JP2696986B2 - 低周波増幅器 - Google Patents

低周波増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、低周波増幅器に関するものである。
従来の技術 近年、低周波増幅器は、高性能、複雑化されている。
以下図面を参照しながら上述した従来の低周波増幅器
の一例について説明する。
第3図,第4図は、従来の低周波増幅器の構成を示す
ものである。第3図において、1は入力端子、2は出力
端子、3は出力回路である。第4図において、4は入力
端子、5は出力端子、6は第1の増幅器、7は第2の増
幅器である。
以上のように構成された低周波増幅器について、以下
その動作について説明する。
第3図は簡単な差動入力の増幅器で、出力端子2より
の負帰還で、電圧利得(R1+R2)/R2の増幅器となる。
第4図は第3図の増幅器の出力端に、第2の増幅器7
として、シングルエンド・プッシュプル回路を接続した
増幅器で、第2の増幅器7の出力端に接続される。負荷
の影響が、第1の増幅器6に及びにくくなる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、第3図のような構成では、増幅器の出
力端2に接続される負荷により、出力回路3の入力イン
ピーダンスが変化し、この入力インピーダンスは前段の
負荷となっているため、前段の電圧利得が変ってしま
い、回路の安定性が変ってしまう。また、この回路で大
出力を取り出そうとすると、それに見合った大出力用の
素子が、出力回路に必要となるが、大出力用素子は、小
出力用の素子に比べ、高周波特性が悪いため、この回路
の高周波特性も悪くなってしまう。
以上の問題点を解消するために、第4図のような構成
がある。負荷の影響が、第2の増幅器7で、軽減される
ため、第1の増幅器6の安定性も変わりにくく、また、
第1の増幅器6の出力回路に小出力用の素子を用いるこ
とができるため、電圧利得を持つ第1の増幅器6を、大
変高性能にすることが出来る。
しかしながら、第2の増幅器7が、単なるシングルエ
ンド・プッシュプル回路であるため、この部分での信号
の歪が大きくなってしまうという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、高性能な電圧増幅を行
い、かつ、大出力、低歪率の低周波増幅器を提供するも
のである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の低周波増幅器
は、電圧利得を持つ第1の増幅器と、電圧利得OdBの第
2の増幅器とを縦続接続し、第2の増幅器には演算増幅
器から成る電圧増幅段と、シングルエンド・プッシュプ
ル接続された出力回路及び、演算増幅器の電源として、
中点をフローティングさせた±定電圧電源とから構成さ
れ、±定電圧電源の中点を、第2の増幅器の入力端子に
接続するというものである。
作 用 本発明は、上記した構成によって、第1の増幅器の出
力回路に、小出力用の素子を用いることが出来る様に
し、高周波特性の優れた第1の増幅器で、電圧増幅を行
い、また、その出力を入力出来る様な、広い耐入力電圧
を持った、低歪率の第2の増幅器で、電流増幅を行おう
とするものである。そして、この様な第2の増幅器を実
現するため、演算増幅器の±定電圧電源の電圧中点を、
第2の増幅器の入力信号で同相に振増させることによ
り、演算増幅器の入力電圧、及び出力電圧が、演算増幅
器の電源端子に加わる電源電圧内に納まる様にし、演算
増幅器の最大定格電源電圧以上の出力電圧を得、また、
演算増幅器の最大定格同相入力電圧以上の耐入力を得て
いる。そして、この回路に100%の負帰還をかけ、低歪
率を得ている。
実施例 以下本発明の一実施例の低周波増幅器について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例における低周波増幅
器の構成を示すものである。第1図において、8は第1
の増幅器、9は第2の増幅器、10は中点をフローティン
グさせた±定電圧電源、11は演算増幅器、12はシングル
エンド・プッシュプル接続された出力回路、13は中点を
フローティングさせた、±定電圧電源の電圧中点であ
る。
電圧利得を持つ第1の増幅器8と、電圧利得OdBの第
2の増幅器9とを、縦続接続し、第2の増幅器は、演算
増幅器から成る電圧増幅段11と、シングルエンド・プッ
シュプル接続された出力回路12及び演算増幅器の電源と
して、中点をフローティングさせた±定電圧電源10とか
ら構成され、±定電圧電源の電圧中点13を、第2の増幅
器の入力端子14に接続している。そして第2の増幅器の
出力端子から、演算増幅器の反転入力端子に、100%の
帰還をかけ、電圧利得OdBとしている。
以上のように構成された低周波増幅器について、以下
第1図及び第2図を用いてその動作を説明する。
第2図は中点をフローティングさせた±定電圧電源を
示すもので、15はカレントミラー回路による+側の定電
流回路で、ツェナーダイオード16に、電圧中点17の電位
に関係なく、一定の電流を流している。従ってトランジ
スタ18のエミッタは、電圧中点17よりも常にツェナー電
圧分だけ+に保たれる。一側の定電圧回路19も同じよう
に、電圧中点17よりも、常にツェナー電圧分だけ−に保
たれる。従って、この電源回路の出力電圧は、中点電位
に対して、常に一定に保たれる。
第1図では第2図の様な、フローティング電源回路の
電圧中点13が、第2の増幅器の入力端子14に接続されて
いるので、この電位は入力信号と、同相同振幅に動く、
従って入力電圧は常に、演算増幅器の電源電圧内の電圧
に納まる。また、演算増幅器の出力電圧も、第2の増幅
器が、電圧利得OdBのボルテージフォロア回路であり、
入力電圧と等しく動くので、演算増幅器の電源電圧内の
出力電圧になる。
従って、第2の増幅器は演算増幅器の最大定格電源電
圧以上の耐入力電圧を持った増幅器となる。
以上のように、本実施例によれば、電圧利得を持つ第
1の増幅器と、電圧利得OdBの第2の増幅器とを縦続接
続し、第2の増幅器には、演算増幅器から成る電圧増幅
段と、シングルエンド・プッシュプル接続された出力回
路及び演算増幅器の電源として、中点をフローティング
させた、±定電圧電源とから構成され±定電圧電源の電
圧中点を、第2の増幅器の入力端子に接続するという構
成をとることにより、高性能な電圧増幅を行い、かつ、
大出力、低歪率の低周波増幅器を実現できる。
なお、第1の実施例において、電圧中点をフローティ
ングさせた±定電圧電源10はカレントミラー回路による
定電流回路を用い、ツェナーダイオードを、基準電圧素
子としたが、電圧中点をフローティングさせた±定電圧
電源10は他の構成としてもよい。また、シングルエンド
・プッシュプル接続された出力回路12はバイアス回路
に、ダイオード、また出力トランジスタに、バイポーラ
・トランジスタを用いたがシングルエンド・プッシュプ
ル接続された出力回路12はバイアス回路に、トランジス
タなどの他の素子及び他の構成をとり、出力トランジス
タをMOS−FETなど他の素子及び、ダーリントン接続、3
段ダーリントン接続、パラ・プッシュプル接続など、他
の構成としてもよい。
発明の効果 以上のように、本発明は電圧利得を持つ第1の増幅器
と、電圧利得OdBの第2の増幅器とを縦続接続し、第2
の増幅器には、演算増幅器から成る電圧増幅段と、シン
グルエンド・プッシュプル接続された出力回路及び、演
算増幅器の電源として、中点をフローティングさせた±
定電圧電源とから構成され、±定電圧電源の電圧中点
を、第2の増幅器の入力端子に接続することにより、高
性能な電圧増幅を行い、かつ、大出力、低歪率の低周波
増幅器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における低周波増幅器の
回路図、第2図は第1図の±定電圧電源の動作を説明す
るための回路図、第3図,第4図は従来の低周波増幅器
の回路図である。 8……第1の増幅器、9……第2の増幅器、10……±定
電圧電源、11……演算増幅器、12……出力回路、13……
電圧中点、14……第2の増幅器の入力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧利得を持つ負帰還型低周波増幅器を第
    1の増幅器とし、電圧利得OdBの負帰還型低周波増幅器
    を、第2の増幅器とし、第1の増幅器と第2の増幅器と
    を第1の増幅器、第2の増幅器の順に縦続接続した構成
    とし、それぞれの増幅器は、別個の帰還ループを持ち、
    かつ、第2の増幅器は、演算増幅器から成る電圧増幅段
    と、シングルエンド・プッシュプル接続された出力回
    路、及び演算増幅器の電源として、中点をフローティン
    グさせた±定電圧電源とから構成され、±定電圧電源の
    中点を、第2の増幅器の入力端子に接続する事により、
    ±定電圧電源を第2の増幅器の入力信号で、同相に振幅
    させる構成としたことを特徴とする低周波増幅器。
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