JP3636249B2 - 温水循環式の床暖房システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの熱源機に複数の床暖房パネルが接続された温水循環式の床暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、温水循環式の床暖房システムに対する需要が高まっている。ここで、温水循環式の床暖房システムとは、床に敷かれた床暖房パネルに温水を循環させることにより、室内を暖房するシステムである。
【0003】
この温水循環式の床暖房システムにおいては、暖房温度の立上がり特性を改善するための機能が設けられている。この機能は、通常、ホットダッシュ機能と呼ばれている。ここで、ホットダッシュ機能とは、運転開始時(暖房開始時)に、予め定めた時間(以下「ホットダッシュ時間」という。)、定常温度(例えば、50°C〜70°C)より高い温度(例えば、80°C)の温水を循環させることにより、暖房温度の立上がりを早くする機能である。
【0004】
従来の温水循環式の床暖房システムは、熱源機側に暖房を開始してからの経過時間を計測するタイマを設け、床暖房パネル側からは定常温度の温水の供給のみ要求し、熱源機側で暖房を開始してからの時間を管理することにより、ホットダッシュ機能を実現するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では、1つの住戸内で、各部屋ごとに床暖房パネルを設ける場合、各部屋の床暖房の種類(フローリングの部屋の床暖房、畳の部屋の床暖房、カーペットの部屋の床暖房等)に応じたホットダッシュ時間を設定することができないという問題があった。これは、1つの住戸内で、複数の床暖房パネルを設ける場合、通常、システムの経済性を高めるために、1つの熱源機が複数の床暖房パネルに共用されるからである。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、各部屋の床暖房の種類に合わせたホットダッシュ時間を設定することができる温水循環式の床暖房システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の温水循環式の床暖房システムは、1つの熱源機に複数の床暖房パネルが接続されたシステムにおいて、各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルに対して第1の温度より高い第2の温度の温水を供給する時間を設定する時間設定手段と、各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによる暖房が開始されてからの経過時間を計測する時間計測手段と、各床暖房パネルごとに、時間計測手段の計測時間が時間設定手段の設定時間を越えたか否かを判定する時間判定手段と、各床暖房パネルごとに、時間判定手段の判定結果に基づいて、温水の供給を要求するものであって、時間判定手段によって時間計測手段の計測時間が時間設定手段の設定時間を越えないと判定されると、前記第2の温度の温水の供給を要求し、越えたと判定されると、第1の温度の温水の供給を要求する温水供給要求手段と、この温水供給要求手段の要求に基づいて、熱源機から出力される温水の温度を制御する温度制御手段とを備え、温度制御手段は、第1の温度の温水の供給要求と第2の温度の温水の供給要求とが競合した場合、熱源機から出力される温水の温度を第1,第2の温度のうち予め定めた温度に設定するように構成されたものである。
【0008】
請求項1記載の温水循環式の床暖房システムでは、ある床暖房パネルによる暖房要求が発生すると、温水供給要求手段により第2の温度の温水の供給が要求される。これにより、温水温度制御手段により熱源機から出力される温水の温度が第2の温度に設定される。その結果、暖房要求の発生した床暖房パネルに、第2の温度の温水が供給される。
【0009】
また、これと並行して、時間計測手段により暖房を開始してからの経過時間が計測されるとともに、時間判定手段により、この計測時間が時間設定手段の設定時間を越えたか否かが判定される。この判定処理により、計測時間が設定時間を越えないと判定されると、温水供給要求手段の温水供給要求は、第2の温度の温水の供給要求に保持される。これに対し、越えたと判定されると、温水供給要求は、第1の温度の温水の供給要求に切り替えられる。これにより、熱源機から出力される温水の温度が第1の温度に設定される。その結果、暖房要求の発生した床暖房パネルに、第1の温度の温水が供給される。
【0010】
この場合、暖房を開始してからの経過時間は、各床暖房パネルごとに計測される。また、第2の温度の温水を供給する時間は、各床暖房パネルごとに設定される。したがって、本システムによれば、各部屋ごとに床暖房の種類に合ったホットダッシュ時間を設定することができる。
【0011】
また、温度制御手段は、第1の温度の温水の供給要求と第2の温度の温水の供給要求とが競合した場合、熱源機から出力される温水の温度を第1,第2の温度のうち予め定めた温度に設定する。この場合、予め定めた温度として第2の温度を設定するようにすれば、ある床暖房パネルに第1の温度の温水を供給している状態において、他の床暖房パネルで第2の温度の温水の供給要求が発生した場合、温水の温度を第1の温度から第2の温度に切り替えることができる。これにより、この他の床暖房パネルにおいても、ホットダッシュ機能を得ることができる。これに対し、予め定めた温度として第1の温度を設定するようにすれば、ある床暖房パネルに第1の温度の温水を供給している状態において、他の床暖房パネルで第2の温度の温水の供給要求が発生した場合、ある床暖房パネルに第2の温度の温水が供給されることを防止することができる。これにより、ある床暖房パネル側で低温やけどが発生してしまう危険性をなくすことができる。
【0012】
請求項2記載の温水循環式の床暖房システムは、請求項1記載のシステムにおいて、各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによる暖房温度を検出する温度検出手段と、各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによって暖房が開始されてから時間計測手段の計測時間が時間設定手段の設定時間を越えるまでの間に、温度検出手段の検出温度が予め定めた温度を越えたか否かを判定する温度判定手段と、この温度判定手段により、床暖房パネルによって暖房が開始されてから時間計測手段の計測時間が時間設定手段の設定時間を越えるまでの間に、温度検出手段の検出温度が予め定めた温度を越えたと判定されると、温水供給要求手段の要求を第2の温度の温水の供給要求から第1の温度の温水の供給要求に切り替える供給要求切替え手段とを備えたものである。
【0013】
請求項2記載の温水循環式の床暖房システムでは、ある床暖房パネルによる暖房要求が発生すると、温度検出手段によりその暖房温度が検出される。また、これと並行して、温度判定手段により、時間計測手段の計測時間が時間設定手段の設定時間を越える前に、温度検出手段の検出温度が予め定めた温度を越えたか否かが判定される。この判定処理により、検出温度が予め定めた温度を越えたと判定されると、供給要求切替え手段により温水供給要求手段の温水供給要求が第2の温度の温水の供給要求から第1の温度の温水の供給要求に切り替えられる。これにより、床温が上がり過ぎて、低温やけどを起こしてしまうことを防止することができる。
【0014】
請求項3記載の温水循環式の床暖房システムは、請求項1記載のシステムにおいて、時間設定手段を床暖房パネル側に設けるようにしたものである。
【0015】
請求項3記載の温水循環式の床暖房システムでは、時間設定手段が床暖房パネル側に設けられる。したがって、利用者は部屋にいながら、第2の温度の温水を供給する時間を設定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を示す回路図である。図示の温水循環式の床暖房システムは、温水を供給する熱源機10と、部屋20(1)〜20(N)(Nは、2以上の整数)に設けられた床暖房パネル21(1)〜21(N)と、部屋20(1)〜20(N)に設けられた遠隔制御装置22(1)〜22(N)と、熱源機10と床暖房パネル21(1)〜21(N)とを接続する温水管30と、温水制御弁40(1)〜40(N)とを有する。
【0023】
熱源機10は、温水を生成する温水熱交換機11と、温水制御弁40(1)〜40(N)の開閉を制御する弁制御部12(1)〜12(N)と、温水の温度を制御する温度制御部13と、利用者が熱源機10に各種命令や情報を入力するための入力部14とを有する。弁制御部12(1)〜12(N)と温度制御部13とは、例えば、中央処理装置によって構成されている。この場合、これらは、1つの中央処理装置で構成してもよいし、複数の中央処理装置で構成してもよい。
【0024】
遠隔制御装置22(1)〜22(N)は、熱源機10を遠隔制御するための制御部221(1)〜221(N)と、暖房を開始してからの経過時間を計測するためのタイマ222(1)〜222(N)と、現在の室温(以下「現在室温」という。)を検出するための室温センサ223(1)〜223(N)と、利用者が遠隔制御装置22(1)〜22(N)に各種命令や情報を入力するための入力部224(1)〜224(N)とを有する。
【0025】
上記構成において、動作を説明する。まず、図1の全体的な動作を説明する。いま、どの床暖房パネル21(1)〜21(N)によっても暖房がなされていない状態において、例えば、床暖房パネル21(1)による暖房要求が発生したものとする。この要求は、例えば、遠隔制御装置22(1)の入力部224(1)に設けられた床暖房システムの運転スイッチをオン状態に設定することにより発生する。
【0026】
制御部221(1)は、床暖房パネル21(1)による暖房要求が発生すると、弁制御部12(1)に、第1の温度、例えば、60°Cより高い第2の温度、例えば、80°Cの温水の供給を要求する。これとともに、制御部221(1)は、タイマ222(1)をオン状態に設定する。これにより、床暖房パネル21(1)によって暖房を開始してからの経過時間が計測される。このあと、制御部221(1)は、タイマ222(1)の計測時間が予め定めたホットダッシュ時間を越えたか否かを判定する。越えない場合は、制御部221(1)は、弁制御部12(1)に対しそのまま80°C温水の供給を要求し続ける。これに対し、越えると、例えば、60°Cの温水の供給を要求する。
【0027】
但し、制御部221(1)は、ホットダッシュ期間であっても、室温センサ223(1)によって検出された現在室温Taが予め定めた温度(以下「設定室温」という。)Ts以上になると、温水の供給要求を強制的に80°温水の供給要求から60°C温水の供給要求に切り替える。これは、現在室温Taが高くなっているにもかかわらず、80°C温水を供給し続けることによって、低温やけどが発生してしまうことを防止するためである。なお、ホットダッシュ時間と設定室温Tsとは、入力部224(1)を用いて、利用者によって設定される。
【0028】
弁制御部12(1)は、制御部221(1)から温水の供給要求を受信すると、温水制御弁40(1)を開く。これにより、温水熱交換機11から温水管30を介して床暖房パネル21(1)に温水が供給される。これとともに、弁制御部12(1)は、制御部221(1)から受信した温水の供給要求を温度制御部13に供給する。温度制御部13は、この要求が受信すると、温水熱交換機11から出力される温水の温度をこの要求によって指定される温度に設定する。これにより、温水の温度は80°Cまたは60°Cに設定される。その結果、床暖房パネル21(1)に対し、制御部221(1)により要求された温度の温水が供給される。
【0029】
このあと、他の床暖房パネル、例えば、床暖房パネル22(2)による暖房要求が発生した場合も、同じようにして温水の供給がなされる。この場合、温度制御部13は、温水熱交換機11から出力される温水の温度を60°Cに設定している状態において、制御部221(2)から80°C温水の供給要求を受信すると、温水温度を80°Cに切り替える。これに対し、温水熱交換機11から出力される温水の温度を80°Cに設定している状態において、制御部221(2)から60°C温水の供給要求を受信すると、温水温度を80°Cに保持する。すなわち、温度制御部13は、80°C温水の供給要求と60°C温水の供給要求とが競合した場合、80°C温水の供給を優先する(高温優先)。
【0030】
なお、詳細な説明は省略するが、床暖房パネル21(1),21(2)以外の床暖房パネル21(3)〜21(N)の暖房要求が発生した場合も、上述したような動作が行われる。以上が図1の全体的な動作である。
【0031】
次に、図面を参照しながら、各制御部221(n)(n=1,2,…,N)の動作と、各弁制御部12(n)の動作と、温度制御部13の動作をさらに詳細に説明する。
【0032】
まず、図2を参照しながら、各制御部221(n)の動作を説明する。ここで、図2は、この制御部221(n)の動作を示すフローチャートである。図示の処理は、各遠隔制御装置22(n)の入力部224(n)に設けられたシステムの運転スイッチがオン状態に設定されることにより開始される。
【0033】
この処理においては、制御部221(n)は、まず、タイマ222(n)をオン状態に設定する(ステップS101)。これにより、床暖房パネル21(n)によって暖房が開始されてからの経過時間が計測される。このあと、制御部221(n)は、現在室温Taが設定室温Tsより小さいかか否かを判定する(ステップS102)。小さい場合、制御部221(n)は、対応する弁制御部12(n)に対し80°C温水の供給を要求する(ステップS103)。
【0034】
この要求を出力した後、制御部221(n)は、運転スイッチがオフ状態に設定されたか否かを判定する(ステップS104)。オフ状態に設定されていなければ、タイマ222(n)の計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えたか否かを判定する(ステップS105)。図には、ホットダッシュ時間として、30分を設定する場合を示す。ホットダッシュ時間を越えていない場合は、ステップS102に戻る。以下、同様に、現在室温Taが設定室温Ts以上になるまで、または、運転スイッチがオフ状態に設定されるまで、または、計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えるまで上述した処理が繰り返される。
【0035】
この状態で、計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えると、制御部221(n)は、弁制御部12(n)に対し60°C温水の供給を要求する(ステップS106)。このあと、タイマ221(n)は、運転スイッチがオフ状態に設定されたか否かを判定し(ステップS107)、設定されなければ、ステップS106に戻る。以下、同様に、タイマ221(n)は、運転スイッチがオフ状態に設定されるまで上述した処理を実行する。この状態で、運転スイッチがオフ状態に設定されると、制御部221(n)は、弁制御部12(n)に対し温水の停止を要求する(ステップS108)。
【0036】
なお、上記ステップS104で、運転スイッチがオフ状態に設定されたと判定すると、制御部221(n)は、タイマ222(1)をオフ状態に設定した後(ステップS109)、弁制御部12(n)に対し温水の停止を要求する(ステップS108)。
【0037】
また、上記ステップS102において、現在室温Taが設定室温Tb以上になったと判定すると、制御部221(n)は、ステップS106の処理を実行する。これにより、この場合は、弁制御部12(n)に60°C温水の供給が要求される。その結果、ホットダッシュ時間が経過しなくても、温水の供給要求が80°C温水の供給要求から60°C温水の供給要求に切り替えられる。なお、運転スイッチがオン状態に設定された時点で、すでに、現在室温Taが設定室温Tsを越えている場合は、80°C温水の供給要求が出力されることなく、60°C温水の供給要求が出力される。以上が制御部221(n)の動作である。
【0038】
次に、図3を参照しながら、各弁制御部12(n)の動作を説明する。ここで、図3は、この弁制御部12(n)の動作を示すフローチャートである。図示の処理は、対応する制御部221(1)から温水の供給要求を受信することにより開始される。
【0039】
この処理においては、弁制御部12(n)は、まず、対応する温水制御弁40(n)を開く(ステップS201)。これにより、温水熱交換機11から温水管30を介して床暖房パネル21(n)に温水が供給される。この温水の温度は、後述する温度制御部13の制御によって決定される。このあと、弁制御部12(n)は、受信要求が80°C温水の供給要求か否かを判定する(ステップS202)。80°C温水の供給要求であれば、弁制御部12(n)は温度制御部13に対し80°C温水の供給を要求する(ステップS203)。これに対し、80°C温水の供給要求でなければ、60°C温水の供給を要求する(ステップS206)。
【0040】
80°C温水の供給を要求した場合は、弁制御部12(n)は、このあと、温水の停止要求を受信したか否かを判定する(ステップS204)。この要求を受信しない場合は、60°C温水の供給要求が受けたか否かを判定する(ステップS205)。この要求を受信しない場合は、ステップS203に戻り、80°C温水の供給要求を出力し続ける。以下、同様に、温水停止要求を受信するまで、または、60°C温水の供給要求を受信まで上述したような処理を実行する。
【0041】
この状態で、60°C温水の供給要求を受信すると、弁制御部12(n)は、この要求を温度制御部13に供給する(ステップS206)。この処理は、温水の停止要求を受信するまで続けられる(ステップS207)。この状態で、温水の停止要求を受信すると、弁制御部12(n)は、この要求を温度制御部13に供給する(ステップS208)。このあと、弁制御部12(n)は、温水制御弁40(n)を閉じる(ステップS209)。これにより、床暖房パネル21(n)に対する温水の供給が停止される。
【0042】
なお、上記ステップS204で、温水の停止要求を受信したと判定すると、弁制御部12(n)は、ステップS208の処理を実行する。これにより、この場合は、床暖房パネル21(n)に対する温水の供給が停止される。以上が弁制御部12(n)の動作である。
【0043】
次に、図4を参照しながら、温度制御部13の動作を説明する。ここで、図4は、温度制御部13の動作を示すフローチャートである。図示の処理は、N個の弁制御部12(1)〜12(N)の少なくとも1つから温水の供給要求または停止要求を受信することにより開始される。
【0044】
この処理においては、温度制御部13は、まず、弁制御部12(1)から温水の供給要求を受信しているか否かを判定する(ステップS311)。ここで、温水の供給要求を受信している場合とは、過去に温水の供給要求を受信し、その後温水の停止要求を受信することなく、現在も引き続き温水の供給要求を受信している場合と、温水の停止要求を受信している状態において、まさに、今、温水の供給要求を受信した場合との2つの場合が含まれる。温水の供給要求を受信している場合は、温度制御部13は、この要求が80°C温水の供給要求か否かを判定する(ステップS312)。これに対し、温水の供給要求を受信していない場合は、温度制御部13は、弁制御部12(2)から温水の供給要求を受信しているか否かを判定する(ステップS321)。ここで、温水の供給要求を受信していない場合とは、温水の停止要求を受信している場合に相当する。温水の停止要求を受信している場合とは、過去に温水の停止要求を受信し、その後温水の供給要求を受信することなく、現在も引き続き温水の停止要求を受信している場合と、温水の供給要求を受信している状態において、まさに、今、温水の停止要求を受信した場合との2つの場合が含まれる。
【0045】
ステップS312で、弁制御部12(1)から受信した温水の供給要求が80°C温水の供給要求であると判定した場合、温度制御部13は、温水熱交換機11から出力される温水の温度を80°Cに設定する(ステップS301)。これに対し、80°C温水の供給要求でないと判定した場合、温度制御部13は、弁制御部12(2)から温水の供給要求を受信しているか否かを判定する(ステップS321)。ここで、温水の供給要求が80°C温水の供給要求でない場合とは、この要求が60°C温水の供給要求である場合に相当する。
【0046】
弁制御部12(2)から温水の供給要求を受信している場合は、温度制御部13は、この要求が80°C温水の供給要求か否かを判定する(ステップS322)。これに対し、温水の供給要求を受信していない場合は、温度制御部13は、弁制御部12(3)から温水の供給要求を受信しているか否かを判定する(図示せず)。弁制御部12(2)から受信した温水の供給要求が80°C温水の供給要求である場合は、温度制御部13は、温水熱交換機11から出力される温水の温度を80°Cに設定する(ステップS301)。これに対し、80°C温水の供給要求でない場合、温度制御部13は、弁制御部12(3)から温水の供給要求を受信しているか否かを判定する(図示せず)。
【0047】
以下、同様に、温度制御部13は、温水の供給要求が80°C温水の供給要求と判定されない限り、弁制御部12(N)まで上述した処理を繰り返す(ステップS3N1,S3N2等)。そして、弁制御部12(N)から温水の供給要求を受信していない場合(ステップS3N1でNの場合)、あるいは、この要求は受信しているが、これが80°C温水の供給要求でない場合(ステップS3N2でNの場合)、温度制御部13は、すべての弁制御部12(1)〜12(N)から温水の停止要求を受信しているか否かを判定する(ステップS302)。この判定で、いずれか1つの弁制御部12(n)からでも温水の停止要求を受信していないと判定した場合、温度制御部13は、温水熱交換機11から出力される温水の温度を60°Cに設定する(ステップS303)。これに対し、すべての弁制御部12(1)〜12(N)から温水の停止要求を受信している場合は、温度制御部13は、温水の生成を停止する(ステップS304)。以上が温度制御部13の動作である。
【0048】
ここで、この温度制御部13の動作を具体例を使ってさらに詳細に説明する。いま、温度制御部13は、すべての弁制御部12(1)〜12(N)から温水の停止要求を受信しているものとする。この状態において、例えば、弁制御部12(1)からの要求が温水の停止要求から80°C温水の供給要求に切り替えられたものとする。これにより、温度制御部13は、温水の供給要求を受信したことになる。その結果、温度制御部13は、図4に示した処理を実行する。この場合、温度制御部13は、ステップS311,S312,S301の処理を順次実行する。これにより、この場合は、温水の温度が80°Cに設定される。
【0049】
この状態で、次の弁制御部12(1)からの要求が80°C温水の供給要求から60°C温水の供給要求に切り替えられたものとする。これにより、温度制御部13は、新たに温水の供給要求を受信したことになる。その結果、温度制御部13は、図4に示した処理を実行する。この場合、温度制御部13は、ステップS311,S312,…,S3N1,S3N2,S302,S303の処理を順次実行する。これにより、この場合は、温水の温度が60°Cに設定される。
【0050】
この状態で、弁制御部12(2)からの要求が温水の停止要求から80°温水の供給要求に切り替えられたとする。これにより、温度制御部13は、新たに温水の供給要求を受信したことになる。その結果、温度制御部13は、図4に示した処理を実行する。この場合、温度制御部13は、ステップS311,S312,S321,S322,S301の処理を順次実行する。これにより、温水の温度が60°Cから80°Cに切り替えられる。
【0051】
この状態で、弁制御部12(2)からの要求が80°温水の供給要求から温水の停止要求に切り替えられたとする。これにより、温度制御部13は、新たに温水の停止要求を受信したことになる。その結果、温度制御部13は、図4に示した処理を実行する。この場合、温度制御部13は、ステップS311,S312,…,S3N1,S3N2,S302,S303の処理を順次実行する。これにより、この場合は、温水の温度が80°Cから60°Cに切り替えられる。
【0052】
この状態で、弁制御部12(1)からの要求が60°温水の供給要求から温水の停止要求に切り替えられたとする。これにより、温度制御部13は、新たに温水の停止要求を受信したことになる。その結果、温度制御部13は、図4に示した処理を実行する。この場合、温度制御部13は、ステップS311,S312,…,S3N1,S3N2,S302,S304の処理を順次実行する。これにより、この場合は、温水の生成が停止される。以上が温度制御部13の動作の具体例である
【0053】
以上詳述したように本実施の形態によれば、各床暖房パネル21(n)ごとにホットダッシュ時間を設定することができるようにしたので、各部屋20(n)ごとに床暖房の種類に合ったホットダッシュ時間を設定することができる。
【0054】
また、本実施の形態によれば、ホットダッシュ期間内であっても、現在室温Taが設定室温Tsを越えると、温水の供給要求を強制的に80°C温水の供給要求から60°C温水の供給要求に切り替えるようにしたので、床温が上昇し過ぎることよる低温やけどの発生を防止することができる。
【0055】
また、本実施の形態によれば、ホットダッシュ時間の設定機能を床暖房パネル21(n)側に設けるようにしたので、利用者は、部屋20(n)にいながら、ホットダッシュ時間を設定することができる。
【0056】
また、本実施の形態によれば、60°C温水の供給要求と80°C温水の供給要求とが競合した場合、80°C温水の供給要求を優先させるようにしたので、ある床暖房パネル21(a)(a=1,2,…,N)に60°C温水が供給されている状態において、他の床暖房パネル21(b)(b=1,2,…,N、ただし、aとbは異なる。)で80°C温水の供給要求が発生した場合、温水の温度を80°Cに切り替えることができる。これにより、この他の床暖房パネル21(b)においても、ホットダッシュ機能を得ることができる。
【0057】
また、本実施の形態によれば、本実施の形態の主要機能のほとんど(ホットダッシュ時間を設定する機能、暖房時間を計測する機能、計測時間がホットダッシュ時間を越えたか否かを判定する機能、この判定結果に基づいて温水の供給を要求する機能、現在室温Taが設定室温Tsを越えたか否かを判定する機能、この判定結果に基づいて温水の供給要求を強制的に切り替える機能)を遠隔制御装置22(n)に設けるようにしたので、床暖房パネル21(n)を増設する場合、遠隔制御装置22(n)を増設するだけでこれに対処することができる。これにより、床暖房パネル21(n)の増設を簡単に行うことができる。
【0058】
なお、以上の説明では、制御部221(n)の機能を床暖房パネル21(n)側に設ける場合を説明したが、本実施の形態では、熱源機10側に設けるようにしてもよい。この場合は、タイマ222(n)や室温センサ223(n)の出力を熱源機10に送るようにすればよい。
【0059】
図5は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、図5において、先の図1と同一部には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。図5において、図1と異なる点は、ホットダッシュ時間を計測するためのタイマ15(1)〜15(N)を熱源機10側に設けた点である。この場合、各床暖房パネル21(n)のホットダッシュ時間は、熱源機10の入力部14、または、各遠隔制御装置22(n)の入力部224(n)を使って設定される。入力部224(n)を使って設定する場合は、設定命令が制御部225(n)から弁制御部16(n)に送られる。
【0060】
上記構成において、動作を説明する。なお、図5の全体的な動作は、図1の全体的な動作とほぼ同じであり、図5の温度制御部13の動作は、図1の温度制御部13の動作とほぼ同じである。したがって、以下の説明では、図5の遠隔制御装置22(n)の制御部225(n)の動作と、熱源機10の弁制御部16(n)の動作を説明する。
【0061】
まず、図6を参照しながら、制御部225(n)の動作を説明する。ここで、図6は、制御部225(n)の動作を示すフローチャートである。この図6において、図2と異なる点は、タイマのオン、オフを制御する処理(図2のステップS101,S109)と、ホットダッシュ時間が経過したか否かを判定する処理(図2のステップS105)とがない点であり、そのほかの点は図2とほぼ同じである。
【0062】
すなわち、入力部224(n)に設けられたシステムの運転スイッチがオン状態に設定されると、制御部225(n)は、現在室温Taが設定室温Tsより小さいか否かを判定し(ステップS401)、小さい場合は、弁制御部16(n)に80°C温水の供給を要求する(ステップS402)。このあと、制御部225(n)は、運転スイッチがオフ状態に設定されたか否かを判定し(ステップS403)、オフ状態に設定されていなければ、ステップS401に戻る。以下、同様に、現在室温Taが設定室温Ts以上になるまで、または、運転スイッチがオフ状態に設定されるまで上述した処理が実行される。
【0063】
この状態で、現在室温Taが設定室温Ts以上になると、制御部225(n)は、弁制御部16(n)に60°C温水の供給を要求した後(ステップS404)、運転スイッチがオフ状態に設定されたか否かを判定し(ステップS405)、オフ状態に設定されなければ、ステップS404に戻る。以下、同様に、運転スイッチがオフ状態に設定されるまで上述した処理が実行される。この状態で、運転スイッチがオフ状態に設定されると、制御部225(n)は、弁制御部16(n)に温水の供給停止を要求する(ステップS406)。なお、上記ステップS403で、運転スイッチがオフ状態に設定されたと判定されると、ステップS406に移行し、弁制御部16(n)に温水の供給停止を要求する。以上が制御部225(n)の動作である。
【0064】
次に、図7を参照しながら、各弁制御部16(n)の動作を説明する。ここで、図7は、弁制御部16(n)の動作を示すフローチャートである。この図7において、図3と異なる点は、タイマのオン、オフを制御する処理(図7のステップS503,S513)と、ホットダッシュ時間が経過したか否かを判定する処理(図7のステップS507)とが付加されている点であり、そのほかの点はほぼ同じである。
【0065】
すなわち、弁制御部16(n)は、対応する制御部225(n)から温水の供給要求を受信すると、温水制御弁40(n)を開いた後(ステップS501)、受信要求が80°C温水の供給要求か否かを判定する(ステップS502)。受信要求が80°C温水の供給要求であれば、タイマ16(n)をオン状態に設定した後(ステップS503)、温度制御部13に80°C温水の供給を要求する(ステップS504)。このあと、弁制御部16(n)は、温水の停止要求を受信したか否かを判定し(ステップS505)、受信しない場合は、60°C温水の供給要求を受信した否かを判定する(ステップS506)。60°C温水の供給要求を受信しない場合は、弁制御部16(n)は、タイマ16(n)の計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えたか否かを判定し(ステップS507)、越えていない場合は、ステップS504に戻る。以下、同様に、温水の停止要求を受信するまで、または、60°C温水の供給要求を受信するまで、または、計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えるまで上述したような処理が実行される。
【0066】
この状態で、計測時間TIMEがホットダッシュ時間を越えると、弁制御部16(n)は、温度制御部13に60°C温水の供給を要求した後(ステップS508)、温水の停止要求を受信したか否かを判定する(ステップS509)。この要求を受信しない場合は、ステップS508に戻る。以下、同様に、温水の停止要求を受信するまで上述したような処理が実行される。この状態で、温水の停止要求を受信すると、弁制御部16(n)は、この要求を温度制御部13に送った後(ステップS510)、温水制御弁40(n)を閉じる(ステップS511)。
【0067】
なお、弁制御部16(n)は、上記ステップS506で、60°C温水の供給要求を受信したと判定した場合は、タイマ15(n)をオフ状態に設定した後(ステップS512)、ステップS508の処理を実行する。これにより、この場合は、温度制御部13に60°C温水の供給要求が供給される。また、上記ステップS505で、温水の停止要求を受信したと判定した場合は、ステップS511の処理を実行する。これにより、この場合は、温度制御部13に温水の停止要求が供給される。さらに、上記ステップS502で、受信要求が80°C温水の供給要求でないと判定した場合は、ステップS508の処理を実行する。これにより、この場合は、温度制御部13に60°C温水の供給要求が送られる。以上が、弁制御部16(n)の動作である。
【0068】
以上詳述した本実施の形態においても、先の実施の形態とほぼ同じような効果を得ることができる。
【0069】
なお、以上の説明では、制御部225(n)の機能を床暖房パネル21(n)側に設ける場合を説明したが、熱源機10側に設けるようにしてもよい。この場合は、室温センサ223(n)の出力等を熱源機10に送るようにすればよい。
【0070】
以上、本発明の2つの実施の形態を説明したが、本発明は、上述したような実施の形態に限定されるものではない。例えば、先の実施の形態では、第1の温度の温水の供給要求とこの第1の温度より高い第2の温度の温水の供給要求とが競合した場合、第2の温度の温水の供給を優先させる場合(高温優先)を説明した。しかし、本発明は、これとは逆に、第1の温度の温水の供給を優先させるようにしてもよい(低温優先)。このような構成によれば、ある床暖房パネルに第1の温度の温水が供給されている状態において、他の床暖房パネルで第2の温度の温水の供給要求が発生した場合であっても、ある床暖房パネルに第2の温度の温水が供給されることがない。これにより、この床暖房パネル側で低温やけどが発生してしまう危険性をなくすことができる。このほかにも、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の温水循環式の床暖房システムによれば、各床暖房パネルごとにホットダッシュ時間を設定可能としたので、各部屋ごとに床暖房の種類に合ったホットダッシュ時間を設定することができる。
【0072】
また、第1の温度の温水の供給要求と第2の温度の温水の供給要求とが競合した場合、熱源機から出力される温水の温度を第1,第2の温度のうち予め定めた温度に設定するようにしたので、予め定めた温度として、第2の温度を設定するようにすれば、暖房要求の発生順位に関係なく、すべての床暖房パネルでホットダッシュ機能を得ることができ、第1の温度を設定するようにすれば、すでに第1の温度の温水の供給を受けている床暖房パネルで低温やけどが発生してしまう危険性をなくすことができる。
【0073】
請求項2記載の温水循環式の床暖房システムによれば、ホットダッシュ期間であっても、暖房温度が予め定めた温度を越えると、温水の供給要求を第2の温度の温水の供給要求から第1の温度の温水の供給要求に切り替えるようにしたので、床温が上昇し過ぎることよる低温やけどの発生を防止することができる。
【0074】
また、請求項3記載の温水循環式の床暖房システムによれば、ホットダッシュ時間の設定機能を床暖房パネル側に設けるようにしたので、利用者は、部屋にいながら、ホットダッシュ時間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の弁制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の温度制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態の弁制御部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…熱源機、11…温水熱交換機、12(1)〜12(N),16(1)〜16(N)…弁制御部、13…温度制御部、14,224(1)〜224(N)…入力部、222(1)〜222(N)…タイマ、20(1)〜20(N)…部屋、21(1)〜21(N)…床暖房パネル、22(1)〜22(N)…遠隔制御装置、221(1)〜221(N),225(1)〜225(N)…制御部、223(1)〜223(N)…室温センサ。
Claims (3)
- 1つの熱源機に複数の床暖房パネルが接続された温水循環式の床暖房システムにおいて、
各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルに対して第1の温度より高い第2の温度の温水を供給する時間を設定する時間設定手段と、
各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによる暖房が開始されてからの経過時間を計測する時間計測手段と、
各床暖房パネルごとに、前記時間計測手段の計測時間が前記時間設定手段の設定時間を越えたか否かを判定する時間判定手段と、
各床暖房パネルごとに、前記時間判定手段の判定結果に基づいて、温水の供給を要求するものであって、前記時間判定手段によって前記時間計測手段の計測時間が前記時間設定手段の設定時間を越えないと判定されると、前記第2の温度の温水の供給を要求し、越えたと判定されると、前記第1の温度の温水の供給を要求する温水供給要求手段と、
この温水供給要求手段の要求に基づいて、前記熱源機から出力される温水の温度を制御する温度制御手段と
を備え、
前記温度制御手段は、前記第1の温度の温水の供給要求と前記第2の温度の温水の供給要求とが競合した場合、前記熱源機から出力される温水の温度を前記第1,第2の温度のうち予め定めた温度に設定するように構成されている
ことを特徴とする温水循環式の床暖房システム。 - 各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによる暖房温度を検出する温度検出手段と、
各床暖房パネルごとに、この床暖房パネルによって暖房が開始されてから前記時間計測手段の計測時間が前記時間設定手段の設定時間を越えるまでの間に、前記温度検出手段の検出温度が予め定めた温度を越えたか否かを判定する温度判定手段と、
この温度判定手段により、前記床暖房パネルによって暖房が開始されてから前記時間計測手段の計測時間が前記時間設定手段の設定時間を越えるまでの間に、前記温度検出手段の検出温度が前記予め定めた温度を越えたと判定されると、前記温水供給要求手段の要求を前記第2の温度の温水の供給要求から前記第1の温度の温水の供給要求に切り替える供給要求切替え手段と
を備えたことを特徴とする請求項1記載の温水循環式の床暖房システム。 - 前記時間設定手段は、前記床暖房パネル側に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の温水循環式の床暖房システム。
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