JPH08301771A - 腎疾患の予防または治療用製剤 - Google Patents

腎疾患の予防または治療用製剤

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JPH08301771A
JPH08301771A JP7544896A JP7544896A JPH08301771A JP H08301771 A JPH08301771 A JP H08301771A JP 7544896 A JP7544896 A JP 7544896A JP 7544896 A JP7544896 A JP 7544896A JP H08301771 A JPH08301771 A JP H08301771A
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hyaluronic acid
renal
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sulfation
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JP7544896A
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Kazuo Akima
和雄 秋間
Kenichi Yomo
賢一 四方
Hiroshi Makino
博史 槇野
Zensuke Ota
善介 太田
Noriyuki Hirata
教至 平田
Masayuki Miyasaka
昌之 宮坂
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用のない腎疾患治療用製剤の提供。 【解決手段】 硫酸化多糖類を有効成分として含む腎疾
患の予防および治療用製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腎疾患の医薬製剤
に関し、より具体的には、硫酸化多糖類を有効成分とし
て含有する医薬製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】腎疾患は、通常、腎機能が進行性に低下
して最終的に腎不全に至る疾患である。疾患の原因によ
つては、ステロイド剤や免疫抑制薬の使用により一定の
治療効果が認められているものの、ステロイド剤治療の
適応のないものは難治性で早晩腎不全へ移行するといわ
れている。ところで、腎疾患についてステロイド剤治療
の適応がある場合でも、その高い副作用のため適応例が
限定されてしまい、食事療法が主体となつているのが現
状である。
【0003】また、一定の腎疾患、例えば自己免疫性腎
炎を炎症の観点から接着分子の作用に着目し、ICAM
−1に対する抗体による炎症抑制についての報告がある
(J.Immunol.150,1074〜1083,199
3)。
【0004】一方、本発明で使用する硫酸化多糖類の医
薬への使用を公表するものとしては、特公平2−757
7号公報がある。この公報には、硫酸化ヒアルロン酸を
始めとする各種糖類の硫酸化物が、ヒト免疫不全ウイル
ス性疾患の処置に使用できることが記載されている。し
かし、これらの多糖類が抗炎症剤として使用できること
は素より、腎疾患の処置剤として使用できることもまつ
たく記載も示唆をもしていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、腎疾患
の予防または治療で安全に使用できる医薬は、いまだ実
質的に提供されていないといえる状態である。したがつ
て、本発明の目的は、腎疾患に対してより安定に使用で
き、しかも有意に優れた効能を有する医薬製剤を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記で、自己免疫性腎炎
における炎症抑制について言及したが、近年、接着分子
研究の急な進展により、炎症反応における接着分子の重
要性が次第に明らかになつてきた。一般的に、炎症にお
ける接着分子、例えばL−セレクチン分子の役割につい
て概観してみると、L−セレクチンは、好中球、Tおよ
びBリンパ球、ならびに単球を包含する各種白血球で発
現され、血液中を急激な勢いで流れたこれらの単核球が
血管内皮細胞上を緩やかに転がる(rolling)ようにす
る役割を有することが知られている(von Andrian ら、
Proc. Natl. Acd. Sci. U.S.A.88,7538−75
42,1991)。次に単核球は内皮細胞へ強固に結合
し、内皮間隔を通り組織に浸潤するといわれている。
【0007】腎組織についてみると、実験ラツトの尿管
閉塞が単核球の組織浸潤機構を解析するためや特定の腎
疾患の主要モデルになりうることが報告されている[例
えばSchreiner, G. F. ら、Kidney Int. 34,487
−493,1988、およびHeptinstall R. H. in Pat
hology of the Kidney(Heptinstall 編),1489−
1562,1991]。
【0008】腎疾患の増悪にも単核球の組織浸潤が重要
な役割を担うことを考慮すると、上記実験動物モデルに
おける単核球の組織浸潤を低減できる物質が腎疾患の治
療に有望な薬剤となる可能性が極めて高い。従つて、本
発明者らは、上記実験モデル系での有効な物質のスクリ
ーニングを行つたところ、硫酸化多糖類が単核球の腎組
織浸潤を有意に低減することを見い出した。
【0009】こうして、上記課題は、本発明による、硫
酸化多糖類を有効成分として含有する腎疾患の予防また
は治療用製剤の提供により解決できる。
【0010】本発明で使用できる硫酸化多糖類には、本
発明の目的に沿う限り天然産のものでも半合成または合
成品のいずれも包含される。限定されるものでないが、
これらの多糖類の具体的なものとしては、硫酸化酸性ム
コ多糖類および硫酸化デキストランを挙げることができ
る。
【0011】硫酸化酸性ムコ多糖類とは、ヘキソサミン
(多くの場合N−アセチル化されたグルコサミンまたは
ガラクトサミン)とウロン酸(D−グルクロン酸または
L−イズロン酸)よりなる二糖の繰り返し単位をもつ長
鎖多糖類であつて、硫酸基を有するものを意味する。天
然由来の酸性ムコ多糖類には硫酸基をもつものもあるの
で、それら自体および、必要によりさらに化学的に硫酸
化したものも本発明にいう硫酸化酸性ムコ多糖類に包含
される。また、硫酸基をもたない酸性ムコ多糖類は、化
学的に硫酸基を導入することによつて本発明で使用可能
になる。
【0012】かかる酸性ムコ多糖類の具体例としては、
硫酸基をもつものとして、コンドロイチン4−硫酸およ
び6−硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン
硫酸、ならびにケラタン硫酸が挙げられ、硫酸基をもた
ないものとして、ヒアルロン酸ならびにコンドロイチン
が挙げられる。
【0013】硫酸化デキストランの具体的なものとして
は、ヘパリン様の抗血液凝固作用を有することが知られ
ていて、臨床的にも使用されている部分的硫酸エステル
も包含される。
【0014】以上の各種硫酸化糖類のうち、特に硫酸化
ヒアルロン酸が、原料の入手容易性および効能の観点か
ら好ましい。かかる硫酸化ヒアルロン酸は、広範な天然
起源、例えば哺乳動物の結合組織、ニワトリのとさか、
カイコの胃腔膜、連鎖球菌の莢膜などに由来するヒアル
ロン酸(β−D−N−アセチルグルコサミンとβ−D−
グルクロン酸が交互に結合してできた直鎖状の高分子多
糖)を硫酸化することにより得られる化合物である。一
般に、ヒアルロン酸は起源の種類によつて分子量の分散
性が存在するものの構造上の不均一性は知られていない
ので、いずれの起源のものも使用できる。しかし、入手
の容易性を考慮すると、限定されるものでないが、連鎖
球菌に由来するものを都合よく使用することができる。
【0015】その具体的なものとしては、特開昭58−
26692号公報に記載されるような方法に従つて調製
したヒアルロン酸が挙げられる。このものは、一般に、
分子量約2,000kDaをもつ。ヒアルロン酸は必要
によりそれ自体既知の部分加水分解法等により分子量を
調整することができる。最終製品の速効性を期待する場
合には、低分子のもの(以下、LMWHAと略記する)
を、持続性を期待する場合には高分子のもの(以下、H
MWHAと略記する)を使用して硫酸化処理して得た誘
導体を使用することが望ましいであろう。
【0016】ヒアルロン酸の硫酸化は、それ自体既知の
方法で行うことができるが、硫酸化剤として硫酸・トリ
メチルアミン複合体を使用するものが好ましい。ヒアル
ロン酸と硫酸化剤の使用割合は、目的とする硫酸化ヒア
ルロン酸の硫酸化率(または硫黄含有率)および反応条
件に従つて任意に選ぶことができる。一般に、温度50
〜60℃で数10時間から数日間にわたつて反応させる
場合には、ヒアルロン酸重量の約2倍重量となるように
硫酸化剤の量を選ぶ。こうして達成される硫酸化率は、
ヒアルロン酸の総水酸基当り約50〜60%のものが一
般的である。
【0017】得られる硫酸化ヒアルロン酸は、各種修飾
多糖類で常用されている精製操作によつて精製すること
ができる。具体的な精製操作には、反応混合物を減圧濃
縮後、蒸留水に対して透析して脱塩し、トリフルオロ酢
酸処理によりトリメチルアミンを除去し、次いで凍結乾
燥する工程が含まれる。
【0018】他の酸性ムコ多糖類も、上記ヒアルロン酸
の硫酸化処理に準じて、対応する硫酸化酸性ムコ多糖類
へ転化できる。分子量および硫酸化率は、糖の種類によ
り最適値が変動するが、当業者であればこれらの最適値
は、後述の薬効試験等を通じて容易に選ぶことができる
であろう。
【0019】硫酸化酸性ムコ多糖類または硫酸化デキス
トランは、必要により、アルカリ金属の水酸化物もしく
は炭酸塩、またはアミン類などを用いる造塩反応にかけ
た生理学的に許容される塩形態として使用することもで
きる。
【0020】上記の硫酸化酸性ムコ多糖類もしくは硫酸
化デキストランまたはその生理学的に許容される塩は、
通常の医薬製剤の調製に使用される希釈剤または賦形剤
と混合し、液剤および懸濁剤、静脈内、動脈内または腹
腔内へ非経口的に投与できる。液剤で通常使用する希釈
剤または賦形剤としては、例えば、水、エチルアルコー
ルおよびプロピレングリコールなどが挙げられ、懸濁剤
用としては、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソ
ルビタンエステル類が挙げられる。
【0021】希釈剤または賦形剤と硫酸化酸性多糖類も
しくは硫酸化デキストランの混合割合は、剤型によつて
最適割合が変動するので限定されないが、硫酸化ヒアル
ロン酸を注射剤として調製する場合には、生理的食塩水
中硫酸化ヒアルロン酸0.01〜10(重量/容量)
%、好ましくは0.05〜1(重量/容量)%に調製す
るのが患者の処置上都合がよい。もちろん、濃厚製剤と
して使用直前に上記のような注射液に調製してもよい。
【0022】有効成分としての硫酸ヒアルロン酸の投与
量は、患者の年齢、疾患の病態および程度、ならびに剤
型および投与様式により最適量は変動するが、静脈内注
射剤の場合には0.01〜1000mg/kg、好まし
くは0.1〜10mg/kgで投与できる。なお、硫酸
化ヒアルロン酸を始めその他の硫酸化酸性ムコ多糖類お
よび硫酸化デキストランは、2000mg/kg以上の
投与量においても急性毒性を示さないので、上記用量を
超えて使用してもよい。
【0023】上記本発明の製剤は、尿管の結紮による尿
管閉塞モデル動物における腎の間質に浸潤した単核球の
数を有意に低減する。また、左腎動脈を結紮したモデル
動物における腎組織への白血球の浸潤も抑制する。した
がって、腎疾患のうち、特に、逆流性腎性などの間質性
腎疾患や腎組織への白血球の浸潤に随伴する疾患に対し
て予防または治療効果を有する。また、単核球の組織浸
潤を防止することにより薬効を発揮するので、単核球の
組織浸潤を介在する接着因子の発現が認められている糸
球体腎疾患、ループス腎疾患など幅広い腎疾患にも有用
である。さらに、腎移植の拒絶反応にも単核球の組織浸
潤が重要な役割を担つていることにより、従来の免疫抑
制剤に代わつて、あるいは併用しても効能を示す。
【0024】
【実施例】以下、具体例を示して本発明をさらに詳細に
説明するが、これらにより本発明が限定されるものでな
い。
【0025】製造例(硫酸化ヒアルロン酸) 高分子ヒアルロン酸(HMWHA、分子量1,300k
Da)の200mgと硫酸・トリメチルアミン複合体
(Aldrich)400mgをジメチルホルムアミド6mL
に溶解し、油浴中50〜60℃にて1週間撹拌した。反
応液を真空ポンプにて減圧濃縮した後、残渣を水に溶解
し、脱イオン水に対して1夜透析し、次いで凍結乾燥し
た。得られた乾固物を水2mLに溶解し、トリフルオロ
酢酸をHMWHAの水酸基総数の1.5倍モル相当量加
え、室温にて1時間撹拌した。反応液を透析後、凍結乾
燥して硫酸化率約60%の硫酸化ヒアルロン酸を200
mg得た。
【0026】腎組織浸潤の評価試験 (1) 実験には、体重100g前後のウイスター系雌
性ラツト(4週齢、一群5匹)を使用した。ジエチルエ
ーテルにて軽度のエーテル麻酔下、尿管を結紮して腎疾
患モデル[Schreiner, G. F. ら, Kindney Int. 34
487−493(1955)参照]動物を作製する方法
に従つた。
【0027】模擬手術のみを行い尿管を結紮しなかつた
群を対照群とし、生理食塩水0.5mlに上記製造例に
従つて製造した硫酸化ヒアルロン酸(本発明)および未
硫酸化ヒアルロン酸(比較例)を、それぞれ個別に2m
g溶解した溶液を試験試料とした。
【0028】手術は、各動物を開腹し、右尿管を剥離
し、絹糸で結紮した。手術直後に上記試料2mg/匹を
尾静脈から静注した。全ての動物を実験開始後24時間
に屠殺し、間質に浸潤した細胞数をミクロメーターによ
つて数えた。結果は、1mm2当たりの細胞数で表示し
た。なお、結果の統計学的な解析は Wilcoxon′s test
によつて行つた。
【0029】結果を下記表1(本発明)および表2(比
較)を示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】以上より、硫酸化ヒアルロン酸は動物モデ
ルの浸潤した細胞数を有意に低減することがわかる。
【0033】(2) 実験は雄SDラット(8週齢、一
群5匹)を使用した。ラットを麻酔下に開腹し、左腎動
脈を結紮した。治療群(n=5)には硫酸化ヒアルロン
酸(2mg/body)を、対照群(n=5)にはヒアルロン
酸(2mg/body)を静脈内投与した。45分後に腎動脈
を解放して再灌流し、15分後に屠殺して腎組織を採取
して凍結切片を作成した。ラット白血球共通抗原(CD
45)に対するモノクローナル抗体(OX1)を用いた
酵素抗体法により、腎組織における浸潤白血球数を測定
した。
【0034】その結果、下記に示すように硫酸化ヒアル
ロン酸投与群では、ヒアルロン酸投与群に比較して、腎
組織への白血球浸潤が有意に抑制された。
【0035】 硫酸化ヒアルロン酸投与群の腎組織における平均白血球数:220/mm2 ヒアルロン酸投与群 〃 :140/mm2 以上より、硫酸化ヒアルロン酸は腎虚血再灌流後の腎組
織への白血球浸潤を抑制することがわかる。
【0036】製造例(硫酸化デキストラン、他) 硫酸化デキストランは市販品(デキストラン硫酸ナトリ
ウム5,000等、和光純薬工業)も使用できるが、次
のようにして所望の分子量、硫酸化率の硫酸化デキスト
ランを製造することが出来る。
【0037】硫酸・トリメチルアミン複合体(Aldrich)
2gをジメチルホルムアミド20mLに溶解後、デキス
トラン40,000(和光純薬工業)の1gを同溶液に
懸濁させ、ホットスターラー上、60℃、3日間反応さ
せた。硫酸化により凝塊となったデキストランを5mL
の1%酢酸ナトリウムに溶解させ、5倍量のアセトンを
加えることにより沈殿させ(アセトン沈殿法)、沈殿は
遠心操作により集めた。沈殿は真空乾燥後、5mLの蒸
留水に溶解し、3gのトリフルオロ酢酸を加え、室温に
て1時間攪拌させた。反応液は上述の沈殿法により精製
し、硫酸化デキストランの白色粉末約900mgを得
た。硫酸化率を硫酸基のアルカリ滴定により求めたとこ
ろ、約60%であった。
【0038】本法により、原料のデキストランの分子量
あるいは硫酸化剤の量を変化させることにより、各種分
子量、硫酸化率の硫酸化デキストランを得ることが出来
る。また、本法によりデキストランのみならず、コンド
ロイチン、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸等殆ど
の多糖類を硫酸化することが出来る。
【0039】物理化学的性質:原料のデキストランは、
陰イオンを有しないため、4級アンモニウム塩であるCe
tylpyridynium chloride(CPC)で沈殿しないが、硫酸化
デキストランは硫酸基の導入によりCPCと複合体を形成
し、CPCの添加により水溶液中で白色沈殿となる。
【0040】こうして得られる硫酸化多糖類も硫酸化ヒ
アルロン酸と同様に動物モデルの浸潤した細胞数を有意
に低減できるか、または浸潤を有意に抑制できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、腎疾患を有意に軽減で
きる医薬製剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 教至 岡山県岡山市豊成1丁目10−32 (72)発明者 宮坂 昌之 大阪府吹田市円山町30 千里山合同宿舎 315号 (72)発明者 鈴木 康夫 静岡県静岡市瀬名200−16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸化多糖類を有効成分として含有する
    腎疾患の予防または治療用製剤。
  2. 【請求項2】 腎疾患が単核球の腎組織の浸潤に随伴す
    る疾患である請求項1記載の製剤。
  3. 【請求項3】 硫酸化多糖類が硫酸化酸性ムコ多糖類ま
    たは硫酸化デキストランである請求項1または2記載の
    製剤。
  4. 【請求項4】 硫酸化多糖類が硫酸化ヒアルロン酸であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の製剤。
JP7544896A 1995-03-08 1996-03-06 腎疾患の予防または治療用製剤 Pending JPH08301771A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999028351A1 (fr) * 1997-12-02 1999-06-10 Shin Nippon Yakugyo Co., Ltd. Sulfates de chondroitine persulfatee, procede de production de ces derniers et anticoagulants contenant ces derniers comme ingredient actif
WO2009001551A1 (ja) * 2007-06-25 2008-12-31 Pg Research Co., Ltd. 骨形成タンパク質活性調節剤
JP2018501332A (ja) * 2014-11-11 2018-01-18 ティーエックス メディック エービー 新規なデキストラン硫酸

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