JP3303780B2 - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
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- JP3303780B2 JP3303780B2 JP19319898A JP19319898A JP3303780B2 JP 3303780 B2 JP3303780 B2 JP 3303780B2 JP 19319898 A JP19319898 A JP 19319898A JP 19319898 A JP19319898 A JP 19319898A JP 3303780 B2 JP3303780 B2 JP 3303780B2
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- Japan
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- pad
- disc
- center
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
- F16D65/097—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
- F16D65/0973—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces
- F16D65/0974—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces acting on or in the vicinity of the pad rim in a direction substantially transverse to the brake disc axis
- F16D65/0977—Springs made from sheet metal
- F16D65/0978—Springs made from sheet metal acting on one pad only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
- F16D65/097—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
- F16D65/0972—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts transmitting brake reaction force, e.g. elements interposed between torque support plate and pad
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等に搭載さ
れるディスクブレーキ、詳しくは、パッドに加わる制動
トルクの受け方を工夫して制動時のいわゆる鳴きを前進
時、後進時のどちらにおいても効果的に抑制できるよう
にしたディスクブレーキに関する。なお、以下で云うデ
ィスク回入側とディスク回出側は前進時（ディスク正転
時）を基準にしたものである。
れるディスクブレーキ、詳しくは、パッドに加わる制動
トルクの受け方を工夫して制動時のいわゆる鳴きを前進
時、後進時のどちらにおいても効果的に抑制できるよう
にしたディスクブレーキに関する。なお、以下で云うデ
ィスク回入側とディスク回出側は前進時（ディスク正転
時）を基準にしたものである。
【０００２】
【従来の技術】ディスクに摺接させるパッドを、トルク
メンバ又はキャリパのディスク回入側をディスク回出側
に対向して設けたガイド部間にディスク軸方向スライド
可能に装着し、ガイド部のガイド用の溝又は突起にパッ
ドの裏板両端の耳部を係合させてこの部分でパッドの回
転を拘束しながらパッドに加わる制動トルクをトルクメ
ンバ又はキャリパに設けられたトルク受け部で受ける方
式のディスクブレーキについて、鳴きを効果的に抑制で
きる構造を、本出願人は、特開平８−１３５６９６号で
提案している。
メンバ又はキャリパのディスク回入側をディスク回出側
に対向して設けたガイド部間にディスク軸方向スライド
可能に装着し、ガイド部のガイド用の溝又は突起にパッ
ドの裏板両端の耳部を係合させてこの部分でパッドの回
転を拘束しながらパッドに加わる制動トルクをトルクメ
ンバ又はキャリパに設けられたトルク受け部で受ける方
式のディスクブレーキについて、鳴きを効果的に抑制で
きる構造を、本出願人は、特開平８−１３５６９６号で
提案している。
【０００３】その構造では、図５に示すように、トルク
メンバ２に設けたガイド部３、３にライナ１１を装着
し、そのライナ１１に設けた弾性アーム１２でパッド１
をディスク回入側においては内周側から外周側に向け
て、また、ディスク回出側においては外周側から内周側
に向けて各々付勢し、さらに、ディスク回入側とディス
ク回出側のトルク受け部３ａを、ブレーキシリンダの中
心（押圧中心Ｏ）を通るディスク接線方向ラインＬより
もディスク中心側に配置している。
メンバ２に設けたガイド部３、３にライナ１１を装着
し、そのライナ１１に設けた弾性アーム１２でパッド１
をディスク回入側においては内周側から外周側に向け
て、また、ディスク回出側においては外周側から内周側
に向けて各々付勢し、さらに、ディスク回入側とディス
ク回出側のトルク受け部３ａを、ブレーキシリンダの中
心（押圧中心Ｏ）を通るディスク接線方向ラインＬより
もディスク中心側に配置している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図５の構造は、パッド
１に対し、前進制動時に、ディスクの回出側と回入側に
加わる制動力Ｆａ、Ｆｂの分力成分Ｆａｙ、Ｆｂｙによ
る回転モーメントＭ1 、接線力（ディスク接線方向に働
く力）Ｆｃの中心（これは押圧中心Ｏ上にある）に対し
て反力Ｆｄの中心をディスク中心側にオフセットしたこ
とによって生じる回転モーメントＭ2 、及び弾性アーム
１２のばね力ｆａ、ｆｂの分力成分ｆａｙ、ｆｂｙによ
る回転モーメントＭ3 が加わる。このときの回転モーメ
ントＭ1 、Ｍ2 、Ｍ3 はいずれも図において左回りであ
り、従って、前進制動時にはパッド１が強固に拘束され
て動かず、鳴きが効果的に防止される。
１に対し、前進制動時に、ディスクの回出側と回入側に
加わる制動力Ｆａ、Ｆｂの分力成分Ｆａｙ、Ｆｂｙによ
る回転モーメントＭ1 、接線力（ディスク接線方向に働
く力）Ｆｃの中心（これは押圧中心Ｏ上にある）に対し
て反力Ｆｄの中心をディスク中心側にオフセットしたこ
とによって生じる回転モーメントＭ2 、及び弾性アーム
１２のばね力ｆａ、ｆｂの分力成分ｆａｙ、ｆｂｙによ
る回転モーメントＭ3 が加わる。このときの回転モーメ
ントＭ1 、Ｍ2 、Ｍ3 はいずれも図において左回りであ
り、従って、前進制動時にはパッド１が強固に拘束され
て動かず、鳴きが効果的に防止される。
【０００５】ところが、この図５の構造では、後進制動
時に前述の回転モーメントＭ1 、Ｍ2 が共に図とは逆の
右回りになる。これに対し、ばね力による回転モーメン
トＭ3 は左回りのままであり、回転モーメントＭ1 、Ｍ
2 の合力がＭ3 に打ち勝ったときにパッド１が動き、そ
れがきっかけになってパッド１が振動し、鳴きが発生す
る。スライドピン７でキャリパ５（図１参照）をディス
ク軸方向スライド自在に支持した浮動型ディスクブレー
キは、キャリパガイド部にピンクリアランスがあるが、
パッドが動いて所定のトルク受け部に達する前にピンク
リアランスがなくなり、ピンで制動トルクを受けてしま
う結果、制動トルクを受け止める系が不安定になって特
に鳴きが生じ易い。従って、浮動型ディスクブレーキで
は、より優れた鳴き防止効果が要求される。
時に前述の回転モーメントＭ1 、Ｍ2 が共に図とは逆の
右回りになる。これに対し、ばね力による回転モーメン
トＭ3 は左回りのままであり、回転モーメントＭ1 、Ｍ
2 の合力がＭ3 に打ち勝ったときにパッド１が動き、そ
れがきっかけになってパッド１が振動し、鳴きが発生す
る。スライドピン７でキャリパ５（図１参照）をディス
ク軸方向スライド自在に支持した浮動型ディスクブレー
キは、キャリパガイド部にピンクリアランスがあるが、
パッドが動いて所定のトルク受け部に達する前にピンク
リアランスがなくなり、ピンで制動トルクを受けてしま
う結果、制動トルクを受け止める系が不安定になって特
に鳴きが生じ易い。従って、浮動型ディスクブレーキで
は、より優れた鳴き防止効果が要求される。
【０００６】なお、ばねによるディスク回入側、回出側
でのパッド付勢方向を図とは逆にして後進制動時のパッ
ドの動きを止めると、より重要な前進制動時の鳴き防止
効果が薄れるので、この方法は採用できない。
でのパッド付勢方向を図とは逆にして後進制動時のパッ
ドの動きを止めると、より重要な前進制動時の鳴き防止
効果が薄れるので、この方法は採用できない。
【０００７】そこで、この発明は、前進制動時の鳴き防
止効果を犠牲にせずに後進制動時の鳴き防止効果を高め
ることを課題としている。
止効果を犠牲にせずに後進制動時の鳴き防止効果を高め
ることを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、ディスクに摺接させるパッド
を、トルクメンバ又はキャリパのディスク回入側とディ
スク回出側に対向して設けたガイド部間にパッドの裏板
両端の耳部をガイド用の溝又は突起に係合させてディス
ク軸方向スライド可能に装着し、さらに、このパッドを
ディスク回入側においては内周側から外周側に向けて、
ディスク回出側においては外周側から内周側に向けて各
々弾性体で付勢したディスクブレーキにおいて、ディス
ク回出側のトルク受け部をブレーキシリンダの中心を通
るディスク接線方向ラインよりもディスク中心側に、デ
ィスク回入側のトルク受け部を前記ラインよりもディス
ク外周側に各々配置したのである。
め、この発明においては、ディスクに摺接させるパッド
を、トルクメンバ又はキャリパのディスク回入側とディ
スク回出側に対向して設けたガイド部間にパッドの裏板
両端の耳部をガイド用の溝又は突起に係合させてディス
ク軸方向スライド可能に装着し、さらに、このパッドを
ディスク回入側においては内周側から外周側に向けて、
ディスク回出側においては外周側から内周側に向けて各
々弾性体で付勢したディスクブレーキにおいて、ディス
ク回出側のトルク受け部をブレーキシリンダの中心を通
るディスク接線方向ラインよりもディスク中心側に、デ
ィスク回入側のトルク受け部を前記ラインよりもディス
ク外周側に各々配置したのである。
【０００９】
【作用】図４に示すように、ディスク回入側（後進時デ
ィスク回出側）のトルク受け部３ａをブレーキシリンダ
の中心を通るディスク接線方向ラインＬからディスク外
周側にオフセットすると、後進制動時の接線力Ｆｃと反
力Ｆｄとによる回転モーメントＭ2 の方向が図５のもの
とは逆になり、その回転モーメントＭ2 によって後進制
動時の回転モーメントＭ1 が打ち消される。また、その
打ち消しが仮に不充分であったとしても、ばねによる逆
回りの回転モーメントＭ3 で対抗してパッド１の動きを
止めることができる。
ィスク回出側）のトルク受け部３ａをブレーキシリンダ
の中心を通るディスク接線方向ラインＬからディスク外
周側にオフセットすると、後進制動時の接線力Ｆｃと反
力Ｆｄとによる回転モーメントＭ2 の方向が図５のもの
とは逆になり、その回転モーメントＭ2 によって後進制
動時の回転モーメントＭ1 が打ち消される。また、その
打ち消しが仮に不充分であったとしても、ばねによる逆
回りの回転モーメントＭ3 で対抗してパッド１の動きを
止めることができる。
【００１０】なお、前進制動時の作用・効果は、図５の
ものと同じになるので説明を省く。
ものと同じになるので説明を省く。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１乃至図３に、この発明のディ
スクブレーキの実施形態を示す。
スクブレーキの実施形態を示す。
【００１２】図中１はパッド、２はトルクメンバ、３は
トルクメンバ２にディスク接線方向に対向して設けるガ
イド部、４はキャリパ５に一体に設けるブレーキシリン
ダ、６はそのシリンダ４に挿入されたブレーキピスト
ン、７は一端をキャリパ５に固定したスライドピンであ
る。
トルクメンバ２にディスク接線方向に対向して設けるガ
イド部、４はキャリパ５に一体に設けるブレーキシリン
ダ、６はそのシリンダ４に挿入されたブレーキピスト
ン、７は一端をキャリパ５に固定したスライドピンであ
る。
【００１３】キャリパ５は、スライドピン７をトルクメ
ンバ２に設けたガイド孔８に緩く挿入してディスク軸方
向スライド可能に支持されている。
ンバ２に設けたガイド孔８に緩く挿入してディスク軸方
向スライド可能に支持されている。
【００１４】また、ディスクロータＤを間にして対向配
置するパッド１は、ガイド部３に設けたディスク軸方向
のガイド溝９（図１）に裏板の両端の耳部１０を係合さ
せてディスク軸方向スライド自在に支持されている。
置するパッド１は、ガイド部３に設けたディスク軸方向
のガイド溝９（図１）に裏板の両端の耳部１０を係合さ
せてディスク軸方向スライド自在に支持されている。
【００１５】例示の浮動型ディスクブレーキでは、イン
ナー側のパッド１をブレーキピストン６で押圧してディ
スクロータＤに摺接させ、アウター側のパッド１は反力
でインナー側にスライドするキャリパ５のアウター爪５
ａで押圧してディスクロータＤに摺接させる。これは、
良く知られたことである。
ナー側のパッド１をブレーキピストン６で押圧してディ
スクロータＤに摺接させ、アウター側のパッド１は反力
でインナー側にスライドするキャリパ５のアウター爪５
ａで押圧してディスクロータＤに摺接させる。これは、
良く知られたことである。
【００１６】図１の１１は、ガイド部３に装着したライ
ナである。このライナ１１に弾性アーム１２を設けてこ
のアーム１２のばね力でパッド１のディスク回入側と回
出側を図に示す方向に付勢し、ガイド溝９とパッド１と
の間の遊び（隙間）を無くして走行中の打音であるラト
ル音を防止する。弾性アーム１２によるパッド１の付勢
方向は、ディスク回入側においてはパッドの内周側から
外周側に向けて、一方、ディスク回出側においてはパッ
ドの外周側から内周側に向けて行う。これは、図５の従
来構造と同じであり、これにより、パッド１は、予め、
前進制動時の回転拘束位置に保持される。
ナである。このライナ１１に弾性アーム１２を設けてこ
のアーム１２のばね力でパッド１のディスク回入側と回
出側を図に示す方向に付勢し、ガイド溝９とパッド１と
の間の遊び（隙間）を無くして走行中の打音であるラト
ル音を防止する。弾性アーム１２によるパッド１の付勢
方向は、ディスク回入側においてはパッドの内周側から
外周側に向けて、一方、ディスク回出側においてはパッ
ドの外周側から内周側に向けて行う。これは、図５の従
来構造と同じであり、これにより、パッド１は、予め、
前進制動時の回転拘束位置に保持される。
【００１７】さて、図１のディスクブレーキにおいて
は、この発明を特徴づける要素として、ガイド部３の部
分に設けるトルク受け部３ａを図４に示すようにディス
ク回入側（図の右側）においてはブレーキシリンダ４の
中心Ｏを通るディスク接線方向ラインＬよりもディスク
外周側に配置している。また、ディスク回出側のトルク
受け部３ａは、図５と同様、前述のラインＬよりもディ
スク中心側に配置している。
は、この発明を特徴づける要素として、ガイド部３の部
分に設けるトルク受け部３ａを図４に示すようにディス
ク回入側（図の右側）においてはブレーキシリンダ４の
中心Ｏを通るディスク接線方向ラインＬよりもディスク
外周側に配置している。また、ディスク回出側のトルク
受け部３ａは、図５と同様、前述のラインＬよりもディ
スク中心側に配置している。
【００１８】パッド１は、予め、弾性アーム１２の力で
図１、図４において左回りに回転し、Ａ、Ｂの２点で拘
束されている。この状態で前進制動が行われると、パッ
ド１に制動力による図中左回りの回転モーメントが加わ
ってＡ、Ｂ点における拘束力が強くなり、そのため、振
動のきっかけになる制動初期のパッドの動きが起こら
ず、鳴きであるスキール音、スキーク音等が防止され
る。また、Ａ、Ｂ点による回転拘束が予めなされている
ので、制動初期のパッドの回転時の打音であるクロンク
音も起こらない。
図１、図４において左回りに回転し、Ａ、Ｂの２点で拘
束されている。この状態で前進制動が行われると、パッ
ド１に制動力による図中左回りの回転モーメントが加わ
ってＡ、Ｂ点における拘束力が強くなり、そのため、振
動のきっかけになる制動初期のパッドの動きが起こら
ず、鳴きであるスキール音、スキーク音等が防止され
る。また、Ａ、Ｂ点による回転拘束が予めなされている
ので、制動初期のパッドの回転時の打音であるクロンク
音も起こらない。
【００１９】次に、後進制動時には、後進時ディスク回
出側でのトルクの受け止めが図１のラインＬよりもディ
スク外周側でなされ、そのために、図４に示すように、
接線力Ｆｃと反力Ｆｄによる回転モーメントＭ2 がＭ1
とは逆回りになり、回転モーメントＭ1 とＭ2 が互いに
打ち消し合う。その結果、回転モーメントＭ1 がゼロに
なるか又は非常に小さくなり、後進制動時にもばね力に
よる回転モーメントＭ3 でパッド１の動きを止めること
が可能になる。
出側でのトルクの受け止めが図１のラインＬよりもディ
スク外周側でなされ、そのために、図４に示すように、
接線力Ｆｃと反力Ｆｄによる回転モーメントＭ2 がＭ1
とは逆回りになり、回転モーメントＭ1 とＭ2 が互いに
打ち消し合う。その結果、回転モーメントＭ1 がゼロに
なるか又は非常に小さくなり、後進制動時にもばね力に
よる回転モーメントＭ3 でパッド１の動きを止めること
が可能になる。
【００２０】なお、ガイド部３は、ガイド溝９を突起に
置き換え、この突起をパッド１の裏板に対応して設けた
凹部に係合させるものであってもよい。
置き換え、この突起をパッド１の裏板に対応して設けた
凹部に係合させるものであってもよい。
【００２１】また、パッド１を付勢する弾性体は線ばね
等であってもよい。ライナ１１と一体であることも必須
ではない。
等であってもよい。ライナ１１と一体であることも必須
ではない。
【００２２】このほか、このガイド部３をキャリパ５に
設けてパッドからの制動力をキャリパで受けるディスク
ブレーキに本発明を適用しても、同じ作用効果が得られ
る。
設けてパッドからの制動力をキャリパで受けるディスク
ブレーキに本発明を適用しても、同じ作用効果が得られ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように、この発明において
は、ガイド部によって回転拘束を受ける位置までパッド
をディスク回入側においては内周側から外周側に向け
て、ディスク回出側においては外周側から内周側に向け
て各々弾性体で付勢したディスクブレーキを改善の対象
にし、そのブレーキのトルク受け部を、ディスク回出側
においてはブレーキシリンダの中心を通るディスク接線
方向ラインよりもディスク中心側に、また、ディスク回
入側においては前記ラインよりもディスク外周側に配置
したので、前進制動時は勿論、後進制動時にも振動のき
っかけになるパッドの動きを抑えてブレーキの鳴きを効
果的に抑制することができる。
は、ガイド部によって回転拘束を受ける位置までパッド
をディスク回入側においては内周側から外周側に向け
て、ディスク回出側においては外周側から内周側に向け
て各々弾性体で付勢したディスクブレーキを改善の対象
にし、そのブレーキのトルク受け部を、ディスク回出側
においてはブレーキシリンダの中心を通るディスク接線
方向ラインよりもディスク中心側に、また、ディスク回
入側においては前記ラインよりもディスク外周側に配置
したので、前進制動時は勿論、後進制動時にも振動のき
っかけになるパッドの動きを抑えてブレーキの鳴きを効
果的に抑制することができる。
【図１】この発明のディスクブレーキの実施形態を示す
キャリパのインナー側を切除した状態の正面図
キャリパのインナー側を切除した状態の正面図
【図２】図１のII−II線部の断面図
【図３】図１のブレーキの平面図
【図４】図１のブレーキの作用説明図
【図５】従来のディスクブレーキの作用説明図
１ パッド ２ トルクメンバ ３ ガイド部 ３ａ トルク受け部 ４ ブレーキシリンダ ５ キャリパ ５ａ アウター爪 ６ ブレーキピストン ７ スライドピン ８ ガイド孔 ９ ガイド溝 １０ 耳部 １１ ライナ １２ 弾性アーム Ｄ ディスクロータ Ｏ ブレーキシリンダの中心
Claims (1)
- 【請求項１】 トルクメンバ又はキャリパのディスク回
入側とディスク回出側に、各々が平面のトルク受け部を
有する対向したガイド部を、ブレーキシリンダの中心を
挟んで、ディスク外周側からディスク中心側まで設け、
そのガイド部間にディスクに摺接させるパッドをディス
ク軸方向スライド可能に装着したディスクブレーキにお
いて、パッドの裏板両端の耳部を前記ガイド部に設けた
ガイド用の溝又は突起に係合させ、このパッドをディス
ク回入側においては内周側から外周側に向けて、ディス
ク回出側においては外周側から内周側に向けて各々弾性
体で付勢して前記耳部の係合部でパッドの回転拘束を行
い、さらに、ディスク回出側のトルク受け部をブレーキ
シリンダの中心を通るディスク接線方向ラインよりもデ
ィスク中心側に、ディスク回入側のトルク受け部を前記
ラインよりもディスク外周側に各々配置したことを特徴
とするディスクブレーキ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19319898A JP3303780B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | ディスクブレーキ |
| DE69931311T DE69931311T2 (de) | 1998-07-08 | 1999-07-08 | Scheibenbremse |
| EP99305434A EP0971146B1 (en) | 1998-07-08 | 1999-07-08 | Disc brake |
| US09/349,072 US6296085B1 (en) | 1998-07-08 | 1999-07-08 | Disk brake |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19319898A JP3303780B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | ディスクブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000027905A JP2000027905A (ja) | 2000-01-25 |
| JP3303780B2 true JP3303780B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16303943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19319898A Expired - Fee Related JP3303780B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | ディスクブレーキ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6296085B1 (ja) |
| EP (1) | EP0971146B1 (ja) |
| JP (1) | JP3303780B2 (ja) |
| DE (1) | DE69931311T2 (ja) |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2800140B1 (fr) * | 1999-10-26 | 2002-01-11 | Bosch Gmbh Robert | Ressort de guidage d'elements de friction et frein a disque comportant au moins un tel ressort |
| GB9926022D0 (en) | 1999-11-04 | 2000-01-12 | Federal Mogul Brake Syst Ltd | Method and apparatus for mounting disc brake friction elements |
| JP2001304311A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Akebono Brake Ind Co Ltd | フローティングキャリパ型ディスクブレーキ |
| US20050023090A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-03 | Mackiewicz John Edmund | Disc brake |
| JP4599828B2 (ja) * | 2003-11-07 | 2010-12-15 | 株式会社アドヴィックス | ディスクブレーキのパッドサポート、及びそのパッドサポートを備えるディスクブレーキ |
| US7201257B2 (en) | 2003-10-14 | 2007-04-10 | Advics Co., Ltd. | Disk brake devices |
| US7370737B2 (en) * | 2004-03-30 | 2008-05-13 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Disc brake for a vehicle |
| US7299903B2 (en) * | 2006-01-25 | 2007-11-27 | Kelsey-Hayes Company | Symmetric brake clip |
| JP4650400B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2011-03-16 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
| US20080190715A1 (en) * | 2007-02-08 | 2008-08-14 | Seoungil Kang | Disc Brake |
| US8276717B1 (en) * | 2007-11-15 | 2012-10-02 | Robert Bosch Gmbh | High/low shoe abutment |
| JP5178596B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2013-04-10 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ |
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