JP2538519Y2 - 歩行型水田作業機におけるフレーム構造 - Google Patents
歩行型水田作業機におけるフレーム構造Info
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- JP2538519Y2 JP2538519Y2 JP2949191U JP2949191U JP2538519Y2 JP 2538519 Y2 JP2538519 Y2 JP 2538519Y2 JP 2949191 U JP2949191 U JP 2949191U JP 2949191 U JP2949191 U JP 2949191U JP 2538519 Y2 JP2538519 Y2 JP 2538519Y2
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- gear
- planter
- sprocket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歩行型水田作業機に係
り、詳しくは歩行型水田作業機のフレーム構造に関す
る。
り、詳しくは歩行型水田作業機のフレーム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歩行型水田作業機の機体フレーム
とハンドル支持杆とは夫々のフランジ同士をボルト・ナ
ットにより接続しており、苗のせ台やエプロンの支持部
材は機体フレームとハンドル支持杆とを組立てた後にボ
ール・ナット等により所要の位置に取付けられている。
とハンドル支持杆とは夫々のフランジ同士をボルト・ナ
ットにより接続しており、苗のせ台やエプロンの支持部
材は機体フレームとハンドル支持杆とを組立てた後にボ
ール・ナット等により所要の位置に取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では製造時の部品が多くなり、組立時間が余分に掛
るという問題があった。
来例では製造時の部品が多くなり、組立時間が余分に掛
るという問題があった。
【0004】そこで、本考案は機体フレームとハンドル
支持杆とを連結するフランジの何れか一方を左右に延長
した支持部材に、苗のせ台やエプロンの支持台を取付け
ることにより、構造が簡素化で組立時間を節減し、かつ
計量化を計れる歩行型水田作業機におけるフレーム構造
を提供することを目的とすものである。
支持杆とを連結するフランジの何れか一方を左右に延長
した支持部材に、苗のせ台やエプロンの支持台を取付け
ることにより、構造が簡素化で組立時間を節減し、かつ
計量化を計れる歩行型水田作業機におけるフレーム構造
を提供することを目的とすものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記事情に鑑
みてなされたものであって、例えば図1及び図2を参照
して示すと、機体フレーム(3)の前部にエンジン
(6)及びミッションケース(7)を配置し、該機体フ
レーム(3)に連結されたハンドル支持杆(56)の前
側に苗のせ台(10)及びエプロン(62)を配置して
なる歩行型水田作業機(1)において、前記機体フレー
ム(3)もしくはハンドル支持杆(56)を連結するフ
ランジ(67)の何れか一方を左右に延長し、該延設部
(69,70)を前記苗のせ台(10)及びエプロン
(62)の支持部材(69,70)としたことを特徴と
する。
みてなされたものであって、例えば図1及び図2を参照
して示すと、機体フレーム(3)の前部にエンジン
(6)及びミッションケース(7)を配置し、該機体フ
レーム(3)に連結されたハンドル支持杆(56)の前
側に苗のせ台(10)及びエプロン(62)を配置して
なる歩行型水田作業機(1)において、前記機体フレー
ム(3)もしくはハンドル支持杆(56)を連結するフ
ランジ(67)の何れか一方を左右に延長し、該延設部
(69,70)を前記苗のせ台(10)及びエプロン
(62)の支持部材(69,70)としたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】以上の構成に基づき、歩行型水田作業機(1)
はエンジン(6)の動力をミッションケース(7)内変
速走行装置により変速し、動力伝達装置により動力を伝
達して走行する。また、苗のせ台(10)を横方向に移
動し、苗のせ台(10)にのせた苗をプランタにより圃
場に植付ける。また、エプロン(62)を上下に調節し
て、苗の縦送りを少くしまた多くする。この際、苗のせ
台(10)は機体フレーム(3)及びハンドル支持杆
(56)の何れか一方のフランジ(67)が左右に延び
た支持部材(69,70)上を横移動し、エプロン(6
2)は該支持部材(69,70)に支持された支持軸
(71a)を介して上下移動する。
はエンジン(6)の動力をミッションケース(7)内変
速走行装置により変速し、動力伝達装置により動力を伝
達して走行する。また、苗のせ台(10)を横方向に移
動し、苗のせ台(10)にのせた苗をプランタにより圃
場に植付ける。また、エプロン(62)を上下に調節し
て、苗の縦送りを少くしまた多くする。この際、苗のせ
台(10)は機体フレーム(3)及びハンドル支持杆
(56)の何れか一方のフランジ(67)が左右に延び
た支持部材(69,70)上を横移動し、エプロン(6
2)は該支持部材(69,70)に支持された支持軸
(71a)を介して上下移動する。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
機体フレーム(3)及びハンドル支持杆(56)の何れ
か一方が延設された支持部材(69,70)により苗の
せ台(10)が支持され、該支持部材(69,70)に
支持された支持軸(71a)を介してエプロン(62)
が支持されているので、構造が簡易化でき、かつ組立時
間を節減できると共に、歩行型水田作業機(1)を軽量
化できる。
機体フレーム(3)及びハンドル支持杆(56)の何れ
か一方が延設された支持部材(69,70)により苗の
せ台(10)が支持され、該支持部材(69,70)に
支持された支持軸(71a)を介してエプロン(62)
が支持されているので、構造が簡易化でき、かつ組立時
間を節減できると共に、歩行型水田作業機(1)を軽量
化できる。
【0008】なお、前記カッコ内の符号は例示であっ
て、何等本考案を限定するものではない。
て、何等本考案を限定するものではない。
【0009】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0010】歩行型田植機1は、図2に示すように、車
輪2に支持されている機体フレーム3を有しており、こ
の機体フレーム3の前方にはバンパ4が固設され、機体
フレーム3の下方には、その前後方向に沿うフロート5
が配設されている。前記機体フレーム3の前方部には、
エンジン6及びミッションケース7が配置されていると
共に、該エンジン6の上方に、これらを覆うボンネット
9が配設されている。更に、前記機体フレーム3の後方
部には、マット苗が載置された苗のせ台10が機体幅方
向に移動自在に支持されており、該苗のせ台10の前方
には、植付爪11が配設されている。そして、前記苗の
せ台10の後方には、ハンドル支持杆18とその上端に
操作ハンドル12が配設されている。
輪2に支持されている機体フレーム3を有しており、こ
の機体フレーム3の前方にはバンパ4が固設され、機体
フレーム3の下方には、その前後方向に沿うフロート5
が配設されている。前記機体フレーム3の前方部には、
エンジン6及びミッションケース7が配置されていると
共に、該エンジン6の上方に、これらを覆うボンネット
9が配設されている。更に、前記機体フレーム3の後方
部には、マット苗が載置された苗のせ台10が機体幅方
向に移動自在に支持されており、該苗のせ台10の前方
には、植付爪11が配設されている。そして、前記苗の
せ台10の後方には、ハンドル支持杆18とその上端に
操作ハンドル12が配設されている。
【0011】また、図3及び図4に示すように、エンジ
ン6の下方にはミッションケース7が配設されており、
エンジン6からの動力がPTO軸8からギヤ14a、軸
18に固定したギヤ14b、ギヤ14bと一体のギヤ1
4c、変速軸15に固定したギヤ14dを介して、ミッ
ションケース7内の走行変速主軸15に伝達されてい
る。そして、該変速軸15に隣接してプランタ駆動軸1
6が回転自在に支持されており、また走行変速軸15の
他方に隣接してカウンタ軸17が回転自在に支持されて
いる。更に、ミッションケース7の前端部にはアクスル
ケース19,19が固定されており、該アクスルケース
19,19には伝動ケース20,20の筒部20a,2
0aが揺動自在に挿入・嵌合されている。そして、前記
アクスルケース19,19には左右の駆動軸21,21
が軸支されていて、該駆動軸21の先端に固設されたス
プロケットからチェンを介して伝動ケース20に車軸2
aによって支持される車輪2に動力伝達されている。そ
して、ミッションケース7には、前記カウンタ軸17と
並んでプランタ軸22が回転自在に支持されている。ま
た、前記プランタ駆動軸16には転位ギヤからなる株間
変速ギヤA,Bが固定されており、該株間変速ギヤA,
Bと選択噛合可能に変速ギヤ体23が摺動のみ自在に支
持され、かつこのギヤ体23には幅狭ギヤC及び幅広ギ
ヤDが形成されている。また、カウンタ軸17には、小
ギヤ25と中ギヤ26が固設されており、駆動軸21,
21にはサイドクラッチ27,27が設けられていて、
これらサイドクラッチ27,27は、駆動軸21,21
に軸支されたファイナルギヤ29が左右の駆動軸21,
21のいずれか一方、または両方とも噛合し得るように
構成されている。そして、プランタ軸22には逆転ギヤ
30が摺動及び回転自在に取付けられていると共に、プ
ランタクラッチ28が摺動可能に取付けられており、こ
のプランタクラッチ28が係合可能かつプランタ軸22
を軸支し、ミッションケース7に軸支される中空軸44
のケース7の外側端にスプロケット41が固定されてい
る。そして、このスプロケット41とプランタ駆動軸1
6端に設けられたスプロケット40とがチェン42を介
して連結されている(図3参照)。そして、プランタ軸
22の左端にプランタヘ動力を伝達するスプロケット2
2aが取付けられている。
ン6の下方にはミッションケース7が配設されており、
エンジン6からの動力がPTO軸8からギヤ14a、軸
18に固定したギヤ14b、ギヤ14bと一体のギヤ1
4c、変速軸15に固定したギヤ14dを介して、ミッ
ションケース7内の走行変速主軸15に伝達されてい
る。そして、該変速軸15に隣接してプランタ駆動軸1
6が回転自在に支持されており、また走行変速軸15の
他方に隣接してカウンタ軸17が回転自在に支持されて
いる。更に、ミッションケース7の前端部にはアクスル
ケース19,19が固定されており、該アクスルケース
19,19には伝動ケース20,20の筒部20a,2
0aが揺動自在に挿入・嵌合されている。そして、前記
アクスルケース19,19には左右の駆動軸21,21
が軸支されていて、該駆動軸21の先端に固設されたス
プロケットからチェンを介して伝動ケース20に車軸2
aによって支持される車輪2に動力伝達されている。そ
して、ミッションケース7には、前記カウンタ軸17と
並んでプランタ軸22が回転自在に支持されている。ま
た、前記プランタ駆動軸16には転位ギヤからなる株間
変速ギヤA,Bが固定されており、該株間変速ギヤA,
Bと選択噛合可能に変速ギヤ体23が摺動のみ自在に支
持され、かつこのギヤ体23には幅狭ギヤC及び幅広ギ
ヤDが形成されている。また、カウンタ軸17には、小
ギヤ25と中ギヤ26が固設されており、駆動軸21,
21にはサイドクラッチ27,27が設けられていて、
これらサイドクラッチ27,27は、駆動軸21,21
に軸支されたファイナルギヤ29が左右の駆動軸21,
21のいずれか一方、または両方とも噛合し得るように
構成されている。そして、プランタ軸22には逆転ギヤ
30が摺動及び回転自在に取付けられていると共に、プ
ランタクラッチ28が摺動可能に取付けられており、こ
のプランタクラッチ28が係合可能かつプランタ軸22
を軸支し、ミッションケース7に軸支される中空軸44
のケース7の外側端にスプロケット41が固定されてい
る。そして、このスプロケット41とプランタ駆動軸1
6端に設けられたスプロケット40とがチェン42を介
して連結されている(図3参照)。そして、プランタ軸
22の左端にプランタヘ動力を伝達するスプロケット2
2aが取付けられている。
【0012】また、図3及び図4に示すように、ミッシ
ョンケース7には、スクリューシャフト32が左右幅方
向に延びて回転自在に支持されており、該スクリューシ
ャフト32は車軸2aよりも機体前方側に配置され、か
つ前記スクリューシャフト32にはスライドブロック3
3が摺動のみ自在に螺合されている。そして、スクリュ
ーシャフト32はプランタ軸22からスプロケット3
5、チェン36及びスプロケット37を介して動力伝達
されており、スクリューシャフト32の回転に基づき前
記スライドブロック33が所定ストローク内で往復移動
し、該スライドブロック33は下方の回転軸39の前端
部に固定されている第1の揺動アーム38aに連結して
いる。回転軸39は機体フレーム3の側部に沿って機体
前後に延びていると共に回転自在に支持されており、か
つこの回転軸39の後端には第2の揺動アーム38b
(図1参照)が固定され、このアーム38bの先端に苗
のせ台10のホルダ10aが連結されている。従って、
スクリューシャフト32の回転に基づくスライドブロッ
ク33の往復動により、第1の揺動アーム38a、回転
軸39及び第2の揺動アーム38bを介して苗のせ台1
0を左右往復動して横送りするよう構成されている。
ョンケース7には、スクリューシャフト32が左右幅方
向に延びて回転自在に支持されており、該スクリューシ
ャフト32は車軸2aよりも機体前方側に配置され、か
つ前記スクリューシャフト32にはスライドブロック3
3が摺動のみ自在に螺合されている。そして、スクリュ
ーシャフト32はプランタ軸22からスプロケット3
5、チェン36及びスプロケット37を介して動力伝達
されており、スクリューシャフト32の回転に基づき前
記スライドブロック33が所定ストローク内で往復移動
し、該スライドブロック33は下方の回転軸39の前端
部に固定されている第1の揺動アーム38aに連結して
いる。回転軸39は機体フレーム3の側部に沿って機体
前後に延びていると共に回転自在に支持されており、か
つこの回転軸39の後端には第2の揺動アーム38b
(図1参照)が固定され、このアーム38bの先端に苗
のせ台10のホルダ10aが連結されている。従って、
スクリューシャフト32の回転に基づくスライドブロッ
ク33の往復動により、第1の揺動アーム38a、回転
軸39及び第2の揺動アーム38bを介して苗のせ台1
0を左右往復動して横送りするよう構成されている。
【0013】また、苗の縦送りについては、図2に示す
ように、スクリューシャフト32の一端部にカム51が
取付けられており、このカム51に対向するフォロワー
52を内側端に有する揺動軸53がミッションケース7
の側壁に軸支されていて、この揺動軸53の外側端に揺
動アーム55が取付けられている。
ように、スクリューシャフト32の一端部にカム51が
取付けられており、このカム51に対向するフォロワー
52を内側端に有する揺動軸53がミッションケース7
の側壁に軸支されていて、この揺動軸53の外側端に揺
動アーム55が取付けられている。
【0014】一方、ハンドル支持杆56に軸57aによ
り支持された縦送り駆動アーム57が、その先端が苗縦
送り手段60の縦送りカム59を回動させるように対向
し、この縦送り駆動アーム57の基部にレバー比調整用
の長孔57bが設けられている。そして、掻取り量調節
レバー61が機体31に支点61aにより軸支されてお
り、その先端がエプロン62を昇降させるようになって
いる。
り支持された縦送り駆動アーム57が、その先端が苗縦
送り手段60の縦送りカム59を回動させるように対向
し、この縦送り駆動アーム57の基部にレバー比調整用
の長孔57bが設けられている。そして、掻取り量調節
レバー61が機体31に支点61aにより軸支されてお
り、その先端がエプロン62を昇降させるようになって
いる。
【0015】そして、前記揺動アーム55の端部と縦送
り駆動アーム57の長孔57bとが連結棒63により連
結されており、この連結棒63が掻取り量調節レバー6
1の支点61aよりも後部に設けられたガイド65によ
り摺動のみ自在に支持されている。そして、連結棒63
の右端が掻取り量調節レバー61の上下に伴ってエプロ
ン63の下降、上昇並びに苗の縦送り量の増減が行なわ
れるようになっている。
り駆動アーム57の長孔57bとが連結棒63により連
結されており、この連結棒63が掻取り量調節レバー6
1の支点61aよりも後部に設けられたガイド65によ
り摺動のみ自在に支持されている。そして、連結棒63
の右端が掻取り量調節レバー61の上下に伴ってエプロ
ン63の下降、上昇並びに苗の縦送り量の増減が行なわ
れるようになっている。
【0016】また、走行変速時の変速位置については、
図5(a) 、(b) に示すように、 路面走行速度段F2 変速操作棒49の上部に設けられた変速位置表示板50
のF2位置に変速操作棒49をセットすると、変速ギヤ
体23のギヤCと逆転ギヤ30とは常時噛み合ってお
り、逆転ギヤ30とファイナルギヤ29とが噛み合って
いる。従って、サイドクラッチ27が駆動軸21に接続
すると、PTO軸から走行変速軸15に伝達された回転
力は、ギヤC、逆転ギヤ30、ファイナルギヤ29、サ
イドクラッチ27を介して、駆動軸21に伝達されるよ
うになっている。なお、プランタ軸22に逆転ギヤ30
が回転自在のため、プランタ軸22は回転しない。ま
た、カウンタ軸17はファイナルギヤ29、小ギヤ25
により回転するが、中ギヤ26とギヤDとが噛み合って
いないため、支障ない。
図5(a) 、(b) に示すように、 路面走行速度段F2 変速操作棒49の上部に設けられた変速位置表示板50
のF2位置に変速操作棒49をセットすると、変速ギヤ
体23のギヤCと逆転ギヤ30とは常時噛み合ってお
り、逆転ギヤ30とファイナルギヤ29とが噛み合って
いる。従って、サイドクラッチ27が駆動軸21に接続
すると、PTO軸から走行変速軸15に伝達された回転
力は、ギヤC、逆転ギヤ30、ファイナルギヤ29、サ
イドクラッチ27を介して、駆動軸21に伝達されるよ
うになっている。なお、プランタ軸22に逆転ギヤ30
が回転自在のため、プランタ軸22は回転しない。ま
た、カウンタ軸17はファイナルギヤ29、小ギヤ25
により回転するが、中ギヤ26とギヤDとが噛み合って
いないため、支障ない。
【0017】植付走行速度段F1 変速操作棒49が変速位置表示板50のF1領域にある
場合には、ギヤDが広幅に形成されているために、ギヤ
26にギヤDが噛み合わされており、PTO軸8から走
行変速軸15に伝達された回転力は、ギヤD、ギヤ2
6、カウンタ軸17、ギヤ25、フィナルギヤ29、サ
イドクラッチ27を介して駆動軸21に植付走行速度が
伝達されるようになっている。
場合には、ギヤDが広幅に形成されているために、ギヤ
26にギヤDが噛み合わされており、PTO軸8から走
行変速軸15に伝達された回転力は、ギヤD、ギヤ2
6、カウンタ軸17、ギヤ25、フィナルギヤ29、サ
イドクラッチ27を介して駆動軸21に植付走行速度が
伝達されるようになっている。
【0018】そして、表示板50の位置小ではギヤD,
Bを介してプランタ駆動軸16が小回転速度で回転し、
位置大ではギヤC,Aを介してプランタ駆動軸16が大
回転速度で回転し、更に位置中ではギヤC,Bを介して
プランタ駆動軸16が中回転速度で回転する。
Bを介してプランタ駆動軸16が小回転速度で回転し、
位置大ではギヤC,Aを介してプランタ駆動軸16が大
回転速度で回転し、更に位置中ではギヤC,Bを介して
プランタ駆動軸16が中回転速度で回転する。
【0019】かくして植付走行速度F1ではプランタ駆
動軸16が3速度で回転し、プランタ駆動軸16、スプ
ロケット40、チェン42、スプロケット41、中空軸
44、クラッチ28、プランタ軸22、スプロケット2
2aを介してプランタが3速度に回転し株間隔を3個の
間隔に調節する。
動軸16が3速度で回転し、プランタ駆動軸16、スプ
ロケット40、チェン42、スプロケット41、中空軸
44、クラッチ28、プランタ軸22、スプロケット2
2aを介してプランタが3速度に回転し株間隔を3個の
間隔に調節する。
【0020】そして、前記したように、スクリュー軸3
2を3個の速度で回転し、苗のせ台10を3個の速度で
横送りし、かつ縦送りする。 ニュートラル速度段N 変速操作棒49を位置Nにセットすると、ギヤDとギヤ
26との噛合が断たれニュートラルとなる。
2を3個の速度で回転し、苗のせ台10を3個の速度で
横送りし、かつ縦送りする。 ニュートラル速度段N 変速操作棒49を位置Nにセットすると、ギヤDとギヤ
26との噛合が断たれニュートラルとなる。
【0021】後進速度段R 操作棒49を位置Rにセットすると、ギヤC,Dからギ
ヤ26への回転力伝達が断たれ、ギヤC、逆転ギヤ3
0、ギヤ30b、ギヤ26、軸16、ギヤ25、ファイ
ナルギヤ29、サイドクラッチ27を介して駆動軸21
に低速の逆回転が伝達されるようになっている。
ヤ26への回転力伝達が断たれ、ギヤC、逆転ギヤ3
0、ギヤ30b、ギヤ26、軸16、ギヤ25、ファイ
ナルギヤ29、サイドクラッチ27を介して駆動軸21
に低速の逆回転が伝達されるようになっている。
【0022】次に、機体フレーム3とハンドル支持杆5
6との構造について、図1を参照して説明する。機体フ
レーム3には前後にフランジを有しており、中間が4角
柱に形成され、後部にプランタ軸支部材66が一体に固
定されており、後部のフランジ67にハンドル支持杆5
6のフランジがボルト・ナットにより固定されている。
そして、フランジ67が斜め上方及び左右に延ばされ
て、両端部がエプロン受69,69に形成されると共に
上部が苗のせ台10の支持部材70に形成されている。
そして、この支持部材70に苗縦送り部材71等の軸7
1aが一体に固定されている。また、ハンドル支持杆5
6には各操作位置決めの支え72等が取付けられ、上端
にハンドル12が取付けられている。本実施例は、以上
のように構成しているので、歩行型田植機1では、エン
ジン6のPTO軸8からの回転力をギヤ14a、ギヤ1
4b、ギヤ14c、ギヤ14dを介して、走行変速軸1
5に伝達し、図5(a) に示す変速操作棒49を図7(b)
に示す変速位置表示板50の位置F2にセットすると、
ギヤC、逆転ギヤ30、フィナルギヤ29、サイドクラ
ッチ27、駆動軸21、スプロケット21a、チェンを
介して車輪2に走行変速軸15からの回転力が伝達さ
れ、車輪2が路上走行速度で回転することにより、歩行
型田植機1は路上走行速度で走行する。
6との構造について、図1を参照して説明する。機体フ
レーム3には前後にフランジを有しており、中間が4角
柱に形成され、後部にプランタ軸支部材66が一体に固
定されており、後部のフランジ67にハンドル支持杆5
6のフランジがボルト・ナットにより固定されている。
そして、フランジ67が斜め上方及び左右に延ばされ
て、両端部がエプロン受69,69に形成されると共に
上部が苗のせ台10の支持部材70に形成されている。
そして、この支持部材70に苗縦送り部材71等の軸7
1aが一体に固定されている。また、ハンドル支持杆5
6には各操作位置決めの支え72等が取付けられ、上端
にハンドル12が取付けられている。本実施例は、以上
のように構成しているので、歩行型田植機1では、エン
ジン6のPTO軸8からの回転力をギヤ14a、ギヤ1
4b、ギヤ14c、ギヤ14dを介して、走行変速軸1
5に伝達し、図5(a) に示す変速操作棒49を図7(b)
に示す変速位置表示板50の位置F2にセットすると、
ギヤC、逆転ギヤ30、フィナルギヤ29、サイドクラ
ッチ27、駆動軸21、スプロケット21a、チェンを
介して車輪2に走行変速軸15からの回転力が伝達さ
れ、車輪2が路上走行速度で回転することにより、歩行
型田植機1は路上走行速度で走行する。
【0023】また、変速操作棒49を変速位置表示板5
0の位置F1にセットすると、エンジン6から前記同様
に走行変速軸15に伝達された回転力は、ギヤD、ギヤ
26、カウンタ軸17、ギヤ25、フィナルギヤ29、
サイドクラッチ27、駆動軸21、スプロケット21
a、チェンを介して車輪2が植付走行速度で回転するこ
とにより、歩行型田植機1は植付走行速度で走行する。
0の位置F1にセットすると、エンジン6から前記同様
に走行変速軸15に伝達された回転力は、ギヤD、ギヤ
26、カウンタ軸17、ギヤ25、フィナルギヤ29、
サイドクラッチ27、駆動軸21、スプロケット21
a、チェンを介して車輪2が植付走行速度で回転するこ
とにより、歩行型田植機1は植付走行速度で走行する。
【0024】一方、変速操作棒49を位置F1のうち位
置小にセットすると、走行変速軸15の回転力がギヤ
D、ギヤB、プランタ駆動軸16、スプロケット40、
チェン42、スプロケット41、プランタクラッチ2
8、プランタ軸22を介してスプロケット22aに伝達
され、スプロケット22aからプランタを小回転速度で
回転させ、株間を大間隔に植付ける。
置小にセットすると、走行変速軸15の回転力がギヤ
D、ギヤB、プランタ駆動軸16、スプロケット40、
チェン42、スプロケット41、プランタクラッチ2
8、プランタ軸22を介してスプロケット22aに伝達
され、スプロケット22aからプランタを小回転速度で
回転させ、株間を大間隔に植付ける。
【0025】変速操作棒49を位置大にセットすると、
走行変速軸15の回転力がギヤC、ギヤAを介してプラ
ンタ駆動軸16に伝達される。その後は前記同様にし
て、プランタを大回転速度で回転させ、株間を小間隔に
植付ける。
走行変速軸15の回転力がギヤC、ギヤAを介してプラ
ンタ駆動軸16に伝達される。その後は前記同様にし
て、プランタを大回転速度で回転させ、株間を小間隔に
植付ける。
【0026】変速操作棒49を位置中にセットすると、
走行変速軸15の回転力がギヤC、ギヤBを介してプラ
ンタ駆動軸16に伝達され、前記同様にして、プランタ
が中回転速度で回転し、株間が中間隔に植付けされる。
走行変速軸15の回転力がギヤC、ギヤBを介してプラ
ンタ駆動軸16に伝達され、前記同様にして、プランタ
が中回転速度で回転し、株間が中間隔に植付けされる。
【0027】また、変速操作棒49を位置Nにセットす
ると、駆動軸21への回転力が伝達されない。
ると、駆動軸21への回転力が伝達されない。
【0028】また、変速操作棒49を位置Rにセットす
ると、走行変速軸15の回転力がギヤC、逆転ギヤ3
0、ギヤ30b、ギヤ26、軸16、ギヤ25、ファイ
ナルギヤ29、サイドクラッチ27を介して駆動軸21
に低速の逆回転が伝達され、スプロケット21a、チェ
ン、車軸2aを経て車輪2が低速後進する。
ると、走行変速軸15の回転力がギヤC、逆転ギヤ3
0、ギヤ30b、ギヤ26、軸16、ギヤ25、ファイ
ナルギヤ29、サイドクラッチ27を介して駆動軸21
に低速の逆回転が伝達され、スプロケット21a、チェ
ン、車軸2aを経て車輪2が低速後進する。
【0029】上記において、走行中、サイドクラッチ2
7を断にすると、断にされたサイドクラッチ側へ歩行型
田植機1が旋回する。
7を断にすると、断にされたサイドクラッチ側へ歩行型
田植機1が旋回する。
【0030】また、苗のせ台10の横送り作用について
は、変速操作棒49を変速位置表示板50の位置F1に
セットしたとき、その位置が小、大、中の位置であれ
ば、それ等に対応して、変速されて、入力軸15からプ
ランタ駆動軸16に回転が伝わり、更に、プランタ駆動
軸16からスプロケット40、チェン42、スプロケッ
ト41、中空軸44、プランタクラッチ28、プランタ
軸22、スプロケット35、チェン36、スプロケット
37、スクリューシャフト32、スライドブロック3
3、第1の揺動アーム38a、軸39、第2の揺動アー
ム38b、ピン10b、苗ホルダ10aを介して、株間
変速に対応した繰返し速度で苗のせ台10を左右に移動
する。
は、変速操作棒49を変速位置表示板50の位置F1に
セットしたとき、その位置が小、大、中の位置であれ
ば、それ等に対応して、変速されて、入力軸15からプ
ランタ駆動軸16に回転が伝わり、更に、プランタ駆動
軸16からスプロケット40、チェン42、スプロケッ
ト41、中空軸44、プランタクラッチ28、プランタ
軸22、スプロケット35、チェン36、スプロケット
37、スクリューシャフト32、スライドブロック3
3、第1の揺動アーム38a、軸39、第2の揺動アー
ム38b、ピン10b、苗ホルダ10aを介して、株間
変速に対応した繰返し速度で苗のせ台10を左右に移動
する。
【0031】また、縦送り調整装置の作用について説明
する。
する。
【0032】変速操作棒49を変速位置表示板50の位
置F1にセットすると、その位置が小、大、中の位置で
あれば、小、中、大回転速度に変速され、入力軸からプ
ランタ駆動軸16に回転が伝わり、更に図3に示すよう
にプランタ駆動軸16からスプロケット40、チェン4
2、スプロケット41、中空軸44、プランタクラッチ
28、プランタ軸22、そして、図2及び図4に示すよ
うに、スプロケット35、チェン36、スプロケット3
7、スクリューシャフト32、カム51、フォロワー5
2、揺動軸53を介し揺動アーム55が揺動する。そし
て、連結棒63を介して、縦送り駆動アーム57が縦送
りカム59を所定量回動して、苗縦送り手段60により
マット苗を縦送りする。
置F1にセットすると、その位置が小、大、中の位置で
あれば、小、中、大回転速度に変速され、入力軸からプ
ランタ駆動軸16に回転が伝わり、更に図3に示すよう
にプランタ駆動軸16からスプロケット40、チェン4
2、スプロケット41、中空軸44、プランタクラッチ
28、プランタ軸22、そして、図2及び図4に示すよ
うに、スプロケット35、チェン36、スプロケット3
7、スクリューシャフト32、カム51、フォロワー5
2、揺動軸53を介し揺動アーム55が揺動する。そし
て、連結棒63を介して、縦送り駆動アーム57が縦送
りカム59を所定量回動して、苗縦送り手段60により
マット苗を縦送りする。
【0033】この際、掻取り調節レバー61を下方に回
動すると、ガイド65により連結棒63の長孔57bに
嵌込まれている端部が下降して、縦送りアーム57のレ
バー比が小さくなり、苗縦送り量が減少すると共に、エ
プロン62が上昇、即ち苗掻取り量が減少する。掻取り
調節レバー61を上昇すると、前記と逆に苗掻取り量が
増大する。かくの如く、縦送り作用は前記横送り作用と
連動して行なわれる。
動すると、ガイド65により連結棒63の長孔57bに
嵌込まれている端部が下降して、縦送りアーム57のレ
バー比が小さくなり、苗縦送り量が減少すると共に、エ
プロン62が上昇、即ち苗掻取り量が減少する。掻取り
調節レバー61を上昇すると、前記と逆に苗掻取り量が
増大する。かくの如く、縦送り作用は前記横送り作用と
連動して行なわれる。
【図1】本発明の実施例を示す機体フレームとハンドル
支持杆とを示す斜視図。
支持杆とを示す斜視図。
【図2】その歩行型水田作業機の側面図。
【図3】そのトランスミッションの断面展開図。
【図4】その主としてスクリューシャフトとプランタ軸
の関係を示す断面展開図。
の関係を示す断面展開図。
【図5】(a) は、変速操作棒と変速位置表示板との関係
を示す斜視図、(b) は、その断面正面図。
を示す斜視図、(b) は、その断面正面図。
1 歩行型水田作業機(歩行型田植機) 3 機体フレーム 6 エンジン 7 ミッションケース 10 苗のせ台 56 ハンドル支持杆 62 エプロン 67 フランジ 69,70 延設部(エプロン受、支持部材) 71 支持軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石飛 芳夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 機体フレームの前部にエンジン及びミッ
ションケースを配置し、該機体フレームに連結されたハ
ンドル支持杆の前側に苗のせ台及びエプロンを配置して
なる歩行型水田作業機において、前記フレームもしくは
ハンドル支持杆を連結するフランジの何れか一方を左右
に延長し、該延設部を、前記苗のせ台及びエプロンの支
持部材としたことを特徴とする歩行型水田作業機におけ
るフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2949191U JP2538519Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 歩行型水田作業機におけるフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2949191U JP2538519Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 歩行型水田作業機におけるフレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117516U JPH04117516U (ja) | 1992-10-21 |
JP2538519Y2 true JP2538519Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=31913342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2949191U Expired - Lifetime JP2538519Y2 (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 歩行型水田作業機におけるフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538519Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP2949191U patent/JP2538519Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117516U (ja) | 1992-10-21 |
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