個はそれらが置換しているN原
子と一緒になってN、OおよびSからなる群から選択さ
れる1もしくは2個の別のヘテロ原子を含有していても
よい5−〜7−員の飽和複素環式環を形成することがで
き、ここでさらに置換基R1、R2およびR3の2個まで
は水素を示すことができ、そしてここでさらに全ての3
個の基R1、R2およびR3がそれらが置換しているN原
子と一緒になって二環式第三級アミンまたはピリジン系
を形成することができる]のアミンの存在下で実施する
ことを特徴とする方法。
【0039】2.式
【0040】
【化14】 Ar2−CH=CH2 (IV) [式中、Ar2は縮合ベンゼン核と結合可能な複素環式
芳香族基を示す]のビニル芳香族化合物類を反応させる
こと、式
【0041】
【化15】 Ar3−CH=CH2 (V) [式中、Ar3は縮合ベンゼン核と結合可能なピリジン
基を示す]のビニル芳香族化合物類を反応させることを
特徴とする、上記1の方法。
【0042】3.反応を式
【0043】
【化16】 N(R11、R12、R13) (VI) [式中、R11、R12およびR13は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C1 2‐アルキル、シクロプロ
ピル、シクロペンチル、シクロヘキシルもしくはベンジ
ルを示し、ここでさらに、基R11、R12およびR13の2
個はそれらが置換しているN原子と一緒になってN、O
およびSからなる群から選択される1もしくは2個の別
のヘテロ原子を含有していてもよい5−〜7−員の飽和
複素環式環を形成することができ、ここでさらに置換基
11、R12およびR13の1個は水素またはフェニルを示
し、そしてここでさらに全ての3個の基R1、R2および
3はそれらが置換しているN原子と一緒になって二環
式第三級アミンまたはピリジン系を形成することができ
る]のアミンの存在下で実施することを特徴とする、上
記1の方法。
【0044】4.反応を式
【0045】
【化17】 N(R21、R22、R23) (VII) [式中、R21、R22およびR23は互いに独立して、直鎖
もしくは分枝鎖状のC1−C1 2‐アルキルを示し、ここ
でさらに、基R21、R22およびR23の1個はシクロヘキ
シル、フェニルまたはベンジルを示すことができ、そし
てここでさらに全ての3個の基R1、R2およびR3はそ
れらが置換しているN原子と一緒になって二環式第三級
アミンまたはピリジン系を形成することができる]のア
ミンの存在下で実施することを特徴とする、上記2の方
法。
【0046】5.−10〜65℃の、好適には−5〜4
0℃の、温度を使用することを特徴とする、上記1の方
法。
【0047】6.大気圧を使用することを特徴とする、
上記1の方法。
【0048】7.1モルのビニル芳香族化合物当たり1
−5モルの、好適には1.3−3.5モルの、特に好適に
は1.6−2.5モルの、アミンを使用することを特徴と
する、上記1の方法。
【0049】8.1モルのビニル芳香族化合物当たり1
−5モルの、好適には1.3−3.5モルの、特に好適に
は1.6−2.5モルの、亜硫酸またはそれの可溶性塩類
もしくはそれの無水物、好適にはそれの無水物、を使用
することを特徴とする、上記1の方法。
【0050】9.反応の完了後に沈澱により遊離スルホ
ン酸類を得るために、水溶性塩類の生成をもたらす強鉱
酸、好適には塩酸、を加え、ここで沈澱を水−混和性有
機溶媒、好適にはC1−C4-アルカノール、の存在によ
り促進させることを特徴とする、上記1の方法。
【0051】10.遊離スルホン酸類の沈澱および濾過
後に、アルカリ(アルカリ土類)金属水酸化物を濾液お
よび洗浄液に加え、そしてこのようにして遊離されたア
ミン類を蒸留または相分離により回収しそして再循環さ
せることを特徴とする、上記9の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスチヤン・ミユンスター ドイツ連邦共和国デー51381レーフエルク ーゼン・リユツツエンキルヘナーシユトラ ーセ141 (72)発明者 フオルカー・ケス ドイツ連邦共和国デー51375レーフエルク ーゼン・マクス−リーベルマン−シユトラ ーセ14 (72)発明者 ホルスト・ジフリン アメリカ合衆国ウエストバージニア州 26155−0500ニユーマーテインズビル・ス テイトルートナンバー2・マイルズインコ ーポレーテツド内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水−含有媒体中での式 【化1】 Ar1−CH=CH2 (II) [式中、 Ar1は縮合ベンゼン核と結合可能な炭素環式または複
    素環式芳香族基を示す]のビニル芳香族化合物類と亜硫
    酸またはそれの可溶性塩類もしくは無水物との反応によ
    る、遊離酸類の形状で式 【化2】 Ar1−CH2−CH2−SO3H (I) [式中、 Ar1は上記の定義を有する]に相当する2−アリール
    −エタン−スルホン酸類およびそれらの塩類の製造方法
    において、反応を−15℃〜+65℃の温度においてそ
    して0.5〜5バールの圧力下で式 【化3】 N(R1、R2、R3) (III) [式中、 R1、R2およびR3は互いに独立して、直鎖もしくは分
    枝鎖状のC1−C12‐アルキル、C3−C8-シクロアルキ
    ル、フェニルもしくは置換されたフェニルまたはC7
    10‐アラルキルを示し、ここでさらに、基R1、R2
    よびR3の2個はそれらが置換しているN原子と一緒に
    なってN、OおよびSからなる群から選択される1もし
    くは2個の別のヘテロ原子を含有していてもよい5−〜
    7−員の飽和複素環式環を形成することができ、ここで
    さらに置換基R1、R2およびR3の2個までは水素を示
    すことができ、そしてここでさらに全ての3個の基
    1、R2およびR3がそれらが置換しているN原子と一
    緒になって二環式第三級アミンまたはピリジン系を形成
    することができる]のアミンの存在下で実施することを
    特徴とする方法。
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