JP2001180255A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JP2001180255A
JP2001180255A JP36547899A JP36547899A JP2001180255A JP 2001180255 A JP2001180255 A JP 2001180255A JP 36547899 A JP36547899 A JP 36547899A JP 36547899 A JP36547899 A JP 36547899A JP 2001180255 A JP2001180255 A JP 2001180255A
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秀樹 長野
Daisuke Araki
大助 荒木
Akitoshi Noguchi
明利 野口
Katsuyuki Ikeda
勝之 池田
Takashi Haraguchi
隆 原口
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮水の逆流防止を図る。 【解決手段】 空気を冷却するエバポレータ3と、この
エバポレータ3からの空気を加熱するヒータコア4と、
これらを収容するユニットケース6とを備え、エバポレ
ータ3とヒータコア4とがユニットケース6の底面部6
aに車両前後方向Hに配置され、ユニットケース6の底
面部6bにエバポレータ3から流下した凝縮水を排出す
る排水口12aが形成されている自動車用空調装置にお
いて、排水口12aの下方に、その排水口12aから排
出された凝縮水を貯える貯留室12bを形成し、この貯
留室12bの最下部に凝縮水を外部へ排出する排水口1
2cを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用空調装置
に関し、特に冷却用、加熱用熱交換器を自動車の前後方
向に配置させた自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の自動車用空調装置の縦断
面図である。
【0003】この自動車用空調装置は、ブロア302
と、このブロア302によって吸入された空気を冷却す
るエバポレータ303と、このエバポレータ303から
の空気を加熱するヒータコア304と、このヒータコア
304を通過する空気と通過しない空気との割合を調節
するエアミックスドア305と、これらを収容するユニ
ットケース306とで構成されている。
【0004】ブロア302はエバポレータ303の車両
上下方向Vの上側に位置する。ブロア302はファン3
02aと、このファン302aを駆動するモータ(図示
せず)とを有する。ブロア302には、インテークボッ
クス(図示せず)が接続される。
【0005】エバポレータ303はヒータコア304の
車両前後方向Hの前側に配置されている。
【0006】エバポレータ303とヒータコア304と
の間には、エバポレータ303から流下する凝縮水がヒ
ータコア304側へ飛散しないように遮るとともにエバ
ポレータ303を通過した空気をエアミックスドア30
5へ案内する凸部308が位置する。この凸部308は
ユニットケース306に一体に形成されている、エアミ
ックスドア305は車両上下方向Vの上側に位置してい
る。
【0007】ユニットケース306内には、エバポレー
タ303を通過した空気が流れる冷風バイパス通路31
4と、ヒータコア304を通過した空気が流れる温風通
路315と、冷風バイパス通路314下流の空気と温風
通路315下流の空気とが混ざり合うエアミックス空間
316とが形成される。エアミックス空間316はエア
ミックスドア305の下流に位置する。ユニットケース
306には、エアミックス空間316の下流にデフ吹出
用開口309、ベント吹出用開口310及びフット吹出
用開口311が形成されている。
【0008】ユニットケース306の底面部306bに
は、エバポレータ303の表面から流下した凝縮水をユ
ニットケース306の外部へ排出する排水口312が形
成されている。
【0009】次に、この自動車用空調装置の作動を説明
する。
【0010】ブロア302が作動すると、空気がインテ
ークボックスに流入し、ユニットケース306内に導入
される。ユニットケース306内に導入された空気はエ
バポレータ303ヘ向かう。
【0011】吹出モードがバイレベルモードに設定さ
れ、エアミックスドア305の開度が50%のとき、エ
バポレータ303を通過した空気の一部は冷風バイパス
通路314を通ってエアミックス空間316へ向かい、
残りはヒータコア304へ向かう。
【0012】空気はエバポレータ303を通過すると
き、冷却される。エバポレータ303の表面の凝縮水は
ユニットケース306の底面部306bに流下し、排水
口312から外部へ排出される。
【0013】ヒータコア304を通過した空気は温風通
路315を通ってエアミックス空間316へ向かう。空
気はヒータコア304を通過するとき、加熱される。
【0014】冷風バイパス通路314の下流の空気と温
風通路315の下流の空気とはエアミックス空間316
で合流し、ミックスされ、ベント及びフット吹出用開口
310,311からユニットケース306の外部へ吹き
出される。
【0015】図11は従来の他の自動車用空調装置の断
面図、図12は図11のXII−XII線に沿う断面図であ
る。前述の図10の従来例と共通する部分については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】前述の図10の自動車用空調装置は、ブロ
ア302、エバポレータ303及びヒータコア304を
単一のユニットケース内に組み込んだいわゆるブロア一
体型のものであるが、図11の自動車用空調装置は互い
に独立したブロアユニット(図示せず)とエアコンユニ
ット452とを一体的に接続したものである。また、こ
の自動車用空調装置では凸部308に代えて仕切板40
8がユニットケース406に一体に設けられている。
【0017】エアコンユニット452の側面にはブロア
ユニットが接続されている。
【0018】ブロアユニットにはインテークボックス
(図示せず)が接続されている。
【0019】エアコンユニット452は、エバポレータ
303、ヒータコア304、エアミックスドア305及
びユニットケース406で構成されている。
【0020】ユニットケース406の一方の側面には、
ブロアユニットの空気をユニットケース406に取り入
れる空気導入口406aが形成されている。空気導入口
406aの開口面はエバポレータ303の空気通過面3
03aに対してほぼ直角である。
【0021】ユニットケース406内には、エバポレー
タ303の上流側にチャンバ430が設けられている。
チャンバ430はユニットーケース406内に入る空気
の流れがエバポレータ303の方ヘ直角に曲げられる空
間である。
【0022】空気導入口406aの周縁下端には、エバ
ポレータ303の表面に付着する凝縮水がユニットケー
ス406の内部から空気導入口406aを介してユニッ
トケース406の外部へ逆流しないようにするストッパ
432が、空気導入口406aの下部を塞ぐように設け
られている。
【0023】ユニットケース406の底面部406bに
は凝縮水をユニットケース406の外部へ排出する排水
口412が形成されている。
【0024】ブロアユニットが作動すると空気がインテ
ークボックスに流入し、空気導入口406aを介してユ
ニットケース406内に導入される。
【0025】ユニットケース406内に導入された空気
の流れはチャンバ430でほぼ直角に曲げられ、エバポ
レータ303へ向かう。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】前述のように両自動車
用空調装置では、ユニットケース306,406の底面
部306b,406bに排水口312,412を形成
し、エバポレータ303の表面から流下した凝縮水を外
部へ排出する構成が採用されているが、自動車が急な坂
道を走行したり、急加速や急減速したりすると、凝縮水
が重力の働き又は慣性力の働きによりエバポレータ30
3の上流側ヘ逆流するという現象が起こることがある。
【0027】図10の自動車用空調装置では、上述のよ
うに凝縮水が逆流するため、エバポレータ303が浸水
し、凝縮水はエバポレータ303の冷房能力を低下させ
てしまう。
【0028】図11の自動車用空調装置では、凝縮水が
チャンバ430に逆流したとき、自動車が左又は右へ急
激に方向転換すると、チャンバ430内に溜まった凝縮
水が慣性力の働きで車両左右方向RLヘ移動することが
ある。その結果、凝縮水がユニットケース406の側面
に位置する空気導入口406aを通じてブロアユニット
ケース406内に侵入しようとする。このような逆流現
象を防止するため、空気導入口406aにストッパ43
2が設けられているが、このストッパ432が通気抵抗
となり、ブロアユニットからユニットケース406へ送
り込まれる空気の量が低下する。
【0029】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は凝縮水の逆流を防止することであ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の自動車用空調装置は、空気を冷
却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空
気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニ
ットケースとを備え、前記両熱交換器が前記ユニットケ
ースの底面部に車両前後方向に配置され、前記ユニット
ケースの底面部に、前記冷却用熱交換器から流下した凝
縮水を排出する第1の排水口が形成されている自動車用
空調装置において、前記第1の排水口の下方に、その排
水口から排出された凝縮水を貯える貯留室が形成され、
この貯留室の最下部に凝縮水を外部へ排出する第2の排
水口が形成されていることを特徴とする。
【0031】上述のように第1の排水口の下方に、その
排水口から排出された凝縮水を貯える貯留室が形成さ
れ、この貯留室の最下部に凝縮水を外部へ排出する第2
の排水口が形成されているので、冷却用熱交換器から流
下した凝縮水は第1の排水口を通じて貯留室に一旦貯え
られ、第2の排水口を通じてユニットケースの外部へ排
出される。このため、自動車が急な坂道を上り下りする
とき又は急加速や急減速のとき、凝縮水が冷却用熱交換
器の上流側へ逆流することを抑制することができ、ま
た、凝縮水が加熱用熱交換器側ヘ飛散することを抑制す
ることができる。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車用空調装置において、前記ユニットケースの底面部
であって前記両熱交換器の間に、凝縮水を第1の排水口
ヘ導く凸部が立ち上げられ、前記凸部の下方側の空間及
び前記冷却用熱交換器の下方側の空間が前記貯留室の一
部を構成することを特徴とする。
【0033】上述のように凸部の下方側の空間及び冷却
用熱交換器の下方側の空間が貯留室の一部を構成するの
で、貯留室の内部空間が凸部の下方側空間から冷却用熱
交換器の下方側の空間まで及ぶ。このため、貯留室内に
貯えられた凝縮水の量が多いときも、自動車が急な坂道
を上り下りする際又は急加速や急減速する際、凝縮水が
エバポレータ3の上流側へ逆流することを確実に抑制す
ることができ、また、凝縮水がヒータコア4側ヘ飛散す
ることを確実に抑制することができる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の自動車用空調装置において、ブロアと、このブロア
からの空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱
交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これら
を収容するユニットケースとを備え、前記ブロアが前記
冷却用熱交換器の車両上下方向上側に位置し、前記冷却
用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車両前後方向前側に
位置することを特徴とする。
【0035】上述のようにブロアと、このブロアからの
空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器
からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容
するユニットケースとを備え、ブロアが冷却用熱交換器
の車両上下方向上側に位置し、冷却用熱交換器が加熱用
熱交換器の車両前後方向前側に位置するので、ブロアが
ユニットケースの側方に配置される従来例に較べて自動
車用空調装置が全体として小型化する。
【0036】請求項4記載の発明の自動車用空調装置
は、空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交
換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを
収容するユニットケースとを備え、前記両熱交換器が車
両前後方向に配置され、前記ユニットケースの一方の側
面部にブロアからの空気を導入する空気導入口が形成さ
れ、この空気導入口の開口面が前記冷却用熱交換器の空
気通過面に対してほぼ直角である自動車用空調装置にお
いて、前記冷却用熱交換器のすぐ上流であって前記空気
導入口の車両上下方向下側に位置するチャンバ内に、そ
のチャンバ内に溜まった凝縮水の車両左右方向の流れを
妨げる少なくとも1つの第1ストッパが収容されている
ことを特徴とする。
【0037】上述のように冷却用熱交換器のすぐ上流で
あって空気導入口の車両上下方向下側に位置するチャン
バ内に、そのチャンバ内に溜まった凝縮水の車両左右方
向の流れを妨げる少なくとも1つの第1ストッパが収容
されているので、自動車が左又は右へ急激に方向転換し
たとき、第1のストッパが凝縮水の車両左右方向の流れ
を妨げ、凝縮水が空気導入口を通じてユニットケースの
外部へ逆流しにくくなる。
【0038】請求項5記載の発明は、請求項4記載の自
動車用空調装置において、前記チャンバ内に溜まった凝
縮水の車両前後方向の流れを妨げる少なくとも1つの第
2ストッパが前記チャンバ内に収容されていることを特
徴とする。
【0039】上述のようにチャンバ内に溜まった凝縮水
の車両前後方向の流れを妨げる少なくとも1つの第2ス
トッパがチャンバ内に収容されているので、自動車が急
な坂道を上り下りするとき又は急加速や急減速すると
き、第2のストッパが凝縮水の車両前後方向の流れを妨
げ、凝縮水が車両前後方向へも逆流しにくくなる。
【0040】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の自動車用空調装置において、前記第1ストッパがプ
レートで構成され、このプレートが車両前後方向に対し
てほぼ平行であり、前記第2ストッパがプレートで構成
され、このプレートが車両左右方向に対してほぼ平行で
あり、前記両プレートが互いに直交するように組み合わ
されていることを特徴とする。
【0041】上述のように両プレートが互いに直交する
ように組み合わされているので、凝縮水の流れが車両前
後方向にも、車両左右方向にも妨げられ、凝縮水が空気
導入口を通じてユニットケースの外部へ逆流しにくくな
る。
【0042】請求項7記載の発明は、請求項4、5又は
6記載の自動車用空調装置において、前記ユニットケー
スの底面部に凝縮水を外部へ排出する排水口が形成さ
れ、前記第1、第2ストッパに前記チャンバ内の凝縮水
を前記排水口へ逃がすためのスリットが形成されている
ことを特徴とする。
【0043】上述のようにユニットケースの底面部に凝
縮水を外部へ排出する排水口が形成され、第1、第2ス
トッパにチャンバ内の凝縮水を排水口へ逃がすためのス
リットが形成されているので、凝縮水の排出が促進され
る。
【0044】請求項8記載の発明の自動車用空調装置
は、空気を冷却する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交
換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器と、これらを
収容するユニットケースとを備え、前記両熱交換器が車
両前後方向に配置され、前記ユニットケースの一方の側
面部にブロアからの空気を導入する空気導入口が形成さ
れ、この空気導入口の開口面が前記冷却用熱交換器の空
気通過面に対してほぼ直角である自動車用空調装置にお
いて、前記冷却用熱交換器のすぐ上流であって前記空気
導入口の車両上下方向下側に位置するチャンバと、前記
空気導入口の周縁に前記チャンバの内部へ突出するスト
ッパとが設けられ、前記ストッパの下流側端部と前記チ
ャンバの底面の車両左右方向中央とを結ぶ仮想直線が、
前記ユニットケースの底面部に対して少なくとも約5度
傾いていることを特徴とする。
【0045】上述のように空気導入口の周縁にチャンバ
の内部へ突出するストッパとが設けられ、ストッパの下
流側端部とチャンバの底面の車両左右方向中央とを結ぶ
仮想直線が、ユニットケースの底面部に対して少なくと
も約5度傾いているので、自動車が左又は右へ急激に方
向転換したとき、凝縮水が空気導入口ヘ向かって飛び出
そうとするが、空気導入口から外へ向かう凝縮水はスト
ッパによって遮断される。
【0046】請求項9記載の発明は、請求項8記載の自
動車用空調装置において、前記ストッパが筒状であるこ
とを特徴とする。
【0047】上述のようにストッパが筒状であるので、
自動車が左又は右へ急激に方向転換したとき、凝縮水が
空気導入口ヘ向かって飛び出そうとするが、空気導入口
から外へ向かう凝縮水はより確実にストッパによって遮
断される。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0049】図1はこの発明の第1実施形態に係る自動
車用空調装置を示す縦断面図、図2は図1の一部拡大断
面図、図3は自動車用空調装置が傾斜したときの貯留室
内の凝縮水の状態を説明するための一部拡大断面図、図
3(a)は車両前後方向前側に傾いたときの状態を示す
図、図3(b)は車両前後方向後側に傾いたときの状態
を示す図である。
【0050】この自動車用空調装置は、ブロア2と、こ
のブロア2によって吸入された空気中の塵埃を濾過する
フィルタ7と、このフィルタ7を通過した空気を冷却す
るエバポレータ(冷却用熱交換器)3と、このエバポレ
ータ3からの空気を加熱するヒータコア(加熱用熱交換
器)4と、このヒータコア4を通過する空気と通過しな
い空気との割合を調節するエアミックスドア5と、これ
らを収容するユニットケース6とで構成されている。
【0051】ブロア2はエバポレータ3の車両上下方向
Vの上側に位置する。ブロア2には図示しないインテー
クボックスが接続される。
【0052】ブロア2は、ファン2aと、このファン2
aを駆動するモータ(図示せず)とを有する。
【0053】フィルタ7はエバポレータ3の空気通過面
3aの近傍に配置されている。
【0054】エバポレータ3はヒータコア4の車両前後
方向Hの前側に配置されている。
【0055】エバポレータ3とヒータコア4との間に
は、エバポレータ3から流下する凝縮水がヒータコア4
側へ飛散しないように遮るとともにエバポレータ3を通
過した空気をエアミックスドア5へ案内する凸部8が位
置する。この凸部8はユニットケース6に一体に形成さ
れている。エアミックスドア5はエバポレータ3の車両
上下方向Vの上側に位置している。
【0056】ユニットケース6はポリプロピレン等の合
成樹脂で成型されている。ユニットケース6は車両左右
方向に2つに分割可能であり、エバポレータ3等を収容
した後、図示しないねじやクリップ等の結合手段によっ
て一体に結合される。
【0057】ユニットケース6には、デフ吹出用開口
9、ベント吹出用開口10及びフット吹出用開口11が
形成されている。
【0058】エバポレータ3はユニットケース6の底面
部6bに設置され、その底面部6bにはエバポレータ3
から流下した凝縮水を外部へ排出する排水口(第1の排
水口)12aが形成されている。
【0059】底面部6bと凸部8との下方に拡張壁13
をユニットケース6と一体に設けた。
【0060】この拡張壁13の内壁面と底面部6b及び
凸部8の外壁面とによって貯留室12bが形成される。
この貯留室12bには排水口12aから流れ落ちた凝縮
水が一旦貯えられる。
【0061】貯留室12bの車両前後方向Hの前側部分
はエバポレータの下方に、車両前後方向Hの後側部分は
凸部8の下方にそれぞれ位置する。底面部6bは車両前
後方向Hの後側ヘ傾いている。排水口12aは凝縮水の
排出を促進するため底面部6bの最も低い位置にある。
【0062】拡張壁13には、排水口12aから貯留室
12b内に流入した凝縮水を外部へ排出する排水口(第
2の排水口)12cが形成されている。排水口12cは
拡張壁13の最下部、すなわち貯留室12bの最下部に
位置する。
【0063】ユニットケース6内には、エバポレータ3
を通過した空気が流れる冷風バイパス通路14と、ヒー
タコアを通過した空気が流れる温風通路15と、冷風バ
イパス通路14下流の空気と温風通路15下流の空気と
が混ざり合うエアミックス空間16とが形成されてい
る。エアミックス空間16はエアミックスドア5の下流
に位置する。
【0064】ユニットケース6内のエアミックス空間1
6の下流にはモード切替ドア17,19が回転可能に設
けられている。モード切替ドア17,19は図示しない
リンク機構によって動作し、吹出モードが決まる。
【0065】次に、一例として吹出モードがバイレベル
モードに設定されたときの自動車用空調装置の作動を説
明する。バイレベルモード設定時、図1に示すように、
エアミックスドア5及びモード切替ドア19は中間位置
を、モード切替ドア17はベント選択位置をそれぞれ維
持する。
【0066】ブロア2によってインテークボックスから
ユニットケース6内に吸入された空気は空気案内通路2
0を通ってフィルタ7へ向かう。空気がフィルタ7を通
過するとき、空気中の塵埃が濾過される。空気はエバポ
レータ3を通過するとき、冷却される。
【0067】図2に示すようにエバポレータ3から流下
した凝縮水は排水口12aを通じて、一旦貯留室12b
に貯えられ、貯留室12bの排水口12cから外部へ排
出される。
【0068】自動車が坂道を下るとき(図3(a)参
照)、凝縮水が貯留室12bの車両前後方向Hの前側に
移動し、凝縮水の流れが堰き止められる。
【0069】自動車が坂道を上るとき(図3(b)参
照)、凝縮水が貯留室12bの車両前後方向Hの後側に
移動し、凝縮水の流れが堰き止められる。
【0070】凝縮水の移動は急加速や急減速時にも生じ
るが、上述のように凝縮水は貯留室12bの前側部分又
は後側部分に案内されてその流れが堰き止められるの
で、凝縮水はエバポレータ3やヒータコア4へ飛散しな
い。
【0071】エバポレータ3を通過した空気の一部は冷
風バイパス通路14を通ってエアミックス空間16へ向
かい、残りはヒータコア4へ向かう。
【0072】ヒータコア4を通過した空気は温風通路1
5を通ってエアミックス空間16へ向かう。空気はヒー
タコア4を通過するとき、加熱される。
【0073】冷風バイパス通路14の下流の空気と温風
通路15の下流の空気とはエアミックス空間16で合流
し、ミックスされ、ベント吹出用開口10及びフット吹
出用開口11からユニットケース6の外部へ吹き出され
る。
【0074】この実施形態によれば、エバポレータ3か
ら流下した凝縮水は貯留室12bに貯えられるので、急
な坂道の上り下り、急加速や急減速などのとき、凝縮水
がエバポレータ3の上流側へ逆流することを抑制するこ
とができ、また、凝縮水がヒータコア4側ヘ飛散するこ
とを抑制することができる。エバポレータ3やヒータコ
ア4が浸水しないので、熱交換効率が低下しない。
【0075】更に、凝縮水がヒータコア4側に飛散しに
くいので、ヒータコア4側のユニットケース6の嵌合部
(図示せず)に水漏れ防止構造を必要としない。
【0076】また、凝縮水が貯留室12bへ流れ込むの
で、凝縮水がエバポレータ3を通過した空気の風圧によ
り巻き上げられ、空気とともにデフ又はベント吹出用開
口9,10を介して車室内へ吹き出されるおそれが低
い。
【0077】更に、貯留室12bの内部空間がエバポレ
ータ3の下方側から凸部8の下方側まで広がっているの
で、貯留室12b内に貯えられた凝縮水の量が多いとき
も、急な坂道の上り下り、急加速や急減速などの際の凝
縮水の飛散を確実に防ぐことができる。
【0078】また、凸部8の下方側の空間及びエバポレ
ータの下方側の空間は従来デッドスペースとされていた
空間であるが、この自動車用空調装置では、これらの空
間が貯留室12bの一部を構成するので、デッドスペー
スの有効利用ができる。
【0079】なお、この実施形態では、ブロア2と、エ
バポレータ3及びヒータコア4などが単一のユニットケ
ース6内に収容されているタイプの自動車用空調装置に
ついて説明したが、この発明はブロア2とエバポレータ
3やヒータコア4とがそれぞれ独立したユニットケース
に収容されるタイプの自動車用空調装置にも適用でき
る。
【0080】また、この実施形態では、エバポレータ3
がヒータコア4の車両前後方向Hの前側に配置されてい
る場合について説明したが、ヒータコア4がエバポレー
タ3の車両前後方向Hの前側に配置される場合にも適用
できる。
【0081】図4は第2実施形態の自動車用空調装置を
示す正面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図、図6は
図5のVI −VI線に沿う断面図、図7は図5のVII−VII
線に沿う断面図である。図1の実施形態と共通する部分
には同一符号を付してその説明を省略する。
【0082】図1の実施形態では、ブロア2、エバポレ
ータ3及びヒータコア4などが単一のユニットケース6
内に収容されるタイプの自動車用空調装置について説明
したが、この実施形態の自動車用空調装置はブロアユニ
ット151とエアコンユニット152とを接続したもの
である。また、この自動車用空調装置では、凸部8に代
えて仕切板108がユニットケース106に一体に設け
られている。更に、モード切替ドア17に代えてデフ及
びベント吹出用開口9,10をそれぞれ独立に開閉可能
なモード切替ドア117,118がそれぞれ設けられて
いる。
【0083】エアコンユニット152の側面にはブロア
ユニット151が接続されている。
【0084】ブロアユニット151にはインテークボッ
クス153が接続されている。インテークボックス15
3にはフィルタ(図示せず)が収容されている。ブロア
ユニット151は、ファン(図示せず)と、ファンを駆
動するモータ(図示せず)と、これらを収容するブロア
ユニットケース151aとを有する。
【0085】エアコンユニット152は、ブロアユニッ
ト151からの空気を冷却するエバポレータ3と、ヒー
タコア4と、エアミックスドア5と、これらを収容する
ユニットケース106とで構成されている。
【0086】ユニットケース106の一方の側面には、
ブロアユニット151の空気をユニットケース106に
取り入れる空気導入口106aが形成されている。空気
導入口106aの開口面はエバポレータ3の空気通過面
3aに対してほぼ直角である。
【0087】ユニットケース106内には、エバポレー
タ3の上流側にチャンバ130が設けられている。チャ
ンバ130はユニットケース106内に入る空気の流れ
がエバポレータ3の空気通過面3aの方向ヘ曲げられる
空間である。
【0088】チャンバ130には、チャンバ130内に
溜まった凝縮水の車両左右方向RLの流れを妨げる複数
のプレート(第1ストッパ)132と、車両前後方向H
の流れを妨げる複数のプレート(第2ストッパ)133
とが互いに直交するように組み合わされて、配置されて
いる。プレート132は車両前後方向Hに対してほぼ平
行であり、プレート133は車両左右方向RLに対して
ほぼ平行である。
【0089】これらの両プレート132,133には、
チャンバ130内の凝縮水を後述の排水口112へ逃が
すためのスリット134が形成されている。
【0090】ユニットケース106の底面部106bに
は、凝縮水をユニットケース106の外部へ排出する排
水口112が形成されている。
【0091】次に、一例として吹出モードがバイレベル
モードに設定されたときの自動車用空調装置の作動を説
明する。バイレベルモード設定時、図5に示すように、
エアミックスドア5及びモード切替ドア19は中間位置
を、モード切替ドア117は閉じ,モード切替ドア11
8は開く。
【0092】ブロアユニット151が作動すると空気が
インテークボックス153に流入し、この空気がユニッ
トケース106内に導入される。
【0093】ユニットケース106内に導入された空気
の流れはチャンバ130でほぼ直角に曲げられ、エバポ
レータ3へ向かう。
【0094】チャンバ130にはプレート133が配置
されているので、自動車が坂道を上り下りするとき又は
急加速や急減速するとき、プレート133が凝縮水の車
両前後方向(図6の)Hの流れを妨げる。その結果、エ
バポレータ3から流下した凝縮水の逆流が抑制される。
【0095】また、チャンバ130にはプレート132
が配置されているので、自動車が左又は右ヘ急激に方向
転換したとき、プレート132がこの凝縮水の車両左右
方向RLの流れを妨げる。その結果、凝縮水がチャンバ
130の側方に位置する空気導入口106aを通じてブ
ロアユニットケース151a内へ侵入することが防止さ
れる。
【0096】チャンバ130内に溜まった凝縮水はスリ
ット134を通じてチャンバ130内から流出し、排水
口112からユニットケース106の外部ヘ排出され
る。
【0097】この実施形態によれば、チャンバ130内
にプレート132が収容されているので、自動車が左又
は右へ急激に方向転換したとき、プレート132がその
凝縮水の飛散を抑制するため、凝縮水が空気導入口10
6cを通じてブロアユニットケース151aへ侵入する
ことを防止することができる。
【0098】また、チャンバ130内にプレート133
が収容されているので、チャンバ130内に溜まった凝
縮水の車両前後方向Hヘの流れはプレート133によっ
て抑制され、凝縮水の逆流を抑えることができる。
【0099】更に、両プレート132,133が互いに
直交するように組み合わされているので、より確実に凝
縮水の逆流を抑制することができる。
【0100】また、両プレート132,133にはチャ
ンバ130内の凝縮水を排水口112へ逃がすためのス
リット134が形成されているので、凝縮水の排出が促
進される。
【0101】更に、従来例に較べて空気導入口106a
の開口面積が大きくなるので、ユニットケース106内
へ導入する風量が増加する。
【0102】なお、この実施形態では凝縮水の飛散を妨
げる部材としてプレート132,133を使用したが凝
縮水の流れを妨げることができる部材であればプレート
132,133に限定されない。
【0103】図8は第2実施形態の自動車用空調装置を
示す断面図、図9は図8のIX−IX線に沿う断面図であ
る。図5の実施形態と共通する部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0104】図5の実施形態では、チャンバ130内に
凝縮水の流れを妨げるプレート132,133を配置し
た場合について説明したが、この実施形態ではユニット
ケース206の空気導入口206aの周縁にチャンバ1
30の内部へ突出する筒状ストッパ232をユニットケ
ース106に一体に設けた。
【0105】筒状ストッパ232の下流側端部232a
とチャンバ130の底面部130aの車両左右方向RL
の中央130bとを結ぶ仮想直線Pは、チャンバ130
の底面部130aに対して約5度傾いている。筒状スト
ッパ232がユニットケース106内ヘ突き出されてい
るので、凝縮水が空気導入口106aを通じてブロアユ
ニットケース151aに侵入することが防止される。
【0106】この実施形態によれば、図5の実施形態と
同様の効果が得られる。
【0107】なお、この実施形態では凝縮水の飛散を妨
げる部材として筒状ストッパ206bを使用したが、こ
れに代え、空気導入口206aの下端にチャンバ130
の内部へ突出する断面円弧状の板部材を設けてもよい。
【0108】また、この実施形態では筒状ストッパ20
6bの下流側端部206cとチャンバ130の底面部1
30aの車両左右方向RLの中央とを結ぶ仮想直線が、
チャンバ130の底面部130aに対して約5度傾いて
いる場合について説明したが、約5度以上傾いていれば
同様の効果を得ることができる。
【0109】
【発明の効果】請求項1の発明の自動車用空調装置によ
れば、凝縮水が冷却用熱交換器の上流側へ逆流すること
を抑制することができ、また、凝縮水が加熱用熱交換器
側ヘ飛散することを抑制することができ、冷却用熱交換
器や加熱用熱交換器が浸水しないので、熱交換効率が低
下しない。
【0110】請求項2の発明の自動車用空調装置によれ
ば、凝縮水が冷却用熱交換器の上流側へ逆流することを
確実に抑制することができ、また、凝縮水が加熱用熱交
換器側ヘ飛散することを確実に抑制することができ、冷
却用熱交換器や加熱用熱交換器が浸水しないので、熱交
換効率が確実に低下しない。
【0111】請求項3の発明の自動車用空調装置によれ
ば、自動車用空調装置が小型化する。
【0112】請求項4、5、8又は9の発明の自動車用
空調装置によれば、凝縮水が空気導入口を通じてユニッ
トケースの外部へ逆流しにくくなる。
【0113】請求項6の発明の自動車用空調装置によれ
ば、凝縮水が空気導入口を通じてユニットケースの外部
へ確実に逆流しにくくなる。
【0114】請求項7の発明の自動車用空調装置によれ
ば、凝縮水の排出が促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る自動車用
空調装置を示す縦断面図である。
【図2】図2は図1の一部拡大断面図である。
【図3】図3は自動車用空調装置が傾斜したとき貯留室
内の凝縮水の状態を説明するための一部拡大断面図であ
る。
【図4】図4は第2実施形態の自動車用空調装置を示す
正面図である。
【図5】図5は図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図6は図5のVI −VI線に沿う部分断面図であ
る。
【図7】図7は図5のVII− VII線に沿う断面図であ
る。
【図8】図8は第3実施形態の自動車用空調装置を示す
断面図である。
【図9】図9は図8のIX−IX 線に沿う断面図である。
【図10】図10は従来の自動車用空調装置の縦断面図
である。
【図11】図11は従来の他の自動車用空調装置の断面
図である。
【図12】図12は図11のXII− XII線に沿う断面図
である。
【符号の説明】
2 ブロア 3 エバポレータ(冷却用熱交換器) 3a 空気通過面 4 ヒータコア(加熱用熱交換器) 6,106 ユニットケース 6a,106a 空気導入口 6b,106b 底面部 8 凸部 12a 排水口(第1の排水口) 12b 貯留室 12c 排水口(第2の排水口) 130 チャンバ 132 ストッパ(第1ストッパ) 133 ストッパ(第2ストッパ) 134 スリット 206b 筒状ストッパ H 車両前後方向 RL 車両左右方向 V 車両上下方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 勝之 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 原口 隆 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を冷却する冷却用熱交換器と、この
    冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器
    と、これらを収容するユニットケースとを備え、 前記両熱交換器が前記ユニットケースの底面部に車両前
    後方向に配置され、前記ユニットケースの底面部に、前
    記冷却用熱交換器から流下した凝縮水を排出する第1の
    排水口が形成されている自動車用空調装置において、 前記第1の排水口の下方に、その排水口から排出された
    凝縮水を貯える貯留室が形成され、 この貯留室の最下部に凝縮水を外部へ排出する第2の排
    水口が形成されていることを特徴とする自動車用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ユニットケースの底面部であって前
    記両熱交換器の間に、凝縮水を第1の排水口ヘ導く凸部
    が立ち上げられ、前記凸部の下方側の空間及び前記冷却
    用熱交換器の下方側の空間が前記貯留室の一部を構成す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 ブロアと、このブロアからの空気を冷却
    する冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器からの空気
    を加熱する加熱用熱交換器と、これらを収容するユニッ
    トケースとを備え、 前記ブロアが前記冷却用熱交換器の車両上下方向上側に
    位置し、前記冷却用熱交換器が前記加熱用熱交換器の車
    両前後方向前側に位置することを特徴とする請求項1又
    は2記載の自動車用空調装置。
  4. 【請求項4】 空気を冷却する冷却用熱交換器と、この
    冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器
    と、これらを収容するユニットケースとを備え、 前記両熱交換器が車両前後方向に配置され、 前記ユニットケースの一方の側面部にブロアからの空気
    を導入する空気導入口が形成され、この空気導入口の開
    口面が前記冷却用熱交換器の空気通過面に対してほぼ直
    角である自動車用空調装置において、 前記冷却用熱交換器のすぐ上流であって前記空気導入口
    の車両上下方向下側に位置するチャンバ内に、そのチャ
    ンバ内に溜まった凝縮水の車両左右方向の流れを妨げる
    少なくとも1つの第1ストッパが収容されていることを
    特徴とする自動車用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記チャンバ内に溜まった凝縮水の車両
    前後方向の流れを妨げる少なくとも1つの第2ストッパ
    が前記チャンバ内に収容されていることを特徴とする請
    求項4記載の自動車用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ストッパがプレートで構成さ
    れ、このプレートが車両前後方向に対してほぼ平行であ
    り、前記第2ストッパがプレートで構成され、このプレ
    ートが車両左右方向に対してほぼ平行であり、前記両プ
    レートが互いに直交するように組み合わされていること
    を特徴とする請求項4又は5記載の自動車用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記ユニットケースの底面部に凝縮水を
    外部へ排出する排水口が形成され、前記第1、第2スト
    ッパに前記チャンバ内の凝縮水を前記排水口へ逃がすた
    めのスリットが形成されていることを特徴とする請求項
    4、5又は6記載の自動車用空調装置。
  8. 【請求項8】 空気を冷却する冷却用熱交換器と、この
    冷却用熱交換器からの空気を加熱する加熱用熱交換器
    と、これらを収容するユニットケースとを備え、 前記両熱交換器が車両前後方向に配置され、 前記ユニットケースの一方の側面部にブロアからの空気
    を導入する空気導入口が形成され、この空気導入口の開
    口面が前記冷却用熱交換器の空気通過面に対してほぼ直
    角である自動車用空調装置において、 前記冷却用熱交換器のすぐ上流であって前記空気導入口
    の車両上下方向下側に位置するチャンバと、 前記空気導入口の周縁に前記チャンバの内部へ突出する
    ストッパとが設けられ、 前記ストッパの下流側端部と前記チャンバの底面の車両
    左右方向中央とを結ぶ仮想直線が、前記ユニットケース
    の底面部に対して少なくとも約5度傾いていることを特
    徴とする自動車用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記ストッパが筒状であることを特徴と
    する請求項8記載の自動車用空調装置。
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