JPH1022693A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置

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Publication number
JPH1022693A
JPH1022693A JP8174699A JP17469996A JPH1022693A JP H1022693 A JPH1022693 A JP H1022693A JP 8174699 A JP8174699 A JP 8174699A JP 17469996 A JP17469996 A JP 17469996A JP H1022693 A JPH1022693 A JP H1022693A
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JP
Japan
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electronic component
unit
positioning
suction head
electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP8174699A
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English (en)
Inventor
Noriaki Tawara
典明 田原
Hiroyuki Takeshita
弘行 竹下
Hirotada Minafuji
裕祥 皆藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用される表面実装対応の電
子部品をプリント基板上などに装着する小型、高稼動
率、高速そして安価な電子部品装着装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 第1吸着ヘッド部2は電子部品供給部1
より電子部品15を吸着し、それを電子部品15の位置
決めを行う電子部品位置決め部4に受け渡し、第2吸着
ヘッド部6は電子部品位置決め部4より検査部8を経由
して電子部品15を吸着して基板位置決め部9により位
置決めされた基板19に電子部品15を装着する。そし
て電子部品15の装着の工程を各構成部が分担すると共
に、吸着時に複数のノズル17,18で電子部品15の
吸着、受け渡し、搬送を同時に行い、かつ各構成部を制
御部21により同期させて制御することにより、高速な
電子部品装着装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器や電
子回路に使用される表面実装対応の電子部品をプリント
基板上などに装着する電子部品装着装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電子部品装着装置として
は、ロボット方式の汎用装着装置やロータリー方式の超
高速装着装置などがあり、ロボット方式の汎用装着装置
としては、特開平6−85492号公報に開示されたも
のが知られている。
【0003】図22は上記従来のロボット方式の汎用装
着装置の構成を示した斜視図であり、テーピングされた
各種の電子部品を1個ずつ供給するカセット57が搭載
される部品供給部51と、基板56を保持する保持部5
8と、電子部品を吸着する吸着ノズル52が回転かつ摺
動可能に取り付けられ、基板56に電子部品を装着する
装着ヘッド部53と、そして前記装着ヘッド部53が取
り付けられた第1の駆動軸54と、この第1の駆動軸5
4と直交する方向に駆動する第2の駆動軸55から構成
されているものである。
【0004】また、上記ロータリー方式の超高速装着装
置としては特開平7−202491号公報に開示された
ものが知られており、図23はこのロータリー方式の超
高速装着装置の要部構成を示した斜視図である。
【0005】図23において、円周上に吸着ノズル62
が配置されて間欠運動をするロータリーヘッド61と、
吸着ノズル62が停止する位置に移動可能なテーブル6
3上の部品供給部60と、部品の認識部65と、基板6
4を保持して直交する2つの方向に移動可能なXYテー
ブル63からなり、順次ロータリーヘッド61が回転す
ることにより電子部品を吸着、認識して装着するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら電子部品
装着装置としては小型で高速で稼動率が高い安価な装置
が要求されており、これに対して上記図22に示した汎
用装着装置においては、構成は簡単で小型であるが1点
ずつ電子部品を吸着し、その後プリント基板上などに装
着するため高速化が図れず、また超高速装着装置では、
ロータリーヘッドの高速化により装着タクトは早いが、
設備が大型でかつ設備価格も高価なものとなっていた。
【0007】また、設備稼動中は両者とも電子部品を供
給するカセットを交換することができず、複数のカセッ
トを交換する時には相当な交換時間を必要とし、電子部
品装着装置の稼動率を低下させるなどの課題を有してい
た。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決しよ
うとするものであり、小型で高速で稼動率が高く、かつ
安価な電子部品装着装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、電子部品を順次供給可能で着脱自在なカセ
ットあるいは電子部品を複数個配列可能なトレイと、こ
のカセットを1個または複数個隣接配置可能あるいはト
レイを任意の位置へ移動可能な電子部品供給部と、1本
または複数本のノズルから成る電子部品供給部より供給
された電子部品を複数個吸着可能な第1吸着ヘッド部
と、この第1吸着ヘッド部を電子部品供給部より電子部
品位置決め部まで搬送する第1吸着ヘッド搬送部と、こ
の第1吸着ヘッド搬送部により搬送された電子部品を位
置決め可能な1個または複数個の前記電子部品位置決め
部およびその搬送部と、この電子部品位置決め部により
位置決めされた電子部品が吸着可能な1本または複数本
のノズルで成る第2吸着ヘッド部と、この第2吸着ヘッ
ド部を任意の位置まで移動可能な第2吸着ヘッド搬送部
と、電子部品供給部と第2吸着ヘッド部の電子部品の有
無を検出する検出部と、電子部品を装着する基板を位置
決めする基板位置決め部と基板搬送部、そして各構成部
を制御や同期動作をさせる制御部より構成した電子部品
装着装置とする。
【0010】本発明によれば、小型で高速で稼動率が高
く、かつ安価な電子部品装着装置が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子部品を順次供給可能なカセットを複数個隣接配
置した電子部品供給部と、複数本のノズルを備えて上記
電子部品供給部より供給される電子部品を吸着する第1
吸着ヘッド部と、この第1吸着ヘッド部を電子部品供給
部より電子部品位置決め部まで搬送する第1吸着ヘッド
搬送部と、この第1吸着ヘッド搬送部により搬送された
電子部品を位置決めして保持する電子部品位置決め部
と、複数本のノズルを備えて上記電子部品位置決め部に
位置決め保持された電子部品を吸着する第2吸着ヘッド
部と、この第2吸着ヘッド部を任意の位置まで移動可能
な第2吸着ヘッド搬送部と、電子部品を装着する基板を
位置決めする基板位置決め部からなる構成としたもので
あり、同時に多数個の電子部品を吸着、受け渡し、搬送
し、かつ各工程を分担して電子部品の装着が行えるとい
う作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、電子部品を装着する基板を基板位置決め
部へ搬入し、電子部品を装着した基板を基板位置決め部
より搬出する基板搬送部を設けた構成としたものであ
り、基板の自動搬送が行えるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1もしく
は2記載の発明において、第2吸着ヘッド搬送部の移動
経路の途中に、第2吸着ヘッドのノズルにより搬送され
る電子部品の吸着の有無を検出、あるいは検出結果に基
づいて吸着動作を制御する検査部を設けた構成としたも
のであり、基板への実装ミスの防止が図れるという作用
を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3い
ずれか一つ記載の発明において、第1吸着ヘッド搬送部
あるいは第1吸着ヘッドが稼動中であっても電子部品を
順次供給可能なカセットを着脱自在としたものであり、
材料の供給時間および品種の交換時間を大幅に短縮でき
るという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4い
ずれか一つ記載の発明において、電子部品位置決め部が
任意の位置へ移動可能な電子部品位置決め搬送部を設け
た構成としたものであり、装置の空間を有効に利用でき
るという作用を有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか一つ記載の発明において、第1吸着ヘッド部が電
子部品供給部より供給される電子部品を複数個同時に吸
着できるものである構成としたものであり、1個の電子
部品を吸着する時間で、多数個の電子部品を吸着できる
という作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6い
ずれか一つ記載の発明において、電子部品を順次供給可
能なカセットを複数個隣接配置した電子部品供給部に代
えて、電子部品を複数個配列可能なトレイと、このトレ
イを任意の位置へ移動可能な電子部品供給部とした構成
のものであり、多様な形状の電子部品を高速に装着でき
るという作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項1〜6い
ずれか一つ記載の発明において、電子部品を複数個配列
可能なトレイと、このトレイを任意の位置へ移動可能な
電子部品供給部を設けた構成としたものであり、多様な
形状の電子部品を同一の電子部品装着装置で装着できる
という作用を有する。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8い
ずれか一つ記載の発明において、電子部品供給部に供給
される電子部品の有無を検出、あるいは検出結果に基づ
いて吸着動作を制御する検査部を設けた構成としたもの
であり、電子部品の材料切れやロット間の区別などが検
出、設定できるという作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
いずれか一つ記載の発明において、電子部品装着装置を
構成する各構成部の動作の同期を取るための制御部を設
けた構成としたものであり、適切動作、連結動作が可能
になるという作用を有する。
【0021】以下、本発明の一実施の形態について図面
を用いて説明する。図1は同実施の形態における電子部
品装着装置の全体斜視図であり、図1において、15は
表面実装対応タイプの各種の電子部品、16はテーピン
グやバルクカートリッジの電子部品15を保持し移送し
て供給するカセット、1はカセット16や取り付けプレ
ートなどでなる電子部品供給部、17,18は真空吸着
などで電子部品15を先端に吸着するノズル、2はノズ
ル17を複数装着した第1吸着ヘッド部、3はブラケッ
トやサーボモータおよび直線移動ガイドなどでなり左右
のX方向に移動可能な第1吸着ヘッド搬送部、4は電子
部品15を所定位置に位置決めする真空吸着あるいはチ
ャックでなる電子部品位置決め機構20を複数持つ電子
部品位置決め部、5はシリンダやロッド棒などでなる電
子部品位置決め搬送部である。
【0022】6はノズル18を複数装着した第2吸着ヘ
ッド部、7はサーボモータやボールネジおよび直線移動
ガイドなどでなる第2吸着ヘッド搬送部、8は光学式や
磁気式センサなどでなる検査部、19は電子部品15を
装着する樹脂材などの基板、9はテーブルや位置決めピ
ンおよびシリンダーなどでなる基板位置決め部、10は
ガイドレールや搬送板などでなる基板搬送部、11は金
属材でなり装置の土台となる基体、12は基体11の上
に装着した本体フレーム、13は本体フレーム12の上
に設置した天井ベース、14は基体11と本体フレーム
12の間に設けた金属材で成る基体ベース、そして21
は前記各構成部を制御して最適に動作させるマイクロコ
ンピュータなどでなる制御部である。
【0023】電子部品供給部1は基体ベース14にブロ
ックなどを介して取り付けられている。第1吸着ヘッド
部2に装着された複数のノズル17は、その任意の本数
を選択して上下のZ方向に移動可能である。第1吸着ヘ
ッド搬送部3には第1吸着ヘッド部2が取り付けられて
おり、電子部品供給部1と電子部品位置決め部4の上方
にノズル17を移動することが可能であり、ノズル17
によって吸着された電子部品15を電子部品供給部1よ
り電子部品位置決め部4へ搬送する。
【0024】電子部品位置決め部4に取り付けられた複
数の電子部品位置決め機構20は、複数同時に電子部品
15を所定の位置決めおよび保持することが可能であ
る。ブラケットなどを介して基体ベース14に取り付け
られている電子部品位置決め搬送部5には電子部品位置
決め部4が取り付けられており、ノズル17によって搬
送された電子部品15をノズル18により吸着可能な位
置まで搬送する。
【0025】第2吸着ヘッド部6には複数のノズル18
が装着されており、任意の本数のノズル18を選択して
上下のZ方向に移動可能である。第2吸着ヘッド搬送部
7には第2吸着ヘッド部6が取り付けられており、電子
部品位置決め部4および基板位置決め部9の上方にノズ
ル18を移動することが可能であり、ノズル18により
吸着された電子部品15を電子部品位置決め搬送部5に
より基板19の所定の位置へ搬送し、そのノズル18に
よって基板19の所定箇所に電子部品15を装着する。
【0026】検査部8はノズル18が電子部品位置決め
部4より基板19の上方へ移動する途中に設置され、ノ
ズル18に吸着される電子部品15の有無などを検出し
制御する。
【0027】基板位置決め部9は天井ベース13にブロ
ックなどを介して取り付けられており、基板搬送部10
によって搬送された基板19を所定箇所に位置決めす
る。基板搬送部10は基体ベース14にブロックなどを
介して取り付けられており、電子部品装着装置の入口よ
り出口まで基板19を搬送するのであり、途中に1個ま
たは複数の基板位置決め部9が設置されている。なお、
本実施の形態ではノズル17、ノズル18および電子部
品位置決め機構20は15mmピッチで取り付けてあ
る。
【0028】以上のように構成された電子部品装着装置
について以下にその動作を説明する。
【0029】まず第1吸着ヘッド搬送部3に取り付けら
れた第1吸着ヘッド部2に装着されている任意の選択さ
れたノズル17が、電子部品供給部1に取り付けられて
いるカセット16の所定の先端位置に移送供給された電
子部品15を吸着可能な位置まで移動して停止する。そ
して、そのノズル17は電子部品15を真空力によって
吸着できる位置まで降下して電子部品15を吸着後再び
上昇する。
【0030】上昇が終了したら第1吸着ヘッド搬送部3
は左右のX方向に移動を開始して、次に吸着する他の電
子部品15を前記とは別の任意のノズル17が吸着可能
な位置まで移動し、前記の動作を繰り返す。
【0031】なおこの時、ノズル17が上下のZ方向に
上昇、降下している途中に第1吸着ヘッド搬送部3が移
動しても、ノズル17に吸着された電子部品15および
ノズル17がカセット16に干渉しないような制御を、
高さ検出などを用いて行えば高速化動作という点で望ま
しい。
【0032】また、第1吸着ヘッド部2に装着された複
数のノズル17がカセット16から電子部品15を吸着
できるように、例えばノズル17は15mmピッチでカ
セット16は30mmピッチに、そしてノズル17が1
0mmピッチの時カセット16は20あるいは30mm
ピッチ、というように考慮しておけばさらに高速化して
動作をさせることができる。
【0033】また、本実施の形態ではノズル17は上下
のZ方向のみの移動であるが、他の任意角度のθ方向に
も移動可能とすれば電子部品15を基板19へさらに多
様に装着することが可能となり、また第1吸着ヘッド搬
送部3は左右のX方向のみの移動が可能であるが、前後
のY方向、上下のZ方向への移動も可能とすれば、空間
を有効に利用できてより小型化が実現できる。
【0034】所定の電子部品15の吸着が完了したら第
1吸着ヘッド搬送部3は第1吸着ヘッド部2に装着され
た全てのノズル17が一括して電子部品位置決め部4の
複数の電子部品位置決め機構20に電子部品15を受け
渡しできる所定の位置まで移動し、ノズル17が上下の
Z方向に降下し、電子部品位置決め機構20に電子部品
15を受け渡す。
【0035】電子部品15の受け渡しを終了した第1吸
着ヘッド部2は、ただちに次の電子部品供給部1より電
子部品15を吸着するために第1吸着ヘッド搬送部3に
よって元の位置に移動するのであり、以後前記の動作を
繰り返す。
【0036】ノズル17より電子部品15を受け取った
複数の電子部品位置決め機構20は同時に電子部品15
を位置決めするため、真空吸着またはチャックのツメあ
るいは真空吸着とチャックのツメの両方により保持す
る。その保持終了後、第1吸着ヘッド部2と電子部品位
置決め部4の干渉が発生しない位置まで第1吸着ヘッド
部2が第1吸着ヘッド搬送部3によって移動すると同時
に、電子部品位置決め搬送部5は第2吸着ヘッド部6に
装着されたノズル18が前記電子部品15を吸着可能な
位置まで電子部品位置決め部4を上下のZ方向に上昇移
動させる。
【0037】なお、本実施の形態では電子部品位置決め
部4を電子部品位置決め搬送部5によって上下のZ方向
に移動させているが、左右のX方向または前後のY方
向、またはX方向、Y方向へ同時に移動させれば、より
有効な空間利用が可能となる。また電子部品位置決め搬
送部5が必ずしも必要とするものではなく、本発明を実
施する上で特に支障はきたさない。
【0038】電子部品位置決め搬送部5の移動終了後、
ただちに第2吸着ヘッド部6に装着された複数のノズル
18は、電子部品位置決め部4の複数の電子部品位置決
め機構20によって保持されている電子部品15が吸着
可能な位置まで上下のZ方向に降下する。それと同時に
電子部品位置決め機構20によって位置決めされた全て
の電子部品15は保持を解除され、一括してノズル18
に吸着される。
【0039】電子部品位置決め搬送部5は、電子部品位
置決め部4よりノズル18への電子部品15の受け渡し
完了後ただちに上下のZ方向に降下を開始し、次のノズ
ル17より電子部品15を供給されるまで待機し、以後
前記の動作を繰り返す。
【0040】電子部品15を吸着したノズル18を装着
した第2吸着ヘッド部6は上下のZ方向に上昇を開始し
上死点まで到達する。それと同時に第2吸着ヘッド搬送
部7はノズル18を検査部8への左右のX方向と前後の
Y方向へ移動し、停止すること無く電子部品位置決め機
構20の上部に移動する。
【0041】検査部8はノズル18に吸着された電子部
品15の状態をノズル18毎に検出して制御し、吸着ミ
スがあれば、各ノズル18は基板19までに移動する途
中に設置されている廃棄ボックス(図示せず)へ電子部
品15を廃棄するか、あるいは制御部21の指令により
これと同時に吸着ミスのあった電子部品15を電子部品
供給部1より再供給してそれを吸着する。
【0042】なお、本実施の形態では検査部8は上下の
Z方向の高さ方向を分解して検査しているため、ノズル
18に吸着された電子部品15の有無のみでなく傾きや
方向などの電子部品15のノズル18への吸着状態も判
断でき、基板19への正規の状態でない電子部品15の
装着も防止している。
【0043】また検査部8には、あらかじめノズル18
毎に検査部8を通過する際の正常なデータが入力されて
記憶されており、ノズル18に吸着されている電子部品
15が異なる品種や形状のものであっても検査は可能で
ある。そしてまた、品質上の問題が発生しない場合には
検査部8は省略あるいは電子部品15の吸着の有無検出
のみにすれば装置を安価にすることができる。
【0044】電子部品位置決め部4の電子部品位置決め
機構20の上部より基板19の上方へノズル18の移動
が終了するまでに、基板19へ電子部品15を装着する
各々のノズル18は第2吸着ヘッド部6によってあらか
じめ指定された所定の角度方向への回転が終了してい
る。
【0045】基板19の上方の電子部品15の装着位置
に到着した前記任意のノズル18は上下のZ方向に降下
を開始し、基板19の指定箇所に指定の電子部品15を
装着する。電子部品15を基板19に装着後ノズル18
は上下のZ方向に上昇を開始し、上昇が終了したら第2
吸着ヘッド搬送部7は次の他のノズル18が電子部品1
5を基板19へ装着する所定の位置まで第2吸着ヘッド
部6を左右のX方向、前後のY方向へ移動し、以後同じ
動作を繰り返す。
【0046】なおこのとき、第2吸着ヘッド搬送部7は
ノズル18が上昇の途中であっても、第2吸着ヘッド部
6に装着された全てのノズル18に吸着されている電子
部品15の干渉が生じない上下のZ方向の高さに上昇し
た時点で移動を開始するような制御を高さ検出センサな
どを用いて行えば、より高速化が実現できる。また、電
子部品15を基板19へ装着する時に複数のノズル18
が同時に降下し一括して電子部品15を装着できる構成
にすれば、さらに高速化が可能となる。
【0047】基板19への所定の電子部品15の装着が
全て終了したら第2吸着ヘッド搬送部7は第2吸着ヘッ
ド部6に装着されたノズル18が一括して電子部品位置
決め機構20より電子部品15を受け取れる所定の位置
まで移動して戻り、電子部品位置決め部4より次の電子
部品15が供給されるまで待機する。
【0048】基板19は前工程より基板搬送部10によ
って搬送され、基板位置決め部9によってノズル18が
基板19の所定箇所に電子部品15を装着可能な位置へ
位置決めされる。そして全ての電子部品15の装着終了
後、再び基板搬送部10によって後工程へ搬出される。
以下、前記の動作を繰り返して連続して電子部品15を
基板19に装着するのである。
【0049】制御部21は、第1吸着ヘッド搬送部3、
第2吸着ヘッド搬送部7、電子部品位置決め搬送部5の
各電子部品搬送部および、基板を搬送位置決めする基板
位置決め部9、基板搬送部10および、電子部品15を
検査する検査部8および、電子部品15を供給、吸着、
受け渡し、そして位置決めなどを行う電子部品供給部
1、第1吸着ヘッド部2に装着されたノズル17、第2
吸着ヘッド部6に装着されたノズル18、電子部品位置
決め部4に取り付けられた電子部品位置決め機構20の
各構成部が時間ロスなく各部が個別、連続、間欠、順次
あるいは同時に動作して、電子部品15の受け渡し箇所
においては同期するようにマイクロコンピュータなどに
より制御をおこなっている。
【0050】また、電子部品供給部1より供給された電
子部品15を基板19へ最短の時間で装着できるよう
に、あらかじめ設定されている基板19へ装着する電子
部品15の種類および装着位置に基づいて、電子部品供
給部1のカセット16の配置、第1吸着ヘッド部2に装
着されているノズル17が電子部品15を吸着する順
番、第2吸着ヘッド部6に装着されているノズル18が
基板19へ電子部品15を装着する順番の最適化を行う
制御および検査部8の判定も制御部21で行っているの
である。
【0051】次に各構成部の各々について説明する。以
下に、まず電子部品供給部およびカセットについて図2
〜図10を用いて説明する。
【0052】図2は同カセットの全体構成を示す斜視
図、図3は同正面図、図4は同カセットの要部斜視図、
図5は同電子部品供給部の全体構成を示す斜視図、図6
は同カセットを電子部品供給部に取り付けた状態を示す
要部正面図、図7は同側面図、図8は同要部側面図、図
9は同代表的な表面実装対応の電子部品の斜視図、そし
て図10は同テーピング電子部品を収納した状態を示す
斜視図である。
【0053】図9は代表的な形状の表面実装対応のチッ
プ形の電子部品15a〜15dを示すものであり、この
ような電子部品15は、図10(a)に示す紙タイプテ
ーピングと同図(b)に示すエンボスタイプテーピング
のキャリアテープ101a,101bに形成された装着
穴104a,104bに等間隔に挿入され、トップカバ
ーテープ103、あるいはトップカバーテープ103と
ボトムテープ106(図10(a))で封入され、収納
リール105に巻回された状態で供給されている。そし
て、電子部品供給部1は、この収納リール105が収納
されたカセット16より電子部品15を順次取り出しノ
ズル17へ供給する。
【0054】カセット16は収納リール105に巻回さ
れたキャリアテープ101を搬送部へ供給するキャリア
テープ供給部および、キャリアテープ101をテープガ
イド107などで案内するガイド部、テープカバー11
5においてトップカバーテープ103をキャリアテープ
101より剥離する剥離部、ラチェット機構を用いてキ
ャリアテープ101をキャリアテープ送りギア109な
どで移送するキャリアテープ搬送部、ラチェット機構を
用いてトップカバーテープ103を巻き取る巻き取り
部、および電子部品供給部1へカセット16を位置決め
する位置決め手段によって構成されている。
【0055】図2、図3において、キャリアテープ供給
部である収納リール105より引き出され供給されたキ
ャリアテープ101は、カセット16の本体フレーム1
36に取り付けられたガイド部のテープガイド107の
下面に当接しながら、カセット16の本体フレーム13
6の先端部に配置された支点軸135に回転自在に組み
込まれたラチェットギア108に案内され、このラチェ
ットギア108に結合されたキャリアテープ送りギア1
09がキャリアテープ101の送り孔102と噛み合
い、前記のラチェットギア108の回転に従い順次引っ
かけられて、キャリアテープ101がテープカバー11
5に案内されて移送される。すなわちキャリアテープ搬
送部はラチェット機構により構成されている。
【0056】また、電子部品取り出し開口部Gより少し
手前(収納リール105側)のスリットHの位置で、前
記トップカバーテープ103はキャリアテープ101の
送り方向とほぼ180度逆方向に引き出されてキャリア
テープ101より剥ぎ取られる剥離部の構成となってお
り、この剥ぎ取られたトップカバーテープ103はトッ
プカバーテープ巻き取り部である、巻き取りリール11
0に巻き取られている。
【0057】カセット16は、電子部品装着装置の駆動
動作と連動して同装置の電子部品供給部1に設けられた
動力伝達レバー151により支点軸120を有する送り
レバー111が引っ張りバネ112の付勢力に抗して矢
印A方向に押され、送りレバー111とシャッタ113
との間に設けられたリンク114、送り用ラチェットレ
バー117、ピン116を介してシャッタ113が前記
の矢印A方向と反対方向の矢印B方向に移動し、前記電
子部品取り出し開口部Gが開口する。すなわち前記シャ
ッタ113は、引っ張りバネ112により通常は送りレ
バー111が矢印B方向に引っ張られている時に電子部
品取り出し開口部Gを覆うようにテープカバー115に
移動自在に取り付けられている。
【0058】また、前記送りレバー111にリンク11
4を介して連結され、その動作に連動する送り用ラチェ
ットレバー117が矢印C方向に移動し、送り用ラチェ
ットレバー117に支点軸118を介して取り付けられ
ているラチェット爪119をラチェットギア108の回
転方向に対して逆の矢印C方向に1ピッチ分戻す。
【0059】前記の送りレバー111を矢印A方向に移
動させると、連結ピン122、支点軸120を有する揺
動レバー121、連結棒124、巻き取り用ラチェット
レバー123を介し、そして巻き取り用ラチェットレバ
ー123の先端部に支点軸126を介して巻き取り用ラ
チェット爪127が、回転軸125を中心とした巻き取
り用ラチェット128の回転方向に対して逆の矢印E方
向に1ピッチ分または数ピッチ分戻される。
【0060】このようにして、前記電子部品取り出し開
口部Gが開口した状態でノズル17が上部より電子部品
取り出し開口部Gへ下降し電子部品15を吸着する。
【0061】送りレバー111が前記キッカー(駆動動
作)による押し力を解除されると、引っ張りバネ112
の付勢力により矢印B方向に送りレバー111は戻り、
送り用ラチェットレバー117が矢印D方向に移動し、
それと共に送り用のラチェット爪119が送り用のラチ
ェットギア108を押し上げて矢印D方向に定ピッチ分
回転させ、この送り用のラチェットギア108に固着し
たキャリアテープ送りギア109によりキャリアテープ
101を矢印A方向に定ピッチ分移送する。
【0062】この時、シャッタ113はリンク114、
ピン送り用ラチェットレバー117、ピン116を介し
てキャリアテープ101と同様に矢印A方向へ移動し、
電子部品取り出し開口部Gをシャッタ113により覆わ
れた状態でキャリアテープ101が移動するため、電子
部品15がキャリアテープ101、装着穴104より飛
び出すのを防止している。
【0063】また、前記送りレバー111の戻りにより
巻き取り用ラチェット爪127で巻き取り用ラチェット
128を矢印F方向に回転させ、スリットHの位置で剥
ぎ取られたトップカバーテープ103を巻き取り用ラチ
ェット128を固着した巻き取りリール110に一定長
さ(キャリアテープ101が定ピッチ分移送された長
さ)分だけ巻き取る。
【0064】この時、揺動レバー121が送りレバー1
11の矢印B方向への復帰動作に従い矢印I方向に移動
するが、その移動過程で揺動レバー121は連結ピン1
22との間に隙間を持つように引っ張りバネ129の付
勢力が設定されている。このように引っ張りバネ129
で連結棒124、巻き取り用ラチェットレバー123、
巻き取り用ラチェット128を介して巻き取りリール1
10に常に一定の回転力を与えてトップカバーテープ1
03を剥ぎ取る構成となっている。すなわちトップカバ
ーテープ巻き取り部はラチェット機構により構成されて
いる。
【0065】また、図2〜図8において収納リール10
5を、本体フレーム136の側面に取り付けられている
本体カバー130に設けられた支点軸131に挿入し、
側面より板バネ132で押さえていることにより、収納
リール105の横振れを防止し、収納リール105が安
定した状態で保持されることによりキャリアテープ10
1の送り時のたるみの発生を防止する構成としている。
また133はラチェットギア108の逆転防止爪、13
4は巻き取り用ラチェット128の逆転防止爪である。
【0066】同図2〜図8において、電子部品供給部1
にカセット16を位置決めする手段である位置決めピン
138は、カセット16の本体フレーム136の前方に
取り付けてあり、突起および溝を有するカセット16の
位置決め手段である位置決めブロック149のW面と当
接するようにはめ込まれることにより、カセット16の
前方側を電子部品供給部1へ位置決めする。なお、位置
決めピン138は本実施の形態のように矢印AB方向に
垂直に取り付けられていても、あるいは水平に取り付け
られていても同様の効果が得られる。
【0067】板バネ139はカセット16の本体フレー
ム136に取り付けられており、位置決めブロック14
9のV面とカセット16の本体フレーム136のU面に
挟持されることにより、カセット16の本体フレーム1
36が上方向へ持ち上がるのを防止している。なお、位
置決めブロック149は矢印AB方向に水平に位置決め
用の孔を持つものであってもよい。
【0068】動力伝達手段である動力伝達レバー140
は送りレバー111の側面に取り付けられており、駆動
源であるシリンダ154の移動により伝達された動力を
ロットエンド153、動力伝達レバー151、回転軸1
52、およびベアリング150を介して送りレバー11
1に伝達する動力伝達機構の一部である。
【0069】なお、送りレバー111はキャリアテープ
搬送部の駆動機構であるラチェット機構(ラチェットギ
ア108、送り用ラチェットレバー117、ラチェット
爪119などにより構成)およびトップカバーテープ巻
き取り部の駆動機構であるラチェット機構(巻き取り用
ラチェットレバー123、巻き取り用ラチェット爪12
7、巻き取り用ラチェット128)駆動力を伝達してい
る。なお、駆動源はシリンダ154による例を説明した
が、モータなどを駆動源としたカムなどの機構を用いて
もよい。
【0070】カセット16の位置決め解除手段である位
置決め解除用レバー142はカセット16の本体フレー
ム136の側面に支点軸141を介して取り付けられて
おり、引っ張りバネ143によって常時上方向に付勢さ
れている。またカセット16の本体フレーム136の側
面に取り付けられているガイド144は、位置決め解除
用レバー142が横方向にがたつくのを防止している。
【0071】ブッシュ145はカセット16の本体フレ
ーム136の後方に圧入されており、電子部品供給部1
よりカセット16を位置決めするための位置決め手段で
ある位置決めピン156が下方より上昇してはまり合う
ための位置決め孔であり、またカセット16が位置決め
された際には、位置決め解除用レバー142を矢印AA
方向に力を加えて降下させ、位置決めピン156をブッ
シュ145より下方へ降下させることによりカセット1
6の位置決めを解除する。
【0072】146はカセット16の本体フレーム13
6に上部から下部に貫通された孔であり、光電管投光部
A159より発光された光軸がキャリアテープ101の
装着穴104内の電子部品15の有無を検査した後、光
電管受光部A160に通過可能なように貫通して設けら
れている。なお、孔146は途中に空間を設けた同軸上
の複数の孔による構造としてもかまわないが、貫通孔で
ある方が検査の精度はよくなるものである。
【0073】カセット16の案内手段である前側ガイド
用ブロック147および後側ガイド用ブロック148
は、カセット16の本体フレーム136を矢印AHおよ
び矢印AB方向へ挿入、取り出しする際に、カセット1
6の本体フレーム136が上方向および横方向すなわち
矢印ACおよび矢印AD方向へずれることなく挿入さ
れ、前方で位置決めピン138と位置決めブロック14
9で、後方で位置決め孔であるブッシュ145と位置決
め部品である位置決めピン156とにより、カセット1
6が電子部品供給部1に位置決めされるよう案内するた
めのものであり、前側ガイド用ブロック147、後側ガ
イド用ブロック148のAE面、AF面、およびAG面
より成る溝がカセット16の本体フレーム136側のR
面、S面、およびT面より成る突起を案内してカセット
16が電子部品供給部1の所定の位置に挿入されること
により位置決めが行われる。
【0074】なお、前側ガイド用ブロック147、後側
ガイド用ブロック148はカセット16を複数列に整列
できるようにカセット16の両サイドを案内するように
複数列配置されている。
【0075】シリンダ154はブロック155に取り付
けられており、カセット16のキャリアテープ搬送部、
トップカバーテープ巻き取り部などの各機構の駆動源で
あり、本発明の実施の形態ではカセット16を25mm
ピッチに複数列セットできるように、シリンダ154は
ブロック155へ千鳥状に交互に取り付けられている。
【0076】光電管投光部A159は位置決めプレート
137、ポール168、ブロック169を介して取り付
けてあり、その下部の光軸上に光電管受光部A160が
位置決めプレート137にアングル167を介して取り
付けてある。カセット16が電子部品供給部1に位置決
めされた場合、カセット16の本体フレーム136に設
けられた孔146が光電管投光部A159と光電管受光
部A160との間に設定されるように配置されている。
なお、光電管投光部A159と光電管受光部A160は
逆に配置しても問題は無い。
【0077】位置決めピン156はプレート165上で
ピン164に位置決めされた圧縮バネ163の上部に取
り付けられており、位置決めブロック158に圧入され
たブッシュ157の中を上下方向に摺動するように組立
てられている。またプレート165はスペーサ166を
介して位置決めブロック158に取り付けられている。
【0078】光電管投光部B161および光電管受光部
B162は前記の部品を介して位置決めブロック158
に取り付けられており、位置決めブロック158の両者
の光軸上では光軸が通過するように、位置決めピン15
6に対して垂直に溝が設けられている。また位置決めピ
ン156の下部にも溝が設けられており、カセット16
が電子部品供給部1に位置決めされている時は、位置決
めピン156の下部に設けられた溝は位置決めブロック
158に設けられた溝の位置と同じ高さに停止し、光電
管投光部B161より発光された光軸は位置決めブロッ
ク158および位置決めピン156の溝を通過して光電
管受光部B162に達するように組立てられている。
【0079】なお、本発明の実施の形態ではキャリアテ
ープ101a,101bのテープ幅Jが変更されても電
子部品供給部1へカセット16を位置決めする案内手段
などの寸法などを共通としているので、キャリアテープ
101a,101bのテープ幅Jに影響されることな
く、カセット16を電子部品供給部1へ位置決めするこ
とが可能である。
【0080】以上のように構成された電子部品供給部お
よびカセットについて、以下にその動作を説明する。
【0081】カセット16を電子部品供給部1に取り付
ける時、カセット16の一部を構成するカセット16の
本体フレーム136は、AH方向に水平に挿入すること
のみにより前側で位置決めピン138を位置決めブロッ
ク149に、後側で位置決めピン156を位置決め孔で
あるブッシュ145に挿入することにより位置決めされ
る。なお、カセット16の本体フレーム136は前側お
よび後側ガイド用ブロック147,148の突起または
溝によって案内される。この時電子部品装着装置が稼動
中であっても取り付け、取り外しなどによって交換中の
カセット16の位置でノズル17を降下させない限りカ
セット16の交換は可能である。
【0082】カセット16が電子部品供給部1に位置決
めされると、光電管投光部B161より発光された光軸
は位置決めブロック158の溝および位置決めピン15
6の溝を通過して光電管受光部B162まで達する。も
し、カセット16の位置決めが不具合だった場合、位置
決めピン156の溝の位置がずれることによって光電管
投光部B161より発光された光軸は光電管受光部B1
62に到達せず、位置決めの不具合があったことが確認
できる。
【0083】カセット16が電子部品供給部1に位置決
めされると、光電管投光部A159より発光された光軸
はトップカバーテープ103、キャリアテープ101の
装着穴104、およびカセット16の本体フレーム13
6に設けられた孔146を通過して光電管受光部A16
0に到達することが可能となる。キャリアテープ101
の装着穴104に電子部品15が収納されている場合に
は光軸は到着せずに電子部品15が収納されていること
が確認でき、逆に光軸が到達した場合には電子部品15
がキャリアテープ101の装着穴104に収納されてい
ないことが確認できて、材料切れ、ロット変更などの判
断ができる。なおこの時、キャリアテープ101および
トップカバーテープ103は光を通過する材質で製作さ
れているか、孔などが設けられており、光電管投光部A
159より発光された光軸が通過できるものでなければ
ならない。
【0084】カセット16が稼動すると電子部品供給部
1の駆動源であるシリンダ154が移動し、回転軸15
2を回転中心として取り付けられている動力伝達レバー
151、送りレバー111を介してキャリアテープ搬送
部、トップカバーテープ巻き取り部に動力を伝達する。
【0085】材料切れなどでカセット16を交換する
時、電子部品装着装置を停止させることなく位置決め解
除用レバー142を矢印AA方向に押し、位置決めピン
156をカセット16の本体フレーム136内の位置決
め用のブッシュ145より下に降下させた時点で、カセ
ット16の本体フレーム136を矢印AB方向に水平に
引き抜くだけで、カセット16、すなわち電子部品15
の交換ができる。なお、この時位置決め解除用レバー1
42は、矢印AA方向の力を解放して無負荷にすれば元
の状態に戻る。
【0086】なお、本発明の実施の形態ではキャリアテ
ープ101に収納された電子部品15を装着する例をあ
げて説明したが、必ずしもそれに限定されるものではな
く電子部品供給部1の構成およびカセット16の構成は
本発明の実施の形態と異なったものを使用してもよく、
また、カセット16の電子部品15がキャリアテープ1
01に収納されておらず、個々のバラ状態部品(バルク
形態部品)であっても、カセット16から電子部品15
を第1吸着ヘッド部2に供給できればよい。
【0087】以上の構成と動作でなる電子部品供給部1
を使用することで、電子部品装着装置が稼動中であって
もカセット16が交換でき、また交換時間も大幅に短縮
でき、さらにカセット16に取り付けられた収納リール
105内の電子部品15の材料切れおよびロット間の区
別ができ、電子部品装着装置の稼動率を向上させ生産性
を大きく向上させることができる。
【0088】次に、第1吸着ヘッド部および第2吸着ヘ
ッド部について図11を用いて説明する。
【0089】図11は同第1吸着ヘッド部の要部斜視図
であり、電子部品供給部1あるいは電子部品位置決め部
4に複数同時、または単体にて位置規制された電子部品
15を上部から複数同時、または単体にてノズル17ま
たはノズル18で吸着取り出し可能である。
【0090】ノズル17およびノズル18は段付シャフ
ト303の下先端に設置され、電子部品15を吸着した
状態で上下のZ方向、任意角度のθ方向の回転が可能に
なっている。段付シャフト303は上下モータ305と
クランク301によりスライドテーブル310を上下に
摺動して移動させ、その上下運動を電磁ソレノイド30
2の先端に設置されたフック309を介して段付シャフ
ト303のヘッド311の部分に引っかけることで上下
の摺動による移動動作が可能となっている。
【0091】また段付シャフト303には従動プーリ3
04が設置されており、回転モータ306、駆動プーリ
307、ベルト308により段付シャフト303を回転
させるようになっている。さらに段付シャフト303を
上下に摺動する際に任意の位置の電磁ソレノイド302
を選択作動させることで、その任意の位置の段付シャフ
ト303のみを上下に移動させることができ、吸着した
電子部品15における任意の電子部品15を自由に選択
して基板19に装着することができる。
【0092】また、ノズル17およびノズル18は段付
シャフト303よりワンタッチ式で取り付けおよび取り
外しすることが可能であり、電子部品15に合致した最
適なノズル17およびノズル18に短時間で交換するこ
とができる。
【0093】本発明の実施の形態では第1吸着ヘッド部
2が電子部品装着装置の低価格化および小型化のために
前記の構成より任意角度のθ方向の回転機構を設けない
構成となっているが、第1吸着ヘッド部2を上下のZ方
向および任意角度のθ方向へ移動および回転可能として
もよい。
【0094】また段付シャフト303の上下駆動源を上
下モータ305、駆動機構をクランク301で構成した
例で説明したが、他の駆動源および駆動機構、例えば駆
動源としてシリンダなど、駆動機構としてカム機構、ボ
ールネジなどを使用してもよく、そしてまた、段付シャ
フト303の任意角度のθ方向の駆動機構を回転モータ
306、駆動プーリ307、およびベルト308で構成
した例を示し説明したが、他の駆動機構、例えば駆動用
ギヤとラックなどを用いてもよい。
【0095】次に第1吸着ヘッド搬送部について図12
を用いて説明する。図12は同第1吸着ヘッド搬送部の
要部斜視図であり、第1吸着ヘッド搬送部3は基体ベー
ス14の上部に取り付けられており、第1吸着ヘッド部
2をブラケット404などを介して上部に搭載可能であ
り、移動は左右のX方向のみ可能である。第1吸着ヘッ
ド搬送部3の駆動機構の構成はサーボモータ401、サ
ーボモータ401で回転駆動されるボールネジ402、
およびボールネジ402の回転で直線動作するブラケッ
ト404を搭載し摺動させる直線移動ガイド403によ
り構成され、X方向駆動本体405に取り付け組立てら
れており、高速で精密な位置決めが可能である。
【0096】なお駆動源および駆動機構はサーボモータ
401、ボールネジ402、直線移動ガイド403で構
成した例を説明したが、他の駆動源および駆動機構、例
えば駆動源としてはシリンダ、パルスモータなどの他の
種類の駆動モータなど、駆動機構としてはラック&ピニ
オン、ワイヤー、ボールネジと直線移動ガイドとタイミ
ングプーリとタイミングベルトなどを使用してもよい。
【0097】また、前記で説明した第2吸着ヘッド搬送
部7と同様の構成および方法により左右のX方向、前後
のY方向へも移動可能とすれば空間を有効的に利用で
き、装置の小型化が可能となる。
【0098】次に電子部品位置決め部と電子部品位置決
め機構について図13〜図16を用いて説明する。
【0099】図13は同電子部品位置決め機構の要部分
解斜視図、図14(a)(b)は同電子部品位置決め機
構の要部正面断面図と同側面断面図、図15および図1
6は同電子部品位置決め機構を複数個配列した電子部品
位置決め部の構成要部斜視図である。
【0100】図13〜図16において501は電子部品
15を保持して位置決めする爪、502と503は対向
して配置された第1の一対のレバーであり、それぞれ先
端部に前記の爪501を結合すると共にレバー支点部5
02a,503aを支点にして揺動することにより爪5
01が開閉するようになっている。
【0101】504と505は前記の第1の一対のレバ
ー502,503と直交して配設された第2の一対のレ
バーであり、対向して配置されると共に先端部に爪50
1をそれぞれ結合した第1の一対のレバー502,50
3と同様の構成となっている。
【0102】506は前記の第1の一対のレバー50
2,503ならびに第2の一対のレバー504,505
にそれぞれ組み込まれて各々対向する爪501が閉じる
方向に一対のレバー502,503と一対のレバー50
4,505を付勢するバネである。507は前記のレバ
ー503,505に当接して外部からの動力を伝達する
ベアリング、508はこのベアリング507を装着して
上下の動作を行うピストン、509はこのピストン50
8の上下の移動動作を案内するガイド、510はこれら
の部品を配置結合し背圧エアーを供給する配管である孔
515を設けた電子部品位置決め機構20の本体、51
1は外部動力を前記のピストン508に伝達するための
プレートである。
【0103】また、図15において512は複数の電子
部品位置決め機構20を取り付けるための取り付けプレ
ート、513は前記のプレート511を上下の移動動作
をさせるためのシリンダ、514は電子部品位置決め機
構20を取り付けプレート512に固定するためのネジ
である。
【0104】このように構成された電子部品位置決め部
4および電子部品位置決め機構20は図14(a)
(b)の状態から外部動力であるシリンダ513が降下
することにより、プレート511を介して電子部品位置
決め機構20の本体510の下部に組み込まれたピスト
ン508、およびこのピストン508の上端に組み込ま
れたベアリング507が降下する。このベアリング50
7が降下することによりベアリング507が当接してい
たレバー503,505から離れ、このために直交して
配設された2組の一対のレバー502,503と同レバ
ー504,505は、バネ506の付勢力によってレバ
ー支点部502a,503aを支点にして下端部が外方
向へ押し拡げられるように移動する。
【0105】従って、各レバー502,503,50
4,505の先端部に結合された爪501は対向した爪
501同士が互いに接近する方向(中心方向)へ移動す
る。
【0106】このように爪501の移動を利用して各爪
501の間に電子部品15を供給し、前記の動作を行う
ことにより4つの爪501により電子部品15を保持す
ると共に位置決めを行うのである。
【0107】なお、取り付けプレート512は取り付け
プレート512への電子部品位置決め機構20の取り付
けピッチを共有化することにより、図15および図16
に示すように、異なる種類や複数の電子部品位置決め機
構20を短時間で取り付けおよび取り外しすることがで
きる。例えば図15はキャリアテープ101の幅寸法J
が8mm用の電子部品位置決め機構20を8個取り付け
ているが、図16はキャリアテープ101の幅寸法Jが
8mm用の電子部品位置決め機構20を6個、幅寸法J
が16mm用の電子部品位置決め機構20を1個取り付
けているのである。
【0108】このように本発明の実施の形態では、電子
部品位置決め機構20を交換することで電子部品15の
形状、大きさに関係なく基板19への電子部品15の装
着が可能となるのである。
【0109】また電子部品位置決め機構20の本体51
0の上方の電子部品15を位置決め保持する部分に孔5
15があけられているが、この孔515は電子部品15
などのワーク吸着用の真空およびワーク取り出し用の背
圧エアーを外部のK方向より供給している配管であり、
ワークの吸着、受け取り、受け渡しおよび不具合品の排
出に補助的な役目をしている。
【0110】また、電子部品位置決め部4の電子部品位
置決め機構20の開閉の駆動源としてシリンダ513で
構成した例で説明したが、他の駆動源および駆動機構、
例えば駆動源としてはモータ、駆動機構としてはカム、
ラック&ピニオンなどを使用してもよい。
【0111】次に電子部品位置決め搬送部について図1
7を用いて説明する。図17は同電子部品位置決め搬送
部の要部斜視図であり、電子部品位置決め部4すなわち
複数の電子部品位置決め機構20を取り付け、ロッド棒
605に結合されたプレート601をシリンダ602の
駆動力によるロッド棒605の動作により、基体ベース
14に設置したブラケット603に固定している直線移
動ガイド604を介して上下に摺動して移動する機構と
なっている。
【0112】なお電子部品位置決め部4を上下に移動す
る駆動源としてシリンダ602を例として説明したが、
他の駆動源および駆動機構、例えば駆動源としてはモー
タなど、駆動機構としてはボールネジまたはラック&ピ
ニオンなどを使用してもよい。
【0113】また図17には示されていないが、電子部
品位置決め部4より電子部品15を排出する手段とし
て、電子部品位置決め部4の上方に電子部品15を排出
する時のみブロアまたは真空源などが配管された排出機
構が移動してくるようになっており、不要あるいは不具
合の電子部品15を排出できるようになっている。
【0114】次に第2吸着ヘッド搬送部について図18
を用いて説明する。図18は同第2吸着ヘッド搬送部の
要部斜視図であり、701はY方向駆動部本体、702
はX方向駆動部本体、703,708はサーボモータ、
704,709はサーボモータ703,708で回転駆
動されるボールネジ、705は直線移動ガイド、70
6,710はサーボモータ703,708の回転軸に結
合したタイミングプーリ、707はタイミングプーリ7
06とタイミングプーリ710に懸架されたタイミング
ベルトである。
【0115】第2吸着ヘッド搬送部7は天井ベース13
の下方に取り付けられており、第2吸着ヘッド部6をブ
ラケットなどを介して下部に搭載可能であり、X方向お
よびY方向に移動可能となっている。
【0116】第2吸着ヘッド搬送部7はY方向駆動部本
体701とX方向駆動部本体702に分解でき、上部よ
り天井ベース13、Y方向駆動部本体701、それと直
交したX方向駆動部本体702、第2吸着ヘッド部6と
いう順で構成されている。
【0117】Y方向駆動部本体701の構成は、ブラケ
ット404に代えて天井ベース13の下部にY方向駆動
部本体701が取り付けられていることを除けば第1吸
着ヘッド搬送部3と同様である。またX方向駆動部本体
702の構成はY方向駆動部本体701と、その構成の
サーボモータ703の回転動力を直接ボールネジ704
に伝達するのでなく、サーボモータ708の回転動力を
タイミングプーリ706,710とタイミングベルト7
07を介してボールネジ709に回転動力を伝達する構
成以外は同じである。
【0118】なお、駆動源および駆動機構は第1吸着ヘ
ッド搬送部3で説明したのと同様に他の駆動源および駆
動機構、例えば駆動源としてはシリンダ、パルスモータ
などの他の種類の駆動モータ、駆動機構としてはラック
&ピニオン、ワイヤーなどとしてもよい。
【0119】次に検査部について図19、図20を用い
て説明する。図19は同検査部の要部斜視図であり、図
20は同検査部の受光部の正常範囲と異常範囲の判定方
法を示す概念図である。
【0120】凹部切り欠き部を持つ検査部本体803は
ブラケットなどを介して天井ベース13に取り付けられ
ており、第2吸着ヘッド搬送部7により検査部本体80
3の凹部切り欠き部に対向して設けられ可視光線や赤外
線などを発光する発光部801と、受光部802の間の
光軸を通過したノズル18に吸着された電子部品15
は、ノズル毎にその有無などを検査され検査結果は制御
部21へ送信される。
【0121】受光部802は受光範囲を高さ方向(上下
のZ方向)に細分化して発光部801よりの光線を受光
できる機能を有しており、電子部品15の有無および吸
着ミスによる立ち、傾きなどを検出できる。従って図2
0に示すように、受光部802の断光と受光の境界があ
らかじめ制御部21に入力されたデータの正常の範囲に
入っておれば正常であり、それ以外の異常の範囲であれ
ば異常である(境界が正常より上方の場合は電子部品1
5の吸着ミスまたは90度反転して吸着、境界が正常よ
り下方の場合は電子部品15の立ちなどである)。
【0122】断光と受光の境界による判定の結果、異常
があれば異常のある電子部品15を廃棄ボックスに廃棄
し、電子部品15の供給を再び行う指示を制御部21か
ら電子部品供給部1へ出すのである。
【0123】なお電子部品15の装着の品質に問題が発
生しない場合は、分解能を低くするか、電子部品15の
有無を検出するセンサのみにすれば安価となる。
【0124】次に基板位置決め部について図21を用い
て説明する。図21は基板位置決め部の要部斜視図であ
り、基板19を搭載するテーブル901と、テーブル9
01の上面に設けた基板19を位置決めする複数の位置
決めピン902と、テーブル901を直線移動ガイド9
04を介して上下移動の駆動を行うロッド棒905を持
つシリンダ903で構成され、基板19に設けた位置決
め孔906に位置決めピン902を下方より挿入するこ
とによりテーブル901の所定箇所に位置決めし保持す
るのである。
【0125】なおテーブル901の上下移動の駆動をロ
ッド棒905を持つシリンダ903で構成した例で説明
したが、他の駆動源および駆動機構、例えば駆動源とし
てモータなど、駆動機構としてカム、ラック&ピニオン
などを用いてもよく、また前記の構成とは別の手段を用
いても基板19が所定箇所に位置決めされ保持できれば
よい。
【0126】なお本発明の実施の形態では振動による電
子部品15の基板19への装着精度の低下を防止するた
めに、第2吸着ヘッド部6、検査部8および基板位置決
め部9は天井ベース13にブロックなどを介して取り付
けてある。
【0127】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子部品
の装着にともなう工程を各構成部が分担すると共に、吸
着時に複数のノズルで電子部品の吸着、受け渡し、およ
び搬送を同時に行い、かつ制御部で各構成部を同期させ
て制御することにより、電子部品の1点あたりに要する
実装時間は大幅に短縮され、また、電子部品を吸着した
各吸着ヘッドが基板の上部の任意位置へ移動可能であ
り、基板を移動させる必要がないため装置の小型化が実
現できる。
【0128】また、吸着ヘッド搬送部が稼動中であって
も電子部品を供給するカセットの着脱が可能であり、材
料の供給時間および複数個の電子部品を供給するカセッ
トを交換する時間も大幅に短縮でき、稼動率の向上が図
れるなど、低コストで小型で稼動率が高く、高速で多様
な形状の電子部品の装着が可能な電子部品装着装置が実
現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電子部品装着装
置の全体構成を示す斜視図
【図2】同カセットの全体構成を示す斜視図
【図3】同正面図
【図4】同要部斜視図
【図5】同電子部品供給部の全体構成を示す斜視図
【図6】同カセットを電子部品供給部に取り付けた状態
を示す要部正面図
【図7】同要部側面図
【図8】同要部側面図
【図9】同代表的な表面実装対応の電子部品の斜視図
【図10】同テーピング電子部品を収納した状態を示す
斜視図
【図11】同第1吸着ヘッド部の要部斜視図
【図12】同第1吸着ヘッド搬送部の要部斜視図
【図13】同電子部品位置決め機構の要部分解斜視図
【図14】(a)同電子部品位置決め機構の要部正面断
面図 (b)同要部側面断面図
【図15】同電子部品位置決め機構を複数配列した電子
部品位置決め部の要部斜視図
【図16】同電子部品位置決め機構を複数配列した他の
電子部品位置決め部の要部斜視図
【図17】同電子部品位置決め搬送部の要部斜視図
【図18】同第2吸着ヘッド搬送部の要部斜視図
【図19】同検査部の要部斜視図
【図20】同検査部の受光部の正常範囲と異常範囲の判
定方法を示す概念図
【図21】同基板位置決め部の要部斜視図
【図22】従来のロボット方式の汎用装着装置の全体構
成を示す斜視図
【図23】従来のロータリ方式の超高速装着機の要部斜
視図
【符号の説明】
1 電子部品供給部 2 第1吸着ヘッド部 3 第1吸着ヘッド搬送部 4 電子部品位置決め部 5 電子部品位置決め搬送部 6 第2吸着ヘッド部 7 第2吸着ヘッド搬送部 8 検査部 9 基板位置決め部 10 基板搬送部 11 基体 12 本体フレーム 13 天井ベース 14 基体ベース 15 電子部品 16 カセット 17 ノズル 18 ノズル 19 基板 20 電子部品位置決め機構 21 制御部 101,101a,101b キャリアテープ 102 送り孔 103 トップカバーテープ 104,104a,104b 装着穴 105 収納リール 106 ボトムテープ 107 テープガイド 108 ラチェットギア 109 キャリアテープ送りギア 110 巻き取りリール 111 送りレバー 112 引っ張りバネ 113 シャッタ 114 リンク 115 テープカバー 116 ピン 117 送り用ラチェットレバー 118 支点軸 119 ラチェット爪 120 支点軸 121 揺動レバー 122 連結ピン 123 巻き取り用ラチェットレバー 124 連結棒 125 回転軸 126 支点軸 127 巻き取り用ラチェット爪 128 巻き取り用ラチェット 129 引っ張りバネ 130 本体カバー 131 支点軸 132 板バネ 133 逆転防止爪 134 逆転防止爪 135 支点軸 136 本体フレーム 137 位置決めプレート 138 位置決めピン 139 板バネ 140 動力伝達レバー 141 支点軸 142 位置決め解除用レバー 143 引っ張りバネ 144 ガイド 145 ブッシュ 146 孔 147 前側ガイド用ブロック 148 後側ガイド用ブロック 149 位置決めブロック 150 ベアリング 151 動力伝達レバー 152 回転軸 153 ロットエンド 154 シリンダ 155 ブロック 156 位置決めピン 157 ブッシュ 158 位置決めブロック 159 光電管投光部A 160 光電管受光部A 161 光電管投光部B 162 光電管受光部B 163 圧縮バネ 164 ピン 165 プレート 166 スペーサ 167 アングル 168 ポール 169 ブロック 301 クランク 302 電磁ソレノイド 303 段付シャフト 304 従動プーリ 305 上下モータ 306 回転モータ 307 駆動プーリ 308 ベルト 309 フック 310 スライドテーブル 311 ヘッド 401 サーボモータ 402 ボールネジ 403 直線移動ガイド 404 ブラケット 405 X方向駆動本体 501 爪 502,503,504,505 レバー 502a,503a,504a,505a レバー支点
部 506 バネ 507 ベアリング 508 ピストン 509 ガイド 510 本体 511 プレート 512 取り付けプレート 513 シリンダ 514 ネジ 515 孔 601 プレート 602 シリンダ 603 ブラケット 604 直線移動ガイド 605 ロッド棒 701 Y方向駆動部本体 702 X方向駆動部本体 703,708 サーボモータ 704,709 ボールネジ 705 直線移動ガイド 706,710 タイミングプーリ 707 タイミングベルト 801 発光部 802 受光部 803 検査部本体 901 テーブル 902 位置決めピン 903 シリンダ 904 直線移動ガイド 905 ロッド棒 906 位置決め孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を順次供給可能なカセットを複
    数個隣接配置した電子部品供給部と、複数本のノズルを
    備えて上記電子部品供給部より供給される電子部品を吸
    着する第1吸着ヘッド部と、この第1吸着ヘッド部を電
    子部品供給部より電子部品位置決め部まで搬送する第1
    吸着ヘッド搬送部と、この第1吸着ヘッド搬送部により
    搬送された電子部品を位置決めして保持する電子部品位
    置決め部と、複数本のノズルを備えて上記電子部品位置
    決め部に位置決め保持された電子部品を吸着する第2吸
    着ヘッド部と、この第2吸着ヘッド部を任意の位置まで
    移動可能な第2吸着ヘッド搬送部と、電子部品を装着す
    る基板を位置決めする基板位置決め部からなる電子部品
    装着装置。
  2. 【請求項2】 電子部品を装着する基板を基板位置決め
    部へ搬入し、電子部品を装着した基板を基板位置決め部
    より搬出する基板搬送部を設けた請求項1記載の電子部
    品装着装置。
  3. 【請求項3】 第2吸着ヘッド搬送部の移動経路の途中
    に、第2吸着ヘッドのノズルにより搬送される電子部品
    の吸着の有無を検出、あるいは検出結果に基づいて吸着
    動作を制御する検査部を設けた請求項1もしくは2記載
    の電子部品装着装置。
  4. 【請求項4】 第1吸着ヘッド搬送部あるいは第1吸着
    ヘッドが稼動中であっても電子部品を順次供給可能なカ
    セットを着脱自在とした請求項1〜3いずれか一つ記載
    の電子部品装着装置。
  5. 【請求項5】 電子部品位置決め部が任意の位置へ移動
    可能な電子部品位置決め搬送部を設けた請求項1〜4い
    ずれか一つ記載の電子部品装着装置。
  6. 【請求項6】 第1吸着ヘッド部が電子部品供給部より
    供給される電子部品を複数個同時に吸着できるものであ
    る請求項1〜5いずれか一つ記載の電子部品装着装置。
  7. 【請求項7】 電子部品を順次供給可能なカセットを複
    数個隣接配置した電子部品供給部に代えて、電子部品を
    複数個配列可能なトレイと、このトレイを任意の位置へ
    移動可能な電子部品供給部とした請求項1〜6いずれか
    一つ記載の電子部品装着装置。
  8. 【請求項8】 電子部品を複数個配列可能なトレイと、
    このトレイを任意の位置へ移動可能な電子部品供給部を
    設けた請求項1〜6いずれか一つ記載の電子部品装着装
    置。
  9. 【請求項9】 電子部品供給部に供給される電子部品の
    有無を検出、あるいは検出結果に基づいて吸着動作を制
    御する検査部を設けた請求項1〜8いずれか一つ記載の
    電子部品装着装置。
  10. 【請求項10】 電子部品装着装置を構成する各構成部
    の動作の同期を取るための制御部を設けた請求項1〜9
    いずれか一つ記載の電子部品装着装置。
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