JP3352049B2 - 電子部品の極性整列機構 - Google Patents

電子部品の極性整列機構

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JP3352049B2
JP3352049B2 JP11349999A JP11349999A JP3352049B2 JP 3352049 B2 JP3352049 B2 JP 3352049B2 JP 11349999 A JP11349999 A JP 11349999A JP 11349999 A JP11349999 A JP 11349999A JP 3352049 B2 JP3352049 B2 JP 3352049B2
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秀樹 海老原
正彦 金澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は極性のあるチップ型
コンデンサやダイオード等の電子部品の向きを変換し
て、当該電子部品の電極の向きを所定の向きに揃える
(極性整列させる)ための電子部品の極性整列機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】チップ型コンデンサ、ダイオード、抵抗
器等の電子部品は出荷前や回路への組み込み前に各種電
気特性の検査を行う必要がある。これら検査は電子部品
の電極に測定電極を接触させて当該電子部品に電流を流
したり、電圧を印加したりして行なわれている。従っ
て、電子部品に+、−の極性がある場合は、電子部品の
電極の向きを測定電極に合わせて一定の向きに揃えて
(極性整列させて)おかないと、電子部品の+電極に測
定電極の−側電極が接触し、電子部品の−電極に測定電
極の+側電極が接触して測定不能となったり、そのまま
電流を流したり、電圧を印加したりすると当該電子部品
が破損したりすることがある。また、極性のある電子部
品は極性整列させた状態で包装用のエンボステープの収
容部内に1つづつ収容して包装するのが通常であり、電
子部品をエンボステープの収容部に送り込むための装置
は、電子部品をそれに送り込まれたままの向きで収容部
内に送り込むため、電子部品を予め極性整列させてから
当該装置に送り込む必要もある。
【0003】そこで、従来は電子部品を搬送治具に搭載
して、或は直接コンベアに載せて、又は他の方法によっ
て搬送する間に、電子部品の向きを判別し、極性が逆向
きである電子部品を搬送治具やコンベア等から外部に排
出してパーツフィーダーに戻すとか、他の搬送治具やコ
ンベア等に送り出すとか、自動極性整列装置により向き
を変えて極性整列したりしている。
【0004】従来の自動極性整列装置は、極性が逆向き
である電子部品を吸盤で吸着したり、他の方法により搬
送治具やコンベア等から回転盤に載せ替え、その回転盤
を回転させることにより電子部品の向きを変換して極性
整列させ、その後に電子部品を吸盤で吸着したり他の方
法により前記搬送治具等に戻すものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来方法
のうち、極性の向きが逆である電子部品を外部に排出し
てパーツフィーダーに戻したり、他の搬送治具やコンベ
ア等に戻す方法には次のような課題あった。 1.電子部品を別の搬送治具やコンベア等に搭載し直す
のが面倒である。 2.搬送治具やコンベア等のうち、電子部品が排出され
た跡は空き状態となるため、電子部品の搬送に無駄がで
き、搬送効率が悪かった。
【0006】吸盤で吸着して回転盤に移し替える方法に
は次のような課題があった。 1.吸着した電子部品が回転盤に移し替える途中で落下
することがあり、移し替えの作業能率や精度が悪く、場
合によっては落下した電子部品が紛失することもあっ
た。 2.移し替え機構や回転機構が複雑になり、コスト高に
なる。 3.移し替えや、回転に時間がかかり、作業効率が悪
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は前記諸問
題を解決することにあり、簡潔な構造で、迅速に電子部
品を極性整列させることが可能な電子部品の極性整列機
構を提供することにある。
【0008】本件出願の第1の電子部品の極性整列機構
は、極性のある電子部品を送り出し可能な風を吹き出す
送風部と、送風部からの風により送り込まれた電子部品
が移動する通路とを備え、通路は電子部品が移動する往
路と、電子部品が往路内を移動するとその向きが自動的
に変換されて電極が所定の向きに揃う(極性整列する)
ようにした方向変換部と、極性整列した電子部品がその
向きで進行する復路を備えたものである。
【0009】本件出願の第2の電子部品の極性整列機構
は、極性のある電子部品を吸引可能な吸引部と、吸引部
により吸引された電子部品が移動する通路とを備え、通
路は電子部品が吸引された向きで移動する往路と、電子
部品が往路内を移動するとその向きが自動的に変換され
て電極が所定の向きに揃う(極性整列する)ようにした
方向変換部と、極性整列された電子部品がその向きで進
行する復路を備えたものである。
【0010】本件出願の第3の電子部品の極性整列機構
は、極性のある電子部品を送り出し可能な風を吹き出す
送風部と吸引可能な吸引部の双方と、電子部品が移動す
る通路とを備え、通路は電子部品がそのままの向きで移
動する往路と、電子部品が往路内を移動すると自動的に
その向きが変換して電極が所定の向きに揃う(極性整列
する)ようにした方向変換部と、極性整列された電子部
品がその向きで進行する復路を備えたものである。
【0011】本件出願の第4の電子部品の極性整列機構
は、前記第1〜第3のいずれかの電子部品の極性整列機
構において、通路の方向変換部をU字状に形成して、往
路内を移動する電子部品が当該方向変換部においてUタ
ーンして前後の向きが180度変換し、その向きで復路
内を進行するようにしたものである。
【0012】本件出願の第5の電子部品の極性整列機構
は、前記第1〜第4のいずれかの電子部品の極性整列機
構において、送風部と往路とが電子部品を搬送する搬送
路を挟んで対向し、吸引部と復路とが搬送路を挟んで対
向するように配置されたものである。
【0013】本件出願の第6の電子部品の極性整列機構
は、前記第1〜第5のいずれかの電子部品の極性整列機
構において、送風部、吸引部、往路、方向変換部、復路
が一つの基材に形成されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の電子部
品の極性整列機構の第1の実施形態を図1、図2に基づ
いて詳細に説明する。本実施形態に示す電子部品の極性
整列機構は図1(a)に示すように、極性を有する電子
部品1が搭載された搬送治具10(図2a)が走行可能
な搬送路8が形成された基材9の一方の側壁上面に電子
部品1が移動可能な通路3を設け、他方の側壁内部に前
記搬送路8内の搬送治具10に搭載された電子部品1を
前記通路3内に送り込み可能な風を吹き出す送風部2及
び通路3内の電子部品1を吸引する吸引部7を内蔵して
なるものである。前記搬送治具10は図2(a)に示す
様に硬質ゴム等の絶縁材によって細長に形成された基体
18の上面に、長手方向に一定間隔で突条20を形成
し、図2(b)に示すように隣接する突条20と突条2
0の間を電子部品1を搭載するための搭載部22とした
ものである。
【0015】前記通路3は図1(a)に示すように前記
基材9の一方の側壁上面に半円状の凹部25を形成する
と共に、同凹部25内に仕切板27を突設することによ
って、送り込まれた電子部品1がその向きで移動する往
路4と、往路4内を移動する電子部品1がUターンして
その前後の向きが自動的に180度変換して同電子部品
1の電極の向きが揃えられる(極性整列させる)方向転
換部5と、極性整列された電子部品1がその向きで進行
する復路6を形成してなるものである。図1(c)に示
すように当該通路3の上方は閉塞板26によって閉塞さ
れて、同通路3内を通過する電子部品1が外部に飛び出
すことがないようにしてある。
【0016】前記送風部2は前記搬送治具10に搭載さ
れている電子部品1に向けて風を吹き出し(エアーを噴
射し)て電子部品1を前記搬送治具10の搭載部22か
ら離脱させて通路3内に送り込むものである。具体的に
は図1(a、b)に示すように基材9の両側壁のうち、
前記搬送路8を挟んで通路3と対向する側壁の内側であ
って、前記通路3(往路4)と対向する位置に噴射ノズ
ル32を内蔵し、その噴射ノズル32の後端34を同側
壁から外側に突出させ(図1b)、突出した噴射ノズル
32の後端34にコンプレッサーに接続されたホース
(図示されていない)を接続してエアーを圧送すると、
当該噴射ノズル32の先端から電子部品1に向けて圧縮
エアーが噴射されるようにしてある。電子部品1に噴射
する圧縮エアーの圧力は当該電子部品1を搬送治具10
の搭載部22から押し出して往路4内に送り込み、さら
に方向転換部5を折り返して復路6を通過させて、同復
路6の出口に到達させるのに必要十分な圧力としてあ
る。
【0017】前記吸引部7は前記送風部2からの送風に
よって通路3内に送り込まれた電子部品1を復路6側か
ら吸引して、搬送治具1に再度搭載させるためのもので
ある。具体的は図1(a)に示すように基材9の側壁の
うち、前記搬送路8を挟んで通路3と対向する側壁の内
側であって、前記通路3(復路6)と対向する位置に吸
引ノズル36を内蔵し、その吸引ノズル36の後端39
を同側壁から外側に突出させ(図1a、b)、突出した
吸引ノズル36の後端39にエアーポンプに接続された
ホース(図示されていない)を接続してエアーを吸引す
ると、通路3内の電子部品1が同通路3の出口側(復路
6の終端側)に吸引され、そこで待機している搬送治具
10の搭載部22に再度搭載されるようにしてある。
【0018】(使用例)図1に示す本発明の電子部品の
極性整列機構は例えば次のようにして使用する。即ち、
図3(a)に示すように極性を有する複数の電子部品1
が搭載された搬送治具10(図2a)が周回する周回路
50の途中に前記搬送治具10に電子部品1を搭載する
パーツフィーダー52を配置し、パーツフィーダー52
より電子部品1の搬送方向先方に、搬送治具10に搭載
された複数の電子部品1の中から電極の向きが逆向きで
搭載されている電子部品1を検出する検出手段54を配
置し、検出手段54より先方に前記図1(a)に示す本
発明の電子部品の極性整列機構56を設け、当該極性整
列機構56より先方に電子部品1の電気的諸特性の検査
を行う検査部58を設ける。
【0019】前記周回路50は図4に示すように、図2
(a)に示す搬送治具10が走行可能な走行溝60(図
1に示す搬送路8と同一形状)が形成された主レール6
2を図3に示すように2本平行に配置すると共に、夫々
の主レール62の両側に両主レール62間を連結する補
助レール64を平行に配置して全体として方形環状に形
成してある。夫々の主レール62には前記走行溝60内
の搬送治具10を当該主レール62の一端から他端まで
所定ピッチで間欠移動させることが可能な搬送治具駆動
体(図示しない)が設けられている。夫々の補助レール
64には図5に示すように同補助レール64の上を走行
して搬送治具10を一方の主レール62から他方の主レ
ール62に搬送する搬送台66が設けてある。図5に示
すように補助レール64の上面には凹溝68が形成され
ており、前記搬送台66にはこの凹溝68に沿って走行
可能な走行輪(図示しない)及びその走行輪を駆動する
駆動部(図示しない)が備えてある。また、図5に示す
ように搬送台66には前記主レール62の走行溝60と
同一形状の収容溝70が設けられており、一方の主レー
ル62の一端まで送られた搬送治具10は当該収容溝7
0内に収容されて他方の主レール62の一端まで運ばれ
るようにしてある。これらにより、電子部品1を搭載し
た搬送治具10は一方の主レール62の一端から他端ま
で移動すると、一方の搬送台66によって他方の主レー
ル62の一端に搬送され、そこから当該主レール62の
他端まで移動し、さらにそこから他方の搬送台66によ
って前記主レール62の一端に戻され、これを繰り返す
ことで方形環状の周回路50を図3の矢印a方向に周回
するようにしてある。
【0020】前記パーツフィーダー52は投入された多
数の電子部品1を搬送治具10の複数の搭載部22(図
2a、b)の夫々に1つづつ搭載するためのものであ
り、従来から使用されているパーツフィーダー又は新た
に開発されたパーツフィーダーを使用することができ
る。
【0021】前記検出手段54は図3(a)に示すよう
に前記パーツフィーダー52より電子部品1の搬送方向
先方の周回路50上に設けられ、搬送治具10に搭載さ
れた複数の電子部品1の中から、電極が逆向きの電子部
品1を検出するものである。具体的には例えば、図2
(b)に示すように+側と−側とで電極72の形状が異
なる電子部品1の場合は、当該電子部品1をカメラ(図
示しない)で撮影し、その撮影画像を画像処理して電極
72の形状の違いを認識することによって当該電子部品
1の向きを判断する。
【0022】検出手段54より先方の周回路50上に設
けられる本発明の電子部品の極性整列機構56の構成は
前記図1に示すものと同一である。具体的には図3
(b)に示すように平行に配置された2本の主レール6
2のうちの一方の主レール62の途中に図1に示す前記
通路3、送風部2、吸引部7が設けられた基材9を当該
主レール62と一体に形成してある。但し、図3(b)
に示す送風部2は前記検出手段54の検出結果に基づい
て制御されており、当該搬送治具10に搭載された複数
の電子部品1のうち、前記検出手段54によって電極の
向きが逆向きであると判断された電子部品1が前記通路
3(往路4)の前まで搬送されてきたときに、当該電子
部品1に向けてエアーを噴射して同電子部品1を搬送治
具10の搭載部22から離脱させて往路4内に送り込む
ようにしてある。また、吸引部7は所定ピッチで間欠移
動する搬送治具10の移動ピッチに合わせて電子部品1
を吸引するように制御されており、通路3内に送り込ま
れた当該電子部品1が先に搭載されていた搭載部22が
通路3(復路6)の前に移動してきたときに吸引を開始
し、通路3を通過する間に極性整列された当該電子部品
1を元の搭載部22に再度搭載できるようにしてある。
【0023】搬送治具10の移動ピッチ、検出手段54
による撮影画像の処理及び処理結果に基づく電子部品1
の向きの判定、検出手段54の検出結果に基づく送風部
2の制御、搬送治具10の移動ピッチに応じた吸引部7
の制御等はすべて図示されていない制御部によって一括
制御されている。
【0024】以上により、図3(a)に示す本発明の極
性整列機構56を通過した後の搬送治具10の複数の搭
載部22に搭載されている夫々の電子部品1は、その電
極が所定方向を向くように揃えられ(極性整列され)、
その状態で、その先に設けられた検査部58に搬送され
る。尚、この検査部58より電子部品1の搬送方向先方
には当該検査部58によって良品と判断された電子部品
1を包装用のエンボステープの収容部に送り込むための
送り込み装置を設けることもできる。また、検査部58
に替えて前記送り込み装置を設けることもできる。さら
には検査部58や前記送り込み装置以外のものを設ける
こともできる。
【0025】前記検出手段54はカメラによる撮影及び
その撮影画像の処理によって当該電子部品1の電極の向
きを判定するものに限定されるものではなく、搬送治具
10に搭載されている複数の電子部品1のうちから、電
極の向きが逆向きで搭載されている電子部品1を検出す
ることができるものであれば如何なるものであってもよ
い。
【0026】周回路50を構成する前記主レール62の
走行溝60の内側には同走行溝60内を走行する搬送治
具10を案内するためのガイドを突設し、搬送治具10
にはそのガイドが勘合するガイド受けを設けることが、
搬送治具10の走行をより安定化させる観点からは望ま
しい。また、主レール62の走行溝60の形状は搬送治
具10の形状に応じて適宜変更することが可能であり、
その場合は搬送台66の収容溝70の形状もこれに合わ
せる。
【0027】(発明の他の実施形態)前記実施形態1で
は方向変換部5をU字状にして、往路4内を移動する電
子部品1の向きを180度変換するようにしたが、方向
変換部5は例えばL字状にして往路4内を移動する電子
部品1の向きを90度変換するようにすることもでき
る。要は電子部品1の電極の位置や電極を揃えようとす
る向き等に応じて電子部品1の向きを変換できる形状で
あれば如何なる形状であってもよい。また、前記実施形
態1では対向する2か所に電極が設けられた電子部品1
の向きを180度変換して極性整列させる場合を示した
が、本発明の電子部品の極性整列機構はこれ以外の電子
部品1を極性整列させることもできる。例えば、90度
異なる位置に電極が設けられた電子部品や3つ以上の電
極が設けられた電子部品等を極性整列させることもでき
る。
【0028】前記実施形態1では送風部2及び吸引部7
の双方を設け、送風部2から送り出される風の力と吸引
部7の吸引力の相乗効果によって電子部品1が通路3
(往路4、方向変換部5、復路6)を通過して極性整列
されるようにしたが、送風部2が搬送手段によって搬送
される電子部品1を往路4に送り出し、往路4、方向転
換部5、復路6を通過させて復路6の出口に到達させ、
さらに当該電子部品1を搬送治具その他の搬送手段に戻
すために必要十分な風を送り出す場合には吸引部7を省
略することができる。また、吸引部7が通路3の出口側
から電子部品1を吸引することによって、当該電子部品
1を通路3内に引き込み、往路4、方向転換部5、復路
6を通過させてその出口に到達させ、さらに出口に到達
した当該電子部品1を搬送治具その他の搬送手段に戻す
ために必要十分な吸引力を有する場合には送風部2を省
略することができる。
【0029】前記実施形態1では通路3の上方を閉塞板
26によって閉塞して、通路3内を通過する電子部品1
が外部に飛び出さないようにしたが、基材9の側壁内部
にトンネル状に通路3を形成することによって、同通路
3内を通過する電子部品1が外部に飛び出さないように
することもできる。
【0030】前記使用例では搬送治具10に搭載されて
搬送される電子部品1を極性整列させる場合を示した
が、本発明の電子部品の極性整列機構はコンベアその他
の搬送手段によって搬送される電子部品1を極性整列さ
せることもできる。また、通路3に対して水平方向に搬
送される電子部品1の極性整列に限らず、通路3に対し
て上下方向に搬送される電子部品1を極性整列させるこ
ともできる。例えば、搬送治具、コンベアその他の搬送
手段によって、通路3の下方又は上方から同通路3(往
路4)の前に送り出された電子部品1を同往路4内に送
り込んで方向変換部5を通過させ、さらに復路6を通過
させて同往路6の出口に到達した電子部品1を前記搬送
手段に戻して下方又は上方に搬送したりすることもでき
る。
【0031】
【発明の効果】本件出願の第1の電子部品の極性整列機
構は、電子部品を送り出し可能な風を吹き出す送風部
と、送風部からの風により送り込まれた電子部品が移動
する通路を備え、通路は電子部品が吸引された向きで移
動する往路と、電子部品が往路内を移動するとその向き
が自動的に変換されて電極が所定の向きに揃う(極性整
列する)ようにした方向変換部と、極性整列された電子
部品がその向きで進行する復路を備えているので、次の
ような効果を有する。 1.従来ように搬送治具やコンベア等の搬送手段によっ
て搬送される電子部品のうち電極が逆向きの電子部品を
当該搬送手段から排出するのではなく、当該電子部品を
極性整列させてから搬送手段に戻すことができるため、
搬送手段を最大限に有効活用することができる。 2.従来のように電子部品を回転盤等に載せて向きを反
転させるのではなく、通路を通過させるだけで自動的に
向きを変えて極性整列させることが可能なので、非常に
短時間で電子部品を極性整列させることができる。 3.機械的な機構によって電子部品の向きを転換させる
場合に比べて構造が非常に簡潔である。また、能動部材
が存在しないため、部材が動作するために同部材間に最
低必要なクリアランスを設ける必要がない。従って、小
型化が可能であり、動作音が小さく、故障の虞れも殆ど
ない。 4.電子部品を回転盤に移し替える必要がないので、移
し替えの途中で電子部品が落下したり、落下した電子部
品が紛失したりすることがない。 5.本発明の極性整列機構の先に電子部品の電気的諸特
性の検査を行う検査部や電子部品を包装用エンボステー
プの収容部内に送り込むための装置等を設けておけば、
電子部品が検査部等に到達する前に、当該電子部品を極
性整列させておくことができる。
【0032】本件出願の第2の電子部品の極性整列機構
は、前記第1の電子部品の極性整列機構における送風部
を電子部品を吸引する吸引部に替えたので、上記効果に
加えて特に次のような効果を有する。 1.通路の方向転換部を通過して電子部品が復路内をよ
りスムースに移動することができる。 2.極性整列された電子部品を復路の出口で待機してい
る搬送治具やコンベアその他の搬送手段により確実に戻
すことができる。
【0033】本件出願の第3の電子部品の極性整列機構
は、前記第1の電子部品の極性整列機構における送風部
と、前記第2の電子部品の極性整列機構における吸引部
の双方を備えているので、両者の効果を合わせ持つ。
【0034】本件出願の第4の電子部品の極性整列機構
は、方向転換部が電子部品をUターンさせてその前後の
向きを180度変換させることによって同電子部品を極
性整列させるものであるため、180度異なる位置に電
極が設けられた電子部品の極性整列に特に適している。
【0035】本件出願の第5の電子部品の極性整列機構
は、送風部と往路とが電子部品を搬送する搬送路を挟ん
で対向し、吸引部と復路とが搬送路を挟んで対向するよ
うに配置されているので、搬送路を搬送される電子部品
を極性整列させて、極性整列された当該電子部品を搬送
路に戻すことができる。
【0036】本件出願の第6の電子部品の極性整列機構
は、送風部、吸引部、往路、方向変換部、復路が一つの
基材に形成されているので全体が非常にコンパクトであ
り、種々の装置等に容易に組み込んで電子部品を極性整
列させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の極性整列機構の第1の実施
形態を示す説明図であり、(a)は説明斜視図、(b)
は同平面図、(c)は同側面図。
【図2】搬送治具の一例を示すものであり、(a)は説
明斜視図、(b)は(a)の一部拡大図。
【図3】(a)は本発明の電子部品の極性整列機構の一
使用例を示す概略図、(b)は(a)の一部拡大説明
図。
【図4】図3の搬送路を構成する主レールを示す説明
図。
【図5】図3の搬送路を構成する補助レール及び補助レ
ールを走行する搬送台の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 電子部品 2 送風部 3 通路 4 往路 5 方向転換部 6 往路 7 吸引部 8 搬送路 9 基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 31/00 H05K 13/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極性のある電子部品(1)を送り出し可能
    な風を吹き出す送風部(2)と、送風部(2)からの風
    により送り込まれた電子部品(1)が移動する通路
    (3)とを備え、通路(3)は電子部品(1)が移動す
    る往路(4)と、電子部品(1)が往路(4)内を移動
    するとその向きが自動的に変換されて電極が所定の向き
    に揃う(極性整列する)ようにした方向変換部(5)
    と、極性整列した電子部品(1)がその向きで進行する
    復路(6)を備えたことを特徴とする電子部品の極性整
    列機構。
  2. 【請求項2】極性のある電子部品(1)を吸引可能な吸
    引部(7)と、吸引部(7)により吸引された電子部品
    (1)が移動する通路(3)とを備え、通路(3)は電
    子部品(1)が吸引された向きで移動する往路(4)
    と、電子部品(1)が往路(4)内を移動するとその向
    きが自動的に変換されて電極が所定の向きに揃う(極性
    整列する)ようにした方向変換部(5)と、極性整列さ
    れた電子部品(1)がその向きで進行する復路(6)を
    備えたことを特徴とする電子部品の極性整列機構。
  3. 【請求項3】極性のある電子部品(1)を送り出し可能
    な風を吹き出す送風部(2)と吸引可能な吸引部(7)
    の双方と、電子部品(1)が移動する通路(3)とを備
    え、通路(3)は電子部品(1)がそのままの向きで移
    動する往路(4)と、電子部品(1)が往路(4)内を
    移動すると自動的にその向きが変換して電極が所定の向
    きに揃う(極性整列する)ようにした方向変換部(5)
    と、極性整列された電子部品(1)がその向きで進行す
    る復路(6)を備えたことを特徴とする電子部品の極性
    整列機構。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載のいずれかの電
    子部品の極性整列機構において、通路(3)の方向変換
    部(5)をU字状に形成して、往路(4)内を移動する
    電子部品(1)が当該方向変換部(5)においてUター
    ンして前後の向きが180度変換し、その向きで復路
    (6)内を進行するようにしたことを特徴とする電子部
    品の極性整列機構。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4記載のいずれかの電
    子部品の極性整列機構において、送風部(2)と往路
    (4)とが電子部品(1)を搬送する搬送路(8)を挟
    んで対向し、吸引部(7)と復路(6)とが搬送路
    (8)を挟んで対向するように配置されたことを特徴と
    する電子部品の極性整列機構。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5記載のいずれかの電
    子部品の極性整列機構において、送風部(2)、吸引部
    (7)、往路(4)、方向変換部(5)、復路(6)が
    一つの基材(9)に形成されたことを特徴とする電子部
    品の極性整列機構。
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