JP3295636B2 - 整髪料組成物 - Google Patents

整髪料組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適度な整髪力を持ちな
がら、乾燥後のセット樹脂独特のゴワつきやフレーキン
グが少なく、感触が良好でかつ再整髪性に優れた整髪料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、整髪料は男女問わず頭髪を好
みのスタイルにセットする目的でよく利用されている。
整髪料に整髪力を付与するために、ワックスなどの油
分、多価アルコール類、セラックなどの天然由来樹脂や
合成高分子化合物などが、単独もしくは組み合わせるこ
とにより用いられてきた。この中でも特に合成高分子化
合物については、強度な整髪力を持つことから、現在広
く使用されている。しかし、整髪力を高めるためにこれ
らを多量に配合した場合、乾燥後に毛髪のゴワつき感が
強くなり感触を悪くし、また時間の経過とともにセット
がくずれた場合の再整髪性に劣るものであった。
【0003】このため、従来より上記課題を解決すべ
く、合成高分子化合物と各種原料の種々の組み合わせが
提案されている。例えば、特開平5−92911号公報
にはポリオルガノシロキサンと両性もしくは陽イオン性
高分子化合物を含有する毛髪化粧料が、特開平6−10
0418号公報にはアニオン性ポリマーとポリオキシオ
ルガノポリシロキサンを含有する毛髪化粧料が、および
特開平8−217649号公報には合成高分子化合物と
ジグリセリンポリオキシプロピレン付加物及びラノリン
誘導体含有整髪剤が開示されている。しかしながら、い
ずれも所望の整髪力が得られなかったり、再整髪性に劣
るなど、充分に上記課題を解決するものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる実状
において上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、高分
子化合物含有の整髪料において、ショ糖脂肪酸エステル
を合わせて配合することにより、整髪力が強く、かつ再
整髪性に優れた整髪料組成物を得ることができることを
見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、成分(a)整髪用高分
子化合物と成分(b)ショ糖脂肪酸エステルとを含有す
ることを特徴とする整髪料を提供するものである。以下
に本発明について更に詳細に説明する。
【0006】本発明で用いられる成分(a)整髪用高分
子化合物は、造膜性のある非イオン性、陰イオン性、両
性、陽イオン性高分子化合物のいずれかから選ばれる1
種もしくは2種以上の組み合わせである。使用されうる
ものとしては、具体的には以下の化合物が挙げられる。
【0007】(1)ポリビニルピロリドンや、ポリビニ
ルピロリドン−酢酸ビニル共重合体などのビニルピロリ
ドン系高分子化合物(BASF社のルビスコールK−9
0,VA73など)
【0008】(2)ポリビニルアルコールや、ポリビニ
ルブチラールなどのビニルアルコール系高分子化合物
(日本合成化学社のゴーセノール、電気化学工業社のデ
ンカポバールなど)
【0009】(3)ビニルメチルエーテル/マレイン酸
ブチルなどの酸性ビニルエーテル系高分子化合物(大阪
有機化学社のアニエールBEM−42S、ISP社のガ
ントレッツES−225など)
【0010】(4)アクリル酸アルキルエステル・メタ
クリル酸アルキルエステル・ジアセトンアクリルアミド
・メタクリル酸共重合体液、アクリル酸アルキル共重合
体、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル
共重合体などのアクリル酸系高分子化合物(BASF社
のルビマー100P、ウルトラホールドストロング、三
菱化学社のダイヤホールドHR−200、互応化学社の
プラスサイズL−53Pなど)
【0011】(5)N−メタクリロイルオキシエチル−
N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボ
キシベタイン/メタクリル酸アルキル共重合体、アクリ
ル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・
メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体などの両性ア
クリル酸系高分子化合物(三菱化学社のユカフォーマー
AM−75、日本NSC社のアンフォマー28−491
0など)
【0012】(6)ヒドロキシエチルセルロースジメチ
ルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシ
エチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、ビニルピロリドン・N,N’−ジメチ
ルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩
液、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリ
マー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリ
ルアミド共重合体等の含窒素陽イオン性高分子化合物
(ユニオンカーバイド社のポリマーJR−125、ライ
オン社のレオガードGP、日本NSC社のセルコートL
−200,GAF社のガフコート734、大阪有機化学
社のH.C.ポリマー1N、メルク社のマーコート55
0など)
【0013】これらの整髪用高分子化合物の配合量は処
方に対し固形分として0.1〜10重量%が好ましく、
0.1重量%未満では充分な整髪力を与えられず、10
重量%を越えると使用時のべたつきなどの問題が起き
る。
【0014】また、上記の整髪用高分子化合物のうち、
陰イオン性、および両性高分子については、そのままで
は水に不溶な場合、必要に応じて官能基の一部または全
部を無機または有機アルカリ剤で中和し、水溶性として
も良い。
【0015】上記の中和を目的として用いられるアルカ
リ剤は、無機アルカリ剤としては水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物が挙げられ
る。またアンモニア、モルホリン等の揮発性アルカリ
剤、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、イソ
プロパノールアミン、モノエタノールアミン、ジイソプ
ロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオールなどのアルカノールアミン類、L−アルギニ
ン、リジンなどのアミノ酸類などが挙げられる。
【0016】本発明で用いられる成分(b)ショ糖脂肪
酸エステルは、以下の一般式(1)で表される。
【化2】 ここで、R1、R2、R3は、それぞれ飽和もしくは不飽
和の炭素数8〜22、好ましくは10〜18のアシル基
もしくは水素原子を表し、R4〜R8はそれぞれアセチル
基もしくは水素原子を表す。ショ糖脂肪酸エステルは一
般にR1〜R3に関してはモノ、ジ、トリエステルの混合
物が用いられる。R4〜R8に関してはアセチル化度は任
意である。
【0017】本発明で使用されうるショ糖脂肪酸エステ
ルとしては、第一工業製薬社から発売されているDKエ
ステルS−160,S−L18Aなどのシリーズ、シュ
ガーワックスS−10EやA−10E、三菱化学フーズ
社から発売されているリョートーシュガーエステルS−
1170、P−1570、LWA−1570などのシリ
ーズ、太陽化学社から発売されているサンファクトSE
−11などのシリーズ等が挙げられ、これらのショ糖脂
肪酸エステルは1種又は2種以上組み合わせて用いるこ
とができる。
【0018】これらのショ糖脂肪酸エステルは、処方中
に0.5〜20重量%が好ましく、さらに2〜15重量
%がより好ましい。0.5重量%未満では再整髪効果が
十分でなく、また20%を越えると強度な整髪力を付与
することができなくなる。
【0019】本発明の整髪料組成物に成分(c)多価ア
ルコールを配合すると更に再整髪性が向上し、かつ毛髪
の感触が良くなる。これら多価アルコールは1種または
2種以上を組み合わせて配合でき、例えば、グリセリ
ン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン、ポ
リプロピレングリコール、イソプレングリコール、エチ
ルヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、オクタン
ジオールおよびテトラメチルトリヒドロキシヘキサデカ
ン等が挙げられる。
【0020】本発明の整髪料組成物には、本発明による
効果及び組成物の安定性を損なわない量的、質的範囲
で、目的に応じて水溶性高分子増粘剤、高級アルコー
ル、高級脂肪酸、エステル類、シリコーンオイル類等の
公知の化粧品成分を配合することができ、更に香料、防
腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤等も配合する
ことができる。
【0021】水溶性高分子増粘剤としてはアラビアガ
ム、カラギーナン、ガラクタン、グアーガム、クインス
シードガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、
ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキ
ストラン、ヒアルロン酸、カードラン、サクシノグルカ
ン、ゼラチン、コラーゲン、カゼインまたはアルブミン
等の天然系高分子、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウムまたはメチルヒドロキシプロピルセ
ルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデ
ンプン、メチルデンプンまたは可溶性デンプン等のデン
プン系高分子、アルギン酸塩やアルギン酸プロピレング
リコールエステル等のアルギン酸系高分子、カルボキシ
ビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共
重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリアクリル酸アミド、高重合ポリエチレングリコール
またはポリエチレンイミン等の合成高分子およびベント
ナイト、モンモリロナイトまたはケイ酸アルミニウムマ
グネシウム等の無機物質等が挙げられる。
【0022】油分としては、パラフィン、低融点パラフ
ィン、高融点パラフィン、流動パラフィン、流動イソパ
ラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィ
ン、重質流動パラフィン、揮発性イソパラフィン、ワセ
リン、スクワラン、植物性スクワラン、マイクロクリス
タリンワックス、セレシン、プリスタンまたはα−オレ
フィンオリゴマー等の炭化水素、オリーブ油、ツバキ
油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、
ハイオレイックヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、
馬油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナ
タネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトム
ギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボガド油、カロ
ット油、マカデミアナッツ油、ククイナッツ油、シアバ
ター、メドウホーム油、月見草油、ヒマシ油、アマニ
油、ヤシ油、ミンク油、パーシック油、パーム核油、パ
ーム油、硬化油または卵黄油等の油脂およびミツロウ、
キャンデリラロウ、カルナウバロウ、モクロウ、イボタ
ロウ、コメヌカロウ、サラシモンタンロウ、セラック、
ホホバ油、ラノリンまたは還元ラノリン等のロウ類等が
挙げられる
【0023】高級アルコールとしてはラウリルアルコー
ル、ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリ
ルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコールおよびオクチルドデカノール等が
挙げられる。
【0024】高級脂肪酸としては、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘニン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イ
ソステアリン酸、リノール酸、リシノレイン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸、サフラワー油脂肪酸、コメヌ
カ脂肪酸、ラノリン脂肪酸、牛脂脂肪酸、トール油脂肪
酸、ひまし油脂肪酸およびラノリンアルコール等が挙げ
られる。
【0025】エステル類としては、ミリスチン酸イソプ
ロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピ
ル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラ
ウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン
酸デシル、オレイン酸オレイル、コハク酸ジ2−エチル
ヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ジメチルオクタン
酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸
ラノリン、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオク
チル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソ
セチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、
ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペン
タエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン
酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチル
グリコールおよびリンゴ酸ジイソステアリル等が挙げら
れる。
【0026】シリコーン類としては、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロ
ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ
変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変
性シリコーンおよびアルコキシ変性シリコーン等が挙げ
られる。
【0027】界面活性剤としては、陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および両
イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0028】陰イオン性界面活性剤としては、ラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩またはポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリ
オキシエチレンアルキル/アルキルアリルエーテル硫酸
塩、スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸二ナト
リウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロ
イルエタノールアミドエステル二ナトリウムまたはウン
デシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム
等のスルホコハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナ
トリウムやラウロイルメチルタウリンナトリウム等のN
−アシルスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ト
リエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩
やテトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィ
ンスルホン酸塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステ
アロイル−L−グルタミン酸二ナトリウムまたはN−ミ
リストイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−アシ
ルアミノ酸塩およびポリオキシエチレンオレイルエーテ
ルリン酸、ジポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸、トリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸お
よびそれらの塩類などのリン酸エステルが挙げられる。
【0029】陽イオン性界面活性剤としては、塩化ラウ
リルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルア
ンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリ
ルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアン
モニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウムおよび臭
化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0030】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキ
シエチレンソルビット脂肪酸エステル類、グリセリンま
たはポリグリセリン脂肪酸類、プロピレングリコール脂
肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体類、ポリオキシエ
チレンヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、グリセリン
アルキルエーテル類、テトラポリオキシエチレン・テト
ラポリオキシプロピレンエチレンジアミン縮合物類、ポ
リオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチ
レンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコー
ル、アルカノールアミド類、ポリオキシエチレンプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物
およびアルキルエトキシジメチルアミンオキシド等が挙
げられる。
【0031】両性界面活性剤としては、2−ウンデシル
−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)
−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イ
ミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロ
キシ二ナトリウム塩または2−ヘプタデシル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン等のイミダゾリン系両性界面活性剤およびラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアミドプロピル
ベタイン、オレアミドプロピルベタイン、ラウラミドプ
ロピルベタイン、ココベタイン、オレイルベタイン、ラ
ウリルベタイン、セチルベタインまたはスルホベタイン
等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。
【0032】本発明の整髪料の剤型は特に制限がなく、
例えば液体状、固体状、ゲル状、クリーム状、ワックス
状、乳濁液状、エアゾールミスト状、エアゾールフォー
ム状等、通常市販されている整髪料の剤型のいずれでも
良い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に実験例および実施例を挙げ
て本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。全てのパーセント表示は、特
に断わりのない限り重量%を表わす。
【0034】
【実施例】実施例1〜4 スタイリングジェル状の実施例1〜2および比較例1〜
2を表1に、ヘアクリーム状の実施例3〜4および比較
例3を表2に示す。常法により各実施例および比較例を
調製し、官能評価を行なった。
【0035】<官能評価方法>20名の女性パネラー
に、各実施例並びに各比較例を実際の日常生活で使用し
てもらい、その使いごこちを次の基準で評価し、その主
なものを評価とした。 <評価基準> (1)整髪力 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや弱い ×:弱い (2)整髪後の髪のごわつきのなさ ◎:非常になめらか ○:なめらか △:ややごわつく
×:ごわつく (3)整髪後の毛髪の感触 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや悪い ×:悪い (4)再整髪性 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや悪い ×:悪い その結果を表1および表2に示す。
【0036】
【0037】
【表1】 )・・・ルビスコールK−90(BASF社製) ()・・・シュガーワックスA−10E(第一工業製
薬社製)
【0038】実施例1〜は、セット樹脂配合による独
特のごわつき感や再整髪性の弱さなどの従来からの問題
点を充分克服し、ごわつき感が少なく、かつ再整髪性に
優れたものであった。
【0039】
【発明の効果】本発明の整髪料組成物は、整髪力の高さ
を損なわずに、樹脂独特のごわつき感を低減し、再整髪
性に優れた整髪料を提供する。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分(a)下記に表される高分子化合物
    から選ばれる1種もしくは2種以上の整髪用高分子化合
    物および成分(b)一般式(1)で表されるショ糖脂肪
    酸エステルを含有することを特徴とする整髪料組成物。(a)ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン−
    酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニ
    ルブチラール、ビニルメチルエーテル/マレイン酸ブチ
    ル、アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸アルキ
    ルエステル・ジアセトンアクリルアミド・メタクリル酸
    共重合体液、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸
    ・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、N−
    メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモ
    ニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリ
    ル酸アルキル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・ア
    クリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミ
    ノエチル共重合体、ヒドロキシエチルセルロースジメチ
    ルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシ
    エチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
    ニウムクロリド、ビニルピロリドン・N,N’−ジメチ
    ルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩
    液、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリ
    マー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリ
    ルアミド共重合体。(b) 【化1】 (ここで、R1、R2、R3は、それぞれ飽和もしくは不
    飽和の炭素数8〜22のアシル基もしくは水素原子を表
    し、R4〜R8はそれぞれアセチル基もしくは水素原子を
    表す。ショ糖脂肪酸エステルは一般にR1〜R3に関して
    はモノ、ジ、トリエステルの混合物が用いられる。R4
    〜R8に関してはアセチル化度は任意である。)
  2. 【請求項2】 成分(c)多価アルコールを含有する請
    求項1記載の整髪料組成物。
  3. 【請求項3】 成分(a)を0.1〜10重量%および
    成分(b)を0.5〜20重量%含有することを特徴と
    する請求項1及び2記載の整髪料組成物。
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