JP3284557B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP3284557B2
JP3284557B2 JP07619691A JP7619691A JP3284557B2 JP 3284557 B2 JP3284557 B2 JP 3284557B2 JP 07619691 A JP07619691 A JP 07619691A JP 7619691 A JP7619691 A JP 7619691A JP 3284557 B2 JP3284557 B2 JP 3284557B2
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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、苗植機に用いるもの
で、移植作業中に苗植装置を上昇させると副変速装置が
自動的に低速側に切り換るが、路上走行中には苗植装置
の上昇中でもその副変速装置の高速が選択できるように
して、路上での移動が高速で行なうものである。
【0002】
【従来の技術と問題点】苗植機は、軟弱な耕盤の上を前
進するので、軽く作ることが必要で最小限のエンジンが
用いられている。ここに、枕地でこの苗植機がUターン
するとき、車輪が耕土を掘り起すので、大きな力を消費
し、この小さなエンジンがエンストを起すことがある。
これを解消するため、実開昭56−111721号公報
のように、苗植装置が上昇すると、高速の位置にあった
変速装置が自動的に低速の位置に切換わるように構成し
ている。
【0003】一方、路上走行は、地面の条件が良いの
で、最高速で走って効率良く移動したいが、従来の装置
では、苗植装置を上昇しているので、高速には切換わら
なかった。従って、効率の良い移動が出来なかった。
【0004】
【問題点を解消するための手段】この発明は、上記の問
題点を解決するため、エンジン1の動力で駆動する車輪
5、6を備える走行車体4と、この走行車体4の後部に
昇降自在に取り付けられている苗植装置35と、車輪
5、6の回転を作業速度とこれよりも速い路上速度とに
切換操作が可能な主変速レバー52と、主変速レバー5
2とは別に車輪5、6の回転速度の切換操作が可能な副
変速レバー58とを備え、車輪5を操舵するステアリン
グホイル34の左右に前記主変速レバー52及び副変速
レバー58を振り分けて配置し、主変速レバー52から
の変速操作が伝達されるロッド54を前記ステアリング
ホイル34に対して該レバー58と左右同側に設け、該
ロッド54と左右同側に副変速レバー58からの変速操
作が伝達されるロッド60、61を設け、主変速レバー
52が作業速度の位置にあるときに下降している苗植装
置35を上昇させると高速の位置にある副変速レバー5
が低速の位置に切換わり、主変速レバー52が路上速
度の位置にあるときには下降している苗植装置35を上
昇させても高速の位置にある副変速レバー58が低速に
切換わらないように主変速レバー52と副変速レバー5
8とを連繋する連繋機構62,64,65、67をステ
アリングホイル34に対して前記ロッド54とは左右反
対側に設けたことを特徴とする苗植機とした。
【0005】
【作用と効果】この発明は、上記のように構成されるの
で、この苗植機は、主変速レバー52を作業速度とし、
副変速レバー58を高速として能率の良い苗の移植作業
を行う。そして、この苗植機が圃場の端まで来ると、苗
植装置35を上昇させたのち、Uタ−ンして進路を変更
し、苗を植えて来た横を折り返すように前進するが、上
記の苗植装置35の上昇で、これまで高速の位置にあっ
副変速レバー58が自動的に低速に切換わる。従っ
て、小さなエンジン1を用いて軽量に作られている苗植
機であっても、Uタ−ンの際にエンストを起すおそれが
ない。
【0006】また、苗の移植が終った圃場から次の圃場
へ移動するときや圃場と農家の間を移動するときに、路
面が良いと、主変速レバー52を路上速度とし、副変速
レバー58を高速とする。ここに、苗植装置35を上昇
させても、主変速レバー52が路上速度のときは、副変
速レバー58が低速に切換わらないから、主変速レバー
52副変速レバー58の両者が共に最高の速度でエン
ジン1の回転を車輪5,6に伝え、苗植機は効率良く移
動する。また、ステアリングホイル34の左右に前記主
変速レバー52及び副変速レバー58を振り分けて配置
したので、これらのレバ−52,58を操作しやすい。
更に、主変速レバー52及び副変速レバー58からの変
速操作が伝達されるロッド54、60、61を共にステ
アリングホイル34に対して主変速レバー52と左右同
側に設け、主変速レバー52と副変速レバー58とを連
繋する連繋機構62,64,65をステアリングホイル
34に対して前記ロッド54、60、61とは左右反対
側に設けたので、ロッド54、60、61と連繋機構6
2,64,65、67とを左右に振り分けて配置でき、
これらを簡単に配設できてステアリングホイル34周辺
の構造を簡素化することができる
【0007】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
および図2のように、エンジン1の回転がベルト式の副
変速装置2と歯車式の主変速装置3をこの順に経由して
走行車体4のそれぞれの前輪5とそれぞれの後輪6に伝
達されるように出来ている。すなわち、調車7がエンジ
ン1の出力軸8に固定され、中間軸9に固定された調車
10とこの調車7とにベルト11が巻き掛けられ、エン
ジン1の回転が中間軸9に伝達されている。中間軸9と
入力軸11とに、それぞれ一対の固定板12a,13a
と可動板12b,13bで出来た調車12,13が取付
けられ、これらにベルト14が巻き掛けられ、外側のカ
ム12c,13cを図3の時計方向に回動すると、可動
板12bが固定板12aから離れるとともに可動板13
bが固定板13aに近寄って、入力軸11の回転を減速
し、これとは逆に外側のカム12c,13cを反時計方
向に回動すると、可動板12bが固定板12aに近寄る
とともに可動板13bが固定板12bから離れて入力軸
11の回転を増速するように出来ている。副変速装置2
は、このように構成され、その増速と減速の比率は、1
0%程度とする。また、摩擦クラッチ13dが固定板1
3aの内側に設けられて、調車13の回転を入力軸11
に伝えるように出来ている。
【0008】図2のように、歯車15が入力軸11の右
に歯車箱16(図1および図3)内で固定され、中間歯
車17を介して歯車18に咬み合い、入力軸11の回転
を分配軸19に伝えるようになっている。小歯車20と
大歯車21が分配軸19に固定され、変速軸22上を移
動する変速歯車23の大歯車23aと小歯車23bがこ
れらに選択的に咬み合うように構成されて主変速装置3
となっている。そして、小歯車20に大歯車23aが咬
み合うと、作業速度が得られ、大歯車21に小歯車23
bが咬み合うと、作業速度よりも著しく速い路上速度が
得られるようになっている。
【0009】変速軸22の左端に固定された歯車24が
リングギヤ25に咬み合ってその回転が後輪差動装置2
6に達し、これから左右の差動軸27に分かれたのち、
それぞれの傘歯車28,29で伝動軸30に伝わり、こ
れが後に伸びてそれぞれの後輪6を回転するようになっ
ている。リングギヤ31が前記のリングギヤ25に咬み
合ってその回転が前輪差動装置32に達し、これから左
右の差動軸33に分かれたのち、両外端からそれぞれの
前輪5に伝わるようになっている。なお、左右の前輪5
は、ステアリングホイル34で操舵される。
【0010】図1のように、苗植装置35は、中央部の
歯車箱36、その上に上端が前倒れに斜設されて左右に
移動する苗載台37、苗載台37の下端部で上下に長い
長円軌道で旋回する苗植杆38、および、歯車箱36の
下で泥面を滑走するフロート39で構成されている。上
下一対のリンク40,41が走行車体4の後端の支柱4
2から後に伸び、その後端の支持枠43に上記の歯車箱
36が取付けられることにより、走行車体4に苗植装置
35が装着されている。アーム44が上のリンク40の
先端から下に伸び、シリンダ45から突出したピストン
46の端がこのアーム44の下端に接続し、シリンダ4
5に油を供給してピストン46を押し出すと、アーム4
4が上のリンク40を反時計方向に回動し、支持枠43
が下のリンク41で支えられているので平行に上昇し、
これに伴なって苗植装置35が泥面から釣り上げられる
ようになっている。この状態からシリンダ45内の油を
抜くと、これとは逆に作動して苗植装置35が下降す
る。
【0011】図2のように、歯車47が小歯車20に咬
み合ってその回転が軸48に達し、これが変速器49を
経て傘歯車50に伝わったのち、後に伸びるPTO軸5
1で歯車箱36内の歯車群に達し、前記の苗載台37を
左右に移動させるとともに、苗植杆38を旋回させ、苗
載台37上の苗を苗植杆38が欠ぎ取って泥土に移植す
るように出来ている。
【0012】図3,図4および図5のように、主変速レ
バー52がステアリングホイル34の右で前後に回動す
るように設けられ、後(図3の時計方向)に回動する
と、アーム53がロッド54を引き上げ、ベルクランク
55がロッド56を引きその先のアーム57がシフタ
(図示しない)を作動し、図2の大歯車23aが小歯車
20に咬み合って、作業速度が得られるように出来てい
る。従って、主変速レバー52を、これとは逆に、前に
押すと、アーム53がロッド54を押し下げ、ベルクラ
ンク55がロッド56を押し、アームがシフタで小歯車
23bを大歯車21に咬み合す。すると、前輪5と後輪
6の回転は、前記の作業速度よりも著しく早い路上速度
となる。
【0013】副変速レバー58がステアリングホイル3
4の左で前後に回動するように設けられ、後(図3の時
計方向)に回動すると、二又のアーム59の先が上り、
その先から伸びた一対のロッド60,61を引き上げ、
それぞれのロッド60,61がカム12c,13cを作
動し、可動板12bを固定板12aから離すとともに可
動板13bを固定板13aに近寄せ、調車12から調車
13に伝わる回転が低速となるように出来ている。従っ
て、副変速レバー58を、これとは逆に、前に押すと、
アーム59の先が上ってロッド60,61がカム12
c,13cを時計方向に引き回し、可動板12bが固定
板12aに近寄るとともに可動板13bが固定板13a
から離れ、調車12から調車13に伝わる回転が高速と
なる。
【0014】支杆62は、下端がハンドルポスト63に
回動自在に取付けられて、副変速レバー58の後で上に
伸びている。主変速レバー52と一体のア−ム64が上
向きに設けられ、このア−ム64の先と支杆62の先が
杆65で接続され、主変速レバー52を作業速度側(図
3の後側)に倒すと、支杆62の上端が副変速レバー5
8から後に離れ、これとは逆に、路上速度側(図3の前
側)に倒すと、支杆62の上端が副変速レバー58に近
寄るようになっている。尚、前記支杆62、ア−ム6
4、杆65及び後述のワイヤ−67等により、主変速レ
バー52と副変速レバー58とを連繋する連繋機構が構
成されている
【0015】可撓性のアウタ66の前後の両端が支杆6
2と支柱42に止められ、この中を通るワイヤー67の
先端が長孔68とピン69で副変速レバー58に取付け
られ、その後端が上のリンク40に取付けられている。
そして、主変速レバー52を後に倒し(作業速度に
し)、副変速レバー58を前に倒し(高速にし)、リン
ク40,41の後端を下げて苗の移植作業を行っている
苗植機が、水田の枕地に達したとき、方向転換に先立っ
てリンク40の後端をシリンダ45で上げると、ワイヤ
ー67がこのリンク40で後に引かれ、長孔68の左端
がピン69で副変速レバー58を後に引き戻し、副変速
装置2(調車12と調車13)を低速に切換えるように
なっている。
【0016】また、主変速レバー52を前に倒して主変
速装置3を路上速度としていると、支杆62の上端が副
変速レバー58に近寄っているので、この位置で副変速
レバー58を操作すると、ピン69が長孔68内を自由
に移動するように出来ている。従って、主変速レバー5
2を路上速度の位置にしていると、苗植装置35を上昇
させても、副変速装置2が低速に戻らない。
【0017】すなわち、主変速装置3を作業速度の位置
にしているときは、苗植装置35を上昇すると、副変速
装置2が自動的に低速に切換えるが、主変速装置3を路
上速度の位置にしていると、苗植装置35の上下にかか
わらず、副変速装置2の高速と低速とが自由に選択出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図。
【図2】その伝達機構図。
【図3】その一部の拡大した側面図。
【図4】その一部の拡大した正面図。
【図5】その一部の斜面図。
【符号の説明】
1 エンジン 4 走行車体 5 前輪 6 後輪34 ステアリングホイル 35 苗植装置52 主変速レバー 58 副変速レバー 54、60、61 ロッド 62,64,65、67 連繋機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 西田 秀彦 (56)参考文献 実開 平1−132428(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン1の動力で駆動する車輪5、6
    を備える走行車体4と、この走行車体4の後部に昇降自
    在に取り付けられている苗植装置35と、車輪5、6の
    回転を作業速度とこれよりも速い路上速度とに切換操作
    が可能な主変速レバー52と、主変速レバー52とは別
    車輪5、6の回転速度の切換操作が可能な副変速レバ
    ー58とを備え、車輪5を操舵するステアリングホイル
    34の左右に前記主変速レバー52及び副変速レバー5
    8を振り分けて配置し、主変速レバー52からの変速操
    作が伝達されるロッド54を前記ステアリングホイル3
    4に対して該レバー58と左右同側に設け、該ロッド5
    4と左右同側に副変速レバー58からの変速操作が伝達
    されるロッド60、61を設け、主変速レバー52が作
    業速度の位置にあるときに下降している苗植装置35を
    上昇させると高速の位置にある副変速レバー58が低速
    の位置に切換わり、主変速レバー52が路上速度の位置
    にあるときには下降している苗植装置35を上昇させて
    も高速の位置にある副変速レバー58が低速に切換わら
    ないように主変速レバー52と副変速レバー58とを連
    繋する連繋機構62,64,65、67をステアリング
    ホイル34に対して前記ロッド54とは左右反対側に設
    けたことを特徴とする苗植機。
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