JP2019128023A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリッジ部の剛性を確保した状態で、キャリパボディを大型化させることなくパッドスプリングをキャリパボディに取り付ける。【解決手段】キャリパブラケット3に、スライドピン4,5を介してキャリパボディ6をディスク軸方向に移動可能に設ける。キャリパボディ6の作用部6aと反作用部6bとの間にディスク軸方向に架け渡したハンガーピン11に摩擦パッド7を吊持する。摩擦パッド7のディスク回入側に吊下げ片7dを設ける。キャリパボディ6の作用部6aと反作用部6bのディスクロータ2の外周面よりも外側位置で、且つ、ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mよりもディスク回入側に、ハンガーピン11のハンガーピン取付ボス部6h,6iを設ける。ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mに、摩擦パッド7をディスク内周側とキャリパブラケット3に設けたトルク受け面3g側とに付勢するパッドスプリング8を取り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、摩擦パッドのガタ付きを防止するパッドスプリングを備えた車両用ディスクブレーキに関する。
従来、車体に固設されるキャリパブラケットに、スライドピンを介してキャリパボディをディスク軸方向に移動可能に取り付け、ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置するとともに、キャリパボディの作用部と反作用部との間にディスク軸方向に架け渡したハンガーピンに、前記一対の摩擦パッドを吊持させた車両用ディスクブレーキでは、キャリパボディのブリッジ部と摩擦パッドとの間にパッドスプリングを配設して、摩擦パッドのガタ付きを抑制するものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−190035号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、キャリパボディのブリッジ部と、摩擦パッドとの間に、パッドスプリングを配置するスペースを確保しなければならないことから、キャリパボディが大型化する虞があった。また、ブリッジ部を薄肉にして、パッドスプリングを配置するスペースを確保しようとすると、ブリッジ部の剛性が低下する虞があった。
そこで本発明は、ブリッジ部の剛性を確保した状態で、キャリパボディを大型化させることなくパッドスプリングをキャリパボディに取り付けることができる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、ディスクロータの一側部に配置され、ピストンを収容するシリンダ孔を備えた作用部と、前記ディスクロータの他側部に配置され、反力爪を備えた反作用部とをブリッジ部で連結してキャリパボディを形成し、該キャリパボディを前記ディスクロータの一側部で車体に固設するキャリパブラケットにスライドピンを介してディスク軸方向に移動可能に設けるとともに、前記ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置し、該一対の摩擦パッドを、前記作用部と前記反作用部との間にディスク軸方向に架け渡したハンガーピンに吊持させ、前記キャリパブラケットに、前記摩擦パッドからの制動トルクを受けるトルク受け面を設けた車両用ディスクブレーキにおいて、前記摩擦パッドは、車両前進時におけるディスク回入側に、前記ハンガーピンを挿通させる吊下げ片を有し、前記キャリパボディは、前記作用部と前記反作用部の前記ディスクロータの外周面よりも外側位置で、且つ、前記ブリッジ部の車両前進時におけるディスク回入側端面よりもディスク回入側に、前記ハンガーピンを取り付けるハンガーピン取付ボス部がそれぞれ設けられ、前記ブリッジ部の前記ディスク回入側端面に、前記吊下げ片に当接して、前記一対の摩擦パッドをディスク内周側と前記トルク受け面側とに付勢するパッドスプリングを取り付けたことを特徴としている。
また、前記パッドスプリングは、前記ブリッジ部のディスク回入側端面に当接する基部と、該基部からディスク回入側に延出する第1スプリング片と、該第1スプリング片の先端に設けられ、前記吊下げ片に当接して前記一対の摩擦パッドをディスク内周側と前記トルク受け面側とに付勢する第2スプリング片とを備えていると好ましい。
さらに、前記ブリッジ部の前記ディスク回入側端面に、前記パッドスプリングの係止部が設けられ、前記パッドスプリングは、前記係止部に係止される係止片を備えていると好適である。
また、前記係止部は、前記ディスク回入側端面の作用部側と反作用部側とに形成されているとよい。さらに、前記係止部は、前記ディスク回入側端面のディスク軸方向中央部に形成してもよい。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、キャリパボディのブリッジ部の車両前進時におけるディスク回入側端面にパッドスプリングを取り付けたことにより、従来のように、ブリッジ部と摩擦パッドとの間にパッドスプリングを配置するスペースを確保しなくてもよいことから、ブリッジ部の剛性を確保した状態で、キャリパボディを大型化させることなくパッドスプリングをキャリパボディに取り付けることができる。
また、パッドスプリングは、ブリッジ部のディスク回入側端面に当接する基部と、基部からディスク回入側に凹状に湾曲しながら延出する第1スプリング片と、第1スプリング片の先端に設けられ、吊下げ片に当接して一対の摩擦パッドをディスク内周側とトルク受け面側とに付勢する第2スプリング片とを備えていることにより、第1スプリング片と第2スプリング片の弾発力により、一対の摩擦パッドをディスク内周側とトルク受け面側とに付勢し、摩擦パッドのガタ付きを良好に抑制することができる。
さらに、キャリパボディのブリッジ部の前記ディスク回入側端面に、前記パッドスプリングの係止部を設け、パッドスプリングに、係止部に係止される係止片を設けたことにより、ボルト等の締結手段を用いることなくパッドスプリングを簡単に取り付けることができる。また、係止部をディスク回入側端面の作用部側と反作用部側とに形成したことにより、キャリパボディを鋳造する際に、係止部を湯回り良く形成することができる。さらに、係止部をディスク回入側端面のディスク軸方向中央部に形成したことにより、パッドスプリングの形状を簡素化することができる。
本発明の第1形態例を示す車両用ディスクブレーキの斜視図である。 同じく車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの一部断面平面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの側面図である。 図3のV-V断面図である。 図2のVI−VI断面図である。 本発明の第1形態例を示すパッドスプリングの斜視図である。 本発明の第2形態例を示す車両用ディスクブレーキの斜視図である。 同じく車両用ディスクブレーキの一部断面平面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの側面図である。 図9のXI-XI断面図である。 本発明の第2形態例を示すパッドスプリングの斜視図である。
図1乃至図7は本発明の車両用ディスクブレーキの第1形態例を示す図で、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
車両用ディスクブレーキ1は、車両走行時に図示しない車輪と一体に回転する前記ディスクロータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に取り付けられたキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3にスライドピン4,5を介してディスク軸方向へスライド可能に支持されるピンスライド型のキャリパボディ6と、該キャリパボディ6の作用部6a及び反作用部6bの間に、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド7,7と、該摩擦パッド7,7のガタ付きを防止するパッドスプリング8とを備えている。
キャリパブラケット3は、ディスクロータ2の中心を通る車軸が挿通される貫通孔3aを有する車軸装着部3bと、該車軸装着部3bからディスクロータ2の外周に向かって延出する回入側キャリパ支持腕3cと、該回入側キャリパ支持腕3cに対して回出側に延出する回出側キャリパ支持腕3dとを有している。回入側キャリパ支持腕3cと回出側キャリパ支持腕3dとの間には摩擦パッド7,7の収容凹部3eが設けられ、回出側キャリパ支持腕3dの収容凹部3e側の側面には、コ字状のパッドガイド溝3fが設けられ、該パッドガイド溝3fのディスク回出側にトルク受け面3gが設けられている。また、回出側キャリパ支持腕3dの先端側には、ディスクロータ2の外周を跨ぐキャリパ支持腕3hがディスク軸方向に突設され、該キャリパ支持腕3hに袋状のスライドピン挿通孔3iが形成され、回入側キャリパ支持腕3cの先端部には、スライドピン取付部3jが形成されている。
キャリパボディ6は、ディスクロータ2の両側部に配置される上述の作用部6a及び反作用部6bと、これらをディスクロータ2の外周を跨いで連結するブリッジ部6cとから成っている。作用部6aには、ディスクロータ2側を開口した有底のシリンダ孔6dが設けられ、反作用部6bには反力爪6eが一体に形成されている。シリンダ孔6dにはピストン9が液密に内挿され、該ピストン9とシリンダ孔6dの底部との間に液圧室10が画成されている。作用部6aには、スライドピン4,5を取り付けるスライドピン取付腕6f,6gがディスク回出側とディスク内周側とに向けて突設され、作用部6aと反作用部6bのディスク回入側には、ハンガーピン11を取り付けるハンガーピン取付ボス部6h,6iが突設されている。さらに、ハンガーピン取付ボス部6h,6iのディスクロータ2側で、且つ、ディスク外周側(ディスク回入側端面6mの作用部側と反作用部側)には、パッドスプリング8の係止部6j,6kが設けられている。
キャリパボディ6は、ディスク回出側のスライドピン取付腕6fにスライドピン4をディスクロータ2側へ向けて突設し、該スライドピン4をキャリパブラケット3のスライドピン挿通孔3iに挿通するとともに、キャリパブラケット3のスライドピン取付部3jにスライドピン5を反ディスクロータ側へ向けて突設し、該スライドピン5をキャリパボディ6のディスク内周側のスライドピン取付腕6gに挿通することによって、ディスク軸方向に移動可能に支持されている。
各摩擦パッド7は、ディスクロータ2の側面と摺接するライニング7aを、金属製の裏板7bに接合して構成される。裏板7bは、ディスク回入側に、ハンガーピン挿通孔7cを備えた吊下げ片7dが突設され、ディスク回出側に、キャリパブラケット3のパッドガイド溝3fに支持させる耳片7eが突設される。各摩擦パッド7は、キャリパボディ6に形成したハンガーピン11のハンガーピン取付ボス部6h,6iと、吊下げ片7dに形成したハンガーピン挿通孔7cとにハンガーピン11を架け渡し、耳片7eをキャリパブラケット3のパッドガイド溝3fに支持させることにより、ディスク軸方向に移動可能に配置される。
パッドスプリング8は、ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mに当接する基部8aと、該基部8aのディスク軸方向中央部から、ディスク回入側に凹状に湾曲しながら延出する第1スプリング片8bと、該第1スプリング片8bの先端部からディスク軸方向に延出し、摩擦パッド7,7の吊下げ片7d,7dに弾接する第2スプリング片8cと、基部8aのディスク軸方向両端部から延出し、キャリパボディ6に形成された係止部6j,6kに係止される一対の係止片8d,8dとを備えている。パッドスプリング8は、基部8aをブリッジ部6cのディスク回入側端面6mに当接させ、係止部6j,6kに係止片8d,8dをそれぞれ係止させることによりキャリパボディ6に取り付けられ、第2スプリング片8cを摩擦パッド7,7の吊下げ片7d,7dに弾接させることにより、第1スプリング片8b及び第2スプリング片8cの弾発力により、摩擦パッド7,7をディスク内周側とトルク受け面3g側とに付勢する。
このように形成された車両用ディスクブレーキ1は、制動時に、別途の液圧マスタシリンダで昇圧された作動液が液圧室10に供給されると、ピストン9がディスクロータ2側へ移動し、作用部6a側の摩擦パッド7をディスクロータ2の一側面へ付勢する。次に、この反作用によってキャリパボディ6がスライドピン4,5に案内されながら作用部6a側へ移動し、反作用部6bの反力爪6eが反作用部6b側の摩擦パッド7をディスクロータ2の他側面へ押圧して制動作用が行われる。
このとき、摩擦パッド7,7は、吊下げ片7d,7dがパッドスプリング8の第1スプリング片8b及び第2スプリング片8cによってトルク受け面3g側に付勢され、耳片7e,7eがトルク受け面3gに予め当接した状態となっていることから、制動時にガタ付く虞がなく、また、摩擦パッド7,7からの制動トルクをトルク受け面3gで良好に受けることができる。さらに、摩擦パッド7,7は、第1スプリング片8b及び第2スプリング片8cによってディスク内周側に付勢されていることから、摩擦パッド7,7が走行振動等によってガタつくことを抑制できる。
本形態例は、上述のように、キャリパボディ6のブリッジ部6cのディスク回入側端面6mにパッドスプリング8を取り付けたことにより、従来のように、ブリッジ部6cと摩擦パッド7との間にパッドスプリング8を配置するスペースを確保しなくてもよいことから、ブリッジ部6cの剛性を確保した状態で、キャリパボディ6を大型化させることなくパッドスプリング8をキャリパボディ6に取り付けることができる。また、キャリパボディ6にパッドスプリング8の係止部6j,6kを設け、パッドスプリング8に係止部6j,6kに係止される係止片8d,8dをそれぞれ設けたことにより、ボルト等の締結手段を用いることなくパッドスプリング8を簡単に取り付けることができる。また、パッドスプリング8の係止部6j,6kをハンガーピン取付ボス部6h,6iのディスクロータ2側で、且つ、ディスク外周側に設けたことにより、キャリパボディ6を鋳造する際に、係止部6j,6kを作用部と反作用部に連続して形成することができ、湯回り良く形成することができる。
図8乃至図12は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例のキャリパボディ6は、ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mのディスク軸方向中央部に係止部6nが設けられている。パッドスプリング12は、ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mに当接する二股状の基部12a,12aと、基部12a,12aからディスク回入側に凹状に湾曲しながら延出する第1スプリング片12b,12bと、二股状の第1スプリング片12b,12bの間に設けられ、係止部6nに係止される係止片12cと、第1スプリング片12b,12bと係止片12cの先端部とを繋いでディスク軸方向に延出し、摩擦パッド7,7の吊下げ片7d,7dに弾接する第2スプリング片12dとを備えている。パッドスプリング12は、基部12a,12aを係止部6nを挟んでブリッジ部6cのディスク回入側端面6mに当接させ、係止部6nに係止片12cを係止させることによりキャリパボディ6に取り付けられ、第1スプリング片12b,12b及び第2スプリング片12dの弾発力により、摩擦パッド7,7をディスク内周側とトルク受け面3g側とに付勢する。
本形態例は、上述のように、ブリッジ部6cのディスク回入側端面6mのディスク軸方向中央部に係止部6nが設けられていることにより、パッドスプリング12は、二股状の第1スプリング片12b,12bの間に係止片12cが設けられ、パッドスプリングの形状を簡素化することができる。
なお、本発明は上述の各形態例に限るものではなく、キャリパボディにパッドスプリングの係止部を、パッドスプリングに係止部に係止される係止片をそれぞれ備えていなくてもよい。また、パッドスプリングのスプリング片が摩擦パッドの吊下げ片に弾接するものであれば、摩擦パッドやキャリパボディやキャリパブラケットの形状は任意である。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…貫通孔、3b…車軸装着部、3c…回入側キャリパ支持腕、3d…回出側キャリパ支持腕、3e…収容凹部、3f…パッドガイド溝、3g…トルク受け面、3h…キャリパ支持腕、3i…スライドピン挿通孔、3j…スライドピン取付部、4,5…スライドピン、6…キャリパボディ、6a…作用部、6b…反作用部、6c…ブリッジ部、6d…シリンダ孔、6e…反力爪、6f,6g…スライドピン取付腕、6h,6i…ハンガーピン取付ボス部、6j,6k…係止部、6m…ディスク回入側端面、6n…係止部、7…摩擦パッド、7a…ライニング、7b…裏板、7c…ハンガーピン挿通孔、7d…吊下げ片、7e…耳片、8…パッドスプリング、8a…基部、8b…第1スプリング片、8c…第2スプリング片、8d…係止片、9…ピストン、10…液圧室、11…ハンガーピン、12…パッドスプリング、12a…基部、12b…第1スプリング片、12c…係止片、12d…第2スプリング片

Claims (5)

  1. ディスクロータの一側部に配置され、ピストンを収容するシリンダ孔を備えた作用部と、前記ディスクロータの他側部に配置され、反力爪を備えた反作用部とをブリッジ部で連結してキャリパボディを形成し、該キャリパボディを前記ディスクロータの一側部で車体に固設するキャリパブラケットにスライドピンを介してディスク軸方向に移動可能に設けるとともに、前記ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを配置し、該一対の摩擦パッドを、前記作用部と前記反作用部との間にディスク軸方向に架け渡したハンガーピンに吊持させ、前記キャリパブラケットに、前記摩擦パッドからの制動トルクを受けるトルク受け面を設けた車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記摩擦パッドは、車両前進時におけるディスク回入側に、前記ハンガーピンを挿通させる吊下げ片を有し、前記キャリパボディは、前記作用部と前記反作用部の前記ディスクロータの外周面よりも外側位置で、且つ、前記ブリッジ部の車両前進時におけるディスク回入側端面よりもディスク回入側に、前記ハンガーピンを取り付けるハンガーピン取付ボス部がそれぞれ設けられ、
    前記ブリッジ部の前記ディスク回入側端面に、前記吊下げ片に当接して、前記一対の摩擦パッドをディスク内周側と前記トルク受け面側とに付勢するパッドスプリングを取り付けたことを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記パッドスプリングは、前記ブリッジ部のディスク回入側端面に当接する基部と、該基部からディスク回入側に延出する第1スプリング片と、該第1スプリング片の先端に設けられ、前記吊下げ片に当接して前記一対の摩擦パッドをディスク内周側と前記トルク受け面側とに付勢する第2スプリング片とを備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記ブリッジ部の前記ディスク回入側端面に、前記パッドスプリングの係止部が設けられ、前記パッドスプリングは、前記係止部に係止される係止片を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ディスクブレーキ。
  4. 前記係止部は、前記ディスク回入側端面の作用部側と反作用部側とに形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用ディスクブレーキ。
  5. 前記係止部は、前記ディスク回入側端面のディスク軸方向中央部に形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用ディスクブレーキ。
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