JPH1146092A - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

Info

Publication number
JPH1146092A
JPH1146092A JP10053896A JP5389698A JPH1146092A JP H1146092 A JPH1146092 A JP H1146092A JP 10053896 A JP10053896 A JP 10053896A JP 5389698 A JP5389698 A JP 5389698A JP H1146092 A JPH1146092 A JP H1146092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
electronic component
mounting
suction nozzle
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10053896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Koyama
和成 小山
Kikuji Fukai
喜久司 深井
Kiyoshi Murase
潔 村瀬
Masaru Aoki
勝 青木
Taro Yasuda
太郎 安田
Koji Saito
浩二 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP10053896A priority Critical patent/JPH1146092A/ja
Publication of JPH1146092A publication Critical patent/JPH1146092A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対する部品搭載を効率良く行える電子
部品搭載装置を提供する。 【解決手段】 X方向に搬送される基板5を部品搭載に
要する僅かな時間だけ断続的に停止させながら、該停止
時間を利用して必要な電子部品Pを順次基板5に搭載で
きるので、従来のように基板を一箇所に長時間停止させ
ておくなくとも、基板5をX方向に搬送する流れの中で
必要な電子部品Pを基板5に搭載でき、1基板当たりの
部品搭載時間を短縮して、基板5に対する部品搭載を極
めて効率良く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定方向に搬送さ
れる基板に搬送途中で順次電子部品を搭載する電子部品
搭載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図32には従来の電子部品搭載装置を示
してある。図中の101は部品供給器、102は可動テ
ーブル、103は基板、104は搬送レール、105は
回転ヘッド、106は吸着ノズルである。
【0003】部品供給器101は、単一種類の電子部品
をバルク状に収納する収納室と、収納部品を整列状態で
案内する通路と、通路先端に設けられた取出口とを備え
ている。収納室内の電子部品は所定向きで1個ずつ通路
に取り込まれ、該通路を下方に自重移動して先端の取出
口に導かれる。
【0004】可動テーブル102はX方向(基板搬送方
向)の移動を可能としている。この可動テーブル102
上には、各種電子部品を個別に収納した前記の部品供給
器101が所定数並列状態で装着されている。
【0005】搬送レール103は基板103をX方向に
搬送するもので、部品搭載箇所のレールは部分的にX方
向と直交するY方向の移動をも可能としている。
【0006】回転ヘッド105はθ方向の移動を可能と
しており、複数の吸着ノズル106をその下面に周方向
に等間隔で備えている。
【0007】前述の電子部品搭載装置によって必要な電
子部品を基板103に搭載するときには、まず、部品搭
載前の基板103を搬送レール104によって部品搭載
箇所に搬送して同位置に停止させる。次に、回転ヘッド
105の部品取出位置にある吸着ノズル106に、搭載
すべき電子部品を収納した部品供給器101の部品取出
口が整合するように可動テーブル102をX方向に移動
させる。次に、吸着ノズル106によって部品供給器1
01の取出口から電子部品を取り出し、この後は回転ヘ
ッド105をθ方向に移動させて、吸着部品を部品搭載
箇所に停止している基板103上に移送する。次に、部
品搭載箇所に停止している基板103をX・Y方向に適
宜移動させて搭載位置を決めた後、吸着ノズル106に
吸着されている電子部品を基板103に搭載する。この
搭載課程では、可動テーブル102をX方向に移動させ
ながら他の吸着ノズル106によって次に搭載すべき電
子部品を取り出して次の部品搭載の準備を行う。このよ
うにして必要な電子部品を部品搭載箇所で停止している
基板103に順次搭載し、部品搭載後は別の基板103
を部品搭載箇所に搬送して停止させ、前記同様の部品搭
載を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子部品搭
載装置では、基板103を所定の部品搭載箇所に停止さ
せた状態で、該基板103上に必要な電子部品を順次搭
載しているため、換言すれば、全ての電子部品の搭載が
完了するまで基板103を部品搭載箇所で停止したまま
にしておく必要があるため、電子部品の搭載数に比例し
て1基板当たりの部品搭載時間が増加する不具合があ
る。つまり、前記のような装置で、1つの基板に多数の
電子部品を高密度で搭載しようとする近年の要望に対応
するには、部品搭載機器の速度を速めるしか方法がな
く、同方法には搭載精度や動力機器の能力等の関係から
自ずと限界がある。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、基板に対する部品搭載を
効率良く行える電子部品搭載装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の電子部品搭載装置は、基板を部品搭載に要
する僅かな時間だけ断続的に停止させながら所定方向に
搬送する基板搬送ラインと、基板搬送ラインに沿って配
置された複数の部品供給器と、前記停止時間を利用して
部品供給器から必要な電子部品を選択的に基板に搭載す
る部品搭載器とを備えることをその主たる特徴としてい
る。
【0011】この電子部品搭載装置によれば、所定方向
に搬送される基板を部品搭載に要する僅かな時間だけ断
続的に停止させながら、該停止時間を利用して必要な電
子部品を順次基板に搭載することができるので、従来の
ように基板を一箇所に長時間停止させなくとも、基板を
所定方向に搬送する流れの中で必要な電子部品を基板に
搭載できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図10は本発明の一実施
形態を示すもので、図中の1は部品供給器、2は部品搭
載器、3は可動テーブル、4は基板搬送ライン、5は基
板、Pは電子部品である。
【0013】部品供給器1は、図3,図5及び図6に示
すように、単一種類の電子部品Pをバルク状に収納する
収納室1aと、収納部品Pを長手向きで1個づつ取り込
む取込管1bと、取込管1bの外側に上下動可能に配置
された誘導管1cと、誘導管1cを下方に付勢するコイ
ルバネ1dと、誘導管1cを上下動させる偏心カム1e
と、偏心カム1eを回転駆動するモータ1fと、取込管
1bの下端と連通した湾曲通路1gと、湾曲通路1gの
下端下面に設けられ単一部品の排出を可能とした取出口
1hと、取出口1hの前壁に埋設された永久磁石1i
と、取出口1hの上壁に設けられた挿入口1jとを備え
ている。
【0014】前記収納室1aには図4(a)〜(c)に
示すような扁平角柱状,角柱状,円柱状等の外観形状を
有する電子部品P、例えばチップコンデンサやチップ抵
抗器やチップインダクタ等のチップ部品、LCやネット
ワーク等の複合部品、または半導体素子等の集積回路部
品の1種類がバルク状に多数個収納されている。これら
電子部品Pは何れも外部電極や内部導体を備えており、
前記永久磁石1iによる吸着が可能である。また、取込
管1bの内孔の横断面形状は収納部品Pの端面形状と相
似形で僅かに大きく、また湾曲通路1gの横断面形状は
取込管1bの内孔の横断面形状とほぼ一致している。さ
らに、誘導管1cの管厚は好ましくは収納部品Pの端面
最大長よりも厚く、その上端には、取込管1bへの部品
取り込みを補助するすり鉢状の案内面が設けられてい
る。
【0015】図5(a)(b)に示すように、モータ1
fによって偏心カム1eを所定方向に回動させると、誘
導管1cが下降位置を基点として所定ストローク上下動
し、この上下動によって収納室1a内の電子部品Pが解
されながら取込管1bの上端開口に長手向きで1個づつ
取り込まれる。ちなみに、偏心カム1eの回動動作は1
回転を単位とし、部品搭載時において連続的または断続
的に繰り返される。
【0016】取込管1bに長手向きで1個づつ取り込ま
れた電子部品Pは、湾曲通路1gを下方に自重移動して
縦向きから横向きに約90度姿勢変更され、図6(a)
に示すように、先頭の電子部品Pは永久磁石1iに引き
寄せられて吸着し、後続の電子部品Pは先頭の電子部品
Pの後ろに隙間なく無く連なる。
【0017】尚、前記の部品供給器1では、永久磁石1
iによって先頭の電子部品Pを取出口位置に保持するも
のを例示したが、永久磁石1iの代わりに吸引孔を取出
口1hの前壁に設け、該吸引孔に負圧を作用させても同
様の部品保持を行うことができる。また、取出口1hの
下面開口を後述する部品押し出しに合わせて開放する可
動シャッターで開閉自在に覆うようにしても、同様の部
品保持を行うことができる。
【0018】部品搭載器2は、図3及び図6に示すよう
に、部品供給器1それぞれの前面に下向きに取り付けら
れたシリンダ2aと、該シリンダ2aのロッド2bに連
結された吸着ノズル2cとを備えている。図示を省略し
たが、シリンダ2aと吸着ノズル2cには真空ポンプや
切替バルブ等を有するエア回路に配管を介して接続され
ている。
【0019】部品搭載時には、図6(a)の待機状態
で、吸着ノズル2cに負圧を作用させながらシリンダ2
aによって該吸着ノズル2cを所定ストローク下降させ
ればよい。同図(b)に示すように、下降する吸着ノズ
ル2cが部品供給器1の挿入口1jに挿入されると、取
出口位置にある先頭の電子部品Pが該吸着ノズル2cに
吸着され、そして該吸着状態のまま取出口1hから下方
に押し出される。
【0020】可動テーブル3は、シリンダやモータ駆動
のボールネジ等を用いた直線移動機構(図示省略)によ
るY方向の移動を可能としており、図示例のものでは、
2つの可動テーブル3が基板搬送ライン4を挟んで対称
に配置されている。各可動テーブル3の上面には、先に
述べた搭載器2付きの部品供給器1が互いの前面が向き
合うように複数個(図中は5個ずつ)並列状態で着脱自
在に装着されている。各可動テーブル3に装着された複
数の部品供給器1それぞれには種類の異なる電子部品P
がそれぞれ収納されているが、同一種類の電子部品Pを
1つの基板5に対して複数個搭載する場合には同一種類
の電子部品Pを収納した部品供給器1を幾つか装着して
おいてもよい。
【0021】基板搬送ライン4は、基板5を部品搭載に
要する僅かな時間だけ断続的に停止させながらX方向に
搬送する機能を有している。具体的には、図1及び図2
に示すように、X方向に延びる横長のベース4aと、ベ
ース4aの幅方向両側に基板搬送方向に等間隔で立設さ
れた複数の支持ローラ4bと、支持ローラ4bの幾つか
を回転駆動する駆動ベルト4cを備えている。駆動ベル
ト4cは搬送動力を付与すべき支持ローラ4bを複数個
一括で回転駆動するように構成され、該駆動ベルト4c
には図示省略のモータ軸に連結されている。勿論、搬送
動力を付与すべき支持ローラ4bを歯車機構等を介して
モータ軸に連結したり、或いは同支持ローラ4bそれぞ
れにモータ軸を直結するようにしてもよい。
【0022】支持ローラ4bは、図2に示すように、大
径部の上に小径部を同軸上に有しており、大径部と小径
部の段差面で基板5の下面を支持する。また、幅方向で
向き合う支持ローラ5bの小径部間距離は、搬送対象と
なる基板5の幅寸法にほぼ一致している。さらに、基板
搬送方向に並ぶ支持ローラ4bは好ましくは1つおきに
駆動ベルト4cによって、図1上側の支持ローラ列では
時計回り方向に、図1下側の支持ローラ列では反時計回
り方向に回転駆動される。基板5の寸法にもよるが、該
基板5は少なくとも4つの支持ローラ4bの段差面によ
ってその下面を支承された状態で、回転駆動される支持
ローラ4bの回動力を動力としてX方向に搬送される。
また、搬送動力を付与している支持ローラ4bの回転駆
動を停止すれば、搬送途中の基板5を所望位置で停止さ
せることができる。
【0023】基板5に対して電子部品Pを搭載するとき
には、図7に示すように、基板搬送ライン3によって基
板5をX方向に搬送して、図8(a)に示すように、X
方向に搬送される基板5における部品搭載領域LSの中
心と、該領域LSに搭載すべき電子部品Pを収納した部
品供給器1の取出口1hの中心とがY方向で一致したと
ころで基板5を一次的に停止させる。そして、図8
(b)に示すように、可動テーブル3をY方向に移動さ
せて、部品供給器1の部品取出口1hと部品搭載領域L
Sとが上下で整合したところで可動テーブル3を停止さ
せる。
【0024】次いで、図9に示すように、部品搭載器2
の吸着ノズル2cに負圧を作用させながらシリンダ2a
によって該吸着ノズル2cを下降させて部品供給器1の
挿入口1jに挿入し、取出口位置にある先頭の電子部品
Pを吸着して取出口1hから下方に押し出し、吸着状態
のまま押し出された電子部品Pを基板5の部品搭載領域
LSに搭載する。
【0025】部品搭載後は吸着ノズル2aをその負圧を
解いてから或いは正圧に切り替えてから上昇復帰させる
と共に、可動テーブル3を後退復帰させる。吸着ノズル
2aを挿入口1jから抜き出すと湾曲通路1g内の後続
の電子部品Pが下方に自重移動して、先頭の電子部品P
が永久磁石1iに引き寄せられて吸着され、再び部品搭
載前の待機状態となる。
【0026】ちなみに、1つの電子部品Pの搭載に要す
る時間、つまり基板5が停止してから可動テーブル3が
後退復帰するまでの時間は0.1sec前後であるた
め、基板5の停止時間はこれに応じた僅かな時間で良
い。
【0027】1つの電子部品Pの搭載が済んだ後は、再
び、基板搬送ライン3によって基板5をX方向に搬送
し、X方向に搬送される基板5における別の部品搭載領
域LSの中心と、該領域LSに搭載すべき電子部品Pを
収納した部品供給器1の取出口1hの中心とがY方向で
一致したところで基板5を一次的に停止させ、可動テー
ブル3をY方向に移動させて前記同様の部品搭載を行
う。
【0028】図示例のものでは、2つの可動テーブル3
が基板搬送ライン4を挟んで対称に配置されているた
め、搭載すべき電子部品Pを収納した部品供給器1が反
対側の可動テーブル3にあるときには、図10に示すよ
うに、該可動テーブル3をY方向に移動させて前記同様
の部品搭載が実施される。
【0029】このように前述の電子部品搭載装置によれ
ば、X方向に搬送される基板5を部品搭載に要する僅か
な時間だけ断続的に停止させながら、該停止時間を利用
して必要な電子部品Pを順次基板5に搭載できるので、
従来のように基板を一箇所に長時間停止させておかなく
とも、基板5をX方向に搬送する流れの中で必要な電子
部品Pを基板5に搭載でき、1基板当たりの部品搭載時
間を短縮して、基板5に対する部品搭載を極めて効率良
く行うことができる。
【0030】また、部品搭載器2を備えた部品供給器1
を可動テーブル3によってY方向に移動できるように構
成すると共に、部品搭載器2の吸着ノズル2cを下降さ
せるだけで基板5への部品搭載を行えるようにしてある
ので、従来のように電子部品を部品供給器から取り出し
て移送して搭載する方法に比べて、1部品当たりの部品
搭載時間を短縮して、部品搭載の高速化を図ることがで
きる。
【0031】さらに、複数の部品供給器1が装着された
2つの可動テーブル3を基板搬送ライン4を挟んで対称
に配置してあるので、各可動テーブル3に装着された部
品供給器1を適宜用いて多種類及び多数の電子部品Pを
基板5に搭載することができる。
【0032】図11乃至図13は部品供給器用移動機構
の変更形態を示すもので、図中の6は固定テーブル、7
は移動用シリンダである。
【0033】固定テーブル6の上面には、先に述べた搭
載器2付きの部品供給器1を個別にY方向に案内するた
めのレール6aが複数本平行に設けられており、各部品
供給器1の下面には、該レール6aに移動自在に係合す
るスライドガイド1kが設けられている。また、固定テ
ーブル5の上面には、部品供給器1をY方向に駆動する
ためのシリンダ7がレール数と同数配置され、該シリン
ダ7のロッド7aは部品供給器1の背面に連結されてい
る。
【0034】この移動機構によれば、図13に示すよう
に、固定テーブル6上に配置された複数の部品供給器1
それぞれをシリンダ7によって個別にY方向に移動させ
ることができる。シリンダ7を複数個配設する点におい
て多少コストが嵩むが、複数の部品供給器1を可動テー
ブル3によって一括で移動させる場合に比べて、動力側
の重量負担が少なくて済むと共に、部品供給器1の移動
速度を速めて1部品当たりの部品搭載時間をより一層短
縮できる。
【0035】図14乃至図16は部品供給器の配置例を
それぞれ示すもので、図14のものは、図1の装置に、
部品供給器1の装着向きが90度異なる一括移動型の可
動テーブル3を追加してある。この配置構成によれば、
基板搬送方向と平行な方向から電子部品Pを基板5に搭
載できるので、電子部品Pの搭載向きに対する制約を解
除して高密度化に貢献できる。
【0036】図15のものは、図1の装置に、部品供給
器1を装着した個別移動型の固定テーブル6を、X方向
とI1とI2の角度を持つように基板搬送ライン3の両
側に対称に追加してある。この配置構成によれば、基板
搬送方向と角度も持つ方向から電子部品Pを基板5に搭
載できるので、図14のものと同様に電子部品Pの搭載
向きに対する制約を排除して高密度化に貢献できる。勿
論、図14と図15に示した配置構成を組み合わせれ
ば、電子部品Pの搭載向きに対する制約をさらに排除し
て高密度化により一層貢献できる。
【0037】図16のものは、複数の部品供給器1をY
方向で段違いになるように装着した一括移動型の可動テ
ーブル3を基板搬送ライン3の図中上側に並べて配置す
ると共に、複数の部品供給器1をY方向で段違いになる
ように装着した個別移動型の固定テーブル6を基板搬送
ライン3の図中下側に並べて配置してある。この配置構
成によれば、突出量の大きな部品供給器1から順に部品
搭載位置までの距離が離れている電子部品Pを収納して
おけば、部品搭載時における可動テーブル3の移動量ま
たは部品供給器1の移動量を極力低減して、無駄な移動
による時間ロスを防止することができる。
【0038】図17乃至図19は部品供給器及び部品搭
載器の変更形態を示すもので、図中の11は部品供給
器、12は部品搭載器である。
【0039】部品供給器11は、図17及び図18に示
すように、フレーム11aと、単一種類の電子部品Pを
バルク状に収納する収納室11bと、収納部品Pを長手
向きで1個づつ取り込む取込管11cと、取込管11c
の外側に上下動可能に配置された誘導管11dと、誘導
管11dを下方に付勢するコイルバネ11eと、誘導管
11dを上下動させる第1レバー11fと、第1レバー
11eを押圧駆動する操作レバー11gと、操作レバー
11gを上下動させる偏心カム11hと、偏心カム11
hを回転駆動するモータ11iと、操作レバー11gに
よってコイルバネ11jを介して押圧される第2レバー
11kと、第2レバー11jに連結された第3レバー1
1lと、第3レバー11lに連結されたラチェット機構
11mと、ラチェット機構11mのラチェットホイール
に固着された前側プーリ11nと、前側プーリ11nと
対を成す後側プーリ11oと、前後プーリ11n,11
oに巻き付けられたベルト11pと、ベルト11pの下
面側を支承するベルトガイド11qと、搬送ベルト11
pの上面側に配置された部品ガイド11rと、部品ガイ
ド11rの前端に配置されたバネ付勢の可動ストッパ1
1sと、可動ストッパ11sの部品対向部分に設けられ
た永久磁石11tと、ラチェット機構11mのラチェッ
トホイールまたは別のカムホイールによって前後動する
ストッパ作動板11uと、ストッパ作動板11uによっ
て回転駆動されるバネ付勢のピン駆動レバー11vと、
ピン駆動レバー11vによって動作するバネ付勢の保持
ピン11wとを備えている。部品ガイド11rはベルト
11pによって搬送される電子部品Pを整列して案内す
る通路11r1を有し、該通路11r1の前端に単一部
品の取り出しを可能とした取出口11r2を有してい
る。
【0040】前記収納室11bには図4(a)〜(c)
に示したような扁平角柱状,角柱状,円柱状等の外観形
状を有する電子部品Pの1種類がバルク状に多数個収納
されている。これら電子部品Pは何れも外部電極や内部
導体を備えており、前記永久磁石11tによる吸着が可
能である。また、取込管11cの内孔の横断面形状は収
納部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、また部品
ガイド11rの通路11r1の横断面形状は取込管11
cの内孔の横断面形状とほぼ一致している。さらに、誘
導管11dの管厚は好ましくは電子部品Pの端面最大長
よりも厚く、その上端には、取込管11cへの部品取り
込みを補助するすり鉢状の案内面が設けられている。
【0041】モータ11iによって偏心カム11hを所
定方向に回動させると、操作レバー11gの押し下げに
よって第1レバー11fを介して誘導管11dが下降位
置を基点として所定ストローク上下動し、この上下動に
よって収納室11b内の電子部品Pが解されながら取込
管11cの上端開口に長手向きで1個づつ取り込まれ
る。ちなみに、偏心カム1eの回動動作は1回転を単位
として、部品搭載時において連続的または断続的に繰り
返される。
【0042】取込管11cに長手向きで1個づつ取り込
まれた電子部品Pは下方に自重移動し、部品ガイド11
rの通路後端部分で縦向きから横向きに約90度姿勢変
更された後にベルト11p上に送り込まれる。このベル
ト11pは操作レバー11gの押し下げによって第2,
3レバー11k,11lを介して作動するラチェット機
構11mによって所定距離(電子部品Pの長手寸法より
も長い距離)前方に移動するため、該ベルト11p上に
送り込まれた前記電子部品Pはベルト11pと一緒に前
進し、通路11r1によって整列作用を受けながらやが
て可動ストッパ11sに当接して永久磁石11tに吸着
される。
【0043】可動ストッパ11sはベルト前進過程の初
期段階で図18の状態から後方に変位し、終期段階で前
方変位して復帰するようにストッパ作動板11uによっ
てその動きを制御される。つまり、図18に示すよう
に、ベルト11pの前進によって可動ストッパ11sに
当接した先頭の電子部品Pは永久磁石11tによって吸
着されたまま可動ストッパ11sと一緒に前方変位し、
後続のチップ部品Pから離れる。このとき、ピン駆動レ
バー11vの回動によって保持ピン11wが通路11r
1内に突出して、2番目のチップ部品Pが同位置に保持
される。
【0044】一方、部品搭載器12は、図17に示すよ
うに、吸着ノズル昇降用の第1シリンダ12aと、第1
シリンダ12aのロッド12bに連結された吸着ノズル
12cと、第1シリンダ12aを前後方向に案内する一
対のガイド部材12dと、第1シリンダ移動用の第2シ
リンダ12eとを備えており、第2シリンダ12eのロ
ッド12fは第1シリンダ12aに連結されている。図
示を省略したが、吸着ノズル2c及び各シリンダは真空
ポンプや切替バルブ等を有するエア回路に配管を介して
接続されている。
【0045】この搭載器12付きの部品供給器11は、
前記と同様に、可動テーブル3に装着されるか、或いは
固定テーブル6上に個別移動可能に配置される。可動テ
ーブル3または部品供給器11自体を移動させて搭載位
置決めを行うと同時に、吸着ノズル12cに負圧を作用
させながら第1シリンダ12aによって該吸着ノズル1
1cを所定ストローク下降させ、該吸着ノズル12cに
よって前方変位した後の先頭の電子部品Pを取出口11
r2を通じて吸着し、一旦吸着ノズル12cを上昇復帰
させてから、図19に示すように、第2シリンダ12e
によって第1シリンダ12aを前進させ、同位置で再び
第1シリンダ12aによって吸着ノズル11c下降させ
れば、基板に対する部品搭載を行うことができる。部品
搭載後は吸着ノズル11cをその負圧を解いてから或い
は正圧に切り替えてから上昇復帰させると共に、可動テ
ーブル3または部品供給器11自体を後退復帰させる。
【0046】図20及び図21は部品供給器及び部品搭
載器の他の変更形態を示すもので、図中の21は部品供
給器、22は部品搭載器である。
【0047】部品供給器21は、図20(a)(b)及
び図21(a)に示すように、単一種類の電子部品Pを
バルク状に収納する収納室21aと、収納部品Pを長手
向きで1個ずつ取り込む取込管21bと、取込管21b
の下側に左右動自在に配置された部品振り分け用のスラ
イダ21cと、スライダ駆動用のアクチュエータ(図示
省略)と、スライダ21cの下側に左右に間隔をおいて
形成された2つの湾曲通路21dと、各湾曲通路21d
の下端下面に設けられ単一部品の排出を可能とした取出
口21eと、取出口21eの前壁に埋設された永久磁石
21fと、取出口21eの上壁に設けられた挿入口21
gとを備えている。
【0048】前記収納室21aには図4(a)〜(c)
に示したような扁平角柱状,角柱状,円柱状等の外観形
状を有する電子部品Pの1種類がバルク状に多数個収納
されている。これら電子部品Pは何れも外部電極や内部
導体を備えており、前記永久磁石21fによる吸着が可
能である。また、取込管21bの内孔の横断面形状は収
納部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、また各湾
曲通路21dの横断面形状は取込管21bの内孔の横断
面形状とほぼ一致している。さらに、スライダ21cの
中央には、取込管21bの内孔の横断面形状とほぼ一致
した貫通孔21c1が形成されており、その上端には、
貫通孔21c1への部品取り込みを補助するすり鉢状の
案内面が設けられている。
【0049】収納室21a内の電子部品Pは、スライダ
移動時の振動等を受けて取込管21bの上端開口に長手
向きで1個づつ取り込まれ、図21(a)に示すように
該取込管21b内を下方に自重移動して、その下側に待
機しているスライダ21cの貫通孔21c1に取り込ま
れる。
【0050】図21(a)の状態から、同図(b)に示
すようにスライダ21cを図中左方向に移動させると、
貫通孔21c1が図中左側の湾曲通路21dの上端開口
と一致したところで、該貫通孔21c1内の電子部品P
が湾曲通路21dに落下する。スライダ21は図21
(a)の状態から図中左側に移動して図21(a)の状
態に戻る動作と、図21(a)の状態から図中右側に移
動して図21(a)の状態に戻る動作を順次繰り返すに
ように制御されるため、2つの湾曲通路21dには交互
に電子部品Pが送り込まれることになる。
【0051】各湾曲通路21dに送り込まれた電子部品
Pは、該湾曲通路21dを下方に自重移動して縦向きか
ら横向きに約90度姿勢変更され、前記部品供給器1と
同様に、先頭の電子部品Pは永久磁石21fに引き寄せ
られて吸着し、後続の電子部品Pは先頭の電子部品Pの
後ろに隙間なく無く連なる。
【0052】尚、前記の部品供給器21では、永久磁石
21fによって先頭の電子部品Pを取出口位置に保持す
るものを例示したが、前記部品供給器1と同様に、永久
磁石21fの代わりに吸引孔を取出口21eの前壁に設
け、該吸引孔に負圧を作用させても同様の部品保持を行
うことができる。また、取出口21eの下面開口を後述
する部品押し出しに合わせて開放する可動シャッターで
開閉自在に覆うようにしても、同様の部品保持を行うこ
とができる。
【0053】一方、部品搭載器22は、図20(a)
(b)に示すように、部品供給器21の前面に左右に間
隔をおいて下向きに取り付けられたシリンダ22aと、
該シリンダ22aのロッド22bに連結された吸着ノズ
ル22cとを備えている。図示を省略したが、各シリン
ダ22aと各吸着ノズル22cは真空ポンプや切替バル
ブ等を有するエア回路に配管を介して接続されており、
各吸着ノズル22cの配置位置は2つの挿入口21gそ
れぞれに対応している。
【0054】この搭載器22付きの部品供給器21は、
前記と同様に、可動テーブル3に装着されるか、或いは
固定テーブル6上に個別移動可能に配置される。可動テ
ーブル3または部品供給器21自体を移動させて搭載位
置決めを行うと同時に、所望の吸着ノズル22cに負圧
を作用させながらシリンダ22aによって該吸着ノズル
22cを所定ストローク下降させて部品供給器21の挿
入口21gに挿入し、取出口位置にある先頭の電子部品
Pを該吸着ノズル22cに吸着して、該吸着状態のまま
取出口21gから下方に押し出せば、基板に対する部品
搭載を行うことができる。部品搭載後は吸着ノズル22
cをその負圧を解いてから或いは正圧に切り替えてから
上昇復帰させると共に、可動テーブル3または部品供給
器21自体を後退復帰させる。
【0055】図22乃至図24は部品供給器及び部品搭
載器のさらに他の変更形態を示すもので、図中の31は
部品供給器、32は部品搭載器である。
【0056】部品供給器31は、図22に示すように、
フレーム31aと、該フレーム31aに着脱自在に取り
付けられたマガジン31bと、マガジン31b用の位置
決め突起31cと、マガジン31b用の保持レバー31
dと、マガジン31bからの部品抜け落ちを規制するバ
ネ付勢のストッパ31eと、ストッパ31eの前後移動
を案内するガイド31fと、ガイド31f内へのストッ
パ31eの押し込みを検出するリミットスイッチや近接
スイッチ等から成るセンサ31gと、マガジン31bの
通路31b1の上端開口に挿入可能な金属製の可撓性ロ
ッド31hと、フレーム31aに縦向きに取り付けられ
ロッド31hを上下移動させるリニアモータ等のアクチ
ュエータ31iと、ロッド32aの上下移動を案内する
ガイド31jとを備えている。
【0057】マガジン31bには下部に湾曲部分を有す
る通路31b1が形成されており、該通路31b1の下
端開口は取出口31b2となっている。また、マガジン
31bの上面には位置決め突起31cが係合する位置決
め溝31b3が形成されている。通路31b1には図4
(a)〜(c)に示したような扁平角柱状,角柱状,円
柱状等の外観形状を有する電子部品Pの1種類が長手向
きで整列された状態で収納されており、取出口31b2
からの部品抜け落ちは該取出口31b2と向き合うスト
ッパ31eによって規制されている。
【0058】フレーム31aにはマガジン31bの背面
部分を受容する溝31a1が形成されており、前記マガ
ジン31bは、背面部分を溝31a1に受容され、且つ
位置決め溝31b3を位置決め突起31cに係合した状
態で、その下面をバネ付勢の保持レバー31dによって
押圧されてフレーム31aに取り付けられている。マガ
ジン31bをフレーム31aから取り外して新しいもの
と交換するときには、保持レバー31dの上端をバネ付
勢力に抗して押圧しながら、マガジン31bを溝31a
1から抜き出せばよい。
【0059】一方、部品搭載器32は、フレーム31a
に下向きに取り付けられたシリンダ32aと、該シリン
ダ32aのロッド32bに連結された吸着ノズル32c
とを備えている。図示を省略したが、シリンダ32aと
吸着ノズル32cは真空ポンプや切替バルブ等を有する
エア回路に配管を介して接続されており、吸着ノズル3
2cの下端は取出口31b2の前側上方に位置してい
る。
【0060】この搭載器32付きの部品供給器31は、
前記と同様に、可動テーブル3に装着されるか、或いは
固定テーブル6上に個別移動可能に配置される。可動テ
ーブル3または部品供給器31自体を移動させて搭載位
置決めを行うと同時に、図23に示すようにアクチュエ
ータ31iによってロッド31hを下方移動させて通路
31b1の上端開口に挿入し、該ロッド31hの先端で
最上位の電子部品Pを押圧して、最下位(先頭)の電子
部品Pをストッパ31eのバネ付勢力に抗して取出口3
1b2から外部に押し出す。取出口31b2の前側には
これと向き合うようにバネ付勢のストッパ31eが配置
されているため、取出口31b2から押し出された電子
部品Pは該ストッパ31eと後続の電子部品Pとで挟ま
れた状態となる。また、電子部品Pの押し出しによって
ストッパ31eがガイド31f内に押し込まれるため、
電子部品Pが完全に押し出されたか否かの判断はセンサ
31gの検出信号によって行うことができる。
【0061】電子部品Pが完全に押し出された図23の
状態から、図24に示すように吸着ノズル32cに負圧
を作用させながらシリンダ32aによって該吸着ノズル
32cを所定ストローク下降させ、取出口31b2から
押し出されている電子部品Pを該吸着ノズル32cによ
って吸着して該吸着状態のまま下方に移動させれば、基
板に対する部品搭載を行うことができる。部品搭載後は
吸着ノズル32cをその負圧を解いてから或いは正圧に
切り替えてから上昇復帰させると共に、可動テーブル3
または部品供給器31自体を後退復帰させる。また、マ
ガジン31bの通路31b1内の電子部品Pが無くなっ
た場合には、ロッド32を初期位置に復帰させて通路3
1b1から抜き出して、マガジン31bを新しいものと
交換する。
【0062】尚、ロッド上下動用のアクチュエータ31
iには図25に示した機構をその代わりに用いることが
できる。この機構は、ドライブローラ33aとテンショ
ンローラ33bとの間にロッド31hを挟み込んだもの
であり、サーボモータやステッピングモータ等のモータ
33cによってドライブローラ33aを正逆回転させれ
ば、ローラ間に挟まれたロッド31hを前記同様に上下
移動させることができる。
【0063】図26及び図27は部品供給器及び部品搭
載器のさらに他の変更形態を示すもので、図中の41は
部品供給器、42は部品搭載器である。
【0064】部品供給器41は、図26に示すように、
フレーム41aと、該フレーム41aに着脱自在に取り
付けられたマガジン41bと、マガジン41b用の位置
決め突起41cと、マガジン41b用の保持レバー41
dと、マガジン41bから電子部品Pを引き出すため吸
着ノズル41eとを備えている。
【0065】マガジン41bには下部に湾曲部分を有す
る通路41b1が形成されており、該通路41b1の下
端開口は取出口41b2となっている。また、マガジン
41bの上面には位置決め突起41cが係合する位置決
め溝41b3が形成されている。通路41b1には図4
(a)〜(c)に示したような扁平角柱状,角柱状,円
柱状等の外観形状を有する電子部品Pの1種類が長手向
きで整列された状態で収納されている。部品引出用の吸
着ノズル41eは取出口41b2と部品長さよりも僅か
に長い距離間隔をおいて対向配置されており、図26に
示すように、通路41b内の最下位(先頭)の電子部品
Pは吸着ノズル41eに作用する負圧によって取出口4
1b2から引き出され、該吸着ノズル41eに吸着保持
される。図示を省略したが、部品引出用の吸着ノズル4
1eは真空ポンプや切替バルブ等を有するエア回路に配
管を介して接続されている。
【0066】フレーム41aにはマガジン41bの背面
部分を受容する溝41a1が形成されており、前記マガ
ジン41bは、背面部分を溝41a1に受容され、且つ
位置決め溝41b3を位置決め突起41cに係合した状
態で、その下面をバネ付勢の保持レバー41dによって
押圧されてフレーム41aに取り付けられている。マガ
ジン41bをフレーム41aから取り外して新しいもの
と交換するときには、保持レバー41dの上端をバネ付
勢力に抗して押圧しながら、マガジン41bを溝41a
1から抜き出せばよい。
【0067】一方、部品搭載器42は、フレーム41a
に下向きに取り付けられたシリンダ42aと、該シリン
ダ42aのロッド42bに連結された吸着ノズル42c
とを備えている。図示を省略したが、シリンダ42aと
吸着ノズル42cは真空ポンプや切替バルブ等を有する
エア回路に配管を介して接続されており、吸着ノズル4
2cの下端は取出口41b2の前側上方に位置してい
る。
【0068】この搭載器42付きの部品供給器41は、
前記と同様に、可動テーブル3に装着されるか、或いは
固定テーブル6上に個別移動可能に配置される。可動テ
ーブル3または部品供給器41自体を移動させて搭載位
置決めを行うと同時に、図26に示すように部品引出用
の吸着ノズル41eに負圧を作用させて通路41b内の
最下位(先頭)の電子部品Pを取出口41b2から引き
出して該吸着ノズル41eに吸着保持する。通路41b
1内の後続の電子部品Pは、引き出された電子部品Pの
後ろに連なる。
【0069】電子部品Pが引き出された図26の状態か
ら、図27に示すように搭載器側の吸着ノズル42cに
負圧を作用させながらシリンダ42aによって該吸着ノ
ズル42cを所定ストローク下降させ、取出口41b2
から引き出され吸着ノズル41eに吸着保持されている
電子部品を今度は該吸着ノズル42cによって吸着して
該吸着状態のまま下方に移動させれば、基板に対する部
品搭載を行うことができる。部品搭載後は吸着ノズル4
2cをその負圧を解いてから或いは正圧に切り替えてか
ら上昇復帰させると共に、可動テーブル3または部品供
給器41自体を後退復帰させる。また、マガジン41b
の通路41b1内の電子部品Pが無くなった場合には、
マガジン41bを新しいものと交換する。
【0070】図28は部品搭載器のさらに他の変更形態
を示すものである。同図に示した部品搭載器51は、吸
着ノズル51aと、該吸着ノズル51aを上下動させる
シリンダ51bと、吸着ノズル51aをその中心線を軸
として回転させるモータ51cとを備えている。図示を
省略したが、吸着ノズル51aとシリンダ51bは真空
ポンプや切替バルブ等を有するエア回路に配管を介して
接続されている。
【0071】吸着ノズル51aの軸51dには軸受51
eが装着されており、該軸受51eとシリンダ51bの
ロッド51fは連結板51gを介して連結されている。
また、モータ51cの軸51hには縦長スリット51i
を有する筒状部51jが設けられており、吸着ノズル5
1aの軸51dの上部は、ガイドピン51kをスリット
51iに差し込まれた状態で筒状部51j内に上下動可
能に挿入されている。
【0072】この部品搭載器51では、シリンダ51b
のロッド51fを上下移動させることにより、連結板5
1g及び軸受51eを介して、吸着ノズル51aの軸5
1dを筒状部51jに沿って上下移動させることができ
る。また、モータ51cの軸51hを正逆回転させるこ
とにより、スリット51iとガイドピン51kとの係合
状態を保ったまま、吸着ノズル51aの軸51dを正逆
回転させることができる。つまり、吸着ノズル51aを
その中心線を軸として回転させることにより、該吸着ノ
ズル51aに吸着された電子部品Pの向き(θ方向の向
き)を部品搭載前に修正することができる。
【0073】ここで、吸着ノズル51aに吸着された電
子部品Pの向き(θ方向の向き)を部品搭載前に修正す
る具体的な方法を図29乃至図31を参照して説明す
る。
【0074】図29は電子部品Pの向きを検出するため
の検出装置を示すもので、図中の52aと52bはY方
向の発光器と受光器、53aと53bはX方向の発光器
と受光器であり、発光器内には光源、好ましくは直進性
の光を照射可能なレーザ発振器等が内蔵され、受光器に
は発光器からの光を検出する1次元CCD等の検出素子
が内蔵されている。これら発光器及び受光器は、吸着ノ
ズル51aに吸着された電子部品Pの下降経路の回りに
配置されており、Y方向発光器52aとY方向受光器5
2bはY方向で対向し、X方向発光器53aとX方向受
光器53bはX方向で対向している。また、互いの検出
光が干渉しないように、Y方向の発光器52a及び受光
器52bとX方向の発光器53a及びX方向受光器53
bとは上下方向に位置をずらして配置されている。
【0075】検出時には、Y方向の発光器52a及び受
光器52bとX方向の発光器53a及びX方向受光器5
3bをそれぞれ作動させた状態で、吸着ノズル51aに
吸着された電子部品Pを図29の状態から下降させる。
【0076】電子部品PがY方向の発光器52aと受光
器52bの間にあるときには、図30(a)(b)に示
すように、発光器52aからの照射光DBが電子部品P
で遮られて受光器52b側にこれに応じた影が生じるた
め、受光器52bではこの影の長さLyを検出すること
ができる。つまり、検出された長さLyが予め規定され
ている電子部品Pの幅寸法と誤差範囲内で整合するか否
かを判定すれば、吸着ノズル51aに吸着された電子部
品Pの向き(θ方向の向き)の正否が分かる。同図
(a)に示すように誤差範囲を考慮しても検出された長
さLyが明らかに長い場合には、同図(b)に示すよう
に吸着ノズル51aをθ方向に適宜回転させ、検出長さ
Lyが規定の幅寸法と整合する位置を探してその向き修
正を行う。
【0077】また、電子部品PがX方向の発光器53a
と受光器53bの間にあるときには、図31(a)
(b)に示すように、発光器53aからの照射光DBが
電子部品Pで遮られて受光器53b側にこれに応じた影
が生じるため、受光器53bではこの影の長さLxを検
出することができる。つまり、検出された長さLxが予
め規定されている電子部品Pの長さ寸法と誤差範囲内で
整合するか否かを判定すれば、吸着ノズル51aに吸着
された電子部品Pの向き(θ方向の向き)の正否が分か
る。同図(a)に示すように誤差範囲を考慮しても検出
された長さLxが明らかに長い場合には、同図(b)に
示すように吸着ノズル51aをθ方向に適宜回転させ、
検出長さLxが規定の長さ寸法と整合する位置を探して
その向き修正を行う。
【0078】尚、吸着ノズル51aに吸着された電子部
品Pのθ方向の向きを修正するだけであれば、Y方向の
発光器52a及び受光器52bとX方向の発光器53a
及び受光器53bの一方のみを用いても同様の向き修正
は可能である。
【0079】ちなみに、図29に示した検出装置を用い
れば、吸着ノズル51aに吸着されている電子部品Pの
2次元位置を正確に検出することもできる。つまり、電
子部品PがY方向の発光器52aと受光器52bの間を
通過するときに、図30(b)に示すように吸着ノズル
51aをθ方向に適宜回転させ、検出長さLyが最も小
さくなるときの影の位置(中心線Sy等の基準点から影
の両端までの距離等)を検出し、また、電子部品PがX
方向の発光器53aと受光器53bの間を通過するとき
に、図31(b)に示すように吸着ノズル51aをθ方
向に適宜回転させ、検出長さLxが最も小さくなるとき
の影の位置(中心線Sx等の基準点から影の両端までの
距離等)を検出すれば、両者の位置情報から吸着ノズル
51aに吸着されている電子部品PのXY平面の2次元
位置とθ軸の位置を正確に検出できるので、これを搭載
位置決めにフィードバックすれば基板に対する電子部品
Pの搭載を高精度で実現することができる。
【0080】以上、前述の実施形態及び変更形態では、
何れも部品搭載器付きの部品供給器を例示したが、部品
搭載器と部品供給器と別体に構成して部品搭載器をテー
ブル上またはテーブルとは別位置に配置するようにして
もよい。また、基板搬送ラインとして基板を直線状に搬
送するものを例示したが、該基板搬送ラインを円弧状に
構成して該ラインに沿って部品供給器を配置するように
してもよい。勿論、基板搬送ラインには図示例以外の周
知のライン構造、例えばコンベアベルトやコンベアロー
ラ等を用いたものが適宜使用できる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
所定方向に搬送される基板を部品搭載に要する僅かな時
間だけ断続的に停止させながら、該停止時間を利用して
必要な電子部品を順次基板に搭載できるので、従来のよ
うに基板を一箇所に長時間停止させておくなくとも、基
板を所定方向に搬送する流れの中で必要な電子部品を基
板に搭載でき、1基板当たりの部品搭載時間を短縮し
て、基板に対する部品搭載を極めて効率良く行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電子部品搭載装置の
上面図
【図2】図1に示した基板搬送ラインの部分斜視図
【図3】図1に示した搭載器付き部品供給器の側面図
【図4】電子部品の形状例を示す図
【図5】図1に示した部品供給器の動作説明図
【図6】図1に示した部品搭載器の動作説明図
【図7】図1に示した電子部品搭載装置の動作説明図
【図8】図1に示した電子部品搭載装置の動作説明図
【図9】図1に示した電子部品搭載装置の動作説明図
【図10】図1に示した電子部品搭載装置の動作説明図
【図11】部品供給器用移動機構の変更形態を示す部分
上面図
【図12】図11の側面図
【図13】図11に示した移動機構の動作説明図
【図14】部品供給器の配置例を示す上面図
【図15】部品供給器の他の配置例を示す上面図
【図16】部品供給器のさらに他の配置例を示す上面図
【図17】部品供給器及び部品搭載器の変更形態を示す
側面図
【図18】図17に示した部品供給器及び部品搭載器の
一部破断の部分上面図
【図19】図17に示した部品供給器及び部品搭載器の
動作説明図
【図20】部品供給器及び部品搭載器の他の変更形態を
示す側面図及び正面図
【図21】図20(a)のa−a線断面図と図20に示
した部品供給器及び部品搭載器の動作説明図
【図22】部品供給器及び部品搭載器のさらに他の変更
形態を示す一部破断側面図
【図23】図22に示した部品供給器及び部品搭載器の
動作説明図
【図24】図22に示した部品供給器及び部品搭載器の
動作説明図
【図25】ロッド上下動用の機構を示す部分正面図
【図26】部品供給器及び部品搭載器のさらに他の変更
形態を示す一部破断側面図
【図27】図26に示した部品供給器及び部品搭載器の
動作説明図
【図28】部品搭載器のさらに他の変更形態を示す側面
【図29】電子部品の向きを検出するための検出装置の
斜視図
【図30】図29に示した検出装置の作用説明図
【図31】図29に示した検出装置の作用説明図
【図32】従来の電子部品搭載装置の上面図
【符号の説明】
1…部品供給器、2…部品搭載器、3…可動テーブル、
4…基板搬送ライン、5…基板、P…電子部品、6…固
定テーブル、7…シリンダ、11,21,31,41…
部品供給器、12,22,32,42,51…部品搭載
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 勝 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 安田 太郎 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 斉藤 浩二 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を部品搭載に要する僅かな時間だけ
    断続的に停止させながら所定方向に搬送する基板搬送ラ
    インと、 基板搬送ラインに沿って配置された複数の部品供給器
    と、 前記停止時間を利用して部品供給器から必要な電子部品
    を選択的に基板に搭載する部品搭載器とを備える、 ことを特徴とする電子部品搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記部品供給器それぞれに部品搭載器が
    設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の電子部品搭載装置。
  3. 【請求項3】 前記部品供給器を基板搬送ラインと交差
    する方向に移動させる部品供給器用の移動機構を備え
    る、 ことを特徴とする請求項1または2記載の電子部品搭載
    装置。
  4. 【請求項4】 前記部品供給器が、電子部品を取出口位
    置に案内する通路と、取出口位置にある電子部品を外部
    に押し出すときに搭載具が挿入される挿入口とを備え、 前記部品搭載器が、部品供給器の挿入口に挿入され該挿
    入によって取出口位置にある電子部品を外部に押し出す
    搭載具と、該搭載具用の移動機構とを備える、 ことを特徴とする請求項3記載の電子部品搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記搭載具が吸着ノズルである、 ことを特徴とする請求項4記載の電子部品搭載装置。
JP10053896A 1997-05-29 1998-03-05 電子部品搭載装置 Pending JPH1146092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10053896A JPH1146092A (ja) 1997-05-29 1998-03-05 電子部品搭載装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14047897 1997-05-29
JP9-140478 1997-05-29
JP10053896A JPH1146092A (ja) 1997-05-29 1998-03-05 電子部品搭載装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1146092A true JPH1146092A (ja) 1999-02-16

Family

ID=26394623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10053896A Pending JPH1146092A (ja) 1997-05-29 1998-03-05 電子部品搭載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1146092A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013069799A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着機
US20150223374A1 (en) * 2012-09-20 2015-08-06 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic circuit component mounter
US20150237772A1 (en) * 2012-09-20 2015-08-20 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Bulk component supply system and bulk component replenishment method
US20150282399A1 (en) * 2012-09-20 2015-10-01 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Bulk component supply device and component mounter device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013069799A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路部品装着機
US20150223374A1 (en) * 2012-09-20 2015-08-06 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic circuit component mounter
US20150237740A1 (en) * 2012-09-20 2015-08-20 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic circuit component mounter
US20150237772A1 (en) * 2012-09-20 2015-08-20 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Bulk component supply system and bulk component replenishment method
US20150282399A1 (en) * 2012-09-20 2015-10-01 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Bulk component supply device and component mounter device
US9936619B2 (en) * 2012-09-20 2018-04-03 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic circuit component mounter
US10004169B2 (en) * 2012-09-20 2018-06-19 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Bulk component supply device and component mounter device
US10045442B2 (en) * 2012-09-20 2018-08-07 Fuji Machine Mfg. Co., Ltd. Electronic circuit component mounter
US10080320B2 (en) * 2012-09-20 2018-09-18 Fuji Corporation Bulk component supply system and bulk component replenishment method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7137195B2 (en) Method for mounting electronic parts onto a board
US7401401B2 (en) Mounting head of electronic component mounting apparatus
KR101122933B1 (ko) 전자 부품 장착 장치
JPH10209680A (ja) 電子部品装着装置
JP3610161B2 (ja) 装着ヘッド装置
JPH1146092A (ja) 電子部品搭載装置
JP3087545B2 (ja) コネクタ圧入装置
KR20040029929A (ko) 워크 반송 수납 장치 및 워크 반송 수납 방법
JP3258565B2 (ja) 部品供給機及び部品搭載装置
JPH1022693A (ja) 電子部品装着装置
JP4361832B2 (ja) 表面実装機
JP4665723B2 (ja) 部品供給装置、及び部品供給方法
CN214494874U (zh) 背光模组中转设备
JP2005340492A (ja) 表面実装機
JPH1032399A (ja) 電子部品装着装置
JPH09272024A (ja) 部品装着装置および部品装着方法
JP2001267794A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP2003023293A (ja) 電気部品装着システムおよび電気部品装着方法
JP3352049B2 (ja) 電子部品の極性整列機構
JP2000031700A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
CN113410082A (zh) 一种键盘膜自动压合方法
JPH07228333A (ja) 部品供給装置
JP3294553B2 (ja) 部品供給器用の部品送り装置
JP2004193507A (ja) 電子部品実装装置
KR20010018645A (ko) 표면실장기의 부품공급장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020618