JP3300421B2 - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JP3300421B2 JP23658892A JP23658892A JP3300421B2 JP 3300421 B2 JP3300421 B2 JP 3300421B2 JP 23658892 A JP23658892 A JP 23658892A JP 23658892 A JP23658892 A JP 23658892A JP 3300421 B2 JP3300421 B2 JP 3300421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマイクロ波帯の
電力増幅器として用いられる高周波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波増幅器の一例を図面で説明
する。
【0003】図4は接続図で、図5はその外観図であ
る。
【0004】図4において、1はRF入力端子で、RF
入力端子1から入力したマイクロ波信号は、入力側整合
回路2を通して電界効果トランジスタ(以後FETと称
する。)3のゲートGに加えられる。入力側整合回路2
は、ストリップ線路LやコンデンサCで構成される。ま
たFET3は、ゲートGの他にソースS、ドレインDの
各電極を有しており、ソースSは接地される。
【0005】また、ゲートGには,複数の抵抗、即ち、
第一、第二および第三の抵抗R1、R2、R3からなる
バイアス回路4が接続される。第一の抵抗R1の一端
は、FET3のゲートに接続され、第一の抵抗R1の他
端に第二の抵抗R2が接続される。また、前記第一の抵
抗R1の他端に第三の抵抗R3が接続され、その一端は
直接接地される。
【0006】FET3のゲートGに対するバイアス電圧
は、ゲートバイアス端子5から、バイアス回路4を通し
てゲートGに加えられる。なお、バイアス回路4はブリ
−ダ形回路であるので、ゲートGに加えられるバイアス
電圧は安定化される。
【0007】また、ドレインDには、ストリップライン
LやコンデンサCからなるバイアス回路6が接続されて
おり、ドレインバイアス端子7からバイアス電圧が加え
られる。
【0008】一方、FET3で増幅されたマイクロ波信
号は、出力側整合回路8を通してRF出力端子9から出
力される。出力側整合回路8は、入力側整合回路2と同
様にストリップ線路LやコンデンサCで構成される。
【0009】図5は、上記の接続図で構成された増幅回
路を内部に収納するパッケ−ジの外観図で、パッケ−ジ
Pには複数の端子が形成されている。
【0010】図4の接続図に示された端子に対応するも
のに同一の番号を付して説明すれば、1がRF入力端
子、5がゲートバイアス端子、7がドレインバイアス端
子、9がRF出力端子である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電力増幅器
に使用されるFETは、特性を安定化するため製品を出
荷する前に、直流バイアスを印加して200℃程度の高
温で放置する高温通電、いわゆるエ−ジングが行われ
る。
【0012】また、内部にディスクリ−トFETチップ
やMMICチップを使用する電力増幅器についても、同
様の高温通電が行われる。
【0013】しかし、バイアス抵抗が内部に一体構成さ
れている増幅器の場合、高温通電を長い時間行うと次の
ような問題が発生する。
【0014】図6は、ゲートバイアス電圧に対するゲー
トリーク電流の温度特性である。
【0015】縦軸は、ゲートリーク電流(μA)、横軸
はゲートバイアス電圧(V)である。また、図6は、F
ETのゲート幅が4mm,ドレインバイアス電圧が10
Vの場合である。
【0016】直線Aは、ゲートバイアス抵抗の負荷線で
ある。
【0017】また、曲線B、Cは、ゲートリーク電流の
温度特性を示し、曲線Bは周囲温度(Tc)が25℃、
曲線Cは、周囲温度(Tc)が75℃の場合である。
【0018】ところで、ゲートバイアス抵抗は増幅器の
消費電流を減らすために、できるだけ大きい値であるこ
とが望ましい。しかし、図6のように、バイアス抵抗の
値が大きい(7.5kΩ)と、バイアス抵抗の負荷線A
とゲートリーク電流曲線Cとは、高い温度で2つの交点
P,Qを生じる。
【0019】したがって、温度の低い室温では安定に動
作しても、高温の場合、例えば高温通電時に外乱がある
と、バイアス点が図6のPからQにジャンプし、ゲート
電流が急激に増加しFETが破壊する。
【0020】一方、高温通電時でも安定に動作するよう
にバイアス抵抗の値を小さく設定すると、ゲート電流が
急激に増加することによるFETの破壊は防げる。
【0021】しかし、FETが通常に使用される場合、
バイアス回路における消費電流が大きくなってしまう。
【0022】本発明は、パッケ−ジの内部にディスクリ
−トFETチップやMMICチップを収納した高周波増
幅器について、高温通電が安定に行えるようにすること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲート電極に
は負電圧を複数の抵抗で分圧した電圧が、ドレイン電極
には正電圧がそれぞれ印加され、また、ソース電極は接
地され、かつ、ゲート電極から入力された高周波信号を
増幅してドレイン電極から出力する電界効果トランジス
タと、この電界効果トランジスタを収納するパッケ−ジ
と、このパッケ−ジ内部の前記電界効果トランジスタを
含む増幅回路に接続され、その端部がパッケ−ジ外部に
位置する入力端子および出力端子、ゲートバイアス端
子、ドレインバイアス端子とを具備した高周波増幅器に
おいて、その端部がパッケ−ジ外部に位置し、かつ、前
記ゲートバイアス端子に接続されたバイアス回路よりも
抵抗値が小さいバイアス回路に接続し、記ゲート電極に
バイアス電圧を印加する補助ゲートバイアス端子を設け
ている。
【0024】
【作用】上記の構成によれば、電界効果トランジスタな
どを収納するパッケ−ジに、FETのゲートにバイアス
電圧を加える端子として、ゲートバイアス端子および補
助ゲートバイアス端子の2つのバイアス端子が設けら
れ、それぞれに異なるバイアス回路が接続される。
【0025】したがって、ゲートバイアス端子を選択す
るか、または、補助ゲートバイアス端子を選択するか、
によって、FETのゲートに接続されているバイアス回
路の抵抗値を変更できる。
【0026】そして、補助ゲートバイアス端子に接続さ
れているバイアス回路の抵抗値を小さなものとし、高周
波増幅器のエ−ジングを行う場合は、補助ゲートバイア
ス端子からFETのゲートにバイアス電圧を加える。
【0027】このような構成によれば、エ−ジングの際
に高温になっても、バイアス点のジャンプが発生せず、
ゲート電流の急激な増加によるFETの破壊を防げる。
【0028】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
【0029】本発明は、図1の外観図に示されるように
RF入力端子1、ゲートバイアス端子5、ドレインバイ
アス端子7、、出力端子9、そして、補助ゲートバイア
ス端子20が、パッケ−ジPに設けられている。
【0030】上記の各端子は、いずれもパッケ−ジ内部
に収納された前記電界効果トランジスタを含む増幅回路
に接続され、そして、端部がパッケ−ジ外部に位置して
いる。
【0031】ここで、パッケ−ジの内部に収納される増
幅回路について、図2で説明する。1はRF入力端子
で、RF入力端子1から入力したマイクロ波信号は、入
力側整合回路2を通してFET3のゲートGに加えられ
る。入力側整合回路2は、ストリップ線路Lやコンデン
サCで構成される。
【0032】またFET3は、ゲートGの他にソース
S、ドレインDの各電極を有しており、ソースSは接地
される。
【0033】また、ゲートGには,複数の抵抗、即ち、
第一、第二および第三の抵抗R1、R2、R3からなる
バイアス回路4が接続される。第一の抵抗R1の一端は
FET3のゲートに接続され、他端は第二の抵抗R2に
接続される。第二の抵抗R2はゲートバイアス端子5に
接続される。また、前記第一の抵抗R1に第三の抵抗R
3が接続され、その一端は接地される。なお、バイアス
回路4はブリ−ダ形回路であるので、ゲートGに加えら
れるバイアス電圧は安定化される。
【0034】また、ゲートバイアス端子5には負電圧が
供給されており、その負電圧がバイアス回路4の複数の
抵抗で分圧され、FET3のゲートGにバイアス電圧と
して加えられる。
【0035】また、ゲートバイアス端子5とは別に、補
助ゲートバイアス端子21が設けられる。補助ゲートバ
イアス端子21は第4のバイアス抵抗R4を介してゲー
トGに接続され、補助バイアス端子21からもバイアス
電圧が加えられる構成になっている。
【0036】また、ドレインDには、ストリップライン
LやコンデンサCからなるバイアス回路6が接続されて
おり、ドレインバイアス端子7から正のバイアス電圧が
加えられる。
【0037】一方、FET3で増幅されたマイクロ波信
号は、出力側整合回路8を通してRF出力端子9から出
力される。出力側整合回路8は、入力側整合回路2と同
様にストリップ線路LやコンデンサCで構成される。
【0038】なお、本発明では、パッケ−ジ内部に収納
される増幅回路を、図3のような回路で構成することも
できる。
【0039】先に説明した図2の場合、FET3のゲー
トGにバイアス電圧を加える端子として、ゲートバイア
ス端子5および補助ゲートバイアス端子21が設けら
れ、それぞれにバイアス回路4および第4のバイアス抵
R4が接続されている。
【0040】図3では、図2の補助ゲートバイアス端子
21に代えて、別の補助ゲートバイアス端子31を設
け、この補助ゲートバイアス端子31からも高周波チョ
−ク回路CHを介してバイアス電圧が加えられる構成に
なっている。なお、高周波チョ−ク回路CHにはコンデ
ンサCAが接続され、その一端は接地される。
【0041】その他の構成については図2と同一である
ので、図2と同一部分に同一の符号を付し、説明は省略
する。
【0042】本発明では、図2や図3に示されるよう
に、補助ゲートバイアス端子21、31から第4のバイ
アス抵抗R4あるいは高周波チョ−ク回路CHを通して
FET3のゲートGにバイアス電圧が加えられるように
構成されている。
【0043】したがって、補助ゲートバイアス端子2
1、31に接続されるバイアス回路の抵抗分を十分小さ
くし、高温通電時は補助ゲートバイアス端子21、31
からバイアス電圧を加えるようにすれば、バイアス点の
ジャンプを防止できる。
【0044】この結果、高周波増幅器のエ−ジングを安
定に実施できる。
【0045】なお、通常の室温における動作時には、補
助ゲートバイアス端子21、31は開放とし、第一のバ
イアス端子5からバイアス電圧をゲートに加えることに
なる。
【0046】この場合、消費電流を少なくできるように
バイアス回路4の抵抗値は大きくする。
【0047】また、補助ゲートバイアス端子21、31
を開放とする場合、補助ゲートバイアス端子21、31
のパッケ−ジ外側部分を切断したり、絶縁物を塗布する
などの方法がある。
【0048】上記の実施例では、パッケ−ジ内部に収納
される増幅回路が一段形増幅の例で説明している。しか
し、本発明は、二段以上の多段形増幅の場合にも適用で
きる。この場合、各段の増幅器を構成するFETのゲ−
トにそれぞれ補助ゲートバイアス端子が設けられる。こ
れらの補助ゲ−トバイアス端子は、上記の実施例と同
様、エ−ジング後に必要に応じてパッケ−ジ外側部分を
切断したり、または絶縁物を塗布したりして開放にされ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、エ−ジングによる破壊
を防止できる高周波増幅器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す外観図である。
【図2】本発明に使用される増幅器の接続図である。
【図3】本発明に使用される他の増幅器の接続図であ
る。
【図4】従来例に使用される増幅器の接続図である。
【図5】従来例を示す外観図である。
【図6】FETの特性を説明する図である。
【符号の説明】
1…RF入力端子 2…入力側整合回路 3…FET 4…ゲートバイアス回路 5…ゲートバイアス端子 6…ドレインバイアス回路 7…ドレインバイアス端子 8…出力側整合回路 9…RF出力端子 21、31…補助ゲートバイアス端子 P…パッケ−ジ R1〜R4…バイアス抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極には負電圧を複数の抵抗で分
    圧した電圧が、ドレイン電極には正電圧がそれぞれ印加
    され、また、ソース電極は接地され、かつ、ゲート電極
    から入力された高周波信号を増幅してドレイン電極から
    出力する電界効果トランジスタと、この電界効果トラン
    ジスタを収納するパッケ−ジと、このパッケ−ジ内部の
    前記電界効果トランジスタを含む増幅回路に接続され、
    その端部がパッケ−ジ外部に位置する入力端子および出
    力端子、ゲートバイアス端子、ドレインバイアス端子と
    を具備した高周波増幅器において、その端部がパッケ−
    ジ外部に位置し、かつ、前記ゲートバイアス端子に接続
    されたバイアス回路よりも抵抗値が小さいバイアス回路
    に接続し、記ゲート電極にバイアス電圧を印加する補助
    ゲートバイアス端子を設けたことを特徴とする高周波増
    幅器。
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