JP3291335B2 - 孔版印刷機 - Google Patents

孔版印刷機

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JP3291335B2
JP3291335B2 JP32441092A JP32441092A JP3291335B2 JP 3291335 B2 JP3291335 B2 JP 3291335B2 JP 32441092 A JP32441092 A JP 32441092A JP 32441092 A JP32441092 A JP 32441092A JP 3291335 B2 JP3291335 B2 JP 3291335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、孔版印刷機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の孔版印刷機の例が図18に
示されており、この印刷機は外周に孔版原紙を装着し、
内部にインキ供給手段4を有する多孔性印刷ドラム3
と、この印刷ドラム3に用紙を押圧するプレスローラ5
とを有する印刷装置1と、この印刷装置1の印刷ドラム
3とプレスローラ5との間に用紙を供給する給紙装置84
とを具えている。印刷装置1は上部一側に原稿読取部7
が、他側に製版兼給版部8が設けられ、原稿読取部7で
原稿10が読取られて、その画像が製版兼給版部8におい
て原紙11に製版されたうえ、同部8によって印刷ドラム
3に給版されてその外周に装着され、給紙装置80から送
出されてフィードローラ12a,bによって印刷ドラム3
とプレスローラ5との間に供給された用紙30を、プレス
ローラ5で原紙11に押圧し、インキ供給手段4によって
供給され、原紙11からしみ出るインキによって用紙30に
印刷し、印刷済の用紙30は排紙台9に排紙され、使用済
の原紙11は排版部6に収容される。しかしながらこのよ
うな印刷機における給紙装置80は、印刷装置1の側面か
ら外部に突出しているため、これによって装置全体が大
型となって大きな設置スペースを必要とするという問題
がある。
【0003】そこでこのような問題を解消するため、こ
の出願人はさきに複写機において使用されているフロン
トローディング構造を有する給紙装置2を、印刷装置1
に組合せた印刷機を案出し、特願平4-2529号として出願
している。このような給紙装置2は図1に示すこの発明
の実施例でも採用されていて、その要部は図2〜4に示
すようになっており、これらを参照して説明することと
する。
【0004】この印刷機において前記従来の印刷機と同
様な部分には、同一の符号を付して説明を省略し、主と
して異なる部分について説明する。印刷装置1の下方に
給紙装置2が配置され、この給紙装置2は給紙テーブル
13内に前後方向に引出可能に、かつ上下に複数段(この
例では2段)配置されている図13に示すような給紙トレ
イ14a,bと、この給紙トレイ14a,bから印刷装置1
に用紙を給紙する給紙機構とを有し、給紙トレイ14a,
bにはそれぞれ給紙台17が設けられている。この給紙台
17は、その側板32に設けた透孔に給紙トレイ本体15の側
板間に横架されたガイドバー19が摺嵌し、このガイドバ
ー19に給紙台17が左右方向に移動可能に装着され、側板
32には縦向きの一対の長孔33が設けられ、これらの長孔
33に支持棒36の両端が摺嵌され、これらの支持棒36上に
給紙底板18a,bを載置し、支持棒36の端部にワイヤ37
が連結され、このワイヤ37は側板32に枢支されたローラ
38,39,42間に張架され、ローラ38の軸43は連動機構44
を介して側板32に設けた上下用モータ41によって回動さ
れるようになっており、ローラ42はテンションローラか
らなっている。そして給紙台17の底板45上に給紙台17を
左右方向に移動するためのモータ20が設けられ、このモ
ータ20の軸にジョイント22を介してボールねじ23及びス
リット付円板24が取付けられ、このスリット付円板24に
は、多数のスリットが等間隔に放射状に設けられ、ボー
ルねじ23にはブラケット25が螺着し、このブラケット25
は給紙トレイ本体15の底板上に立設されている。スリッ
ト付円板24に対向して、給紙台17の底板の表面にスリッ
トセンサ27を設け、給紙台17の底板の裏面にホームポジ
ション板28が設けられ、このホームポジション板28を検
知するホームポジションセンサ29を給紙トレイ本体15の
底板上に設けている。このようなものにおいて、給紙テ
ーブル13と給紙トレイ14とに、給紙トレイ14を給紙テー
ブル13内にセットした場合は係合して、モータ20,41に
図示しない電源から給電し、トレイ14を給紙テーブル13
から引き出した際は、係合がはずれる図示しないコネク
タを設ける。
【0005】前記のような印刷機において、給紙装置2
の給紙トレイ14a,bを給紙テーブル13から前方に引出
して、その給紙底板18a,b上に用紙30をセットし、図
示しない操作パネルのスタートキーを押すと、モータ41
が作動してワイヤ37を図15の矢印方向に移動し、支持棒
36を給紙底板18a,bを坦持したまま給紙台17の長孔33
に沿って上動し、用紙30の上面が分離ころ51a,bに当
接して適圧となるまで上昇したところで給紙底板18a,
bは停止し、用紙30は分離ころ51a,bによって給紙さ
れ、分離パット52a,bで1枚ずつ分離されて搬送ロー
ラ55によって搬送経路56をフィードトローラ12a,bま
で搬送される。ここで用紙30は一時停止され、レジスト
合わせが行われた後再び印刷ドラム3まで搬送され、外
周に製版済原紙11が巻かれた印刷ドラム3の外周面にプ
レスローラ5で押圧されることにより、原紙11上の画像
が用紙30に転写されて排紙台9に排紙される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような印刷機
は、給紙装置2が印刷装置1の下方に設置されて側面か
ら外部に突出していないので、装置全体が占める平面積
が小さくなって大きな設置スペースを必要とすることが
なくて、従来の印刷機のもつ問題点を解消することがで
きたが、給紙装置2における給紙速度が一定であって低
速度に設定されており、したがって印刷装置1を高速で
運転しようとしても不可能であって、印刷効率を上げる
ことができないという問題があり、この問題を解消しよ
うとするものでも印刷装置1の印刷速度のばらつきが大
きく、給紙装置2における給紙速度が段階的に変速さ
れ、予め実験でえられた給紙速度では全ての速度をカバ
ーすることが困難であり、このようにして給紙速度の相
違によるタイミングずれやしわの発生を防止することが
できないという問題もある。
【0007】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の給紙装置のもつ問題を解消し、装置全体が占める平
面積が小さくすることができて大きな設置スペースを必
要とすることがなく、また給紙装置の給紙速度を変更す
ることができて、印刷装置の高速運転を可能とし、印刷
効率を上げることができ、さらに印刷速度にばらつきが
発生するのを防止し、給紙速度が段階的に変化すること
によって生ずるタイミングずれや、しわの発生を防止す
ることのできる孔版印刷機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外
周に孔版原紙を装着し、内部にインキ供給手段を有する
多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラムに用紙を押圧する
プレスローラとを有する印刷装置と、この印刷装置の印
刷ドラムとプレスローラとの間に用紙を供給する給紙装
置とを具え、前記給紙装置は給紙テーブル内に収容され
た引出式の給紙トレイと、この給紙トレイに積載された
用紙を分離する分離手段と、分離された用紙を印刷装置
本体に給送する給送手段とを有する孔版印刷機におい
て、前記印刷装置の印刷装置本体の状態を検出する検出
手段と、前記検出された状態によって設定すべき条件を
判断する判断手段と、印刷装置本体に各種の情報を提供
する出力手段と、実験によって予め得られた複数の給紙
速度及びその他の設定データを記憶する記憶手段とを有
し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対応して複数の給
紙速度及び印刷装置の印刷速度より給紙装置の給紙速度
が早く設定されることを特徴とするものである。請求項
2に記載の発明は、外周に孔版原紙を装着し、内部にイ
ンキ供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ド
ラムに用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置
と、この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に
用紙を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙
テーブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給
紙トレイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離
された用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有す
る孔版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の
状態を検出する検出手段と、前記検出された状態によっ
て設定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体
に各種の情報を提供する出力手段と、実験によってあら
かじめえられた複数の給紙速度及びその他の設定データ
を記憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印
刷速度に対応して複数の給紙速度が設定され、印刷ドラ
ムに用紙を供給するフィードローラのところに用紙の先
端を揃えるストッパが設けられていることを特徴とする
ものである。請求項3に記載の発明は、外周に孔版原紙
を装着し、内部にインキ供給手段を有する多孔性印刷ド
ラムと、この印刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラ
とを有する印刷装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプ
レスローラとの間に用紙を供給する給紙装置とを具え、
前記給紙装置は給紙テーブル内に収容された引出式の給
紙トレイと、この給紙トレイに積載された用紙を分離す
る分離手段と、分離された用紙を印刷装置本体に給送す
る給送手段とを有する孔版印刷機において、前記印刷装
置の印刷装置本体の状態を検出する検出手段と、前記検
出された状態によって設定すべき条件を判断する判断手
段と、印刷装置本体に各種の情報を提供する出力手段
と、実験によって予め得られた複数の給紙速度及びその
他の設定データを記憶する記憶手段とを有し、印刷装置
本体の複数の印刷速度に対応して複数の給紙速度が設定
され、印刷ドラムの所定位置を検出した時点から所定時
間遅延して給紙を開始することを特徴とするものであ
る。請求項4に記載の発明は、外周に孔版原紙を装着
し、内部にインキ供給手段を有する多孔性印刷ドラム
と、この印刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを
有する印刷装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレス
ローラとの間に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記
給紙装置は給紙テーブル内に収容された引出式の給紙ト
レイと、この給紙トレイに積載された用紙を分離する分
離手段と、分離された用紙を印刷装置本体に給送する給
送手段とを有する孔版印刷機において、前記印刷装置の
印刷装置本体の状態を検出する検出手段と、前記検出さ
れた状態によって設定すべき条件を判断する判断手段
と、印刷装置本体に各種の情報を提供する出力手段と、
実験によって予め得られた複数の給紙速度及びその他の
設定データを記憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体
の複数の印刷速度に対応して複数の給紙速度が設定さ
れ、印刷スタートキーにより印刷工程が開始する前に給
紙を開始することを特徴とするものである。請求項5に
記載の発明は、外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
応して複数の給紙速度が設定され、給紙される最初の1
枚目の用紙は、印刷機の設定条件のいかんに拘わらず給
紙装置のもつ最高速度で給紙することを特徴とするもの
である。請求項6に記載の発明は、外周に孔版原紙を装
着し、内部にインキ供給手段を有する多孔性印刷ドラム
と、この印刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを
有する印刷装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレス
ローラとの間に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記
給紙装置は給紙テーブル内に収容された引出式の給紙ト
レイと、この給紙トレイに積載された用紙を分離する分
離手段と、分離された用紙を印刷装置本体に給送する給
送手段とを有する孔版印刷機において、前記印刷ドラム
の実際の回転速度を検出する速度検出手段を設け、給紙
装置の給紙モータをステッピングモータで構成し、速度
検出手段からの速度情報を直接利用して、ステッピング
モータを駆動させるドライバ回路を設け、給紙装置の速
度を無段階的に変化させ、給紙速度を印刷速度と同期さ
せることを特徴とするものである。請求項7に記載の発
明は、請求項6に記載の発明において、印刷ドラムの速
度検出手段の出力をカウントすることによって印刷ドラ
ムの所定の位置を検出し、給紙装置の用紙分離手段を作
動させて、給紙タイミングを計ることを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】前記のようなこの発明において、印刷機の操作
パネルに印刷枚数をセットし、印刷スタートスイッチを
オンすると同時に、搬送経路のところの用紙の有無を判
別し、用紙無しの場合には無条件で1枚目の用紙を特定
の搬送速度及び給紙スタートタイミングで給紙して印刷
準備状態とし、この後は用紙有りの場合と同様に印刷ド
ラムが回転を開始し、印刷ドラムが所定位置となったこ
とを検知すると、給紙管理手段が印刷速度、印刷枚数等
の印刷条件を読み込み、この印刷条件にしたがってスト
ッパ駆動部によって、用紙先端ストッパを下降して搬送
速度及び給紙スタートのタイミング等を選択し、読み込
んだ条件にあわせて給紙モータ駆動部に給紙モータ駆動
開始指令及び印刷条件によって選択されたデータを出力
し、このようにして給紙装置から用紙の搬送が開始され
ると同時に、フィードローラのところにあった用紙が印
刷ドラムの回転と同期した所定のタイミングで印刷ドラ
ムとプレスローラとの間に送られ、用紙が印刷ドラムと
プレスローラとの間にくると、今まで下降していたプレ
スローラが上昇して、用紙に印刷されて排紙台に排出さ
れ、このようにして1枚目の用紙の印刷工程が終了す
る。
【0010】
【実施例】図面に示すこの発明の第1,2実施例におい
て、前記従来のもの及び先出願のものと同様の部分は、
同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる部分
について説明する。印刷装置1及び給紙装置2はそのほ
とんどの部分が先出願のものと同様になっている。フィ
ードローラ12a,bの手前の搬送経路56に用紙先端スト
ッパ47が設けられており、このストッパ47は図5,6に
示すようであって、その基端にそれと直交して取付けら
れた支持軸48が印刷装置1の機枠に枢支され、この支持
軸48のストッパ47と反対側にこれと平行にレバー49が取
付けられ、このレバー49のストッパ47側の先端にソレノ
イド50の作動杆が連結され、その反対端にばね46の上端
が連結され、このばね46の下端及びソレノイド50が印刷
装置1の機枠にそれぞれ取付けられている。印刷ドラム
3の一側側板に図7に示すように検知体53が突設され、
印刷装置1の機枠にフィードローラ12a,bのところに
あった用紙30が送り始められる際、これを検知するドラ
ムセンサ54が設けられている。分離ころ51a,b及び分
離パット52a,bは図8〜10に示すようであって、分離
ころ51a,bの軸57が給紙テーブル13の側板に枢支さ
れ、この軸57の先端に歯車58が取付けられ、この歯車58
が電磁クラッチ59に設けられた歯車に噛合している。一
方給紙テーブル13の一側下部に分離ころ51a,b駆動用
の給紙モータ61が設けられ、この給紙モータ61と給紙テ
ーブル13の側板に枢支されたローラ62との間に無端ベル
ト63が懸張され、この無端ベルト63によって回転する歯
車64が中間歯車65を介して電磁クラッチ59に設けられた
前記の歯車及び搬送ローラ55駆動用歯車に噛合してい
る。なお設置スペースが広い場合は、給紙装置84を付設
したままとしても良い。
【0011】また給紙テーブル13内に給紙装置2の給紙
管理手段70が設けられている。給紙管理手段70は図11に
示すようであって、信号バス71によって互いに接続され
たCPU72と、RAM73と、ROM74と、2つの入出力
ポート75,76とを有する通常のマイクロコンピュータ77
を具えている。そしてこのマイクロコンピュータ77の入
出力ポート75には、(1)搬送経路56に設けた用紙セン
サ66,67,68から用紙の有無に関する情報信号、(2)
印刷ドラム3の駆動経路に設けられたドラムセンサ54か
ら印刷ドラム3の回転位置に関する情報信号が入力され
る。また入出力ポート76には、印刷装置1に設けられた
図示しない操作パネルの(1)印刷速度設定スイッチか
ら、制御基板78を介して印刷速度に関する情報信号、
(2)印刷枚数設定用キーボードから、制御基板78を介
して印刷枚数に関する情報信号、(3)印刷開始スイッ
チから、制御基板78を介して印刷開始に関する情報信号
が入力される。
【0012】そしてこの作動管理手段70は図13〜15に示
されているフローチャートに従って後記するように、給
紙状態管理ルーチン、給紙搬送ルーチン、給紙装置異常
出力ルーチンを選択的に実行するように、入出力ポート
75から給紙モータ駆動部80、給紙底板18a,bを分離こ
ろ51a,bまで上動し、又はそこから下動する給紙底板
駆動部81、用紙先端ストッパ駆動部82、用紙分離駆動部
83へ制御信号を出力し、また入出力ポート76から印刷装
置のエラー表示装置へ制御信号を出力するようになって
いる。給紙モータ駆動部80は給紙モータ61のドライバ回
路からなり、給紙管理手段70からの速度情報によって回
転速度を制御しながら給紙モータ61を駆動させ、給紙底
板駆動部81は給紙底板18を上下動させる上下動用モータ
41を駆動させるドライバ回路からなり、給紙管理手段70
からの指令情報によって上下動用モータ41を正転又は逆
転させ、用紙先端ストッパ駆動部82は用紙先端ストッパ
47のソレノイド50をオン、オフさせるドライバ回路から
なり、ソレノイド50をオフするとストッパ47がばね46に
引張られて停止位置をとるようになっており、用紙分離
駆動部83は分離ころ51と給紙モータ61とを連動させ、又
はそれを解除する電磁クラッチ59を係脱するためのドラ
イバ回路からなっている。
【0013】RAM73は印刷装置1の設定された印刷枚
数を記憶するメモリエリアと、用紙分離駆動部83が分離
した用紙の枚数を記憶するメモリエリアと、各種のプロ
グラム処理回数及び演算値を記憶するメモリエリアとを
有し、CPU72は印刷ドラム3の所定位置を検知する機
能、すなわちドラムセンサ54の検知信号による給紙搬送
ルーチンの実行によって印刷装置1に同期して用紙30を
供給する機能と、給紙管理ルーチンの実行によって、給
紙底板駆動部81、用紙先端ストッパ駆動部82、用紙分離
駆動部83を駆動させる機能と、給紙装置異常出力ルーチ
ンの実行によって印刷装置1及び操作者に異常を知らせ
る機能とを有している。
【0014】前記のものにおいて、印刷機の操作パネル
に印刷枚数をセットし、印刷スタートスイッチをオンす
ると同時に、用紙センサ68のところの用紙30の有無を判
別し、用紙無しの場合には無条件で1枚目の用紙30を特
定の搬送速度及び給紙スタートタイミングで給紙して印
刷準備状態とする。この後は用紙有りの場合と同様に印
刷ドラム3が回転を開始し、ドラムセンサ54が検知体53
を検知すると、給紙管理手段70が印刷速度、印刷枚数等
の印刷条件を読み込み、この印刷条件にしたがってスト
ッパ駆動部82によって、ソレノイド50をオンして用紙先
端ストッパ47を下降し、搬送速度及び給紙スタートのタ
イミング等を選択し、読み込んだ条件にあわせて給紙モ
ータ駆動部80に給紙モータ61の駆動開始指令及び印刷条
件によって選択されたデータを出力する。このようにし
て給紙装置2から用紙30の搬送が開始されると同時に、
フィードローラ12a,bのところにあった用紙30が印刷
ドラム3の回転と同期した所定のタイミングで印刷ドラ
ム3とプレスローラ5との間に送られる。用紙30が印刷
ドラム3とプレスローラ5との間にくると、今まで下降
していたプレスローラ5が上昇して、前記のように用紙
30に印刷されて排紙台9に排出され、このようにして1
枚目の用紙30の印刷工程が終了する。
【0015】このとき2枚目の用紙30は、1枚目の用紙
30がフィードローラ12a,bによって搬送されて搬送経
路56の縦搬送部に設けられている用紙センサ66,67のと
ころに用紙30が存在しなくなることによって、それぞれ
の分離ころ51a又は51bと、分離パット52a又は52bと
が最上位の用紙30を分離し始めて搬送経路56の縦搬送部
まで送り、その後搬送ローラ55によって用紙先端ストッ
パ47へ向けて搬送する。これを繰り返すことによって、
給紙装置2が印刷装置1へ用紙30を給紙しつづけ、分離
ころ51a又は51bと、分離パット52a又は52bとによる
分離作業は、前記操作パネルに設定された印刷枚数だけ
繰り返えされることとなる。
【0016】前記の先願のものは、搬送経路56の搬送距
離が長いので、印刷装置1が印刷工程を開始してから、
給紙装置2による給紙工程を開始したのでは、印刷工程
と給紙工程とが同期することが困難であるのを、この発
明では前記のように用紙センサ66,67,68で用紙30を検
出し、給紙管理手段70が最高速の搬送速度及び最短の給
紙スタートのタイミング等を選択して、給紙モータ61の
給紙開始指令及びデータが出力され、1枚目の用紙30を
フィードローラ12a,bに向けて搬送することにより、
印刷開始スイッチのオンによって印刷工程と給紙工程と
を同期させることができる。
【0017】このように両工程を同期させるために、給
紙装置2による搬送速度は、印刷装置1による印刷速度
と同等となっていること、すなわち印刷装置1が5段変
速であるならば、給紙装置2も同等の5種類の速度をも
っていることが好ましいのであるが、給紙トレイ14a,
bに積載してある用紙30を分離ころ51a又は51bと、分
離パット52a又は52bとで1枚ごとに分離するとき、及
びこの用紙30をフィードローラ12a,bに向けて搬送す
るときに生ずるスリップ等のロスによって、フィードロ
ーラ12a,bが印刷ドラム3とプレスローラ5との間に
用紙30を送るタイミングが、印刷タイミングより遅れて
時間的に間にあわなくなるという問題が生ずる。このよ
うな問題を解消するには、給紙装置2の搬送速度を印刷
工程中の搬送速度よりも速い速度で給紙してロスを解消
する必要があり、そこで例えば印刷装置1の速度を400m
m/secから200mm/secずつ5段階上げて1500mm/secとす
る。また印刷ドラム3の周長が600mmであるとした場
合、1サイクルの印刷工程における用紙30の移動距離は
600mm/cycleとなるので、この際用紙30の長さを最大長
の432mmとすると、1回の給紙工程で600mmしか搬送する
ことができないので搬送間隔が最大で168mmまでとな
る。しかし給紙装置2の搬送速度を極端に速くすると、
最大168mmまで許される用紙30の間隔が搬送の途中でな
くなって用紙30どおしが衝突する場合がある。そこでこ
のような衝突を起さないような速度にするとしても、そ
れは前記のロスを生じないような速度としなければなら
ない。
【0018】前記のことを考慮して、給紙装置2の搬送
速度を印刷装置1の印刷速度に対して、0〜25%増速す
るようにし、この実施例では図12に示すように、給紙装
置2の搬送速度を25%増速して、500mm/secから1500mm/
secとする。しかし印刷装置1の印刷速度に対して給紙
装置2の搬送速度を速くしたことによって、フィードロ
ーラ12a,bが閉じるまえに用紙30がここに到達してし
まって、印刷ドラム3の回転に用紙30の給紙が同期しな
いで、用紙30の先端がばらばらのタイミングで印刷ドラ
ム3とプレスローラ5との間に搬送されるという問題が
ある。このような問題を生じないように、このような際
に用紙30の先端をフィードローラ12a,bを行き過ぎな
い位置において揃えるストッパ47を、その先端がフィー
ドローラ12a,bの接線を遮る位置にあるように配置す
る。このストッパ47は印刷ドラム3の検知体53をドラム
センサ54が検知したときに作動するようになっている。
【0019】前記のスタートタイミングとは、フィード
ローラ12a,bのところにあった用紙30が送り始められ
る際、印刷装置1の機枠に設けられたドラムセンサ54に
よって検知される検知体53を印刷ドラム3の所定位置に
設け、ドラムセンサ54が検知体53を検知した際、給紙開
始指令をするときである。このドラムセンサ54はストッ
パ47の下降タイミングにも使用するために、フィードロ
ーラ12a,bが閉じている時点における印刷ドラム3の
所定位置を検知するように設けておかなければならな
い。ここでフィードローラ12a,bが印刷ドラム3とプ
レスローラ5との間に用紙30を搬送した後、用紙30に負
荷をかけないようにフィードローラ12aが上昇して用紙
30を解放し、印刷ドラム3の回転に同期してまた閉じて
多少の時間後駆動する。
【0020】前記のようにフィードローラ12a,bが閉
じている間にストッパ47を下降すればよいのであるが、
給紙開始指令がストッパ47を下降した後すぐに出力する
と、この時点ではまだフィードローラ12a,bが駆動し
ていないので、フィードローラ12a,bのところにある
用紙30が搬送されていないうちに、搬送経路56の搬送ロ
ーラ55が作動を開始し、用紙30がたわんで用紙しわが発
生するため、フィードローラ12a,bが閉じてから駆動
するまで給紙開始指令の出力をまつ必要がある。そこで
ストッパ47を下降してから、駆動を開始するまでの時間
を遅延時間として設けてその後給紙開始指令を出力す
る。この遅延時間はフィードローラ12a,bの動作が印
刷ドラム3の回転と同期しているので、印刷装置1の印
刷速度の変化に対応して変化し、例えば印刷速度が400m
m/secから1200mm/secの場合には、印刷ドラム3の回転
1サイクルの所要時間は、図12に示すように0.5secから
105secであり、フィードローラ12a,bが閉じてから駆
動開始までの時間は、印刷ドラム3の回転1サイクルの
所要時間の0.096%であることから、遅延時間を48msec
から144msecと設定し、この時間から印刷装置1の印刷
速度に対応して選択して給紙開始指令を出力する。
【0021】またフィードローラ12a,bの動作は印刷
ドラム3の回転に同期しているので、フィードローラ12
a,bが駆動し始める時点の印刷ドラム3の位置を検出
する図示しないドラムセンサを設けて、この出力によっ
て給紙開始指令を出力することができる。
【0022】前記のように搬送速度及び給紙スタートタ
イミング(遅延時間)の範囲を予め設定しておき、印刷
装置1の印刷速度、印刷枚数、使用用紙トレイ等の情報
信号によって、適切な搬送速度及び給紙スタートタイミ
ング等の給紙搬送データを選択して用紙の搬送を行う。
【0023】そしてそれと同時に給紙管理手段70によっ
て、給紙装置2の作動を制御する。まず用紙センサ66,
67のところに用紙30が無いことが検出されると、給紙管
理手段70が分離駆動部83によって分離ころ51a,bに対
して分離開始の指令を出力し、用紙30が有ることが検出
されると、分離停止の指令を出力する。印刷ドラム3の
検知体53をドラムセンサ54が検知したとき、給紙管理手
段70がストッパ駆動部83によって用紙先端ストッパ47下
降の指令を出力し、用紙センサ68のところに用紙30が無
いことが検知されると、用紙先端ストッパ47上昇の指令
が出力される。図示されていない使用トレイ選択スイッ
チのオフによって、選択された給紙トレイ14a,bの給
紙底板18a,bの上下動用モータ41に、給紙底板駆動部
81によって駆動開始の指令が出力され、この指令により
いったん給紙底板18a,bを上昇させ、給紙底板18a,
b上の用紙30の有無を判別し、用紙無しの場合には給紙
底板18a,bを下降させ、用紙有りの場合には給紙底板
18a,bを上昇させ、用紙30が分離ころ51a,bに接触
して適圧がかかったとき上昇を停止させる。
【0024】前記の場合、フィードローラ12a,bのと
ころに用紙30が搬送されていると、印刷装置1及び給紙
装置2の状態に変化はないが、使用する給紙トレイが変
更になった場合には、設定されていた給紙トレイ14a又
は14bの給紙底板18a又は18bを下降させ、新たに選択
された給紙トレイ14a又は14bの給紙底板18a又は18b
を上昇させ、用紙30が分離ころ51a又は51bに接触して
適圧がかかったとき上昇を停止させる。そして印刷機の
図示しないリセットスイッチをオンして、フィードロー
ラ12a,bのところにあった用紙30を排紙し、新たに選
択された用紙30をフィードローラ12a,bのところまで
搬送し、このときの搬送データは用紙センサ68のところ
に用紙30が無いときのデータと同一のデータとする。
【0025】前記のものの作用を図13〜15のフローチャ
ートを参照して説明する。図10には給紙管理手段70の給
紙管理ルーチンが示されており、そのステップ1で印刷
機の図示しない操作パネル上の給紙トレイ選択スイッチ
をオンすると、その出力が上段トレイ14aを選択してい
るか否かの判別が行われ、同選択スイッチの出力が上段
トレイの状態のときにはステップ3へ進み、下段トレイ
14bのときにはステップ2へ進む。ステップ3におい
て、上段トレイ14aの給紙底板18aを上昇し、下段トレ
イ14bの給紙底板18bを下降させ、ステップ4へ進む。
このステップ4において、フィードローラ12a,bのと
ころに設けられている用紙センサ68の出力が用紙30の有
無を判別し、用紙無しの状態のとき、すなわち入出力ポ
ート75へ1枚目の用紙30の給紙開始信号が与えられたと
きはステップ5へ進み、これに対して1枚目の用紙30の
給紙開始信号が入出力ポート75へ与えられていないとき
はステップ6へ進む。このステップ6において、上段ト
レイ14a上の用紙30の有無を判別し、用紙30があるとき
はステップ8へ進み、無しのときはステップ7へ進み、
このステップ7において、図15に示す給紙異常出力ルー
チンが実行される。ステップ8においては、搬送経路56
に設けられている用紙センサ66の出力が用紙無しか否か
を判別し、用紙無しの状態のときにはステップ9に進
み、これに対して用紙有りの状態のときにはステップ10
へ進み、ステップ9においては用紙分離駆動部83を駆動
させてステップ10へ進む。このステップ10においては、
印刷機の操作パネル上の印刷開始スイッチがオンの状態
であるか否かの判別が行われ、オンのときにはステップ
11へ進み、これに対してオフのときにはステップ1へ戻
り、ステップ11において図14に示す給紙搬送ルーチンが
実行される。
【0026】つぎに図14に示す給紙搬送ルーチンについ
て説明する。このルーチンの最初のステップ12において
は、印刷装置1の印刷ドラム3の駆動経路に設けられた
ドラムセンサ54の出力が、印刷ドラム3が所定の位置で
あるか否かの判別を行い、所定の位置にあるときはステ
ップ13へ進み、これに対して所定の位置にないときはス
テップ14へ進む。ステップ13においては、印刷装置1の
制御基板78から印刷速度及び印刷枚数等の印刷条件を読
み込み、それに合わせた給紙条件を選択してメモリエリ
アに記憶してステップ14へ進む。ステップ14において
は、フィードローラ12a,bのところにある用紙先端ス
トッパ47をさげ、給紙モータ駆動部80へ印刷装置1の給
紙モータ駆動データを出力してステップ15へ進む。ステ
ップ15においては、搬送経路56に設けた用紙センサ68の
出力が、用紙無しのときにはステップ16へ進み、これに
対して用紙有りのときにはステップ17へ進む。ステップ
17においては、給紙モータ駆動部80への給紙モータ駆動
データが最後のデータであるか否かの判別が行われ、最
後のデータであるときにはステップ18へ進み、これに対
して最後のデータでない状態のときにはステップ14へ戻
る。ステップ18においては給紙モータ駆動部80がリセッ
トされて給紙管理ルーチンへ戻る。
【0027】つぎに図15に示す給紙異常出力ルーチンに
ついて説明する。このルーチンの最初のステップ19にお
いては、RAM73に記憶してある異常情報データの読み
込みが行われ、ついでステップ20へ進む。ステップ20に
おいては印刷装置1の制御基板78へ駆動部の停止指令が
出力され、ステップ20のつぎはステップ21へ進む。ステ
ップ21においては印刷機の前記操作パネル上のリセット
スイッチがオンであるか否かの判別が行われ、オンのと
きにはステップ22へ進み、これに対してオフのときには
ステップ20へ戻り、ステップ22においてはリセットされ
て給紙管理ルーチンへ戻る。
【0028】このようにしてこの第1実施例によると、
印刷機は、印刷装置が印刷速度、印刷枚数、使用用紙サ
イズを、用紙が積載されている給紙トレイを印刷機の操
作パネル上のスイッチによって選択することによって、
印刷装置の速度と同期して低速度から高速度まで対応さ
せて変化させることができ、また印刷装置に対して早い
速度で送り出すことによって、高速度で給紙搬送するた
めに生ずるスリップ等のロスをも解消し、さらにそれに
よって生ずる用紙の先端のずれの発生を防止することが
できる。
【0029】図16に示すこの発明の第2実施例におい
て、印刷ドラム3の実際の回転速度を検出する速度検出
手段85を設け、給紙装置2の給紙モータ61をステッピン
グモータで構成し、速度検出手段85からの速度情報を直
接利用して、ステッピングモータ61を駆動させるドライ
バ回路を設け、給紙装置2の速度を無段階的に変化さ
せ、給紙速度を印刷速度と同期させるようになってお
り、さらに印刷ドラム3の速度検出手段85の出力をカウ
ントすることによって印刷ドラム3の所定の位置を検出
し、給紙装置2の用紙分離手段を作動させて、給紙タイ
ミングを計るようになっている。速度検出手段85は印刷
ドラム3の回転軸86に歯車87を取付け、この歯車87と噛
合する歯車88の回転軸にエンコーダディスク89を取付
け、このエンコーダディスク89を挟むようにしてフォト
インタプラタ90を図示しない機枠に設けたものによって
構成されている。
【0030】このようなものにおいて、印刷ドラム3が
印刷装置1の駆動モータによって回転されると、フォト
インタプラタ90の出力が図17のようなシリアル矩形波と
なり、この矩形波を給紙装置2の状態管理基板に出力
し、給紙装置2のステッピングモータドライブ回路に入
力する。ステッピングモータドライブ回路に入力されて
から、シリアル矩形波の立上りエッジ又は立下りエッジ
のいずれか一方のタイミングを利用して、ステッピング
モータ61の各相の励磁指令を出力する。これによって印
刷ドラム3がゆっくり回転するときには、ステッピング
モータ61の各相の励磁タイミングの間隔が時間的に長く
なってステッピングモータ61の回転速度が遅くなり、こ
のようにして印刷ドラム3の回転速度によってステッピ
ングモータ61の励磁タイミングが決定される。
【0031】この実施例においては印刷ドラム3の最大
周速度が1200mm/sで、このときの回転数は120rpmであ
るから、印刷ドラム3の円周は600mmである。そしてス
テッピングモータ61の最大回転速度を2000ppsと設定し
ているので、ステッピングモータ61の1ステップ角当た
り0.6mm搬送ころが回転する。よってエンコーダディス
ク89のスリット数は、1000スリットのものを使用した。
ここで例えば印刷装置1の図示しない操作パネルで5速
(1200mm)を選択し、実際の速度が1000mm/sとする
と、印刷ドラム3が1回転に要する時間は、600(mm)/
1000(mm/s)=0.6(s)となり、この時間で印刷ドラ
ム3が回転するときのエンコーダディスク89の1スリッ
トの時間間隔は600μsとなり、給紙装置2のステッピン
グモータドライブ回路に出力される励磁タイミングは1
周期600μsとなる。またこのときのステッピングモータ
61の速度は約1667ppsであり、1ステップ角当たり0.6mm
搬送ころが回転するから給紙装置2の給紙搬送速度は10
00.2mm/sとなる。ここで0.2mm/sの速度ずれがある
が、印刷ドラム3が1回転する時間は、600msecである
ので、その間の用紙の移動ずれ量は、0.2(mm/s)×0.
6(s)=0.12mmであるので、従来の孔版印刷機の給紙
装置のようなタイミングずれや、しわが発生するおそれ
がない。ただし印刷ドラムの回転開始時に急激に回転速
度を増速させると、ステッピングモータ61が脱調してし
まうので、徐々に速度を増幅させる必要がある。しかし
従来の印刷機は駆動系の負荷が大きく、また版付け工程
を確実に行うために印刷ドラム3の回転速度を徐々に速
度を増幅しているので問題はない。
【0032】このようにして印刷装置1の印刷ドラム3
が回転すると同時に給紙装置2の搬送ころが回転し始
め、印刷が終了するまで印刷ドラム3と同等の速度で回
転する。そして印刷が開始される前に図示されていない
印刷装置1の操作パネルで予め選択された給紙トレイ14
a,bから予め設定された印刷枚数分だけ用紙を分離し
て搬送路にこれを渡す。この分離タイミングは従来の給
紙装置と同様に印刷ドラム3の円周上の所定の位置を検
出して分離を開始するようになっている。また分離ころ
51a,bの回転は、それぞれの給紙トレイ14a,bの出
口に最も近い搬送ローラ55のところに設けてある用紙ジ
ヤム検出用センサに用紙30の先端がきたことを検出する
と停止する。なお分離ころ51a,bが停止してもワンウ
ェイクラッチによって搬送経路に搬送される用紙に対し
て連れ回りする。そして以下従来の給紙装置と同様に給
紙、搬送を行って印刷装置1に用紙30を供給する。
【0033】また印刷ドラム3の回転速度を検出するフ
ォトインタプラタ90のシリアル矩形波出力をカウントす
ることにより、印刷ドラム3の所定の位置を検出するこ
とができる。これは前記のように印刷ドラム3の回転速
度が遅くなると、フォトインタプラタ90の出力パルス幅
も時間的に長くなるので、用紙の搬送距離が異なるそれ
ぞれの給紙トレイ14a,bからの分離開始タイミングを
予め実験によってカウント数を設定することにより、印
刷速度がばらついても分離タイミングは最適な印刷ドラ
ム3の位置で開始され、従来の時間により分離開始タイ
ミングを決めていた方法よりも給紙タイミングの精度が
向上する。
【0034】このようにしてこの実施例によると、印刷
装置1が印刷速度、印刷枚数、使用用紙サイズを、用紙
が積載されている給紙トレイを印刷機の操作パネル上の
スイッチによって選択するだけではなく、印刷ドラム3
の実際の回転速度を検出し、給紙装置2の駆動モータ61
をステッピングモータにすることによって、環境の変
化、又は製品間の印刷速度の変化に左右されることな
く、同速度で低速度から高速度まで適確に対応し、印刷
装置1と給紙装置2との用紙搬送速度の違いによるタイ
ミングずれや、しわの発生を防止することができるもの
である。前記の各実施例では給紙装置2を印刷装置1の
下部に設けているが、これ以外のところに設けてもよ
く、また各部材については実施例に示されたものに限定
されるものでもない。
【0035】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1に記載の発明は、外周に孔版原紙を装着し、内部に
インキ供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷
ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装
置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間
に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給
紙テーブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この
給紙トレイに積載された用紙を分離する分離手段と、分
離された用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有
する孔版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体
の状態を検出する検出手段と、前記検出された状態によ
って設定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本
体に各種の情報を提供する出力手段と、実験によって予
め得られた複数の給紙速度及びその他の設定データを記
憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速
度に対応して複数の給紙速度及び印刷装置の印刷速度よ
り給紙装置の給紙速度が早く設定されるようになってい
るので、印刷装置の高速運転を可能にして、印刷効率を
あげることができ、しかも装置全体が大型となることが
なくて、大きな設置スペースを必要としないという効果
がある。請求項2に記載の発明は、外周に孔版原紙を装
着し、内部にインキ供給手段を有する多孔性印刷ドラム
と、この印刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを
有する印刷装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレス
ローラとの間に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記
給紙装置は給紙テーブル内に収容された引出式の給紙ト
レイと、この給紙トレイに積載された用紙を分離する分
離手段と、分離された用紙を印刷装置本体に給送する給
送手段とを有する孔版印刷機において、前記印刷装置の
印刷装置本体の状態を検出する検出手段と、前記検出さ
れた状態によって設定すべき条件を判断する判断手段
と、印刷装置本体に各種の情報を提供する出力手段と、
実験によって予め得られた複数の給紙速度及びその他の
設定データを記憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体
の複数の印刷速度に対応して複数の給紙速度が設定さ
れ、印刷ドラムに用紙を供給するフィードローラのとこ
ろに用紙の先端を揃えるストッパが設けられているの
で、印刷装置に給紙装置を接続した際に生ずる用紙の先
端のずれを防止し、印刷装置と給紙装置とを同期駆動す
ることができるという効果がある。請求項3に記載の発
明は、外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ供給手段
を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラムに用紙を
押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、この印刷
装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙を供給す
る給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テーブル内に
収容された引出式の給紙トレイと、この給紙トレイに積
載された用紙を分離する分離手段と、分離された用紙を
印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔版印刷機
において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態を検出す
る検出手段と、前記検出された状態によって設定すべき
条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各種の情報
を提供する出力手段と、実験によって予め得られた複数
の給紙速度及びその他の設定データを記憶する記憶手段
とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対応して複
数の給紙速度が設定され、印刷ドラムの所定位置を検出
した時点から所定時間遅延して給紙を開始するようにな
っているので、印刷装置の印刷ドラムの所定位置を1か
所だけ検知することにより、複数の印刷速度に対して、
それぞれの遅延時間をもって、用紙先端揃えストッパの
駆動指令出力及び給紙スタートタイミング指令出力のタ
イミングを検出することができるという効果がある。請
求項4に記載の発明は、外周に孔版原紙を装着し、内部
にインキ供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印
刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷
装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの
間に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は
給紙テーブル内に収容された引出式の給紙トレイと、こ
の給紙トレイに積載された用紙を分離する分離手段と、
分離された用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを
有する孔版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本
体の状態を検出する検出手段と、前記検出された状態に
よって設定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置
本体に各種の情報を提供する出力手段と、実験によって
予め得られた複数の給紙速度及びその他の設定データを
記憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷
速度に対応して複数の給紙速度が設定され、印刷スター
トキーにより印刷工程が開始する前に給紙を開始するの
で、給紙装置を接続する前の給紙装置の給紙搬送する1
枚目の用紙の移動距離の違いによる給紙装置の給紙タイ
ミング遅れを防止することができるという効果がある。
請求項5に記載の発明は、外周に孔版原紙を装着し、内
部にインキ供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この
印刷ドラムに用紙を押圧するプレスローラとを有する印
刷装置と、この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラと
の間に用紙を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置
は給紙テーブル内に収容された引出式の給紙トレイと、
この給紙トレイに積載された用紙を分離する分離手段
と、分離された用紙を印刷装置本体に給送する給送手段
とを有する孔版印刷機において、前記印刷装置の印刷装
置本体の状態を検出する検出手段と、前記検出された状
態によって設定すべき条件を判断する判断手段と、印刷
装置本体に各種の情報を提供する出力手段と、実験によ
って予め得られた複数の給紙速度及びその他の設定デー
タを記憶する記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の
印刷速度に対応して複数の給紙速度が設定され、給紙さ
れる最初の1枚目の用紙は、印刷機の設定条件のいかん
に拘わらず給紙装置のもつ最高速度で給紙するようにな
っているので、印刷装置の印刷開始キーを押してから印
刷装置がその給紙装置において最も早く印刷工程を開始
することができるという効果がある。請求項6に記載の
発明は、外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ供給手
段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラムに用紙
を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、この印
刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙を供給
する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テーブル内
に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙トレイに
積載された用紙を分離する分離手段と、分離された用紙
を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔版印刷
機において、前記印刷ドラムの実際の回転速度を検出す
る速度検出手段を設け、給紙装置の給紙モータをステッ
ピングモータで構成し、速度検出手段からの速度情報を
直接利用して、ステッピングモータを駆動させるドライ
バ回路を設け、給紙装置の速度を無段階的に変化させ、
給紙速度を印刷速度と同期させるようになっているの
で、印刷装置の印刷速度を変更することが可能であると
ともに、給紙装置の給紙速度を自動的に変更することが
でき、給紙装置を接続した印刷装置においても複数の印
刷速度を設定することができ、印刷装置の実際の印刷速
度が初期設定の印刷速度と大きく異なっても給紙装置の
給紙速度が自動的に印刷装置の印刷速度と同速度に変更
され、このようにして印刷装置と給紙装置の速度差によ
る給紙ミスや過大な撓み量に起因するしわの発生を防止
することができるという効果がある。請求項7に記載の
発明は、請求項6に記載の発明において、印刷ドラムの
速度検出手段の出力をカウントすることによって印刷ド
ラムの所定の位置を検出し、給紙装置の用紙分離手段を
作動させて、給紙タイミングを計るので、請求項6に記
載の発明の効果と同様な効果をもつのに加えて、従来の
ものが印刷ドラムの一点からの時間によって分離タイミ
ングを決定していたので分離開始タイミングの精度が劣
っていたのに比べて、印刷ドラムの動きにあわせて回転
速度の遅いときには分離開始タイミングを遅らせ、早い
ときには分離開始タイミングを早くして、分離開始タイ
ミングの精度を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の概略正面図である。
【図2】同上の用紙先端揃えストッパ部の正面図であ
る。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の印刷ドラムの一部の斜面図である。
【図5】図上の給紙装置の背面図である。
【図6】同上の分離ころ部の斜面図である。
【図7】同上の側面図である。
【図8】同上の制御回路図である。
【図9】同上の印刷装置と給紙装置との速度相関図であ
る。
【図10】同上の給紙管理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図11】同上の給紙搬送ルーチンのフローチャートで
ある。
【図12】同上の給紙装置異常出力ルーチンのフローチ
ャートである。
【図13】この発明と同種の印刷機の給紙装置の要部の
正面図である。
【図14】同上の斜面図である。
【図15】同上の一部の斜面図である。
【図16】この発明の第2実施例の要部の斜面図であ
る。
【図17】同上のフォトインタプラタの出力図である。
【図18】この発明と同種の印刷機の従来の給紙装置の
正面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 給紙装置 3 給紙テーブル 4 給紙トレイ 5 給紙トレイ本体 7 給紙台 8 給紙底板 9 ガイドバー 11 用紙 13 ボールねじ 14 スリット付円板 17 センサ 18 ホームポジション板 19 ホームポジションセンサ 21 スリット 24 操作パネル 36 抑制部 37 CPU 38 RAM 85 印刷ドラムの速度検出装置 90 インコーダディスク 91 フォトインタプラータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
    を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
    定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
    種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
    れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
    記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
    応して複数の給紙速度及び印刷装置の印刷速度より給紙
    装置の給紙速度が早く設定されることを特徴とする孔版
    印刷機。
  2. 【請求項2】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
    を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
    定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
    種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
    れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
    記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
    応して複数の給紙速度が設定され、印刷ドラムに用紙を
    供給するフィードローラのところに用紙の先端を揃える
    ストッパが設けられていることを特徴とする孔版印刷
    機。
  3. 【請求項3】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
    を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
    定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
    種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
    れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
    記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
    応して複数の給紙速度が設定され、印刷ドラムの所定位
    置を検出した時点から所定時間遅延して給紙を開始する
    ことを特徴とする孔版印刷機。
  4. 【請求項4】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
    を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
    定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
    種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
    れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
    記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
    応して複数の給紙速度が設定され、印刷スタートキーに
    より印刷工程が開始する前に給紙を開始することを特徴
    とする孔版印刷機。
  5. 【請求項5】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷装置の印刷装置本体の状態
    を検出する検出手段と、前記検出された状態によって設
    定すべき条件を判断する判断手段と、印刷装置本体に各
    種の情報を提供する出力手段と、実験によって予め得ら
    れた複数の給紙速度及びその他の設定データを記憶する
    記憶手段とを有し、印刷装置本体の複数の印刷速度に対
    応して複数の給紙速度が設定され、給紙される最初の1
    枚目の用紙は、印刷機の設定条件のいかんに拘わらず給
    紙装置のもつ最高速度で給紙することを特徴とする孔版
    印刷機。
  6. 【請求項6】 外周に孔版原紙を装着し、内部にインキ
    供給手段を有する多孔性印刷ドラムと、この印刷ドラム
    に用紙を押圧するプレスローラとを有する印刷装置と、
    この印刷装置の印刷ドラムとプレスローラとの間に用紙
    を供給する給紙装置とを具え、前記給紙装置は給紙テー
    ブル内に収容された引出式の給紙トレイと、この給紙ト
    レイに積載された用紙を分離する分離手段と、分離され
    た用紙を印刷装置本体に給送する給送手段とを有する孔
    版印刷機において、前記印刷ドラムの実際の回転速度を
    検出する速度検出手段を設け、給紙装置の給紙モータを
    ステッピングモータで構成し、速度検出手段からの速度
    情報を直接利用して、ステッピングモータを駆動させる
    ドライバ回路を設け、給紙装置の速度を無段階的に変化
    させ、給紙速度を印刷速度と同期させることを特徴とす
    る孔版印刷機。
  7. 【請求項7】 印刷ドラムの速度検出手段の出力をカウ
    ントすることによって印刷ドラムの所定の位置を検出
    し、給紙装置の用紙分離手段を作動させて、給紙タイミ
    ングを計ることを特徴とする請求項6に記載の孔版印刷
    機。
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