JP3310489B2 - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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JP3310489B2 JP07210095A JP7210095A JP3310489B2 JP 3310489 B2 JP3310489 B2 JP 3310489B2 JP 07210095 A JP07210095 A JP 07210095A JP 7210095 A JP7210095 A JP 7210095A JP 3310489 B2 JP3310489 B2 JP 3310489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床暖房装置に関し、特
に、複数のゾーンを個別に暖房可能な床暖房装置におけ
る温度制御の仕方の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】床暖房装置は、フロアリングの下等に配
置されたヒータによってフロアリング表面から放熱を行
わせる暖房装置であり、近年の住宅等において、快適な
暖房装置として普及しつつある。床暖房装置には、従来
より、床面を複数のゾーンに区分し、暖房の必要なゾー
ンだけに通電を行えるようにしたものが知られている。
かかる床暖房装置では、図7に示すように、複数のゾー
ン、たとえばAゾーン,BゾーンおよびCゾーンの本体
温度(ヒータ温度)は、設定温度に対応した1つの温度
制御データに基づいて制御されていた。それゆえ3つの
ゾーンのヒータ温度が等しくても、各ゾーンにおけるフ
ロアリング上の人が感じる体感温度が異なり、快適感が
得られないゾーンが発生するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】より具体的に説明する
と、たとえばAゾーンはフロアリング上に薄手の絨毯が
敷かれており、Bゾーンは厚手の絨毯が敷かれており、
Cゾーンは絨毯等は敷かれていない場合を考える。この
場合、フロアリング表面からの放熱は、Aゾーンでは薄
手の絨毯を介して人に伝わり、Bゾーンでは厚手の絨毯
を介して人に伝わり、Cゾーンではフロアリング表面か
ら直接人に伝わる。それゆえ、たとえばAゾーンにおい
て快適な体感温度を得られるように温度が設定された場
合、設定温度に対応した温度制御データによって各ヒー
タへの通電が制御されると、Bゾーンでは体感温度が低
くて寒いと感じ、Cゾーンでは体感温度が高くて暑いと
感じることがある。このように、フロアリング上に敷く
敷物の種類等により、快適感が得られないゾーンが発生
するという問題があった。
【0004】かかる問題を解決するには、各ゾーンごと
に個別に温度を設定し、設定された温度に対応した温度
制御データによって、各ゾーンのヒータへの通電を制御
すればよいが、ゾーンごとに個別に温度を設定しようと
すると、制御装置の構成が複雑になるという別の課題が
発生する。また、温度設定をゾーンごとに行うのが煩わ
しいという問題も生じる。より具体的に述べると、敷物
の種類等の影響は、各ゾーンに固有のものであり、かつ
温度設定の都度変化せず比較的恒常的なものであるの
で、本来温度設定の都度それらの影響を考慮する必要は
ない。
【0005】一方、温度設定は日々あるいは時々の寒暖
や、使う人の好みに応じて度々行なうものである。しか
し、温度設定の都度、敷物の種類等の影響を考慮して、
温度を各ゾーンごとに設定するのは、煩わしいのみでな
く、適正な温度設定をし損じ易くなる。そこで、各ゾー
ン固有で恒常的な影響と全ゾーン共通で日時変化する影
響に適正かつ容易に対処できるようにすることが好まし
い。
【0006】そこでこの発明は、1つの温度設定で、複
数のゾーンすべてに対して快適な体感温度が得られるよ
うに温度制御が行える床暖房装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
部屋の床面からの放熱で暖房を行う床暖房装置におい
て、放熱を行う床面が複数のゾーンに区分されていて、
区分された各ゾーンごとに、それぞれ、放熱源としての
ヒータおよびそのゾーンに関する温度を検出するための
温度センサが備えられており、さらに複数のゾーンに対
して共通的に使用され、相対的に低い暖房温度条件の温
度制御データから相対的に高い暖房温度条件の温度制御
データまでの複数の温度制御データが登録されたデータ
登録手段、前記データ登録手段に登録された複数の温度
制御データのうちの1つの温度制御データを指定するた
めの暖房温度条件設定手段、各ゾーンごとの補正値をス
トアするストア手段、ならびに前記暖房温度条件設定手
段に設定されている暖房温度条件と、前記ストア手段に
ストアされている制御すべきゾーンの補正値に基づい
て、ゾーンごとに、前記暖房温度条件設定手段で指定さ
れた温度制御データを読出すか、それとは別の温度制御
データを読出し、その読出した各温度制御データと制御
すべき各ゾーンの温度センサの検出温度とを比較して、
その比較結果に基づいて各ゾーンのヒータへの通電を制
御する通電制御手段、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の床
暖房装置において、動作モードを特定モードに設定する
手段をさらに備え、前記特定モードにおいて、前記スト
ア手段にストアされる補正値をゾーンごとに変更可能な
補正値変更手段を含むことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、床暖房装置の暖
房温度条件、たとえば相対的に低い温度にするとか、相
対的に高い温度にするとか、その中間の温度にするとか
という暖房温度条件は、単一の設定手段により設定する
だけでよい。一方、各ゾーンにおける温度制御のため
に、上記設定された単一の暖房温度条件と、各ゾーンご
とに設定された補正値とに基づいて、各ゾーンごとに、
それぞれ、データ登録手段から温度制御データが読出さ
れる。そして各ゾーンの温度は、各ゾーンごとに読出さ
れた温度制御データと各ゾーンの検出温度とを比較する
ことによって実行される。したがって、各ゾーンごと
に、それぞれ快適な体感温度が得られるように、各ゾー
ンのヒータへの通電が制御される。
【0010】請求項2記載の発明では、特定モードにお
いて各ゾーンの補正値が変更可能である。よって各ゾー
ンにおける敷物の種類が変わった場合等に、補正値を変
更することで敷物の種類が変わった後にも快適な温度制
御を行える。
【0011】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この発明の一
実施例にかかる床暖房装置における温度制御の仕方の概
念図である。図1を参照して説明すると、床暖房が行わ
れるゾーンは、従来装置と同様に、たとえばAゾーン,
BゾーンおよびCゾーンに区分されている。この実施例
では、各ゾーンごとに、ヒータに関連した温度(本体温
度)を検出するための温度センサが備えられており、任
意のゾーンの暖房ができる。暖房運転時には、設定温度
に対応した温度制御データによりヒータへの通電が制御
される。このとき、温度補正がされているゾーンでは、
補正値に応じて変更された温度制御データによりヒータ
への通電が制御される。
【0012】このように、1つの温度設定でありなが
ら、たとえばAゾーンでは設定温度に対応した温度制御
データによってヒータへの通電が制御され、Bゾーンで
は、設定温度よりも高い温度制御データによってヒータ
への通電が制御され、Cゾーンでは、設定温度よりも低
い温度制御データによってヒータへの通電が制御され
る。これにより、各ゾーンにおいて快適な体感温度が得
られる。
【0013】図2は、この発明の一実施例にかかる床暖
房装置の全体構成を示すブロック図である。この実施例
にかかる床暖房装置の暖房ゾーンは、Aゾーン,Bゾー
ンおよびCゾーンに区分されている。各ゾーンA,B,
Cには、それぞれ、放熱源としてのヒータHA,ヒータ
HBおよびヒータHCが配置されている。各ヒータH
A,HB,HCは、商用交流電源2に対して並列になる
よう接続されている。商用交流電源2から各ヒータH
A,HB,HCへの接続線中には、リレー接点a,b,
cが挿入されている。Aゾーン,BゾーンおよびCゾー
ンには、また、各ゾーンA,B,Cの本体温度を検出す
るための温度センサSA,温度センサSBおよび温度セ
ンサSCが備えられている。
【0014】床暖房装置には、また、コントローラ1が
含まれている。コントローラ1には、たとえばマイクロ
コンピュータ等を含む制御回路100が設けられてお
り、制御回路100により駆動されるリレーA,リレー
BおよびリレーCが備えられている。リレーA,B,C
は、それぞれ、Aゾーンのリレー接点a,Bゾーンのリ
レー接点bおよびCゾーンのリレー接点cの開閉を制御
して、ヒータHA,HB,HCへの通電を制御する。ま
た、温度センサSA,SB,SCの検出温度はコントロ
ーラ1に備えられた温度センサ用入力ポートA,B,C
にそれぞれ入力され、制御回路100へ与えられる。
【0015】制御回路100では、各温度センサSA,
SB,SCから与えられる検出温度を、後述する温度制
御データと比較し、その結果に基づいてリレーA,B,
Cを制御して、リレー接点a,b,cの開閉を行う。コ
ントローラ1にはリモコン3が接続されている。この床
暖房装置における温度設定や後述する温度補正値の変更
等は、このリモコン3を操作することにより行われる。
【0016】図3は、リモコン3の外観構成を示す正面
図であり、各主操作スイッチや表示部や各種の操作キー
の配列が示されている。表示部31には、現在時刻表示
部311の他、タイマ運転時に床暖房装置に電源を投入
する時刻である入時刻、床暖房装置の電源を遮断する時
刻である切時刻の各表示部が備えられている。また、床
温度表示部312が備えられている。この表示部312
では、7つのバーを選択的に点灯することにより、設定
された床温度が相対的な高低を示す表示態様で表示され
る。また、暖房ゾーン表示部313が設けられている。
この他、予約タイマで暖房を開始する入ゾーンおよび予
約タイマで暖房を停止する切ゾーンの各表示部等が備え
られている。
【0017】操作キーとしては、タイマ合せキー32、
時計合せキー33、もどるキー34、すすむキー35、
温度設定時に用いる低めキー36および高めキー37、
タイマ予約キー38が備えられている。この他にも、運
転に必要な各種のキーが備えられている。さらに、リモ
コン3には、室温センサ39が備えられており、この室
温センサ39で検出される部屋の温度はコントローラ1
へ与えられる。
【0018】この実施例にかかる床暖房装置は、床温度
表示部312にも示されているように、床温度を7段階
に設定可能である。いずれの温度に設定されているか
は、前述したように、床温度表示部312の7つのバー
の点灯状況により示される。制御回路100(図2参
照)には、たとえば不揮発性メモリが備えられており、
このメモリに7段階の設定温度に対応した、7つの温度
制御データが登録されている。
【0019】図4に、7つの温度制御データの一例を示
す。図4において、横軸は室温を表わしており、縦軸は
温度センサSA,SB,SCで検出される各ゾーンの本
体温度(ヒータに関する温度)を表わしている。図4の
7つのラインの右端に付された(1)〜(7)が、それ
ぞれ、7つの温度制御データの番号を示している。温度
制御データの具体的な使用法は、次の通りである。たと
えば温度制御データ(4)を例にとれば、室温が23℃
のとき(この室温は、リモコン3の室温センサ39で検
出される。)には、本体温度が38℃になるとリレー接
点が開かれ、ヒータへの電力供給が遮断される。ヒータ
への電力供給が遮断されると、本体温度は下がる。リレ
ー接点が開かれた時の温度(上述の例では38℃)から
本体温度が3℃下がったとき(つまり35℃となったと
き)、リレー接点は再び閉ざされ、ヒータへの通電が行
われる。
【0020】なお、図4の温度制御データに基づく温度
制御が行われるとき、本体温度が40℃以上でリレー接
点が開となったときは、その温度から本体温度が4℃下
がったときにリレー接点は再び閉となる。一方、本体温
度が40℃未満でリレー接点が開かれたときは、上述の
例のように、その温度から本体温度が3℃下がったとき
に、リレー接点は再び閉にされる。
【0021】次に、温度制御データと補正値との関係に
ついて説明をする。下記の表1は、温度制御データと補
正値との関係を示す。
【0022】
【表1】
【0023】上述の表1において、縦方向には7つの温
度設定値1〜7が配列されており、横方向には−3から
+3までの補正値が配列されている。補正値が±0のと
き、つまり補正がされていないときには、温度設定値の
番号と同じ番号の温度制御データに基づいて、ヒータへ
の通電が制御される。たとえば、設定温度1では、図4
に示す7つの温度制御データのうちの(1)のデータに
基づいて、ヒータへの通電が制御され、設定温度5で
は、(5)のデータに基づいて、ヒータへの通電が制御
される。
【0024】一方、たとえば補正値が+2の場合は、設
定温度が1であっても、温度制御データ(3)に基づい
てヒータへの通電が制御される。補正値が+2で、設定
温度が5〜7では、温度制御データ(7)に基づいて、
ヒータへの通電が制御される。このように、補正値がプ
ラスのときは、相対的に高めに温度制御がされる。逆
に、たとえば補正値が−3であれば、設定温度が4で
も、温度制御データ(1)に基づいてヒータへの通電が
制御される。すなわち、補正値がマイナスのときは、相
対的に低めに温度制御がされる。
【0025】図5は、この実施例にかかる床暖房装置に
おける補正値設定の処理手順を示すフローチャートであ
る。次に、図5の流れに従って、図2ないし図4を参照
して説明する。まず、補正値を設定するために、リモコ
ン3を操作して、装置をメンテナンスモードにする。メ
ンテナンスモードにするためには、操作者は、タイマ合
せキー32および時計合せキー33を同時に5秒以上押
す。制御回路100は、これら2つのキー32,33か
ら同時に5秒以上信号が与えられたとき、メンテナンス
モードを判別する(ステップS1)。もしタイマ合せキ
ー32のみが押されたり、時計合せキー33のみが押さ
れたときには、通常モードにおける所定の処理が行われ
る。
【0026】メンテナンスモードでは、現在時刻表示部
311には、時刻表示に代えて、たとえば1〜9のメン
テナンス番号のいずれかが表示される。このメンテナン
ス番号は、もどるキー34またはすすむキー35により
変化させることができる(ステップ12参照)。制御回
路100は、メンテナンスモードが「2」か否かの判断
を行う(ステップS2)。モード2の場合は、Aゾーン
に対して補正値を設定することができる。同様に、メン
テナンスモード3の場合はBゾーンに対して補正値を設
定することができる。メンテナンスモード4ではCゾー
ンに対して補正値を設定することができる(ステップS
3,S4)。
【0027】他のメンテナンスモード番号のときには、
説明を省略するが他のメンテナスモード処理を行うこと
ができる。次に、Aゾーンに対する補正値の設定の仕方
を例にとって説明をする。なお、Bゾーンに対する補正
値の設定の仕方およびCゾーンに対する補正値の設定の
仕方も、同様の手順により行われる。
【0028】Aゾーンに対する補正値を設定する場合、
暖房ゾーン表示部313のA,B,Cのうち、Aのみが
表示される。また、床温度表示部312の7つのバーの
うち、中央のバーが点灯される。この中央のバーは、補
正値が±0であることを表わしている(ステップS
5)。この状態において、低めキー36または高めキー
37の押圧が検出されると、補正値が変更され、変更さ
れた補正値が表示される。すなわち、ステップS6では
高めキー37からの入力が判別され、キー入力があれ
ば、キー入力に応じて補正値が1段階ずつ増加されて高
めに補正される(ステップS7)。ステップS8では低
めキー36からの入力が判別される。そして低めキー3
6からの信号入力に応じて、補正値が1段階ずつ減少さ
れて、低めに補正される(ステップS9)。変更された
補正値は床温度表示部312のバーにより表示される
(ステップS5)。
【0029】すなわち、図6に示すように、7つの表示
バーは、メンテナンスモード2〜4においては、補正値
を示す。操作者は、上述のようにして補正値を所望の値
にした後、タイマ予約キー38を押圧する。制御回路1
00では、タイマ予約キー38のキー入力を判別して
(ステップS10)、表示されている補正値を設定する
(ステップS11)。次いで、すすむキー35またはも
どるキー34のキー入力が判別され(ステップS1
2)、これらのキー34、35の入力によって、メンテ
ナスモード(番号)が変更される(ステップと13)。
【0030】さらに、タイマ合せキー32の入力が判別
され(ステップS14)、入力があったときには、モー
ドを通常モードに復帰させる(ステップS15)。以上
の手順によって、順に、Aゾーン,BゾーンおよびCゾ
ーンに対する補正値の設定および変更を行うことができ
る。そして設定された補正値によって、設定温度に対す
る温度制御データが表1のように変更されるから、変更
された温度制御データによって、各ゾーンにおけるヒー
タへの通電が制御される。
【0031】以上の結果、1つの温度設定であるにもか
かわらず、Aゾーン,Bゾーン,Cゾーンという複数の
ゾーンに対して、各ゾーンに合った高めの温度調整を行
ったり、低めの温度調整を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数のゾ
ーンに対して共通的に使用できる複数の温度制御データ
を活用しながら、かつ、各ゾーンごとに使用する温度制
御データを補正値に応じて変更することにより、各ゾー
ンごとの温度制御条件を変えることができる。したがっ
て、各ゾーンごとに、高めの温度制御を行ったり、低め
の温度制御を行ったりすることにより、快適な体感温度
が得られるように床温度を調整可能である。
【0033】特に、暖房する床が複数のゾーンに区別さ
れている場合、各ゾーンごとに絨毯等の敷物が敷かれて
いたり、敷かれていなかったりする。そして、敷物の種
類等の影響は、各ゾーンに固有のものであり、かつ温度
設定の都度変化せず比較的恒常的なものであるので、本
来温度設定の都度それらの影響を考慮する必要はない。
一方、温度設定は日々あるいは時々の寒暖や、使う人
の好みに応じて度々行なうものである。
【0034】しかし、温度設定の都度、敷物の種類等の
影響を考慮して、温度を各ゾーンごとに設定するのは、
煩わしいのみでなく、適正な温度設定をし損じ易くな
る。そこで、この発明のように、1つの温度設定で各ゾ
ーンに対処できるようにすれば、各ゾーン固有で恒常的
な影響と全ゾーン共通で日時変化する影響に適正かつ容
易に対処できるようにすることができる。
【0035】請求項2記載の発明では、特定モードにお
いて補正値を変更できるので、暖房すべき床面の条件、
たとえば絨毯が敷かれているとか、敷かれている絨毯の
厚みなどに合わせて、各ゾーンの補正値を設定できる。
この結果、各ゾーンの暖房温度条件を高めにしたり、低
めにしたりすることができる。その結果、この発明によ
れば、より快適な床暖房の行える床暖房装置とすること
ができる。
【0036】また、ゾーンごとの温度制御条件を変える
場合にも、複雑な制御を行わなくてもよく、複数のゾー
ンに共通的に使用可能な温度制御データを用いた、簡易
な制御で、快適な温度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる床暖房装置におけ
る温度制御の仕方の概念図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる床暖房装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図3】リモコン3の外観構成を示す正面図である。
【図4】温度制御データの一例を示す図である。
【図5】この実施例にかかる床暖房装置における補正値
設定のための処理手順を示すフローチャートである。
【図6】メンテナンスモード2〜4における7つの表示
バーの表示の意味を表わす図である。
【図7】従来の床暖房装置における温度制御の仕方の概
念図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 3 リモコン 100 制御回路 HA,HB,HC ヒータ SA,SB,SC 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−251130(JP,A) 特開 昭60−258885(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 13/02 H05B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部屋の床面からの放熱で暖房を行う床暖房
    装置において、 放熱を行う床面が複数のゾーン(A,B,C)に区分さ
    れていて、区分された各ゾーン(A,B,C)ごとに、
    それぞれ、放熱源としてのヒータ(HA,HB,HC)
    およびそのゾーンに関する温度を検出するための温度セ
    ンサ(SA,SB,SC)が備えられており、さらに複
    数のゾーン(A,B,C)に対して共通的に使用され、
    相対的に低い暖房温度条件の温度制御データから相対的
    に高い暖房温度条件の温度制御データまでの複数の温度
    制御データが登録されたデータ登録手段(100)、 前記データ登録手段(100)に登録された複数の温度
    制御データのうちの1つの温度制御データを指定するた
    めの暖房温度条件設定手段(312)、 各ゾーン(A,B,C)ごとの補正値をストアするスト
    ア手段(100)、ならびに前記暖房温度条件設定手段
    (312)に設定されている暖房温度条件と、前記スト
    ア手段(100)にストアされている制御すべきゾーン
    の補正値に基づいて、ゾーンごとに、前記暖房温度条件
    設定手段(312)で指定された温度制御データを読出
    すか、それとは別の温度制御データを読出し、その読出
    した各温度制御データと制御すべき各ゾーンの温度セン
    サの検出温度とを比較して、その比較結果に基づいて各
    ゾーンのヒータへの通電を制御する通電制御手段(10
    0,リレーA,B,C,a,b,c)、を含むことを特
    徴とする床暖房装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の床暖房装置において、 動作モードを特定モードに設定する手段(32,33)
    をさらに備え、 前記特定モードにおいて、前記ストア手段(100)に
    ストアされる補正値をゾーンごとに変更可能な補正値変
    更手段(36,37)を含むことを特徴とする床暖房装
    置。
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