JP2000110862A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
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- JP2000110862A JP2000110862A JP10278399A JP27839998A JP2000110862A JP 2000110862 A JP2000110862 A JP 2000110862A JP 10278399 A JP10278399 A JP 10278399A JP 27839998 A JP27839998 A JP 27839998A JP 2000110862 A JP2000110862 A JP 2000110862A
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Abstract
可能とするディスクブレーキを提供すること。 【解決手段】 ディスクロータと、第1支持腕31を有
するマウンティング3と、第1ガイド溝31aと、第1
凸71を有するパッド7と、パッドサポート8とを備え
るディスクブレーキ1において、パッド7が第1支持腕
31側に移動された際に、少なくとも角部71dが結合
部81dに当接すると共に角部71dが結合部81dを
摺動することにより、パッド7が対向面31ac側に移
動可能となるように構成した。
Description
するディスクロータをマウンティングにより支持された
パッドで押圧することにより、制動動作を行う自動車用
のディスクブレーキに関する。
ディスクブレーキとしては、特開平07−125337
号公報に開示されるように、車両の車輪と一体に回転す
るディスクロータと、前記ディスクロータの外周を跨ぎ
並設される第1及び第2支持腕を有するマウンティング
と、前記両支持腕の互いに対向する部分にそれぞれ形成
され、前記ディスクロータの軸方向に延在されると共
に、互いに対向する側に向けて開口し、少なくとも底面
と前記ディスクロータの回転面に対して平行で且つ前記
両支持腕を通る前記ディスクロータの半径方向に垂直な
方向で対向する対向面とにより囲まれるガイド溝と、前
記両支持腕間に配設され、前記第1支持腕に設けられた
前記ガイド溝に摺動可能に嵌合すると共に少なくとも前
記第1支持腕に設けられた前記ガイド溝の前記対向面及
び前記底面とにそれぞれ対向する面を備える第1凸部及
び前記第2支持腕に設けられた前記ガイド溝に摺動可能
に嵌合するとともに少なくとも前記第2支持腕に設けら
れた前記ガイド溝の前記対向面及び前記底面とにそれぞ
れ対向する面を備える第2凸部を有し、前記ディスクロ
ータの軸方向に付勢されて前記ディスクロータの前記回
転面にその一側面で接触することにより前記ディスクロ
ータの回転を抑制するパッドと、前記第1支持腕の前記
第1ガイド溝に配設され、前記第1ガイド溝の前記対向
面の内で一方の対向面と前記第1凸部において前記一方
の対向面に対向する第1の面との間に位置する支持部
と、前記第1ガイド溝の前記対向面の他方の対向面と前
記第1凸部において前記他方の対向面に対向する第2の
面との間に位置するとともに前記第1凸部を前記一方の
対向面に向けて付勢する付勢部と、前記第1ガイド溝の
前記底面と前記第1凸部の前記底面に対向する第3の面
との間に位置すると共に前記支持部と前記付勢部とを接
続する接続部とを備えるパッドサポートと、を備えるも
のが知られている。
クロータの軸方向に付勢されてディスクロータの回転面
にその一側面で接触することにより、ディスクロータの
回転が抑制される。
第1凸部を第1ガイド溝の一方の対向面に向けて付勢す
ることにより、パッドのマウンティングに対するディス
クロータの回転面に対して平行で且つ両支持腕の並設さ
れる方向に垂直な方向でのがたつきが抑制される。
従来のディスクブレーキは、回転するディスクロータに
パッドが当接すると、パッドとディスクロータとの間に
生じる摩擦力によってパッドがマウンティングの第1支
持腕に向けて移動される状況が生じる。このような場合
には、パッドサポートの接続部を介して第1ガイド溝の
底面とパッドの第1凸部の第3の面とが当接することに
より当接音が生じる虞が有る。
接音の低減を可能とするディスクブレーキを提供するこ
とを、その技術的課題とするものである。
るために、第1の手段として、車両の車輪と一体に回転
するディスクロータと、前記ディスクロータの外周を跨
ぐと共に前記ディスクロータの直径方向に並設される第
1及び第2支持腕を有するマウンティングと、前記両支
持腕の互いに対向する部分にそれぞれ形成され、前記デ
ィスクロータの軸方向に延在されると共に、互いに対向
する側に向けて開口し、少なくとも底面と前記ディスク
ロータの回転面に対して平行で且つ前記両支持腕が並設
される方向に垂直な方向で対向する対向面とにより囲ま
れる第1及び第2ガイド溝と、前記両支持腕間に配設さ
れ、前記第1支持腕に設けられた前記第1ガイド溝に摺
動可能に挿入されると共に少なくとも前記第1ガイド溝
の前記対向面及び前記底面とにそれぞれ対向する面を備
える第1凸部及び前記第2支持腕に設けられた前記第2
ガイド溝に摺動可能に挿入されるとともに少なくとも前
記第2ガイド溝の前記対向面及び前記底面とにそれぞれ
対向する面を備える第2凸部を有し、前記ディスクロー
タの軸方向に付勢されて前記ディスクロータの前記回転
面にその一側面で接触することにより前記ディスクロー
タの回転を抑制するパッドと、前記第1ガイド溝に配設
され、前記第1ガイド溝の前記対向面の内で一方の対向
面と前記第1凸部において前記一方の対向面に対向する
第1の面との間に位置する支持部と、前記第1ガイド溝
の前記対向面の他方の対向面と前記第1凸部において前
記他方の対向面に対向する第2の面との間に位置すると
ともに前記第1凸部を前記一方の対向面に向けて付勢す
る第1付勢部と、前記第1ガイド溝の前記底面と前記第
1凸部の前記底面に対向する第3の面との間に位置する
と共に前記支持部と前記付勢部とを接続する接続部とを
備えるパッドサポートとを備えるディスクブレーキにお
いて、前記支持部と前記接続部との結合部は、前記パッ
ドが前記両支持腕が並設される方向で且つ前記第1支持
腕側に移動された際に、少なくとも前記第1凸部の第1
の面と前記第3の面との連結部が前記結合部に当接する
と共に前記連結部が前記結合部を摺動することにより、
前記パッドが前記第1ガイド溝の前記他方の対向面側に
移動可能となるように形成されていることを特徴とする
ディスクロータを構成した。
部は、前記第1ガイド溝の前記一方の対向面側から前記
底面側に向けて延在される平板状を呈していることを特
徴とする第1の手段のディスクロータが望ましい。
ドサポートは、前記パッドを前記第2支持腕に向けて付
勢可能な第2付勢部を備えていることを特徴とする第1
の手段又は第2の手段のディスクロータが望ましい。
付勢部は、前記接続部と前記第1付勢部とを繋ぐと共に
前記第1ガイド溝の底面側から前記他方の対向面側に向
けて延在される平板状を呈することを特徴とする第3の
手段のディスクロータが望ましい。
凸部の第1の面は前記第1ガイド溝の前記底面寄りの部
分に前記第1ガイド溝の前記一方の対向面に向けて突出
すると共に少なくとも前記支持部に当接する第1突起部
を備えたことを特徴とする第4の手段のディスクブレー
キが望ましい。
部と第1凸部との間に前記パッドを前記第2支持腕に向
けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする第
3の手段〜第5の手段の何れか一に記載のディスクロー
タが望ましい。
凸部の前記第3の面は前記第1ガイド溝の前記他方の対
向面寄りの部分に前記第1ガイド溝の前記底面に向けて
突出すると共に前記第2付勢部に当接可能な第2突起部
を有していることを特徴とする第1の手段〜第6の手段
の何れか一に記載のディスクロータが望ましい。
ドサポートは前記パッドを前記第2支持腕に向けて付勢
可能な第2付勢部を備え、前記接続部と第1凸部との間
に配設されると共に前記パッドを前記第2支持腕に向け
て付勢する付勢部材を備え、前記第2付勢部と前記第1
凸部との間には初期状態において所定量のクリアランス
が設けられていることを特徴とする第1の手段又は第2
の手段のディスクブレーキが望ましい。
ドサポートは、前記支持部と、前記結合部と、前記接続
部と、前記第1付勢部とが金属材の平板から一体的に形
成されて成ることを特徴とする第1の手段〜第7の手段
の何れか一に記載のディスクロータが望ましい。
が両支持腕が並設される方向で且つ第1支持腕側に移動
された際に連結部が結合部を摺動することにより、パッ
ドが第1ガイド溝の他方の対向面側に移動可能とされ
る。
手段の作用に加えて、パッドが両支持腕が並設される方
向で且つ第1支持腕側に移動された際に連結部が平板状
の結合部を摺動することにより、パッドが第1ガイド溝
の他方の対向面側に移動可能とされる。
手段又は第2の手段の作用に加えて、第2付勢部材によ
りパッドが第2支持腕に向けて付勢される。
手段の作用に加えて、平板状の第2付勢部にパッドが当
接することによりパッドが第2支持腕に向けて付勢され
る。パッドと第2付勢部との当接に際して、少なくとも
接続部と結合部と支持部とが、接続部の第2付勢部側端
部を中心としてディスクロータの回転方向で且つパッド
側に回転して倒れ込もうとする。この倒れ込みが行われ
る際に、連結部が結合部に当接するとともに結合部上を
摺動することにより、支持部、結合部、及び接続部の倒
れ込みが抑制される。
手段の作用に加えて、少なくとも接続部と結合部と支持
部とが、接続部の第2付勢部側端部を中心としてディス
クロータの回転方向で且つパッド側に回転して倒れ込む
際に、第1凸部と支持部との当接箇所から第1ガイド溝
の一方の対向面までの距離を短くする。
手段〜第5の手段の何れか一に記載の作用に加えて、付
勢部材によりパッドが第2支持腕に向けて付勢される。
加えて、付勢部材によりパッドサポートが第1支持腕側
に付勢されることから、パッドサポートのがたつき、或
いは、パッドサポートのディスクロータの回転方向での
倒れ込みを抑制する。
手段〜第6の手段の何れか一に記載の作用に加えて、パ
ッドとディスクロータとの当接に伴ってパッドが支持腕
に当接することにより、パッドがディスクロータの回転
方向に回転可能とされ、パッドの回転に伴ってパッドと
マウンティングとが当接することにより、パッドとマウ
ンティングとの間に摺動抵抗が生じる。
手段又は第2の手段の作用に加えて、初期状態において
はパッドは付勢部材により第2支持腕に向けて付勢さ
れ、ディスクロータにパッドが当接することによりパッ
ドが第1支持腕にむけて移動される際には、第2付勢部
にパッドが当接することにより、パッドは付勢手段及び
第2付勢部により第2支持腕側に付勢される。
手段〜第8の手段の何れか一に記載の作用に加えて、支
持部と、結合部と、接続部と、第1付勢部とが金属材の
平板から一体的に形成される。
に説明する。
形態のディスクブレーキ1の上面図であり、図2は図1
のディスクブレーキ1をディスクロータ2の外側から見
た正面図であり、図3は図2のA−A線での断面図であ
る。図1〜図3に示すように、このディスクブレーキ1
は、車輪(図示省略)と一体回転するディスクロータ2
と、ディスクロータ2の内側(図1中上側)及び外側
(図1中下側)にそれぞれ配置されているインナパッド
6及びアウタパッド7と、車両の非回転部分(図示省
略)にボルトで固定されており両パッド6、7をディス
クロータ2の軸方向(図1中上下方向)に移動可能に案
内し両パッド6、7に加わるブレーキトルクを直接に受
けるマウンティング3と、マウンティング3にディスク
ロータ2の軸方向へ摺動可能に支持されていてアウタパ
ッド7をその外側(図1中下側)からディスクロータ2
の外側回転面に押圧する摺動シリンダ4と、摺動シリン
ダ4のシリンダボア4a内に摺動可能に嵌合されていて
ブレーキ室4bのブレーキ圧によりインナパッド6をそ
の内側(図1中上側)からディスクロータ2の内側回転
面に押圧する有底筒状のピストン5と、マウンティング
3内に配設されて両パッド6、7のマウンティング3内
でのがたつきを抑制するパッドサポート8、8’とを有
している。摺動シリンダ4もブレーキ圧室4bのブレー
キ圧によりアウタパッド7をその外側からディスクロー
タ2の外側回転面に押圧するものである。
外周を跨ぎディスクロータ2の直径径方向(図1、図2
中左右方向)に並設される一対の第1支持腕31、第2
支持腕32を有している。両支持腕31、32はディス
クロータ2の直径方向に延在されるブリッジ部33、3
3’により一体的に連結されている。又、両支持腕3
1、32の間には、摺動シリンダ4がディスクロータ2
の外周を跨いで配設されている。
31の当接部の拡大図である。図1〜図4に示すよう
に、第1支持腕31と第2支持腕32との互いに対向す
る部分には、ディスクロータ2の軸方向(図2中前後方
向)に延在する第1ガイド溝31aと第2ガイド溝32
aとが夫々形成されている。
開口し、底面31aaと、ディスクロータ2の回転面に
対して平行で且つ両支持腕31、32が並設される方向
に垂直な方向(図4中上下方向)で対向する対向面31
ab、31acとにより囲まれている。
と同様にして形成されており、第1支持腕31側に開口
し、底面と、ディスクロータ2の回転面に対して平行で
且つ両支持腕31、32が並設される方向に垂直な方向
(図2中上下方向)で対向する対向面とにより囲まれて
いる。即ち、第1ガイド溝31a及び第2ガイド溝32
aは互いに対向する側に向けて開口するように形成され
ているものである。
持腕31、32の間で且つディスクロータ2の回転面の
外側に配設されている。アウタパッド7は、第1支持腕
31に対向する部分に第1支持腕31が和に突出する第
1凸部71と、第2支持腕32に対向する部分に第2支
持腕32側に向けて突出する第2凸部72とを有してい
る。
ィスクロータ2の軸方向、両支持腕31、32が並設さ
れる方向(図4中左右方向)及びディスクロータ2の回
転面に平行で且つ両支持腕31、32が並設される方向
に対して垂直な方向に移動可能に挿入されており、第2
凸部72も第1凸部71と同様にして第2ガイド溝32
aに挿入されている。
ロータ2の軸方向垂直方向断面が略矩形状を呈してお
り、第1ガイド溝31a及び第2ガイド溝32aは第1
凸部71及び第2凸部72に対応した形状とされてい
る。
ィスクロータ2の外周側(図4中上側)の対向面31a
bに対向する第1面71bと、ガイド溝31aのディス
クロータ2の内周側(図4中下側)の対向面31acに
対向する第2面71cと、ガイド溝31aの底面31a
aに対向する第3面71aとを有している。
71と同様にして形成されており、又、インナパッド6
にもアウタパッド7と同様にして、第1ガイド溝31a
及び第2ガイド溝32に組付けられる第1及び第2凸部
が形成されている。
6、7側から見た正面図である。図1〜図5に示すよう
に、第1支持腕31とインナパッド6及びアウタパッド
7との間にはパッドサポート8が配設されている。
内でアウタパッド7の第1凸部71に対向配置されるア
ウタサポート部81と、第1ガイド溝31a内でインナ
パッド6の第1凸部に対向配置されるインナサポート部
82と、ディスクロータ2の外周を跨ぐと共にアウタサ
ポート部81とインナサポート部82とを一体的に連結
するブリッジ部83とを有している。パッドサポート8
は、アウタサポート部81、インナサポート部82、及
びブリッジ部83から金属板材から一体的に形成されて
いる。
の第1ガイド溝31aの対向面31abと第1凸部71
の第1面71bとの間に位置する平板状の支持部81a
と、対向面31acと第2面71cとの間に位置すると
ともに第1凸部71を対向面31abに向けて付勢する
第1付勢部81cと、底面31aaと第3面71aとの
間に位置すると共に支持部81aと第1付勢部81cと
を接続する平板状の接続部81bとを備えている。
並設方向に延在される板状を呈し、接続部81bと接続
する接続端部から自由端部に向けて対向面31acから
対向面31abへと向かうようにして湾曲形成されてい
る。
1dによって結合されている。結合部81dは、対向面
31abから底面31aaに向けて傾斜して延在される
平板状を呈している。アウタサポート部81は金属板材
から一体的に形成されている。
81と同様にして形成されている。第2支持腕32と両
パッド6、7との間に配設されるパッドサポート8’も
パッドサポート8と略同様にして形成されているが、パ
ッドサポート8’はパッドサポート8において形成され
ている結合部81dを備えてはいないものである。
いることからばね作用を有している。マウンティング3
の第1ガイド溝31aにパッドサポート8のアウタサポ
ート部81及びインナサポート部82が組付けられ、次
いでアウタパッド7の第1凸部71がパッドサポート8
のアウタサポート部81を介して第1ガイド溝31に嵌
合されると、第1付勢部31acのばね作用によって第
1凸部71が第1ガイド溝31aの対向面31abに向
けて付勢され、第1凸部71の第1面71bとガイド溝
31aの対向面31abとがアウタサポート部81の支
持部81aを介して当接することになる。
第1及び第2凸部も又第1凸部71と同様にしてパッド
サポート8、8’により付勢されるようになる。従っ
て、インナパッド6及びアウタパッド7のマウンティン
グ3内におけるディスクロータ2の回転面に平行で且つ
両支持腕31、32の並設方向に垂直な方向(図2中上
下方向)でのがたつきが抑制されることになる。
両前進時の回転方向を示している。即ち、第1支持腕3
1及びパッドサポート8は車両前進時におけるディスク
ロータ2の回転回入側に配置されており、第2支持腕3
2及びパッドサポート8’は車両前進時におけるディス
クロータ2の回転回出側に配置されているものである。
る。図6は通常時及び車両後退時のブレーキ作用時にお
けるアウタパッド7の第1凸部71部分の拡大図であ
る。図6に示す実線は通常時の第1支持腕31に対する
第1凸部71の位置を示しており、点線は車両後退時の
ブレーキ作用時における第1支持腕31に対する第1凸
部71の位置を示している。図1〜図6に示すように、
非制動作動時、即ち、通常時において、両パッド6、7
は前述したようにしてパッドサポート8、8’からf1
の付勢力を受けてディスクロータ2の径方向外周側(図
2及び図6中上側)に向けて付勢されていることから、
マウンティング3内におけるがたつきが抑制されてい
る。
時に制動作動が行われ、摺動シリンダ4とピストン5と
で形成されたブレーキ室4bにブレーキ圧が付与される
とことで、ピストン5がインナパッド6の内側面に当接
してインナパッド6をディスクロータ2に向けて押圧す
るとともに摺動シリンダ4の爪部4cがアウタパッド7
の外側面に当接してアウタパッド7をディスクロータ2
に向けて押圧する。
りインナパッド6の外側面がディスクロータ2の内側回
転面に当接し、アウタパッド7の内側面がディスクロー
タ2の外側回転面に当接してディスクロータ2の回転が
抑制される。
当接において、アウターパッド7に着目した場合、アウ
ターパッド7とディスクロータ2との当接によりアウタ
ーパッド7に加わるブレーキトルクF(図2中)はマウ
ンティング3の第2支持腕32により受けられる。同様
にしてインナパッド6に加わるブレーキトルクも第2支
持腕32により受けられることになる。
ウタパッド7にブレーキトルクFとは逆向きの力が加わ
り、アウタパッド7は第1支持腕31側(図6中左側)
に移動される。アウタパッド7が第1支持腕31側に移
動される際に、第1凸部71の第3面71aと第1面7
1bとの連結部、即ち、第1凸部71のディスクロータ
2の半径方向外側の角部71dがパッドサポート8の結
合部81dに当接すると共に角部71dが結合部81d
を摺動することになる。
動に際して、第1凸部71の角部71dがパッドサポー
ト8の結合部81d上を摺動することにより、図6中の
点線で示されるように、アウタパッド7は、第1支持腕
31側へ移動されると共に第1ガイド溝31の対向面3
1ac側、換言すれば、ディスクロータ2の半径方向内
周側(図6中下側)へと移動されることになる。
方向内周側へ移動されることにより、パッドサポート8
の第1付勢部81cは第1凸部71により通常時に比し
て第1ガイド溝31aの対向面31ac側に更に撓まさ
れることから、その付勢力がf1からf2へと増大され
ることになる。
部81d上を摺動することにと伴って生じる角部71d
と結合部81dとの間の摩擦により、アウタパッド7の
第1支持腕31への移動速度が緩和される。
生じる摩擦力及び第1付勢部31acの付勢力のf1か
らf2への増大により、アウタパッド7の第1支持腕3
1側への移動に際する摺動抵抗が増大されることにな
る。従って、後退制動時におけるアウタパッド7の第1
支持腕31への移動が抑制され、ひいは、アウタパッド
7と第1支持腕31との当接音が軽減されることにな
る。
と同様な作用が働くことにより、インナパッド6と第1
支持腕31との当接音が軽減される。
スクブレーキ1によれば、車両の後退制動時における両
パッド6、7とマウンティング3との当接音を軽減する
ことを可能としている。
斜面状に形成したことから簡素な構成とでき、パッドサ
ポート8の形成をより容易なものとすることを可能とし
ている。
部81及びインナサポート部82は金属板材から一体的
に形成可能とされていることから、部品点数の減少及び
それに伴う組付け作業能率の向上、或いは、コストの低
減を可能としている。
との当接音の低減を可能とするディスクブレーキ1を提
供することを可能としている。
キ1はシングルシリンダ型であるが、特にこの構成に限
定されるものではなく、例えば、オポーズドシリンダ型
に適用した本発明のディスクブレーキにおいても同様の
作用効果が得られる。
31及び第2支持腕32にはそれぞれ第1ガイド溝31
a及び第2ガイド溝32aがそれぞれ各一つずつ形成さ
れているが、特にこの構成に限定するものではなく、例
えば、第1支持腕及び第2支持腕にそれぞれ第1ガイド
及び第2ガイド溝がそれぞれ各二つず形成された本発明
のディスクブレーキにおいても同様の作用効果が得られ
る。
ート8はアウタサポート部81とインナサポート部82
とを一体的に備える構成とされているが、特にこの構成
に限定されるものではなく、例えば、アウタサポート部
81とインナサポート部82とを別体で有するパッドサ
ポートを備えた本発明のディスクブレーキにおいても同
様の作用効果が得られる。
形態のディスクブレーキのアウタパッド7とマウンティ
ング3との当接部分の拡大図である。実施の形態1と同
様の部材には同符号が付してある。パッドサポート8の
構成以外は実施の形態1と同様であるので詳細な説明は
省略する。
用いて説明する。図1〜図3及び図7に示すように、パ
ッドサポート8のアウタサポート部81は、第1支持腕
31の第1ガイド溝31aの対向面31abと第1凸部
71の第1面71bとの間に位置する平板状の支持部8
1aと、対向面31acと第2面71cとの間に位置す
るとともに第1凸部71を対向面31abに向けて付勢
する第1付勢部81cと、底面31aaと第3面71a
との間に位置すると共に支持部81aと第1付勢部81
cとを接続する平板状の接続部81bと、支持部81a
と接続部81bとを結合する結合部81dと、接続部8
1bと第1付勢部81cとを繋ぐ第2付勢部81eとを
備えている。
1ガイド溝31aの底面31aa側から対向面31ac
側に向けて延在される平板状を呈している。アウタサポ
ート部81は金属板材から一体的に形成されている。
又、インナサポート部82もアウタサポート部81と同
様にして形成されている。
けられ、次いでアウタパッド7の第1凸部71がパッド
サポート8を介して第1ガイド溝31aに挿入される
と、第1凸部71において特に、第1凸部71の第2面
71cと第3面71aとの連結部、即ち、角部71eが
第2付勢部81eに当接することになる。
けにおいて、第1凸部71のディスクロータ2の径方向
内周側(図7中下側)の角部71eがパッドサポート8
の第2付勢部81eに当接されると共に、第2付勢部8
1eが第2付勢部81eの接続部81b側端部を支点と
してアウタパッド7により底面31aa側に撓まされる
ことになる。
により第1凸部71ひいてはアウタパッド7を第2支持
腕32側に向けて付勢力f3で付勢することになる。ア
ウタパッド7が第2支持腕32側に付勢されることによ
り、アウタパッド7の第2凸部72の第3面が第2ガイ
ド溝32の底面にパッドサポート8’を介して当接され
る。
パッド7のマウンティング3に対する両支持腕31、3
2が並設される方向でのがたつきが抑制されることにな
る。インナパッド6もアウタパッド7と同様に作用され
る。
81eは接続部81b側端部を支点としてアウタパッド
7により底面31aa側に撓まされていることから、ア
ウタサポート部81において、接続部81bの第2付勢
部81e側端部を中心点として、特に、支持部81a
と、結合部81dと、接続部81bとがディスクロータ
の回転方向で且つアウタパッド71側へ、換言すれば、
図7中時計回りに倒れ込もうとする。
3面71aと第1面71bとの連結部である角部71d
が傾斜面である結合部81dに当接し、更には、角部7
1dが結合部81d上を摺動することになる。
とにより、支持部81a及び結合部81dは第1凸部7
1から対向面31ab側へ付勢する力を受けるようにな
る。支持部81a及び結合部81dが第1凸部71から
付勢力を受けることにより、支持部81a及び結合部8
1d、ひいては接続部81bの倒れ込みが抑制されるこ
とになる。
び結合部81dとの倒れ込みが抑制されることにより、
支持部81、接続部81b、及び結合部81dの倒れ込
みに伴う底面31aaと第2付勢部81eとの間の傾斜
角の減少、即ち、第2付勢部81eの付勢力の低下を抑
制することが可能となる。
結合部81dの倒れ込みに伴って生じる支持部81aの
対向面31abと第1面71bとの間でのディスクロー
タ2の回転面に平行で且つ両支持腕31、32の並設方
向に対して垂直な方向(図7中上下方向)でのばね作
用、及びそれに伴って生じるアウタパッド7の振動に起
因するブレーキ鳴きの発生を抑制することを可能として
いる。
ウタパッド7には第2支持腕32側へ移動されるトルク
Fが生じる。しかしながら、アウタパッド7は第2付勢
部81eにより初期状態において第2凸部72と第2ガ
イド溝32の底面とが当接していることから、制動時に
アウタパッド7が第2支持腕32に向けて移動されるこ
とはなく、従って、アウタパッド7と第2支持腕32と
の当接音が生じることはない。
タパッド7にブレーキトルクFとは逆向きの力が加わ
り、アウタパッド7は第1支持腕31側(図7中左側)
に移動されようとする。しかしながら、アウタパッド7
は第2付勢部81eにより第2支持腕32側に付勢力を
受けていることから、アウタパッド7の第1支持腕23
1側への移動は抑制され、アウタパッド7とマウンティ
ング3との当接が防止、或いは、緩和され、アウタパッ
ド7とマウンティング3との当接音が低減されることに
なる。
81と同様にして作用する。
スクブレーキによれば、車両前進時の制動時において、
パッド6、7と第2支持腕32とにおいて当接音が生じ
る虞を低減している。
抑制可能なことから、マウンティング3内におけるパッ
ド6、7のがたつきの抑制を確実なものとでき、加え
て、車両後退時の制動時におけるパッド6、7とマウン
ティング3との当接音の低減を可能としている。
1、82における倒れ込みを抑制可能とし、ひいては、
ブレーキ鳴きの低減を可能としている。
あるので説明は省略する。
形態のディスクブレーキ1をディスクロータ2の外側か
ら見た正面図であり、図9は図8のアウタパッド7とマ
ウンティング3との当接部分の拡大図である。実施の形
態1及び実施の形態2と同様の部材には同符号が付して
ある。パッド6、7の第1及び第2凸部の構成以外は実
施の形態1及び実施の形態2と同様であるので詳細な説
明は省略する。
1、図3、図8及び図9に示すように、アウタパッド7
の第1凸部71の第1面71bは、底面31aa寄りの
部分に対向面31abに向けて突出すると共に少なくと
も支持部81aに当接する第1突起部71baを備え、
第3面71aは対向面31ac寄りの部分に底面31a
aに向けて突出すると共に第2付勢部81eに当接する
第2突起部71aaを有している。
71と同様にして形成されており、又、インナパッド6
にもアウタパッド7と同様にして、第1及び第2凸部が
形成されている。
81eは接続部81b側端部を支点としてアウタパッド
7により底面31aa側に撓まされていることから、ア
ウタサポート部81において、接続部81bの第2付勢
部81e側端部を中心点として、特に、支持部81a
と、結合部81dと、接続部81bとがディスクロータ
2の回転方向で且つアウタパッド7側へ、即ち、図9中
時計回りに倒れ込もうとする。この倒れ込みに際して、
第1凸部71の第3面71aと第1面71bとの連結部
である角部71dが傾斜面である結合部81dに当接
し、更には、角部71dが結合部81d上を摺動するこ
とになる。
とにより、支持部81a及び結合部81dは第1凸部7
1から対向面31ab側へ付勢する力を受けるようにな
る。支持部81a及び結合部81dが第1凸部71から
付勢力を受けることにより、支持部81a及び結合部8
1d、ひいては接続部81bの倒れ込みが抑制されるこ
とになる。
び結合部81dとの倒れ込みが抑制されることにより、
支持部81、接続部81b、及び結合部81dの倒れ込
みに伴う底面31aaと第2付勢部81eとの間の傾斜
角の減少、即ち、第2付勢部81eの付勢力の低下を抑
制することが可能となる。
結合部81dの倒れ込みに伴って生じる支持部81aの
対向面31abと第1面71bとの間でのディスクロー
タ2の回転面に平行で且つ両支持腕31、32の並設方
向に対して垂直な方向(図9中上下方向)でのばね作
用、及びそれに伴って制動時に生じるアウタパッド7の
振動に起因するブレーキ鳴きの発生を抑制することを可
能としている。
b、及び結合部81dが倒れ込む場合にも、第1凸部7
1には第1突起部71baが形成されていることから、
第1凸部71における支持部81aとの当接箇所は依然
として第1突起部71baのみとなり、第1突起部71
baと支持部81bとの当接箇所から対向面31abま
でのディスクロータ2の回転面に平行で且つ両支持腕3
1、32の並設方向に垂直な方向での距離を極めて短い
ものとできる。
小さなものとできることから、アウタパッド7の振動を
抑制するとともに制動時におけるブレーキ鳴きの低減を
可能としている。
て、特にアウタパッド7に着目した場合、アウタパッド
7とディスクロータ2との当接によりアウタパッド7に
加わるブレーキトルクF(図8中)はマウンティング3
の第2支持腕32により受けられる。第2支持腕32が
ブレーキトルクFを受ける部分は、第2ガイド溝32a
の底面のアウタパッド7の第2凸部72の第2突起部7
2baがパッドサポート8’を介して当接する部分であ
る。
Fを受ける部分を通り、両支持腕31、32の並設方向
に平行な直線b−bは、両支持腕31、32の並設方向
に平行で、アウタパッド7と爪部4cとの当接中心O、
Oを通る二点鎖線a−aからずれていることから、アウ
タパッド7とディスクロータ2とが当接するブレーキ作
用時には、アウタパッド7に回転モーメントM(図8
中)が加わり、アウタパッド7は図8中において時計回
りに回転し、アウタパッド7の第1凸部71の第1突起
部71baがパッドサポート8の支持部8aを介して第
1ガイド溝31aの対向面31abに積極的に当接され
ることになる。
極的に当接されることにより、第1突起部71baと対
向面31abとの間には大きな摩擦力が発生し、この摩
擦力によりアウタパッド7の振動、特にディスクロータ
2の軸方向の振動が減衰され、もってブレーキ鳴きが抑
制されることになる。
は、アウタパッド7に回転モーメントMとは逆向きの力
が加わり、アウタパッド7は反時計回りに回転し、アウ
タパッド7の第2凸部の第1突起部72baが第2ガイ
ド溝32aの対向面に積極的に当接されることになる。
第1突起部72baが積極的に対向面に当接されること
により、第1突起部72baと対向面との間には大きな
摩擦力が発生し、この摩擦力によりアウタパッド7の振
動、特にディスクロータ2の軸方向の振動が減衰され、
もってブレーキ鳴きが抑制されることになる。
と同様の作用効果が得られる。
スクブレーキ1によれば、万一にも支持部81a、結合
部81d、及び接続部81bの倒れ込みが起こっても、
第1凸部71に第1突起部71baが形成されているこ
とによりブレーキ鳴きを低減することができる。
aが形成されていることから、ブレーキ作動時において
アウタパッド7に回転モーメントMを付与することがで
き、もってブレーキ鳴きを低減することを可能としてい
る。
の形態2と同様であるので説明は省略する。
施の形態のディスクブレーキ1のディスクロータ2の外
側から見た正面図であり、図11は、図10のアウタパ
ッド7の第1凸部71とマウンティング3との当接部の
拡大図であり、図12は、図11のアウタパッド7及び
アウタサポート部81のディスクロータ2の軸方向での
断面図である。スプリング9以外は実施の形態3と略同
様であるので詳細な説明は省略する。尚、実施の形態1
〜3と同様の部材には同符号が付してある。
ド7の第1凸部71とパッドサポート8のアウタサポー
ト部81との間にはスプリング9が配設されている。ス
プリング9は金属材の一枚板から形成されており、アウ
タサポート部81の接続部81bに当接する当接部9a
と、湾曲形成されたバネ作用部9bと、アウタパッド7
の第1凸部71に係合する係合部9cとを有している。
アウタパッド7は、スプリング9により第2支持腕32
側(図10中右側)へ付勢力f4でもって付勢されてお
り、又、アウタパッド7は、パッドサポート8のアウタ
サポート部81の第2付勢部81eにより付勢力f3で
もって第2支持腕32側に付勢されている。従って、ス
プリング9及び第2付勢部81eからの付勢力を受ける
ことにより、アウタパッド7の第2凸部72が第2ガイ
ド溝32の底面に当接されることになる。
における両支持腕31、32の並設方向(図10中左右
方向)でのがたつきが抑制されることになり、特に、ア
ウタパッド7はスプリング9及び第2付勢部81eによ
り(f3+f4)の付勢力でもって付勢されることか
ら、アウタパッド7のがたつきをより抑制することがで
きる。
勢力f4で第2支持腕32側へ付勢する一方で、パッド
サポート8のアウタサポート部81を第1支持腕31側
(図12中左側)へアウタパッド7に対する付勢力f4
と同等の力で付勢するものである。
の特に接続部81bが第1ガイド溝31の底面31aa
に当接するようにして第1支持腕32側に付勢されるこ
とから、接続部81bの第2付勢部81e側端部を中心
点としたディスクロータ2の回転方向で且つアウタパッ
ド7側へ、換言すれば、図11中時計回りでの支持部8
1a、接続部81b、及び結合部81dの倒れ込みが抑
制されることになる。即ち、スプリング9は、支持部8
1a、接続部81b、及び結合部81dの倒れ込みを抑
制するとともに、ひいては、ブレーキ鳴きの発生を抑制
しているものである。
ナサポート部との間にもアウタパッド7側と同様なスプ
リングが配設されており、インナパッド6側においても
アウタパッド7側と同様の作用効果が得られる。
スクブレーキ1によれば、アウタパッド7のマウンティ
ング3内におけるがたつきをより抑制することを可能と
している。
接続部81b、及び結合部81dの倒れ込みを更に抑制
可能とし、ひいては、ブレーキ鳴きを更に低減可能とし
ている。
の形態3と同様であるので説明は省略する。
一枚板の金属材から形成されているが、特にこの構成に
限定されるものではなく、要するに、アウタパッド7、
ひいては、パッドサポート8を付勢可能なものであれば
良い。
施の形態のディスクブレーキのアウタパッド7とマウン
ティング3との当接部の拡大図である。第1凸部71の
角部71eと第2付勢部81eとの間にクリアランスが
設けられる以外は、実施の形態5と同様であるので詳細
な説明は省略する。
に示す初期状態において、第1凸部71の角部71eと
第2付勢部81eとの間には、距離Y分のクリアランス
が設けられている。即ち、初期状態のおいてアウタパッ
ド7はスプリング9によってのみ第2支持腕32側(図
10中右側)へ付勢されているものである。
スプリング9の付勢力f4のみとなることから、制動時
においてアウタパッド7の第2凸部72と第2ガイド溝
32の底面との間に生じる摩擦力は、スプリング9と第
2付勢部81eとの付勢力を受ける実施の形態5におい
てアウタパッド7の第2凸部72と第2ガイド溝32の
底面とに制動時に生じる摩擦力に比して小さくすること
ができる。従って、制動時におけるアウタパッド7の特
に第2ガイド溝32での摺動、ひいては、ディスクロー
タ2側への移動をより滑らかに行うことができる。
アウタパッド7は第1支持腕31側へ移動されることに
なる。アウタパッド7が第1支持腕31側へ移動される
ことにより、第1凸部71の角部71eが第2付勢部8
1eに当接し、アウタパッド7は第2付勢部81eから
付勢力を受けるようになる。
第2支持腕32側に付勢されることから、車両後退時に
おける制動作動時において、アウタパッド7の第1支持
腕331側への移動が抑制され、ひいては、アウタパッ
ド7の第1凸部71と第1ガイド溝31の底面31aa
とのアウタサポート部81を介した当接が抑制されると
共に、アウタパッド7とマウンティング3との当接音が
低減されることになる。
得られる。
スクブレーキ1によれば、アウタパッド7の移動をより
滑らかに行うことを可能とし、ディスクブレーキ1の作
動応答性を向上することを可能としている。
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
よれば、パッドの第1ガイド溝の他方の対面側への移動
により、結合部と連結部との間に摩擦力が生じるととも
に第1付勢部の付勢力が増大されることになる。これら
によって、パッドの第1支持腕側への移動が抑制され、
ひいては、パッドとマウンティングとの当接音を軽減す
ることを可能としている。
音の低減を可能とするディスクブレーキを提供すること
を可能としている。
の効果に加えて、パッドサポートの結合部を簡素な構成
とでき、パッドサポートの形成をより容易なものとする
ことを可能としている。
求項2の発明の効果に加えて、パッドのマウンティング
における両支持腕の並設方向でのがたつきが抑制される
と共に、パッドが第2支持腕側へ移動される際に、パッ
ドと第2支持腕とにおいて当接音が生じる虞を低減して
いる。
の効果に加えて、支持部、結合部、及び接続部の倒れ込
みが抑制されることにより、第2付勢部の付勢力の低下
の抑制及びパッドの振動に伴って生じるブレーキ鳴きを
低減することを可能としている。
な構成とでき、パッドサポートの形成をより容易なもの
とすることを可能としている。
の効果に加えて、パッドの振動を抑制すると共に、ひい
ては、ブレーキ鳴きの低減を可能としている。
項5の何れか一に記載の発明の効果に加えて、パッドの
マウンティングにおける両支持腕の並設方向でのがたつ
きが更に抑制されると共に、パッドが第2支持腕側へ移
動される際に、パッドと第2支持腕とにおいて当接音が
生じる虞を更に低減している。
可能とし、ひいては、ブレーキ鳴きの低減を可能として
いる。
項6の何れか一に記載の発明の効果に加えて、パッドの
振動を更に抑制可能とし、ブレーキ鳴きをより抑制可能
なものとできる。
求項4の発明の効果に加えて、パッドのディスクロータ
への移動に際して、パッドと第2支持腕との間に生じる
摩擦力を低減でき、ひいては、ディスクブレーキの作動
を滑らかなものとすることができる。
項8の何れか一に記載の発明の効果に加えて、パッドサ
ポートを簡素な構成とでき、組付け作業能率の向上及び
コストの低減を可能としている。
図
当接部の拡大図。
1のマウンティング3に対する位置を示す図。
ウンティング3との当接部の拡大図。
当接部の拡大図。
図。
との当接部の拡大図。
ッド7とマウンティング3との当接部の拡大図。
溝 31aa 底面 31ab 対向面 31ac 対向面 32 第2ガイド溝 4 摺動シリンダ 4c 爪部 5 ピストン 6 インナパッド 7 アウタパッド 71 第1凸部 71a 第3面 71b 第1面 71ba 第1突起
部 71c 第2面 71d 角部 71e 角部 72 第2凸部 8 パッドサポート 81 アウタサポート部 81a 支持部 81b 接続部 81c 第1付勢部 81d 結合部 81e 第2付勢部 82 インナサポート部 83 ブリッジ部 9 スプリング
Claims (9)
- 【請求項1】 車両の車輪と一体に回転するディスクロ
ータと、 前記ディスクロータの外周を跨ぐと共に前記ディスクロ
ータの直径方向に並設される第1及び第2支持腕を有す
るマウンティングと、 前記両支持腕の互いに対向する部分にそれぞれ形成さ
れ、前記ディスクロータの軸方向に延在されると共に、
互いに対向する側に向けて開口し、少なくとも底面と前
記ディスクロータの回転面に対して平行で且つ前記両支
持腕が並設される方向に垂直な方向で対向する対向面と
により囲まれる第1及び第2ガイド溝と、 前記両支持腕間に配設され、前記第1支持腕に設けられ
た前記第1ガイド溝に摺動可能に挿入されると共に少な
くとも前記第1ガイド溝の前記対向面及び前記底面とに
それぞれ対向する面を備える第1凸部及び前記第2支持
腕に設けられた前記第2ガイド溝に摺動可能に挿入され
るとともに少なくとも前記第2ガイド溝の前記対向面及
び前記底面とにそれぞれ対向する面を備える第2凸部を
有し、前記ディスクロータの軸方向に付勢されて前記デ
ィスクロータの前記回転面にその一側面で接触すること
により前記ディスクロータの回転を抑制するパッドと、 前記第1ガイド溝に配設され、前記第1ガイド溝の前記
対向面の内で一方の対向面と前記第1凸部において前記
一方の対向面に対向する第1の面との間に位置する支持
部と、前記第1ガイド溝の前記対向面の他方の対向面と
前記第1凸部において前記他方の対向面に対向する第2
の面との間に位置するとともに前記第1凸部を前記一方
の対向面に向けて付勢する第1付勢部と、前記第1ガイ
ド溝の前記底面と前記第1凸部の前記底面に対向する第
3の面との間に位置すると共に前記支持部と前記付勢部
とを接続する接続部とを備えるパッドサポートと、 を備えるディスクブレーキにおいて、 前記支持部と前記接続部との結合部は、前記パッドが前
記両支持腕が並設される方向で且つ前記第1支持腕側に
移動された際に、少なくとも前記第1凸部の第1の面と
前記第3の面との連結部が前記結合部に当接すると共に
前記連結部が前記結合部を摺動することにより、前記パ
ッドが前記第1ガイド溝の前記他方の対向面側に移動可
能となるように形成されていることを特徴とするディス
クロータ。 - 【請求項2】 前記結合部は、前記第1ガイド溝の前記
一方の対向面側から前記底面側に向けて延在される平板
状を呈していることを特徴とする請求項1のディスクロ
ータ。 - 【請求項3】 前記パッドサポートは、前記パッドを前
記第2支持腕に向けて付勢可能な第2付勢部を備えてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2のディスクロ
ータ。 - 【請求項4】 前記第2付勢部は、前記接続部と前記第
1付勢部とを繋ぐと共に前記第1ガイド溝の底面側から
前記他方の対向面側に向けて延在される平板状を呈する
ことを特徴とする請求項3のディスクロータ。 - 【請求項5】 前記第1凸部の第1の面は前記第1ガイ
ド溝の前記底面寄りの部分に前記第1ガイド溝の前記一
方の対向面に向けて突出すると共に少なくとも前記支持
部に当接する第1突起部を備えたことを特徴とする請求
項4のディスクブレーキ。 - 【請求項6】 前記接続部と第1凸部との間に前記パッ
ドを前記第2支持腕に向けて付勢する付勢部材を備えて
いることを特徴とする請求項3〜請求項4の何れか一に
記載のディスクロータ。 - 【請求項7】 前記第1凸部の前記第3の面は前記第1
ガイド溝の前記他方の対向面寄りの部分に前記第1ガイ
ド溝の前記底面に向けて突出すると共に前記第2付勢部
に当接可能な第2突起部を有していることを特徴とする
請求項1〜請求項6の何れか一に記載のディスクロー
タ。 - 【請求項8】 前記パッドサポートは前記パッドを前記
第2支持腕に向けて付勢可能な第2付勢部を備え、前記
接続部と第1凸部との間に配設されると共に前記パッド
を前記第2支持腕に向けて付勢する付勢部材を備え、前
記第2付勢部と前記第1凸部との間には初期状態におい
て所定量のクリアランスが設けられていることを特徴と
する請求項1又は請求項2のディスクブレーキ。 - 【請求項9】 前記パッドサポートは、前記支持部と、
前記結合部と、前記接続部と、前記第1付勢部とが金属
材の平板から一体的に形成されて成ることを特徴とする
請求項1〜請求項8の何れか一に記載のディスクロー
タ。
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