JP3302677B2 - 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法 - Google Patents
耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法Info
- Publication number
- JP3302677B2 JP3302677B2 JP2000342938A JP2000342938A JP3302677B2 JP 3302677 B2 JP3302677 B2 JP 3302677B2 JP 2000342938 A JP2000342938 A JP 2000342938A JP 2000342938 A JP2000342938 A JP 2000342938A JP 3302677 B2 JP3302677 B2 JP 3302677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chemical conversion
- steel sheet
- corrosion resistance
- galvanized steel
- conversion treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
複合化合物皮膜により耐食性を改善した亜鉛系めっき鋼
板及び化成処理方法に関する。
板が多用されているが、湿潤雰囲気,排ガス雰囲気,海
岸近傍の雰囲気等に長期間にわたって曝されると鋼板表
面に白錆が発生し、外観を劣化させる。白錆の防止に
は、亜鉛めっき鋼板をクロメート処理する方法が通常採
用されている。クロメート処理では、クロムイオンを含
む廃液の処理に多大な負担がかかる。そこで、チタン
系,ジルコニウム系,モリブデン系,リン酸塩系等の薬
液を使用したクロムフリーの表面処理方法が検討されて
いる。たとえば、特開平11−61431号公報では、
硫酸チタン水溶液及びリン酸を含む処理液を各種めっき
鋼板に塗布して加熱乾燥することにより、耐食性に優れ
たチタン化合物含有皮膜が形成されることが紹介されて
いる。また、マンガン系の化成処理皮膜を形成すること
も検討されている。
溶液をリン酸と混合することにより調製された処理液は
沈澱物が生じ易く、安定性に欠ける。沈澱物が生じた処
理液では、めっき鋼板にクロメート処理同様の薄膜処理
を行う場合、均一に塗布し難く、不均一な皮膜が生成し
易い。沈澱物が皮膜に混入すると皮膜の密着性低下や処
理後の外観劣化を引き起こし、皮膜に残存する硫酸根が
耐食性に悪影響を及ぼすこともある。更には、沈澱物の
生成に伴って処理液の液組成が変動し、所期の性能をも
った皮膜が得られなくなることもある。
とえばリン酸塩処理で形成された場合、比較的溶解度が
高く、湿潤環境下で皮膜の溶出が生じるため、付着量を
多くしても耐食性向上効果が小さい。しかも、リン酸塩
処理液は,燐酸マンガンの溶解度が小さいために処理液
を強酸性にする必要があり、亜鉛系めっき鋼板との反応
性が強く、処理液が短期間で劣化する。
題を解消すべく案出されたものであり、亜鉛系めっき鋼
板の表面にマンガン及びチタンの複合化合物皮膜を形成
することにより、チタン系皮膜及びマンガン系皮膜の欠
点を相殺し、耐食性が著しく改善された亜鉛系めっき鋼
板を提供することを目的とする。本発明の亜鉛系めっき
鋼板は、マンガン及びチタンの複合化合物を含む化成処
理皮膜が亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の表面に形
成されている。複合化合物はマンガン及びチタンの酸化
物,リン酸塩,フッ化物塩,有機酸塩から選ばれた少な
くとも1種又は2種以上からなり、有機酸塩はカルボン
酸基を含むものが好ましい。
成処理皮膜の形成には、マンガン化合物,チタン化合
物,リン酸又はリン酸塩,フッ化物及び有機酸を含み、
pH1〜6に調整された化成処理液が使用される。有機
酸としては、カルボン酸基を含むものが好ましい。化成
処理液を亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板に塗布
し、水洗せずに50〜200℃で加熱乾燥することによ
り、マンガン及びチタンの複合化合物を含む化成処理皮
膜が亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の表面に形成さ
れる。
を向上させるために従来から亜鉛系めっき鋼板にリン酸
塩処理皮膜が施されているが、耐食性向上効果はクロメ
ート処理皮膜には及ばない。しかし、マンガン化合物の
一部が皮膜中で自己修復性のある可溶成分になること
は、マンガン系化成処理皮膜の長所である。そこで、本
発明者等は、自己修復作用のあるマンガン系化成処理皮
膜を形成する化成処理液に種々の薬剤を添加し、耐食性
に及ぼす影響を調査検討した。その結果、マンガン系化
成処理液にチタン塩を添加するとき、化成処理皮膜の溶
出が抑制され、しかも自己修復作用が発現されることを
見出した。
性が改善されることは、次のように推察され、後述の実
施例でも確認される。燐酸マンガン系の化成処理液を用
いて亜鉛めっき層の表面に形成された化成処理皮膜は、
比較的ポーラスな皮膜であることから、腐食性成分が化
成処理皮膜を透過して下地鋼に到達して腐食反応を生起
させる。これに対し、チタン塩を添加した化成処理液で
は、処理液から晶出したチタン化合物が化成処理皮膜の
ポアを充填する。チタン化合物は、不溶性であり、下地
鋼を環境から遮断するバリアとなって働く。また、チタ
ン塩を溶解させるため化成処理液が酸性に調整されてい
るため、亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の表層から
亜鉛が溶出し、腐食防止剤として有効な亜鉛の水和化合
物となって化成処理皮膜のポアを充填する。その結果、
耐食性に優れ自己修復作用のある化成処理皮膜が形成さ
れる。しかも、化成処理液中にチタンイオンをマンガン
イオンと共存させているので、pH値を過度に下げるこ
となくチタン塩の溶解も可能である。
とにより、複雑な製品形状にプレス加工する際等、成形
加工時に化成処理皮膜やめっき層の損傷が低減され、加
工後に損傷部を起点とした腐食が抑制される。このよう
な潤滑剤は、化成処理液から化成処理皮膜に添加でき
る。
ン化合物及びチタン化合物を含む酸性溶液である。マン
ガン化合物にはMn(H2PO4)2,MnCO3,Mn(N
O3)2,Mn(OH) 2,MnSO4,MnCl2,Mn(C2
H3O2)2,等が使用され、チタン化合物にはK2Ti
F6,TiOSO4,(NH4)2TiF6,K2[TiO(CO
O)2],TiCl4,Ti(SO4)2,Ti(OH)4等が使
用される。
0g/lで化成処理液に含まれることが好ましい。Mn
濃度0.1g/l未満の含有量では十分な耐食性を呈す
るMn付着量が得られ難く、逆にMn100g/lを超
える含有量では化成処理液の安定性が低下しやすい。チ
タン化合物は、Ti/Mnのモル比が0.05〜2とな
るように添加することが好ましい。0.05以上のTi
/Mnのモル比で、化成処理皮膜の自己修復作用を損な
わずに耐食性を向上させる効果が顕著になる。しかし、
2を超えるTi/Mnのモル比では、Ti化合物による
効果が得られるものの、化成処理液の安定性が低下し、
コストも高くなる。
めっき層の表層をエッチングして活性化させ、耐食性に
有効な難溶性リン酸塩を生成する成分となるリン酸又は
リン酸塩を含んでいる。リン酸塩には、リン酸マンガ
ン,リン酸二水素ナトリウム,リン酸水素二ナトリウ
ム,リン酸マグネシウム,リン酸二水素アンモニウム等
がある。リン酸又はリン酸塩は、P/Mnのモル比が
0.2〜4となるように化成処理液に添加される。化成
処理皮膜の耐食性向上効果はP/Mnのモル比0.2以
上で顕著になるが、4を超えるP/Mnのモル比ではエ
ッチング性が強くなりすぎ化成処理液が不安定化する。
めっき層の表層をエッチングして活性化させると共に、
マンガン化合物及びチタン化合物をキレート化するフッ
化物を含んでいる。フッ化物には、フッ化水素,フッ化
チタン,フッ化アンモニウム,フッ化カリウム,ケイフ
ッ酸等がある。フッ化物は、F/Mnのモル比が0.1
〜10となるように化成処理液に添加することが好まし
い。F/Mnのモル比0.1以上でフッ化物を添加する
と、金属イオンが十分にキレート化され,化成処理液が
安定化する。逆に10を超えるF/Mnのモル比では,
エッチング力が強くなり過ぎて連続処理時に亜鉛めっき
層又は亜鉛合金めっき層の溶解反応が過剰に進行しやす
く、化成処理液も不安定化しやすい。
理液中に金属イオンとして安定的に維持するため、キレ
ート作用のある有機酸が更に添加される。有機酸として
は、酒石酸,タンニン酸,クエン酸,蓚酸,マロン酸,
乳酸,酢酸等がある。有機酸は、有機酸/Mnのモル比
が0.05〜1となるように化成処理液に添加すること
が好ましい。金属イオンをキレート化して化成処理液を
安定化する有機酸の作用は有機酸/Mnのモル比0.0
5以上で顕著になるが、1を超える有機酸/Mnのモル
比では化成処理液のpHを低下させ、連続処理性が劣化
しやすい。
所定量のマンガン化合物,チタン化合物,リン酸又はリ
ン酸塩,フッ化物及び有機酸が配合される。亜鉛めっき
層又は亜鉛合金めっき層の表層をエッチングして活性化
表面を発現させるためにはpH値が低いほど好ましい
が、1未満のpH値ではZnの溶出反応が過激に進行す
るため処理安定性が悪い。逆に6を超えるpH値では、
化成処理液からチタン化合物が析出しやすくなり、化成
処理液の安定性が低下する。
に潤滑剤を添加することも可能である。潤滑剤として
は、フッ素樹脂,ポリエチレン,ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂、ABS,ポリスチレン等のスチレン
樹脂、塩化ビニル,塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂
等の合成樹脂粉末がある。また、シリカ,二硫化モリブ
デン,黒鉛,滑石(タルク)等の無機質も潤滑剤として
使用できる。化成処理皮膜に1質量%以上の潤滑剤を添
加することによって加工性の改善がみられるが、25質
量%を超える過剰量の潤滑剤が含まれると化成処理皮膜
の造膜性、ひいては耐食性が低下する。
スピンコート法,スプレー法等で亜鉛めっき鋼板又は亜
鉛合金めっき鋼板に塗布し、水洗することなく乾燥する
ことによって、耐食性に優れた化成処理皮膜が亜鉛めっ
き層又は亜鉛合金めっき層の表層に形成される。化成処
理液の塗布量は、十分な耐食性を確保する上からMn付
着量が10mg/m2以上になるように調整することが
好ましい。耐食性に及ぼす塗布量は、Mn付着量100
0mg/m2で飽和し、それ以上の付着量で化成処理皮
膜を形成しても厚膜化による耐食性の向上はみられな
い。化成処理皮膜は、常温で乾燥することもできるが、
連続操業を考慮すると50℃以上に保持して乾燥時間を
短縮することが好ましい。ただし、200℃を超える乾
燥温度では、化成処理被膜に含まれている有機成分が熱
分解し、皮膜の耐食性が劣化する虞がある。
優れた有機皮膜を形成することもできる。この種の皮膜
として、たとえばウレタン系樹脂,エポキシ樹脂,ポリ
エチレン、ポリプロピレン,エチレン−アクリル酸共重
合体等のオレフィン系樹脂,ポリスチレン等のスチレン
系樹脂,ポリエステル,或いはこれらの共重合物又は変
性物,アクリル系樹脂等の樹脂皮膜を膜厚0.1〜5μ
mで化成処理皮膜の上に設けると、クロメート皮膜を凌
駕する高耐食性が得られる。或いは、導電性に優れた樹
脂皮膜を化成処理皮膜の上に設けることにより、耐食
性,潤滑性が更に向上し、溶接性も付与される。この種
の樹脂皮膜としては、たとえば有機樹脂エマルジョンを
静電霧化して塗布する方法(特公平7−115002号
公報)で形成できる。
物,リン酸又はリン酸塩及び有機酸を種々配合し、表1
の組成をもつ化成処理液を調製した。調製直後の各化成
処理液及び調製後50℃に24時間放置した後の各化成
処理液について液性状を観察し、沈殿が検出されたもの
を×,沈殿が生じていないものを○として液安定性を評
価した。
用い、板厚0.5mm,めっき付着量20g/m2の電
気亜鉛めっき鋼板に化成処理液を塗布した後、水洗する
ことなく電気炉に装入し、150℃で加熱乾燥し、表2
に示したMn付着量の化成処理皮膜を形成した。形成さ
れた化成処理皮膜を蛍光X線,ESCAで分析し、Mn
濃度,Ti/Mnのモル比,P/Mnのモル比F/Mn
のモル比及び有機酸/Mnのモル比を求めた。
試験片を切り出し、耐食性試験に供した。耐食性試験で
は、試験片の端面をシールし、JIS Z2371に準
拠して35℃のNaCl水溶液を噴霧した。塩水噴霧を
所定時間継続した後、試験片表面を観察し、試験片表面
に発生している白錆の面積率を測定した。白錆発生面積
率が5%以下を◎,5〜10%を○,10〜30%を
△,30〜50%を▲,50%以上を×として耐食性を
評価した。
市販のクロメート処理液(ZM−3387:日本パーカ
ライジング株式会社製)を用いて同様な条件下で形成し
た化成処理皮膜を比較例とし、皮膜成分及び耐食性を同
様に調査した。表3から明らかなように、本発明に従っ
て形成された化成処理皮膜は、従来のクロメート皮膜を
凌駕する優れた耐食性を呈することが判る。化成処理皮
膜が形成された亜鉛めっき層は、樹脂塗膜に対しても良
好な密着性を呈した。以上の実施例では、電気亜鉛めっ
き鋼板を原板に使用した例を説明したが、電気亜鉛合金
めっき鋼板や、溶融法,蒸着法等で亜鉛めっき層又は亜
鉛合金めっき層を形成した亜鉛系めっき鋼板に対して
も、マンガン及びチタンの複合化合物を含む化成処理皮
膜を形成することにより、耐食性が格段に改善された。
に添加し、潤滑剤含有化成処理液を用意した。化成処理
液を電気亜鉛めっき鋼板に塗布し、実施例1と同じ条件
で化成処理皮膜を形成した。形成された化成処理皮膜
は、Mn濃度,Ti/Mnモル比,P/Mnモル比,F
/Mnのモル比,有機酸/Mnのモル比何れも実施例1
と同程度であった。
験片を切り出し、加工部腐食試験に供した。加工部腐食
試験では、35mm×200mmの試験片をビード高
さ:4mm,ビード先端R:4mm,加圧力:4.9k
Nの条件でドロービード試験し、実施例1と同じ塩水噴
霧試験を所定時間継続した後、試験片加工部の表面を観
察し白錆の面積率を測定した。そして、実施例1の耐食
性と同じ基準で白錆面積率から加工部耐食性を評価し
た。
かなように、化成処理皮膜に潤滑剤を含ませることによ
って化成処理鋼板の加工性が向上し、加工後においても
クロメート皮膜を凌駕する優れた耐食性が示されてい
た。他方、潤滑剤を含まない化成処理皮膜では、成形時
に十分な潤滑性が発現しないため導入された加工欠陥が
多くなり、十分な加工部耐食性が得られなかった。
めっき鋼板は、マンガン及びチタンの複合化合物を含む
化成処理皮膜を亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の上
に形成しているので、従来のマンガン系化成処理皮膜に
みられた耐食性不足が改善され、化成処理皮膜の自己修
復能によって優れた耐食性を呈する材料となる。しか
も、環境に悪影響を及ぼしかねないクロムを含まない化
成処理皮膜であるため、従来のクロメート処理鋼板に変
わる材料として広範な分野で使用される。また、潤滑剤
を含む化成処理皮膜を形成したものでは、プレス成形等
の加工時に十分な潤滑作用が発現し、加工で導入され腐
食の起点となりやすい加工欠陥が減少し、化成処理皮膜
の自己修復能と相俟って加工後にも優れた耐食性が維持
される。
Claims (4)
- 【請求項1】 マンガン及びチタンの複合化合物を含む
化成処理皮膜が亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の表
面に形成されていることを特徴とする耐食性に優れた亜
鉛系めっき鋼板。 - 【請求項2】 マンガン及びチタンの複合化合物が酸化
物,リン酸塩,フッ化物塩,有機酸塩から選ばれた少な
くとも1種又は2種以上である請求項1記載の亜鉛系め
っき鋼板。 - 【請求項3】 化成処理皮膜が更に潤滑剤を含む請求項
1記載の亜鉛系めっき鋼板。 - 【請求項4】 マンガン化合物,チタン化合物,リン酸
又はリン酸塩,フッ化物及び有機酸を含むpH1〜6の
化成処理液を亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板に
塗布し、水洗することなく50〜200℃で加熱乾燥
し、マンガン及びチタンの複合化合物を含む化成処理皮
膜を亜鉛めっき層又は亜鉛合金めっき層の表面に形成す
ることを特徴とする亜鉛系めっき鋼板の化成処理方法。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000342938A JP3302677B2 (ja) | 2000-05-10 | 2000-11-10 | 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法 |
MYPI20014967A MY117334A (en) | 2000-11-10 | 2001-10-26 | Chemically processed steel sheet improved in corrosion resistance |
EP05000627A EP1526190B1 (en) | 2000-11-10 | 2001-10-29 | Corrosion resistant steel sheet with a chemically modified zinc coating |
EP01125365A EP1205580B1 (en) | 2000-11-10 | 2001-10-29 | Corrosion resistant steel sheet with a chemically modified zinc coating |
DE60111328T DE60111328T2 (de) | 2000-11-10 | 2001-10-29 | Korrosionsbeständiges Stahlblech mit chemisch modifizierter Zinkbeschichtung |
DE60142190T DE60142190D1 (de) | 2000-11-10 | 2001-10-29 | Korrosionsbeständiger Stahlblech mit chemisch modifizierter Zinkbeschichtung |
TW90127274A TWI245811B (en) | 2000-05-10 | 2001-11-02 | Chemically processed steel sheet improved in corrosion resistance |
KR1020010068787A KR100852441B1 (ko) | 2000-11-10 | 2001-11-06 | 내식성이 개선된 화성처리 강판 |
CNB011346663A CN1281785C (zh) | 2000-11-10 | 2001-11-09 | 改进耐腐蚀性能的化学处理钢板 |
AU89371/01A AU782149B2 (en) | 2000-11-10 | 2001-11-09 | A chemically processed steel sheet improved in corrosion resistance |
US10/035,554 US6544666B2 (en) | 2000-11-10 | 2001-11-09 | Chemically processed steel sheet improved in corrosion resistance |
AU2005220243A AU2005220243B2 (en) | 2000-11-10 | 2005-10-07 | A chemically processed steel sheet improved in corrosion resistance |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000137136 | 2000-05-10 | ||
JP2000-137136 | 2000-05-10 | ||
JP2000342938A JP3302677B2 (ja) | 2000-05-10 | 2000-11-10 | 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002030459A JP2002030459A (ja) | 2002-01-31 |
JP3302677B2 true JP3302677B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=26591604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000342938A Expired - Lifetime JP3302677B2 (ja) | 2000-05-10 | 2000-11-10 | 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302677B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7147934B2 (en) | 2000-11-07 | 2006-12-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Chemically processed steel sheet excellent in corrosion resistance |
JP2009270137A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Dipsol Chem Co Ltd | 亜鉛又は亜鉛合金めっき上にクロムフリー化成皮膜を形成するための化成処理水溶液及びそれより得られたクロムフリー化成皮膜 |
WO2010114170A1 (ja) | 2009-03-31 | 2010-10-07 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板 |
WO2011052701A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板 |
WO2012042883A1 (ja) | 2010-09-29 | 2012-04-05 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板の製造方法および亜鉛系めっき鋼板 |
KR20140060573A (ko) | 2011-09-14 | 2014-05-20 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 아연계 도금 강판용의 표면 처리액과 아연계 도금 강판 및 그 제조 방법 |
US9127366B2 (en) | 2010-09-29 | 2015-09-08 | Jfe Steel Corporation | Zinc-based metal coated steel sheet |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5088095B2 (ja) | 2006-12-13 | 2012-12-05 | Jfeスチール株式会社 | 平板部耐食性、耐黒変性およびプレス成形後の外観と耐食性に優れた表面処理亜鉛系めっき鋼板、並びに亜鉛系めっき鋼板用水系表面処理液 |
JP2009174010A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Nisshin Steel Co Ltd | 化成処理鋼板 |
JP5439759B2 (ja) * | 2008-07-15 | 2014-03-12 | Jfeスチール株式会社 | 表面処理鋼板及びその製造方法 |
KR101205505B1 (ko) | 2008-12-05 | 2012-11-27 | 주식회사 포스코 | 금속강판용 피막 조성물 및 이를 포함하는 금속강판 |
JP5526589B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2014-06-18 | 新日鐵住金株式会社 | 表面処理鋼板、表面処理鋼板の製造方法、およびその鋼板から得られた筐体 |
CN109666941A (zh) * | 2019-01-18 | 2019-04-23 | 江苏久华环保科技股份有限公司 | 一种环保型钢铁除锈清洗剂 |
-
2000
- 2000-11-10 JP JP2000342938A patent/JP3302677B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7147934B2 (en) | 2000-11-07 | 2006-12-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Chemically processed steel sheet excellent in corrosion resistance |
JP2009270137A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Dipsol Chem Co Ltd | 亜鉛又は亜鉛合金めっき上にクロムフリー化成皮膜を形成するための化成処理水溶液及びそれより得られたクロムフリー化成皮膜 |
WO2010114170A1 (ja) | 2009-03-31 | 2010-10-07 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板 |
WO2011052701A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板 |
US9051654B2 (en) | 2009-10-27 | 2015-06-09 | Jfe Steel Corporation | Galvanized steel sheet |
WO2012042883A1 (ja) | 2010-09-29 | 2012-04-05 | Jfeスチール株式会社 | 亜鉛系めっき鋼板の製造方法および亜鉛系めっき鋼板 |
US9127366B2 (en) | 2010-09-29 | 2015-09-08 | Jfe Steel Corporation | Zinc-based metal coated steel sheet |
US9499914B2 (en) | 2010-09-29 | 2016-11-22 | Jfe Steel Corporation | Method for manufacturing zinc or zinc alloy coated steel sheet and zinc or zinc alloy coated steel sheet manufactured by the method |
KR20140060573A (ko) | 2011-09-14 | 2014-05-20 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 아연계 도금 강판용의 표면 처리액과 아연계 도금 강판 및 그 제조 방법 |
US9187829B2 (en) | 2011-09-14 | 2015-11-17 | Jfe Steel Corporation | Surface-treatment solution for zinc or zinc alloy coated steel sheet and method for manufacturing zinc or zinc alloy coated steel sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002030459A (ja) | 2002-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3302677B2 (ja) | 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板及び化成処理方法 | |
KR20020015272A (ko) | 하지 처리제 및 하지처리 방법 | |
KR100852441B1 (ko) | 내식성이 개선된 화성처리 강판 | |
JP3302684B2 (ja) | 耐食性に優れた化成処理鋼板 | |
EP1253218A1 (en) | Organic composite coated zinc-based metal plated steel sheet | |
JPH09268265A (ja) | 金属防食用被覆組成物 | |
JP3302680B2 (ja) | 耐食性に優れた鋼切板 | |
JP2007023309A (ja) | 耐食性に優れた溶融亜鉛合金めっき鋼板 | |
JP2003213458A (ja) | Crフリー化成処理されたアルミニウム系めっき鋼板 | |
JP3454010B2 (ja) | ノンクロム型金属防食用被覆組成物 | |
EP1205579A1 (en) | A chemically processed steel sheet excellent in corrosion resistance | |
JP3302679B2 (ja) | 耐食性に優れた鉄鋼構造物 | |
JP2005126812A (ja) | 耐食性,塗装性,接着性に優れた亜鉛系めっき鋼板 | |
JP2002327280A (ja) | 金属表面処理剤 | |
JP4236769B2 (ja) | 耐食性が改善された亜鉛系めっき鋼板,表面処理液及び表面処理方法 | |
JP2003293162A (ja) | 耐食性に優れた塗装めっき鋼板 | |
JP4354851B2 (ja) | 鋼板用防錆処理液及び防錆処理方法 | |
JP2002060959A (ja) | 耐食性及び塗装密着性に優れた亜鉛めっき鋼板,化成処理液及び化成処理方法 | |
JP7385119B2 (ja) | 表面処理鋼板および表面処理鋼板の製造方法 | |
US7147934B2 (en) | Chemically processed steel sheet excellent in corrosion resistance | |
JP2002146553A (ja) | 燃料タンク用アルミニウム系めっき鋼板 | |
JP4073796B2 (ja) | 耐食性に優れた化成処理鋼板 | |
JP4020389B2 (ja) | 耐食性に優れた鋼切板 | |
JP3886913B2 (ja) | 耐食性に優れた化成処理鋼板 | |
JP3261377B1 (ja) | 耐食性に優れた化成処理鋼板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020416 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3302677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130426 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140426 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |