JP2020159368A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

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一哉 和田
Kazuya Wada
一哉 和田
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Abstract

【課題】部品点数を削減してコストの削減化を図ることができる車両用ディスクブレーキを提供する。【解決手段】キャリパブラケット3と、キャリパブラケット3に取り付けられディスクロータ2を跨いで配置されるキャリパボディ6と、ディスクロータ2の両側部に配置される摩擦パッド7とを備え、摩擦パッド7の車両前進時におけるディスク回出側に、キャリパブラケット3に支持される耳片7eを設ける。摩擦パッド7のディスク回入側に、ディスク半径方向外側に突出する吊下げ腕7cを形成し、該吊下げ腕7cの先端に回入側支持部7dを設ける。キャリパボディ6ブリッジ部6cのディスク回入側に、回入側支持部7dをディスク軸方向に移動可能に保持するガイド溝6fを形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ディスクブレーキに関し、詳しくは、部品点数の削減を図った車両用ディスクブレーキに関する。
従来、二輪車用のディスクブレーキでは、車両後退時に摩擦パッドからの制動トルクを受ける構造が四輪車よりも簡素でよいことから、摩擦パッドの車両前進時におけるディスク回出側は、車体に固設されるキャリパブラケットに当接させ、車両前進時にかかる摩擦パッドからの制動トルクをキャリパブラケットで受けるようにし、ディスク回入側は、キャリパボディに懸架されるハンガーピンに吊持させ、制動トルクを受ける構造を簡素にしてコストの削減化を図ったものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特許第6182435号公報
しかし、上述の特許文献1のようなハンガーピンで摩擦パッドのディスク回入側を吊持するタイプのディスクブレーキに対して、部品点数を削減してコストを更に削減することが求められていた。
そこで本発明は、部品点数を削減してコストの削減化を図ることができる車両用ディスクブレーキを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の車両用ディスクブレーキは、車体に固設されるキャリパブラケットと、該キャリパブラケットに取り付けられ、ディスクロータを跨いで配置されるキャリパボディと、前記ディスクロータの両側部に配置される摩擦パッドとを備え、該摩擦パッドの車両前進時におけるディスク回出側に、前記キャリパブラケットに支持される回出側支持部が設けられた車両用ディスクブレーキにおいて、前記摩擦パッドは、車両前進時におけるディスク回入側に、ディスク半径方向外側に突出する吊下げ腕が形成され、該吊下げ腕の先端に回入側支持部が設けられ、前記キャリパボディは、ディスク回入側の内壁に、前記回入側支持部をディスク軸方向に移動可能に保持するガイド溝が形成されることを特徴としている。
また、前記ガイド溝は、前記キャリパボディの外面からディスク軸方向に穿設され、ディスクロータ側が開口する貫通孔で形成され、前記回入側支持部の先端部は、前記ガイド溝の内周面に沿った円弧状に形成されると好適である。
さらに、前記キャリパボディは、ディスク回入側の内壁に、前記吊下げ腕と前記回入側支持部とを前記ガイド溝に挿入させるための挿入凹部を形成すると好ましい。
本発明の車両用ディスクブレーキによれば、摩擦パッドは、ディスク回出側をキャリパブラケットに支持させ、車両前進時の制動時にかかる摩擦パッドからの制動トルクをキャリパブラケットで受けるとともに、従来、ハンガーピンに吊持させていたディスク回入側に回入側支持部を設け、該回入側支持部をキャリパボディに設けたガイド溝に挿入してディスク軸方向に移動可能に支持することから、ハンガーピンを省略することができ、部品点数を減少させてコストの削減化を図ることができる。
また、ガイド溝をキャリパボディの外面からディスク軸方向に穿設した、ディスクロータ側が開口する貫通孔で形成することにより、ガイド溝を容易に形成することができ、さらに、摩擦パッドの回入側支持部の先端部を、ガイド溝の内周面に沿った円弧状に形成したことにより、回出側支持部の摺動性を向上させることができる。
さらに、キャリパボディのディスク回入側の内壁に、吊下げ腕と回入側支持部とをガイド溝に挿入させるための挿入凹部を形成したことにより、摩擦パッドの組付性を向上させることができるとともに、回出側支持部をガイド溝に安定した状態で支持させることができる。
図5のI−I断面図である。 図5のII−II断面図である。 図4のIII−III断面図である。 本発明の一形態例を示す車両用ディスクブレーキの正面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの側面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの背面図である。 同じく車両用ディスクブレーキの平面図である。
図1乃至図7は本発明の車両用ディスクブレーキの一形態例を示す図で、矢印Aは、車両前進時に車輪と一体に回転するディスクロータの回転方向であり、以下で述べるディスク回出側及びディスク回入側とは車両前進時におけるものとする。
車両用ディスクブレーキ1は、車両走行時に図示しない車輪と一体に回転する前記ディスクロータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されたキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3にスライドピン4,5を介してディスク軸方向へスライド可能に支持されるピンスライド型のキャリパボディ6と、該キャリパボディ6の作用部6a及び反作用部6bの間にディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド7,8とを備えている。
キャリパボディ6は、ディスクロータ2の両側部に配置される上述の作用部6a及び反作用部6bと、これらをディスクロータ2の外周を跨いで連結するブリッジ部6cとからなっている。作用部6aには、ディスクロータ2側を開口した有底のシリンダ孔6d,6dが設けられ、反作用部6bには反力爪6e,6e,6eが一体に形成されている。各シリンダ孔6dには、ピストン9がそれぞれ内挿され、各ピストン9の底部側とシリンダ孔6dの間には、液圧室10がそれぞれ画成されている。
キャリパボディ6のディスク回入側には、該キャリパボディ6の外面からディスク軸方向に穿設され、ディスクロータ側が開口する貫通孔で形成されたガイド溝6fが設けられるとともに、該ガイド溝6fよりもディスク回出側のキャリパボディ6の内壁には、挿入凹部6gがガイド溝6fに連続して形成されている。また、ブリッジ部6cのディスク回出側には、基端のフランジ部11aをキャリパブラケット3のディスクロータ側面に当接させた円筒状のトルク受けピン11がディスクロータ2の外周をディスク軸方向に跨いで反作用部方向に突設されている。
作用部6aのディスク回出側とディスク半径方向内側とには、車体取付腕6h,6iが延設され、ディスク回出側の車体取付腕6hに一方のスライドピン4が挿通されている。一方のスライドピン4は、ねじ部をキャリパブラケット3のディスク回出側取付腕3cに設けられたスライドピン嵌着孔に嵌着され、フランジ部4aをキャリパブラケット3の一側面に当接させ、キャリパブラケット3の他側面側に突出させたねじ部に、トルク受けピン11を螺合することにより、作用部6aのディスク回出側に反ディスクロータ方向へ向けて突設される。ディスク半径方向内側の車体取付腕6iには、キャリパブラケット3のディスク回入側取付腕3aに装着され、反ディスクロータ方向へ向けて突出させた他方のスライドピン5が挿通されている。
摩擦パッド7,8は、ディスクロータ2の側面と摺接するライニング7a,8aを金属製の裏板7b,8bに固着して構成されている。裏板7b,8bのディスク回入側には、ディスク半径方向外側に突出する吊下げ腕7c,8cが形成され、該吊下げ腕7c,8cの先端には回入側支持部7d,8dが設けられている。回入側支持部7d,8dは、吊下げ腕7c,8cの先端から、ディスク回入側に突出して形成され、先端部がガイド溝6fの内周面よりもやや小径の円弧状に形成されている。
作用部側の摩擦パッド7の裏板7bのディスク回出側には、キャリパブラケット3に支持させる耳片7e(本発明の回出側支持部)が突設されるとともに、制動時に制動トルクをキャリパブラケット3に伝達させるトルク伝達面7fが形成されている。反作用部側の摩擦パッド8の裏板8bのディスク回出側には、ディスク回出側を開口させた二股状のトルク伝達腕8e(本発明の回出側支持部)が形成され、該トルク伝達腕8eの内部には、円弧状の摺動溝8fが、トルク受けピン11の円筒部11bよりもやや大径に形成されている。また、摩擦パッド7,8とブリッジ部6cのディスクロータ側面との間にはパッドスプリング12がそれぞれ配置され、摩擦パッド7,8のガタ付きを抑制している。
キャリパブラケット3は、一枚の板材をプレス加工することによって形成され、前記ディスク回入側取付腕3aと、支持腕3bと、ディスク回出側取付腕3cとを備えている。ディスク回入側取付腕3aは、ディスク外周側に、一方のスライドピン4が嵌着される。さらに、ディスク回入側取付腕3aのディスク内周側には、制動時に作用部側の摩擦パッド7のトルク伝達面7fからトルクを受けるトルク受け面3dと、作用部側の摩擦パッド7に形成された耳片7eを受ける受け部3eとが直交して形成されている。ディスク回出側取付腕3cは、支持腕3bの先端部からディスク外周側に突出する他方のスライドピン5が固着されている。
上述のように形成された本形態例の車両用ディスクブレーキ1は、車両前進時における制動時に、昇圧された作動液が液圧室10に供給されると、ピストン9がシリンダ孔6dの開口部方向に移動し,作用部側の摩擦パッド7をディスクロータ2の一側面へ押圧する。この反力によって、キャリパボディ6がスライドピン4,5の案内で作用部方向へ移動し、各反力爪6eが反作用部側の摩擦パッド8をディスクロータ2の他側面へ押圧し,制動作用が行われる。
このとき、作用部側の摩擦パッド7からの制動トルクは、トルク伝達面7fを介してキャリパブラケット3のトルク受け面3dで受け、反作用部側の摩擦パッド8からの制動トルクは、トルク伝達腕8eを介してトルク受けピン11で受けることができる。さらに、作用部側の摩擦パッド7がディスク軸方向に移動する際には、耳片7eが受け部3eに、回入側支持部7dがガイド溝6fにそれぞれ案内されながら、また、反作用部側の摩擦パッド8がディスク軸方向に移動する際には、トルク伝達腕8eの摺動溝8fがトルク受けピン11に、回入側支持部8dがガイド溝6fにそれぞれ案内されながら、良好に移動することができる。
また、摩擦パッド7,8の回入側支持部7d,8dをキャリパボディ6のガイド溝6fにそれぞれ組み付ける際には、ガイド溝6fのディスク回出側に設けた挿入凹部6gに吊下げ腕7c,8cと回入側支持部7d,8dとを挿入し、次いで、回入側支持部7d,8dをガイド溝6fに挿入させ、耳片7eを受け部3eに載置させることにより、摩擦パッド7,8を良好に組み付けることができるとともに、回入側支持部7d,8dをガイド溝6fに安定した状態で支持させることができる。さらに、ガイド溝6fは、キャリパボディ6の外面からディスク軸方向に穿設され、ディスクロータ側が開口する貫通孔で形成されることから、容易に加工することができる。
なお、本発明は上述の形態例のように、ガイド溝をキャリパボディの外面からディスク軸方向に穿設した貫通孔で形成するものに限らず、ガイド溝は、キャリパボディのディスク回入側の内壁に溝状に形成したものでもよく、回入側支持部の先端部の形状は、溝の形状に応じて適宜形成すればよい。また、ピストンの数も2個に限るものではない。さらに、キャリパブラケットの形状も板状のものに限らず任意であり、反作用部側の摩擦パッドのディスク回出側に耳片を設け、該耳片をキャリパブラケットに設けた反作用部側の受け部で受けるようにしてもよい。
1…車両用ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、3a…ディスク回入側取付腕、3b…支持腕、3c…ディスク回出側取付腕、3d…トルク受け面、3e…受け部、4…スライドピン、4a…フランジ部、5…スライドピン、6…キャリパボディ、6a…作用部、6b…反作用部、6c…ブリッジ部、6d…シリンダ孔、6e…反力爪、6f…ガイド溝、6g…挿入凹部、6h,6i…車体取付腕、7…摩擦パッド、7a…ライニング、7b…裏板、7c…吊下げ腕、7d…回入側支持部、7e…耳片、7f…トルク伝達面、8…摩擦パッド、8a…ライニング、8b…裏板、8c…吊下げ腕、8d…回入側支持部、8e…トルク伝達腕、8f…摺動溝、9…ピストン、10…液圧室、11…トルク受けピン、11a…フランジ部、11b…円筒部、12…パッドスプリング

Claims (3)

  1. 車体に固設されるキャリパブラケットと、該キャリパブラケットに取り付けられ、ディスクロータを跨いで配置されるキャリパボディと、前記ディスクロータの両側部に配置される摩擦パッドとを備え、該摩擦パッドの車両前進時におけるディスク回出側に、前記キャリパブラケットに支持される回出側支持部が設けられた車両用ディスクブレーキにおいて、
    前記摩擦パッドは、車両前進時におけるディスク回入側に、ディスク半径方向外側に突出する吊下げ腕が形成され、該吊下げ腕の先端に回入側支持部が設けられ、
    前記キャリパボディは、ディスク回入側の内壁に、前記回入側支持部をディスク軸方向に移動可能に保持するガイド溝が形成されることを特徴とする車両用ディスクブレーキ。
  2. 前記ガイド溝は、前記キャリパボディの外面からディスク軸方向に穿設され、ディスクロータ側が開口する貫通孔で形成され、前記回入側支持部の先端部は、前記ガイド溝の内周面に沿った円弧状に形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキ。
  3. 前記キャリパボディは、ディスク回入側の内壁に、前記吊下げ腕と前記回入側支持部とを前記ガイド溝に挿入させるための挿入凹部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ディスクブレーキ。
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