JPH1019280A - 温水暖房装置 - Google Patents
温水暖房装置Info
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- JPH1019280A JPH1019280A JP17027096A JP17027096A JPH1019280A JP H1019280 A JPH1019280 A JP H1019280A JP 17027096 A JP17027096 A JP 17027096A JP 17027096 A JP17027096 A JP 17027096A JP H1019280 A JPH1019280 A JP H1019280A
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- heating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温水式の温風暖房器15および温水式の床暖
房器22に熱源機2から温水を供給して室内を暖房する
温水暖房装置1において、暖房運転開始時の遠隔操作器
25の操作を簡単にし、暖房運転時の室内の快適性を高
める。 【解決手段】 室温を検出する室温センサ20と、設定
温度と室温との温度差を演算する暖房制御部16とを備
える。遠隔操作器25からの運転開始信号を受信して、
この温度差が所定の臨界温度以上である場合に温風暖房
器15と床暖房器22の双方に運転指令を出力すると共
に、この温度差が臨界温度未満であって正である場合に
床暖房器22のみに運転指令を出力する暖房制御部16
および熱源制御部3を備える。
房器22に熱源機2から温水を供給して室内を暖房する
温水暖房装置1において、暖房運転開始時の遠隔操作器
25の操作を簡単にし、暖房運転時の室内の快適性を高
める。 【解決手段】 室温を検出する室温センサ20と、設定
温度と室温との温度差を演算する暖房制御部16とを備
える。遠隔操作器25からの運転開始信号を受信して、
この温度差が所定の臨界温度以上である場合に温風暖房
器15と床暖房器22の双方に運転指令を出力すると共
に、この温度差が臨界温度未満であって正である場合に
床暖房器22のみに運転指令を出力する暖房制御部16
および熱源制御部3を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水式の温風暖房
器と温水式の床暖房器とを運転して室内を暖房する温水
暖房装置に関するものである。
器と温水式の床暖房器とを運転して室内を暖房する温水
暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の温水暖房装置において暖房
運転を行う際には、使用者が温風暖房器用の遠隔操作器
と床暖房器用の遠隔操作器をそれぞれ別個に操作して設
定温度などを入力し、それに基づいて室温検知および暖
房温度制御が各暖房器(温風暖房器、床暖房器)ごとに
別々に行われていた。
運転を行う際には、使用者が温風暖房器用の遠隔操作器
と床暖房器用の遠隔操作器をそれぞれ別個に操作して設
定温度などを入力し、それに基づいて室温検知および暖
房温度制御が各暖房器(温風暖房器、床暖房器)ごとに
別々に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは各遠
隔操作器を用いて各暖房器ごとに入力しなければならな
いので、遠隔操作器の操作が面倒であるばかりでなく、
温風暖房器と床暖房器の暖房温度制御が独立して別個に
行われるため、室内の暖房温度制御に統一性を欠くこと
から、室温にバラツキが生じたり、室内が過度に乾燥し
たりすることによって、室内の快適性が損なわれる恐れ
があるという不都合があった。
隔操作器を用いて各暖房器ごとに入力しなければならな
いので、遠隔操作器の操作が面倒であるばかりでなく、
温風暖房器と床暖房器の暖房温度制御が独立して別個に
行われるため、室内の暖房温度制御に統一性を欠くこと
から、室温にバラツキが生じたり、室内が過度に乾燥し
たりすることによって、室内の快適性が損なわれる恐れ
があるという不都合があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、暖房運転開始
時の遠隔操作器の操作が簡単であると共に、暖房運転時
の室内の快適性を高めることが可能な温水暖房装置を提
供することを目的とする。
時の遠隔操作器の操作が簡単であると共に、暖房運転時
の室内の快適性を高めることが可能な温水暖房装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、温水
式の温風暖房器および温水式の床暖房器に熱源機から温
水を供給して室内を暖房する温水暖房装置において、室
温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度差
を演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始信号
を受信して、前記温度差が所定の臨界温度以上である場
合に前記温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を
出力すると共に、前記温度差が前記臨界温度未満であっ
て正である場合に前記床暖房器のみに運転指令を出力す
る運転制御手段とを備えて構成される。
式の温風暖房器および温水式の床暖房器に熱源機から温
水を供給して室内を暖房する温水暖房装置において、室
温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度差
を演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始信号
を受信して、前記温度差が所定の臨界温度以上である場
合に前記温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を
出力すると共に、前記温度差が前記臨界温度未満であっ
て正である場合に前記床暖房器のみに運転指令を出力す
る運転制御手段とを備えて構成される。
【0006】また本発明は、温水式の温風暖房器および
温水式の床暖房器に熱源機から温水を供給して室内を暖
房する温水暖房装置において、室温を検出する室温セン
サと、設定温度と室温との温度差から要急速暖房時間を
演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始信号を
受信して、その受信時から要急速暖房時間に限って前記
温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を出力し、
次いで前記床暖房器のみに運転指令を出力する運転制御
手段とを備えて構成される。
温水式の床暖房器に熱源機から温水を供給して室内を暖
房する温水暖房装置において、室温を検出する室温セン
サと、設定温度と室温との温度差から要急速暖房時間を
演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始信号を
受信して、その受信時から要急速暖房時間に限って前記
温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を出力し、
次いで前記床暖房器のみに運転指令を出力する運転制御
手段とを備えて構成される。
【0007】また本発明は、上記遠隔操作器にタイマ機
能を付加して構成される。
能を付加して構成される。
【0008】また本発明は、上記遠隔操作器から電話回
線を介して上記運転制御手段に運転開始信号を送信する
ようにして構成される。
線を介して上記運転制御手段に運転開始信号を送信する
ようにして構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0010】図1は本発明による温水暖房装置の一実施
形態を示す系統図、図2は暖房制御プログラムの一例を
示すフローチャートである。
形態を示す系統図、図2は暖房制御プログラムの一例を
示すフローチャートである。
【0011】本発明による温水暖房装置1は、図1に示
すように、暖房用の熱源機2を有しており、熱源機2は
熱源制御部3および熱交パイプ5を具備している。熱交
パイプ5の一端部には往き管9が接続されている。ま
た、熱交パイプ5の他端部は二股に分岐し、その一方に
はポンプ6を介して戻り管10が接続され、他方には温
水弁7を介して往き管12が接続されている。さらに、
戻り管10の途中には戻り管13が合流する形で接続さ
れている。
すように、暖房用の熱源機2を有しており、熱源機2は
熱源制御部3および熱交パイプ5を具備している。熱交
パイプ5の一端部には往き管9が接続されている。ま
た、熱交パイプ5の他端部は二股に分岐し、その一方に
はポンプ6を介して戻り管10が接続され、他方には温
水弁7を介して往き管12が接続されている。さらに、
戻り管10の途中には戻り管13が合流する形で接続さ
れている。
【0012】また、往き管9および戻り管10の先端に
は温水式の温風暖房器15が接続されており、これら往
き管9、戻り管10は温水弁8を介して互いに連通して
いる。温風暖房器15は暖房制御部16、受信部17を
具備しており、暖房制御部16には室温センサ20が接
続されている。なお、暖房制御部16と前記熱源制御部
3との間には信号線21が配線されている。
は温水式の温風暖房器15が接続されており、これら往
き管9、戻り管10は温水弁8を介して互いに連通して
いる。温風暖房器15は暖房制御部16、受信部17を
具備しており、暖房制御部16には室温センサ20が接
続されている。なお、暖房制御部16と前記熱源制御部
3との間には信号線21が配線されている。
【0013】一方、往き管12および戻り管13の先端
には温水式の床暖房器22が接続されており、床暖房器
22は、その両端部が往き管12、戻り管13に連通し
た放熱パイプ23を具備している。
には温水式の床暖房器22が接続されており、床暖房器
22は、その両端部が往き管12、戻り管13に連通し
た放熱パイプ23を具備している。
【0014】さらに、温水暖房装置1は遠隔操作器25
を有している。
を有している。
【0015】本発明による温水暖房装置1は以上のよう
な構成を有するので、この温水暖房装置1において暖房
運転を行う際には、遠隔操作器25上で所望の設定温度
T1(例えば、T1=20℃)を入力した後、運転開始
スイッチ(図示せず)をONにする。すると、運転開始
信号が受信部17を介して暖房制御部16に入力され、
これを受けて暖房制御部16は熱源制御部3と共に、以
下に述べるとおり、図2に示す暖房制御プログラムPR
Gに基づいて所定の暖房運転を実行するように制御す
る。
な構成を有するので、この温水暖房装置1において暖房
運転を行う際には、遠隔操作器25上で所望の設定温度
T1(例えば、T1=20℃)を入力した後、運転開始
スイッチ(図示せず)をONにする。すると、運転開始
信号が受信部17を介して暖房制御部16に入力され、
これを受けて暖房制御部16は熱源制御部3と共に、以
下に述べるとおり、図2に示す暖房制御プログラムPR
Gに基づいて所定の暖房運転を実行するように制御す
る。
【0016】まず、暖房制御プログラムPRGのステッ
プS1で、暖房制御部16は、室温センサ20によって
検出された室温T2と設定温度T1とを比較し、室温T
2が設定温度T1より小さいか否かを判定する。それに
は、設定温度T1と室温T2との温度差ΔT(=T1−
T2)を演算し、この温度差ΔTが正であれば室温T2
が設定温度T1より小さいと判定し、温度差ΔTが正で
なければ室温T2が設定温度T1より小さくないと判定
する。その結果、室温T2が設定温度T1より小さいと
判定された場合には、室内を暖房する必要があるので、
暖房制御プログラムPRGのステップS2に入り、温水
弁8を閉じると共に、信号線21を介して熱源制御部3
に床暖房ON信号を出力する。
プS1で、暖房制御部16は、室温センサ20によって
検出された室温T2と設定温度T1とを比較し、室温T
2が設定温度T1より小さいか否かを判定する。それに
は、設定温度T1と室温T2との温度差ΔT(=T1−
T2)を演算し、この温度差ΔTが正であれば室温T2
が設定温度T1より小さいと判定し、温度差ΔTが正で
なければ室温T2が設定温度T1より小さくないと判定
する。その結果、室温T2が設定温度T1より小さいと
判定された場合には、室内を暖房する必要があるので、
暖房制御プログラムPRGのステップS2に入り、温水
弁8を閉じると共に、信号線21を介して熱源制御部3
に床暖房ON信号を出力する。
【0017】これを受けて熱源制御部3は、暖房制御プ
ログラムPRGのステップS3で、温水弁7を開け、ポ
ンプ6を駆動して熱源機2による温水制御を行う。する
と、床暖房器22のみによる暖房運転が行われる。すな
わち、温水が往き管12を経て床暖房器22の放熱パイ
プ23に供給され、そこで放熱して室内を暖めた後、戻
り管13を経て熱源機2に戻る。そして、この熱源機2
と床暖房器22との間の温水循環動作が繰り返されるた
め、室温T2が上昇して室内が暖まる。また、このとき
温水弁8はOFF状態になっているので、温風暖房器1
5による暖房運転は行われない。
ログラムPRGのステップS3で、温水弁7を開け、ポ
ンプ6を駆動して熱源機2による温水制御を行う。する
と、床暖房器22のみによる暖房運転が行われる。すな
わち、温水が往き管12を経て床暖房器22の放熱パイ
プ23に供給され、そこで放熱して室内を暖めた後、戻
り管13を経て熱源機2に戻る。そして、この熱源機2
と床暖房器22との間の温水循環動作が繰り返されるた
め、室温T2が上昇して室内が暖まる。また、このとき
温水弁8はOFF状態になっているので、温風暖房器1
5による暖房運転は行われない。
【0018】その後、暖房制御プログラムPRGのステ
ップS4に入り、暖房制御部16は、室温T2が設定温
度T1より遙かに小さいか否かを判定する。それには、
設定温度T1と室温T2との温度差ΔT(=T1−T
2)を演算し、この温度差ΔTが所定の臨界温度T3
(例えば、T3=10℃)以上であれば室温T2が設定
温度T1より遙かに小さいと判定し、温度差ΔTが臨界
温度T3未満であれば室温T2が設定温度T1より遙か
に小さいことはないと判定する。その結果、室温T2が
設定温度T1より遙かに小さいと判定された場合(暖房
運転開始直後など)には、室内を急速に暖房する必要が
あるので、暖房制御プログラムPRGのステップS5に
入り、温水弁8を開けると共に、信号線21を介して熱
源制御部3に温風暖房・床暖房ON信号を出力する。
ップS4に入り、暖房制御部16は、室温T2が設定温
度T1より遙かに小さいか否かを判定する。それには、
設定温度T1と室温T2との温度差ΔT(=T1−T
2)を演算し、この温度差ΔTが所定の臨界温度T3
(例えば、T3=10℃)以上であれば室温T2が設定
温度T1より遙かに小さいと判定し、温度差ΔTが臨界
温度T3未満であれば室温T2が設定温度T1より遙か
に小さいことはないと判定する。その結果、室温T2が
設定温度T1より遙かに小さいと判定された場合(暖房
運転開始直後など)には、室内を急速に暖房する必要が
あるので、暖房制御プログラムPRGのステップS5に
入り、温水弁8を開けると共に、信号線21を介して熱
源制御部3に温風暖房・床暖房ON信号を出力する。
【0019】これを受けて熱源制御部3は、暖房制御プ
ログラムPRGのステップS6で、温水弁7を開け、ポ
ンプ6を駆動して熱源機2による温水制御を行う。する
と、温風暖房器15と床暖房器22の双方による急速暖
房運転が行われる。すなわち、温水が往き管12を経て
床暖房器22の放熱パイプ23に供給され、そこで放熱
して室内を暖めた後、戻り管13を経て熱源機2に戻
る。そして、この熱源機2と床暖房器22との間の温水
循環動作が繰り返されるため、室温T2が上昇して室内
が暖まる。これに加えて、温水が往き管9を経て温風暖
房器15に供給され、そこで放熱して室内を暖めた後、
戻り管10を経て熱源機2に戻る。そして、この熱源機
2と温風暖房器15との間の温水循環動作が繰り返され
るため、室温T2が上昇して室内が暖まる。
ログラムPRGのステップS6で、温水弁7を開け、ポ
ンプ6を駆動して熱源機2による温水制御を行う。する
と、温風暖房器15と床暖房器22の双方による急速暖
房運転が行われる。すなわち、温水が往き管12を経て
床暖房器22の放熱パイプ23に供給され、そこで放熱
して室内を暖めた後、戻り管13を経て熱源機2に戻
る。そして、この熱源機2と床暖房器22との間の温水
循環動作が繰り返されるため、室温T2が上昇して室内
が暖まる。これに加えて、温水が往き管9を経て温風暖
房器15に供給され、そこで放熱して室内を暖めた後、
戻り管10を経て熱源機2に戻る。そして、この熱源機
2と温風暖房器15との間の温水循環動作が繰り返され
るため、室温T2が上昇して室内が暖まる。
【0020】その後、暖房制御プログラムPRGのステ
ップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
ップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
【0021】なお、暖房制御プログラムPRGのステッ
プS4での判定の結果、室温T2が設定温度T1より遙
かに小さいことはないと判定された場合には、そのまま
暖房制御プログラムPRGのステップS1に戻り、同じ
動作を繰り返す。
プS4での判定の結果、室温T2が設定温度T1より遙
かに小さいことはないと判定された場合には、そのまま
暖房制御プログラムPRGのステップS1に戻り、同じ
動作を繰り返す。
【0022】一方、暖房制御プログラムPRGのステッ
プS1での判定の結果、室温T2が設定温度T1より小
さくないと判定された場合には、暖房制御プログラムP
RGのステップS7に入り、暖房制御部16は、室温T
2が設定温度T1以上であるか否かを判定する。その結
果、室温T2が設定温度T1以上であると判定された場
合には、室温T2が既に設定温度T1またはそれ以上に
達しており、これ以上室内を暖房する必要はないので、
暖房制御プログラムPRGのステップS8に入り、温水
弁8を閉じると共に、信号線21を介して熱源制御部3
に床暖房OFF信号を出力する。
プS1での判定の結果、室温T2が設定温度T1より小
さくないと判定された場合には、暖房制御プログラムP
RGのステップS7に入り、暖房制御部16は、室温T
2が設定温度T1以上であるか否かを判定する。その結
果、室温T2が設定温度T1以上であると判定された場
合には、室温T2が既に設定温度T1またはそれ以上に
達しており、これ以上室内を暖房する必要はないので、
暖房制御プログラムPRGのステップS8に入り、温水
弁8を閉じると共に、信号線21を介して熱源制御部3
に床暖房OFF信号を出力する。
【0023】これを受けて熱源制御部3は、暖房制御プ
ログラムPRGのステップS9で、温水弁7を閉じ、ポ
ンプ6の駆動を止めて熱源機2による温水制御を中止す
る。すると、床暖房器22への温水の供給が停止し、放
熱パイプ23からの放熱による暖房が中断されるので、
室温T2が上昇しなくなる。このときも温水弁8はOF
F状態になっているので、温風暖房器15による暖房運
転は行われない。
ログラムPRGのステップS9で、温水弁7を閉じ、ポ
ンプ6の駆動を止めて熱源機2による温水制御を中止す
る。すると、床暖房器22への温水の供給が停止し、放
熱パイプ23からの放熱による暖房が中断されるので、
室温T2が上昇しなくなる。このときも温水弁8はOF
F状態になっているので、温風暖房器15による暖房運
転は行われない。
【0024】その後、暖房制御プログラムPRGのステ
ップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
ップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
【0025】また、暖房制御プログラムPRGのステッ
プS7での判定の結果、室温T2が設定温度T1以上で
ないと判定された場合には、暖房制御プログラムPRG
のステップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
プS7での判定の結果、室温T2が設定温度T1以上で
ないと判定された場合には、暖房制御プログラムPRG
のステップS1に戻り、同じ動作を繰り返す。
【0026】このように、温水暖房装置1は1個の遠隔
操作器25を操作するだけで運転を開始するので、暖房
運転開始時の遠隔操作器25の操作が簡単になると同時
に、温風暖房運転と床暖房運転が同一の制御系統に基づ
いて行われることから、室温のバラツキや過度の乾燥を
防止することができ、暖房運転時の室内の快適性を高め
ることが可能となる。しかも、急速暖房が必要な場合に
は暖房能力が最大限となるように温風暖房運転と床暖房
運転の両方が行われ、そうでない場合には経済性を優先
して床暖房運転のみが行われるので、快適性の確保と暖
房維持費の抑制とを両立させることができる。
操作器25を操作するだけで運転を開始するので、暖房
運転開始時の遠隔操作器25の操作が簡単になると同時
に、温風暖房運転と床暖房運転が同一の制御系統に基づ
いて行われることから、室温のバラツキや過度の乾燥を
防止することができ、暖房運転時の室内の快適性を高め
ることが可能となる。しかも、急速暖房が必要な場合に
は暖房能力が最大限となるように温風暖房運転と床暖房
運転の両方が行われ、そうでない場合には経済性を優先
して床暖房運転のみが行われるので、快適性の確保と暖
房維持費の抑制とを両立させることができる。
【0027】なお、上述の実施形態では、設定温度T1
と室温T2との温度差ΔTを演算し、その温度差ΔTの
大小によって温風暖房と床暖房の両方を行うか床暖房の
みを行うかを判断する温水暖房装置1について説明した
が、設定温度T1と室温T2との温度差ΔTを演算した
後、この温度差ΔTに基づいて要急速暖房時間t1を求
め、この要急速暖房時間t1が経過するまでは温風暖房
と床暖房の両方を行い、その経過後は床暖房のみを行う
ようにしてもよい。
と室温T2との温度差ΔTを演算し、その温度差ΔTの
大小によって温風暖房と床暖房の両方を行うか床暖房の
みを行うかを判断する温水暖房装置1について説明した
が、設定温度T1と室温T2との温度差ΔTを演算した
後、この温度差ΔTに基づいて要急速暖房時間t1を求
め、この要急速暖房時間t1が経過するまでは温風暖房
と床暖房の両方を行い、その経過後は床暖房のみを行う
ようにしてもよい。
【0028】さらに、上述の実施形態では、遠隔操作器
25からの運転開始信号が受信部17を介して暖房制御
部16に入力される温水暖房装置1について説明した
が、この運転開始信号を電話回線を介して暖房制御部1
6に送信するようにしてもよい。この場合、外出先など
の遠隔地からの操作が可能となるので、帰宅時刻に合わ
せて室内を暖めておくことができる。
25からの運転開始信号が受信部17を介して暖房制御
部16に入力される温水暖房装置1について説明した
が、この運転開始信号を電話回線を介して暖房制御部1
6に送信するようにしてもよい。この場合、外出先など
の遠隔地からの操作が可能となるので、帰宅時刻に合わ
せて室内を暖めておくことができる。
【0029】また、遠隔操作器25にタイマ機能を付加
することにより、遠隔操作器25を操作してから一定時
間経過後に暖房運転を開始または停止することができ、
就寝時や起床時の自動運転あるいは夜間における自動静
音運転に対応することも可能である。
することにより、遠隔操作器25を操作してから一定時
間経過後に暖房運転を開始または停止することができ、
就寝時や起床時の自動運転あるいは夜間における自動静
音運転に対応することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、温
水式の温風暖房器および温水式の床暖房器に熱源機から
温水を供給して室内を暖房する温水暖房装置において、
室温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度
差を演算する暖房制御部などの演算手段と、遠隔操作器
からの運転開始信号を受信して、前記温度差が所定の臨
界温度以上である場合に前記温風暖房器と前記床暖房器
の双方に運転指令を出力すると共に、前記温度差が前記
臨界温度未満であって正である場合に前記床暖房器のみ
に運転指令を出力する暖房制御部および熱源制御部など
の運転制御手段とを備えて構成したので、1個の遠隔操
作器を操作するだけで温水暖房装置が運転を開始し、ま
た運転開始直後など急速暖房が必要な場合には温風暖房
運転と床暖房運転の両方が行われて室温が短時間で立ち
上がり、そうでない場合には床暖房運転のみが行われて
経済性に優れることから、暖房運転開始時の遠隔操作器
の操作が簡単で、かつ快適性を犠牲とすることなく暖房
維持費を低減することが可能な温水暖房装置を提供する
ことが可能となる。
水式の温風暖房器および温水式の床暖房器に熱源機から
温水を供給して室内を暖房する温水暖房装置において、
室温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度
差を演算する暖房制御部などの演算手段と、遠隔操作器
からの運転開始信号を受信して、前記温度差が所定の臨
界温度以上である場合に前記温風暖房器と前記床暖房器
の双方に運転指令を出力すると共に、前記温度差が前記
臨界温度未満であって正である場合に前記床暖房器のみ
に運転指令を出力する暖房制御部および熱源制御部など
の運転制御手段とを備えて構成したので、1個の遠隔操
作器を操作するだけで温水暖房装置が運転を開始し、ま
た運転開始直後など急速暖房が必要な場合には温風暖房
運転と床暖房運転の両方が行われて室温が短時間で立ち
上がり、そうでない場合には床暖房運転のみが行われて
経済性に優れることから、暖房運転開始時の遠隔操作器
の操作が簡単で、かつ快適性を犠牲とすることなく暖房
維持費を低減することが可能な温水暖房装置を提供する
ことが可能となる。
【0031】また本発明によれば、温水式の温風暖房器
および温水式の床暖房器に熱源機から温水を供給して室
内を暖房する温水暖房装置において、室温を検出する室
温センサと、設定温度と室温との温度差から要急速暖房
時間を演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始
信号を受信して、その受信時から要急速暖房時間に限っ
て前記温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を出
力し、次いで前記床暖房器のみに運転指令を出力する運
転制御手段とを備えて構成したので、1個の遠隔操作器
を操作するだけで温水暖房装置が運転を開始し、また運
転開始直後など急速暖房が必要な場合には温風暖房運転
と床暖房運転の両方が行われて室温が短時間で立ち上が
り、そうでない場合には床暖房運転のみが行われて経済
性に優れることから、暖房運転開始時の遠隔操作器の操
作が簡単で、かつ快適性を犠牲とすることなく暖房維持
費を低減することが可能な温水暖房装置を提供すること
が可能となる。
および温水式の床暖房器に熱源機から温水を供給して室
内を暖房する温水暖房装置において、室温を検出する室
温センサと、設定温度と室温との温度差から要急速暖房
時間を演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始
信号を受信して、その受信時から要急速暖房時間に限っ
て前記温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令を出
力し、次いで前記床暖房器のみに運転指令を出力する運
転制御手段とを備えて構成したので、1個の遠隔操作器
を操作するだけで温水暖房装置が運転を開始し、また運
転開始直後など急速暖房が必要な場合には温風暖房運転
と床暖房運転の両方が行われて室温が短時間で立ち上が
り、そうでない場合には床暖房運転のみが行われて経済
性に優れることから、暖房運転開始時の遠隔操作器の操
作が簡単で、かつ快適性を犠牲とすることなく暖房維持
費を低減することが可能な温水暖房装置を提供すること
が可能となる。
【0032】また本発明によれば、上記遠隔操作器にタ
イマ機能を付加して構成したので、上述した効果に加え
て、就寝時や起床時の自動運転または夜間における自動
静音運転に対応することができ、快適性と利便性が一層
向上する。
イマ機能を付加して構成したので、上述した効果に加え
て、就寝時や起床時の自動運転または夜間における自動
静音運転に対応することができ、快適性と利便性が一層
向上する。
【0033】また本発明によれば、上記遠隔操作器から
電話回線を介して上記運転制御手段に運転開始信号を送
信するようにして構成したので、上述した効果に加え
て、遠隔地からの操作が可能となり、快適性と利便性が
一層向上する。
電話回線を介して上記運転制御手段に運転開始信号を送
信するようにして構成したので、上述した効果に加え
て、遠隔地からの操作が可能となり、快適性と利便性が
一層向上する。
【図1】本発明による温水暖房装置の一実施形態を示す
系統図である。
系統図である。
【図2】暖房制御プログラムの一例を示すフローチャー
トである。
トである。
1……温水暖房装置 2……熱源機 3……運転制御手段(熱源制御部) 15……温風暖房器 16……演算手段、運転制御手段(暖房制御部) 20……室温センサ 22……床暖房器 25……遠隔操作器 T1……設定温度 T2……室温 T3……臨界温度 ΔT……温度差 t1……要急速暖房時間
Claims (4)
- 【請求項1】 温水式の温風暖房器および温水式の床暖
房器に熱源機から温水を供給して室内を暖房する温水暖
房装置において、 室温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度
差を演算する演算手段と、遠隔操作器からの運転開始信
号を受信して、前記温度差が所定の臨界温度以上である
場合に前記温風暖房器と前記床暖房器の双方に運転指令
を出力すると共に、前記温度差が前記臨界温度未満であ
って正である場合に前記床暖房器のみに運転指令を出力
する運転制御手段とを備えたことを特徴とする温水暖房
装置。 - 【請求項2】 温水式の温風暖房器および温水式の床暖
房器に熱源機から温水を供給して室内を暖房する温水暖
房装置において、 室温を検出する室温センサと、設定温度と室温との温度
差から要急速暖房時間を演算する演算手段と、遠隔操作
器からの運転開始信号を受信して、その受信時から要急
速暖房時間に限って前記温風暖房器と前記床暖房器の双
方に運転指令を出力し、次いで前記床暖房器のみに運転
指令を出力する運転制御手段とを備えたことを特徴とす
る温水暖房装置。 - 【請求項3】 遠隔操作器にタイマ機能を付加したこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の温水暖房
装置。 - 【請求項4】 遠隔操作器から電話回線を介して運転制
御手段に運転開始信号を送信するようにしたことを特徴
とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の温
水暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17027096A JPH1019280A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 温水暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17027096A JPH1019280A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 温水暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019280A true JPH1019280A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15901832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17027096A Pending JPH1019280A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 温水暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1019280A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101177324B1 (ko) | 2010-07-13 | 2012-08-30 | 주식회사 한 에너지 시스템 | 실내온도변화율에 따른 난방시간보정제어방법 |
CN104344453A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-02-11 | 广州德能热源设备有限公司 | 一种变频空气源热泵地板采暖系统 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP17027096A patent/JPH1019280A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101177324B1 (ko) | 2010-07-13 | 2012-08-30 | 주식회사 한 에너지 시스템 | 실내온도변화율에 따른 난방시간보정제어방법 |
CN104344453A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-02-11 | 广州德能热源设备有限公司 | 一种变频空气源热泵地板采暖系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |