JPH10175253A - 同時充填中空成形品の製造方法およびその装置 - Google Patents
同時充填中空成形品の製造方法およびその装置Info
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- JPH10175253A JPH10175253A JP33974696A JP33974696A JPH10175253A JP H10175253 A JPH10175253 A JP H10175253A JP 33974696 A JP33974696 A JP 33974696A JP 33974696 A JP33974696 A JP 33974696A JP H10175253 A JPH10175253 A JP H10175253A
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Abstract
内で行ない、生産性の向上を可能とした同時充填中空成
形品の製造方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 金型でパリソンを挟んで成形された複連
の容器内に充填物を充填し、充填されたバリ付複連包品
Cを成形品保持装置31のマスク10で保持し、マスク
10に設けたパンチング刃12で複連包品の周囲のバリ
を押切ると共に、パンチング刃12に設けたピン41で
複連包品を分割する。
Description
た同時充填中空成形品の製造方法およびその装置に係る
ものであり、詳しくは、中空成形機により同時充填で複
数の連包の成形品(複連包品)を製造する方法およびそ
の装置に関するものである。
医薬液などの同時充填中空成形品の製造方法について説
明する。
るクロスヘッド、アキュムレータヘッドなどのヘッドか
ら吐出されたパリソンを金型で挟み、パリソンの内部に
空気を吹込んで容器を成形する。次いで、前記金型を充
填ノズル昇降装置の充填ノズルの下方に移送し、充填ノ
ズルを下降して容器内に液体を適量充填する。次いで、
容器内から充填ノズルを引き上げ、口部をシール金型で
シールして金型を開き、医薬液などが充填されたバリ付
複連包品を金型の下方に用意した集積箱内に落下させ
る。図9は、上述した方法で製造された医薬液などが充
填されたバリ付複連包品Cの一例を示す図である。この
バリ付複連包品Cは複連包品Aと、その周囲に付いてい
るバリBとからなる。この例では複連包品Aは3連包品
としている。
る同時充填中空成形品の製造方法は、以上のように構成
されているため、次ぎのような課題が存在していた。 (a) バリ付複連包品のバリは、成形後に機外で人手をか
けて分離するので、生産性が上がらず、省力化、コスト
ダウンなどのネックとなっていた。 (b) 生産性を向上するために、例えば3連包品を製造す
る場合、6連包品を製造して人手で2分割することが考
えられるが、上記(a)と同様の問題があり、生産性はあ
まり向上しない。
めになされたもので、複連包品とバリの分離および複連
包品の分割を機内で行ない、生産性の向上を可能とした
同時充填中空成形品の製造方法およびその装置を提供す
ることを課題とする。
を次のようにして解決した。すなわち、金型でパリソン
を挟んで成形された複連の容器内に充填物を充填し、充
填されたバリ付複連包品を成形品保持装置のマスクで保
持し、マスクに設けたパンチング刃で複連包品の周囲の
バリを押切ると共に、パンチング刃に設けたピンで複連
包品を分割する。 前記分割された複連包品は、マスク
内に設けた成形品突出装置のプッシャでマスクから突き
出す。このように、複連包品とバリの分離および複連包
品の分割は、機内で行なわれる。
の製造方法は、金型でパリソンを挟んで成形された複連
の容器内に充填物を充填し、充填されたバリ付複連包品
を成形品保持装置をマスクで保持し、マスクに設けたパ
ンチング刃で複連包品の周囲のバリを押切ると共に、パ
ンチング刃に設けたピンで複連包品を分割することを特
徴とする。
内に設けた成形品突出装置のプッシャで突き出すことが
好ましい。
置は、パリソンを吐出するヘッドと並列して設けられて
いる充填ノズル昇降装置と、前記ヘッドと充填ノズル昇
降装置の下方位置間を往復動する型締装置と、前記型締
装置の側部に取り付けられ充填ノズル昇降装置の下方位
置と成形品排出位置間を往復動し、複連包品を保持する
キャビティを有する成形品保持装置とからなり、前記成
形品保持装置のマスクの外周壁に前後動可能に設けられ
たパンチング刃に複連包品を分割するピンを設けたこと
を特徴とする。
に、前記ピンと該ピンに近接した複連包品の逃げ溝を前
記キャビティに連通して設けたことを特徴とする。
品の固定ストッパーを設けることが好ましい。さらに、
前記成形品保持装置内に、成形品突出装置を設けること
が好ましい。
する。図1は本発明による同時充填中空成形品の製造装
置を示す全体構成図である。
ド22が設けられ、このヘッド22の直下には、ヘッド
22から吐出されるパリソン23を切断するパリソン切
断装置24が設けられている。前記ヘッド22に並列し
て充填ノズル25を有する充填ノズル昇降装置26が架
台27上に設けられている。前記ヘッド22と充填ノズ
ル25の下方には、その間を型移送装置28によって往
復動し、金型29を開閉する型締装置30が設けられて
いる。
は、型締装置30の往復動によって充填ノズル昇降装置
26の下方位置Dと成形品排出位置E間を往復動する成
形品保持装置31が取付けられている。また、前記充填
ノズル昇降装置26の下方には、エアーシリンダ3によ
って上下動する支えピン5を有する成形品支え装置1が
ブラケット2を介して前記架台27などに固定して設け
られている。
金型29と前記成形品支え装置1を示す構成図であり、
図2(a)は、支えピン5が金型29内のバリ付複連包
品Cの下部にエアーシリンダ3によって挿入される前の
状態を示し、図2(b)は支えピン5がバリ付複連包品
Cの下部に挿入された後、金型29が開かれた状態を示
す図である。
るブラケット2の下部には、エアーシリンダ3が取付け
られ、前記ブラケット2を貫通して上方に突出するピス
トンロッドの先端には、リフトプレート4を介して支え
ピン5が設けられている。なお、この支えピン5は、バ
リ付複連包品Cが傾かないように複数設けることが望ま
しい。また、前記型締装置30に取付けられている金型
29は、金型本体6と、その上部に摺動自在に設けられ
ているシール金型7と、その上部に設けられているパリ
ソン吸引板8とから構成されている。このパリソン吸引
板8は、充填ノズル25をパリソン23の上部から挿入
するためにパリソン23の上部外周壁を吸引して拡張す
るものである。
断面平面図であり、図4は図3のA−A線断面図であ
る。なお、本実施例では6連包品を3連包品に分割する
場合を示している。
向して設けられている両ブラケット9,9aには、それ
ぞれのマスク10を前後動するエアーシリンダ11が取
り付けられている。また、一方のブラケット9には、マ
スク10の外周壁に設けられているパンチング刃12を
前後動するエアーシリンダ13が取付けられ、他方のブ
ラケット9aには、マスク10の外周壁に設けられてい
るバリ払い板14を前後動するエアーシリンダ15が取
付けられている。
中央部には、ピン41が縦方向に上下の刃12を連結す
るように設けられている。
は、バリ付連包品Cを保持するキャビティ42が設けら
れ、このキャビティ42の縦方向のほぼ中央の水平面上
には、2箇所、スプリング43で付勢されたプッシャ4
4を有する成形品突出装置45が対向して設けられ、バ
リ付連包品Cの中央から2包品目を押圧可能としてい
る。
ビティ42の水平方向のほぼ中央部の縦方向にそれぞれ
逃げ溝46が設けられ、前記パンチング刃12に設けら
れたのピン41と連包品Aの中央部の2個の連包品Aを
移動可能としている。
連包品Aの固定ストッパー47である突起が縦方向に対
向して設けられている。
る。
ド22から吐出されたパリソン23を金型29で挟み、
パリソン23の内部に空気を吹込んで複連の容器を成形
する。パリソン23をパリソン切断装置24で切断した
後、金型29が取付けられている型締装置30を型移送
装置28によって、充填ノズル昇降装置26の下方位置
Dに移動する。
れた充填ノズル25を下降して複連容器内に液体を適量
充填し、図2(a)に示すように複連の容器内から充填
ノズル25を引き上げ、口部をシール金型7でシール
(融着)し、バリ付複連包品Cとする。そして、図2
(b)に示すように、金型29の下方に設けられている
成形品支え装置1の支えピン5をエアーシリンダ3によ
って上昇させ、バリ付複連包品Cの下部に挿入した後、
金型29を開く。
2から吐出されたパリソン23を挟みに移動するが、こ
のとき、バリ付複連包品Cは前記支えピン5によって支
えられている。
支えられているバリ付複連包品Cの外周位置に、開かれ
たマスク10を有する成形品保持装置31が移動する。
品保持装置31の動作をステップ順に説明する。 (a) 図5に示すように、両マスク10がエアーシリンダ
11によって中心方向に移動してバリ付複連包品Cを保
持した後、成形品支え装置1の支えピン5が下降する。
次ぎのパリソン23を挟んだ金型29が充填ノズル昇降
装置26の下方位置Dに移動すると、前記成形品保持装
置31は成形品排出位置Eに移動する。 (b) 図6に示すように、複連包品Aの周囲のバリBをエ
アーシリンダ13でパンチング刃12を移動して押切
る。この時、図4の仮想線で示すように、パンチング刃
12の中央部に設けたピン41が複連包品Aを2分割す
る。 (c) 図7に示すようにパンチング刃12を元の位置に戻
した後にエアシリンダ11でマスク10を開くと、複連
包品Aは成形品突出装置45のプッシャ44で確実に突
き出されて落下し、下方に設けたベルトコンベヤーなど
によって次ぎの工程へ移送される。 (d) 図8に示すように、マスク10に支えられているバ
リBをエアーシリンダ15でバリ払い板14を突出して
落し、ベルトコンベヤーなどによって粉砕機などに移送
し、バリBを小さく粉砕して原料として再使用する。
て6連包品を等分に2分割するとしたが、それに限定さ
れるものではない。
薬液のような液体としたが、粉末、その他の固体でよ
い。また、シリンダはエアーシリンダとしたが油圧シリ
ンダでも電動シリンダでもよい。さらに、金型内のパリ
ソンを拡張する為に、パリソン内に空気を吹込むとした
が、金型の内壁から空気を真空引きしてパリソンを拡張
してもよい。
ため、次ぎのような効果を得ることができる。 (a) 複連包品のバリの分離と同時に、複連包品の分割も
機内で行なうことができるので、生産性が向上する。 (b) 複連包品の分割により、例えば6連包品を2分割し
て3連包品とすることができるので、倍数の生産が可能
となる。 (c) 複連包品の分割により、2種類の成形品、例えば6
連包品と3連包品などが生産できる。
示す全体構成図である。
2(a)は支えピン挿入前の状態、図2(b)は支えピ
ン挿入後、金型開の状態を示す図である。
る。
る。
る。
る。
は正面図、図9(b)は側面面である。
Claims (6)
- 【請求項1】 金型(29)でパリソン(23)を挟ん
で成形された複連の容器内に充填物を充填し、充填され
たバリ付複連包品(C)を成形品保持装置(31)のマ
スク(10)で保持し、マスク(10)に設けたパンチ
ング刃(12)で複連包品(A)の周囲のバリ(B)を
押切ると共に、パンチング刃(12)に設けたピン(4
1)で複連包品(A)を分割することを特徴とする同時
充填中空成形品の製造方法。 - 【請求項2】 前記分割された複連包品(A)をマスク
(10)内に設けた成形品突出装置(45)のプッシャ
(44)で突き出すことを特徴とする請求項1記載の同
時充填中空成形品の製造方法。 - 【請求項3】 パリソン(23)を吐出するヘッド(2
2)と並列して設けられている充填ノズル昇降装置(2
6)と、前記ヘッド(22)と充填ノズル昇降装置(2
6)の下方位置間を往復動する型締装置(30)と、前
記型締装置(30)の側部に取り付けられ充填ノズル昇
降装置(26)の下方位置(D)と成形品排出位置
(E)間を往復動し、複連包品(A)を保持するキャビ
ティ(42)を有する成形品保持装置(31)とからな
り、前記成形品保持装置(31)のマスク(10)の外
周壁に前後動可能に設けられたパンチング刃(12)に
複連包品(A)を分割するピン(41)を設けたことを
特徴とする同時充填中空成形品の製造装置。 - 【請求項4】 前記成形品保持装置(31)内に、前記
ピン(41)と該ピン(41)に近接した複連包品
(A)の逃げ溝(46)を前記キャビティ(42)に連
通して設けたことを特徴とする請求項3記載の同時充填
中空成形品の製造装置。 - 【請求項5】 前記キャビティ(42)の逃げ溝(4
6)側に複連包品(A)の固定ストッパー(47)を設
けたことを特徴とする請求項4記載の同時充填中空成形
品の製造装置。 - 【請求項6】 前記成形品保持装置(31)内に、成形
品突出装置(45)を設けたことを特徴とする請求項
3、4または5記載の同時充填中空成形品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33974696A JP3621535B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 同時充填中空成形品の製造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33974696A JP3621535B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 同時充填中空成形品の製造方法およびその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10175253A true JPH10175253A (ja) | 1998-06-30 |
JP3621535B2 JP3621535B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=18330426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33974696A Expired - Fee Related JP3621535B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 同時充填中空成形品の製造方法およびその装置 |
Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105499341A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-04-20 | 四川航天世东汽车部件有限公司 | 汽车操纵杆弯折定位工装 |
CN112622238A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-04-09 | 江西省佳晨实业有限公司 | 一种用于吹塑中空容器的吹塑模具 |
CN113103490A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-13 | 钟定中 | 一种塑料压注机 |
CN114603834A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-06-10 | 苏州同大机械有限公司 | 吹塑机用桶制品取出装置 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP33974696A patent/JP3621535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114603834B (zh) * | 2022-02-17 | 2024-05-14 | 苏州同大机械有限公司 | 吹塑机用桶制品取出装置 |
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