JP2001336554A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2001336554A
JP2001336554A JP2000161040A JP2000161040A JP2001336554A JP 2001336554 A JP2001336554 A JP 2001336554A JP 2000161040 A JP2000161040 A JP 2000161040A JP 2000161040 A JP2000161040 A JP 2000161040A JP 2001336554 A JP2001336554 A JP 2001336554A
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pad
disk
friction pad
support pin
friction
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JP2000161040A
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Junichi Hashimoto
淳一 橋本
Kenji Harada
賢治 原田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ操作時に、摩擦パッドまたはパッド
スプリングのがたつきに起因して異音が発生するのを抑
え、摩擦パッドの摺動特性を良好に保つ。 【解決手段】 パッドスプリング10のガイド板部12
にはパッド押圧部11を一体形成し、このパッド押圧部
11を摩擦パッド6の裏金8に対しディスク1の径方向
内側から斜めに弾性的に当接させる。これにより、摩擦
パッド6を支持ピン9側へとディスク1の径方向に押圧
すると共に、トルク受部4側へとディスク1の回転方向
に押圧する。また、パッドスプリング10には支持ピン
9側に向けて折曲げられた反力受部14を一体形成し、
この反力受部14を支持ピン9に弾性的に当接させる。
そして、反力受部14が受ける支持ピン9からの反力N
によりパッドスプリング10をトルク受部4に向けて押
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両等に制
動力を与えるのに好適に用いられる対向ピストン型のデ
ィスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に用いられる対向ピストン
型のディスクブレーキは、ディスクを挟んで配置され該
ディスクの回転方向に離間して一対のトルク受部が設け
られたインナ側,アウタ側のキャリパと、該キャリパの
各トルク受部間に摺動可能に支持されたインナ側,アウ
タ側の摩擦パッドとを備えている。
【0003】また、各キャリパ間には支持ピンが設けら
れ、この支持ピンは摩擦パッドの裏金に穿設したピン穴
内に挿入されることにより、摩擦パッドをディスクの軸
方向に移動可能に支持している。さらに、前記各キャリ
パにはディスクの回転方向に離間して一対のパッドスプ
リングが設けられ、このパッドスプリングは、摩擦パッ
ドを前記トルク受部に沿って案内するためのものであ
る。
【0004】この種の従来技術によるディスクブレーキ
では、ブレーキ操作時にインナ側,アウタ側のキャリパ
のシリンダ内に外部からブレーキ液圧が供給され、これ
によりピストンが摺動変位して各摩擦パッドをディスク
の表面に押圧し、ディスクに対し制動力を与える構成と
なっている。
【0005】ここで、パッドスプリングは、キャリパの
トルク受部と摩擦パッドとの間に介在して該摩擦パッド
をディスクの軸方向にガイドするガイド板部と、該ガイ
ド板部からディスクの回転方向に向けて略L字状に折曲
げられたパッド押圧部とによって大略構成されている
(例えば、実開平1−36734号公報等)。
【0006】そして、このパッドスプリングのパッド押
圧部は摩擦パッドに対しディスクの径方向内側から弾性
的に当接し、摩擦パッドを前記支持ピンに向けてディス
クの径方向外側に押圧する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるディスクブレーキによれば、各キャリパ間
に設けた支持ピンを摩擦パッドの裏金に穿設したピン穴
内に挿入している。そして、パッドスプリングのパッド
押圧部により摩擦パッドを支持ピンに向けて径方向に弾
性的に押圧する構成としているから、摩擦パッドのピン
穴が支持ピンに対してディスクの径方向にがたつくのを
ある程度抑えることは可能である。
【0008】しかし、摩擦パッドとパッドスプリングと
の間には加工上、組付上等の理由により実質的に僅かな
隙間が存在しているため、この隙間により摩擦パッドが
一対のパッドスプリング間でディスクの回転方向にがた
つくことがあり、ブレーキ操作時にはこのようながたつ
きに起因して異音が発生するという問題がある。
【0009】また、前述の如く例え摩擦パッドをパッド
スプリングのパッド押圧部によりディスクの径方向に弾
性的に押圧する構成を採用したとしても、ブレーキ操作
時に摩擦パッドに対してディスクからの大きなトルクが
付加されたときには、パッドスプリングのパッド押圧部
が押戻されて摩擦パッドの姿勢が不安定になることがあ
り、この場合には摩擦パッドとパッドスプリングとの間
で異音が発生し易くなるという問題がある。
【0010】また、この従来技術にあっては、パッドス
プリングの端部を複数箇所で折曲げてキャリパに係合さ
せることにより、該パッドスプリングをキャリパに対し
てディスクの径方向と軸方向に位置決めする構成として
いる。
【0011】しかし、パッドスプリングはキャリパに対
してディスクの回転方向に位置決めする構成とはなって
いないため、ブレーキ操作時にはパッドスプリングが摩
擦パッドとトルク受部との間で前記隙間によりがたつ
き、このようながたつきに起因して異音が発生したり、
摩擦パッドの摺動特性が悪くなるという問題もある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題を鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ブレーキ操作時に、摩
擦パッドまたはパッドスプリングのがたつきに起因して
異音が発生するのを防止でき、摩擦パッドを安定した姿
勢に保ち、ブレーキの引摺り等を防止できるようにした
ディスクブレーキを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によるディスクブレーキは、ディスクを
挟んで配置され該ディスクの回転方向に離間して一対の
トルク受部が設けられたインナ側,アウタ側のキャリパ
と、該キャリパの各トルク受部間に摺動可能に支持され
ピストンによって前記ディスクの表面に押圧されるイン
ナ側,アウタ側の摩擦パッドと、前記各キャリパ間に設
けられ該摩擦パッドの裏金に挿通されることにより該摩
擦パッドを前記ディスクの軸方向に移動可能に支持する
支持ピンと、前記摩擦パッドを前記トルク受部に沿って
案内するために前記ディスクの回転方向に離間して前記
各キャリパに設けられた一対のパッドスプリングとから
構成している。
【0014】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記パッドスプリングには、前記支持ピンより
もディスクの径方向内側に離間した位置で前記摩擦パッ
ドに弾性的に当接し前記摩擦パッドを前記支持ピンと前
記トルク受部の両方に向けて斜めに押圧するパッド押圧
部を設ける構成としたことにある。
【0015】このように構成したことにより、摩擦パッ
ドを、パッドスプリングのパッド押圧部により支持ピン
に向けて弾性的に押圧でき、摩擦パッドが支持ピンに対
してディスクの径方向にがたつくのを防止できる。ま
た、この摩擦パッドは前記パッド押圧部によりキャリパ
のトルク受部に向けても押圧できるから、摩擦パッドが
一対のパッドスプリング間でディスクの回転方向にがた
つくのを防止することができる。
【0016】また、請求項2の発明は、パッドスプリン
グをトルク受部に向けて押付けるため支持ピンに弾性的
に当接し該支持ピンからの押圧反力を受ける反力受部を
設ける構成としている。
【0017】これにより、パッドスプリングの反力受部
は、支持ピンに弾性的に当接して該支持ピンからの押圧
反力を受けることにより、パッドスプリングをトルク受
部に向けて押付けることができ、パッドスプリングがデ
ィスクの回転方向にがたつくのを防止できる。
【0018】また、請求項3の発明は、パッド押圧部に
はディスクの径方向内側となる位置でキャリパに弾性的
に当接することにより摩擦パッドを支持ピンに向けて付
勢する舌片部を設ける構成としている。
【0019】これにより、パッド押圧部は舌片部が摩擦
パッドよりもディスクの径方向内側となる位置でキャリ
パに弾性的に当接し、この状態で摩擦パッドを支持ピン
に向けて付勢しているから、摩擦パッドを支持ピンとの
間でディスクの径方向に安定して支持することができ
る。
【0020】また、請求項4の発明によると、支持ピン
はディスクの回転方向に離間して2個設け、一対のパッ
ドスプリングの反力受部は該各支持ピンに対して個別に
当接する構成としている。
【0021】これにより、一対のパッドスプリングはそ
れぞれの反力受部が支持ピンに弾性的に当接し、該支持
ピンからの押圧反力を受けることになるため、一対のパ
ッドスプリングをそれぞれのトルク受部に向けて押付け
ることができ、各パッドスプリングをキャリパに対して
ディスクの回転方向に位置決めし安定的に支持すること
ができる。
【0022】さらに、請求項5の発明は、パッドスプリ
ングは、キャリパのトルク受部に沿ってディスクの径方
向に延びディスクの径方向内側となる一端側にパッド押
圧部が一体形成されたインナ側,アウタ側のガイド板部
と、前記ディスクの径方向外側となる該各ガイド板部の
他端側を前記ディスクの軸方向で連結すると共に該各ガ
イド板部間に反力受部が一体形成された連結板部とから
なり、前記反力受部は、該連結板部からディスクの回転
方向に向けて屈曲された屈曲板部と、該屈曲板部の先端
側からディスクの径方向内側に向けて延び支持ピンと弾
性的に当接する当接板部と、該当接板部からディスクの
回転方向に延び前記支持ピンを該当接板部に対してガイ
ドするピンガイド板部とから構成している。
【0023】これにより、パッドスプリングに設けたイ
ンナ側,アウタ側のガイド板部は、キャリパのトルク受
部と摩擦パッドとの間に介在してインナ側とアウタ側の
摩擦パッドをそれぞれディスクの軸方向にガイドするこ
とができる。また、パッドスプリングの反力受部は、ピ
ンガイド板部が支持ピンに当接する当接板部からディス
クの回転方向に延びているから、摩擦パッドの交換時等
に支持ピンをキャリパに対して軸方向に挿入するように
組付けるときには、支持ピンをピンガイド板部により当
接板部に向けてガイドでき、支持ピンの挿入作業を容易
に行なうことができる。
【0024】さらに、請求項6の発明によると、ガイド
板部の他端側には反力受部の屈曲板部とは逆向きに折曲
げられ、摩擦パッドを一対のパッドスプリング間に取付
けるときに前記摩擦パッドをディスクの径方向内側にガ
イドするパッド案内突起を設ける構成としている。
【0025】これにより、摩擦パッドの組付時に該摩擦
パッドを一対のパッドスプリング間に向けディスクの径
方向外側から内側へと挿入するときには、ガイド板部の
他端側に設けたパッド案内突起により、摩擦パッドを一
対のパッドスプリング間に向けて円滑にガイドすること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
対向ピストン型のディスクブレーキを車両に適用した場
合を例に挙げ、図1ないし図8の添付図面に従って詳細
に説明する。
【0027】1は車両の車輪と共に回転するディスク、
2,3はディスク1を挟んで配置されたアウタ側,イン
ナ側のキャリパで、該アウタ側のキャリパ2は、ディス
ク1の回転方向に対して長尺に形成され、ディスク1と
の対向面側が内側端面2Aとなっている。また、キャリ
パ2の内側端面2Aには、その中央に位置してパッド収
容凹部2Bが設けられ、該パッド収容凹部2Bの両側に
は衝合部2C,2Cが突設されている。そして、このキ
ャリパ2の衝合部2Cは、ディスク1の径方向外側を円
弧状に延び、後述するキャリパ3の衝合部3Cとの間で
ディスクパス部を構成している。
【0028】さらに、パッド収容凹部2Bの両側には、
図4、図5に示すようにスプリング収容凹部2D,2D
が設けられ、該スプリング収容凹部2D内には後述する
パッドスプリング10のパッド押圧部11が収容されて
いる。また、スプリング収容凹部2Dはディスク1の回
転方向に沿ってほぼ水平に延びる壁面2D1 を有してい
る。また、キャリパ2の内側端面2Aには、パッド収容
凹部2Bからディスク1の回転方向に向けて円弧状に延
びる浅底な切欠凹部2E,2Eが設けられている。
【0029】一方、インナ側のキャリパ3についても、
図3、図6に示すようにキャリパ2とほぼ同様に内側端
面3A、パッド収容凹部3B、衝合部3C,3C、スプ
リング収容凹部3D,3Dおよび切欠凹部3E,3E等
からなり、スプリング収容凹部3Dは壁面3D1 を有し
ている。また、このキャリパ3には図1に示すようにデ
ィスク1の径方向内側に向けて取付ブラケット3F,3
Fが突設されている。
【0030】そして、これらキャリパ2,3は、衝合部
2C,3Cを互いに衝合した状態で後述の締結ボルト1
5,16等により一体に締結されると共に、取付ブラケ
ット3Fが車両のフロントフォークにボルト(図示せ
ず)等を介して取付けられている。また、キャリパ2,
3のパッド収容凹部2B,3Bは、図2に示すように両
者の間で略長方形状の開口部を構成し、これらパッド収
容凹部2B,3Bからなる開口部は、後述する摩擦パッ
ド6の交換時等に摩擦パッド6を抜き差しするための作
業窓を構成している。
【0031】4,4はパッド収容凹部2Bの両側に位置
してキャリパ2に形成されたアウタ側のトルク受部で、
該トルク受部4は、ディスク1の回転方向に離間して径
方向に沿って延びている。そして、トルク受部4は、ブ
レーキ操作時にパッドスプリング10と共に摩擦パッド
6をディスク1の軸方向にガイドしつつ、摩擦パッド6
に作用するディスク1からのトルクを受承するものであ
る。
【0032】また、キャリパ3についても、パッド収容
凹部3Bの両側に位置してインナ側のトルク受部5(図
6に一方のみ図示)が設けられている。
【0033】6,6はキャリパ2,3のパッド収容凹部
2B,3B内にそれぞれ設けられたアウタ側,インナ側
の摩擦パッドで、該摩擦パッド6は、略扇形状のライニ
ング7と、該ライニング7に固着され後述のパッドスプ
リング10に摺接して取付けられた略長方形状の裏金8
とにより構成されている。
【0034】ここで、略長方形状をなす裏金8の4つの
角隅のうち、ディスク1の径方向内側寄りに位置する角
隅には、傾斜面部8A,8Aが設けられている。そし
て、この傾斜面部8Aは図7に示すように一定の傾き角
θをもって斜めに配置され、この傾き角θは、約30〜
60度、好ましくは45度程度に設定するのがよい。ま
た、裏金8には、ライニング7よりもディスク1の径方
向外側に位置して長円形状をなす一対のピン穴8B,8
Bが穿設されている。
【0035】そして、これらアウタ側,インナ側の摩擦
パッド6は、キャリパ2,3のパッド収容凹部2B,3
B内にパッドスプリング10を介して摺動可能に支持さ
れ、ブレーキ操作時にはシリンダ内にそれぞれ設けたピ
ストン(図示せず)が外部から供給されるブレーキ液圧
によって摺動し、摩擦パッド6をディスク1の表面に押
圧するものである。
【0036】9,9はディスク1の回転方向に離間して
キャリパ2,3間に着脱可能に設けられた支持ピンで、
該支持ピン9は、ディスク1よりも径方向外側に配置さ
れ、その両端側はキャリパ2,3内を軸方向に貫通した
状態で固定されている。そして、支持ピン9は、摩擦パ
ッド6のピン穴8B内に挿入され、該摩擦パッド6をデ
ィスク1の軸方向に移動可能に支持するものである。
【0037】10,10はディスク1の回転方向に離間
してキャリパ2,3に設けられた一対のパッドスプリン
グで、該パッドスプリング10は、ばね性を有するステ
ンレス鋼板等をプレス成形することにより図7、図8に
示す如く形成されている。そして、パッドスプリング1
0は、後述のパッド押圧部11,11、ガイド板部1
2,12、連結板部13および反力受部14によって大
略構成されている。
【0038】11,11はディスク1の径方向内側とな
るガイド板部12の一端側(先端側)に一体形成された
パッド押圧部で、該パッド押圧部11は、ガイド板部1
2の先端側から略く字状に屈曲して延びた押圧板部11
Aと、該押圧板部11Aの先端側から略V字状に折返さ
れた折返し板部11Bとによって構成されている。
【0039】また、この折返し板部11Bには押圧板部
11Aの先端部近傍まで延びる略U字状の切込み11C
が形成され、この切込み11Cにより折返し板部11B
の幅方向中間部には、ディスク1の径方向内側に向けて
斜めに折曲げられた舌片部11Dが一体に形成されてい
る。
【0040】そして、パッド押圧部11の押圧板部11
Aは図4、図7に示す如く裏金8の傾斜面部8Aに弾性
的に当接し、摩擦パッド6を押圧力Fをもって斜め上向
きに押圧するものである。即ち、図7に示すように押圧
板部11Aの押圧力Fは、ディスク1の径方向と回転方
向の2方向に向けた押圧分力f1 ,f2 を有する。
【0041】このため、パッド押圧部11の押圧板部1
1Aは、押圧分力f1 により摩擦パッド6を支持ピン9
側に向けてディスク1の径方向へと押圧すると共に、押
圧分力f2 により摩擦パッド6をパッドスプリング10
(トルク受部4,5)側に向けてディスク1の回転方向
へと押圧する構成となっている。
【0042】また、パッド押圧部11の折返し板部11
Bはキャリパ2,3のスプリング収容凹部2D,3D内
に収容され、この状態で舌片部11Dは摩擦パッド6よ
りもディスク1の径方向内側となる位置でスプリング収
容凹部2D,3Dの壁面2D1 ,3D1 に弾性的に当接
している。そして、舌片部11Dは、ブレーキ操作時に
摩擦パッド6からパッド押圧部11に付加される荷重
を、キャリパ2,3の壁面2D1 ,3D1 との間で受承
する構成となっている。
【0043】また、このパッド押圧部11の舌片部11
Dは、後述する連結板部13の掛止板部13Aとの間で
パッドスプリング10全体をキャリパ2,3に対しディ
スク1の径方向に位置決めする機能も有している。
【0044】12,12はキャリパ2,3のトルク受部
4,5と摩擦パッド6との間に介在して設けられたアウ
タ側,インナ側のガイド板部で、該ガイド板部12は、
ディスク1の径方向に沿って平行に延び、トルク受部
4,5に衝合して取付けられている。そして、ガイド板
部12は、摩擦パッド6の裏金8をトルク受部4,5に
対しディスク1の軸方向に摺動可能にガイドするもので
ある。
【0045】また、ガイド板部12の長手方向の途中部
位には掛止突起12Aが突設され、該掛止突起12A
は、キャリパ2,3の切欠凹部2E,3Eに掛止めされ
ることにより、パッドスプリング10全体をキャリパ
2,3に対しディスク1の軸方向および径方向に位置決
めするものである。
【0046】さらに、ガイド板部12の長手方向の他端
側(基端側)にはパッド案内突起12Bが一体形成され
ている。そして、このパッド案内突起12Bは、ガイド
板部12の基端側から後述する反力受部14の屈曲板部
14Aとは逆向きに折曲げられ、摩擦パッド6を一対の
パッドスプリング10間に取付けるときに、摩擦パッド
6をディスク1の径方向内側へとガイドするものであ
る。
【0047】13は摩擦パッド6よりもディスク1の径
方向外側となる位置で、ガイド板部12,12の基端側
をディスク1の軸方向で互いに連結した連結板部で、該
連結板部13は、キャリパ2,3の衝合部2C,3Cの
壁面に当接している。
【0048】また、ディスク1の径方向内側となる連結
板部13の一方の端部には、反力受部14とは逆向きに
略L字状に折曲げられて掛止板部13Aが一体形成さ
れ、該掛止板部13Aは、キャリパ2,3の衝合部2
C,3Cの壁面(ディスクパス部)に対しディスク1の
径方向から掛止めされている。
【0049】14はディスク1の径方向外側となる連結
板部13の他方の端部に一体形成された反力受部で、該
反力受部14は、連結板部13から掛止板部13Aとは
逆向きにディスク1の回転方向へと略L字状に折曲げて
形成された屈曲板部14Aと、該屈曲板部14Aの先端
側からディスク1の径方向内側へと略L字状に折曲げら
れ表面が支持ピン9に弾性的に当接する当接板部14B
とによって構成されている。また、当接板部14Bの先
端側は連結板部13側に向けて斜め下向きに折曲げられ
ている。
【0050】そして、この反力受部14は、図7に示す
ように当接板部14Bが支持ピン9に弾性的に当接し、
該支持ピン9から受ける押圧反力Nによりガイド板部1
2を、キャリパ2,3のトルク受部4,5に向けてディ
スク1の周方向(回転方向)へと押付け、パッドスプリ
ング10をキャリパ2,3に対しディスク1の回転方向
に位置決めする構成となっている。
【0051】また、反力受部14の当接板部14Bに
は、その幅方向両側(ディスク1の軸方向)に離間して
ピンガイド板部14C,14Cが突設されている。そし
て、ピンガイド板部14Cは、ディスク1の回転方向と
なる連結板部13側へと斜めに傾斜して延び、後述する
ように支持ピン9の取付時に該支持ピン9を当接板部1
4Bの当接面14B1 側に向けてガイドするものであ
る。
【0052】なお、15,16はアウタ側のキャリパ2
とインナ側のキャリパ3とを一体に締結するための締結
ボルトである。
【0053】本実施の形態による対向ピストン型のディ
スクブレーキは上述の如き構成を有するもので、次にそ
の作動について説明する。
【0054】まず、運転者がブレーキ操作を行なうと、
キャリパ2,3に設けたピストンが外部からのブレーキ
液圧によりディスク1側に摺動し、これに伴って摩擦パ
ッド6は、キャリパ2,3間に固定した支持ピン9に沿
ってディスク1の軸方向にガイドされつつ、トルク受部
4,5に設けたパッドスプリング10のガイド板部12
に沿って摺動する。これにより摩擦パッド6,6をディ
スク1の両面に押圧し、ディスク1に制動力を与える。
【0055】ここで、本実施の形態では、パッドスプリ
ング10のガイド板部12には、ガイド板部12の先端
側を傾き角θにほぼ対応する角度をもって斜めに折曲げ
ることによりパッド押圧部11を一体形成し、このパッ
ド押圧部11を摩擦パッド6の裏金8に設けた傾斜面部
8Aに弾性的に当接させる構成としている。
【0056】このため、摩擦パッド6には、パッド押圧
部11からの押圧力Fをディスク1の径方向の押圧分力
f1 とディスク1の回転方向の押圧分力f2とからなる
2つの成分に分けて付加することができる。
【0057】かくして、本実施の形態では、パッド押圧
部11からの押圧分力f1 により摩擦パッド6のピン穴
8B周壁を、キャリパ2,3間に固定した支持ピン9に
向けて弾性的に押圧でき、摩擦パッド6のピン穴8Bが
支持ピン9との間でディスク1の径方向にがたつくのを
抑え、走行時に摩擦パッド6のピン穴8Bと支持ピン9
との間でラトル音等の異音が発生するのを防止すること
ができる。
【0058】しかも、パッド押圧部11からの押圧分力
f2 により摩擦パッド6を、パッドスプリング10のガ
イド板部12(トルク受部4,5)に向けて弾性的に押
圧でき、摩擦パッド6がガイド板部12,12間でディ
スク1の回転方向にがたつくのを抑え、ブレーキ操作時
等に摩擦パッド6とガイド板部12との間でクロンク音
等の異音が発生するのを防止することができる。
【0059】また、パッド押圧部11には折返し板部1
1Bの先端側から斜めに屈曲して延びた舌片部11Dを
設け、この舌片部11Dをキャリパ2,3の壁面2D
1,3D1 に弾性的に当接させる構成としたので、ブレ
ーキ操作時に摩擦パッド6を介したディスク1からの大
きなトルクが荷重となってパッド押圧部11に付加され
たときでも、この荷重を舌片部11Dとキャリパ2,3
の壁面2D1,3D1との間で受承でき、パッド押圧部1
1が前述した従来技術のようにディスク1の径方向内側
に押戻されることがなくなる。
【0060】これにより、摩擦パッド6を支持ピン9,
9とパッド押圧部11,11とにより舌片部11D,1
1Dを介してディスク1の径方向に対し合計4箇所で支
持でき、摩擦パッド6の姿勢を安定化させて、摩擦パッ
ド6の摺動特性を良好に保つことができ、摩擦パッド6
とパッドスプリング10との間で異音が発生するのをよ
り確実に抑制することができる。
【0061】一方、本実施の形態では、パッドスプリン
グ10の連結板部13の途中に設けた反力受部14を、
支持ピン9に弾性的に当接させる構成としたので、反力
受部14が受ける支持ピン9からの反力Nによりガイド
板部12を、ディスク1の径方向へとキャリパ2,3の
トルク受部4,5に向けて押付けることができる。
【0062】従って、本実施の形態によれば、パッドス
プリング10をキャリパ2,3に対しディスク1の回転
方向に位置決めでき、パッドスプリング10がトルク受
部4,5と摩擦パッド6との間でがたつくのを防止でき
る。そして、ブレーキ操作時にパッドスプリング10が
摩擦パッド6側へとディスク1の回転方向にせり出すよ
うに動くのを抑え、摩擦パッド6とパッドスプリング1
0との間でラトル音等の異音が発生するのを防止でき、
摩擦パッド6の摺動特性をさらに良好に保ち、ブレーキ
の引摺り等を防ぐことができる。
【0063】また、摩擦パッド6の交換時には予め支持
ピン9をキャリパ2,3から抜取り、この状態で摩擦パ
ッド6を一対のパッドスプリング10,10間から抜取
るように取外す。そして、新品の摩擦パッド6を、図4
中に示す矢示Aの如くディスク1の径方向内側へとパッ
ドスプリング10,10間に差込むように挿入して取付
け、最後に支持ピン9をキャリパ2,3内に向けて図2
中に示す矢示Bの如くディスク1の軸方向に挿入して取
付ける。
【0064】そして、本実施の形態では、パッドスプリ
ング10のうちパッド収容凹部2B,3Bの開口部側に
位置するガイド板部12の基端側を、反力受部14の屈
曲板部14Aとは反対側に折曲げてパッド案内突起12
Bを形成したので、前述の如く摩擦パッド6を各パッド
スプリング10間に取付けるときに、摩擦パッド6をパ
ッド案内突起12Bによりディスク1の径方向内側へと
ガイドでき、摩擦パッド6の挿入、組付作業を容易に行
なうことができる。
【0065】また、パッドスプリング10のうち反力受
部14の当接板部14Bには、その幅方向両側にピンガ
イド板部14C,14Cを突設する構成としたので、前
述の如く支持ピン9をキャリパ2,3に対して軸方向に
挿入するときには、ピンガイド板部14Cにより支持ピ
ン9を当接板部14Bの当接面14B1 側に向けてガイ
ドでき、支持ピン9の組付作業を容易に行なうことがで
きる。
【0066】さらに、パッドスプリング10は、舌片部
11D、掛止板部13Aおよび掛止突起12Aをキャリ
パ2,3に当接させると共に反力受部14を支持ピン9
に当接させることにより、パッドスプリング10をキャ
リパ2,3に対しディスク1の径方向、軸方向および回
転方向に対して位置決めできるから、前述した摩擦パッ
ド6の交換時には、パッドスプリング10をキャリパ
2,3に取付けた状態で摩擦パッド6の交換作業を行な
うことができ、パッドスプリング10を摩擦パッド6と
一緒に取付けたり取外したりする手間をなくし、全体の
作業性を高めることができる。
【0067】なお、実施の形態では、ディスクブレーキ
を車両に適用するものとして述べたが、具体的には、例
えば自動車や二輪車等の車両に適用してよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、パッドスプリングにパッド押圧部を設け、
該パッド押圧部は支持ピンよりもディスクの径方向内側
に離間した位置で摩擦パッドに弾性的に当接し、摩擦パ
ッドを支持ピンとトルク受部の両方に向けて斜めに押圧
する構成としているため、摩擦パッドがディスクの径方
向および回転方向にがたつくのを抑えることができる。
従って、ブレーキ操作時に、摩擦パッドのがたつきに起
因して異音が発生するのを防止でき、摩擦パッドを安定
した姿勢に保ち、ブレーキの引摺り等を防止することが
できる。
【0069】また、請求項2に記載の発明は、パッドス
プリングに反力受部を設け、該反力受部は支持ピンに弾
性的に当接して該支持ピンからの押圧反力を受けること
によりパッドスプリングをトルク受部に向けて押付ける
構成としているため、パッドスプリングがディスクの回
転方向にがたつくのを抑え、パッドスプリングをキャリ
パのトルク受部側で安定して支持することができる。従
って、ブレーキ操作時に、パッドスプリングのがたつき
に起因して異音が発生するのを防止でき、摩擦パッドを
より安定した姿勢に保ち、摩擦パッドの摺動特性を高め
ることができる。
【0070】また、請求項3に記載の発明は、パッド押
圧部には摩擦パッドよりもディスクの径方向内側となる
位置でキャリパに弾性的に当接する舌片部を設ける構成
としているため、該舌片部によってパッド押圧部に弾性
的な押圧力を付加することができ、摩擦パッドをディス
クの径方向内側から外側へと支持ピンに向けて弾性的に
押圧できると共に、摩擦パッドをパッド押圧部と支持ピ
ンとの間でディスクの径方向に安定して支持することが
でき、摩擦パッドがディスクの径方向にがたつくのを抑
制できる。
【0071】また、請求項4に記載の発明によると、支
持ピンはディスクの回転方向に離間して2個設け、一対
のパッドスプリングの反力受部は該各支持ピンに対して
個別に当接する構成としているので、一対のパッドスプ
リングをそれぞれのトルク受部に向けて押付けることが
でき、各パッドスプリングをキャリパに対してディスク
の回転方向に位置決めできると共に、パッドスプリング
がディスクの回転方向にがたつくのを抑え、パッドスプ
リングをキャリパのトルク受部側で安定して支持するこ
とができる。
【0072】また、請求項5に記載の発明は、パッドス
プリングにインナ側とアウタ側のガイド板部を設け、該
ガイド板部の一端側にはパッド押圧部を一体形成し、そ
の他端側には反力受部が一体形成された連結板部を設け
ると共に、前記反力受部は、屈曲板部、当接板部および
ピンガイド板部とを有する構成としているため、インナ
側とアウタ側のガイド板部によって、インナ側とアウタ
側の摩擦パッドをそれぞれディスクの軸方向にガイドで
き、摩擦パッドの摺動特性を高めることができる。ま
た、パッドスプリングの反力受部は、ピンガイド板部が
支持ピンに当接する当接板部からディスクの回転方向に
延びているから、摩擦パッドの交換時等には支持ピンを
ピンガイド板部により当接板部側へとガイドでき、支持
ピンの挿入作業を容易に行なうことができると共に、支
持ピンをパッドスプリングの当接板部に確実に当接させ
ることができる。
【0073】さらに、請求項6に記載の発明によると、
ガイド板部の他端側には反力受部の屈曲板部とは逆向き
に折曲げられ、摩擦パッドを一対のパッドスプリング間
に取付けるときに前記摩擦パッドをディスクの径方向内
側にガイドするパッド案内突起を設ける構成としている
ため、摩擦パッドの組付時に該摩擦パッドを一対のパッ
ドスプリング間に向けディスクの径方向外側から内側へ
と挿入するときには、パッド案内突起により摩擦パッド
をパッドスプリングのガイド板部側に向けて円滑にガイ
ドでき、摩擦パッドの組付け性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるディスクブレーキの
正面図である。
【図2】実施の形態によるディスクブレーキの平面図で
ある。
【図3】実施の形態によるディスクブレーキを一部破断
した状態で示す底面図である。
【図4】アウト側のキャリパをアウト側の摩擦パッドと
共に示す縦断面図である。
【図5】キャリパおよびパッドスプリング等を図1中の
矢示V−V方向から摩擦パッドを取外した状態で示す断
面図である。
【図6】キャリパからパッドスプリングを取外した状態
で示す図5と同様の断面図である。
【図7】図4中のパッドスプリングを摩擦パッド等と共
に拡大して示す部分断面図である。
【図8】図5中のパッドスプリングを単体で示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 アウタ側のキャリパ 3 インナ側のキャリパ 4,5 トルク受部 6 摩擦パッド 9 支持ピン 10 パッドスプリング 11 パッド押圧部 11D 舌片部 12 ガイド板部 12B パッド案内突起 13 連結板部 14 反力受部 14A 屈曲板部 14B 当接板部 14B1 当接面 14C ピンガイド板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA43 AA48 AA53 AA66 AA74 AA77 AA84 AA87 BA16 BA21 CA60 CA63 CA64 CC84 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを挟んで配置され該ディスクの
    回転方向に離間して一対のトルク受部が設けられたイン
    ナ側,アウタ側のキャリパと、該キャリパの各トルク受
    部間に摺動可能に支持されピストンによって前記ディス
    クの表面に押圧されるインナ側,アウタ側の摩擦パッド
    と、前記各キャリパ間に設けられ該摩擦パッドの裏金に
    挿通されることにより該摩擦パッドを前記ディスクの軸
    方向に移動可能に支持する支持ピンと、前記摩擦パッド
    を前記トルク受部に沿って案内するために前記ディスク
    の回転方向に離間して前記各キャリパに設けられた一対
    のパッドスプリングとからなるディスクブレーキにおい
    て、 前記パッドスプリングには、前記支持ピンよりもディス
    クの径方向内側に離間した位置で前記摩擦パッドに弾性
    的に当接し前記摩擦パッドを前記支持ピンと前記トルク
    受部の両方に向けて斜めに押圧するパッド押圧部を設け
    る構成としたことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記パッドスプリングには、前記パッド
    スプリングをトルク受部に向けて押付けるため前記支持
    ピンに弾性的に当接し該支持ピンからの押圧反力を受け
    る反力受部を設けてなる請求項1に記載のディスクブレ
    ーキ。
  3. 【請求項3】 前記パッド押圧部には前記ディスクの径
    方向内側となる位置で前記キャリパに弾性的に当接する
    ことにより前記摩擦パッドを前記支持ピンに向けて付勢
    する舌片部を設けてなる請求項1または2に記載のディ
    スクブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記支持ピンはディスクの回転方向に離
    間して2個設け、前記一対のパッドスプリングの反力受
    部は該各支持ピンに対して個別に当接する構成としてな
    る請求項2または3に記載のディスクブレーキ。
  5. 【請求項5】 前記パッドスプリングは、前記キャリパ
    のトルク受部に沿ってディスクの径方向に延びディスク
    の径方向内側となる一端側に前記パッド押圧部が一体形
    成されたインナ側,アウタ側のガイド板部と、前記ディ
    スクの径方向外側となる該各ガイド板部の他端側を前記
    ディスクの軸方向で連結すると共に該各ガイド板部間に
    前記反力受部が一体形成された連結板部とからなり、前
    記反力受部は、該連結板部からディスクの回転方向に向
    けて屈曲された屈曲板部と、該屈曲板部の先端側からデ
    ィスクの径方向内側に向けて延び前記支持ピンと弾性的
    に当接する当接板部と、該当接板部からディスクの回転
    方向に延び前記支持ピンを該当接板部に対してガイドす
    るピンガイド板部とから構成してなる請求項2,3また
    は4に記載のディスクブレーキ。
  6. 【請求項6】 前記ガイド板部の他端側には、前記反力
    受部の屈曲板部とは逆向きに折曲げられ前記摩擦パッド
    を一対のパッドスプリング間に取付けるときに前記摩擦
    パッドをディスクの径方向内側にガイドするパッド案内
    突起を設けてなる請求項5に記載のディスクブレーキ。
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