JP3281272B2 - 同時充填中空成形機のバリ取り装置 - Google Patents

同時充填中空成形機のバリ取り装置

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JP3281272B2
JP3281272B2 JP34139396A JP34139396A JP3281272B2 JP 3281272 B2 JP3281272 B2 JP 3281272B2 JP 34139396 A JP34139396 A JP 34139396A JP 34139396 A JP34139396 A JP 34139396A JP 3281272 B2 JP3281272 B2 JP 3281272B2
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高明 加藤
秀夫 久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同時充填中空成形
機のバリ取り装置に係るものであり、詳しくは、バリ取
り装置のパンチング刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 先に本出願人は、特願平7-198313号に
よって、次のような構成および作用を有する同時充填中
空成形機と、その成形機に使用されるバリ取り装置につ
いて提案している。
【0003】図3は、同時充填中空成形機の全体構成図
である。同図において、押出機21の先端にはダイであ
るクロスヘッド22が設けられ、このクロスヘッド22
の直下には、クロスヘッド22から吐出されるパリソン
23を切断するパリソン切断装置24が設けられてい
る。前記クロスヘッド22に並列して充填ノズル25を
昇降する充填ノズル昇降装置26が架台27上に設けら
れている。前記クロスヘッドダイ22と充填ノズル25
の下方には、そのパリソン受取位置Aと充填位置B間を
型移送装置28によって往復動し、金型29を開閉する
型締装置30が設けられている。
【0004】前記型締装置30の側部(図中右側)に
は、前記型締装置30の往復動によって充填位置Bと成
形品排出位置C間を往復動するバリ取り装置31が取り
付けられている。また、前記充填ノズル昇降装置26の
下方には、成形品支え装置32がブラケット33を介し
て前記架台27などに固定して設けられている。
【0005】図4(a)は、バリ取り装置31を示す構
成図である。前記型締装置30の側部にそれぞれ対向し
て設けられている両ブラケット1には、それぞれの成形
品ホルダ2を前後動するエアーシリンダ3が取り付けら
れている。また、一方のブラケット1には、成形品ホル
ダ2の外周壁に嵌合されているパンチング刃4Aを前後
動するエアーシリンダ5が取付けられ、他方のブラケッ
ト1には、成形品ホルダ2の外周壁に設けられているバ
リ払い板6を前後動するエアーシリンダ7が取付けられ
ている。
【0006】次に、動作について説明する。
【0007】図3に示すように、押出機21の先端に設
けられているクロスヘッド22から吐出されたパリソン
23は金型29内に保持され、そのパリソン23の内部
に空気が吹き込まれて樹脂容器が成形される。パリソン
23の上部がパリソン切断装置24によって切断された
後、金型29が取り付けられている型締装置30は型移
送装置28によって、充填位置Bに移動される。
【0008】次に、充填ノズル昇降装置26によって充
填ノズル25が下降して容器内に充填液が適量充填され
る。続いて、容器内から充填ノズル25が引き上げら
れ、容器の口部がシール金型でシール(融着)される。
続いて、金型29の下方に設けられている成形品支え装
置32の支えピンをエアーシリンダによって上昇させて
バリ付き成形品を支える。金型29内には、図5に示す
ような成形品DとバリEが一体となったバリ付き成形品
Fが成形される。
【0009】次に、図4を参照して、前記バリ取り装置
31の動作をステップ順に説明する。
【0010】(a) 成形品支え装置32の支えピン32a
に支えられているバリ付成形品Fの外周位置に、開かれ
た成形品ホルダ2を有するバリ取り装置31が移動す
る。
【0011】(b) 両成形品ホルダ2がエアーシリンダ3
によって中心方向に移動してバリ付き成形品Fが保持さ
れると、支えピン32aが下降する。次のパリソン23
を挟んだ金型29が充填位置Bに移動すると、前記バリ
取り装置31は成形品排出位置Cに移動する。
【0012】(c) パンチング刃4Aがエアーシリンダ5
により前方に移動することにより、成形品Dの周囲のバ
リEが押し切られる。
【0013】(d) パンチング刃4Aが元の位置に戻る
と、成形品ホルダ2がエアシリンダ3により開かれて成
形品Dが落下する。
【0014】(e) バリ払い板6がエアーシリンダ7によ
り前方に移動して成形品ホルダ2に支えられているバリ
Eが払われて落下する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の同時充填中空成
形機によるバリ取り装置の製造方法は、以上のように構
成されているため、次ぎのような課題が存在していた。
【0016】すなわち、図4(c)に示すように、パン
チング刃4Aの先端面は垂直面とされているので、成形
品Dの周囲のバリEをパンチング刃4Aによって押し切
る際、パンチング刃4Aの全周に一度に力が加わり、バ
リEに有効に力が加わらず、バリEが曲がり押し切れな
かったりする。特に、バリ付き成形品Fの幅方向(左
右)のバリEの幅は図6に示すように狭いので、図4
(C)の略上面図である図6に示すように、バリEが曲
がり成形品ホルダ2とパンチング刃4Aの間に入り込ん
で、パンチング刃4Aが戻りきれないという不具合がし
ばしば発生し、成形作業を中止し復旧しなければならな
いという問題点があった。そのため、成形品に、しばし
ば、ひげ、引き裂き傷、打痕などが生じて、歩留りが悪
く、生産性が上がらず、しかも検査員の作業が増加する
などの問題点があった。
【0017】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、バリ取り装置のパンチング刃によ
り、成形品の周囲のバリを不具合なく押し切ることがで
きる同時充填中空成形機のバリ取り装置を提供すること
を課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
次のようにして解決した。すなわち、同時充填中空成機
のバリ取り装置において、成形品ホルダの内部に保持さ
れている成形品の全周のバリを切断するパンチング刃の
先端面をテーパー面とする。
【0019】このようにパンチング刃を構成することに
より、パンチング刃の力がバリに有効に作用する。特
に、バリ付き成形品の幅方向のバリは、パンチング刃に
より成形品から引き裂くように切断されるので、切断が
確実に行なえるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による同時充填中空成形機
のバリ取り装置は、成形品を内部に保持する一対の成形
品ホルダと、一方の成形品ホルダの外周壁に前後動可能
に嵌合され成形品の全周のバリを剪断するパンチング刃
と、他方の成形品ホルダの外周壁に前後動可能に設けら
れているバリ払い板とからなり、前記パンチング刃の先
端面がテーパー面とされていることを特徴とする。前記
パンチング刃のテーパー面の角度は、3°〜10°とさ
れていることが好ましい。
【0021】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0022】図1は、本発明による同時充填成形機のバ
リ取り装置を示す全体構成図であり、図1(a)は、バ
リ取り装置にバリ付き成形品が受け渡される状態を示
し、図1(b)は、パンチング刃によりバリ付き成形品
のバリが切断されつつある状態を示している。
【0023】図1に示すように、型締装置30の両側に
それぞれ対向して設けられている両ブラケット1には、
それぞれの成形品ホルダ2を前後動するエアーシリンダ
3が取付けられている。また、一方のブラケット1に
は、成形品ホルダ2の外周壁に嵌合されているパンチン
グ刃4を前後動するエアーシリンダ5が取付けられ、他
方のブラケット1には、成形品ホルダ2の外周壁に設け
られているバリ払い板6を前後動するエアーシリンダ7
が取付けられている。前記成形品ホルダ2は、通常、直
方体で、その前面にはキャビティ2aが形成されてい
る。前記パンチング刃4は、成形品ホルダ2の外周壁に
前後動可能に嵌合されている。パンチング刃4の先端面
は、テーパ面とされている。このテーパー面の角度は、
3°〜10°が好ましい。なお、テーパ面の角度の方向
は左右どちらでもよい。
【0024】次に、上述したバリ取り装置の動作を、図
1〜図3を参照して説明する。なお、図2は図1(b)
の要部拡大図である。
【0025】図1(a)および図3において、成形品支
え装置32の支えピン32aに支えられているバリ付成
形品Fの外周位置に、開かれた成形品ホルダ2を有する
バリ取り装置31が移動する。両成形品ホルダ2がエア
ーシリンダ3によって中心方向に移動してバリ付成形品
Fが保持されると、支えピン32aが下降する。次ぎの
パリソン23を挟んだ金型29が充填位置Bに移動する
と、前記バリ取り装置31は成形品排出位置Cに移動す
る。
【0026】図1(b)において、パンチング刃4がエ
アーシリンダ5により前方に移動することにより、成形
品Dの周囲のバリEが押し切られる。パンチング刃4が
元の位置に戻ると、成形品ホルダ2がエアシリンダ3に
より開かれて成形品Dが落下する。次に、バリ払い板6
がエアーシリンダ7により前方に移動して成形品ホルダ
2に支えられているバリEが払われて落下する。
【0027】図2に示すように、パンチング刃4の先端
面はテーパー面とされているので、まず上部のバリEが
切断され、次に両側部のバリEが上部から下部へと成形
品Dから引き裂くように切断され、最後に、下部のバリ
Eが切断される。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次ぎのような効果を得ることができる。すなわ
ち、バリの全周に一度に力が加わらず、バリの上部から
下部または下部から上部へと順次、力が有効に加わるの
で、不良品の低減(ヒゲ、傷、打痕の低減)、生産性の
向上(運転停止時間の減少)、検査員の作業の減少を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同時充填成形機のバリ取り装置を
示す全体構成図であり、図1(a)は、バリ取り装置に
バリ付き成形品が受け渡される状態を示し、図1(b)
は、パンチング刃によりバリ付き成形品のバリが切断さ
れつつある状態を示している。
【図2】図2は図1(b)の要部拡大図である。
【図3】同時充填中空成形機の全体構成図である。
【図4】バリ取り装置の動作を示すステップ図である。
【図5】バリ付成形品の外形図であり、図5(a)は正
面図、図5(b)は側面図である。
【図6】図4(c)の略上面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 成形品ホルダ 3、5、7 エアーシリンダ(シリンダ) 4 パンチング刃 6 バリ払い板 D 成形品 E バリ F バリ付き成形品 31 バリ取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/72 B29C 37/02 - 37/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時充填中空成形機の型締装置(30)
    の側部に取り付けられ型締装置(30)の往復動によっ
    て充填位置(B)と成形品排出位置(C)間を往復動さ
    れるバリ取り装置(31)において、 前記バリ取り装置(31)が、成形品(D)を内部に保
    持する一対の成形品ホルダ(2)と、一方の成形品ホル
    ダ(2)の外周壁に前後動可能に嵌合され成形品(D)
    の全周のバリ(E)を剪断するパンチング刃(4)と、
    他方の成形品ホルダ(2)の外周壁に前後動可能に設け
    られているバリ払い板(6)とからなり、前記パンチン
    グ刃(4)の先端面がテーパー面とされていることを特
    徴とする同時充填中空成形機のバリ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記パンチング刃(4)のテーパー面の
    角度は、3°〜10°とされていることを特徴とする請
    求項1記載の同時充填中空成形機のバリ取り装置。
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