JP2007315794A - 成形容器の検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合等においても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができ、さらに、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなるような成形容器の検査装置および検査方法を提供する。
【解決手段】取出機20は射出成形機10により生成された成形容器Cを回転自在に保持する。この取出機20は、保持された成形容器Cを回転させることができるようになっている。また、搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に、取出機20により回転させられる成形容器Cの縁部Fの検査を行う第1の検査部1および/または当該成形容器Cの外面の検査を行う第2の検査部2が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査装置および検査方法に関し、とりわけ、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができ、さらに、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなるような成形容器の検査装置および検査方法に関する。
従来より、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う様々な検査装置が知られている(例えば、特許文献1,2等参照)。
このような成形容器の検査装置の一例を、図8を用いて説明する。図8は、従来の成形容器の検査装置の構成の概略を示す側面図である。
図8に示すような従来の検査装置は、射出成形機10により生成された成形容器(例えば、成形されたプラスチック製カップ)Cを保持し、この射出成形機10から成形容器Cを取り出すための取出機20と、取出機20に保持された成形容器Cが移し換えられ、この移し換えられた成形容器Cを搬送するための第1の搬送テーブル90と、第1の搬送テーブル90により搬送された成形容器Cが受け渡され、この成形容器Cを更に搬送する第2の搬送テーブル40と、第2の搬送テーブル40により搬送された成形容器Cを保管するための保管台60とを備えている。
以下、このような従来の検査装置の各構成要素について詳述する。
検査装置の検査対象となる成形容器Cは、射出成形機10により生成される。この射出成形機10は、図8に示すように凹形金型部材10aおよび凸形金型部材10bから構成されており、凸形金型部材10bが凹形金型部材10aに向かって移動してこれらの一対の金型部材10a,10bが近接した状態で金型部材10a,10b間の隙間に溶融プラスチック等を射出することにより、開口縁に縁部(フランジ部)Fを有するような成形容器Cが複数生成される。
取出機20は、射出成形機10と第1の搬送テーブル90との間で往復移動自在に設置されている。この取出機20は略板状部材からなり、射出成形機10により一度に生成されるべき成形容器Cと同数の吸盤21を有している。取出機20は、これらの吸盤21により各成形容器Cの底面を保持するようになっている。
第1の搬送テーブル90は、図8に示すようにその上面に成形容器保持具91を有しており、取出機20から第1の搬送テーブル90に移し換えられた各成形容器Cはそれぞれ成形容器保持具91により保持されることとなる。この第1の搬送テーブル90は、第2の搬送テーブル40まで成形容器Cを運搬するようになっている。
第2の搬送テーブル40は、第1の搬送テーブル90と保管台60との間で往復移動自在に設置されている。この第2の搬送テーブル40は略板状部材からなり、射出成形機10により生成されるべき成形容器Cと同数の吸盤41をその下面に有している。第2の搬送テーブル40は、この吸盤41により成形容器Cの底面を保持するようになっている。具体的には、この第2の搬送テーブル40は、まず第1の搬送テーブル90により搬送された成形容器Cを保持し、成形容器Cを保持した状態で最初に検査用固定テーブル50に移動し、一旦保持している成形容器Cを検査用固定テーブル50に下ろす。そして、検査用固定テーブル50において縁部検査器1により成形容器Cの縁部Fの検査が終了した後、再び成形容器Cを保持し、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3が設置された箇所に移動する。そして、これらのカメラ2,3により成形容器Cの外面および内面の検査が行われ、この検査の後に第2の搬送テーブル40は保管台60まで移動する。ここで、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3が設置された箇所から保管台60まで第2の搬送テーブル40が成形容器Cを搬送する際に、この成形容器Cのうち不良品を途中で排出する。最後に、第2の搬送テーブル40は保持している成形容器Cを保管台60上に載置する。
検査用固定テーブル50の表面には、成形容器Cの中空部分と略同一形状である成形容器保持具51が設けられている。この成形容器保持具51は、射出成形機10において生成された成形容器Cの数と同数設けられている。各成形容器保持具51は、検査用固定テーブル50に対して図示しない回転モータにより回転駆動されるようになっている。この検査用固定テーブル50の近傍には、成形容器Cの縁部Fの検査を行う縁部検査器1が設けられている。
外面撮像カメラ2、内面撮像カメラ3およびこれらの撮像用照明(図示せず)は、図8に示すように検査用固定テーブル50と保管台60との間に設置されている。図8では外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3は1つしか示されていないが、実際には外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3は第2の搬送テーブル40の各吸盤41に対応して複数設けられている。
特開平11−292034号公報 特開2002−347066号公報
ここで、図8に示すような従来の方法では、縁部検査器1により成形容器Cの縁部Fの検査を行う際にこの成形容器Cを回転させなければならず、成形容器Cを検査用固定テーブル50上の成形容器保持具51に保持させてこの成形容器保持具51を回転させる必要があった。また、成形容器Cの外面の検査を行う場合においても、この成形容器Cを回転させながら当該外面の撮像を行うことが好ましい。
しかしながら、射出成形機10により生成されるべき成形容器Cの大きさが変更された場合には、その都度、成形容器Cの内面の形状に適合する成形容器保持具51を新たに準備しなければならなかった。このため、成形容器保持具51の製造コストが高くなってしまうという問題があった。また、射出成形機10における成形容器Cの冷却の度合いにより成形容器Cの寸法精度にばらつきが生じた場合には、成形容器Cが成形容器保持具51に嵌らなかったり、あるいは成形容器保持具51への嵌め具合が緩くなったりすることがあり、成形容器Cが回転しないおそれがあるという問題があった。さらに、搬送テーブル40から検査用固定テーブル50への成形容器Cの受け渡しが必要となるので、成形容器Cの移し換え操作の回数が多くなり、合計の検査時間が長くなってしまうとともに成形容器Cの移し換えミスが発生するおそれがあった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができ、さらに、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなるような成形容器の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査装置であって、射出成形機により生成された成形容器を保持し、保持した成形容器を回転させることができる、前記射出成形機から成形容器を取り出すための取出機と、前記取出機に保持された成形容器が移し換えられ、この移し換えられた成形容器を搬送するための搬送部と、前記搬送部により搬送された成形容器を保管するための保管部と、前記搬送部における前記取出機から成形容器が移し換えられる箇所の近傍に設けられ、前記取出機により回転させられる成形容器の縁部の検査を行う第1の検査部と、を備えたことを特徴とする成形容器の検査装置である。
このような成形容器の検査装置によれば、成形容器を検査用固定テーブルに一旦載置してこの検査用固定テーブル上で成形容器を回転させながら第1の検査部により当該成形容器の縁部を検査するような従来の場合と比較して、成形容器の内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器にも対応することができるようになる。このため、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができる。さらに、搬送部から検査用固定テーブルへの成形容器の受け渡しが必要なくなるので、成形容器の移し換え操作の回数が減少し、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機は、成形容器を保持するための吸盤と、当該吸盤を回転させるための回転機構とを有することが好ましい。このことにより、成形容器を吸盤に吸着させてこの吸盤を回転させることにより、取出機から搬送部に成形容器を移し換える前にこの成形容器を確実に回転させることができ、第1の検査部による所望の検査を行うことができるようになる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、前記吸盤を正逆両方向に選択的に回転させることができるようになっていることが好ましい。このことにより、吸盤にエアチューブ等の吸引ラインが接続されている場合には、吸盤を正逆両方向に交互に回転させることにより、この吸引ラインが一方向のみに回転してしまいねじれが生じてしまうといったトラブルの発生を防止することができる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、中空形状のモータからなり、このモータの中空部分に前記吸盤の基端部分が挿入されていることが好ましい。このことにより、回転機構および吸盤の組合せ体の高さを小さくすることができ、取出機自体の薄型化を図ることができる。このため、射出成形機における成形タクト(1回の工程にかかる時間)が短く、一対の金型部材の間の距離が短くなるような射出成形機を用いる場合であっても、取出機を薄型化することによりこの一対の金型部材の間の隙間に当該取出機を移動させることが可能となる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、ロータリシリンダまたはインダクションモータからなることが好ましい。このことにより、回転機構として安価な部材を使用することができる。
本発明は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査装置であって、射出成形機により生成された成形容器を保持し、保持した成形容器を回転させることができる、前記射出成形機から成形容器を取り出すための取出機と、前記取出機に保持された成形容器が移し換えられ、この移し換えられた成形容器を搬送するための搬送部と、前記搬送部により搬送された成形容器を保管するための保管部と、前記搬送部における前記取出機から成形容器が移し換えられる箇所の近傍に設けられ、前記取出機により回転させられる成形容器の外面を撮像して当該外面の検査を行う第2の検査部と、を備えたことを特徴とする成形容器の検査装置である。
このような成形容器の検査装置によれば、成形容器を検査用固定テーブルに一旦載置してこの検査用固定テーブル上で成形容器を回転させながら第2の検査部により当該成形容器の外面を検査するような従来の場合と比較して、成形容器の内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器にも対応することができるようになる。このため、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができる。さらに、搬送部から検査用固定テーブルへの成形容器の受け渡しが必要なくなるので、成形容器の移し換え操作の回数が減少し、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなる。
本発明の成形容器の検査装置においては、射出成形機において、成形容器の外面にラベルが予め付され、前記第2の検査部は、成形容器の外面に付されたラベルの位置を検査することが好ましい。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機は、成形容器を保持するための吸盤と、当該吸盤を回転させるための回転機構とを有することが好ましい。このことにより、成形容器を吸盤に吸着させてこの吸盤を回転させることにより、取出機から搬送部に成形容器を移し換える前にこの成形容器を確実に回転させることができ、第2の検査部による所望の検査を行うことができるようになる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、前記吸盤を正逆両方向に選択的に回転させることができるようになっていることが好ましい。このことにより、吸盤にエアチューブ等の吸引ラインが接続されている場合には、吸盤を正逆両方向に交互に回転させることにより、この吸引ラインが一方向のみに回転してしまいねじれが生じてしまうといったトラブルの発生を防止することができる。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、中空形状のモータからなり、このモータの中空部分に前記吸盤の基端部分が挿入されていることが好ましい。
本発明の成形容器の検査装置においては、前記取出機の回転機構は、サーボモータまたはステッピングモータからなることが好ましい。ここで、第2の検査部により成形容器の外面を撮像して当該外面の検査を行う場合には、この成形容器の回転動作において一時的に所定の位置に停止させる必要があるが、取出機の回転機構がサーボモータまたはステッピングモータから構成されているので、成形容器の位置決めを容易に行うことができ、第2の検査部による成形容器の外面の検査を確実に行うことができるようになる。
本発明は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査方法であって、射出成形機により生成された成形容器を取出機に保持させてこの取出機により射出成形機から成形容器を取り出す工程と、前記取出機を前記射出成形機から搬送部に移動させる工程と、前記取出機に保持された成形容器を前記搬送部に移し換える前に成形容器を回転させ、この回転させられた成形容器の縁部の検査を行う工程と、前記搬送部に移された成形容器を保管部まで搬送する工程と、を備えたことを特徴とする成形容器の検査方法である。
また、本発明は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査方法であって、射出成形機により生成された成形容器を取出機に保持させてこの取出機により射出成形機から成形容器を取り出す工程と、前記取出機を前記射出成形機から搬送部に移動させる工程と、前記取出機に保持された成形容器を前記搬送部に移し換える前に成形容器を回転させ、この回転させられた成形容器の外面を撮像して当該外面の検査を行う工程と、前記搬送部に移された成形容器を保管部まで搬送する工程と、を備えたことを特徴とする成形容器の検査方法である。
このような成形容器の検査方法によれば、成形容器を検査用固定テーブルに一旦載置してこの検査用固定テーブル上で成形容器を回転させながら当該成形容器の縁部および/または外面を検査するような従来の場合と比較して、成形容器の内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器にも対応することができるようになる。このため、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができる。さらに、搬送部から検査用固定テーブルへの成形容器の受け渡しが必要なくなるので、成形容器の移し換え操作の回数が減少し、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなる。
本発明の成形容器の検査方法においては、射出成形機により生成される成形容器には予めラベルが外面に付されており、成形容器の外面の検査を行う際にこの成形容器の外面に付されたラベルの位置を検査するようになっていることが好ましい。
本発明の成形容器の検査装置および検査方法によれば、射出成形機により生成されるべき成形容器の大きさが変更された場合や、射出成形機における成形容器の冷却の度合いにより成形容器の寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器の検査を行うことができ、さらに、検査時間を短くすることができるとともに成形容器の移し換えミスが発生しにくくなる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図7は、本発明による成形容器の検査装置の一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本発明の一の実施の形態における成形容器の検査装置の構成の概略を示す側面図である。また、図2は、図1に示す成形容器の検査装置における、取出機の構成の詳細を示す縦断面図であり、図3は、図2に示す取出機を上方からみた上面図であり、図4は、図2に示す取出機を下方からみた下面図であり、図5は、図2に示す取出機における回転機構および吸盤の構成の詳細を示す縦断面図である。また、図6は、図1に示す成形容器の検査装置における、取出機から搬送コンベアへ成形容器が移し換えられる箇所の構成を示す斜視図であり、図7は、図1に示す成形容器の検査装置における、取出機から搬送コンベアへ成形容器が移し換えられる箇所の構成を示す縦断面図である。
本実施の形態の成形容器の検査装置は、射出成形機により生成された成形容器の検査を行うために用いられるものである。
図1に示すように、本実施の形態における成形容器の検査装置は、射出成形機10により生成された成形容器(例えば、成形されたプラスチック製カップ)Cを回転自在に保持し、この射出成形機10から成形容器Cを取り出すための取出機20と、取出機20に保持された成形容器Cが移し換えられ、この移し換えられた成形容器Cを搬送するための搬送コンベア30と、搬送コンベア30により搬送された成形容器Cが受け渡され、この成形容器Cを更に搬送する搬送テーブル40と、搬送テーブル40により搬送された成形容器Cを保管するための保管台60とを備えている。
また、図1に示すように、搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍には、成形容器Cの縁部Fの検査を行う縁部検査器1、成形容器Cの外面を撮像して当該外面の検査を行う外面撮像カメラ2および成形容器Cの内面を撮像して当該内面の検査を行う内面撮像カメラ3がそれぞれ設けられている。
以下、このような成形容器Cの検査装置の各構成要素について詳述する。
本実施の形態の検査装置の検査対象となる成形容器Cは、射出成形機10により生成される。この射出成形機10は、図1に示すように凹形金型部材10aおよび凸形金型部材10bから構成されており、凸形金型部材10bが凹形金型部材10aに向かって移動してこれらの一対の金型部材10a,10bが近接した状態で金型部材10a,10b間の隙間に溶融プラスチック等を射出することにより、例えばプリンの容器やコップ等のプラスチック製カップからなる、開口縁に縁部(フランジ部)Fを有するような成型容器Cが複数生成される。この際に、凹形金型部材10aの凹部の表面には予め表示ラベル等が貼られており、射出成形機10により成形容器Cが生成されたときにこの表示ラベルも成形容器Cの外面に付着するようになっている。
取出機20は、射出成形機10と搬送コンベア30との間で往復移動自在に設置されている。図2乃至図5に示すように、この取出機20は略板状部材からなり、射出成形機10により生成されるべき成形容器Cと同数の吸盤26および各々の吸盤26を回転させるための複数の回転機構25を有している。取出機20は、この吸盤26により成形容器Cの底面を保持するようになっている。
より具体的に説明すると、図5に示すように回転機構25は中空形状の例えばサーボモータ、ステッピングモータ等から構成されており、このモータの中空部分に吸盤26の基端部分26b(後述)が挿入されている。また、回転機構25は、例えば信号コードおよび電力供給コードからなる一対のコード25aにより外部の駆動源(図示せず)に接続されている。この回転機構25は、制御部(図示せず)からの駆動信号に基づいて、成形容器Cを正逆両方向に選択的にそれぞれ1回転以上回転させることができるようになっている。
取出機20の吸盤26は、図5に示すように、保持すべき成形容器Cに直接的に当接する吸着部分26cと、この吸着部分26cの基端に設けられた基端部分26bと、基端部分26bの中心を貫通し、吸着部分26cに一端が連通する中空軸26aと、中空軸26aの他端に接続されたエアチューブ26dとを有している。
基端部分26bは、回転機構25の中空部分の径よりもわずかに小さな外径を有しており、前述のようにこの中空部分に下方から嵌められるようになっている。そして、この基端部分26bは回転機構25により回転駆動させられるようになっている。エアチューブ26dは外部の吸引源(図示せず)に連通するとともに中空軸26aの中空部分に連通しており、外部の吸引源が吸引動作を行うことにより、エアチューブ26d、中空軸26aを介して吸着部分26cにおいて負圧が発生する。このことにより、吸着部分26cの近傍にある成形容器Cが当該吸着部分26cに吸着させられ、このようにして吸盤26による成形容器Cの保持が行われる。
而して、図1に示すように、取出機20はまず射出成形機10の近傍に移動し、この射出成形機10において生成された複数の成形容器Cを当該射出成形機10の凸形金型部材10bから取り出すようになっている。具体的には、凸形金型部材10bに取り付けられた成形容器Cの底面に取出機20の各吸盤26を付着させ、この取出機20を凸形金型部材10bから離間させることにより成形容器Cを凸形金型部材10bから取り外す。成形容器Cを保持した取出機20は、当該成形容器Cの開口部が下を向くように回転し、その後搬送コンベア30近傍まで移動する。
搬送コンベア30は、図6に示すように一対の略平行に走行する循環丸ベルト30a,30bから構成されている。この搬送コンベア30の循環丸ベルト30a,30bは、図1に示すように複数の支持ローラ31により張架されている。これらの一対の循環丸ベルト30a,30bの間隔は、成形容器Cの直径よりもわずかに小さな大きさとなっており、成形容器Cは両端部がそれぞれ循環丸ベルト30a,30b上に載置されるようになっている。
図7に示すように、搬送コンベア30の下方における循環丸ベルト30a,30bの間に内面撮像カメラ3およびこの内面撮像カメラ3による撮像の際に用いられる撮像用照明(図示せず)が設置されている。また、この内面撮像カメラ3と並んで縁部検査器1が搬送コンベア30の下方に設置されている。図1では縁部検査器1は1つしか示されていないが、実際には縁部検査器1は取出機20の吸盤26に対応して複数設けられている。さらに、図1および図7に示すように、この内面撮像カメラ3の近傍において、外面撮像カメラ2およびこの外面撮像カメラ2による撮像の際に用いられる撮像用照明(図示せず)が水平方向(具体的には、図1の紙面に対して垂直な方向)を向くよう設置されている。図1では外面撮像カメラ2は1つしか示されていないが、実際には外面撮像カメラ2は取出機20の吸盤26に対応して複数設けられている。これらの縁部検査器1、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3の構成については後述する。
搬送テーブル40は、搬送コンベア30の下流側の箇所と保管台60との間で往復移動自在に設置されている。この搬送テーブル40は略板状部材からなり、射出成形機10により一度に生成されるべき成形容器Cと同数の吸盤41をその下面に有している。搬送テーブル40は、この吸盤41により成形容器Cの底面を保持するようになっている。この搬送テーブル40は、まず搬送コンベア30の下流側の箇所において当該搬送コンベア30により搬送された成形容器Cを保持する。そして、この搬送テーブル40は、成形容器Cを保持した状態で保管台60まで移動する。ここで、搬送テーブル40が搬送コンベア30から保管台60まで成形容器Cを搬送する際に、この成形容器Cのうち不良品を途中で排出する。最後に、搬送テーブル40は保持している成形容器Cを保管台60上に載置するが、図1に示すように、既に保管台60上に載置されている他の成形容器Cに積み重ねるようにして、保持している成形容器Cを保管台60上に載置する。
縁部検査器1は、図7に示すように、外側受発光部1a、内側受発光部1bおよび反射板1cからなる光センサ機構であり、外側受発光部1aおよび内側受発光部1bがそれぞれ反射板1cに向かって発光を行い、反射板1cにより反射された光を、各々、外側受発光部1aおよび内側受発光部1bで受光するようになっている。各縁部検査器1は位置固定されており、成形容器Cが取出機20から搬送コンベア30に移し換えられる直前において取出機20の吸盤26が回転機構25により回転駆動されているときに、縁部検査器1は成形容器Cの縁部Fの検査を行う。
ここで、成形容器Cの縁部Fが正常である場合には、外側受発光部1aから発せられた光は反射板1cで反射して再び外側受発光部1aで受光するが、内側受発光部1bから発せられた光は成形容器Cの縁部Fまたは成形容器C自体により遮られて内側受発光部1bでは受光しないようになっている。一方、成形容器Cの縁部Fにバリまたは欠けが生じておりこの縁部Fが正常ではない場合には、外側受発光部1aから発せられた光が成形容器Cの縁部Fにより遮られて外側受発光部1aで受光しなかったり、あるいは内側受発光部1bから発せられた光が成形容器Cの縁部Fにより遮られることなく反射板1cで反射して再び内側受発光部1bで受光したりし、このことにより成形容器Cの縁部Fが正常ではないことが検出される。
このように、取出機20の各吸盤26に対応して設けられた複数の縁部検査器1により、各々の成形容器Cについて縁部Fが正常であるか否かの検査が行われる。
外面撮像カメラ2およびこの外面撮像カメラ2による撮像の際に用いられる撮像用照明(図示せず)は、図1に示すように搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍において水平方向(具体的には、図1の紙面に対して垂直な方向)を向くよう設置されている。各外面撮像カメラ2は、成形容器Cが取出機20から搬送コンベア30に移し換えられる直前において取出機20の吸盤26が回転機構25により回転駆動されているときに、回転状態にある成形容器Cの外面の撮像を行うようになっている。具体的には、外面撮像カメラ2は成形容器Cの表面に張られた表示ラベル等を撮像し、この表示ラベル等の継ぎ目のズレ等を撮像画像に基づいて自動的に検査するようになっている。
内面撮像カメラ3およびこの内面撮像カメラ3による撮像の際に用いられる撮像用照明(図示せず)は、前述のように搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の下方に複数設置されている。図6に示すように、各内面撮像カメラ3は上方を向くよう位置固定で設置されている。そして、内面撮像カメラ3は、各循環丸ベルト30a,30bの間から、上方にある成形容器Cの内面を撮像するようになっている。このことにより、内面撮像カメラ3は成形容器Cの内面を撮像画像に基づいて自動的に検査するようになっている。なお、内面撮像カメラ3としては、各循環丸ベルト30a,30bの間から上方に突出する撮像位置と、各循環丸ベルト30a,30bの下方の待避位置との間で往復移動自在となっているものを用いてもよい。この場合は、成形容器Cを保持した取出機20が搬送コンベア30の近傍に移動したときには、各内面撮像カメラ3は上方の撮像位置に移動し、この内面撮像カメラ3が成形容器Cの内面の撮像を行う。その後、内面撮像カメラ3が下方の待避位置に移動し、取出機20の吸盤26が成形容器Cを解放する。このことにより成形容器Cが取出機20から搬送コンベア30に移される。
以下、このような構成からなる成形容器Cの検査装置の作用について説明する。
まず、射出成形機10により生成された成形容器Cを取出機20により当該射出成形機10から取り出す。具体的には、射出成形機10の凸形金型部材10bに取り付けられた成形容器Cの底面に取出機20の吸盤26を付着させ、この取出機20を凸形金型部材10bから離間させることにより成形容器Cを凸形金型部材10bから取り外す。
次に、成形容器Cを保持した取出機20を、当該成形容器Cの開口部が下を向くように回転させ、その後搬送コンベア30近傍まで移動させる。
そして、取出機20から成形容器Cを搬送コンベア30に移し換えるが、その前に取出機20を一旦停止させ、各内面撮像カメラ3により成形容器Cの内面の検査を行う。具体的には、成形容器Cを保持した取出機20が搬送コンベア30の近傍に移動したときには、この取出機20は一旦停止し、内面撮像カメラ3が搬送丸ベルト30a,30bの間から成形容器Cの内面の撮像を行う。このようにして、内面撮像カメラ3は成形容器Cの内面を撮像画像に基づいて自動的に検査する。
また、取出機20が搬送コンベア30の近傍で停止した状態で、この取出機20において各回転機構25が各々の回転機構25に対応する吸盤26を回転させる。このことにより、成形容器Cは図7に示すような状態で回転を行う。成形容器Cが回転している状態において、この成形容器Cの縁部Fが縁部検査器1により検査される。
さらに、成形容器Cが回転している状態において、この成形容器Cの外面が外面撮像カメラ2により撮像される。このことにより、成形容器Cの表面に貼られた表示ラベル等の継ぎ目のズレ等を撮像画像に基づいて自動的に検査する。
縁部検査器1、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3による各々の検査が終了した後、取出機20が図7に示す状態から更に下方に移動してこの取出機20の吸盤26が成形容器Cを解放する。このことにより成形容器Cが取出機20から搬送コンベア30に移される。
その後、各成形容器Cは搬送コンベア30により搬送され、当該搬送コンベア30の下流部分において搬送テーブル40に移し換えられる。具体的には、搬送テーブル40に設けられた各吸盤41により搬送テーブル40上の各成形容器Cの底面が保持され、これらの成形容器Cが搬送コンベア30から持ち上げられる。その後、搬送テーブル40は水平方向に移動し、保管台60の上方位置に達する。
最後に、搬送テーブル40により保持されている成形容器Cを保管台60の上方位置で当該搬送テーブル40から解放し、この成形容器Cを保管台60上に載置させる。この際に、図1に示すように、既に保管台60上に載置されている他の成形容器Cに積み重ねるようにして、搬送テーブル40は保持している成形容器Cを保管台60上に載置する。このようにして、スタック状態(積層状態)の複数の成形容器Cを得ることができる。その後、この保管台60上から、スタック状態の成形容器Cが1束ごとに袋詰めされ、箱詰め、封函という過程を経て出荷されることとなる。
以上のように本実施の形態における成形容器Cの検査装置によれば、取出機20は射出成形機10により生成された成形容器Cを保持するとともに、保持した成形容器Cを回転させることができるようになっている。また、搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に、取出機20により回転させられる成形容器Cの縁部Fの検査を行う縁部検査器1および当該成形容器Cの外面の検査を行う外面撮像カメラ2が設けられている。
このことにより、成形容器Cを検査用固定テーブルに一旦載置してこの検査用固定テーブル上で成形容器Cを回転させながら縁部検査器1および外面撮像カメラ2によって当該成形容器Cの縁部Fおよび外面を検査するような従来の場合と比較して、成形容器Cの内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器Cにも対応することができるようになる。このため、射出成形機10により生成されるべき成形容器Cの大きさが変更された場合や、射出成形機10における成形容器Cの冷却の度合いにより成形容器Cの寸法精度にばらつきが生じた場合であっても十分に対応することができて確実に成形容器Cの検査を行うことができる。さらに、搬送テーブル40から検査用固定テーブルへの成形容器Cの受け渡しが必要なくなるので、成形容器Cの移し換え操作の回数が減少し、検査時間を短くすることができるとともに成形容器Cの移し換えミスが発生しにくくなる。
また、取出機20が成形容器Cを保持するための吸盤26を更に有し、この吸盤26が回転機構25により回転させられるようになっているので、成形容器Cを吸盤26に吸着させてこの吸盤26を回転させることにより、取出機20から搬送コンベア30に成形容器Cを移し換える前にこの成形容器Cを確実に回転させることができ、縁部検査器1および/または外面撮像カメラ2による所望の検査を行うことができるようになる。
また、取出機20の回転機構25が吸盤26を正逆両方向に選択的に回転させることができるようになっているので、吸盤26にエアチューブ26d等の吸引ラインが接続されている場合には、吸盤26を正逆両方向に交互に回転させることにより、この吸引ラインが一方向のみに回転してしまいねじれが生じてしまうといったトラブルの発生を防止することができる。
また、取出機20の回転機構25が中空形状のモータからなり、このモータの中空部分に吸盤26の基端部分26bが挿入されているので、回転機構25および吸盤26の組合せ体の高さH(図5参照)を小さくすることができ、取出機20自体の薄型化を図ることができる。このため、射出成形機10における成形タクト(1回の工程にかかる時間)が短く、凹形金型部材10aと凸形金型部材10bとの間の距離が短くなるような射出成形機10を用いる場合であっても、取出機20を薄型化することによりこの凹形金型部材10aと凸形金型部材10bとの間の隙間に当該取出機20を移動させることが可能となる。
また、外面撮像カメラ2により成形容器Cの外面を撮像して当該外面の検査を行う場合には、この成形容器Cの回転動作において一時的に所定の位置に停止させる必要があるが、取出機20の回転機構25がサーボモータまたはステッピングモータから構成されているので、成形容器Cの位置決めを容易に行うことができ、外面撮像カメラ2による成形容器Cの外面の検査を確実に行うことができるようになる。
本発明による成形容器Cの検査装置は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、搬送コンベア30として、一対の循環丸ベルト30a,30bからなるものを用いる代わりに、一対の細い循環平ベルトからなるものを用いてもよい。また、搬送コンベア30の他の構成として、幅が広い循環平ベルトに、縁部検査器1および内面撮像カメラ3のための検査用の穴を複数設けてもよい。
また、縁部検査器として、図7に示すような反射板1cを有するものを用いる代わりに、各受発光部1a,1bがそれぞれ受光部と発光部に分離され、成形容器Cの縁部Fの検査段階においてこれらの受光部と発光部が成形容器Cの縁部Fの上方および下方にそれぞれ位置するようなものを用いてもよい。このような受光部と発光部に分離された縁部検査器を用いた場合でも、図7に示すような縁部検査器1と同様の作用効果を得ることができる。
また、他の変形例としては、搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に、縁部検査器1、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3の全てを設置する必要はなく、縁部検査器1のみを設置するようになっていてもよい。
成形容器Cの検査を行うにあたり、当該成形容器Cの縁部Fの検査を最低限行う場合において、この縁部Fの検査においては成形容器Cを回転させてこの回転状態にある成形容器Cを位置固定された縁部検査器1により検査することとなる。ここで、上記のように搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に縁部検査器1が設けられていることにより、成形容器Cの内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器Cにも対応することができるようになる。
搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に、縁部検査器1のみを設置した場合には、成形容器Cの回転中にこの成形容器Cを一時的に停止させる必要がないので、取出機20の回転機構25としてロータリシリンダ、インダクションモータ等の単に対象物を回転させるだけの部材を使用することができる。このことにより、サーボモータやステッピングモータを使用する場合と比較して、回転機構25を安価なものとすることができる。
また、更に他の変形例としては、搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に、縁部検査器1、外面撮像カメラ2および内面撮像カメラ3の全てを設置する必要はなく、外面撮像カメラ2のみを設置するようになっていてもよい。
成形容器Cの検査を行うにあたり、当該成形容器Cの外面の検査を最低限行う場合において、この外面の検査においては成形容器Cを回転させてこの回転状態にある成形容器Cを外面撮像カメラ2により検査することとなる。ここで、上記のように搬送コンベア30における取出機20から成形容器Cが移し換えられる箇所の近傍に外面撮像カメラ2が設けられていることにより、成形容器Cの内面の形状に適合するような成形容器保持具を検査用固定テーブル上に設置する必要がなくなり、任意の大きさの成形容器Cにも対応することができるようになる。
本発明の一の実施の形態における成形容器の検査装置の構成の概略を示す側面図である。 図1に示す成形容器の検査装置における、取出機の構成の詳細を示す縦断面図である。 図2に示す取出機を上方からみた上面図である。 図2に示す取出機を下方からみた下面図である。 図2に示す取出機における回転機構および吸盤の構成の詳細を示す縦断面図である。 図1に示す成形容器の検査装置における、取出機から搬送コンベアへ成形容器が移し換えられる箇所の構成を示す斜視図である。 図1に示す成形容器の検査装置における、取出機から搬送コンベアへ成形容器が移し換えられる箇所の構成を示す縦断面図である。 従来の成形容器の検査装置の構成の概略を示す側面図である。
符号の説明
1 縁部検査器
1a 外側受発光部
1b 内側受発光部
1c 反射板
2 外面撮像カメラ
3 内面撮像カメラ
10 射出成形機
10a 凹形金型部材
10b 凸形金型部材
20 取出機
21 吸盤
25 回転機構
25a コード
26 吸盤
26a 中空軸
26b 基端部分
26c 吸着部分
26d エアチューブ
30 搬送コンベア
30a,30b 循環丸ベルト
31 支持ローラ
40 搬送テーブル
41 吸盤
50 検査用固定テーブル
51 成形容器保持具
60 保管台
90 搬送テーブル
91 成形容器保持具

Claims (14)

  1. 射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査装置であって、
    射出成形機により生成された成形容器を保持し、保持した成形容器を回転させることができる、前記射出成形機から成形容器を取り出すための取出機と、
    前記取出機に保持された成形容器が移し換えられ、この移し換えられた成形容器を搬送するための搬送部と、
    前記搬送部により搬送された成形容器を保管するための保管部と、
    前記搬送部における前記取出機から成形容器が移し換えられる箇所の近傍に設けられ、前記取出機により回転させられる成形容器の縁部の検査を行う第1の検査部と、
    を備えたことを特徴とする成形容器の検査装置。
  2. 前記取出機は、成形容器を保持するための吸盤と、当該吸盤を回転させるための回転機構とを有することを特徴とする請求項1記載の成形容器の検査装置。
  3. 前記取出機の回転機構は、前記吸盤を正逆両方向に選択的に回転させることができるようになっていることを特徴とする請求項2記載の成形容器の検査装置。
  4. 前記取出機の回転機構は、中空形状のモータからなり、このモータの中空部分に前記吸盤の基端部分が挿入されていることを特徴とする請求項2または3記載の成形容器の検査装置。
  5. 前記取出機の回転機構は、ロータリシリンダまたはインダクションモータからなることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の成形容器の検査装置。
  6. 射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査装置であって、
    射出成形機により生成された成形容器を保持し、保持した成形容器を回転させることができる、前記射出成形機から成形容器を取り出すための取出機と、
    前記取出機に保持された成形容器が移し換えられ、この移し換えられた成形容器を搬送するための搬送部と、
    前記搬送部により搬送された成形容器を保管するための保管部と、
    前記搬送部における前記取出機から成形容器が移し換えられる箇所の近傍に設けられ、前記取出機により回転させられる成形容器の外面を撮像して当該外面の検査を行う第2の検査部と、
    を備えたことを特徴とする成形容器の検査装置。
  7. 射出成形機において、成形容器の外面にラベルが予め付され、
    前記第2の検査部は、成形容器の外面に付されたラベルの位置を検査することを特徴とする請求項6記載の成形容器の検査装置。
  8. 前記取出機は、成形容器を保持するための吸盤と、当該吸盤を回転させるための回転機構とを有することを特徴とする請求項6または7記載の成形容器の検査装置。
  9. 前記取出機の回転機構は、前記吸盤を正逆両方向に選択的に回転させることができるようになっていることを特徴とする請求項8記載の成形容器の検査装置。
  10. 前記取出機の回転機構は、中空形状のモータからなり、このモータの中空部分に前記吸盤の基端部分が挿入されていることを特徴とする請求項8または9記載の成形容器の検査装置。
  11. 前記取出機の回転機構は、サーボモータまたはステッピングモータからなることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の成形容器の検査装置。
  12. 射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査方法であって、
    射出成形機により生成された成形容器を取出機に保持させてこの取出機により射出成形機から成形容器を取り出す工程と、
    前記取出機を前記射出成形機から搬送部に移動させる工程と、
    前記取出機に保持された成形容器を前記搬送部に移し換える前に成形容器を回転させ、この回転させられた成形容器の縁部の検査を行う工程と、
    前記搬送部に移された成形容器を保管部まで搬送する工程と、
    を備えたことを特徴とする成形容器の検査方法。
  13. 射出成形機により生成された成形容器の検査を行う検査方法であって、
    射出成形機により生成された成形容器を取出機に保持させてこの取出機により射出成形機から成形容器を取り出す工程と、
    前記取出機を前記射出成形機から搬送部に移動させる工程と、
    前記取出機に保持された成形容器を前記搬送部に移し換える前に成形容器を回転させ、この回転させられた成形容器の外面を撮像して当該外面の検査を行う工程と、
    前記搬送部に移された成形容器を保管部まで搬送する工程と、
    を備えたことを特徴とする成形容器の検査方法。
  14. 射出成形機により生成される成形容器には予めラベルが外面に付されており、
    成形容器の外面の検査を行う際にこの成形容器の外面に付されたラベルの位置を検査するようになっていることを特徴とする請求項13記載の成形容器の検査方法。
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