JP3314533B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP3314533B2 JP15729394A JP15729394A JP3314533B2 JP 3314533 B2 JP3314533 B2 JP 3314533B2 JP 15729394 A JP15729394 A JP 15729394A JP 15729394 A JP15729394 A JP 15729394A JP 3314533 B2 JP3314533 B2 JP 3314533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置に用いら
れる熱交換器を収納するケースであって、特に車両用空
気調和装置の蒸発器を収納するクーラーケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の蒸発器を収納するケース1
0を示す。このものは、空気上流側から空気下流側に向
かって順に、ケース10内に車室内空気(以下、内気)
を取り入れるための第1内気導入口1、ケース10内に
車室外空気(以下、外気)を取り入れるための外気導入
口2、これらの第1内気導入口1と外気導入口2とを選
択的に開閉する内外気切換ドア3、ケース10内に内気
を取り入れるための第2内気導入口4、蒸発器であるエ
バポレータ5、ケース10内に空気流を発生させる吸込
式送風機6を備えている。
【0003】図5に図4中Aで示す部分の拡大図を示
す。この第2内気導入口4は、内外気切換ドア3により
外気導入口2が開口時(以下、外気導入モード)、暖房
能力および冷房能力を向上させ、吸い込み風量を増加さ
せるために設けられている。そして、吸込式送風機6が
停止時かつ外気導入モードである場合、車両走行時に発
生するラム圧によって外気導入口2から流れ込んだ空気
が第2内気導入口4から車室内に漏れないように第2内
気導入口の内側にシート7が設けられている。一方、吸
込式送風機6が作動時は、シート7は吸引されて第2内
気導入口4が開口される。シート7にはそれを覆うよう
にプレート9が設けられており、外気導入口2から流れ
込んだ空気によってシート7が閉じないようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、吸込式送風機6が作動時と停止時に、第2
内気導入口を開閉させなければならないためにシート7
およびプレート9といった部品が必要となり、コスト高
となってしまう問題がある。本発明は、上記の問題点に
鑑みて、部品点数を削減し、安価な車両用空気調和装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室内に空気
を導く空気通路をなすケースと、このケース内の空気最
上流側部位に配設され、前記車室外の空気を前記空気通
路に取り込むための外気導入口と、このケース内の空気
最上流側部位に配設され、前記車室内の空気を前記空気
通路に取り込むための第1内気導入口と、前記ケースに
設けられ、前記車室内の空気を前記空気通路に取り込む
ための第2内気導入口と、前記ケース内で、前記外気導
入口より空気下流側部位に配設され、通過する空気を冷
却する蒸発器と、前記ケース内で、前記蒸発器より空気
下流側部位に配設され、前記空気通路に空気流を発生さ
せる送風機とを備え、 前記蒸発器は、内部を冷媒が流れ
る複数のチューブと、冷却効率を高めるフィンとを備え
ており、 前記チューブおよびフィンの一部が、前記第2
内気導入口を介して前記ケースの外部に露出しており、
前記蒸発器の空気上流側部位に設けられ、前記外気導入
口から前記蒸発器までの空気通路と前記第2内気導入口
から前記蒸発器までの空気通路とを仕切る仕切り部材を
有することを技術的手段として採用する。
【0006】また、前記仕切り部材は、前記チューブお
よびフィンと当接していることを技術的手段として採用
する。
【0007】
【発明の作用および効果】以上に述べた本発明による
と、送風機が、外気導入口から車室外の空気および第1
内気導入口から車室内の空気を取り入れ、ケースの空気
通路に空気流を発生する。これによって、車両用空気調
和装置の冷房および暖房能力が向上、吸い込み風量が増
する。また、外気導入口から蒸発器までの空気通路と
第2内気導入口から蒸発器までの空気通路とを仕切るよ
うに、蒸発器の空気上流側部位に仕切り部材を設けてい
ることにより、前記両空気通路が蒸発器の空気上流側部
位で互いに混ざらないため、送風機が停止している状態
で、車両走行時のラム圧により外気導入口から空気が空
気通路内に進入したとしても、この空気が第2内気導入
口から車室内に流れ込むことがなくなる。このように
切り部材を設けることで、従来と同様な機能を持たせな
がら、部品点数を削減することができ、低コスト化が実
現できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の車両用空気調和装置を図に示
す実施例に基づいて説明する。図2に第1実施例におけ
る車両用空気調和装置の全体構成図を示す。ケース11
は、車室内に空気を導くための空気通路をなすものであ
り、大別して空気上流側に位置し、蒸発器であるエバポ
エータ12を収納するクーラーユニットケース11a、
空気下流側に位置し、ケース11内に空気流を発生させ
る送風機20および通過する空気を加熱する加熱手段で
あるヒータコア(図示しない)を収納するヒータユニッ
ト11bとからなる。
【0009】クーラーユニット11aは、ポリプロピレ
ンなどの樹脂材で形成されており、その空気最上流側部
位には、車室内の空気(以下、内気)をクーラーユニッ
ト11a内に取り入れるための第1内気導入口13、車
室外の空気(以下、外気)をクーラーユニット11a内
に取り入れるための外気導入口14、これら第1内気導
入口および外気導入口14とを選択的に開閉する内外気
切換手段である内外気切換ドア15が配設されている。
【0010】内外気切換ドア15は、クーラーユニット
11aに支持された回転軸21によって図1中矢印Bの
範囲を回転可能となっている。クーラーユニット11a
内で、内外気切換ドア15より空気下流側部位には、四
角状に切りかかれ、車室内と連通した第2内気導入口1
6が形成されている。なお、第2内気導入口については
後で詳しく説明する。
【0011】第2内気導入口16の空気下流側部位に
は、クーラーケース11a内の空気通路を全面塞ぐよう
にして、蒸発器、具体的にはエバポエータ12が配設さ
れている。エバポレータ12は、車両用空気調和装置の
冷凍サイクルの一構成部をなすものであり、冷凍サイク
ルの冷媒が内部を流れる複数の偏平チューブと偏平チュ
ーブ間に配設され、冷却効率を高めるコルゲートフィン
とを備えている。
【0012】ヒータユニット11b内で、その空気最上
流側部位には、送風機20が配設されている。この送風
機20は、送風機駆動手段、具体的にはファンモータ2
0bによってファン20aが回転駆動し、ケース11内
に空気流を発生させるものである。なお、本発明の送風
機20は、エバポレータ12の空気下流側部位に配設さ
れていることから吸込型の送風機20を適用している。
【0013】ヒータユニット11b内で、送風機20の
空気下流側部位には、その空気通路を塞ぐようにヒータ
コア(図示しない)が配設されている。このヒータコア
は、エンジン冷却水を熱源としてその流量を調節し、エ
バポレータ12を通過する空気を適度加熱するものであ
る。ヒータユニット11bの空気最下流側部位には、そ
れぞれダクト(図示しない)を介し、エバポレータ12
およびヒータコアにて温度調節された空気を車室内に送
るための吹出口(図示しない)が配設されている。
【0014】なお、上述したクーラーユニット11aと
ヒータユニット11bとは、その開口端同士が樹脂製パ
ッキンなどを介してボルトなどの固定部材にて接合され
ている。図1および図3に図2中Aで示す範囲の詳細を
示す。エバポレータ12は、図1に示すように偏平チュ
ーブ22とコルゲートフィン23とが積層され、通過す
る空気を冷却するコア部25を備えている。
【0015】クーラーケース11aは、エバポレータ1
2の空気上流側の直前にて、図2中上下方向における高
さがエバポレータ12の高さより低くなっていることか
ら、図1に示すようにエバポエータ12のコア部25に
向かって形成された通路壁26、エバポレータ12のコ
ア部25の一部を塞ぎ垂直に立設された垂直壁部27、
その後、エバポレータ12の外周面に沿って形成され、
エバポレータ12を収納保持する収納壁40を備えてい
る。
【0016】通路壁26には、エバポレータ12の空気
上流側の直前にて、空気通路側へ台形状に窪んだ窪部2
8が形成されている。そして、エバポレータ12の空気
上流側の直前における垂直壁部27は、四角状で垂直壁
部27の上端から窪部28の下面にいたって切りかかれ
た第2内気導入口16が形成されている。つまり、エバ
ポレータ12のコア部25の一部は、第2内気導入口1
6を介してクーラーケース11aの外部に露出してい
る。これによって、第2内気導入口16を介して、車室
内と連通するクーラケース11aの外部とエバポレータ
12の空気下流側とが連通している。
【0017】また、窪部28を構成する底面31、両側
壁32、33の空気下流側端面がコア部25に当接して
いることから、エバポレータ12の空気上流側部位に
て、第1内気導入口13または外気導入口14の一方と
第2内気導入口16とから取り入れられた空気が混ざる
ことが無くなる。なお、本実施例では窪部28にて仕切
り部材を構成している。
【0018】以下、この車両用空気調和装置の作動を詳
しく説明する。図2に示すように内外気切換ドア15が
図に示す位置にあり、外気導入口14を開口している状
態で、送風機20を作動させたとする。送風機20が作
動すると図2中矢印Cで示すように、外気導入口14か
ら空気が取り入れられ、クーラーケース11a内に送ら
れる。また、同時に第2内気導入口16からも図2中矢
印Dで示すように空気が取り入れられる。これによっ
て、車両用空気調和装置の冷房能力および暖房能力の向
上、吸い込み風量の増加する。
【0019】一方、送風機20が停止状態で、車両走行
が行われると、車両走行で発生するラム圧によって外気
導入口14から、クーラーケース11a内に空気が入り
込むことがある。しかしながら、窪部25が第2内気導
入口16とクーラーケース11a内の空気通路とを遮断
しているために、外気導入口14から入り込んだ空気
が、第2内気導入口16から車室内に入り込んで乗員に
不快感を与えることなくなる。
【0020】なお、図3に示すように送風機20が停止
時、ラム圧により外気導入口14からクーラーケース1
1a内に空気が入り込んだ際、クーラーケース11a内
の圧力をP1、クーラーケース11a外の圧力をP2と
すると、P1>P2という関係になる。そして、この圧
力差によって図3中点線で示すようにクーラーケース1
1a内から第2内気導入口16に空気が流れ出そうとす
るが、コルゲートフィン23によってこの空気の流れが
抑制されるため、第2内気導入口16から空気が漏れ出
すことはない。
【0021】また、従来、送風機20の作動状態に応じ
て第2内気導入口16を開閉させる開閉部材が必要であ
ったが、本発明では不要となり、部品点数を削減し、低
コスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるクーラーケースの
詳細図である。
【図2】上記第1実施例における車両用空気調和装置の
構成図である。
【図3】上記第1実施例における要部詳細図である。
【図4】従来の車両用空気調和装置の構成図である。
【図5】従来の車両用空気調和装置の要部詳細である。
【符号の説明】
11a クーラーケース(ケース) 11b ヒーターケース(ケース) 12 エバポレータ(蒸発器) 13 第1内気導入口 14 外気導入口 16 第2内気導入口 20 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−29411(JP,A) 実開 昭58−160816(JP,U) 実開 昭63−43809(JP,U) 実開 昭52−146456(JP,U) 実開 昭61−182315(JP,U) 実開 昭51−14945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 613 B60H 1/00 B60H 1/32 614 B60H 1/00 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に空気を導く空気通路をなすケー
    スと、 このケース内の空気最上流側部位に配設され、前記車室
    外の空気を前記空気通路に取り込むための外気導入口
    と、 このケース内の空気最上流側部位に配設され、前記車室
    内の空気を前記空気通路に取り込むための第1内気導入
    口と、前記ケースに設けられ、前記車室内の空気を前記空気通
    路に取り込むための第2内気導入口と、 前記ケース内で、前記外気導入口より空気下流側部位に
    配設され、通過する空気を冷却する蒸発器と、 前記ケース内で、前記蒸発器より空気下流側部位に配設
    され、前記空気通路に空気流を発生させる送風機とを備
    え、 前記蒸発器は、内部を冷媒が流れる複数のチューブと、
    冷却効率を高めるフィンとを備えており、 前記チューブおよびフィンの一部が、前記第2内気導入
    口を介して前記ケースの外部に露出しており、 前記蒸発器の空気上流側部位に設けられ、前記外気導入
    口から前記蒸発器までの空気通路と前記第2内気導入口
    から前記蒸発器までの空気通路とを仕切る仕切り部材を
    有する ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記仕切り部材は、前記チューブおよび
    フィンと当接していることを特徴とする請求項1記載の
    車両用空気調和装置。
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