JP2876701B2 - 演算増幅回路 - Google Patents
演算増幅回路Info
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- JP2876701B2 JP2876701B2 JP2088710A JP8871090A JP2876701B2 JP 2876701 B2 JP2876701 B2 JP 2876701B2 JP 2088710 A JP2088710 A JP 2088710A JP 8871090 A JP8871090 A JP 8871090A JP 2876701 B2 JP2876701 B2 JP 2876701B2
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- JP
- Japan
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- output
- transistor
- circuit
- operational amplifier
- amplifier circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は演算増幅回路に関する。
演算増幅回路は種々提案されているが、その中で第3
図に示す回路はフォールデッド・カスコード演算増幅回
路として、知られている。
図に示す回路はフォールデッド・カスコード演算増幅回
路として、知られている。
同図に示すように、トランジスタQ6〜Q8により差動
対を、トランジスタQ13〜Q18によりカスコード段を、
トランジスタQ19,Q20により出力段が構成される。又電
流源I1とトランジスタQ1〜Q5によりバイアス回路を
構成している。本回路に於いては入力電圧範囲が広く、
周波数特性が良好であることが知られている。
対を、トランジスタQ13〜Q18によりカスコード段を、
トランジスタQ19,Q20により出力段が構成される。又電
流源I1とトランジスタQ1〜Q5によりバイアス回路を
構成している。本回路に於いては入力電圧範囲が広く、
周波数特性が良好であることが知られている。
上述した従来のフォールデッド・カスコード演算増幅
回路は、トランジスタQ17,Q20、容量C1で、構成され
るフィード・バック・ループが原因で、コンプレックス
・ポールが生じ易いことが知られている。
回路は、トランジスタQ17,Q20、容量C1で、構成され
るフィード・バック・ループが原因で、コンプレックス
・ポールが生じ易いことが知られている。
従って、このことにより、周波数特性の利得にピーク
が生じたり、位相余裕が劣化したりする。この為、演算
増幅回路の動作が不安定になるという欠点があった。
が生じたり、位相余裕が劣化したりする。この為、演算
増幅回路の動作が不安定になるという欠点があった。
本発明の目的は、コンプレックス・ポールが生じない
演算増幅回路を提供することにある。
演算増幅回路を提供することにある。
本発明の演算増幅回路は、第1及び第2の入力端子を
有する第1の差動対と、この第1の差動対の第1の出力
が入力に接続された前記第1の差動対と逆極性を有する
第1のカスコード回路と、前記第1の差動対の第2の出
力がソースに接続された前記第1の差動対と逆極性を有
する第1のトランジスタと、この第1のトランジスタの
ゲートが出力に接続された第1の電圧増幅回路と、この
第1の電圧増幅回路の入力が前記第1のトランジスタの
ソースに接続され前記第1のカスコード回路の出力と第
1のトランジスタのドレイン出力が入力された第1のシ
ングルエンド変換回路と、この第1のシングルエンド変
換回路の出力がゲートに接続されドレインが出力端子に
接続されソースが接地された第2のトランジスタとを有
することを特徴とする。
有する第1の差動対と、この第1の差動対の第1の出力
が入力に接続された前記第1の差動対と逆極性を有する
第1のカスコード回路と、前記第1の差動対の第2の出
力がソースに接続された前記第1の差動対と逆極性を有
する第1のトランジスタと、この第1のトランジスタの
ゲートが出力に接続された第1の電圧増幅回路と、この
第1の電圧増幅回路の入力が前記第1のトランジスタの
ソースに接続され前記第1のカスコード回路の出力と第
1のトランジスタのドレイン出力が入力された第1のシ
ングルエンド変換回路と、この第1のシングルエンド変
換回路の出力がゲートに接続されドレインが出力端子に
接続されソースが接地された第2のトランジスタとを有
することを特徴とする。
次に、本発明の一実施例について、図面を用いて、詳
細に説明する。第1図は、本発明の一実施例を示す回路
図である。第1図に示す演算増幅回路はトランジスタQ
6〜Q8で差動対を構成し、Q14のゲート電位は固定バイ
アスされ、カスコード回路を構成している。又トランジ
スタQ9〜Q12で利得段1段の電圧増幅回路を構成し、
トランジスタQ17のゲートはこの電圧増幅回路の出力
に、ソースは入力に各々接続されている。Q15,Q16はカ
レントミラー回路であり、Q19,Q20で、出力段を構成し
ている。
細に説明する。第1図は、本発明の一実施例を示す回路
図である。第1図に示す演算増幅回路はトランジスタQ
6〜Q8で差動対を構成し、Q14のゲート電位は固定バイ
アスされ、カスコード回路を構成している。又トランジ
スタQ9〜Q12で利得段1段の電圧増幅回路を構成し、
トランジスタQ17のゲートはこの電圧増幅回路の出力
に、ソースは入力に各々接続されている。Q15,Q16はカ
レントミラー回路であり、Q19,Q20で、出力段を構成し
ている。
かかる構成に於いて、上記電圧増幅回路の利得とコン
プレックス・ポールの関係を考察する。第3図に電圧増
幅回路の利得を増加させたときの、コンプレックス・ポ
ールのS平面に於ける軌跡を示す。利得が増加するにつ
れ、ポールの実部の絶対値が大きくなり、虚部は逆に小
さくなる。さらには、2つの実数値を取るようになり、
コンプレックス・ポールは消滅する。従って、利得を適
当な値に設計すれば、本演算増幅回路は周波数特性にピ
ーク等、生ぜず、安定に動作することが分かる。
プレックス・ポールの関係を考察する。第3図に電圧増
幅回路の利得を増加させたときの、コンプレックス・ポ
ールのS平面に於ける軌跡を示す。利得が増加するにつ
れ、ポールの実部の絶対値が大きくなり、虚部は逆に小
さくなる。さらには、2つの実数値を取るようになり、
コンプレックス・ポールは消滅する。従って、利得を適
当な値に設計すれば、本演算増幅回路は周波数特性にピ
ーク等、生ぜず、安定に動作することが分かる。
本発明は以上説明したように、コンプレックス・ポー
ルを生ぜず従って、利得のピークを持たず、位相余裕も
向上し、安定な動作が実現できるという効果がある。
ルを生ぜず従って、利得のピークを持たず、位相余裕も
向上し、安定な動作が実現できるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図はコン
プレックス・ポールのS平面上の軌跡を示した図、第3
図は従来例を示す回路図である。 Q1〜Q20……トランジスタ、C1……容量、I1……定
電流源。
プレックス・ポールのS平面上の軌跡を示した図、第3
図は従来例を示す回路図である。 Q1〜Q20……トランジスタ、C1……容量、I1……定
電流源。
Claims (1)
- 【請求項1】第1及び第2の入力端子を有する第1の差
動対と、この第1の差動対の第1の出力が入力に接続さ
れた第1のカスコード回路と、前記第1の差動対の第2
の出力がソースに接続された第1のトランジスタと、こ
の第1のトランジスタのゲートが出力に接続された第1
の電圧増幅回路と、この第1の電圧増幅回路の入力が前
記第1のトランジスタのソースに接続され前記第1のカ
スコード回路の出力と第1のトランジスタのドレイン出
力が入力された第1のシングルエンド変換回路と、この
第1のシングルエンド変換回路の出力がゲートに接続さ
れドレインが出力端子に接続されソースが接地された第
2のトランジスタとを有することを特徴とする演算増幅
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088710A JP2876701B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 演算増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088710A JP2876701B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 演算増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03286609A JPH03286609A (ja) | 1991-12-17 |
JP2876701B2 true JP2876701B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=13950454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2088710A Expired - Lifetime JP2876701B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 演算増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876701B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP2088710A patent/JP2876701B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03286609A (ja) | 1991-12-17 |
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