JP3304910B2 - パネル中間部またはコーナー部に配置される壁面パネル用連結装置およびその連結方法 - Google Patents

パネル中間部またはコーナー部に配置される壁面パネル用連結装置およびその連結方法

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JP3304910B2
JP3304910B2 JP06978399A JP6978399A JP3304910B2 JP 3304910 B2 JP3304910 B2 JP 3304910B2 JP 06978399 A JP06978399 A JP 06978399A JP 6978399 A JP6978399 A JP 6978399A JP 3304910 B2 JP3304910 B2 JP 3304910B2
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宣男 野口
敏行 福澤
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積水ホームテクノ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面パネルを多く
は同一平面内で直列的に連結するため、あるいはコーナ
ー部で直交する2面を連結するための壁面パネル用連結
装置およびその連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばユニットバス等においては、四
周を囲む内壁面には、鋼板または硬質プラスチックなど
からなる表面板70の裏側に石膏ボード71などを裏打
ちした壁面パネルが使用されている。
【0003】従来より、前記壁面パネル同士を連結する
に当たっては、たとえば図21または図22に示される
連結構造が採用されていた。図21に示される前者の連
結部構造は、壁面パネルP、P同士を同一平面内で直列
的に連結する場合の継手構造であり、同図に示されるよ
うに、壁面パネルPは表面板70のみを側方に突出させ
るとともに、その側縁をL字状に屈曲させ、かつこの屈
曲片をさらに三角形状に折り曲げて継手70aを形成す
る一方、連結装置は、押出し成形加工により製造された
長手通しのスタッドベース50と、断面略溝型形状であ
って長手通しの中間スタッド51との間に、長手方向に
所定の間隔を空けて断面コ字状のピース状バネ部材52
を介在させながら前記3者を固定ネジ53,53…によ
って固定し、前記ピース状バネ部材52の配設位置に相
応する中間スタッド51の位置に前記固定ネジ52を保
持するためナットサート54を固定するとともに、外面
側からバネ押えボルト55、55を螺入した構造とし、
連結に当たっては、前記バネ押えボルト55を螺退させ
ピース状バネ部材52の開口を拡げた状態としておき、
壁面パネルPの継手70a、70aを前記開口内に挿入
した後、前記バネ押えボルト55,55を螺進させ前記
ピース状バネ部材52の開口を閉じて前記壁面パネルP
を固定するものである。
【0004】一方、図22に示される後者の連結部構造
は、コーナー部において、直交する2壁面を連結する場
合の連結構造であり、基本的には前記中間部連結構造と
同様の原理に基づく構造が採用されている。同一機能の
ものに同符号を付しながら説明すると、表面板70の継
手70aが当接する直交2面を有するスタッドベース5
0と、コーナースタッド51との間に、ピース状バネ部
材52,52…を介在させながら固定ネジ53,53…
により前記3者を固定し、ナットサート54を通して螺
入されたバネ押えボルト55によって前記ピース状バネ
部材52を押さえ込み、継手70a、70aを狭み付け
るようにして固定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に係るパネル連結構造の場合には、中間スタッドま
たはコーナースタッド(51)に対しナットサート54
を固定する加工手間が必要になるとともに、スタッドベ
ース50と中間スタッドまたはコーナースタッド(5
1)とを固定ネジ53によって固定する際、両者の間に
ピース状バネ部材52を介在させる必要があるため、製
作および組立に際しての手間が大きいなどの問題や、中
間スタッドやコーナースタッドの他に、別途、ピース状
バネ部材、ナットサート等を必要とし、連結に要する部
品数が多くなるため、製作コストが高くなるなどの問題
があった。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、壁面パネル
の連結のために必要な部品数を少なくするとともに、加
工手間を少なくして製作コストの低廉化を図ると同時
に、連結作業の省力化を図るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し得る、
本発明に係るパネル中間部壁面パネル用連結装置は、壁
面パネル連結部の裏側に配設されるスタッドベースと、
断面略溝型形状を成し、前記スタッドベースを囲繞して
配置されるとともに、その背面板部において前記スタッ
ドベースと一体的に連結され、かつ両側辺の先端部に夫
々、壁面パネルの側縁に形成された継手を押え付ける継
手押えを備えてなる中間スタッドと、この中間スタッド
の両側面において中間スタッドの側辺を貫いて前記スタ
ッドベースに螺入される側辺押えネジとからなり、前記
側辺押えネジの螺入によって前記継手押えを傾動させ、
壁面パネルに形成された前記継手を押圧保持するように
したことを特徴とするものである。
【0008】上記本発明においては、中間スタッドの両
側辺先端部に継手押えを形成し、かつ中間スタッドの側
辺を側辺押えネジによって傾動動作させ、壁面パネルの
継手を固定するようにしているため、従来例における
「ピース状バネ部材」を無くすことが可能となってい
る。また、前記側辺押えネジを直接スタッドベースに対
して螺入させるようにしているため、従来例における
「ナットサート」を省略することが可能となっている。
【0009】上記発明において、スタッドベースとして
は種々の構造のものを採用することができる。第1に
は、断面形状が中空凸形状を成し、背面および両側部に
それぞれネジ呑込み部を備え、その背面側において中間
スタッドの背面板を貫いて前記スタッドベースに螺入さ
れる固定ネジによって該中間スタッドが前記スタッドベ
ースに対し固定されている構造、第2には前記側辺押え
ネジが螺入される板部と、この板部の後部側に相対的に
幅厚のネジ呑込み部を備え、中間スタッドの背面板を貫
いてスタッドベースの前記ネジ呑込み部に螺入される固
定ネジによって該中間スタッドが前記スタッドベースに
固定されている構造、第3には板部と、この板部の後部
側に断面U字状部を備え、一方中間スタッドは背面板の
中間に部材長手方向に沿って内方に突出する突条片が形
成され、この突条片を前記スタッドベースの断面U字状
部に挿入して両者を一体化するとともに、中間スタッド
の両側辺より螺入される側辺押えネジを前記断面U字状
部に対して螺入させてある構造とすることができる。上
記第1〜第3構造に係るスタッドベース構造は、いずれ
もスタッドベース断面積の縮小化により製作コストの低
廉化に資するためのものである。
【0010】次いで、前記課題を解決し得る、本発明に
係るパネルコーナー部壁面パネル用連結装置は、連結板
部を境に線対称位置にそれぞれ、閉合しない中空の端部
スタッドを一体的に備えるとともに、両端部スタッドの
端縁部に夫々継手押えを形成してあるコーナースタッド
をパネルコーナー部に配置し、このコーナースタッドの
部材長手方向の適宜の位置に形成された所定形状の開口
位置において、この開口に対して嵌合装着される継手受
けブロックと、断面略コ字状を成し、両側辺が前記開口
より挿入され、コーナースタッドの継手押えに対して掛
止される継手押え固定金物と、この継手押え固定金物の
裏側に挿入されるネジ板と、前記継手押え固定金物を貫
いて前記ネジ板に螺入され、ネジ先端が前記継手受けブ
ロックの背面に当接する引込みネジとからなる連結用金
物を設けたことを特徴とするものである。
【0011】この場合において、前記ネジ板を省略し、
前記継手押え固定金物に直接またはバーリング加工によ
ってネジ孔を形成し、あるいはナット溶接により引込み
ネジの螺着ネジ孔を形成することもできるし、または前
記継手受けブロックを無くし、引込みネジのネジ部を長
くしてその先端をコーナースタッドの連結板部に直接当
接させた構造とすることもできる。
【0012】上記発明の場合には、ピース状バネ部材お
よびバネ押えボルトはもとより、スタッドベース自体を
無くすことが可能となる。すなわち、特殊形状のコーナ
ースタッドを用い、かつ所定位置において、連動的に動
作する継手受けブロックと継手押え固定金物とにより、
壁面パネル継手を受け支持すると同時に、コーナースタ
ッドの継手押えを押え込み固定するようにしたため、従
来のものよりもはるかに製作コストが安価で済むように
なるとともに、連結作業も容易となる。
【0013】また、第2のコーナー部壁面パネル用連結
装置は、連結板部を境に線対称位置にそれぞれ、閉合し
ない中空の端部スタッドを一体的に備えるとともに、両
端部スタッドの端縁部に夫々継手押えを形成してあるコ
ーナースタッドをパネルコーナー部に配置し、このコー
ナースタッドの部材長手方向の適宜の位置に形成された
所定形状の開口位置において、端部スタッドの壁面を跨
いで内側に配設されるとともに、壁面パネルの側縁に形
成された継手を受け支持する継手受け部材と、端部スタ
ッドの壁面を跨いで外側に配置されるとともに、端部ス
タッドに形成された開口より挿入された部材の先端が前
記コーナースタッドの継手押えに対して当接状態で係止
する継手押え固定部材と、前記継手受け部材と前記継手
押え固定部材とを共に貫いて端部スタッドに螺設された
固定ネジとからなる連結用金物を設けたことを特徴とす
るものである。
【0014】また、第3のコーナー部壁面パネル用連結
装置は、連結板部を境に線対称位置にそれぞれ、閉合し
ない中空の端部スタッドを一体的に備えるとともに、両
端部スタッドの端縁部に夫々継手押えを形成してあるコ
ーナースタッドをパネルコーナー部に配置し、このコー
ナースタッドの部材長手方向の適宜の位置に形成された
所定形状の開口位置において、少なくとも壁面パネルの
側縁に形成された継手を受け支持する継手受け部を前記
開口から端部スタッドの内部に挿入させて配置される継
手受け部材と、端部スタッドの外側から前記継手受け部
材に螺入された側辺押えネジとを配設し、前記側辺押え
ネジの螺入によって前記継手押えを傾動させ、壁面パネ
ルに形成された前記継手を押圧保持するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0015】さらに、第4のコーナー部壁面パネル用連
結装置は、パネルコーナー連結部の裏側に配設されると
ともに、コーナー2壁面に対して直交する面を両側面と
する中空のスタッドベースと、断面略溝型形状を成し、
前記スタッドベースを囲繞して配置されるとともに、そ
の背面板部において前記スタッドベースと一体的に連結
され、かつ両側辺の先端部に夫々、壁面パネルの側縁に
形成された継手を押え付ける継手押えを備えてなるコー
ナースタッドと、このコーナースタッドの両側面におい
てコーナースタッドの側辺を貫いて前記スタッドベース
に螺入される側辺押えネジとからなり、前記側辺押えネ
ジの螺入によって前記継手押えを傾動させ、壁面パネル
に形成された前記継手を押圧保持するようにしたことを
特徴とするものである。
【0016】一方、前記中間部壁面パネル用連結装置を
用いた連結方法は、前記壁面パネル用連結装置を連結部
に配置し、壁面パネルの連結前の状態時に、前記側辺押
えネジを螺退させ、前記中間/コーナースタッドの前面
側開口を拡口または拡口可能としておき、壁面パネルの
側端縁に形成された継手を前記前面側開口に挿入した
後、前記側辺押えネジを螺進させることにより中間/コ
ーナースタッドの両側辺を内側に傾動させるとともに、
前記壁面パネルの継手を押え付け、固定することを特徴
とするものである。
【0017】他方、前記コーナー部壁面パネル用連結装
置を用いた連結方法は、前記壁面パネル用連結装置をコ
ーナー連結部に配置し、壁面パネルの連結前の状態時
に、前記引込みネジを螺退させ、少なくとも継手押え固
定金物を遊び状態としておき、壁面パネルの側端縁に形
成された継手を前記端部コーナースタッドの開口に挿入
した後、前記引込みネジを螺進させることにより継手押
え金物を背面側に引込み、端部スタッドに形成された継
手押えを固定支持することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1はユニットバスU
Bの平面図であり、全周を囲む外装函体1の内壁面に
は、内装パネル4,4…および扉または洗面具置き場等
の付属ユニットパネル5A〜5Cなどが、各壁面の中間
位置では中間部連結装置2,2…により、またコーナー
部ではコーナー部連結装置3,3…により相互に連結さ
れている。以下、中間部連結装置2とコーナー部連結装
置3とに分けて詳述する。
【0019】〔中間部連結装置〕以下、前記中間部連結
装置2について、図2〜図6に基づいて詳述する。図2
に示される第1例において、内装パネル4は、鋼板また
は硬質プラスチックなどからなる表面板10の裏側に石
膏ボード11などを裏打ちしたパネルであり、前記表面
板10の側縁は、石膏ボード11の側端よりもさらに外
方に突出され、その先端部が内側に向けてL字状に屈曲
され、かつこの屈曲片10aの先端部を三角形状に折り
曲げて継手Tが形成されている。
【0020】前記内装パネル4,4…は、主に断面形状
が略中空凸形状のスタッドベース12と、断面略溝型形
状の中間スタッド13と、この中間スタッド13の背面
側より孔を貫いて前記スタッドベース12に螺入される
固定ネジ15と、前記中間スタッド13の両側面より孔
を貫いて前記スタッドベース12に螺入される側辺押え
ネジ16A,16Bとから構成される連結装置2によっ
て相互に連結されている。
【0021】以下、具体的に詳述すると、前記スタッド
ベース12は、押出し成形によって製作された長手通し
の部材であり、断面略中空凸状部を本体12aとして、
その両側面および背面の3面にそれぞれネジ呑込み部1
2b〜12dを一体的に備えるとともに、前面には外方
に突出するとともに、部材長手方向に連続する突条片1
2eが形成されている。また、前記ネジ呑込み部12b
〜12dのそれぞれには、長手方向に所定の間隔で前記
固定ネジ15および側辺押えネジ16A、16Bが螺入
される雌ネジ孔12f〜12hが対応して形成されてい
る。
【0022】前記中間スタッド13は、薄板を用いて断
面略溝型形状に成形加工された長手通しの部材であり、
背面板13aの両端より略直交方向に延在する両側辺1
3b、13cは、折曲げ角度が90度よりもやや大きく
なるように曲げ加工されており、これら両側辺13b、
13cの先端部には略U字状の継手押え13d、13d
が形成されている。
【0023】組立に当たっては、前記スタッドベース1
2の背面側に中間スタッド13の背面板13aを当て、
スタッドベース12のネジ呑込み部12fに固定ネジ1
5を螺入することによって該中間スタッド13が前記ス
タッドベース12に対し固定される。また、中間スタッ
ド13の側方からは、側辺押えネジ16A、16Bを中
間スタッド13の孔を貫いてスタッドベース12のネジ
呑込み部12g,12hに対して螺入させる。内装パネ
ル4,4の連結前の状態では、前記側辺押えネジ16
A、16Bは螺退させておき、中間スタッド13の側辺
13b,13cを拡口した状態または拡口可能な状態と
しておく。
【0024】前記内装パネル4,4の連結に当たって
は、内装パネル4,4の継手Tをスタッドベース12の
突条片12eと、中間スタッド13の継手押え13d,
13dとの間に挿入したならば、前記側辺押えネジ16
A,16Bを螺進させることによって、中間スタッド1
3の前記側辺13b、13cを内側に傾動動作させると
ともに、前記継手押え13d,13dによって内装パネ
ル4の継手Tを押え付けるようにして固定する。なお、
前記突条片12eの外面には、弾性シート材16が貼着
されており、内装パネル4,4の連結後に目地に対して
シール17が施工される。
【0025】以上、内装パネル4,4同士の連結構造に
ついて詳述したが、内装パネル4と内壁面に設備される
付属ユニットパネル5A〜5Cとの連結についても全く
同様の方法によって連結される。
【0026】次いで、図3および図4に示される第2例
は、前記第1例に係るスタッドベース12に代えて、コ
スト低減のために小断面のスタッドベース12Aを使用
するとともに、側辺押えネジ16A、16Bによる押え
込み力を確実なものとするために中間スタッド13の側
辺13b、13cに曲率を付け湾曲させたものである。
前記スタッドベース12Aは、側辺押えネジ16A、1
6Bが螺設される板部12iと、固定ネジ5が螺設され
るやや肉厚の中空板部12jと、前面側に形成された突
条片12eとから構成されるもので、図4に示されるよ
うに、前記側辺押えネジ16A、16Bは、前記板部1
2iに対して高さ方向に互い違いで螺設される。また、
前記のように、側辺12b,12cに湾曲させること
で、内装パネル4の継手Tを押え付けた状態で開口方向
への変形が起こりずらくなり、継手Tの押さえ込みがよ
り確実なものとなる。
【0027】図5および図6に示される第3例は、さら
に断面積を縮小したスタッドベース12Bを使用すると
ともに、スタッドベース12Bと中間スタッド13とを
固定するための固定ネジ15までも省略した構造とした
ものである。図5に示されるように、スタッドベース1
2Bは、板部12iより後部側に一体的に延在してU字
状部12kを備え、一方、中間スタッド13側において
は、背面板13aの中央部に背面板13aの折り畳み成
形加工により内側に突出する突条片13eを形成し、こ
の突条片13eを前記スタッドベース12BのU字状部
12kに対して圧入し、両者を一体化する。なお、前記
中間スタッド13の継手押え13dの形状は、前記第1
例および第2例のものとは形状を異にするが、機能は全
く同様である。
【0028】そして、前記側辺押えネジ16A、16B
を、板部12iに対して螺入させるのではなく、図示の
ように、スタッドベース12Bと中間スタッド13との
連結を兼ねるU字状部12kに対して螺入させることに
より、両者を確実に連結するようにしたものである。な
お、前記側辺押えネジ16A、16Bの高さ方向の配置
は、図6に示されるように、高さ方向に沿って互い違い
で配置する。
【0029】〔コーナー部連結装置〕次いで、ユニット
バスUBの隅部において、直交する内装パネル4,4を
連結する前記コーナー部連結装置3について、図7〜図
13に基づいて詳述する。
【0030】図7および図8に示される、第1例に係る
コーナー部連結装置3は、コーナースタッド17と、継
手押え固定金物18と、ネジ板19と、継手受けブロッ
ク20と、引込みネジ21とから構成される装置(符号
18〜21は総合して連結用金物という。)である。
【0031】前記コーナースタッド17は、一枚板の曲
げ加工により、コーナー部に位置する連結板部17Cを
境に、コーナー対角線Sに対し線対称の位置に閉合しな
い、中空の矩形状端部スタッド17Aおよび矩形状端部
スタッド17Bとを夫々一体的に形成した部材であり、
各矩形状端部スタッド17A、17Bの端縁部には、略
U字状の継手押え17a,17bが形成されている。ま
た、前記コーナースタッド17の部材長手方向には、所
定の間隔位置に前記連結板部17Cを跨いでその両側に
前記連結用金物18〜21設置のための開口17c、1
7dが夫々形成されている。
【0032】一方、連結用金物を構成する前記継手押え
固定金物18は、詳細には図8に示されるように、断面
略コ字状のピース状部材であり、両側辺18b,18c
の先端部には前記コーナースタッド17の継手押え17
a,17bに掛止される、U字状屈曲片18d,18e
が形成された部材であり、背面板18aの中央位置に通
孔18fが形成されている。
【0033】前記ネジ板19は、中央部に前記引込みネ
ジ21のネジ部が螺入されるネジ孔19aが形成された
部材であり、前記継手受けブロック20は、内装パネル
4の継手Tを受け支持するためのブロック体であり、前
面側斜め位置には前記矩形状端部スタッド17A、17
Bの開口17c,17dに対して嵌合される嵌合部20
a(20b)が夫々形成されている。この嵌合部20a
(20b)の外面形状は、内装パネル4の継手Tがきっ
ちりと係合支持されるように、継手Tの外面形状に沿っ
た形状となっている。
【0034】図7に示されるように、継手押え固定金物
18の内部に、ネジ板19および継手受けブロック20
を内装するとともに、引込みネジ21を前記継手押え固
定金物18の通孔18fに挿入し、ネジ板19のネジ孔
19aに対して螺入させた状態のまま前記継手押え固定
金物18の側辺18b,18cを開口17c,17dよ
り挿入し、先端のU字状屈曲片18d,18eを継手押
え17a,17bに対して掛止させる。
【0035】この状態時には、前記引込みネジ21は螺
退状態としておき、少なくとも前記継手押え固定金物1
8を遊び状態としておき、各内装パネル4,4の継手T
を継手受けブロック20と継手押え17a,17bとの
間に挿入し終えたならば、前記引込みネジ21を螺進さ
せることにより継手押え固定金物18を後退移動させ、
矩形状端部スタッド17A,17Bに形成された前記継
手押え17a,17bを堅固に固定支持する。ここまで
の作業が完了したならば、バックアップ材26の前側に
シール27を施工し、連結作業を完了する。
【0036】次いで、図9および図10に示される第2
例は、基本的に上記第1例の場合と同形状のコーナース
タッド17を用い、中間連結板部17Cの両側に形成さ
れる開口17c,17dの他、詳細には図10に示され
るように、矩形状端部スタッド17A,17Bに対し
て、それぞれ外遠側コーナー部に夫々、稜線に跨る開口
17f(17e)と、隣接する一側面に縦溝状の開口1
7h(17g)とを形成しておき、内装パネル4を連結
するための金物として、異形状に屈曲成形された継手受
け部材22と、へ字状に屈曲成形された継手押え固定部
材23と、中間に矩形状端部スタッド17A(17B)
の側壁およびスペーサ25を介して前記継手受け部材2
2と継手押え固定部材23とを連結固定する固定ネジ2
4とを用いた連結装置である。
【0037】前記継手受け部材22は、前記固定ネジ2
4のナットを兼用するネジ受け部22aと、これに直交
する中間板部22bと、先端に形成された継手受け部2
2cとからなり、一方前記継手押え固定部材23は、へ
字状の一方側辺に固定ネジ24が貫通されるネジ孔が設
けられ、他方側の辺が前記開口17h(17g)より内
部に挿入され、その先端がコーナースタッド17A,1
7Bの継手押え17a(17b)に対し掛止するように
なっている。
【0038】コーナースタッド17の長手方向の開口形
成位置において、開口17c(17d)より前記継手受
け部材22を挿入し、所定の位置に位置決めしたなら
ば、前記継手押え固定部材23が装着された固定ネジ2
4にスペーサ25を介在させながら、そのネジ部を前記
継手受け部材22のネジ孔に対し螺入させる。なお、こ
の状態では、各連結用金物22〜25は遊び状態として
おく。
【0039】内装パネル4の継手Tを前記継手受け部材
22の継手受け部22cと継手押え17a(17b)と
の間に挿入したならば、前記固定ネジ24を螺進させ、
継手押え固定金物23をきっちり固定して継手押え17
a,17bを押さえ付けるように固定支持するととも
に、前記継手受け部材22を堅固に支持し、内装パネル
4の継手Tをしっかりと受け支持するようにする。
【0040】次に、図11および図12に示される第3
例は、上記第2例の構造を簡略化したものである。すな
わち、前記継手受け部材22に代えて継手受けブロック
部材19を配設するとともに、矩形状端部スタッド17
A(17B)の外側から側壁を貫通し、前記継手受けブ
ロック部材9を実質的な座として螺入された側辺押えネ
ジ14とを配設し、内装パネルPの継手Tを継手押え1
7a,17bによって押圧保持するようにしたものであ
る。前記継手受けブロック部材19は、配置位置を固定
するために矩形状端部スタッド17A(17B)の側壁
外面に当接する当て板部19aと、パネル4に形成され
た継手Tを受け支持する継手受け部19bと、側辺押え
ネジ14側先端面を開口とするネジ孔19dが形成され
たブロック体19cとからなる部材であり、図12に示
されるように、矩形状スタッド17A(17B)の長手
方向の適所に形成された開口17iより前記ブロック体
19cを挿入させるとともに、対向側より側壁を貫いて
側辺押えネジ14を前記ブロック体19cに対して螺入
させる。次いで、この状態から前記側辺押えネジ14を
強引にねじ込むと、先端に継手押え17a(17b)が
形成された側壁辺が傾動し、内装パネル4の継手Tを前
記継手受けブロック19の継手受け部19bとによって
挟み込むように押圧保持する。
【0041】次いで、図13に示される第4例は、前記
第1例の変形例である。継手押え固定金物18の背面板
18aにバーリング加工により孔縁を一方側に突出させ
て孔壁を確保し、その内壁面にネジ溝を形成したもので
ある。前記バーリング加工に代えて、継手押え固定金物
18に引込みネジ螺設用のナットを溶接により固定する
ようにしてもよい。前記継手押え固定金物18の肉厚が
厚い場合には背面板18aに直接ネジ孔を形成するよう
にしてもよい。なお、継手受けブロック20について
は、第1例と形状を異にしているが機能は同一である。
【0042】図14に示される第5例は、さらに前記継
手受けブロック20を無くすために、引込みネジ21の
ネジ部を長くし、その先端をコーナースタッド17の連
結板部17Cに対して直接当接させるようにしたもので
ある。
【0043】図15に示される第6例は、中間部連結装
置2における構造原理をそのままコーナー部連結装置に
対して応用したものである。コーナー2壁面4,4に対
して直交する面を両側面とする中空のコーナー部スタッ
ドベース30と、断面略溝型形状のコーナースタッド3
1とをスタッドベース30の背面位置において固定ネジ
32により固定するようにし、コーナースタッド31の
側辺31a,31bを貫いて前記コーナー部スタッドベ
ース30に螺入される側辺押えネジ33A,33Bによ
って内装パネル4の継手Tを押さえ込むようにして固定
するものである。
【0044】図16〜図18に示される第7例は、側辺
押えネジ34と、継手受け部材35とを用いて直交する
コーナー部内装パネル4,4を連結するようにしたもの
である。矩形状端部スタッド17A、17Bには、図1
7に示されるように、連結板部17Cの両側に前記継手
受け部材35の支持部35bを挿入することのできる縦
長方形状の挿入孔17j、17jが部材長手方向に間隔
をおいて対で形成されているとともに、この挿入孔17
j、17jに隣接してネジ孔17k、17kおよびこの
ネジ孔17kの対向壁面位置にネジ孔17l、17lが
形成されている。
【0045】一方、前記継手受け部材35は、軽金属の
鋳造によって形成されたもので、図18にも示されるよ
うに、前記矩形状端部スタッド17A、17Bに形成さ
れた挿入孔17jよりも大きく形成されるとともに、ス
タッド外面に当接可能な略平板状の固定部35aと、前
記挿入孔17jを通して矩形状端部スタッド17A、1
7Bの内部に挿入可能な略L字状の継手受け部35b
と、固定部35aの外面側に設けられたボス35cとか
らなり、前記ボス35cの中央から裏面に貫通する雌ネ
ジ孔35dが形成されている。
【0046】内装パネル4,4の連結に当たっては、前
記継手受け部材35の継手受け部35bを矩形状端部ス
タッド17A、17Bの挿入孔17jを通して内部に挿
入するとともに、対面側壁面に形成されたネジ孔17l
側から側辺押えネジ34を挿入し、ネジ孔17kを通し
て継手受け部材35の雌ネジ孔35dに螺入させる。こ
の状態からさらにねじ込むと、先端に継手押え17a
(17b)が形成された側壁辺が傾動し、内装パネル4
の継手Tを前記継手受け部材35の継手受け部35bと
で挟み付けるように押圧保持する。
【0047】さらに図19および図20に示される第8
例は、前記鋳造製の継手受け部材35に代えて、鋼板を
折り曲げて成形した継手受け部材36を使用した例であ
る。コーナースタッド17の長手方向適所には、連結板
部17Cから矩形状端部スタッド17A、17Bに亘る
範囲に挿入孔17mが形成されているとともに、この挿
入孔17mに隣接してネジ孔17k、17kおよびこの
ネジ孔17kの対向壁面位置にネジ孔17l、17lが
形成されている。
【0048】一方、前記継手受け部材36は、矩形状端
部スタッド17A、17Bの外面に当接可能な固定部3
6aと、この固定部36aからU字状に折り返された継
手受け部36bと、この継手受け部36bから直角に折
り曲げられて、さらに所定長の後さらに直角に折り曲げ
られたL字状の当接部36cとからなり、前記固定部3
6aには雌ネジ孔36dが形成されているとともに、前
記当接部36cには屈曲部を含む範囲に亘って長孔36
eが形成されている。前記固定部36aはコーナースタ
ッド17に形成された挿入孔17mの開口高さよりも大
きくされ、また前記継手受け部36bには折り返し部分
にコーナースタッド17の厚さに相当する面状の隙間が
形成され周縁部に嵌め込むことが出来るようになってい
る。
【0049】内装パネル4、4の連結に当たっては、継
手受け部材36の当接部36cよりコーナースタッド1
7に形成された前記挿入孔17mに挿入するとともに、
継手受け部36bに形成された面状隙間を挿入孔17m
の周縁部に嵌め込み、対面側壁面に形成されたネジ孔1
7l側から側辺押えネジ34を挿入し、当接部36cに
形成された長孔36eおよびネジ孔17kを通して継手
受け部材36の雌ネジ孔36dに螺入させる。この状態
からさらにねじ込むと、先端に継手押え17a(17
b)が形成された側壁辺が傾動し、内装パネル4の継手
Tを前記継手受け部材36の継手受け部36bとで挟み
付けるように押圧保持する。
【0050】ところで、上記内装パネル4,4の連結、
引いてはユニットバスUBの組立に当たっては、工場で
予め組み立て終えた後、現場に搬入するようにしてもよ
いし、また現場において前記連結構造により内装パネル
4,4…を連結、組立するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、壁
面パネルの連結に際し、必要な部品数を少なくすること
ができるようになるとともに、加工手間を少なくして製
作コストの低廉化を図ると同時に、連結作業の省力化を
図り得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニットバスUBの平面図である。
【図2】中間部連結装置2の第1例を示す要部拡大断面
図である。
【図3】中間部連結装置2の第2例を示す要部拡大断面
図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視図である。
【図5】中間部連結装置2の第3例を示す要部拡大断面
図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】コーナー部連結装置3の第1例を示す要部拡大
断面図である。
【図8】その連結用金物を示す斜視図である。
【図9】コーナー部連結装置3の第2例を示す要部拡大
断面図である。
【図10】その連結用金物を示す斜視図である。
【図11】コーナー部連結装置3の第3例を示す要部拡
大断面図である。
【図12】その連結用金物を示す斜視図である。
【図13】コーナー部連結装置3の第4例を示す要部拡
大断面図である。
【図14】コーナー部連結装置3の第5例を示す要部拡
大断面図である。
【図15】コーナー部連結装置3の第6例を示す要部拡
大断面図である。
【図16】コーナー部連結装置3の第7例を示す要部拡
大断面図である。
【図17】その連結用金物を示す斜視図である。
【図18】継手受け部材35を裏面側から視た斜視図で
ある。
【図19】コーナー部連結装置3の第8例を示す要部拡
大断面図である。
【図20】その連結用金物を示す斜視図である。
【図21】従来の中間部連結装置を示す要部拡大断面図
である。
【図22】従来のコーナー部連結装置を示す要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1…外装函体、2…中間部連結装置、3…コーナー部連
結装置、4…内装パネル、5A〜5C…付属ユニットパ
ネル、10…表面板、11…石膏ボード、12…スタッ
ドベース、13…中間スタッド、13d…継手押え、1
4…側辺押えネジ、15…固定ネジ、16A・16B…
側辺押えネジ、17…コーナースタッド、17A・17
B…矩形状端部スタッド、18…継手押え固定金物、1
9…ネジ板、20…継手受けブロック、21…引込みネ
ジ、22…継手受け部材、23…継手押え固定部材、2
4…固定ネジ、25…スペーサ、30…コーナー部スタ
ッドベース、31…コーナースタッド、32…固定ネ
ジ、33A・33B・34…側辺押えネジ、35・36
…継手受け部材、35b・36b…継手受け部、T…継
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 勉 奈良市三条大路4−1−1 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 野口 宣男 東京都千代田区神田東松下町10番5 株 式会社明工東京営業所内 (72)発明者 福澤 敏行 東京都千代田区神田東松下町10番5 株 式会社明工東京営業所内 (72)発明者 國枝 智和 東京都千代田区神田東松下町10番5 株 式会社明工東京営業所内 (56)参考文献 特開 平10−325195(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/72 E04B 2/74 511 E04H 1/12 301

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面パネル連結部の裏側に配設されるスタ
    ッドベースと、断面略溝型形状を成し、前記スタッドベ
    ースを囲繞して配置されるとともに、その背面板部にお
    いて前記スタッドベースと一体的に連結され、かつ両側
    辺の先端部に夫々、壁面パネルの側縁に形成された継手
    を押え付ける継手押えを備えてなる中間スタッドと、こ
    の中間スタッドの両側面において中間スタッドの側辺を
    貫いて前記スタッドベースに螺入される側辺押えネジと
    からなり、前記側辺押えネジの螺入によって前記継手押
    えを傾動させ、壁面パネルに形成された前記継手を押圧
    保持するようにしたことを特徴とするパネル中間部に配
    置される壁面パネル用連結装置。
  2. 【請求項2】前記スタッドベースは、断面形状が中空凸
    形状を成し、背面および両側部にそれぞれネジ呑込み部
    を備え、その背面側において中間スタッドの背面板を貫
    いて前記スタッドベースに螺入される固定ネジによって
    該中間スタッドが前記スタッドベースに対し固定されて
    いる請求項1記載のパネル中間部に配置される壁面パネ
    ル用連結装置。
  3. 【請求項3】前記スタッドベースは、前記側辺押えネジ
    が螺入される板部と、この板部の後部側に相対的に幅厚
    のネジ呑込み部を備え、中間スタッドの背面板を貫いて
    スタッドベースの前記ネジ呑込み部に螺入される固定ネ
    ジによって該中間スタッドが前記スタッドベースに固定
    されている請求項1記載のパネル中間部に配置される壁
    面パネル用連結装置。
  4. 【請求項4】前記スタッドベースは、板部と、この板部
    の後部側に断面U字状部を備え、一方中間スタッドは背
    面板の中間に部材長手方向に沿って内方に突出する突条
    片が形成され、この突条片を前記スタッドベースの断面
    U字状部に挿入して両者を一体化するとともに、中間ス
    タッドの両側辺より螺入される側辺押えネジを前記断面
    U字状部に対して螺入させてある請求項1記載のパネル
    中間部に配置される壁面パネル用連結装置。
  5. 【請求項5】連結板部を境に線対称位置にそれぞれ、閉
    合しない中空の端部スタッドを一体的に備えるととも
    に、両端部スタッドの端縁部に夫々継手押えを形成して
    あるコーナースタッドをパネルコーナー部に配置し、こ
    のコーナースタッドの部材長手方向の適宜の位置に形成
    された所定形状の開口位置において、この開口に対して
    嵌合装着される継手受けブロックと、断面略コ字状を成
    し、両側辺が前記開口より挿入され、コーナースタッド
    の継手押えに対して掛止される継手押え固定金物と、こ
    の継手押え固定金物の裏側に挿入されるネジ板と、前記
    継手押え固定金物を貫いて前記ネジ板に螺入され、ネジ
    先端が前記継手受けブロックの背面に当接する引込みネ
    ジとからなる連結用金物を設けたことを特徴とするパネ
    ルコーナー部に配置される壁面パネル用連結装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のパネルコーナー部に配置さ
    れる壁面パネル用連結装置において、前記ネジ板を省略
    し、前記継手押え固定金物に直接またはバーリング加工
    によってネジ孔を形成し、あるいはナット溶接により引
    込みネジの螺着ネジ孔を形成してあるパネルコーナー部
    に配置される壁面パネル用連結装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のパネルコーナー部に配置さ
    れる壁面パネル用連結装置において、前記継手受けブロ
    ックを無くし、引込みネジのネジ部を長くしてその先端
    をコーナースタッドの連結板部に直接当接させてあるパ
    ネルコーナー部に配置される壁面パネル用連結装置。
  8. 【請求項8】連結板部を境に線対称位置にそれぞれ、閉
    合しない中空の端部スタッドを一体的に備えるととも
    に、両端部スタッドの端縁部に夫々継手押えを形成して
    あるコーナースタッドをパネルコーナー部に配置し、こ
    のコーナースタッドの部材長手方向の適宜の位置に形成
    された所定形状の開口位置において、端部スタッドの壁
    面を跨いで内側に配設されるとともに、壁面パネルの側
    縁に形成された継手を受け支持する継手受け部材と、端
    部スタッドの壁面を跨いで外側に配置されるとともに、
    端部スタッドに形成された開口より挿入された部材の先
    端が前記コーナースタッドの継手押えに対して当接状態
    で係止する継手押え固定部材と、前記継手受け部材と前
    記継手押え固定部材とを共に貫いて端部スタッドに螺設
    された固定ネジとからなる連結用金物を設けたことを特
    徴とするパネルコーナー部に配置される壁面パネル用連
    結装置。
  9. 【請求項9】連結板部を境に線対称位置にそれぞれ、閉
    合しない中空の端部スタッドを一体的に備えるととも
    に、両端部スタッドの端縁部に夫々継手押えを形成して
    あるコーナースタッドをパネルコーナー部に配置し、こ
    のコーナースタッドの部材長手方向の適宜の位置に形成
    された所定形状の開口位置において、少なくとも壁面パ
    ネルの側縁に形成された継手を受け支持する継手受け部
    を前記開口から端部スタッドの内部に挿入させて配置さ
    れる継手受け部材と、端部スタッドの外側から前記継手
    受け部材に螺入された側辺押えネジとを配設し、前記側
    辺押えネジの螺入によって前記継手押えを傾動させ、壁
    面パネルに形成された前記継手を押圧保持するようにし
    たことを特徴とするパネルコーナー部に配置される壁面
    パネル用連結装置。
  10. 【請求項10】パネルコーナー連結部の裏側に配設され
    るとともに、コーナー2壁面に対して直交する面を両側
    面とする中空のスタッドベースと、断面略溝型形状を成
    し、前記スタッドベースを囲繞して配置されるととも
    に、その背面板部において前記スタッドベースと一体的
    に連結され、かつ両側辺の先端部に夫々、壁面パネルの
    側縁に形成された継手を押え付ける継手押えを備えてな
    るコーナースタッドと、このコーナースタッドの両側面
    においてコーナースタッドの側辺を貫いて前記スタッド
    ベースに螺入される側辺押えネジとからなり、前記側辺
    押えネジの螺入によって前記継手押えを傾動させ、壁面
    パネルに形成された前記継手を押圧保持するようにした
    ことを特徴とするパネルコーナー部に配置される壁面パ
    ネル用連結装置。
  11. 【請求項11】前記請求項1〜4、9、10いずれかに
    記載の壁面パネル用連結装置を連結部に配置し、壁面パ
    ネルの連結前の状態時に、前記側辺押えネジを螺退さ
    せ、前記中間/コーナースタッドの前面側開口を拡口ま
    たは拡口可能としておき、 壁面パネルの側端縁に形成された継手を前記前面側開口
    に挿入した後、前記側辺押えネジを螺進させることによ
    り中間/コーナースタッドの両側辺を内側に傾動させる
    とともに、前記壁面パネルの継手を押え付け、固定する
    ことを特徴とするパネル中間部またはコーナー部に配置
    される壁面パネルの連結方法。
  12. 【請求項12】前記請求項5〜7いずれかに記載の壁面
    パネル用連結装置をコーナー連結部に配置し、壁面パネ
    ルの連結前の状態時に、前記引込みネジを螺退させ、少
    なくとも継手押え固定金物を遊び状態としておき、 壁面パネルの側端縁に形成された継手を前記端部コーナ
    ースタッドの開口に挿入した後、前記引込みネジを螺進
    させることにより継手押え金物を背面側に引込み、端部
    スタッドに形成された継手押えを固定支持することを特
    徴とするパネルコーナー部に配置される壁面パネルの連
    結方法。
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