JP3307828B2 - 湿気硬化型ウレタン組成物及びコーティング材 - Google Patents

湿気硬化型ウレタン組成物及びコーティング材

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JP3307828B2
JP3307828B2 JP09109696A JP9109696A JP3307828B2 JP 3307828 B2 JP3307828 B2 JP 3307828B2 JP 09109696 A JP09109696 A JP 09109696A JP 9109696 A JP9109696 A JP 9109696A JP 3307828 B2 JP3307828 B2 JP 3307828B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
    • C08G18/12Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step using two or more compounds having active hydrogen in the first polymerisation step

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱劣化性、硬化性に
優れたオキサゾリジン環を空気中の湿気で加水分解させ
て、活性水素を生成させる反応を利用した一液型湿気硬
化性ポリウレタン組成物に関し、建築用或いは車両用等
のコーティング材として工業上有用である。
【0002】
【従来の技術】一液型湿気硬化性ポリウレタンは、種々
のものが検討されているが、その多くはポリイソシアネ
ートの湿気(水分)との反応、即ちイソシアネートと水
分との付加物の炭酸ガスにより、ポリイソシアネートの
一部がアミンとなり、生成したアミンが残りのポリイソ
シアネートと反応し、硬化させるものであり、前記炭酸
ガス発生に伴う成形品発泡を生じるものであった。ま
た、硬化速度が遅いため、金属触媒及びアミン触媒など
の硬化促進剤を併用すると、その発泡現象は更にひどく
なる傾向にある。
【0003】例えば、特開平7−289989号公報に
は、脂環系エナミン誘導体からなる架橋剤が湿気(水
分)により加水分解し、生成したアミンがポリイソシア
ネートと反応し、硬化することを利用した無発泡、且つ
硬化性に優れた湿気硬化性ポリウレタン組成物が開示さ
れている。ここで、脂環系エナミン誘導体の加水分解速
度に起因する組成物の硬化速度は、硬化促進剤である特
定の酸性触媒の添加量にて調整されている。
【0004】しかし、上記特開平7−289989号公
報に記載された湿気硬化性ポリウレタン組成物は、無発
泡かつ硬化性に優れるという特徴を有しているが、硬化
速度を増すために多量の酸性触媒(硬化促進剤)を必要
とし、その結果加熱処理時に硬化塗膜の応力緩和がおこ
り、硬化物性に悪影響を及ぼすという問題があった。例
えば、これをJIS−A6021記載のウレタンゴム系
防水材に使用する場合、酸性触媒を多く含んだ速硬化性
を有する配合では、『加熱処理における伸び時の劣化性
状』なる項目にて著しい変形(応力緩和)を生じるた
め、防水材としての展開が困難であった。
【0005】又、オキサゾリジン化合物を架橋剤として
用いた一液湿気硬化性ウレタン組成物は、特開平6−2
93821号公報、特開平7−33852号公報、特開
平7−10949号公報等で提案されている。
【0006】しかし、特開平6−293821号公報で
は、オキシエチレン鎖を含まないウレタンプレポリマー
とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンとをイソ
シアネート基大過剰で反応させた化合物のみからなる組
成物の為に硬化性に問題があるものであった。
【0007】一方、特開平7−33852号公報では、
キシリレンジイソシアネートまたはヘキサメチレンジイ
ソシアネートのような有機ジイソシアネートとヒドロキ
シオキサゾリジン化合物とを反応させたものをNCO基
末端ウレタンプレポリマーと混合している為に、塗布作
業性は良好なものの、硬化性劣るものである。
【0008】また、、特開平7−10949号公報で
は、オキシエチレン鎖を有するNCO基含有ウレタンプ
レポリマーと、トリレンジイソシアネートとヒドロキシ
オキサゾリジン化合物との反応物との混合物が記載され
ており、同様に硬化性に劣るものでる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、硬化
時において発泡を伴わず、硬化性が良好であり、且つ加
熱処理における伸び時の劣化を生じない、即ち熱劣化性
に優れる湿気硬化性ウレタン樹脂組成物を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
について鋭意研究した結果、オキサゾリジン環を有する
化合物、特にオキシエチレン鎖を有するウレタンオキサ
ゾリジンプレポリマーと特定の酸性触媒の使用により、
特開平6−293821号公報、特開平7−10949
号公報の如く、オキサゾリジン架橋剤にオキシエチレン
鎖を有さない場合と比較し硬化性が良好で、特開平7−
289989号公報の脂環系エナミン誘導体の場合と比
較し、酸性触媒量が少量で効果があることから、加熱処
理における伸び時の劣化、すなわち応力緩和のない熱劣
化性に優れる塗膜が得られることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は、(A)末端にイソシアネ
ート基を2個以上有するウレタンプレポリマーと、
(B)分子中に2個以上のオキサゾリジン環を有する化
合物、(C)酸解離指数pKaが、1.0〜4.0の酸
性物質(オルトギ酸エステル、有機珪酸エステルを除
く)とを必須成分とし、酸性物質(C)の酸が化合物
(B)のオキサゾリジン環を加水分解することにより生
成する活性水素H(1級アミン及び水酸基)に対し、当
量比で0.005〜0.1の範囲であることを特徴とす
る湿気硬化型ウレタン組成物、好ましくは化合物(B)
が、オキシエチレン鎖を有し、末端にイソシアネート基
を2個以上有するウレタンプレポリマー(b1)とN−
2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジンとを反応させて
得られる末端にオキサゾリジン基を2個以上有するウレ
タンプレポリマーであること、化合物(A)のイソシア
ネート基と、化合物(B)のオキサゾリジン環を加水分
解することにより生成する活性水素H(1級アミン及び
水酸基)との比が、当量比で−NCO/−H=0.4〜
4.0のであること、酸性物質(C)が、無機酸、有機
酸およびそれらの無水物、エステル化物(オルトギ酸エ
ステル、有機珪酸エステルを除く)、酸性塩の群から選
ばれた1種または2種以上からなること、酸性物質
(C)が、燐酸、酸性燐酸エステル、サリチル酸、燐酸
塩または無水フタル酸から選択される1種以上であるこ
と、好ましくはオキシエチレン鎖の含有量が(A)成分
と(B)成分の合計量に対して6重量%未満であるこ
と、該湿気硬化型ウレタン組成物からなるコーテイング
材を提供するものである。
【0012】以下に本発明を更に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】本発明に使用される末端にイソシアネート
基を2個以上有するウレタンプレポリマー(A)及び化
合物(B)の原料として使用される末端にイソシアネー
ト基を2個以上有する化合物(b1)は、いずれもイソシ
アネート基を2個以上有する化合物であり、有機ポリイ
ソシアネートそのもの、もしくは有機ポリイソシアネー
トとポリオールとをイソシアネート過剰のもとで常法に
より調製されるウレタンプレポリマーである。
【0015】有機ポリイソシアネートとしては、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、一部
をカルボジイミド化されたジフェニルメタンジイソシア
ネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネー
ト、トリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシア
ネート、フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、シクロ
ヘキサンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート
1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
【0016】本発明に使用されるポリオールとは、ポリ
エーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他
のポリオール及びこれらの混合ポリオールである。例え
ば、複合金属シアン化合物錯体を触媒として製造された
ポリオールも含まれる。
【0017】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、グルコース、ソルビトール、シュー
クローズ等の多価アルコールの1種又は2種以上にプロ
ピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、スチレンオキサイド等の1種又は2種以上を付
加して得られるポリオール及びポリオキシテトラメチレ
ンポリオール等が挙げられる。
【0018】ポリエステルポリオールとしては、例えば
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパンあるいはその他の低分子ポリオールの1種又は2
種以上とグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ダイ
マー酸、水添ダイマー酸あるいはその他の低分子ジカル
ボン酸やオリゴマー酸の1種又は2種以上との縮合重合
体及びプロピオラクトン、カプロラクトン、バレロラク
トン等の開環重合体等が挙げられる。
【0019】その他のポリオールとしては、例えばポリ
カーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、
水素添加されたポリブタジエンポリオール、アクリルポ
リオール等が挙げられる。又、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、
ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールグリセ
リン、トリメチロールプロパン、グルコース、ソルビト
ール、シュークロース等の低分子ポリオールも挙げられ
る。
【0020】(A)成分のポリオールは、好ましくは数
平均分子量500〜16000で、好ましくはオキシエ
チレン鎖を含まないポリエーテルポリオールである。さ
らに好ましくは、ポリエーテルジオール及び/又はポリ
エーテルトリオールである。(A)成分にオキシエチレ
ン鎖を含むポリオールを使用する場合、(B)成分のオ
キシエチレン鎖量を計算して、組成物のオキシエチレン
鎖の含有量が(A)成分と(B)成分の合計量に対して
6重量%未満であることが好ましい。
【0021】ウレタンプレポリマー(A)の末端イソシ
アネート基数は、好ましくは2以上、より好ましくは2
〜3である。更にイソシアネートとポリオールとのNC
O/OH比は好ましくは1.4以上、更に好ましくは
1.4〜5.0である。残存NCO%は、好ましくは1
〜20重量%である。
【0022】分子中に2個以上のオキサゾリジン環を有
する化合物(B)は、2個以上のイソシアネート基を有
する化合物(b1)とオキサゾリジン化合物(b2)と
を反応してなるものである。
【0023】化合物(B)がイソシアネート化合物とし
てウレタンプレポリマーを(b1)として用いる場合
は、好ましくは数平均分子量500〜8000のもので
ある。分子量が、500未満の場合、下地追従性に問題
があるし、分子量が8000を越える場合、硬化速度が
低下するという問題がある。また、ウレタンプレポリマ
ー(b1)の末端の平均NCO基数は2.0〜2.6が
好ましい。
【0024】2.0未満であれば硬化性が低下する傾向
があるし、2.6を越えると下地追従性が低下する傾向
がある。更にイソシアネートとポリオールとのNCO/
OH比は好ましくは1.6以上、更に好ましくは1.8
〜4.0である。残存NCO%は、好ましくは1〜15
重量%である。
【0025】又、ウレタンプレポリマー(b1)とN−
2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b2)との反
応比は、NCO/0H=0.98〜1.4が好ましく、
更に好ましくは1.02〜1.15が好ましい。NCO
/0H=0.98未満ではN−2−ヒドロキシアルキル
オキサゾリジンが未反応のまま残存する傾向があり、貯
蔵安定性に悪影響を与える。NCO/0H=1.4を越
えると分子中に1個のオキサゾリジン基を持つプレポリ
マーが増大し、硬化速度の低下と粘度の上昇の問題があ
る。
【0026】化合物(B)の合成に用いられるN−2−
ヒドロキシアルキルオキサゾリジンは、1,2級アミノ
基と2ーヒドロキシエチル基を持つアルカノールアミン
類とアルデヒドもしくはケトン類の脱水反応により合成
される。アルカノールアミン類としては、エタノールア
ミン、ジエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、イソブタノールアミン、ジ
イソブタノールアミン、ヒドロキシエチルアミノメチル
アルコールであり、エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、キシリレンジアミン、ジシクロヘキシルジアミ
ン、イソホロンジアミン、イソプロピリデンビス(アミ
ノシクロヘキサン)、メチレンビス(アミノシクロヘキ
サン)、ポリメチレンポリアミン、ジアミノトルエン、
フェニレンジアミンなどの1級アミノ基に2−ヒドロキ
シエチル基が置換された2級アミノ−2−ヒドロキシル
基を有する化合物である。
【0027】アルデヒドもしくはケトン類としては、ブ
チルアルデヒド、トリメチルアセトアルデヒド、トリエ
チルアセトアルデヒド、バレロアルデヒド、フルフラー
ル、ベンズアルデヒド、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン、トリメチルシクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、アニスアルデヒド、ヘキサナール、オクタナール、
デカナール、シトラールなどが挙げられる。
【0028】ウレタンプレポリマー(A)と化合物
(B)の配合比は、プレポリマー(A)のNCO基と化
合物(B)が水で開環して発生する活性水素基との比が
0.4〜4.0の範囲が好ましい。より好ましくは、
0.5〜2.0である。4.0より大であれば炭酸ガス
の発生により塗膜に膨れが発生し易くかつ硬化が遅くな
り、0.4未満であれば塗膜の弾性が低下し、十分な塗
膜強度の発現が困難になる。この様な点を考慮すると
(A)と(B)の混合比は重量比で27:1〜1:16
の範囲が好ましい。
【0029】本発明に使用される酸性物質(C)(オル
トギ酸エステル、有機珪酸エステルを除く)は、水溶液
中の酸解離指数pKaにおいて1.0〜4.0の範囲で
ある。酸性物質(C)の水溶液中の酸解離指数pKaが
4.0より大きい場合には、化合物(B)のオキサゾリ
ジン環の加水分解が実用的速度で起こらないため湿気硬
化速度が遅く、また硬化物中に発泡が生じる。酸性物質
(C)の水溶液中の酸解離指数pKaが1.0より小さ
い場合には、オキサゾリジン環の加水分解により生成し
たアミノ基と安定な塩の形成が起こり、イソシアネート
との反応が進行せず、結果として湿気硬化速度が遅く、
硬化物の物性が著しく損なわれる。
【0030】ここで酸解離指数pKaとは、酸強度を示
す指数であり、この値が低いほど酸強度が大きいことを
示している。尚、水溶液中の酸解離指数pKaの値は、
『日本化学会編 化学便覧基礎編 改訂4版 II−3
16〜321』等の文献値を参考にできる。
【0031】この様な酸性物質(C)としては具体的に
は、無機酸、有機酸およびそれらの無水物、エステル
(オルトギ酸エステル、有機珪酸エステルを除く)、酸
性塩類の群から選ばれる1種又は2種以上が使用でき、
例えば、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸、珪酸、アルミン酸、
過塩素酸、蟻酸、プロピオン酸、カプロン酸、シュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、フタル酸、安
息香酸、サリチル酸、アントラニル酸、オクタン酸な
ど、またはそれらの無水物、エステル類(オルトギ酸エ
ステル、有機珪酸エステルを除く)、酸性塩類などが挙
げられる。
【0032】これらのなかでも特に水溶液中の酸解離指
数pKaが、2.0〜3.0のものが硬化促進効果上顕
著である点から、好ましくは、燐酸、珪酸、クロロ酢
酸、フタル酸、サリチル酸、アントラニル酸など、また
はそれらの無水物、エステル類(オルトギ酸エステル、
有機珪酸エステルを除く)、酸性塩類等が挙げられる。
【0033】特にこれらの酸類のうち、酸性リン酸エス
テル、サリチル酸、が特に本発明の効果が顕著になり好
ましい。
【0034】酸性物質(C)の使用量は、所望される硬
化時間によって任意に調整されるが、通常、酸性物質
(C)の酸の当量が化合物(B)の活性水素当量に対し
て0.005〜0.1の範囲である。0.005以下で
あると硬化速度が非常に遅く、0.1以上では硬化物性
に関し、JIS−A6021記載の加熱処理における伸
び時の劣化が大きくなる。
【0035】本発明の組成物は、必要に応じて溶剤、少
量のプロセスオイル、可塑剤、揺変材、体質顔料、耐侯
性の維持、向上のための紫外線防止材、安定剤等各種添
加剤が加えられ、これら混合物が均一に混合でき、且つ
保存性が確保できるのに十分なる混合、混練装置により
製造する事ができる。
【0036】溶剤類としては、トルエン、キシレン、タ
ーペン、酢酸エチル等の通常のウレタン用溶剤が使用で
きる。プロセスオイルとしては石油精製で得られる通常
の高沸点オイル等が使用できる。
【0037】可塑剤は、ジオクチルフタレート、ジウン
デシルフタレート、ジブチルフタレート、ジノニルフタ
レート、ジウンデシルフタレート等一般的な可塑剤が使
用できる。体質顔料は、カーボンブラック、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、シリカ、酸化チタン等があげら
れる。
【0038】揺変剤は、表面処理炭酸カルシウム、ポリ
塩化ビニルパウダー、微粉末シリカ、ベントナイト等が
あげられる。このほか本発明のウレタン樹脂組成物には
石油系高沸点芳香族系留分,石油樹脂等を混合しても良
い。
【0039】本発明の湿気硬化性ポリウレタン組成物
は、主にコーティング材として用いられる。本発明のコ
ーティング材とは、具体例としては壁材、防水材、床
材、塗料等で、土木建築用材料である。この他に車両用
等のシーリング材、或いは接着剤等の種々の用途に適用
することができる。特に本発明の湿気硬化性ポリウレタ
ン組成物に充填剤を配合することにより、防水信頼性の
極めて優れたコーティング材とすることができる。
【0040】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明は実施例のみに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部を示す。
【0041】(ウレタンプレポリマーの作製例1)平均
分子量3000のポリエチレンプロピレンエーテルジオ
ール(エチレンオキサイド含有量約10%)600g、
平均分子量5000のポリエチレンプロピレンエーテル
トリオール(エチレンオキサイド含有量約10%)40
0gに2,4ートリレンジイソシアネート147.6
g、すなわちNCO/OHの当量比2.65にて窒素気
流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が3.87%のウレタンプレポリマー
(P−1)を得た。
【0042】(ウレタンプレポリマーの作製例2)平均
分子量3000のポリプロピレンエーテルジオール60
0g、平均分子量5000のポリプロピレンエーテルト
リオール400gに2,4ートリレンジイソシアネート
147.6g、すなわちNCO/OHの当量比2.65
にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌
しながら反応させNCO%が3.87%のウレタンプレ
ポリマー(P−2)を得た。
【0043】(ウレタンプレポリマーの作製例3)平均
分子量3000のポリプロピレンエーテルジオール46
2g、平均分子量3000のポリエチレンプロピレンエ
ーテルジオール(エチレンオキサイド含有量約10%)
138g、平均分子量5000のポリプロピレンエーテ
ルトリオール308g、平均分子量5000のポリエチ
レンプロピレンエーテルトリオール(エチレンオキサイ
ド含有量約10%)92gに2,4ートリレンジイソシ
アネート147.6g、すなわちNCO/OHの当量比
2.65にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ
中で攪拌しながら反応させNCO%が3.87%のウレ
タンプレポリマー(P−3)を得た。
【0044】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
1)ウレタンプレポリマー(P−1)729gと2ーイ
ソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリ
ジン97.2g、すなわちNCO/OHの当量比1.1
にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌
しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物(O
XZ−1)を得た。本組成物のGPCを測定した結果、
残存している2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチ
ル)1,3オキサゾリジンの含有率は1%以下であるこ
とを確認した。
【0045】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
2)ウレタンプレポリマー(P−1)444.7g及び
ウレタンプレポリマー(P−2)284.3gと2ーイ
ソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリ
ジン97.2g、すなわちNCO/OHの当量比1.1
にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌
しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物(O
XZ−2)を得た。本組成物のGPCを測定した結果、
残存している2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチ
ル)1,3オキサゾリジンの含有率は1%以下であるこ
とを確認した。
【0046】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
3)ウレタンプレポリマー(P−1)304g及びウレ
タンプレポリマー(P−2)425gと2ーイソプロピ
ル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリジン9
7.2g、すなわちNCO/OHの当量比1.1にて窒
素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌しなが
ら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物(OXZ−
3)を得た。本組成物のGPCを測定した結果、残存し
ている2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,
3オキサゾリジンの含有率は1%以下であることを確認
した。
【0047】(ウレタンオキサゾリジン化合物の作製例
4)ウレタンプレポリマー(P−2)729gと2ーイ
ソプロピル3(2ヒドロキシエチル)1,3オキサゾリ
ジン97.2g、すなわちNCO/OHの当量比1.1
にて窒素気流下で60℃にて48時間フラスコ中で攪拌
しながら反応させ、ウレタンオキサゾリジン化合物(O
XZ−4)を得た。本組成物のGPCを測定した結果、
残存している2ーイソプロピル3(2ヒドロキシエチ
ル)1,3オキサゾリジンの含有率は1%以下であるこ
とを確認した。
【0048】[コンパウンドの配合]次に密閉型プラネ
タリーミキサー中に150℃で2時間乾燥し、水分を
0.05%以下に調整した炭酸カルシウム(日東粉化製
NS−200)、120℃で3時間乾燥し、水分を0.
1%以下に調整した脂肪酸処理炭酸カルシウム(白石カ
ルシウム製ハクエンカCCR)、ウレタンプレポリマ
ー、ウレタンオキサゾリジン化合物、キシレン、ジオク
チルフタレート(以下DOPと略)、パラトルエンスル
フォニルイソシアネート(以下PTSIと略)、及び各
種酸をそれぞれ所定量加え均一に混合した後、8kPa
の減圧下で脱泡して湿気硬化型ウレタンコンパウンドを
得た。尚、樹脂中のエチレンオキサイド(EO)含有量
は2.0%一定とした。
【0049】[試験方法] (タックフリータイム)JIS−A5758に準拠。
【0050】(発泡性試験)発泡性は四方を枠で囲った
スレート板(30*30cm)上に厚さ2mmの割合で
試料を流し、70℃×50%の条件下で硬化させた後、
塗膜表面のフクレ、ピンホールの有無を観察した。フク
レ、ピンホールの無いものは○、フクレ、ピンホールが
有るものは×とした。
【0051】(加熱処理における伸び時の劣化試験)
JIS−A6021に準拠。
【0052】
【表1】[配合条件及び試験結果] 注)NCO/(H):NCO基とオキサゾリジン基が開環して発生する活性水素 (1級アミン+水酸基)との当量比を示す。 1);酸性燐酸エステル(イソプロピルアシッドフォスフェート) 2);ウレタンオキサゾリジンプレポリマー
【0053】
【表2】 注)NCO/(H):NCO基とオキサゾリジン基が開環して
発生する活性水素(1級アミン+水酸基)との当量比を
示す。
【0054】1);酸性燐酸エステル(イソプロピルア
シッドフォスフェート) 2);ウレタンオキサゾリジンプレポリマー 3);ウレタンプレポリマー *);テトラエチル-2,2'-(1,4-ヒ゜ヘ゜ラシ゛ンシ゛ル)ヒ゛ス(1-クロロヘキサン-
1,3-シ゛フ゜ロヒ゜オネート) 特開平7−289989号公報記載の脂環系エナミン化
合物。
【0055】
【発明の効果】本発明は高温高湿下でも炭酸ガスによる
塗膜のフクレがなく、更に硬化性が著しく良好でかつ加
熱処理における伸び時の劣化、耐熱劣化性に優れる湿気
硬化性ポリウレタン樹脂組成物及び本組成を用いたコー
ティング材を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/8732 C09D 175/04 - 175/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)末端にイソシアネート基を2個以
    上有するウレタンプレポリマーと、(B)分子中に2個
    以上のオキサゾリジン環を有する化合物、(C)酸解離
    指数pKaが、1.0〜4.0の酸性物質(オルトギ酸
    エステル、有機珪酸エステルを除く)とを必須成分と
    し、酸性物質(C)の酸が化合物(B)のオキサゾリジ
    ン環を加水分解することにより生成する活性水素H(1
    級アミン及び水酸基)に対し、当量比で0.005〜
    0.1の範囲であることを特徴とする湿気硬化型ウレタ
    ン組成物。
  2. 【請求項2】 化合物(B)が、末端にイソシアネート
    基を2個以上有するウレタンプレポリマー(b1)とN
    −2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b2)とを
    反応させて得られる末端にオキサゾリジン基を2個以上
    有するウレタンプレポリマーであることを特徴とする請
    求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  3. 【請求項3】 ウレタンプレポリマー(b1)が、オキ
    シエチレン鎖を有するものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  4. 【請求項4】 酸性物質(C)が、無機酸、有機酸およ
    びそれらの無水物、エステル化物(オルトギ酸エステ
    ル、有機珪酸エステルを除く)、酸性塩の群から選ばれ
    た1種または2種以上からなることを特徴とする請求項
    1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
  5. 【請求項5】 酸性物質(C)が、燐酸、酸性燐酸エス
    テル、サリチル酸、燐酸塩または無水フタル酸から選択
    される1種以上であることを特徴とする請求項1記載の
    湿気硬化型ウレタン組成物。
  6. 【請求項6】 化合物(A)のイソシアネート基と、化
    合物(B)のオキサゾリジン環を加水分解することによ
    り生成する活性水素H(1級アミン及び水酸基)との比
    が、当量比で−NCO/−H=0.4〜4.0のである
    ことを特徴とする請求項1及び2記載の湿気硬化型ウレ
    タン組成物。
  7. 【請求項7】 オキシエチレン鎖の含有量が(A)成分
    と(B)成分の合計量に対して6重量%未満であること
    を特徴とする請求項1または2記載の湿気硬化性ウレタ
    ン組成物。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかの湿気硬化型ウ
    レタン組成物からなることを特徴とするコーテイング
    材。
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