JP3176793B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3176793B2
JP3176793B2 JP05192594A JP5192594A JP3176793B2 JP 3176793 B2 JP3176793 B2 JP 3176793B2 JP 05192594 A JP05192594 A JP 05192594A JP 5192594 A JP5192594 A JP 5192594A JP 3176793 B2 JP3176793 B2 JP 3176793B2
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effect transistor
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mesfet
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本吉  要
勝司 多良
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばショットキーゲ
ート電界効果トランジスタを用いた半導体集積回路で構
成された利得制御を必要とする増幅回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタを用いた半導体集
積回路は、テレビジョン、通信分野の高周波回路用に開
発が進められている。この半導体集積回路の一つに利得
制御を必要とする増幅回路がある。図2は電界効果トラ
ンジスタにショットキーゲート電界効果トランジスタ
(以下、MESFETと記す)を用いた従来の増幅回路
を示す回路図である。この増幅回路は、図2に示すよう
に、信号増幅用MESFET1のゲート端子にゲートバ
イアス電圧印加用の抵抗2を介して利得制御端子11を
設け、信号増幅用MESFET1のゲート端子に入力結
合用コンデンサ3を介して信号入力端子12を設け、信
号増幅用MESFET1のドレイン端子に出力結合用コ
ンデンサ4を介して信号出力端子13を設け、信号増幅
用MESFET1のドレイン端子にドレインバイアス電
圧印加用チョークコイル5を介して電源電圧印加端子1
4を設け、信号増幅用MESFET1のソース端子を接
地している。
【0003】この増幅回路は、入力信号強度の変化に対
し出力信号強度を一定に保つため、利得制御端子11に
印加するゲートバイアス電圧(利得制御電圧)を変化さ
せることで利得の制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成の増
幅回路は、入力信号強度の変化に対し出力信号強度を一
定にする場合、あるいは一定の入力信号強度に対して出
力信号強度を変化させる必要が生じた場合、利得を変化
させる必要がある。このように構成された増幅回路で
は、利得を下げるために利得制御電圧であるゲートバイ
アス電圧を信号増幅用MESFET1のしきい値電圧付
近まで下げるが、このときつぎのような問題が生じた。
つまり、信号増幅用MESFET1の内部寄生抵抗の変
化により出力インピーダンスが高くなり、次段の回路と
の整合がとれななくなる。
【0005】したがって、この発明の目的は、出力イン
ピーダンスの変化を抑制することができ、利得の変化に
かかわらず出力インピーダンスをほぼ一定に保つことが
できる増幅回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、強入力信号
時に出力インピーダンスを変化させることなく利得の制
御を行うことを意図してなされたものである。このため
この発明の増幅回路は以下のように構成している。
項1記載の増幅回路は、信号入力端子と利得制御端子に
接続されたゲート端子と信号出力端子に接続されたドレ
イン端子と第1の容量を介して接地されたソース端子と
を有した第1の電界効果トランジスタと、 第2の容量を
介して第1の電界効果トランジスタのドレイン端子に接
続されたドレイン端子と第1の抵抗を介して接地された
ゲート端子と第3の容量を介して接地されたソース端子
とを有した第2の電界効果トランジスタとを備えた増幅
回路であって、 第2の電界効果トランジスタのドレイン
端子とソース端子とは第2の抵抗を介して接続され、第
3の抵抗を介して第1の電界効果トランジスタのゲート
端子と第2の電界効果トランジスタのソース端子および
ドレイン端子のいずれか一方とが接続されていることを
特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1記載の構成によれば、強入力信号時に
利得を下げるため利得制御電圧を変化させると、第2の
電界効果トランジスタの可変抵抗機能による抵抗値が連
動して変化し、利得を下げることによる増幅回路の出力
インピーダンスの変化を相殺することとなり、利得の変
化に伴う出力インピーダンスの変化を抑制する。
【0009】
【0010】
【実施例】以下に図1および図2を用いてこの発明の実
施例を詳細に説明する。この発明の実施例の利得制御を
必要とする増幅回路は、図1に示すように、信号増幅用
MESFET(特許請求の範囲における第1の電界効果
トランジスタに相当する)1のゲート端子にゲートバイ
アス電圧印加用の抵抗2を介して利得制御端子11を設
け、信号増幅用MESFET1のゲート端子に入力結合
用コンデンサ3を介して信号入力端子12を設け、信号
増幅用MESFET1のドレイン端子に出力結合用コン
デンサ4を介して信号出力端子13を設け、信号増幅用
MESFET1のドレイン端子にドレインバイアス電圧
印加用チョークコイル5を介して電源電圧印加端子14
を設けている点は図2の従来例と同じであり、同じ機能
を有する素子には同じ符号を付している。
【0011】図2の従来例と異なるのは、信号増幅用M
ESFET1のソース端子15をグラウンド電位に固定
するのではなく、任意の電位をとれるようにし、高周波
的にはバイパスコンデンサ17(特許請求の範囲におけ
る第1の容量に相当する)を介して接地している点であ
る。また、補償用MESFET(特許請求の範囲におけ
る第2の電界効果トランジスタに相当する)8のソース
端子をバイパスコンデンサ(特許請求の範囲における第
の容量に相当する)6を介して接地し、補償用MES
FET8のゲート端子を抵抗(特許請求の範囲における
の抵抗に相当する)7を介して接地し、補償用ME
SFET8のドレイン端子をバイパスコンデンサ(特許
請求の範囲における第の容量に相当する)16を介し
て信号増幅用MESFET1のドレイン端子に接続し、
補償用MESFET8のソース端子およびドレイン端子
間を抵抗(特許請求の範囲における第の抵抗に相当す
る)10を介して相互に接続し、補償用MESFET8
のソース端子を抵抗(特許請求の範囲における第3の抵
抗に相当する)9を介して信号増幅用MESFET
ゲート端子に接続している点である。
【0012】ところで、この増幅回路における信号増幅
用MESFET1のソース電位をVss、信号増幅用ME
SFET1および補償用MESFET8のしきい値電圧
をVp 、利得制御端子11に加える利得制御電圧をVag
c とすると、MESFET1のVgs(以後、Vgs1と記
す)は、 Vgs1=Vagc −Vss となり、一方、MESFET8のVgs(以後、Vgs8 と
記す)は、 Vgs8 =−Vagc となる。入力信号強度の変化に対して出力信号強度を一
定にする、あるいは一定の入力信号強度に対して出力信
号強度を変化させる必要が生じた場合、利得を変化させ
る必要がある。
【0013】MESFET1,MESFET8にVp =
−1VのFETを用い、Vss=1.8Vに固定した場
合、MESFET1の利得は、図4に示すように、Vag
c を下げることにより低下させることができる。しか
し、Vagc を下げることにより図5に示すように、ドレ
インとソース間の抵抗の逆数であるドレインコンダクタ
ンスが低下し、MESFET1の出力インピーダンスは
高くなる。一方、補償用MESFET8の非飽和領域の
抵抗値(RON)はVagc に対して図6に示すようにVag
c を下げることにより低下し、全体としての出力インピ
ーダンスは、MESFET1の出力インピーダンスの変
化がMESFET8のRONの変化で相殺されるため、V
agc を変化させることによる出力リターンロスの悪化を
防ぐことができる。例えば、電源電圧5V,消費電流1
0mA以下、周波数1〜2GHzで、利得が+10〜−
20dBの範囲で出力インピーダンスの指標であるS2
2の変化を1dB以下に抑えることができた。
【0014】図3に従来例の増幅回路によるものと、こ
の発明の実施例の増幅回路によるものの利得の変化に対
する出力インピーダンスの変化の様子を示す。図3から
この発明の実施例の増幅回路では、強入力信号時での特
性改善がわかる。なお、上記実施例では、補償用MES
FET8のソース端子を抵抗9を介して信号増幅用ME
SFET1のゲート端子に接続したが、これに代えて補
償用MESFET8のドレイン端子を信号増幅用MES
FET1のゲート端子に接続してもよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の増幅回路によれば、可変
抵抗機能を有する第2の電界効果トランジスタを付加
、利得制御端子に入力される利得制御電圧が第1の
界効果トランジスタの利得を大きくする方向に変化した
ときに可変抵抗機能による抵抗値を大きくし第1の電界
効果トランジスタの利得を小さくする方向に変化したと
きに可変抵抗機能による抵抗値を小さくするように第2
の電界効果トランジスタを制御したので、出力インピー
ダンスを変化させることなく利得を低減することが可能
である。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の増幅回路を示す回路図で
ある。
【図2】従来の増幅回路の回路図である。
【図3】従来の増幅回路とこの発明の一実施例の増幅回
路の利得の変化に対する出力インピーダンスを示す特性
図である。
【図4】Vagc の変化に対する利得の変化を示す特性図
である。
【図5】Vagc の変化に対するドレインコンダクタンス
の変化を示す特性図である。
【図6】Vagc の変化に対するRONの変化を示す特性図
である。
【符号の説明】
1 信号増幅用MESFET 2 抵抗 3 入力結合用コンデンサ 4 出力結合用コンデンサ 5 ドレインバイアス電圧印加用チョークコイル 6 バイパスコンデンサ 7 抵抗 8 補償用MESFET 9 抵抗 10 抵抗 11 利得制御端子 12 信号入力端子 13 信号出力端子 14 電源電圧印加端子 15 ソース端子 16 バイパスコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72 H03G 1/00 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力端子(12)と利得制御端子
    (11)に接続されたゲート端子と信号出力端子(1
    3)に接続されたドレイン端子と第1の容量(17)を
    介して接地されたソース端子とを有した第1の電界効果
    トランジスタ(1)と、 第2の容量(16)を介して前記第1の電界効果トラン
    ジスタ(1)のドレイン端子に接続されたドレイン端子
    と第1の抵抗(7)を介して接地されたゲート端子と第
    3の容量(6)を介して接地されたソース端子とを有し
    た第2の電界効果トランジスタ(8)とを備えた増幅回
    路であって、 前記第2の電界効果トランジスタ(8)のドレイン端子
    とソース端子とは第2の抵抗(10)を介して接続さ
    れ、第3の抵抗(9)を介して前記第1の電界効果トラ
    ンジスタ(1)のゲート端子と前記第2の電界効果トラ
    ンジスタ(8)のソース端子およびドレイン端子のいず
    れか一方とが接続されていることを特徴とする 増幅回
    路。
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