JP3281373B2 - 抗hiv−1剤としてのデキストリン硫酸とその組成体 - Google Patents

抗hiv−1剤としてのデキストリン硫酸とその組成体

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薬学的に作用する物質及び組成に関し、特
に、ヒト免疫不全ウィルス−I型(HIV−1)及び関連
するウィルスに対する薬品としてのそのような物質及び
組成の利用に関する。
硫酸で処理された多糖類が、抗HIV作用を有すること
が、知られており、例えば、欧州特許第240,098号明細
書に開示されている。この利用書は、比較的小さい分子
量のデキストリンの硫酸によって得られる、強く硫酸で
処理されたオリゴ糖を開示している。
本発明に基づけば、HIV−1及び関連ウィルスに対す
る薬品が提供され、その薬品は、グルコースユニット当
たり、最大で2つの硫酸塩グループを含むデキストリン
硫酸であるか、そのデキストリン硫酸を含んでいる。デ
キストリンは、グルコースの高分子の混合物であり、グ
ルコースユニットは、硫酸塩グループによって、1個ま
たは複数の1、3、6位置で置換されても良い。
本発明はまた、そのような薬品を含む組成を提供す
る。更に、本発明は、HIV−1及び関連ウィルスに対す
るそのような薬品及び組成の使用法をも提供する。
本発明で使用されるデキストリン硫酸は、グルコース
ユニット当たり、2個以上の硫酸塩グループを有し、好
適なデキストリン硫酸は、グルコースユニット当たり、
約1個または0.5から1.5個、より好ましくは、1.2個以
上の硫酸塩グループを有する。より好ましくは、その薬
品は、2−硫酸デキストリンまたは6−硫酸デキストリ
ンであるか、またはそれらの混合物である。
2−硫酸デキスロリンは、6−硫酸デキストリンと概
ね等しいHIV−1ウィルスに対する作用を有することが
発見された。しかしながら、後者はより強い抗凝固作用
を有し、そのために2−硫酸デキストリンがとりわけ好
ましい薬品である。
2−硫酸デキストリン及び6−硫酸デキストリンに比
べ、3−硫酸デキストリンは、比較的弱い抗HIV作用を
有することもまた発見された。従って、ある特定の量の
硫酸塩に対し、デキストリン硫酸の抗HIV作用は、3−
硫酸デキストリンの割合に反比例する。多くの反応条件
の元では、デキストリン内のその他のグループであるグ
ルコースの3−OHグループは、2−OH及び6−OHグルー
プよりも、反応しないことが明らかにされている。従っ
て、硫酸塩グループあたりの強化された抗HIV作用は、
硫化の程度を比較的低く保つこと、従って、3−硫酸の
存在を減少することによって得られる。
しかしながら、特定のデキストリン硫酸を、抗HIV剤
として選択する場合、対立する要因が存在する。即ち、
一般的に言えば、 1. ある一定の硫酸塩の量に対して、 (a)分子量を増すほど、毒性が増し、 (b)分子量を増すほど、抗HIV作用が増す。
2. ある一定の分子量に対して、 (a)硫酸塩の量を増すほど、毒性が増し、 (b)硫酸塩の量を増すほど、抗HIV作用が増す。
事実、デキストリン硫酸は、満足な抗HIV作用が、受
容できない毒性と共に現れるため、また、分子量が余り
にも多くなるか、硫酸塩の含有量が余りにも多くなるた
めに、実際には使用できないとみなされている。
置換段階を2の最大値に限定することによって、本発
明は、適切な抗HIV作用を有し、かつ毒性を受容可能な
限界内に保つデキストリン硫酸を製造することを可能に
した。比較的低い段階の置換によって、3−硫酸デキス
トリンの割合を低く保ち、3−置換によるデキストリン
硫酸の毒性が回避される。即ち2、3、6−硫酸を与え
るためにデキストリンが充分に置換されるならば、硫酸
塩グループの1/3が3−硫酸グループであり、それは抗H
IV作用を強化する範囲の全ての割合以外の更なる毒性を
増加する。置換の段階が2未満に保たれるときに、3−
硫酸が起こる範囲は、硫化プロセスの特性と共に変化す
るが、しかし通常は概ね2−硫酸または3−硫酸の範囲
よりも小さい。現在のところ、利用可能な分析技術は、
3つの利用可能な場所での硫化の範囲を正確に分析する
ことを容易に可能にはしないが、しかしデキストリン硫
酸のn.m.r.スペクトラムの実験は、実際の目的のために
充分な分析の表示を与える。もちろん、合計の硫酸塩の
量は、従来の分析方法、通常は硫黄の量を決定するによ
り、計算される。
本発明に用いられるデキストリン硫酸の分子量は、広
範囲に亘って変化して良い。例えば、本発明に用いられ
るデキストリン硫酸は、デキストリン硫酸を準備するた
めに用いられるデキストリンに対して決定されたよう
に、15,000から25,000の重量平均分子量を有して良い。
デキストリンの分子量を決定するために用いられる技術
は、Alsop等による、J Chromatography 246、227−240
(1989年)に記載されたように、デキストラン標準と共
に測定される、クロマトグラフィーカラムを用いた、高
圧液体クロマトグラフィーである。
始めにデンプンを加水分解することによって、デキス
トリンが準備され、次にデキストリが硫化されて、デキ
ストリン硫酸が作られる。例えば、アルカリ水の培地内
で、トリメチルアミン/硫黄三酸化物錯体を用いること
が、主に2−硫酸塩を与える。ジメチルホルムアミド内
のシクラミン酸でデキストリンを処理することによっ
て、6−硫酸塩が得られる。始めにデキストリンをアセ
チル化し、次にジメチルホルムアミド内のトリメチルア
ミン/硫黄三酸化物錯体で処理し、最後に水酸化ナトリ
ウム水溶液と共にアセチルを取り除くことによって、3
−硫酸塩が得られる。
小さい分子量の物質の割合が低いデキストリン硫酸を
用いることが好ましい。上述されたように、テンプンの
加水分解、概ね、希薄な酸または加水分解された酵素に
よる種々のデンプンの処理によって、デキストリンが作
られる。そのような方法は、広い範囲の重合を伴ったグ
ルコース高分子を生み出す。重合の程度(D.P.)は、1
または2から比較的大きい数まで変化する。デンプンを
直接加水分解した物は、重量百分率60%以上のD.P.12未
満を有する物質を含む。本発明の好ましい視点に於て
は、デキストリン誘導体は、D.P.が12よりも大きい、比
較的大きな割合を占めるグルコース高分子を含む。好ま
しくは、デキストリン誘導体は、D.P.が12よりも大き
い、少なくとも重量百分率50%のグルコース高分子を含
む。
より好ましくは、デキストリン誘導体は、D.P.12未満
の、重量百分率10%未満のグルコース高分子を含む。最
も好ましくは、デキストリン誘導体は、D.P.12未満の、
重量百分率5%未満のグルコース高分子を含む。そのよ
うなデキストリン誘導体は、低いD.P.のデキストリンを
除去するために分別されたデキストリンから調合され
る。溶媒沈澱及び膜精留を含む既知の分別技術が用いら
れても良い。
グルコース高分子混合物を調合する方法は、英国特許
第2,132,914号明細書に記載され、比較的少ない割合の
低いD.P.を有するグルコース高分子を伴ったグルコース
高分子混合物を調合する方法は、英国特許第2,154,469
号明細書の例2に記載されている。この混合物は、23,7
00の重量平均分子量を有し、12よりも大きいD.P.を有す
る19.9%の高分子と、2から10までのD.P.を有する7.9
%の高分子とを含む。
デキストリン誘導体が、大きい分子量の物質を殆ど含
まないか、全く含まないこともまた好ましい。より好ま
しくは、デキストリン誘導体は、40,000よりも大きい分
子量の物質を殆ど含まないか全く含まない。
デキストリン硫酸は、HIV−1及び関連するウィルス
に対して特に有効な薬品である。そのメカニズムは解明
されていないが、デキストリン硫酸は、ウィルスが細胞
に付着することを妨げるように作用する。その特別な球
状の配座のために、デキストリン硫酸は、ウィルスが細
胞に付着すること及びウィルスの侵入を特に効果的に妨
げることのできる比較的接近して充填された硫酸塩グル
ープの単体を提供する。デキストリン硫酸は、比較的低
い密度で効果的である。更に、上述されたデキストリン
硫酸の球状の配座は、硫化の程度が比較的低い場合でさ
えも、その物質がHIV−1及び関連するウィルスに対し
て効果的であることを明らかにする。即ち、グルコース
当たり1つの硫酸塩という、またはそれより低い硫化の
程度は、比較的低い濃度でも効果的であることが知られ
ている。強く硫化された物質によって経験される副作用
及び毒性を回避するような低いレベルに、硫酸塩の量を
保つことができることは、1つの利点である。
デキストリン硫酸は、腸内に(経口によることを含
む)服用でき、しかし好ましくは、非経口的に即ち静脈
注射によって投与される。しかしながら、腹膜を通じて
行われる投与は、ウィルスの複製が広範囲に亘っている
リンパ系内に、少なくとも幾つかの抗HIV剤を直接入れ
ることができるので、静脈注射による投与よりも効果的
である。
本発明はまた、不活性の基剤または希釈剤を伴った、
上述したような本発明に基づく薬品を含む組成物をも提
供する。
更に、本発明は、HIV−1及び関連ウィルスに対する
本発明の薬品または組成の使用方法を提供し、薬品また
は組成は、好ましくは腹膜を通して投与される。本発明
の薬品は、腹膜を通しての投与に適合していることが好
ましい。
更に本発明は、HIV−1及び関連ウィルスの治療のた
めの薬品の組成の製造で用いるための、本発明に基づい
て上述された薬品を提供する。
更に本発明は、患者に薬学上有効な量の本発明の薬品
を投与する過程を有する、HIV−1または関連ウィルス
を保有する人間または動物の治療方法を提供する。
以下の例は、デキストリン硫酸を調合する方法を例示
している。
例1 − 3−硫酸デキストリンの調合 英国特許第2,154,469号明細書の例2の上述されたデ
キストリンの16.2gが、ジメチルホルムアミド(150ml)
内で攪拌され、融解するまで加熱され、そして周囲温度
になるまで冷却される。無水酢酸(23ml、0.24mole)が
ゆっくりと攪拌されながら加えられる。過渡的な沈澱が
起こり、再び融解したとき、トリエチルアミン(25ml、
0.18mole)が加えられ、混合物が2日間攪拌される。そ
して溶液は、細い流れとして攪拌されながら水(700m
l)中に注がれ、沈澱物が濾過され、水洗いされ、嵌挿
されて、23gの白い粉末が得られる。
ジメチルホルムアミド(75ml)内のアセチル化された
デキストリン(12.3g)は、融解するまで攪拌され、そ
して、トリメチルアミン−硫黄三酸化物錯体(15g)が
加えられ、混合物が周囲温度で一晩攪拌させる。更に、
トリメチルアミン−イオン三酸化物(10g)が加えら
れ、混合物が60℃で3時間加熱される。溶液が冷却さ
れ、アセトン(500ml)内に注がれ、粘性のある残渣を
得る。上澄み液が取り除かれ、残渣が新鮮なアセトン
(50ml)と共に練られ、、そして上澄み液が取り除かれ
る。残渣が、水(150ml)中で融解し、残留したアセト
ンが、真空中で取り除かれる。水(10ml)に対してNaOH
(5g)の水溶液が加えられ、トリメチルアミンガスが発
生する。共塩基性の溶液は2時間貯蔵され、4日間水に
対して透析され、凍結乾燥され、10.2gを得る。I.R.ス
ペクトラムは、酢酸エステルのピーク(1750cm-1)と硫
酸塩のピーク(1240cm-1)とを示す。
生成物(10g)は水(150ml)中で再び融解され、水溶
液中のNaOH(1g)が加えられ、混合物は周囲温度で3時
間攪拌される。水溶液は、エタノール(300ml)に注が
れ、上澄み液は取り除かれ、粘性のある残渣が、新鮮な
エタノール(150ml)と共に練られ、固体を得る。固体
は、濾過して取り除かれ、メタノールによって洗浄さ
れ、乾燥され、灰色の粉末を得る。粉末は、水(200m
l)内で融解され、脱色用の炭(5g)が加えられる。溶
液は暖められ、そして2回濾過され、凍結乾燥されて、
46.9%、7.2gの硫酸塩を得る。
例2 − 6−硫酸デキストリンの調合 ジメチルホルムアミド(100ml)内の例1と等しい10g
のデキストリンが、78℃に加熱され、かつ攪拌される。
デキストリンが全て融解したとき、シクラミン酸(22.5
g)が加えられ、反応が1.5時間続く。水(5ml)中のNaO
H(5g)の水溶液と、エタノール(50ml)が加えられ、
かつ混合物がジエチルエーテル(400ml)内に注がれ
る。固体が濾過されて取り除かれ、エーテルで洗浄さ
れ、空気によって乾燥される。固体は、水(100ml)内
で融解され、酢酸ナトリウム(50g)が加えられ、溶液
は、4日間水に対して透析され、そして凍結乾燥され、
47.2%、15.4gの硫酸塩を得る。
例3 − 2−硫酸デキストリンの調合 蒸留水(150ml)内の例1と等しい40gのデキストリン
が、丸底フラスコ内で30℃で攪拌される。デキストリン
が全て融解したとき、トリメチルアミン/硫黄三酸化物
(51g)が溶液へ加えられる。混合物は、30分間攪拌さ
れる。水酸化ナトリウム(62.5ml、40%w/v)が、1時
間に亘って滴下されて混合物に加えられる。そして混合
物は、2時間強、攪拌され、真空によって濾過される。
結果として得られた固体は、水道水に対して1日間透析
され、蒸留水に対して1日間透析される。そして透析さ
れた溶液は、減少された圧力のもとでの蒸発によって濃
縮される。濃縮された溶液は、36% w/w(wrt dry son
lds)の硫酸塩に30gの融解しない固体を含んでいた。
例1、2、及び3の生成物は、それらのn.m.r.スペク
トラムの実験から、各々、3−、6−、及び2−硫酸塩
であると特定された。
始めのデキストリンの13℃ n.m.r.スペクトラムは、
6本の線を示す。それらの線は、標準の化合物を参照す
ることによって、100.3、C−1:77.6、C−4:73.9、C
−3:72.2及び71.8、C−2及びC−5:61.1、C−6と指
定される。
グルコースの3−及び6−硫酸塩のn.m.r.スペクトラ
ムは、(S.Honda、Y.Yuki及びK.TakiuraによるCarbohyd
rate Research(1973年)28巻の130頁から150頁)に報
告され、かつ砂糖と比較された。即ち、3−O−硫酸塩
は、C−3に対する8.5ppmまたは9.5ppmの下方領域への
シフト、C−2に対する1.1ppmの上方領域へのシフト、
C−4に対する2.2ppmの上方領域へのシフトを引き起こ
し、かつ他の位置では多少の変化を伴うことが観測され
た。6−O−硫酸塩は、C−6に対する6.2ppmの下方領
域へのシフト、C−5に対する1.7ppmの上方領域へのシ
フト、C−4に対する0.3ppmの上方領域へのシフトを引
き起こし、かつ他の位置では多少の変化を伴うことが観
測された。
例1の生成物のn.m.r.スペクトラムは、変形されてい
ないC−6−OHの特徴である。61.1ppmでの強い信号を
示す。顕著な新しい信号が、82.2ppm及び82.5ppmに現れ
ている。これらは、D−グルコース−3−硫酸塩のC−
3に対して報告される82.7ppmの化学的なシフトに近
く、従って、デキストリン3−硫酸塩に指定される。こ
の指定は、C−4に対する始めのデキストリンの77.6pp
mの信号の実質上の消失によって支持される。O−3で
の置換は、C−4に対する信号の上方領域へのシフトを
引き起こすことが予想され、その信号を他の信号の範囲
内に配置する。70.2ppmと70.8ppmの新しいピークは、始
めの位置72.2ppmと71.8ppmからの上方領域へのシフトに
よって、3−硫酸塩のC−2に属する。C−1領域は、
元々のデキストリンの領域から僅かに上方領域の100.1p
pmと98.3ppmとの間に6本の隣接して隔てられた線を示
す。このデータから、例1の生成物は略全体的に3−位
置で硫化されていることが明かである。
例2の生成物のn.m.r.スペクトラムは、61.6ppmの元
々のC−6のピークが大きく減少し、新しいピークがC
−6−O−硫酸塩(6.4ppm下方領域へシフト)及びC−
6−O−硫酸塩に隣接するC−5(2.5または2.9ppm上
方領域へシフト)に対して、各々、67.5ppmと69.3ppmに
現れていることを示している。このデータは、例2の生
成物が主として、6−位置に置換されていることを示
す。
例3の生成物のn.m.r.スペクトラムは、元々のデキス
トリンのスペクトラムと比較して、61.6ppmの置換され
いないC−6−OHに対する主な信号、自由な3−OHを示
す、78.1ppmの平静なC−4信号及び、100.3ppmの元々
の位置から99.8ppmまで上方領域にシフトした主なC−
1信号を示している。このデータから、例3の生成物
は、主として2−位置に置換されていることが明らかに
なる。次の例では、HIV−1に対するデキストリン硫酸
の有効性が試験され、他の物質、即ちデキストラン、硫
酸デキストラン及びジドビダイン(AZT)と比較され
た。
例4 − HIV−1に対する2−硫酸デキストリンの有
効性 デキストリン硫酸は、分子量が500,000であり、Sigma
Chemical Companyから入手することができ、更にカラ
ムクロマトグラフィーによって精製される。このデキス
トリンは分子量が90,000である。2−硫酸デキストリン
(NBSD24と呼ばれ、上述された例3に記載されたように
調合される。)は、赤外線分析によって示されるよう
に、グルコースユニット当たり1つの硫酸塩グループを
含んでいる。
元素分析は、グルコースユニット当たり1.1硫酸塩グ
ループに等価な12.7%の硫黄を示している。
通常の人体、抹消血リンパ求(PBL)は、保存料を必
要としないヘパリンに採集された静脈血から、Ficoll−
Hypaque(スエーデンのウプサラのPharmacia chenical
s)によって精留される。それは、3日間に亘って植物
性血球凝集素(PHA)(1ug/ml)によって細胞分裂する
ように刺激され、20%の子牛の胎児の血清(FCS)+イ
ンターロイキン−2(IL2)(50−100u/ml)を補足され
た培地PRMI1640に保持される。
人間のT−白血病細胞ラインC8166は、10%FCSと共に
PRMI1640内で成長する。
HIV−1の様々な種類(RF.III B、CBL−4、Z84、及
びZ129)が、長期に亘って感染したH9細胞内で生み出さ
れる。感染していないH9細胞の5倍の余剰分が培養に加
えられてから5日後に、表面に浮いている物質が採取さ
れ、遠心分離によって不純物を取り除かれ、液体窒素内
に貯蔵される。
HIVによる、CD4+の細胞編成効果の誘導体C8166は、多
核巨細胞の形成(シンシチューム)によって分析され
る。
次の表は、C8166伝染性に於ける、シンシチューム誘
導によって決定される、2つの硫化された物質、硫化さ
れていないデキストラン、及びAZTに体するHIV−1の感
受性を例示している。
HIV−1(RF)は、薬剤の変化する濃度のもとで、C81
66細胞に10倍希釈されて滴下される。シンシチュームが
生み出される、ウィルスの最終的な濃度が示されてい
る。表中の数値は、実際に決定された数値の10を底とす
る対数を表している。即ち、表中の−6という数値は、
10-6という決定された数値を表す。NDは、結果がある特
定の薬剤の濃度で決定されないことを表す。10ug/mlの
濃度では、2−硫酸デキストリン及びデキストリン硫酸
は、各々伝染性の力価を3logだけ減少させ、それは、AZ
Tによってもたらされた3logの減少に相当する。デキス
トリンは、HIVの複製に対して効果的ではない。1ug/ml
では、デキストリン硫酸(2log)及びAZT(2.5log)で
抑制が起こる。これらの結果は、次の表に示すように、
比色検定によって確認される。
MTTの生きている細胞(C8166)によって検定される、
HIV−1(RF)の抑制は、目視により判断され、−符号
によって表されている。
次の表は、C8166細胞内でのHIV−1の伝染性力価(対
数表示)の減少を例示している。
これらの結果は、AZTまたはデキストリン硫酸より
も、大きな効果を伴って、2−硫酸デキストリンが、C8
166セルでのシンシチューム誘導を抑制することを示
す。
例5 − 2−硫酸デキストリンの特性 例4で試験された物質の相対的な特性は、[3H]−チ
ミジンの相対的な吸収によって測定されるような、薬剤
の存在下に於ける、細胞の生存能力を参考にすることに
よって評価される。96マイクロ力価プレート(micro ti
tre plates)内の人間のPBL(106細胞−ウェル(wel
l))は、3日間増加された濃度の薬剤の存在下に於い
て、PHAに刺激される。[3H]−チミジン(0.5uCi/wel
l)による5時間の試験の後に、細胞が採取され、数え
られる。表示された結果は、4倍の実験の平均を表現
し、薬剤の存在のもとでの[3H]−チミジンに対する百
分率として表され、薬剤なしに制御された実験と比較さ
れる。結果は以下に与えられている。
デキストランは、その分子量が90,000であり、デキス
トラン硫酸は、その分子量が500,000である。実際に
は、200ug/ml濃度付近では、特定の薬剤を用いる必要が
ある。このような濃度では、AZTは非常に高い毒性を有
し、デキストラン硫酸もまた高い毒性を有することが分
かる。比較すると、2−硫酸デキストリンは、硫化され
ていないデキストランよりも毒性が低い。
例6 − 2−、3−、及び6−硫酸デキストリンの有
効性 デキストラン硫酸、各々が例3、1及び2の2−、3
−及び6−硫酸デキストリン誘導体の50μlの標本は、
1時間に亘って、50、5、0.5、及び0.05ug/ulという最
終的な濃度で、1ml中に4×105の細胞が存在する(50ul
の)M8166 JH11の培地内で37℃に保温される。103TCID
(III b、RF、CBL20)または102TCID(RUTの50μlが加
えられ、培地は、制御培地、エフェクタが存在しない)
が90%+のシンシチアを示すまで保温される(2〜3
日)。抑制濃度は、シンシチアの形成が、最終的な点で
制御されたシンシチアの10%未満であることがみいださ
れる最小の濃度に設定される。結果は次の表に示されて
いる。
デキストラン硫酸は、分子量が8,000である。これら
の結果は、2−及び6−硫酸デキストリンは、デキスト
ラン硫酸及び3−硫酸デキストリンに比較して、総合的
なより大きい有効性を有することを示している。(6−
硫酸デキストリンは、RFに対して、デキストリン硫酸よ
りも有効である。) 例7 − 硫酸デキストリンの抗凝析作用の比較 試験される物質は、各々、1mg/ml=1,000ug/mlの濃度
になるように、ベローナル緩衝液中で、溶解され、ベロ
ーナル緩衝液中の1:10の希釈によって、更なる100ug/ml
への希釈が行われる。貯蔵された正規の血漿(1ml)が
9本のプラスチック間の各々に入れられている。そし
て、試験される物質を含む溶液が、1〜300ug/mlの範囲
の最終的な濃度を得るために、血漿に加えられ、どの場
合でも、体積はベローナル緩衝液と併せて1.5mlであ
る。結果として得られた混合物は、37℃で30分間保温さ
れ、続いて各々の標本から0.2mlの2つのアリコートが
試験管に抽出され(標本A及びB)、0.1mlの7Uボバイ
ントロンビン(Bovine Thrombin)が加えられ、血餅の
形成の時間が測定された。次の結果が得られた。
これらの結果から、最も少ない抗凝析作用のデキスト
リン物質は2−及び3−硫酸であることが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08B 37/00 CA(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】HIV−1及び関連ウィルス感染症の治療の
    ための薬剤であって、 グルコースユニット当たり最大で2硫酸塩グループを含
    むデキストリン硫酸からなるか、または該デキストリン
    硫酸を有し、 前記デキストリン硫酸の重量平均分子量が、デキストラ
    ン標準と共に測定されるクロマトグラフィーカラムを用
    いた高圧液体クロマトグラフィー技術を用いて測定した
    とき、15,000から15,000であることを特徴とする薬剤。
  2. 【請求項2】グルコースユニット当たり、0.5硫酸塩グ
    ループから1.5硫酸塩グループが存在すること特徴とす
    る請求項1に記載の薬剤。
  3. 【請求項3】グルコースユニット当たり1.2硫酸塩グル
    ープまでが存在することを特徴とする請求項1に記載の
    薬剤。
  4. 【請求項4】2−硫酸デキストリン、6−硫酸デキスト
    リン及び該2−硫酸デキストリンと該6−硫酸デキスト
    リンの混合物の何れかからなることを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の薬剤。
  5. 【請求項5】前記デキストリン硫酸が、12よりも大きい
    D.P.を有する、少なくとも重量百分率50%のグルコース
    高分子を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の薬剤。
  6. 【請求項6】前記デキストリン硫酸が、12未満のD.P.を
    有する、重量百分率10%未満のグルコース高分子を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の薬
    剤。
  7. 【請求項7】前記デキストリン硫酸が、12未満D.P.を有
    する、重量百分率5%未満のグルコース高分子を含むこ
    とを特徴とする請求項6に記載の薬剤。
  8. 【請求項8】前記デキストリン硫酸が、40,000よりも大
    きい分子量の高分子を含まないことを特徴とする請求項
    1乃至7の何れかに記載の薬剤。
  9. 【請求項9】不活性の基剤又は希釈剤と共に、請求項1
    乃至8の何れかに記載された薬剤を有することを特徴と
    するHIV−1及び関連ウィルス感染症の治療のため組成
    物。
  10. 【請求項10】腹膜からの投与に適合したことを特徴と
    する請求項1乃至8の何れかに記載の薬剤。
  11. 【請求項11】HIV−1及び関連ウィルス感染症の治療
    のための薬剤の組成物の製造に用いられることを特徴と
    する請求項1乃至8の何れかに記載の薬剤。
  12. 【請求項12】前記HIV−1又は関連ウィルスを有する
    人間又は動物の患者の治療方法に用いることを特徴とす
    る請求項1乃至8の何れかに記載の薬剤。
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