JP2019045053A - 暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの入浴後に、脱衣室又は居室と廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生してしまうのを適切に防止することができる暖房システムを提供する。【解決手段】暖房システム1の制御装置20,30は、入浴検知部31により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されたとき、廊下h5の温度の検出値が所定温度よりも低い場合に、廊下h5に配置されている暖房機2の暖房運転を行わせるように暖房機2の運転制御を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、入浴時に暖房を行う暖房システムに関する。
従来、例えば特許文献1に見られるように、浴室と、該浴室に隣接する脱衣室とのそれぞれで人が居るか否かを検知すると共に、入浴の準備がなされているか否かや、浴室内での実際の入浴がなされたか否かを検知し、これらの検知情報に基づいて脱衣室の暖房を行う暖房システムが知られている。
かかる特許文献1に見られる如き暖房システムによれば、入浴の際に、浴室と脱衣室との温度差を少なくすることができ、ひいては、入浴者が浴室と脱衣室との間で移動するときに、所謂ヒートショックが発生するのを防止することが可能となる。
特開2015−98952号公報
ところで、一般の住戸では、通常、浴室に隣接する脱衣室は、リビングルーム、寝室等の居室と廊下を介してつながっており、該居室と脱衣室との間の住人の移動は廊下を通って行われる。そして、冬季においては、脱衣室や居室の暖房が行われていても、廊下の暖房が行われていない限り、該廊下は、一般には、冷えた状態となっている。
このため、脱衣室又は居室と冷えた廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生しやすく、ひいては、入浴者が入浴後に脱衣室から廊下に出るときにヒートショックが発生したり、あるいは、廊下から居室に入室するときに快適性が損なわれる虞がある。
一方、廊下を暖房し得る暖房機が設置されている住戸では、例えば入浴前に該暖房機の暖房運転を開始して、廊下を暖房しておくことで、入浴後に、脱衣室又は居室と廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生するのを防止することが可能である。
しかしながら、従来、この種の暖房機の暖房運転を行うためには、ユーザ(住戸の住人)による暖房機の運転操作を必要とする。このため、ユーザが入浴前に当該暖房機の暖房運転を開始することを失念してしまう場合も生じやすい。そして、その場合には、ユーザの入浴中に廊下を暖房しておくことができないため、ユーザの入浴後に、脱衣室又は居室と廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生してしまうという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、ユーザの入浴後に、脱衣室又は居室と廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生してしまうのを適切に防止することができる暖房システムを提供することを目的とする。
本発明の暖房システムは、上記の目的を達成するために、浴室に隣接する脱衣室の出入口に通じる廊下に配置された暖房機と、
該暖房機の運転制御を行う機能を有する制御装置と、
入浴準備中であるか否か、又は入浴中であるか否かを検知する入浴検知手段と、
前記廊下の温度を検出する温度検出手段とを備えており、
前記制御装置は、前記入浴検知手段により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されたとき、前記温度検出手段による前記廊下の温度の検出値が所定温度よりも低い場合に、前記暖房機の暖房運転を行わせるように該暖房機の運転制御を実行するように構成されていることを特徴とする。
なお、本発明において、「入浴中」というのは、浴室内の浴槽内の湯にユーザ(入浴者)が進入した状態、あるいは、浴槽内への入浴もしくは浴室でのシャワー浴のためにユーザが浴室に入室した状態を意味する。
また、「入浴準備中」というのは、その後まもなく、「入浴中」に移行する蓋然性が高い状態(例えば、浴槽の湯はりを行っている状態、浴槽内の湯水の沸き上げを行っている状態、脱衣室でユーザが脱衣行為を行っている状態等)を意味する。
本発明によれば、前記入浴検知手段により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されたときに、前記廊下の温度の検出値が所定温度よりも低い場合に、前記制御装置による前記暖房機の運転制御によって前記暖房機の暖房運転が自動的に行われる。
このため、ユーザの入浴が終了する前に、廊下の暖房を行っておくことができる。これにより、ユーザの入浴後に、脱衣室又は居室と廊下との温度差が比較的大きなものとなる状況が発生してしまうのを適切に防止することができる。ひいては、入浴後に、ユーザが脱衣室から廊下に出るときに、ヒートショックが発生するのを予防したり、あるいは、該ユーザが廊下から居室に入室するときに、快適性が損なわれるのを予防することができる。
かかる本発明では、前記制御装置は、前記入浴検知手段により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されることに応じて前記暖房機の暖房運転を開始した場合に、該暖房運転の開始時からの経過時間が所定時間に達するという条件と、前記廊下の温度の検出値が所定温度に達するという条件と、前記浴室における入浴が終了したとみなし得る所定の条件とのうちの一つ以上の条件が成立したとき、前記暖房機の暖房運転を停止させるように該暖房機の運転制御を行うように構成されていることが好ましい。
これによれば、前記暖房機の暖房運転の開始後、該暖房運転の開始時からの経過時間が所定時間に達するという条件と、前記廊下の温度の検出値が所定温度に達するという条件と、前記浴室における入浴が終了したとみなし得る所定の条件とのうちの一つ以上の条件が成立したときに、暖房機の暖房運転が自動的に停止されるので、暖房機の暖房運転が必要以上に実行されるのを防止して、該暖房機のエネルギー消費を抑制することができる。
本発明の実施形態の暖房システムを備えた住戸を概略的に示す図。 実施形態の暖房システムの制御に係る構成を示すブロック図。 実施形態の暖房システムの作動を示すフローチャート。
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。図1を参照して、本実施形態の暖房システム1を備える住戸Hは、リビングルーム、ダイニングルーム、寝室等の居室h1と、浴槽BTが設置された浴室h2と、浴室h2に隣接する脱衣室h3と、トイレh4と、居室h1、脱衣室h3及びトイレh4を含む複数の部屋のそれぞれから他の部屋もしくは玄関等の他所への連絡通路となる廊下h5とを有する住戸である。
居室h1、脱衣室h3及びトイレh4のそれぞれの出入口は廊下h5に通じるように該廊下h5に臨んで設けられている。従って、居室h1、脱衣室h3及びトイレh4のそれぞれへの入室は、廊下h5から行い得るようになっていると共に、居室h1、脱衣室h3及びトイレh4のそれぞれから、他の部屋もしくは玄関等の他所への移動は廊下h5を通って行い得るようになっている。また、居室h1、脱衣室h3及びトイレh4のそれぞれの出入口には、該出入口を開閉する扉が備えられている。
なお、図1ではトイレh4の出入口の扉h4dを図示し、居室h1及び脱衣室h3のそれぞれの出入口の扉の図示を省略している。
浴室h2の出入口は、隣接する脱衣室h3に通じるように該脱衣室h3に臨んで設けられている。従って、浴室h2への入室は、脱衣室h3から行い得るようになっていると共に、浴室h2から脱衣室h3以外の他の部屋もしくは玄関等の他所への移動は、脱衣室h3を経由して行い得るようになっている。また、浴室h2の出入口には、それを開閉する扉h2dが備えられている。
なお、図1では、居室h1を一部屋だけ代表的に図示したが、住戸Hは、廊下h5に通じる複数の居室を含み得る。また、住戸Hが複数階層の住戸である場合には、浴室h2及び脱衣室h3と異なる階層の居室の出入口と該脱衣室h3の出入口との間の廊下は、階段を含む。
以上の如く構成された住戸Hに備えられた本実施形態の暖房システム1は、廊下h5に配置された暖房機2と、暖房機2等に供給する熱媒体としての温水を生成する熱源機3と、暖房機2及び熱源機3の運転に係る種々の操作を行うためのリモコン4とを備える。
暖房機2は、廊下h5の空間を暖房し得るように、該廊下h5の適所(図示例では、廊下h5の壁際)に設置されている。この暖房機2は、本実施形態では、例えば、ファンコンベクター等の公知の構成の温水式の暖房機であり、熱源機3との間で温水を流通(循環)させる暖房用配管6を介して熱源機3に接続されている。
また、図示は省略するが、暖房機2には、廊下h5への送風を行う送風ファンと、該送風ファンにより送風する空気(廊下h5内の空気)を温水熱により加熱する熱交換器とが搭載されている。そして、暖房機2は、その暖房運転時には、送風ファンを作動させると共に、該送風ファンによる送風空気を熱源機3から供給される温水熱により熱交換器を介して加熱するという運転動作を実行することで、廊下h5に温風を送風し、ひいては、該廊下h5の空間を暖房する。
なお、暖房機2は、廊下h5の天井に設置された暖房機、あるいは、廊下h5の床に設置された床暖房装置であってもよい。
熱源機3は、本実施形態では、暖房機2に温水を供給する機能だけでなく、浴室h2の浴槽BTの湯はりを行う湯はり運転、浴槽BT内の湯水の追い焚き(又は沸き上げ)を行う追い焚き運転、浴槽BT内の温水温度をほぼ一定に保つように、該浴槽BT内の温水を適宜加熱する保温運転、浴槽BT内に足し湯を行う足し湯運転等の風呂運転を実行する機能を有する熱源機である。このため、熱源機3は、暖房用配管6を介して暖房機2に接続されていることに加えて、浴槽BTに湯はりもしくは足し湯用の温水を供給したり、あるいは浴槽BTとの間で温水を循環させ得るように風呂用配管7を介して浴槽BTに接続されている。
この熱源機3は、例えば、公知の構成の燃焼式の熱源機であり、図示を省略するバーナ(燃焼式加熱源)及び熱交換器等が搭載されている。この場合、バーナの燃料は、燃料ガスと灯油等の液体燃料とのいずれでもよい。そして、熱源機3は、暖房機2の暖房運転時には、暖房用配管6で温水を循環させつつ、該温水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱するという運転動作を実行する。
また、熱源機3は、湯はり運転時あるいは足し湯運転時には、水道管等から供給される水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱しつつ、加熱した水(温水)を風呂用配管7を介して浴槽BTに供給するという運転動作を実行し、追い焚き運転時あるいは保温運転時には、浴槽BT内の湯水を、風呂用配管7を介して循環させつつ、バーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱するという運転動作を実行する。
なお、熱源機3は、住戸Hの台所や浴室h2の給湯栓(カラン)への給湯を行う機能を含み得る。また、熱源機3は、廊下h5の暖房機2だけでなく、他の温水式暖房機(例えば居室h1用の床暖房装置、あるいは、浴室暖房装置等)にも温水を供給し得るようになっていてもよい。
リモコン4は、本実施形態では、風呂運転に係る操作と、暖房機2の暖房運転に係る操作とを行い得るように構成されており、それらの操作を行うための複数の操作スイッチ等により構成される操作部4aと、各種情報を表示する表示部4bとを備える。
なお、暖房システム1に備えられるリモコン4は複数であってもよい。その場合、暖房機2の暖房運転に係る操作を行い得るリモコンと、風呂運転に係る操作を行い得るリモコンとが各別のリモコンであってもよい。
図2を参照して、本実施形態の暖房システム1では、熱源機3には、該熱源機3の作動制御を行う機能等を有する制御装置30と、浴槽BT内の水位を検出する水位センサ35とが搭載されている。また、暖房機2には、該暖房機2の作動制御を行う機能等を有する制御装置20と、廊下h5の温度(雰囲気温度)を検出する温度検出手段としての温度センサ25とが搭載されている。水位センサ35の検出信号は制御装置30に入力され、温度センサ25の検出信号は制御装置20に入力される。
本実施形態では、制御装置20,30は、その両方が本発明における制御装置を構成するものであり、それぞれマイクロコンピュータ、メモリ、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。そして、熱源機3の制御装置30は、暖房機2の制御装置20及びリモコン4のそれぞれと相互に通信し得るように該制御装置20及びリモコン4のそれぞれに有線接続されている。
なお、制御装置20,30及びリモコン4の相互間の通信方式は、有線通信に限らず、Wi-Fi(登録商標)もしくはBluetooth(登録商標)等による無線通信であってもよい。
そして、熱源機3の制御装置30は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能として、浴室h2内でユーザが入浴中であるか否かを検知する入浴検知部31と、風呂運転のための熱源機3の作動制御を行う風呂運転制御部32と、暖房機2の暖房運転のための熱源機3の作動制御を行う暖房運転制御部33とを含む。
また、暖房機2の制御装置20は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能として、該暖房機2の送風ファンの作動御制を行うファン制御部21を含む。
ここで、上記入浴検知部31は、本発明における入浴検知手段に相当するものであり、本実施形態では、ユーザが入浴中であるか否かを、水位センサ35の検出信号に基づいて検知する。具体的には、入浴検知部31は、例えば、入浴前の湯はり運転又は追い焚き運転の終了後に、足し湯運転の実行が指示されていない状態で、水位センサ35による水位検出値が所定量以上、上昇した場合に、入浴中であることを検知する。これにより、ユーザが浴槽BT内に進入した場合に、入浴中であることが検知される。
なお、浴槽BT内の下部の水圧を検出し得る場合には、水位検出値の代わりに、水圧の検出値を用いて、上記と同様に入浴中であるか否かの検知を行うことも可能である。
補足すると、入浴中であるか否かを検知する手法は上記した手法に限られない。例えば、浴室に人感センサが備えられている場合には、該人感センサの検出信号に基づいて、入浴中であるか否かを検知してもよい。
また、ユーザが浴槽BTへの入浴又はシャワー浴のために浴室h2に入室した状態を、入浴中の状態とみなして、当該状態を検知するようにしてもよい。当該状態の検知は、例えば、浴室に備えた人感センサの検出信号、浴室の室温を検出する温度センサの検出信号、浴室h2の出入口の扉h2dの開閉を検知するセンサの検出信号等を用いて検知することが可能である。
次に、本実施形態の暖房システム1の作動を図3に示すフローチャートを参照して説明する。湯はり運転もしくは追い焚き運転の終了後に、暖房機2の運転停止状態で、制御装置30の入浴検知部31により、浴室h2におけるユーザの入浴が検知されると、制御装置20,30の協働により、図3のフローチャートに示す制御処理が実行される。
まず、STEP1において、熱源機3の制御装置30は、暖房システム1の一形態の運転モードとしての暖房機連動モードがON状態(有効状態)に設定されているか否かを判断する。
この暖房機連動モードは、廊下h5の暖房機2の運転停止状態で浴室h2における入浴が行われた場合に、適宜、暖房機2の暖房運転を自動的に実行して、入浴が終了する前に、廊下h5の空間を暖房しておく運転モードである。そして、ユーザは、リモコン4の操作部4aの所定の操作を行うことで、暖房機連動モードをON状態(有効状態)にするか否かを、制御装置30に対して事前に設定しておくことが可能である。
暖房機連動モードがON状態に設定されておらず、STEP1の判断結果が否定的になる場合には、暖房機連動モードの制御処理(図3に示すSTEP2〜8の処理)が実行されずに、図3の制御処理が終了される。
一方、暖房機連動モードがON状態に設定されており、STEP1の判断結果が肯定的になる場合には、STEP2からの制御処理が実行される。
STEP2では、熱源機3の制御装置30が、暖房機連動モードがON状態であることを示す暖房機連動ON情報を暖房機2の制御装置20に送信する。そして、STEP3において、暖房機2の制御装置20が当該暖房機連動ON情報を受信する。
暖房機連動ON情報を受信した暖房機2の制御装置20は、次にSTEP4において、前記温度センサ25の検出信号により示される廊下h5の温度(現在の温度)の検出値を取得し、該温度が所定温度T1(例えば15℃)以下の低温温度であるか否かを判断する。
なお、本実施形態では、上記所定温度T1はあらかじめ定められた固定温度であるが、浴室h2又は脱衣室h3の室温を検出し得る場合には、例えば該室温よりも一定温度だけ低い温度を上記所定温度T1として設定するようにしてもよい。
このSTEP4の判断結果が肯定的である場合(廊下の温度≦T1である場合)には、暖房機2の制御装置20は、熱源機3の制御装置30との協働によって、暖房機2の暖房運転を開始させる。
具体的には、暖房機2の制御装置20は、暖房機2の暖房運転用の熱源機3の作動要求を該熱源機3の制御装置30に送信する。これに応じて熱源機3の制御装置30の暖房運転制御部33は、暖房用配管6で温水を循環させつつ、該温水を加熱するように熱源機3を作動させる。これにより、暖房機2に熱源機3から加熱された温水が供給される。
なお、暖房機2以外の他の温水式暖房機(床暖房装置、浴室暖房装置等)の暖房運転等のために、暖房用配管6の温水を加熱する運転動作が熱源機3で既に実行されていた場合には、制御装置30の暖房運転制御部33は、熱源機3の当該運転動作を継続させる。
さらに、暖房機2の制御装置20は、ファン制御部21により暖房機2の送風ファンを作動させる。これにより、暖房機2から廊下h5の空間に温風が送風され、該廊下h5の暖房が開始される。
暖房機2の制御装置20は、上記の如く暖房機2の暖房運転を開始させた後、STEP7において、暖房機2の暖房運転の停止条件(以降、暖房停止条件という)が成立するか否かを判断する処理を、該暖房停止条件が成立するまで逐次実行する。
ここで、上記暖房停止条件としては、本実施形態では、例えば、暖房機2の運転開始時からの経過時間(暖房運転の継続時間)が所定時間に達するという第1条件、あるいは、浴室h2でのユーザの入浴が終了したとみなし得る第2条件、あるいは、温度センサ25による廊下h5の温度の検出値が所定温度(例えば25℃、あるいは、暖房機2の暖房運転時の廊下h5の目標温度としてリモコン4でユーザが設定した設定温度)に達するという第3条件、あるいは、上記第1条件及び第3条件の両方が成立するという条件が用いられる。
この場合、上記所定時間は、その時間内での暖房機2の暖房運転によって、廊下が冷えた状態(前記所定温度T1よりも低い温度状態)を解消もしくはほぼ解消し得る程度に、該廊下を暖めておくことができるように、あらかじめ定められた時間幅(例えば30分)に設定される。なお、該時間幅は、ユーザが所定の範囲内で可変的に設定し得るようにしてもよい。
また、浴室h2でのユーザの入浴が終了したとみなし得る第2条件しては、例えば、風呂運転のうちの保温運転の停止操作がリモコン4で行われたという条件、あるいは、浴槽BTの排水栓の開栓もしくは該排水栓での実際の排水が適宜のセンサにより検知されたという条件、あるいは、浴槽BTの排水に起因して、水位センサ35による水位検出値が所定時間以上、継続的に減少することが検知されたという条件が用いられる。
かかる暖房停止条件が成立することによって、STEP7の判断結果が肯定的になると、暖房機2の制御装置20は、STEP8において、暖房機2の暖房運転を停止させる。この場合、具体的には、暖房機2の制御装置20は、暖房機2の送風ファンの作動を停止させると共に、暖房機2の暖房運転の停止を示す情報を熱源機3の制御装置30に送信する。
このとき、当該情報を受信した熱源機3の制御装置30は、暖房運転を行っている温水式の暖房機が、暖房機2だけである場合には、暖房用配管6での温水の循環と加熱とを行う熱源機3の運転動作を停止させる。
また、前記STEP4において、廊下が冷えておらず、該廊下の温度が所定温度T1よりも高い温度となっている場合(STEP4の判断結果が否定的になる場合)には、暖房機2の制御装置20は、次にSTEP5において、暖房機連動モードの終了条件が成立するか否かを判断する。そして、当該終了条件が成立しない場合(STEP5の判断結果が否定的である場合)には、STEP4からの処理を繰り返す。
このため、入浴検知部31により入浴中であることが検知されたときに、廊下h5の温度が前記所定温度T1よりも高い場合であっても、その後、暖房機連動モードの終了条件が成立するまでの期間では、廊下h5の温度が前記所定温度T1以下の温度に低下すると、暖房機2の暖房運転が開始される。
上記暖房機連動モードの終了条件としては、本実施形態では、例えば浴室h2でのユーザの入浴が終了したとみなし得る条件が採用される。当該条件としては、前記暖房停止条件のうちの第2条件と同じ条件を採用し得る。すなわち、風呂運転のうちの保温運転の停止操作がリモコン4で行われたという条件、あるいは、浴槽BTの排水栓の開栓もしくは該排水栓での実際の排水が適宜にセンサにより検知されたという条件、あるいは、浴槽BTの排水に起因して、水位センサ35による水位検出値が所定時間以上、継続的に減少すること検知されたという条件を、暖房機連動モードの終了条件として用いられる。
なお、暖房機連動モードの終了条件として、例えば、浴室h2におけるユーザの入浴が検知された後の経過時間(詳しくは、図3のフローチャートの制御処理の開始時からの経過時間)が、所定時間に達するという条件を用いることもできる。
この場合、暖房機連動モードの終了条件に係る上記所定時間は、その時間内で、ユーザの入浴が終了する蓋然性が高いとみなし得るように、あらかじめ定められた時間幅(例えば30分)に設定される。なお、該時間幅は、ユーザが所定の範囲内で可変的に設定し得るようにしてもよい。
そして、STEP5で暖房機連動モードの終了条件が成立した場合(STEP5の判断結果が肯定的になった場合)には、暖房機2の制御装置20は、暖房機2の暖房運転を開始することなく、暖房機連動モードの制御処理(図3の制御処理)を終了する。
なお、以上説明した図3のフローチャートの制御処理のうち、熱源機3の制御装置30で実行するものとして説明した制御処理の全部もしくは一部を暖房機2の制御装置20で実行したり、あるいは、暖房機2の制御装置20で実行するものとして説明した制御処理の全部もしくは一部を熱源機3の制御装置30で実行するようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、入浴検知部31により、ユーザが入浴中であることが検知されたときに、廊下h5の温度(検出値)が所定温度T1よりも低い低温状態になっている場合、あるいは、その後に暖房機連動モードの終了条件が成立するまでに、廊下h5の温度(検出値)が所定温度T1よりも低い低温状態になった場合に、廊下h5の暖房機2の暖房運転が自動的に開始されるので、ユーザの入浴後に、廊下h5の温度が、脱衣室h3又は居室h1に比して顕著に冷えた状態となるのが防止される。このため、ユーザが入浴後に、脱衣室h3から廊下h5に出るとき、あるいは、廊下h5から居室h1に入室するときに、脱衣室h3又は居室h1と、廊下h5との温度差が大きなものとなるのが防止される。ひいては、入浴後にユーザが脱衣室h3から廊下h5に出るときに、ヒートショックの発生を予防することができる。また、入浴後に脱衣室h3から廊下h5に出たユーザが、該廊下h5から居室h1に入室するときに、快適性が損なわれるのを防止できる。
また、暖房機2の暖房運転は、前記暖房停止条件が成立すると、自動的に停止されるので、暖房機2のエネルギー消費が必要以上に大きくなるのを防止することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限られるものではなく、他の実施形態を採用することもできる。例えば、前記実施形態では、入浴検知部31により入浴中であるか否かを検知し、入浴中であることが検知された場合に、図3の制御処理を実行した。ただし、例えば、入浴検知部31により入浴準備中であるか否かを検知し、入浴準備中であることが検知された場合に、図3の制御処理を実行するようにしてもよい。
この場合、入浴準備中であるかの検知は例えば次のように行い得る。すなわち、リモコン4で湯はり運転の実行を指示する操作が行われた場合、あるいは、浴槽BT内の湯水の温度が設定温度(目標温度)よりも所定温度以上、低い状態で、追い焚き運転の実行を指示する操作がリモコン4で行われた場合等に、入浴準備中であることを検知するという態様を採用し得る。さらに、例えば、脱衣室h3でのユーザの脱衣行為を検知し得る場合には、該脱衣行為を検知した場合に、入浴準備中であることを検知してもよい。
また、前記実施形態では、廊下h5に配置された暖房機2として温水式の暖房機を例示した。ただし、暖房機2は、温水式のものに限らず、例えば電気式(ヒートポンプ方式のものを含む)の暖房機であってもよい。
1…暖房システム、2…暖房機、20,30…制御装置、25…温度センサ(温度検出手段)、31…入浴検知部(入浴検知手段)。

Claims (2)

  1. 浴室に隣接する脱衣室の出入口に通じる廊下に配置された暖房機と、
    該暖房機の運転制御を行う機能を有する制御装置と、
    入浴準備中であるか否か、又は入浴中であるか否かを検知する入浴検知手段と、
    前記廊下の温度を検出する温度検出手段とを備えており、
    前記制御装置は、前記入浴検知手段により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されたとき、前記温度検出手段による前記廊下の温度の検出値が所定温度よりも低い場合に、前記暖房機の暖房運転を行わせるように該暖房機の運転制御を実行するように構成されていることを特徴とする暖房システム。
  2. 請求項1記載の暖房システムにおいて、
    前記制御装置は、前記入浴検知手段により、入浴準備中であること、又は入浴中であることが検知されることに応じて前記暖房機の暖房運転を開始した場合に、該暖房運転の開始時からの経過時間が所定時間に達するという条件と、前記廊下の温度の検出値が所定温度に達するという条件と、前記浴室における入浴が終了したとみなし得る所定の条件とのうちの一つ以上の条件が成立したとき、前記暖房機の暖房運転を停止させるように該暖房機の運転制御を行うように構成されていることを特徴とする暖房システム。
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