JPH06210713A - ブロー成形機のバリ除去装置 - Google Patents
ブロー成形機のバリ除去装置Info
- Publication number
- JPH06210713A JPH06210713A JP665393A JP665393A JPH06210713A JP H06210713 A JPH06210713 A JP H06210713A JP 665393 A JP665393 A JP 665393A JP 665393 A JP665393 A JP 665393A JP H06210713 A JPH06210713 A JP H06210713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow molding
- molding machine
- parison
- molds
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パリソンから中空の樹脂製品を生産するブロ
ー成形機において，金型全閉時に金型外にはみ出したパ
リソンのバリを切断除去するものである。 【構成】 ブロー成形機１の両金型３，３の下端部に水
平方向で，かつ，両金型３，３の接合面を横断する方向
に進退動するカッタ１０およびカッタ１０の進退動手段
（エアシリンダ）２０を配設したものである。
ー成形機において，金型全閉時に金型外にはみ出したパ
リソンのバリを切断除去するものである。 【構成】 ブロー成形機１の両金型３，３の下端部に水
平方向で，かつ，両金型３，３の接合面を横断する方向
に進退動するカッタ１０およびカッタ１０の進退動手段
（エアシリンダ）２０を配設したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はパリソンから中空状の樹
脂製品を生産するブロー成形機のバリ除去装置に係り，
金型全閉時に金型外にはみ出したパリソンのバリを切断
除去するものである。
脂製品を生産するブロー成形機のバリ除去装置に係り，
金型全閉時に金型外にはみ出したパリソンのバリを切断
除去するものである。
【０００２】
【従来の技術】ダイスヘッドから筒状に押し出されたパ
リソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー成形では，
図５に示すように，ダイスヘッド２よりパリソンＰを吐
出し，パリソンピンチによって袋状にされたパリソンＰ
にプリブローを行なって僅かに膨らませ，開放された金
型３，３間に垂下し，金型３，３を閉じながら金型３，
３とパリソンＰとで形成されるキャビティ内のガスを抜
いた後，金型表面に通じる小さな空気抜き穴より真空ポ
ンプ装置を介して空気を吸引したうえ，パリソン内に高
圧の空気吹込みを行なってパリソンＰをキャビティに基
づく所定の形状としたあと金型３，３でパリソンＰを冷
却固化して成形を完了する。このようにして，成形され
た樹脂製品は金型３，３を開いて取り出される。
リソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー成形では，
図５に示すように，ダイスヘッド２よりパリソンＰを吐
出し，パリソンピンチによって袋状にされたパリソンＰ
にプリブローを行なって僅かに膨らませ，開放された金
型３，３間に垂下し，金型３，３を閉じながら金型３，
３とパリソンＰとで形成されるキャビティ内のガスを抜
いた後，金型表面に通じる小さな空気抜き穴より真空ポ
ンプ装置を介して空気を吸引したうえ，パリソン内に高
圧の空気吹込みを行なってパリソンＰをキャビティに基
づく所定の形状としたあと金型３，３でパリソンＰを冷
却固化して成形を完了する。このようにして，成形され
た樹脂製品は金型３，３を開いて取り出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた工程のう
ち，両金型３，３を閉動作させると，図６に示すよう
に，パリソンＰの下端はピンチオフ部３ａ，３ａに押圧
されて絞り込まれ，両金型３，３の全閉，すなわちピン
チオフ部３ａ，３ａの合致によってパリソンＰは上下に
分断され，ピンチオフ部３ａ，３ａより下方のパリソン
ＰはバリＰ1 となり上部のパリソンＰと分離される。し
かしながら，これらのバリＰ1 は高温溶融の樹脂である
ため粘着力があり，図７に示すように下方に離脱落下し
ないでそのまま固着したままであることがしばしば起こ
る。このようなときには作業員が人手によってこれらを
取り除く必要があり，煩雑で，かつ，成形サイクルが遅
れ生産性を阻害していた。
ち，両金型３，３を閉動作させると，図６に示すよう
に，パリソンＰの下端はピンチオフ部３ａ，３ａに押圧
されて絞り込まれ，両金型３，３の全閉，すなわちピン
チオフ部３ａ，３ａの合致によってパリソンＰは上下に
分断され，ピンチオフ部３ａ，３ａより下方のパリソン
ＰはバリＰ1 となり上部のパリソンＰと分離される。し
かしながら，これらのバリＰ1 は高温溶融の樹脂である
ため粘着力があり，図７に示すように下方に離脱落下し
ないでそのまま固着したままであることがしばしば起こ
る。このようなときには作業員が人手によってこれらを
取り除く必要があり，煩雑で，かつ，成形サイクルが遅
れ生産性を阻害していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上述べた課題を解決す
るために，本発明のブロー成形機のバリ除去装置は，ダ
イスヘッドから吐出されたパリソンを左右一対の金型で
挾んで中空状の製品をつくるブロー成形機において，該
両金型の下端部に水平方向で，かつ，該両金型の接合面
を横断する方向に進退動自在なカッタおよび該カッタの
進退動手段を配設した構成とした。
るために，本発明のブロー成形機のバリ除去装置は，ダ
イスヘッドから吐出されたパリソンを左右一対の金型で
挾んで中空状の製品をつくるブロー成形機において，該
両金型の下端部に水平方向で，かつ，該両金型の接合面
を横断する方向に進退動自在なカッタおよび該カッタの
進退動手段を配設した構成とした。
【０００５】
【作用】本発明においては，両金型が閉動作して金型下
端部にはみ出したパリソンのバリが金型下端部に粘着し
て脱落・落下しないときでもバリ除去装置のカッタが金
型接合面の下端を水平に移動してバリを切断除去する。
したがって，成形後のバリ除去作業が不要で成形サイク
ルの短縮による生産性向上を図ることができる。
端部にはみ出したパリソンのバリが金型下端部に粘着し
て脱落・落下しないときでもバリ除去装置のカッタが金
型接合面の下端を水平に移動してバリを切断除去する。
したがって，成形後のバリ除去作業が不要で成形サイク
ルの短縮による生産性向上を図ることができる。
【０００６】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図１〜図４は本発明に係り，図１はブ
ロー成形機の全体縦断面図，図２，図３は各々ブロー成
形機のバリ除去装置の縦断面図で，図４は他の実施例を
示すバリ除去装置の縦断面図である。図において，ブロ
ー成形機１のダイスヘッド２の下方には左右一対の金型
３，３が水平方向開閉自在に配設され，ダイスヘッド２
から吐出されるパリソンＰを挾圧できるよう構成され
る。金型３，３の下端部には，図２に示すように，両金
型３，３の型締接合面を直角水平に横切るカッタ１０が
配設され，エアシリンダ２０のピストンロッド２０ａの
先端に連結され往復動自在に移動できるようになってい
る。ガイド１２は各々両金型３，３の最下端に固設さ
れ，カッタ１０の水平移動を案内する。エアシリンダ２
０が取り付けられる金型３と対向する金型３にはカッタ
１０の進行によって閉塞される空間の空気を逃がす透孔
１４が設けられる。
ついて説明する。図１〜図４は本発明に係り，図１はブ
ロー成形機の全体縦断面図，図２，図３は各々ブロー成
形機のバリ除去装置の縦断面図で，図４は他の実施例を
示すバリ除去装置の縦断面図である。図において，ブロ
ー成形機１のダイスヘッド２の下方には左右一対の金型
３，３が水平方向開閉自在に配設され，ダイスヘッド２
から吐出されるパリソンＰを挾圧できるよう構成され
る。金型３，３の下端部には，図２に示すように，両金
型３，３の型締接合面を直角水平に横切るカッタ１０が
配設され，エアシリンダ２０のピストンロッド２０ａの
先端に連結され往復動自在に移動できるようになってい
る。ガイド１２は各々両金型３，３の最下端に固設さ
れ，カッタ１０の水平移動を案内する。エアシリンダ２
０が取り付けられる金型３と対向する金型３にはカッタ
１０の進行によって閉塞される空間の空気を逃がす透孔
１４が設けられる。
【０００７】以上のように構成された本発明のブロー成
形機の作動ついて説明する。図示しない押出機により押
圧された高温溶融樹脂はダイスヘッド２の下端より押圧
吐出されパリソンＰとなって下方へ移動する。このパリ
ソンＰの下方を図示しないパリソンピンチにより結束し
たあと，円筒袋状となってさらに下降し，プリブローに
より僅かに膨らまされた状態となり，開放された左右一
対の金型３，３間に下垂して停止する。このあと，両金
型３，３が近接してパリソンＰを挾圧した状態で型締動
作に入り，図１に示すように両金型３，３が全閉になっ
て，パリソンＰはピンチオフ部３ａにより分断されバリ
Ｐ1 とその上部のパリソンＰとに分離する。このとき，
分離したバリＰ1 はまだ高温溶融状態にあり粘着力によ
って金型３，３のピンチオフ部３ａの下部に付着したま
まになることが多い。このように，図２の状態にあるバ
リＰ1 を除去するために，図３に示すようにエアシリン
ダ２０の作動によりピストンロッド２０ａを前進しカッ
タ１０を水平にスライドしてバリＰ1 を切断し自由落下
させる。バリＰ1 が落下除去された後，再びカッタ１０
を図２のように後退させてから，型開し製品を取り出
す。なお，図３に示すように，カッタ１０の前進，切断
作用によっても自由落下しないバリＰ1 が生じる場合に
は，さらに両ガイド１２，１２間の空間を図３の紙面と
直交方向に進退動する第２のカッタを設けるのが望まし
い。
形機の作動ついて説明する。図示しない押出機により押
圧された高温溶融樹脂はダイスヘッド２の下端より押圧
吐出されパリソンＰとなって下方へ移動する。このパリ
ソンＰの下方を図示しないパリソンピンチにより結束し
たあと，円筒袋状となってさらに下降し，プリブローに
より僅かに膨らまされた状態となり，開放された左右一
対の金型３，３間に下垂して停止する。このあと，両金
型３，３が近接してパリソンＰを挾圧した状態で型締動
作に入り，図１に示すように両金型３，３が全閉になっ
て，パリソンＰはピンチオフ部３ａにより分断されバリ
Ｐ1 とその上部のパリソンＰとに分離する。このとき，
分離したバリＰ1 はまだ高温溶融状態にあり粘着力によ
って金型３，３のピンチオフ部３ａの下部に付着したま
まになることが多い。このように，図２の状態にあるバ
リＰ1 を除去するために，図３に示すようにエアシリン
ダ２０の作動によりピストンロッド２０ａを前進しカッ
タ１０を水平にスライドしてバリＰ1 を切断し自由落下
させる。バリＰ1 が落下除去された後，再びカッタ１０
を図２のように後退させてから，型開し製品を取り出
す。なお，図３に示すように，カッタ１０の前進，切断
作用によっても自由落下しないバリＰ1 が生じる場合に
は，さらに両ガイド１２，１２間の空間を図３の紙面と
直交方向に進退動する第２のカッタを設けるのが望まし
い。
【０００８】図４に示す他の実施例では，カッタ１０の
先端を垂直面でなく傾斜面とし，バリＰ1 の切断や落下
がしやすくしたものである。以上のようにして，金型全
閉によって生じたバリを確実に切断・落下することがで
きるから，煩雑なバリ取り作業が軽減され成形サイクル
が短縮される。
先端を垂直面でなく傾斜面とし，バリＰ1 の切断や落下
がしやすくしたものである。以上のようにして，金型全
閉によって生じたバリを確実に切断・落下することがで
きるから，煩雑なバリ取り作業が軽減され成形サイクル
が短縮される。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば，型締後の金型下部に粘
着するバリを安全確実に除去できるので，成形サイクル
が短縮され作業性が改善されるとともに生産性が向上す
る。
着するバリを安全確実に除去できるので，成形サイクル
が短縮され作業性が改善されるとともに生産性が向上す
る。
【図１】本発明の実施例に係るブロー成形機の全体概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】本発明の実施例に係るブロー成形機の要部拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図３】本発明の実施例に係るブロー成形機の要部拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図４】本発明の他の実施例に係るブロー成形機の要部
拡大縦断面図である。
拡大縦断面図である。
【図５】従来のブロー成形機の全体概略縦断面図であ
る。
る。
【図６】従来のブロー成形機の型締状態を示す要部拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図７】従来のブロー成形機の金型全閉時の要部拡大縦
断面図である。
断面図である。
１ ブロー成形機 ２ ダイスヘッド ３ 金型 ３ａ ピンチオフ部 １０ カッタ １２ ガイド １４ 透孔 ２０ エアシリンダ ２０ａ ピストンロッド Ｐ パリソン Ｐ1 バリ
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイスヘッドから吐出されたパリソンを
左右一対の金型で挾んで中空状の製品をつくるブロー成
形機において，該両金型の下端部に水平方向で，かつ，
該両金型の接合面を横断する方向に進退動自在なカッタ
および該カッタの進退動手段を配設してなるブロー成形
機のバリ除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP665393A JPH06210713A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ブロー成形機のバリ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP665393A JPH06210713A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ブロー成形機のバリ除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06210713A true JPH06210713A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11644344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP665393A Pending JPH06210713A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | ブロー成形機のバリ除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06210713A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200453807Y1 (ko) * | 2011-03-23 | 2011-05-26 | 삼안산업 주식회사 | 블로우 성형금형 |
| JP2012531334A (ja) * | 2009-06-25 | 2012-12-10 | ティーアイ オートモーティヴ テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 容器の製造方法 |
| CN109624271A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-16 | 利宾来塑胶工业（昆山）有限公司 | 一种管件类吹塑产品模内切割两端加工工艺 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP665393A patent/JPH06210713A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012531334A (ja) * | 2009-06-25 | 2012-12-10 | ティーアイ オートモーティヴ テクノロジー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 容器の製造方法 |
| KR200453807Y1 (ko) * | 2011-03-23 | 2011-05-26 | 삼안산업 주식회사 | 블로우 성형금형 |
| CN109624271A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-16 | 利宾来塑胶工业（昆山）有限公司 | 一种管件类吹塑产品模内切割两端加工工艺 |
| CN109624271B (zh) * | 2018-12-28 | 2021-01-29 | 利宾来塑胶工业（昆山）有限公司 | 一种管件类吹塑产品模内切割两端加工工艺 |
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