JP2002214290A - Icハンドリング及びテーピング装置 - Google Patents

Icハンドリング及びテーピング装置

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JP2002214290A
JP2002214290A JP2001013388A JP2001013388A JP2002214290A JP 2002214290 A JP2002214290 A JP 2002214290A JP 2001013388 A JP2001013388 A JP 2001013388A JP 2001013388 A JP2001013388 A JP 2001013388A JP 2002214290 A JP2002214290 A JP 2002214290A
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rail
taping
carrier tape
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Osamu Yokota
修 横田
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HEIWA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイナルテスト工程とテーピング工程で
は、セット作業が重複しロスが生じる。ファイナルテス
ト工程では、電気検査ステーションの台数により処理能
力が左右されるが、現実的に増設できない問題がある。 【解決手段】 電気検査ステーションの電気検査完了垂
直レールから検査結果によって分類する傾斜付き各分類
レールへ検査済ICを搬送するレール傾斜変更機構、レ
ール方向回転変換機構及びスライド位置決め機構を備え
た分配装置を設けたICハンドリング装置から、該分配
装置によって分配されるテーピングレールを備える。ま
た、複数のICを収納したチューブから電気検査ソケッ
ト部へのIC供給機構を備えた電気検査ステーション
に、該供給機構を増設可能とした増設用ステージを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC製造装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、IC製造工程において、電気
的検査を行うファイナルテスト装置とテープ状に包装す
るテーピング装置は個別で稼働させている。又、ファイ
ナルテスト装置の一部であるハンドリング装置では、電
気検査ステーション台数の仕様は導入時の台数で固定と
なっている。
【0003】テーピング装置においては、IC収納用キ
ャリアテープのピッチ送り機構としてローラー上に送り
位置決めピンを打ち込むピンホイール仕様としている。
そして、外観検査機付き装置でのキャリアテープ内IC
リード外観検査では、リード表面画像取り込み方式で行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファイナルテスト完了
品をテーピング工程へ搬送し処理する場合、半製品を装
置へセットする作業と、フアイナルテスト工程でのハン
ドリング装置へのセット作業とが、重複することになり
作業及び工期面でのロスが発生していた。
【0005】ファイナルテスト工程におけるハンドリン
グ装置での電気検査ステーションの台数により、処理能
力が大きく左右されるが、装置導入時の検査ステーショ
ン台数の変更は大改造を伴う。従って、現実的には新た
なハンドリング装置が必要となり、導入納期及び費用面
で問題となっていた。
【0006】ハンドリング装置における各電気検査ステ
ーションで、検査ソケットへのICセット及び該検査ソ
ケットからの排出速度が、電気検査処理数に大きく影響
する為、より高速で行う方式が要求されていた。
【0007】ハンドリング装置において、電気検査完了
した良品及び不良ICを所定の収納チューブやテーピン
グ前レールへ分配搬送する場合、湾曲したR付きレール
を使用している為、レール製作コストやIC移動時に引
っ掛かるなどトラブルの原因になっていた。また、分配
搬送先へのIC方向を自由に設定出来る機構が要求され
ていた。
【0008】テーピング装置において、IC供給傾斜レ
ールよりキャリアテープ内へ挿入する機構とテープ内外
観検査時の排出不良処理機構が別であると共に各機構も
複雑な為、簡単な機構による共用装置の要望があった。
【0009】テーピング装置において、最も部品製作精
度が要求されるキャリアテープ送りや位置決め用にピン
ホイールを使用していた為、当部品製作コストの他、テ
ープ送り過負荷トラブル時にピンホイールのピンによっ
てキャリアテープの送り穴を変形させる問題があった。
【0010】テーピング装置において、キャリアテープ
内に挿入したICのリード外観検査を行う場合、リード
表面画像で行っていることから、リード表面状態やポケ
ット側面へのリード先端写り込み等により、リード外観
検査精度や外観検査歩留まり等が問題となっていた。
【0011】テーピング装置の封止用カバーテープ供給
部において高速安定供給する場合、カバーテープリール
のオーバーランによるテープたわみ防止の為、カバーテ
ープ供給機構が複雑になり小型化及びコスト面で問題を
有していた。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴としては、IC製造の後工程に行われるフ
ァイナルテスト工程におけるICハンドリング装置とテ
ーピング装置を連結する。該ICハンドリング装置にお
ける電気検査ステーションの初期仕様として1列若しく
は2列設置した構造とし、1列単位で増設可能なスペー
スを設ける。通常、増設可能台数は小型化する場合で2
列、一般的装置サイズの場合は4列程度の増設は可能で
ある。
【0013】また、各電気検査ステーシヨンでの検査ソ
ケットへのIC搬送と該ソケットからのIC排出動作を
高速化する為、電気検査開始と同時にICストッパーを
上昇させる構造にしている。これは、ICストッパーを
検査中ICを乗り越えるようにスライドさせ、第一上レ
ール近くまで移動した後復帰させる。そして、次に検査
するICを切り出し第一レールへ供給し、検査完了と同
時にそのままICストッパーを検査ソケット部へスライ
ド移動させることで、検査完了ICの排出と次検査IC
のセットを同時に行うようにしている。
【0014】各電気検査完了レールに搬送されたICを
1台の直線レールで所定の傾斜レールへ分配搬送する
為、垂直方向で受け取ったICをレール傾斜角変更機構
と自由に設定出来る回転機構及びスライド機構を備えた
分配装置を設けている。この分配装置により、IC搬送
方向も自由に設定でき、なおかつR付きレールを使用し
ない為、安定搬送を行う事が可能となる。
【0015】テーピング装置においては、IC供給傾斜
レールより1個単位でスイング切りだしアーム先端の吸
着パッドで吸着し、キャリアテープ上まで搬送する。次
にX軸上に設置したZ軸先端の吸着パッドで吸着横移動
後、テープポケット内への下降挿入動作を行う。また、
外観検査不良発生時は、テープポケット内より不良品処
理レールへの排出動作や排出後のIC抜けテープポケッ
トへの外観検査前ICのセット等全てこの機構を共用す
ることで実現している。
【0016】テーピング装置では、さらに2組の光セン
サーを設けている。光センサーは、キャリアテープのポ
ケット部を2相信号として取り込める位置に設置し、ピ
ッチ送り回数を管理する。そしてこれと同時にキャリア
テープの位置決め穴を検出して、所定位置にキャリアテ
ープが移動した時、送りモータ停止と同時にテープクラ
ンプブレーキ機構により位置決め後のテープずれ防止を
図っている。
【0017】テーピング装置の外観検査部においては、
リード外観検査を行う場合、真上からの検査用カメラに
対してリード部画像に影響しないIC吸着上昇機構によ
り所定の位置まで上昇させる。これにより、照明による
キャリアテープからの反射をバック照明としたリード投
影画像を取り込むことができ、リード表面状態やテープ
側面へのリード先端写り込み等の影響を受けず安定検査
が可能となる。
【0018】テーピング装置において、キャリアテープ
上に封止用カバーテープを高速で安定的に熱接着する場
合、カバーテープへのバックテンションの加え方が重要
となる。このため、敏速なカバーテープの供給が必要と
なることから、加速及び減速スピードを自由に設定出来
るモーターでカバーテープリールセット部へベルト駆動
する構造にしている。これにより、カバーテープ供給時
に速やかに加速供給した後、カバーテープリールのオー
バーラン防止の為の減速供給を行うことで、高速安定供
給を可能にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係る電気検査用ハンドリ
ング装置1とテーピング装置51とを結合した全体図を
表している。その中で点線で示す電気検査ステーション
増設部6と表記している場所が、必要に応じて簡単に取
り付けて増設できる機械加工済みのスペースである。増
設必要部品は、電気検査前レール3・検査部レール4・
検査完了レール5でその他は全て現行の機構を共用する
ことで実現可能としている。又電気検査ハンドリング装
置1としてのみの使用も可能であるが、テーピング装置
51を結合することで、電気検査からテーピング工程ま
でを一貫して行うことで作業効率の良い稼働を行うこと
ができる。
【0021】先ず、IC製造後の最終電気検査装置であ
るファイナルテスト装置への、IC供給の実施の形態の
一例を図2に示す。同図(a)のようにIC供給部31
に検査に供する複数のICを収納した供給用チューブ3
2を装填する。供給用チューブ32は、チューブクラン
パ33に押し込まれて支持され(同図(b))、同図
(c)のように該チューブクランパ33が回動して電気
検査ステーション2の電気検査前レール3に移送され、
ICの供給が行われる。空になった供給用チューブ32
は、同図(d)のようにチューブクランパ33で元の位
置に戻されて排出される。
【0022】図3の(a)乃至(d)は、電気検査ステ
ーション2でのICの高速ハンドリング方法の手順を示
したものである。先ず、検査開始時の(a)の状態から
説明する。ICのパッケージを検査部レール4で挟み込
んだ状態でソケット7へ挿入して電気検査を開始する。
これと同時にストッパー8が検査中ICを乗り越える形
で上部に移動する。(b)はその時検査前セパレータ9
が作動して、次検査ICが2分割された下側上レール4
1の端に当たって停止した様子を示している。又(c)
では、電気検査が終了して検査部レール4全体が右に移
動し、検査完了ICがソケット7から外される。右端で
は、検査部レール4間にクランプされていた検査完了I
Cがフリーとなり、検査完了レール5まで落下すると同
時に、次検査ICもストッパー8まで落下した様子を示
している。そして、(d)に示すようにストッパー8が
そのまま下方に移動し、ソケット7の挿入部で停止する
ことで(a)への移動準備が完了する。以上一連の動き
は、電気検査中に次検査ICをソケット7付近まで事前
に移動させ、電気検査完了時に完了ICの排出及び次検
査ICのソケット7までの移動を同時に行うことによ
り、高速でIC入れ替え動作が実現することができる。
【0023】検査完了レール5に送られたICは、検査
結果に応じて各種分類レール10に振り分けられる。図
4は、その分配装置11の実施の形態の一例を示すもの
で、同図(a)は電気検査完了レール5のICを垂直状
態で受け取る状態を示している。(b)と(c)は、分
配装置11のIC進行方向合わせ及び搬送先傾斜レール
角度合わせの傾斜角変更動作を示している。この傾斜変
更機構は、回転テーブル上に設置している為、図5で示
す様に分類レール10の配置が90度異なる場合でも対
応可能である。各レールの位置合わせはスライド位置決
め機構により、傾斜及び回転機構と合わせて同時高速動
作にて所定レールへの分配が行われる。本例で示す分類
レール10は、良品、不良品、再検査の3種に分類し、
良品の場合、電気検査だけの場合とテーピングする場合
のテーピングレール52に分けている。
【0024】良品のICをテーピングする場合、図6に
示すように傾斜したテーピングレール52に分配された
ICをキャリアテープ53の挿入ポケット54の真上ま
で搬送する。これは、先ずテーピングレール52の下方
より2個目のICをストッパー55で固定し、ICを一
個単位で吸着スイングアーム56によって搬送し、挿入
機構による挿入動作が行われる。この時、図7で示す様
に切り出し位置と挿入位置はX軸上の異なる場所である
が、この動作はX軸スライド位置決め機構57と上下駆
動機構58とで行われる。同じくX軸上には、外観不良
排出位置や外観検査位置があるが、これらのIC入れ替
え及び排出動作もX軸スライド位置決め機構57及び上
下駆動機構58で共用して処理している。
【0025】テープ送り量や位置管理は、図8に示すよ
うに2組のエリアセンサS1、S2を使用し、キャリア
テープ53のポケット54側面に対し位相差90度の2
相信号を発生させて、検出している。テープポケット5
4間の隙間距離はポケット54と比較して数分の1程度
と狭い為、そのままのポケット検出信号では安定した2
相信号は得られないことから、検出信号のオン及びオフ
時間の割合が図中のA及びBの様にほぼ同一となる様各
エリアセンサ前のスリット板59の幅を設定する。そし
て、図中のCに相当する位相差90度を得る為、各エリ
アセンサS1、S2間距離を設定することで2相信号カ
ウンターへの入力信号を得ることが出来る。
【0026】図9は、キャリアテープ位置決め機構の様
子を示したもので、送りスタート信号により加減速モー
ターが起動後減速状態となり、図8で説明したテープ送
り管理方法で1ピッチ送りしたことを確認した後レーザ
ーセンサ60による最終位置決め位置を検出して送りモ
ータ停止及びテープクランプブレーキ機構61を作動さ
せテープ位置決めを完了する。
【0027】図10は、IC外観検査時使用するLED
照明器62での照射方法に関する説明図であるが、当図
は説明の関係から上下を逆にしている。ここでの実施の
形態は1台のカメラ64で2ヶ所の外観検査を行う場合
である。IC表面外観検査部を4ヶ所の四隅に配したL
ED63で照射する理由の1つとして、リード外観検査
用のIC吸着用上下アーム65先端が障害とならない方
向からの照射が必要である点と、表面外観検査の照度は
リード外観検査に比較して特に必要ないからである。こ
のことから照明器62中央窓の周辺LED63は全てリ
ード外観検査を行うための焦点に合わせて照射してい
る。
【0028】図11はリード外観検査の状態を示すもの
であり、(a)はIC表面外観検査の画像である。
(b)のリード外観検査を行う場合、キャリアテープ5
3内よりICを吸着上下アーム65によりLED照明器
62レベルまで上昇させる。そして、カメラ64の取り
込み画像をテープ53部が真っ白画像となるレベルまで
変更すると、ICリード部と吸着アームの一部が投影画
像として取り込むことが出来る。この画像を計測しリー
ド外観良否判定を行う。
【0029】前述したように、2ヶ所つまりIC表面外
観検査とリード外観検査を1台のカメラ64で検査する
場合の重要ポイントとして、検査物とカメラとの焦点距
離がある。簡単に両検査部での焦点を合わす方法とし
て、まず吸着アーム65先端の待機レベルをIC表面に
極力近いレベルに設定する。次に、カメラ焦点をIC表
面部にセットすると同時に吸着アーム65とカメラ64
を連動させて上下することで両検査時の焦点が一定とな
るようにしている。
【0030】図12は、吸着アーム65の形状と真空配
管に関する説明図であり、先ず(a)で形状について説
明を行う。図中のc寸法は照明器62の四隅からのIC
表面検査用照明の障害とならない最少寸法とし、又b寸
法は真上カメラによる画像取り込み障害とならない最少
寸法に設定している。そして、リード画像に影響しない
方向に向かって画面外まで移動した位置で固定する形状
としている。又IC吸着用真空配管66も同様にリード
画面に影響させないようにするため、屈曲アーム65の
内部にエア吸引孔を設けている。
【0031】図13は、IC吸着アーム65やカメラ6
4の上下動作で使用している高速上下多点位置決め機構
についての説明図である。先ず、エアースライダー67
の役目について説明する。これはエアーシリンダーとス
ライダーとが一体化した機器であり、通常の使用方法は
図の上又は下から圧力空気を供給することでテーブルが
上下に移動する機能を使う。ここでは、スライドテーブ
ル68上に設置した機器の重量を軽量化して小型駆動源
で高速上下移動をさせる働きと、モーター電源オフ時テ
ーブルが落下しない様にする為の役割をさせている。図
中の圧力調整弁69を調整してモーター電源オフ時でも
テーブルが落下しないレベル、つまり少しテーブル68
が上に移動しようとするレベルに設定することになる。
又モーター軸に直接取り付けた上下駆動円盤70上のカ
ムフォロアー71によって、テーブル68に直結してい
る上下駆動板72を作動させることから、移動時のスピ
ードと上端でのターン動作を行う時、モーターを停止さ
せたり逆回転させることなく移動させることができ、タ
ーン動作ロスを無くすことが出来る。
【0032】IC吸着アーム65によるICのキャリア
テープ53内への高速挿入や取り出し機構については、
前述した通りであるが、特に外観検査部でのICの取り
扱いについては重要である。これは、リード外観検査完
了の良品ICをポケット54内へ挿入する時、ポケット
54のエッヂ等とリード部が干渉トラブルを発生してし
まうと、この後外観検査する工程がない為、不良品が混
入することになる。こうしたトラブルを防止する為、ポ
ケット54内からの取り出しと挿入を安定的に行う方法
について図12で説明する。同図(a)のアーム65は
待機している時の高さレベルであり、(b)が吸着高さ
レベルを示している。これはICを上から押しつけない
レベルであり、(c)の挿入高さレベルの方を少し上部
に設定している。その理由は、テープポケット54の側
面は入り口が広くなる方向で傾斜させていることから、
吸着した位置より数ミリ程度上でアーム65の先端を停
止させ、真空オフによる挿入方法を取ることでより安全
に行うことができる。
【0033】図14は、封止用カバーテープ73の高速
安定供給機構の説明図であり、テンションアーム74の
動きを検出する2つのセンサーS3、S4により、供給
動作をコントロールしている状態である。先ず、供給開
始センサーS3がオンとなった時急速に加速供給し、供
給停止センサーS4オンでカバーテープリール75がオ
ーバーランしないなめらかな減速で停止まで作動させ
る。
【0034】
【発明の効果】電気検査ハンドリング装置部について
は、大幅な小型化により、従来装置にない電気検査ステ
ーション増設タイプとしたことや、検査ソケットへの高
速入れ替え機構により、当ハンドリング装置1台当たり
の処理能力を大幅に向上することが出来る。又ICの引
っ掛かりや製作コストが問題となるR付きレールを一切
使用しない為、ハンドリング装置部の稼働率向上及び製
作コストを大幅に改善出来る。この後のテーピング装置
部との連結は、重複作業工数及びIC製造工期の改善に
大きく寄与している。
【0035】テーピング装置部については、従来の様な
複雑なIC挿入ヘッドや個別の外観検査不良処理機構等
を簡単な共用機構とした点と当装置部で最も製作精度と
コストが要求されていたキャリアテープ送り機構のピン
ホイールを使用しない点は装置開発面において画期的で
あるとともにテーピング装置部の製作コストを大幅に改
善できることになる。
【0036】外観検査部においては、従来カバーテープ
手前でのIC表面画像によるリード外観検査が大半であ
って、当方法での問題点は先に説明した通りである。ま
た、一部ではテーピング前傾斜レール部で行われていた
投影画像によるリード外観検査があるが、当然テープポ
ケットへの挿入トラブル等による外観不良混入は避ける
ことができなかった。本発明ではこの点をカバーテープ
手前での投影画像検査を可能としたことで、外観検査精
度と外観検査歩留まりの大幅な改善が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気検査用ハンドリング装置とテ
ーピング装置とを結合した状態の実施の形態の一例を示
す斜視図である。
【図2】(a)乃至(d)は、夫々ハンドリング装置に
検査に供するIC供給の実施の形態の一例を示す概略側
面図である。
【図3】(a)乃至(d)は、夫々ハンドリング装置に
おける電気検査部でのICの入れ替え方法の実施の形態
の一例を示す概略側面図である。
【図4】(a)乃至(c)は、夫々検査完了ICを各種
分類レールに分配するための分配装置の作動状態の実施
の形態の一例を示す概略側面図である。
【図5】分類レールの配置状態の一例を示す概略平面図
である。
【図6】テーピングレール状のICを吸着スイングアー
ムでキャリアテープ上に搬送する場合の実施の形態の一
例を示す概略側面図である。
【図7】X軸スライド位置決め機構と上下駆動機構によ
るキャリアテープへのIC挿入・排出の実施の形態の一
例を示す概略平面図である。
【図8】キャリアテープの送り量や位置管理の実施の形
態の一例を示す概略平面図である。
【図9】キャリアテープの位置決めの実施の形態の一例
を示す概略側面図である。
【図10】IC外観検査におけるカメラ及びLED照明
器の実施の形態の一例を示す概略斜視図である。
【図11】(a)はIC表面外観検査の一例を示す概略
図、(b)はリード外観検査の一例を示す概略図であ
る。
【図12】(a)はIC吸着用上下アームの実施の形態
の一例を示す側面図、(b)はIC吸着時におけるIC
吸着用上下アームの位置レベルを示す側面図、(c)は
IC挿入時におけるIC吸着用上下アームの位置レベル
を示す側面図である。
【図13】IC吸着用上下アーム及びカメラの上下駆動
機構の実施の形態の一例を示す概略側面図である。
【図14】封止用カバーテープの供給機構の実施の形態
の一例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 電気検査用ハンドリング装置 2 電気検査ステーション 3 電気検査前レール 4 検査部レール 41 下側上レール 5 検査完了レール 6 電気検査ステーション増設部 7 ソケット 8 ストッパー 9 セパレータ 10 分類レール 11 分配装置 31 IC供給部 32 供給用チューブ 33 チューブクランパ 51 テーピング装置 52 テーピングレール 53 キャリアテープ 54 ポケット 55 ストッパー 56 吸着スイングアーム 57 X軸スライド位置決め機構 58 上下駆動機構 59 スリット板 60 レーザーセンサ 61 テープクランプブレーキ機構 62 LED照明器 63 LED 64 カメラ 65 IC吸着上下アーム 66 IC吸着用真空配管 67 エアスライダー 68 スライドテーブル 69 圧力調整弁 70 上下駆動円板 71 カムフォロアー 72 上下駆動板 73 封止用カバーテープ 74 テンションアーム 75 カバーテープリール S1〜S2 センサ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IC製造の後工程における、複数のIC
    を収納したチューブから各ICをレール上に取り出し電
    気検査ソケット部への供給機構を備えたファイナルテス
    ト装置において、該供給機構を備えた電気検査ステーシ
    ョンの増設部を設けたことを特徴とするICハンドリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 IC製造の後工程におけるファイナルテ
    スト装置の、複数のICを収納したチューブから各IC
    をレール上に取り出し電気検査ソケット部への供給機構
    を備えた電気検査ステーションにおいて、該供給機構の
    電気検査部レールは、上レールを2分割すると共にスラ
    イド可能に支持したICストッパーを設け、電気検査中
    に次検査ICを検査ソケット付近に受け入れ、検査終了
    時に該ICストッパーをスライドして検査済ICの排出
    と該次検査ICのソケット上への移動を同時に行う機構
    としたことを特徴とするICハンドリング装置。
  3. 【請求項3】 IC製造の後工程におけるファイナルテ
    スト装置において、複数のICを収納したチューブから
    各ICをレール上に取り出し電気検査ソケット部への供
    給機構を備えた電気検査ステーションの、電気検査完了
    垂直レールから、検査結果によって分類する傾斜付き各
    分類レールへ検査済ICを搬送するものであって、レー
    ル傾斜変更機構、レール方向回転変換機構及びスライド
    位置決め機構を備えた分配装置を設けたことを特徴とす
    るICハンドリング装置。
  4. 【請求項4】 IC製造の後工程におけるファイナルテ
    スト装置における、複数のICを収納したチューブから
    各ICをレール上に取り出し電気検査ソケット部への供
    給機構を備えた電気検査ステーションの電気検査完了垂
    直レールから検査結果によって分類する傾斜付き各分類
    レールへ検査済ICを搬送するレール傾斜変更機構、レ
    ール方向回転変換機構及びスライド位置決め機構を備え
    た分配装置を設けたICハンドリング装置に隣接して設
    置するものであって、複数のICをキャリアテープに包
    装する装置であり、該分配装置によって分配されるテー
    ピングレールを備えたことを特徴とするテーピング装
    置。
  5. 【請求項5】 テーピングレールから一個単位でキャリ
    アテープ上にICを搬送するスイング切り出し機構とX
    軸位置決め機構上にZ軸の上下位置決め機構を設けたI
    C挿入及び外観不良排出共用機構を設けたものである請
    求項4記載のテーピング装置。
  6. 【請求項6】 IC上下移動を行うIC挿入及び排出機
    構は、エアースライド上下機構とカムフォロアーによる
    位置決めモータ直接駆動機構とで構成した上下位置決め
    搬送装置である請求項5記載のテーピング装置。
  7. 【請求項7】 キャリアテープのIC挿入及び排出機構
    は、排出時の高さに対し、挿入時の高さを高くしたもの
    である請求項5記載のテーピング装置。
  8. 【請求項8】 キャリアテープの個々のICを収納する
    ポケット部を検出する2組のセンサーによる2相信号で
    テープ移動管理を行い、加減速モータによるピン無しキ
    ャリアテープ送り機構を設けたものである請求項5記載
    のテーピング装置。
  9. 【請求項9】 キャリアテープ位置決め穴を検出する光
    センサーと位置決め及び位置ズレ防止用テープクランプ
    ブレーキ機構とによる加減速テープ位置決め装置を設け
    たものである請求項5記載のテーピング装置。
  10. 【請求項10】 キャリアテープ上に熱接着する封止用
    カバーテープの供給機構に加減速モーターを使用したも
    のである請求項5記載のテーピング装置。
  11. 【請求項11】 テーピング工程におけるキャリアテー
    プのポケット内ICを外観検査する装置であって、一の
    ICとこれに隣接するICの2ヶ所の焦点を照射するL
    ED照明装置を設けたことを特徴とする外観検査装置。
  12. 【請求項12】 キャリアテープ内ICの外観検査部に
    おけるリード曲がり検査を行う場合において、ポケット
    内のICを吸着パッドで吸着し上昇させた後、LED照
    明よるキャリアテープ内面の反射をバック照明とし、リ
    ード部を投影画像として取り込み検査することを特徴と
    する外観検査方法。
  13. 【請求項13】 吸着パッドのアームは、内部にエア吸
    引孔を設けると共に屈曲形状としたものである請求項1
    2記載の外観検査方法。
  14. 【請求項14】 IC上下移動を行う外観検査機構は、
    エアースライド上下機構とカムフォロアーによる位置決
    めモータ直接駆動機構とで構成した上下位置決め搬送装
    置である請求項12記載の外観検査方法。
  15. 【請求項15】 キャリアテープからIC上下移動を行
    う外観検査機構は、排出時の高さに対し、挿入時の高さ
    を高くしたものである請求項12記載の記載の外観検査
    方法。
  16. 【請求項16】 キャリアテープ内ICの外観検査部に
    おけるIC表面検査とリード曲がりを1台のカメラで検
    査する場合において、ポケット内のICを上下動させる
    吸着パッドとカメラを連動することでカメラの焦点距離
    を一定にして検査することを特徴とする外観検査方法。
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