JP3287744B2 - 電子部品の特性測定方法及び装置 - Google Patents

電子部品の特性測定方法及び装置

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JP3287744B2 JP22740895A JP22740895A JP3287744B2 JP 3287744 B2 JP3287744 B2 JP 3287744B2 JP 22740895 A JP22740895 A JP 22740895A JP 22740895 A JP22740895 A JP 22740895A JP 3287744 B2 JP3287744 B2 JP 3287744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップコンデン
サ、チップインダクタ等のチップ状電子部品の電気的特
性を高速で測定するための電子部品の特性測定方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品の特性測定装置
としては、本出願人提案の特公平5−66009号及び
特公平6−87072号に開示されたものがある。これ
らの特公平5−66009号及び特公平6−87072
号の装置は、チップコンデンサ、チップインダクタ等の
チップ状電子部品(以下、チップ部品と言う)を保持し
搬送する間欠移動搬送テーブルと、該間欠移動搬送テー
ブル上のチップ部品に対し一対の測定用接触子を当接さ
せて電気的特性を測定する測定ユニットとを持ち、前記
間欠移動搬送テーブルの間欠送り動作を基準とし、これ
と機械的に連動させて前記測定ユニットの測定用接触子
を開閉して間欠搬送されたチップ部品を順次測定する構
成となっている。
【0003】また、別の従来装置として、サーボモータ
を用いて間欠移動搬送テーブルを駆動するとともに、測
定ユニットの駆動にソレノイドを用いたものがあり、こ
の場合、間欠移動搬送テーブルの移動完了信号により測
定ユニットのソレノイドを駆動させて該間欠移動搬送テ
ーブル上の電子部品の測定を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した特
公平5−66009号及び特公平6−87072号の装
置では、間欠移動搬送テーブルの間欠送り動作を基準と
し、これと機械的に連動させて測定ユニットの測定用接
触子を開閉するものであるため、現状以上の高速化は困
難であり、給油等の定期的なメンテナンスを必要とす
る。また、電子部品の供給、排出での停止要因等に起因
する停止命令に対し、現状位置での瞬時停止が困難であ
った。
【0005】また、サーボモータを用いて間欠移動搬送
テーブルを駆動するとともに、測定ユニットの駆動にソ
レノイドを用いた従来装置では、ソレノイドの寿命が短
いため、測定ユニットのソレノイドの寿命を考慮して定
期的な交換が必要でメンテナンスが面倒な欠点がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、電子部品測定
の高速化、保守性及び動作の信頼性の向上を図ることの
できる電子部品の特性測定方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、被測定物である電子部品の
端子電極に接触する接触子で電子部品の特性測定を行う
測定ユニットを駆動するために第1のサーボモータを用
いるとともに、前記測定ユニットの測定位置へ電子部品
を間欠搬送する間欠移動搬送テーブルを駆動するために
第2のサーボモータを用い、前記第1のサーボモータの
回転角度から前記測定ユニットの接触子が電子部品の端
子電極から離間している期間を検知し、当該期間内に前
記第2のサーボモータで前記間欠移動搬送テーブルを一
定量移動する電子部品の特性測定方法であって、通常時
は前記第1のサーボモータを連続回転させ、前記期間内
に前記第2のサーボモータによる前記間欠移動搬送テー
ブルの前記一定量の移動を完了できないときは前記第1
及び第2のサーボモータの回転を停止することを特徴と
している。
【0010】
【0011】本願請求項2の発明は、被測定物である電
子部品を間欠搬送する間欠移動搬送テーブルと、該間欠
移動搬送テーブルで間欠搬送された電子部品の端子電極
に接触する接触子を有していて電子部品の特性測定を行
う測定ユニットと、前記接触子の開閉を行うための第1
のサーボモータと、前記間欠移動搬送テーブルを駆動す
るための第2のサーボモータと、該第1のサーボモータ
の回転角度を検出する回転角度検出手段とを備え、前記
回転角度検出手段の検出出力が電子部品の端子電極から
前記接触子が離間していることを示している期間内に前
記第2のサーボモータで前記間欠移動搬送テーブルを駆
動する電子部品の特性測定装置であって、前記間欠移動
搬送テーブルの間欠搬送毎の一定量の移動を検出する確
認センサを設け、通常時は前記第1のサーボモータを連
続回転させるが、前記期間内に前記間欠移動搬送テーブ
ルの前記一定量の移動が完了していないことを前記確認
センサが検出したときは前記第1及び第2のサーボモー
タの回転を停止することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子部品の特
性測定方法及び装置の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0013】図1は本発明の実施の形態であって間欠移
動搬送テーブルとしてのロータリーインデックステーブ
ル及びその周辺の機構部分を示す正断面図、図2は測定
ユニットの接触子を開閉駆動する機構部分の正断面図、
図3は実施の形態の平面図、図4は測定ユニット部分を
示す拡大断面図、図5は実施の形態における電気制御系
統を示すブロック図、図6は実施の形態の動作説明のた
めのタイムチャートである。
【0014】図1乃至図4において、間欠移動搬送テー
ブルとしてのロータリーインデックステーブル1は、装
置基台11上に立設固定されたテーブル支持フレーム2
で水平面内で回転自在に軸支されている。すなわち、ロ
ータリーインデックステーブル1の中心に中心軸3が垂
直に固定されており、該中心軸3はテーブル支持フレー
ム2に固定の軸受4で回転自在に支持されている。図4
に示すように、被測定物としてのチップコンデンサ、チ
ップインダクタ等のチップ状電子部品10は、ロータリ
ーインデックステーブル1の上面周縁部のキャリア部1
a上に等間隔で載置されている。なお、図示は省略した
が、各チップ状電子部品10を位置ずれを起こさないよ
うに吸着保持するために、真空吸引路がキャリア部1a
のチップ状電子部品の載置位置に対応して形成されてい
る。
【0015】前記装置基台11に対し所定高さに固定支
持されていて、前記ロータリーインデックステーブル1
の周囲に位置する固定台板12上には、図3の如く円環
を部分的に切欠いた平面形状の測定ユニット取付台座1
3が固定されており、該測定ユニット取付台座13上に
測定ユニット20が固定されている。ここでは図3のよ
うにロータリーインデックステーブル1の停止位置に対
応したステーションのうちの14箇所の測定ステーショ
ンに測定ユニット20がそれぞれ固定配置されている。
【0016】各々の測定ユニット20の構成は図4に示
される。この図において、測定ユニット20は、測定ユ
ニット取付台座13に固定されたユニット本体21と、
該ユニット本体21に対しナイフエッジ支点Pを中心と
して回動(揺動)するように取り付けられた一対の開閉
レバー22と、一対の開閉レバー22の下端にそれぞれ
取り付けられた相互に対向する一対のL型金属薄板の接
触子23と、一対の接触子23が閉じる向きに前記一対
の開閉レバー22を付勢する圧縮ばね24と、前記一対
の接触子23の閉じたときの対向間隔を規定するストッ
パ用調整螺子25と、各開閉レバー22の上端に枢着さ
れたカムローラ26とを有している。
【0017】前記圧縮ばね24はユニット本体21に固
定のブラケット27に取り付けられて、前記ナイフエッ
ジ支点Pより下の開閉レバー22部分を押圧するもので
あり、前記ストッパ用調整螺子25は前記ブラケット2
7に螺着されて、先端が前記ナイフエッジ支点Pより上
の開閉レバー22部分に当接するものである。前記一対
の接触子23にはリード端子28を介しリード線が接続
され、チップ状電子部品10の電気的特性を測定するた
めの測定機器に接続されるようになっている。
【0018】前記測定ユニット20の一対の接触子23
の開閉動作は、下降時にカムローラ26の間隔を狭くす
るカム面30aを形成した昇降カム部材30で行うよう
になっており、昇降カム部材30がカムローラ26に当
接していない場合、一対の接触子23は閉じた状態であ
って、ロータリーインデックステーブル1側のキャリア
部1a上にチップ状電子部品10が載置されているとき
に、チップ状電子部品10の両端面を挟み、当該チップ
状電子部品10の両端部の外部端子電極に接触子23が
それぞれ接触するようになっている。
【0019】前記昇降カム部材30が下降すると、その
カム面30aによりカムローラ26が押されて一対のカ
ムローラ26の間隔が狭くなる向きに一対の開閉レバー
22が回動して各開閉レバー22下端の接触子23は開
き、前記キャリア部1a上のチップ状電子部品10から
十分離れた位置に後退する。
【0020】なお、ロータリーインデックステーブル1
の間欠回転によるチップ状電子部品10の間欠搬送の際
には、測定ユニット20の一対の接触子23は開いた状
態で、キャリア部1a上のチップ状電子部品10の移動
を妨げないようになっていることが必要である。
【0021】各測定ユニット20の一対の接触子23を
開閉するための昇降カム部材30は、それぞれカム取付
昇降板31に固定され、該カム取付昇降板31は前記固
定台板12に対し垂直方向(上下方向)に摺動自在に支
持された昇降スライダ32に固定されている。カム取付
昇降板31は、図3の2点鎖線に示すように、ロータリ
ーインデックステーブル1の外縁外側に沿った円弧形状
で、固定台板12上に4箇所取り付けられたリニアスラ
イドガイド33で垂直方向(上下方向)に摺動自在に支
えられている。前記昇降スライダ32の下端部にはカム
フォロアとしてのローラ34,35が枢着されている。
【0022】図2において、40は測定ユニット駆動用
サーボモータ(第1のサーボモータ)であり、該測定ユ
ニット駆動用サーボモータ40は装置基台11上に固定
のモータ取付台41に設置、固定されている。この測定
ユニット駆動用サーボモータ40の回転駆動軸40a
は、モータ取付台41上に固定の軸受42で回転自在に
支持された水平回転軸43にジョイント44を介して連
結されている。前記水平回転軸43の先端部には測定ユ
ニット駆動用カム部材45が連結固定されている。該カ
ム部材45には周回する凹溝46が形成されており、カ
ム部材45の外周面のカム面45aに前記カムフォロア
としてのローラ34が接し、凹溝46の内面のカム面4
5bにローラ35が接するようになっている。すなわ
ち、ローラ34,35でカム部材45のカム面45a,
45b間の肉厚を挟持しており、カム部材45の回転に
伴って昇降スライダ32は上下し、ひいては昇降カム部
材30を昇降させて測定ユニット20の接触子23の開
閉を実行させることができる。
【0023】図3及び図5に示す如く、前記測定ユニッ
ト駆動用サーボモータ40の回転駆動軸40a(水平回
転軸43)の回転角度を検出する回転角度検出手段とし
てロータリーエンコーダ50及びカムポジショナー54
が設けられている。すなわち、エンコーダ50は測定ユ
ニット駆動用サーボモータ40に並行してモータ取付台
41上に設置、固定されており、エンコーダ50の入力
軸50aと水平回転軸43とにそれぞれベルト車(プー
リー)51,52が固着され、両ベルト車51,52間
にタイミングベルト53が巻掛けられている。ここで、
エンコーダ50は測定ユニット駆動用サーボモータ40
が一定角度回転する毎に1個のパルスを図5の電気制御
系統のカムポジショナー54に出力する。例えば、1度
毎に1個のパルスを出力するように設定すれば、測定ユ
ニット駆動用サーボモータ40が1回転(360度回
転)する毎にエンコーダ50は360個のパルスを出す
ことができる。カムポジショナー54はエンコーダ50
の基準位置(回転角零の位置で、例えば昇降カム部材3
0が下降限に到達したときの水平回転軸43の位置)か
らのパルスを計数することで回転駆動軸40aの回転角
度、ひいてはこれに取り付けられたカム部材45の回転
位置を検出することができる(従って、昇降カム部材3
0の昇降状態も知ることができる)。
【0024】なお、測定ユニット駆動用サーボモータ4
0は通常一定回転数で連続運転しており、この結果、各
測定ユニット20の接触子23を開閉する昇降カム部材
30は周期的に昇降を繰り返している(接触子23は周
期的に開閉を繰り返している)。
【0025】前記ロータリーインデックステーブル1を
間欠回転させるために前記テーブル支持フレーム2に搬
送駆動用サーボモータ(第2のサーボモータ)60及び
減速機61が設置、固定されている。すなわち、搬送駆
動用サーボモータ60の回転駆動軸60aと減速機61
の入力軸61aとはジョイント62を介して連結され、
減速機61の出力軸61bとロータリーインデックステ
ーブル1側の中心軸3とはジョイント63を介して連結
されている。水平軸3及び出力軸61bは水平面に対し
垂直な向きの回転軸である。ロータリーインデックステ
ーブル1が所望の1回の間欠回転動作(いわゆる割出し
動作であって、この場合ステーション1個分の前進動
作)を完了したことを検出するために、前記減速機61
の出力軸61bに固定の穴あき又は溝付き回転検出板6
4とテーブル支持フレーム2に固定のフォトセンサ65
とからなる分割確認センサS1が設けられている。この
分割確認センサS1はインデックステーブル1の間欠回
転完了時に回転検出板64の穴又は溝をフォトセンサ6
5の光が通過する構造を例えば具備するものである。
【0026】なお、搬送駆動用サーボモータ60は間欠
運転であり、その間欠運転のタイミングは連続運転して
いる測定ユニット駆動用サーボモータ40の回転駆動軸
40aの回転角度を基準として測定ユニット20の接触
子23の開いている期間を検出して行うようにする。こ
のような測定ユニット駆動用サーボモータ40と搬送駆
動用サーボモータ60の同期運転の詳細については後述
する。
【0027】図3に示すように、ロータリーインデック
ステーブル1の外縁に沿って当該ロータリーインデック
ステーブル1の停止位置に対応させて設けたステーショ
ンのうち、被測定物であるチップ状電子部品10を図4
に示すロータリーインデックステーブル1上のキャリア
部1a上に供給する所が供給ステーションであり、ここ
に供給ユニット70が配置されている。該供給ユニット
70は、いわゆるチップフィーダと呼ばれるもので、チ
ップ状電子部品10を1列に整列し、1個毎分離してキ
ャリア部1a上に供給する機能を具備している。
【0028】また、図3の如く、測定ユニット20が配
置された測定ステーションの間、もしくは測定ステーシ
ョンの後段に位置する不良品排出ステーションに不良品
排出ノズル81がそれぞれ設置されている。該不良品排
出ノズル81は空気流を吹き出すもので、当該不良品排
出ノズル81より前段の測定ユニット20による電気的
特性の測定結果が不良と判定されたチップ状電子部品1
0をロータリーインデックステーブル1のキャリア部上
から空気流で吹き飛ばして図示しない不良品排出パイプ
に送り込むためのものである。
【0029】全ての測定ステーションを通過し、各測定
ユニット20による電気的特性の測定結果が良好と判断
されたチップ状電子部品10を排出するための第1及び
第2良品排出ステーションに第1及び第2良品排出ノズ
ル82,83がそれぞれ設置されている。第1及び第2
良品排出ノズル82,83は、第1及び第2良品排出ス
テーションに良品が到来したときのみロータリーインデ
ックステーブル1上のチップ状電子部品10を空気流で
吹き飛ばして図示しない良品排出パイプに送り込む。
【0030】前記第2良品排出ノズル83の後段の強制
排出ステーションには、強制排出ノズル84が設置され
ており、ロータリーインデックステーブル1上に残った
チップ状電子部品10を空気流で強制的に排除する。正
常な動作では不良品排出ステーション又は良品排出ステ
ーションでチップ状電子部品10は排出され強制排出ス
テーションにはチップ状電子部品10が残らない筈であ
るが、何らかの原因でチップ状電子部品10が残る場合
がある。ロータリーインデックステーブル1上にチップ
状電子部品10が残った状態で新たに供給ユニット70
からチップ状電子部品10の供給動作を実行すると不都
合なので、当該強制排出ステーションの強制排出ノズル
84でチップ状電子部品10を除いておく。
【0031】図5の電気制御系統を示すブロック図にお
いて、測定ユニット駆動用サーボモータ40及び搬送駆
動用サーボモータ60の運転、停止の制御のためにサー
ボモータ制御部90が設けられており、測定ユニット2
0の接触子23の開閉状態を示すカムポジショナー54
の出力信号、例えば、測定ユニット20の接触子23が
開放状態又は閉成状態となったことを示すタイミング信
号がカムポジショナー54からサーボモータ制御部90
に加えられようになっている。また、搬送駆動用サーボ
モータ60によるロータリーインデックステーブル1の
1回の間欠回転動作、すなわち割り出し動作が完了した
ことを検出するための分割確認センサS1の検出信号
と、昇降カム部材30が下降位置となったことを検出
(すなわち接触子23の開放状態を検出)するための開
放確認センサS2の検出信号とがそれぞれサーボモータ
制御部90に加えられている。
【0032】前記測定ユニット駆動用サーボモータ40
の回転角度を基準とした搬送駆動用サーボモータ60の
同期運転について図6のタイムチャートを用いて以下に
説明する。
【0033】図6(A)に示すように、測定ユニット駆
動用サーボモータ40が一定速度で回転することにより
各測定ユニット20の一対の接触子23を開閉するため
の昇降カム部材30は、期間T1で下降状態(接触子2
3開放)、期間T2で下降位置からの上昇動作、期間T
3で上昇状態(接触子23閉成)、期間T4で上昇位置
からの下降動作を行い、以後期間T1〜T4を繰り返
す。期間T3では一対の接触子23が閉じて図4のよう
にキャリア部1a上のチップ状電子部品10の両端部の
外部端子電極に接触しており、図6(A)の斜線部で示
す測定期間T5で対を成した接触子23間に接続された
測定機器で所要の電気的特性測定(静電容量、インダク
タンス、電気抵抗、絶縁耐圧測定等)を実行する。
【0034】前記昇降カム部材30の下降、上昇状態
(すなわち接触子23の開閉状態)は、測定ユニット駆
動用サーボモータ40の回転駆動軸40aに連動するロ
ータリーエンコーダ50のパルス出力を受けるカムポジ
ショナー54で検出することができ、接触子23が開放
状態となったことを示すカムポジショナー54のタイミ
ング信号と開放確認センサS2の昇降カム部材30が実
際に下降位置にあることを示す検出信号との両方をサー
ボモータ制御部90が受けたとき、搬送駆動用サーボモ
ータ60の回転を開始させ、図6(B)の期間T6のロ
ータリーインデックステーブル1の割出し動作を実行さ
せる。ロータリーインデックステーブル1が所定角度の
回転動作(ステーション1個分の前進動作)を完了して
昇降カム部材30の期間T1の下降状態継続中に分割確
認センサS1から割り出し完了を示す検出信号がサーボ
モータ制御部90に出されたら、サーボモータ制御部9
0は搬送駆動用サーボモータ60を停止し、図6(B)
の休止期間T7だけ搬送駆動用サーボモータ60の停止
を継続する。そして、ロータリーインデックステーブル
1が停止している間の図6(A)の斜線部で示す測定期
間T5に所要の電気的特性測定を実行した後、再びカム
ポジショナー54の接触子開放を示すタイミング信号と
開放確認センサS2の昇降カム部材30が下降位置にあ
ることを示す検出信号との両方がサーボモータ制御部9
0に印加されたとき、搬送駆動用サーボモータ60の回
転が開始される。
【0035】この図6に示すように、正常時は測定ユニ
ット駆動用サーボモータ40を連続運転し、その回転駆
動軸40aの回転角度を検出して測定ユニット20の接
触子23が開いている一定のタイミングに同期させて搬
送駆動用サーボモータ60を間欠運転することができ
る。
【0036】なお、図6(A)の昇降カム部材30の下
降状態(接触子23開放)を示す期間T1内にロータリ
ーインデックステーブル1の割り出し動作が完了できな
かった場合、すなわち期間T1内に分割確認センサS1
の分割確認の検出信号が得られない場合(割り出しを完
了していないことを検出した場合)、サーボモータ制御
部90は直ちに測定ユニット駆動用サーボモータ40及
び搬送駆動用サーボモータ60の両方を停止する。ま
た、開放確認センサS2で昇降カム部材30の下降が検
出できない場合も、サーボモータ制御部90は直ちに測
定ユニット駆動用サーボモータ40及び搬送駆動用サー
ボモータ60の両方を瞬時に停止する。これらにより、
装置の損傷(例えば、測定ユニット20の接触子23、
ロータリーインデックステーブル1のキャリア部1a
等)やチップ状電子部品10の損傷を未然に防止する。
【0037】次に、この実施の形態の全体的な動作説明
を行う。
【0038】ロータリーインデックステーブル1の外縁
に沿って設置されたステーションのうち、供給ステーシ
ョンでは供給ユニット70からロータリーインデックス
テーブル1のキャリア部1a上に被測定物としてのチッ
プ状電子部品10が移載され、ロータリーインデックス
テーブル1の間欠回転にともないステーション1個分毎
に順次前進していく。測定ステーションに到達したチッ
プ状電子部品10は、測定ユニット20の一対の接触子
23が閉じたときに当該一対の接触子23で挟まれ、チ
ップ状電子部品10の両端部の外部端子電極に接触子2
3がそれぞれ接触することで所要の電気的特性の測定が
行われる。異なる測定ステーションの測定ユニット20
では互いに異なる電気的特性についての測定が実施され
る。そして、いずれかの電気的特性が不良と判定された
チップ状電子部品10は第1及び第2の良品排出ステー
ションに到達する前に、複数箇所の不良品排出ステーシ
ョンの不良品排出ノズル81でロータリーインデックス
テーブル1上から排除される。排除されないで残ったチ
ップ状電子部品10であって良品と判定されたものは第
1及び第2の良品排出ステーションの第1及び第2良品
排出ノズル82,83でロータリーインデックステーブ
ル1から良品排出パイプに送り込む。
【0039】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0040】(1) 測定ユニット駆動用サーボモータ4
0は一定速度の連続回転であり、この回転駆動軸40a
の回転角度を基準として測定ユニット20の接触子23
が開いているタイミングで搬送駆動用サーボモータ60
を同期させて間欠回転させており、通常の動作状態では
測定ユニット駆動用サーボモータ40が停止している時
間が皆無で時間の無駄が発生せず、測定処理の高速化に
対応できる。
【0041】(2) ロータリーインデックステーブル1
の駆動及び測定ユニット20の駆動に用いたサーボモー
タは一般的に故障が少なく、ソレノイド等に比較して長
寿命であり、保守が容易である。
【0042】(3) ロータリーインデックステーブル1
や昇降カム部材30等の動作に支障が生じた時は、測定
ユニット駆動用サーボモータ40及び搬送駆動用サーボ
モータ60の両方を瞬時に停止させることが可能であ
り、測定ユニット20の接触子23、ロータリーインデ
ックステーブル1のキャリア部1a、チップ状電子部品
10等の破損を防止することができる。
【0043】(4) 測定ユニット駆動用サーボモータ4
0と搬送駆動用サーボモータ60の2つの独立したサー
ボモータを用いるため、フレキシブルな時間割り付けが
可能であり、かつ小型サーボモータの採用により装置全
体の小型化を図ることもできる。
【0044】なお、上記実施の形態において、供給ユニ
ット70に割り当てられた供給期間内にチップ状電子部
品10の供給が完了できないときも測定ユニット駆動用
サーボモータ40及び搬送駆動用サーボモータ60の瞬
時停止を実行する構成とすることができる。
【0045】また、測定ユニット20の構成は適宜変更
可能であり、接触子の一方が固定で片側のみ可動となっ
ている構成、複数対の接触子を開閉する構成等が採用可
能である。
【0046】さらに、測定ユニット駆動用サーボモータ
40の回転駆動軸40aの回転角度検出を、エンコーダ
50と該エンコーダ50の出力パルスを計数するカムポ
ジショナー54との組み合わせからなる回転角度検出手
段で検出したが、その他の角度検出手段を採用すること
も可能である。
【0047】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被測定物である電子部品の端子電極に接触する接触子で
電子部品の特性測定を行う測定ユニットを駆動するため
に第1のサーボモータを用いるとともに、前記測定ユニ
ットの測定位置へ電子部品を間欠搬送する間欠移動搬送
テーブルを駆動するために第2のサーボモータを用い、
前記第1のサーボモータの回転角度から前記測定ユニッ
トの接触子が電子部品の端子電極から離間している期間
を検知し、当該期間内に前記第2のサーボモータで前記
間欠移動搬送テーブルを一定量移動する構成とし、さら
に通常時は前記第1のサーボモータを連続回転させ、前
記期間内に前記第2のサーボモータによる前記間欠移動
搬送テーブルの前記一定量の移動を完了できないときは
前記第1及び第2のサーボモータの回転を停止するよう
にしたので、電子部品測定の高速化、保守性及び動作の
信頼性の向上を図った電子部品の特性測定方法及び装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の特性測定方法及び装置
の実施の形態であってロータリーインデックステーブル
及びその周辺の機構部分を示す正断面図である。
【図2】測定ユニットの接触子を開閉駆動するための機
構部分を示す正断面図である。
【図3】実施の形態の平面図である。
【図4】実施の形態における測定ユニット部分の拡大断
面図である。
【図5】実施の形態における電気系統を示すブロック図
である。
【図6】実施の形態の動作説明のためのタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 ロータリーインデックステーブル 1a キャリア部 2 テーブル支持フレーム 3 中心軸 4,42 軸受 10 チップ状電子部品 11 装置基台 12 固定台板 13 測定ユニット取付台座 20 測定ユニット 21 ユニット本体 22 開閉レバー 23 接触子 24 圧縮ばね 25 ストッパ用調整螺子 26 カムローラ 27 ブラケット 28 リード端子 30 昇降カム部材 30a,45a,45b カム面 31 カム取付昇降板 32 昇降スライダ 33 リニアスライドガイド 34,35 ローラ 40 測定ユニット駆動用サーボモータ 40a 回転駆動軸 41 モータ取付台 43 水平回転軸 44,62,63 ジョイント 45 カム部材 46 凹溝 50 エンコーダ 51,52 ベルト車 53 タイミングベルト 54 カムポジショナー 60 搬送駆動用サーボモータ 60a 回転駆動軸 61 減速機 70 供給ユニット 81 不良品排出ノズル 82,83 良品排出ノズル 84 強制排出ノズル 90 サーボモータ制御部 S1 分割確認センサ S2 開放確認センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−148712(JP,A) 特開 平7−144815(JP,A) 特開 昭51−140578(JP,A) 特開 昭61−118670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 H01L 21/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物である電子部品の端子電極に接
    触する接触子で電子部品の特性測定を行う測定ユニット
    を駆動するために第1のサーボモータを用いるととも
    に、前記測定ユニットの測定位置へ電子部品を間欠搬送
    する間欠移動搬送テーブルを駆動するために第2のサー
    ボモータを用い、前記第1のサーボモータの回転角度か
    ら前記測定ユニットの接触子が電子部品の端子電極から
    離間している期間を検知し、当該期間内に前記第2のサ
    ーボモータで前記間欠移動搬送テーブルを一定量移動す
    る電子部品の特性測定方法であって、 通常時は前記第1のサーボモータを連続回転させ、前記
    期間内に前記第2のサーボモータによる前記間欠移動搬
    送テーブルの前記一定量の移動を完了できないときは前
    記第1及び第2のサーボモータの回転を停止することを
    特徴とする電子部品の特性測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定物である電子部品を間欠搬送する
    間欠移動搬送テーブルと、該間欠移動搬送テーブルで間
    欠搬送された電子部品の端子電極に接触する接触子を有
    していて電子部品の特性測定を行う測定ユニットと、前
    記接触子の開閉を行うための第1のサーボモータと、前
    記間欠移動搬送テーブルを駆動するための第2のサーボ
    モータと、該第1のサーボモータの回転角度を検出する
    回転角度検出手段とを備え、前記回転角度検出手段の検
    出出力が電子部品の端子電極から前記接触子が離間して
    いることを示している期間内に前記第2のサーボモータ
    で前記間欠移動搬送テーブルを駆動する電子部品の特性
    測定装置であって、 前記間欠移動搬送テーブルの間欠搬送毎の一定量の移動
    を検出する確認センサを設け、通常時は前記第1のサー
    ボモータを連続回転させるが、前記期間内に前記間欠移
    動搬送テーブルの前記一定量の移動が完了していないこ
    とを前記確認センサが検出したときは前記第1及び第2
    のサーボモータの回転を停止することを特徴とする電子
    部品の特性測定装置。
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