JP3281271B2 - 駆動力配分装置 - Google Patents
駆動力配分装置Info
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- JP3281271B2 JP3281271B2 JP30182196A JP30182196A JP3281271B2 JP 3281271 B2 JP3281271 B2 JP 3281271B2 JP 30182196 A JP30182196 A JP 30182196A JP 30182196 A JP30182196 A JP 30182196A JP 3281271 B2 JP3281271 B2 JP 3281271B2
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- Japan
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- driving force
- force distribution
- torque
- engine
- distribution device
- Prior art date
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力配分装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋回時のステアリング特性の改善を図る
ために、左右あるいは前後の車軸の擬似的なころがり抵
抗を制御すると共に、抵抗の低い側の車軸を相対的に増
速することのできる駆動力配分装置を在来の差動装置と
並列に設け、これによってステアリングホイールの操舵
角や車速に応じて左右の駆動力の配分比をアクティブに
変化させることができるように構成した駆動力配分装置
を、特願平6−153324号明細書等に於いて本出願
人は既に提案している。
ために、左右あるいは前後の車軸の擬似的なころがり抵
抗を制御すると共に、抵抗の低い側の車軸を相対的に増
速することのできる駆動力配分装置を在来の差動装置と
並列に設け、これによってステアリングホイールの操舵
角や車速に応じて左右の駆動力の配分比をアクティブに
変化させることができるように構成した駆動力配分装置
を、特願平6−153324号明細書等に於いて本出願
人は既に提案している。
【0003】この駆動力配分装置Tは、図9に示すよう
に、吐出量が車速に連動するギヤポンプ32と、ポンプ
の吐出圧を規定圧に調整するためのレギュレータRe
と、擬似的なころがり抵抗を発生するための一対の湿式
油圧多板クラッチCa・Cdと、旋回半径や路面抵抗に
応じて左右(あるいは前後)の車軸の駆動力配分比を決
定し、その配分比が得られる湿式油圧多板クラッチCa
・Cdの係合力を得るための目標値に油圧を制御するた
めのリニアソレノイド弁からなる圧力制御弁30と、油
圧目標値の算出及び圧力制御弁30の電流制御を、車速
VWや操舵角θsなどの各種パラメータに基づいて行う
ための電子制御ユニット29と、湿式油圧多板クラッチ
Ca・Cdと連結されて実質的にトルクの配分を行う遊
星歯車機構Pとから構成されており、トランスミッショ
ンTMを介して配分装置Tに入力されるエンジンEの出
力を、左右(あるいは前後)の車軸5L・5Rにその時
の走行条件に応じて適宜に配分することができるように
なっている。
に、吐出量が車速に連動するギヤポンプ32と、ポンプ
の吐出圧を規定圧に調整するためのレギュレータRe
と、擬似的なころがり抵抗を発生するための一対の湿式
油圧多板クラッチCa・Cdと、旋回半径や路面抵抗に
応じて左右(あるいは前後)の車軸の駆動力配分比を決
定し、その配分比が得られる湿式油圧多板クラッチCa
・Cdの係合力を得るための目標値に油圧を制御するた
めのリニアソレノイド弁からなる圧力制御弁30と、油
圧目標値の算出及び圧力制御弁30の電流制御を、車速
VWや操舵角θsなどの各種パラメータに基づいて行う
ための電子制御ユニット29と、湿式油圧多板クラッチ
Ca・Cdと連結されて実質的にトルクの配分を行う遊
星歯車機構Pとから構成されており、トランスミッショ
ンTMを介して配分装置Tに入力されるエンジンEの出
力を、左右(あるいは前後)の車軸5L・5Rにその時
の走行条件に応じて適宜に配分することができるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、エンジン回
転速度及び吸入負圧からエンジントルクを算出し、それ
を1つのパラメータとして左右(あるいは前後)の車軸
の駆動力配分比を可変制御するシステムに於いては、燃
料の供給や点火が何らかの理由で急激に停止した場合、
実際のエンジントルクは急激に低下するにも関わらず、
惰走する車速に連れてエンジン回転速度は顕著に変化し
ないため、運転者がアクセルペダルを踏み続ける限り、
吸入負圧にも顕著な変化が現れない。そのため、制御の
指標となる計算上のエンジントルクには目立った変化が
生じない結果、無用な駆動力配分制御が実行されてしま
うおそれがある。これは運転者に違和感を与える車両挙
動を呈することに繋がるので好ましいことではない。
転速度及び吸入負圧からエンジントルクを算出し、それ
を1つのパラメータとして左右(あるいは前後)の車軸
の駆動力配分比を可変制御するシステムに於いては、燃
料の供給や点火が何らかの理由で急激に停止した場合、
実際のエンジントルクは急激に低下するにも関わらず、
惰走する車速に連れてエンジン回転速度は顕著に変化し
ないため、運転者がアクセルペダルを踏み続ける限り、
吸入負圧にも顕著な変化が現れない。そのため、制御の
指標となる計算上のエンジントルクには目立った変化が
生じない結果、無用な駆動力配分制御が実行されてしま
うおそれがある。これは運転者に違和感を与える車両挙
動を呈することに繋がるので好ましいことではない。
【0005】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消するべく案出されたものであり、その主
な目的は、運転者の意図しないエンジン出力の低下を識
別し、エンジントルクが実質的に車軸に伝達されていな
い状態での駆動力配分が実行されないように改良された
駆動力配分装置を提供することにある。
た問題点を解消するべく案出されたものであり、その主
な目的は、運転者の意図しないエンジン出力の低下を識
別し、エンジントルクが実質的に車軸に伝達されていな
い状態での駆動力配分が実行されないように改良された
駆動力配分装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、前後あるいは左右の車軸へ
の駆動力の配分比を可変制御する駆動力配分装置を、エ
ンジンの吸入負圧並びに車速を検出し、車両の減速が検
出されたにも関わらず吸入負圧の低下が検出されない時
は運転者の意図せぬエンジン出力低下状態であるものと
判定して駆動力の配分比可変制御を停止するようにして
なることを特徴とするものとした。これにより、惰走
中、つまりエンジントルクが車軸に伝達されていない走
行状態に於ける無用なトルク配分の実行が防止される。
特に、運転者の意図せぬエンジン出力低下状態の判定
が、減速中の減速度を積分して該積分値が所定値以上と
なったときに発せられるものとすれば、誤判断の可能性
を低くすることができる。
ために、本発明に於いては、前後あるいは左右の車軸へ
の駆動力の配分比を可変制御する駆動力配分装置を、エ
ンジンの吸入負圧並びに車速を検出し、車両の減速が検
出されたにも関わらず吸入負圧の低下が検出されない時
は運転者の意図せぬエンジン出力低下状態であるものと
判定して駆動力の配分比可変制御を停止するようにして
なることを特徴とするものとした。これにより、惰走
中、つまりエンジントルクが車軸に伝達されていない走
行状態に於ける無用なトルク配分の実行が防止される。
特に、運転者の意図せぬエンジン出力低下状態の判定
が、減速中の減速度を積分して該積分値が所定値以上と
なったときに発せられるものとすれば、誤判断の可能性
を低くすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
明の構成を詳細に説明する。
【0008】先ず、本発明が適用されるトルク配分装置
について図1及び図2を参照して触れておく。このトル
ク配分装置Tは、エンジンの動力が伝達されるトランス
ミッションの出力軸1に、図2に示す差動装置Dを介し
て接続されている。
について図1及び図2を参照して触れておく。このトル
ク配分装置Tは、エンジンの動力が伝達されるトランス
ミッションの出力軸1に、図2に示す差動装置Dを介し
て接続されている。
【0009】差勤装置Dは、ダブルピニオン式の遊星歯
車機構からなり、外歯ギヤ2exと内歯ギヤ2inとが
一体形成され、かつ外歯ギヤ2exがトランスミッショ
ンの出力軸1の軸端に設けられた出力ギヤ3に噛合した
被動部材2と、被動部材2を間に挟んでボルト締めされ
た左右デフケース4L・4Rと、両デフケース4L・4
Rの中心孔に相対回転自在に挿通された左右出力軸5L
・5Rと、左出力軸5Lの軸端にスプライン結合したサ
ンギヤ6と、被動部材2の内歯ギヤ2inに噛合して自
転・公転するアウタピニオン7exと、アウタピニオン
7ex並びにサンギヤ6に同時に噛合して自転・公転す
るインナピニオン7inと(図3参照/図1にはインナ
ピニオン7inは表れていない)、これらインナ・アウ
タ両ピニオン7in・7exをそれぞれ回転自在に軸支
する左右プラネタリキャリヤ8L・8Rとからなってお
り、左右デフケース4L・4Rの中心部が、トランスミ
ッションハウジング9に、例えばローラ軸受けを介して
枢支されている。そして右プラネタリキャリヤ8Rは、
その中心部にニードル軸受け等を介してサンギヤ6を枢
支すると共に、右出力紬5Rの軸端とスプライン結合し
ている。また左プラネタリキャリヤ8Lは、左出力軸5
Lを外囲し、かつ左デフケース4Lの中心孔に挿通され
たスリーブ10の右端とスプライン結合している。
車機構からなり、外歯ギヤ2exと内歯ギヤ2inとが
一体形成され、かつ外歯ギヤ2exがトランスミッショ
ンの出力軸1の軸端に設けられた出力ギヤ3に噛合した
被動部材2と、被動部材2を間に挟んでボルト締めされ
た左右デフケース4L・4Rと、両デフケース4L・4
Rの中心孔に相対回転自在に挿通された左右出力軸5L
・5Rと、左出力軸5Lの軸端にスプライン結合したサ
ンギヤ6と、被動部材2の内歯ギヤ2inに噛合して自
転・公転するアウタピニオン7exと、アウタピニオン
7ex並びにサンギヤ6に同時に噛合して自転・公転す
るインナピニオン7inと(図3参照/図1にはインナ
ピニオン7inは表れていない)、これらインナ・アウ
タ両ピニオン7in・7exをそれぞれ回転自在に軸支
する左右プラネタリキャリヤ8L・8Rとからなってお
り、左右デフケース4L・4Rの中心部が、トランスミ
ッションハウジング9に、例えばローラ軸受けを介して
枢支されている。そして右プラネタリキャリヤ8Rは、
その中心部にニードル軸受け等を介してサンギヤ6を枢
支すると共に、右出力紬5Rの軸端とスプライン結合し
ている。また左プラネタリキャリヤ8Lは、左出力軸5
Lを外囲し、かつ左デフケース4Lの中心孔に挿通され
たスリーブ10の右端とスプライン結合している。
【0010】この差勤装置Dは、被動部材2が入力要素
として機能すると共に、一方の出力要素として機能する
サンギヤ6が、左出力紬5Lを介して左前輪WFLに接
続され、また他方の出力要素として機能する右プラネタ
リキャリヤ8Rが、右出力紬5Rを介して右前輪WFR
に接続されている。なお左出力紬5Lと左前輪WFLと
の間、並びに右出力紬5Rと右前輪WFRとの間は、公
知の等速継手を有するドライブシャフトが介装されてい
る。
として機能すると共に、一方の出力要素として機能する
サンギヤ6が、左出力紬5Lを介して左前輪WFLに接
続され、また他方の出力要素として機能する右プラネタ
リキャリヤ8Rが、右出力紬5Rを介して右前輪WFR
に接続されている。なお左出力紬5Lと左前輪WFLと
の間、並びに右出力紬5Rと右前輪WFRとの間は、公
知の等速継手を有するドライブシャフトが介装されてい
る。
【0011】トルク配分装置Tは、遊星歯車機構Pと、
湿式油圧多板クラッチからなる増速用クラッチCa並び
に減速用クラッチCdとからなっている。
湿式油圧多板クラッチからなる増速用クラッチCa並び
に減速用クラッチCdとからなっている。
【0012】トルク配分装置Tの遊星歯車機構Pは、左
出力軸5Lを外囲した状態でケーシング11に枢支され
たプラネタリキャリヤ12と、第1ピニオン13、第2
ピニオン14及び第3ピニオン15を一体に形成し、か
つプラネタリキャリヤ12の中心と同心をなす円周上に
等間隔をおいて枢着された複数の(例えば4本)3連ピ
ニオン部材16と、左出力紬5Lの外周に枢着されて第
1ピニオン13に噛合する第1サンギヤ17と、第1サ
ンギヤ17の左側に隣接する位置で左出力紬5Lの外周
にスプライン結合されて第2ピニオン14に噛合する第
2サンギヤ18と、左出力紬5Lの外周に枢着された増
速用クラッチCaのインナプレート保持部材21と一体
をなして第3ピニオン15に噛合する第3サンギヤ19
とからなっている。
出力軸5Lを外囲した状態でケーシング11に枢支され
たプラネタリキャリヤ12と、第1ピニオン13、第2
ピニオン14及び第3ピニオン15を一体に形成し、か
つプラネタリキャリヤ12の中心と同心をなす円周上に
等間隔をおいて枢着された複数の(例えば4本)3連ピ
ニオン部材16と、左出力紬5Lの外周に枢着されて第
1ピニオン13に噛合する第1サンギヤ17と、第1サ
ンギヤ17の左側に隣接する位置で左出力紬5Lの外周
にスプライン結合されて第2ピニオン14に噛合する第
2サンギヤ18と、左出力紬5Lの外周に枢着された増
速用クラッチCaのインナプレート保持部材21と一体
をなして第3ピニオン15に噛合する第3サンギヤ19
とからなっている。
【0013】ここで第1サンギヤ17は、差勤装置Dの
左プラネタリキャリヤ8Lにスプライン結合したスリー
ブ10の左端とスプライン結合しており、差勤装置Dの
プラネタリキャリヤ8L・8R及び右出力軸5Rと一体
回転するようになっている。
左プラネタリキャリヤ8Lにスプライン結合したスリー
ブ10の左端とスプライン結合しており、差勤装置Dの
プラネタリキャリヤ8L・8R及び右出力軸5Rと一体
回転するようになっている。
【0014】増速用クラッチCaは、左出力軸5Lに枢
着されたインナプレート保持部材21に軸線方向変位可
能に係合したインナプレート22と、ケーシング11の
内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレート23
とを、ケーシング11に設けられたリング形油圧ピスト
ン24の推力で互いに圧接させるものであり、インナプ
レート保持部材21と一体をなす第3サンギヤ19の回
転を拘束する作用を発揮する。
着されたインナプレート保持部材21に軸線方向変位可
能に係合したインナプレート22と、ケーシング11の
内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレート23
とを、ケーシング11に設けられたリング形油圧ピスト
ン24の推力で互いに圧接させるものであり、インナプ
レート保持部材21と一体をなす第3サンギヤ19の回
転を拘束する作用を発揮する。
【0015】減速用クラッチCdは、プラネタリキャリ
ヤ12に形成されたインナプレート保持部25に軸線方
向変位可能に係合したインナプレート26と、ケーシン
グ11の内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレ
ート27とを、ケーシング11に設けられたリング形油
圧ピストン28の推力で互いに圧接させるものであり、
プラネタリキャリヤ12の回転を拘束し、プラネタリキ
ャリヤ12に枢支された3連ピニオンの公転を拘束する
作用を発揮する。
ヤ12に形成されたインナプレート保持部25に軸線方
向変位可能に係合したインナプレート26と、ケーシン
グ11の内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレ
ート27とを、ケーシング11に設けられたリング形油
圧ピストン28の推力で互いに圧接させるものであり、
プラネタリキャリヤ12の回転を拘束し、プラネタリキ
ャリヤ12に枢支された3連ピニオンの公転を拘束する
作用を発揮する。
【0016】これら、増速用クラッチCa及び減速用ク
ラッチCdは、車速VWや操舵角θs等の走行状態を表
す信号が入力される電子制御ユニット29によって制御
される圧力制御弁30を用いた油圧回路を介し、左出力
軸5Lにスプライン結合されたスパーギヤ31で駆動さ
れるギヤポンプ32が発生する油圧を供給することによ
り、その係合力が制御される。
ラッチCdは、車速VWや操舵角θs等の走行状態を表
す信号が入力される電子制御ユニット29によって制御
される圧力制御弁30を用いた油圧回路を介し、左出力
軸5Lにスプライン結合されたスパーギヤ31で駆動さ
れるギヤポンプ32が発生する油圧を供給することによ
り、その係合力が制御される。
【0017】次に、本装置の作用について図3〜図5を
併せて参照して詳しく説明する。
併せて参照して詳しく説明する。
【0018】車両の直進走行時には、減速用クラッチC
d及び増速用クラッチCaが共に非係合状態とされる。
これにより、トルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12及び第3サンギヤ19の拘束が共に解除され、左出
力軸5L、右出力軸5R、差動装置D側のプラネタリキ
ャリヤ8及びトルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12は、全てが一体となって回転する。このとき、図3
に網線を施した矢印で示したように、エンジンのトルク
は、差勤装置Dから左右の前輪WFL、WFRに均等に
分配される。
d及び増速用クラッチCaが共に非係合状態とされる。
これにより、トルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12及び第3サンギヤ19の拘束が共に解除され、左出
力軸5L、右出力軸5R、差動装置D側のプラネタリキ
ャリヤ8及びトルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12は、全てが一体となって回転する。このとき、図3
に網線を施した矢印で示したように、エンジンのトルク
は、差勤装置Dから左右の前輪WFL、WFRに均等に
分配される。
【0019】車両の右旋回時には、図4に示すように、
減速用クラッチCdを係合させ、プラネタリキャリヤ1
2をケーシング11に結合して停止させる。このとき、
左前輪WFLと一体の左出力軸5Lと、右前輪WFRと
一体の右出力紬5R(即ち、差動装置Dのプラネタリキ
ャリヤ8L・8R)とは、第2サンギヤ18と第2ピニ
オン14との噛合、並びに第1ピニオン13と第1サン
ギヤ17との噛合を介して連結されているため、左前輪
WFLの回転速度NLは、右前輪WFRの回転速度NR
に対して次式の関係で増速される。
減速用クラッチCdを係合させ、プラネタリキャリヤ1
2をケーシング11に結合して停止させる。このとき、
左前輪WFLと一体の左出力軸5Lと、右前輪WFRと
一体の右出力紬5R(即ち、差動装置Dのプラネタリキ
ャリヤ8L・8R)とは、第2サンギヤ18と第2ピニ
オン14との噛合、並びに第1ピニオン13と第1サン
ギヤ17との噛合を介して連結されているため、左前輪
WFLの回転速度NLは、右前輪WFRの回転速度NR
に対して次式の関係で増速される。
【0020】
【数1】NL/NR=(Z4/Z3)(Z1/Z2) 但し、Z1 : 第1サンギヤ17の歯数 Z2 : 第1ピニオン13の歯数 Z3 : 第2サンギヤ18の歯数 Z4 : 第2ピニオン14の歯数
【0021】上述のようにして、左前輪WFLの回転速
度NLが右前輪WFRの回転速度NRに対して増速され
ると、図4に網線を施した矢印で示したように、差動装
置Dで分配されている旋回内輪の右前輪WFRのトルク
の一部が、旋回外輪の左前輪WFLに伝達されることと
なる。
度NLが右前輪WFRの回転速度NRに対して増速され
ると、図4に網線を施した矢印で示したように、差動装
置Dで分配されている旋回内輪の右前輪WFRのトルク
の一部が、旋回外輪の左前輪WFLに伝達されることと
なる。
【0022】なお、トルク配分装置Tのプラネタリキャ
リヤ12を完全停止させずに、減速用クラッチCdの係
合力で適宜に減速すれば、その減速の程度に応じて左前
輪WFLの回転速度NLを右前輪WFRの回転速度NR
に対して増速し、旋回内輪の右前輪WFRから旋回外輪
の左前輪WFLへのトルク伝達量を任意に変化させるこ
とができる。
リヤ12を完全停止させずに、減速用クラッチCdの係
合力で適宜に減速すれば、その減速の程度に応じて左前
輪WFLの回転速度NLを右前輪WFRの回転速度NR
に対して増速し、旋回内輪の右前輪WFRから旋回外輪
の左前輪WFLへのトルク伝達量を任意に変化させるこ
とができる。
【0023】車両の左旋回時には、図5に示すように、
増速用クラッチCaを係合させ、増速用クラッチCaの
インナプレート保持部材21と一体の第3サンギヤ19
を停止させる。これにより、第3サンギヤ19に噛合し
た第3ピニオン15を介して3連ピニオン16が公転
し、プラネタリキャリヤ12の回転速度が左出力軸5L
の回転速度に対して増速される。その結果、右前輪WF
Rの回転速度NRは左前輪WFLの回転速度NLに対し
て次式の関係で増速される。
増速用クラッチCaを係合させ、増速用クラッチCaの
インナプレート保持部材21と一体の第3サンギヤ19
を停止させる。これにより、第3サンギヤ19に噛合し
た第3ピニオン15を介して3連ピニオン16が公転
し、プラネタリキャリヤ12の回転速度が左出力軸5L
の回転速度に対して増速される。その結果、右前輪WF
Rの回転速度NRは左前輪WFLの回転速度NLに対し
て次式の関係で増速される。
【0024】
【数2】NR/NL=〔1−(Z5/Z6)(Z2/Z
1)〕÷〔1−(Z5/Z6)(Z4/Z3)〕 但し、Z5 : 第3サンギヤ19の歯数 Z6 : 第3ピニオン15の歯数
1)〕÷〔1−(Z5/Z6)(Z4/Z3)〕 但し、Z5 : 第3サンギヤ19の歯数 Z6 : 第3ピニオン15の歯数
【0025】上述のようにして、右前輪WFRの回転速
度NRが左前輪WFLの回転速度NLに対して増速され
ると、図5に網線を施した矢印で示したように、差動装
置Dで分配されている旋回内輪の左前輪WFLのトルク
の一部が、旋回外輪の右前輪WFRに伝達されることと
なる。この場合も、増速用クラッチCaの係合力を適宜
調整すれば、左前輪WFLから右前輪WFRへのトルク
伝達量を任意に変化させることができる。
度NRが左前輪WFLの回転速度NLに対して増速され
ると、図5に網線を施した矢印で示したように、差動装
置Dで分配されている旋回内輪の左前輪WFLのトルク
の一部が、旋回外輪の右前輪WFRに伝達されることと
なる。この場合も、増速用クラッチCaの係合力を適宜
調整すれば、左前輪WFLから右前輪WFRへのトルク
伝達量を任意に変化させることができる。
【0026】さて、上記構成のトルク配分装置Tに於い
て、エンジン回転速度および吸入負圧から算出したエン
ジントルクを1つのパラメータとして駆動力配分比を制
御するものの場合は、燃料の供給や点火が何らかの理由
で急激に停止した場合、実際のエンジントルクは急激に
低下するにも関わらず、惰走する車速でエンジン回転速
度は顕著に変化しないため、運転者がアクセルペダルを
踏み続ける限り、吸入負圧にも顕著な変化が現れない。
そのため、制御の指標となる計算上のエンジントルクに
は変化が生じない結果、惰走中であっても駆動力配分制
御が実行されてしまい、運転者に違和感を与える車両挙
動を呈することが起こり得る。
て、エンジン回転速度および吸入負圧から算出したエン
ジントルクを1つのパラメータとして駆動力配分比を制
御するものの場合は、燃料の供給や点火が何らかの理由
で急激に停止した場合、実際のエンジントルクは急激に
低下するにも関わらず、惰走する車速でエンジン回転速
度は顕著に変化しないため、運転者がアクセルペダルを
踏み続ける限り、吸入負圧にも顕著な変化が現れない。
そのため、制御の指標となる計算上のエンジントルクに
は変化が生じない結果、惰走中であっても駆動力配分制
御が実行されてしまい、運転者に違和感を与える車両挙
動を呈することが起こり得る。
【0027】そこで本発明に於いては、電子制御ユニッ
ト29でトルク配分比を算出する際にエンジントルクの
低下を検出し、エンジントルク低下中はトルク配分比の
信号を出力しないようにした。
ト29でトルク配分比を算出する際にエンジントルクの
低下を検出し、エンジントルク低下中はトルク配分比の
信号を出力しないようにした。
【0028】次に本発明による電子制御ユニット29の
働きについて図6・7を参照して説明する。
働きについて図6・7を参照して説明する。
【0029】先ず、エンジン回転速度(NE)および吸
入負圧(PB)から、エンジントルク算出手段41によ
り、関数f1を用いてエンジントルク(TE)を算出す
る(ステップ1)。次いでエンジントルク(TE)およ
びギヤ比(N)から、車軸トルク算出手段42により、
関数f2を用いて車軸トルク(XGF)を算出する(ス
テップ2)。続いて横加速度YG+f(ステアリング舵
角θs×車速VW)で与えられる旋回量(KG)および
車軸トルク(XGF)から、トルク配分比算出手段43
により、関数f3を用いてトルク配分比(TOBJ)を
算出する(ステップ3)。
入負圧(PB)から、エンジントルク算出手段41によ
り、関数f1を用いてエンジントルク(TE)を算出す
る(ステップ1)。次いでエンジントルク(TE)およ
びギヤ比(N)から、車軸トルク算出手段42により、
関数f2を用いて車軸トルク(XGF)を算出する(ス
テップ2)。続いて横加速度YG+f(ステアリング舵
角θs×車速VW)で与えられる旋回量(KG)および
車軸トルク(XGF)から、トルク配分比算出手段43
により、関数f3を用いてトルク配分比(TOBJ)を
算出する(ステップ3)。
【0030】一方、エンジンの吸入負圧(PB)、およ
び加速度センサの信号か、あるいは前輪の車輪回転速度
を微分して得た前後加速度(G02)から、後記する出
力低下判定手段45にて運転者の意図しない出力低下状
態か否かを判別し(ステップ4)、出力低下状態でない
場合は、トルク配分比算出手段43から出力されたトル
ク配分比(TOBJ)を実現する油圧を得るために圧力
制御弁30に与える電流値を目標電流値演算手段44で
演算し(ステップ5)、これによって両クラッチCa・
Cdに与える油圧を圧力制御弁30および電磁開閉弁3
3・34によって制御する。また運転者の意図しない出
力低下状態であった場合は、目標電流値演算手段44に
対するトルク配分比(TOBJ)の出力を停止する(ス
テップ6)。
び加速度センサの信号か、あるいは前輪の車輪回転速度
を微分して得た前後加速度(G02)から、後記する出
力低下判定手段45にて運転者の意図しない出力低下状
態か否かを判別し(ステップ4)、出力低下状態でない
場合は、トルク配分比算出手段43から出力されたトル
ク配分比(TOBJ)を実現する油圧を得るために圧力
制御弁30に与える電流値を目標電流値演算手段44で
演算し(ステップ5)、これによって両クラッチCa・
Cdに与える油圧を圧力制御弁30および電磁開閉弁3
3・34によって制御する。また運転者の意図しない出
力低下状態であった場合は、目標電流値演算手段44に
対するトルク配分比(TOBJ)の出力を停止する(ス
テップ6)。
【0031】次に出力低下の判定方法について図8を参
照して説明する。
照して説明する。
【0032】先ず、エンジンの吸入負圧PBを検出し
(ステップ11)、これが所定の基準値PB1(例えば
−447mmHg)以上(正圧側)か否かを判別する
(ステップ12)。ここで現在の吸入負圧が基準値以上
(PB≧PB1)と判定された時は、シフトポジション
を確認し(ステップ13)、それが2・3・4・5速の
いずれかにあるか否かを判別する(ステップ14)。
(ステップ11)、これが所定の基準値PB1(例えば
−447mmHg)以上(正圧側)か否かを判別する
(ステップ12)。ここで現在の吸入負圧が基準値以上
(PB≧PB1)と判定された時は、シフトポジション
を確認し(ステップ13)、それが2・3・4・5速の
いずれかにあるか否かを判別する(ステップ14)。
【0033】ステップ12・14での判定が共にYES
ならば、次のステップ15で車両の前後加速度G02か
ら現状が減速状態か否かを判別する。ここで減速中(G
02<0)と判定された時は、その減速度G02を所定
時間T1積分する(ステップ16)。
ならば、次のステップ15で車両の前後加速度G02か
ら現状が減速状態か否かを判別する。ここで減速中(G
02<0)と判定された時は、その減速度G02を所定
時間T1積分する(ステップ16)。
【0034】他方、ステップ12、ステップ14、並び
にステップ15でNOと判定された場合は、いずれもそ
のステップの時点で最初から繰り返す。
にステップ15でNOと判定された場合は、いずれもそ
のステップの時点で最初から繰り返す。
【0035】次に、ステップ16で求めた積分値Sが、
所定値G1(例えば2・3速時:−2G、4・5速時:
−3.5G)以上(減速度が大、以下同)か否かを判別
し(ステップ17)、その結果、所定値以上(S≧G
1)と判定された時は、上記所定時間T1内での減速度
値の最大値G02maxが、所定値G2(例えば2・3
速時:−0.25G、4・5速時:−0.5G)以上で
あるか否かを判別する(ステップ18)。そしてステッ
プ17、ステップ18の両者が共にYESならば、出力
低下中と判定し、トルク配分比(TOBJ)を要求する
出力を停止させる(ステップ21)。またこの判断中に
定速走行、あるいは加速傾向に転じたことが検出された
場合(ステップ19)、あるいは吸入負圧の正圧側への
変化量DPBが所定値PB2(例えば−47mmHG)
を超えたことが検出された場合(ステップ20)は、そ
こで判断を中止して最初から繰り返す。
所定値G1(例えば2・3速時:−2G、4・5速時:
−3.5G)以上(減速度が大、以下同)か否かを判別
し(ステップ17)、その結果、所定値以上(S≧G
1)と判定された時は、上記所定時間T1内での減速度
値の最大値G02maxが、所定値G2(例えば2・3
速時:−0.25G、4・5速時:−0.5G)以上で
あるか否かを判別する(ステップ18)。そしてステッ
プ17、ステップ18の両者が共にYESならば、出力
低下中と判定し、トルク配分比(TOBJ)を要求する
出力を停止させる(ステップ21)。またこの判断中に
定速走行、あるいは加速傾向に転じたことが検出された
場合(ステップ19)、あるいは吸入負圧の正圧側への
変化量DPBが所定値PB2(例えば−47mmHG)
を超えたことが検出された場合(ステップ20)は、そ
こで判断を中止して最初から繰り返す。
【0036】また出力低下中判定を下した後に、加速度
G02が所定値G4(例えば0.3G)を超えたことが
検出された場合は(ステップ22)、出力低下判定を撤
回して通常制御に復帰させる(ステップ23)。
G02が所定値G4(例えば0.3G)を超えたことが
検出された場合は(ステップ22)、出力低下判定を撤
回して通常制御に復帰させる(ステップ23)。
【0037】以上、本発明を左右駆動力配分制御につい
て説明したが、前後駆動力配分についてもこの技術が適
用し得ることは言うまでもない。
て説明したが、前後駆動力配分についてもこの技術が適
用し得ることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】このように本発明によれば、トルク配分
比の算出時に、エンジンの吸入負圧並びに車速を監視
し、エンジンの吸入負圧に顕著な変化が見られない時で
あっても前後方向減速度の積分値が所定値を超えた時に
は、運転者の意図に反してエンジン出力が低下している
と判断してトルク配分制御を停止するので、惰走中に無
用なトルク配分制御が実行されることがなくなる。従っ
て、運転者に違和感を与えるような車両挙動を呈するこ
とを防止する上に大きな効果が得られる。
比の算出時に、エンジンの吸入負圧並びに車速を監視
し、エンジンの吸入負圧に顕著な変化が見られない時で
あっても前後方向減速度の積分値が所定値を超えた時に
は、運転者の意図に反してエンジン出力が低下している
と判断してトルク配分制御を停止するので、惰走中に無
用なトルク配分制御が実行されることがなくなる。従っ
て、運転者に違和感を与えるような車両挙動を呈するこ
とを防止する上に大きな効果が得られる。
【図1】本発明が適用される駆動力配分装置の縦端面
図。
図。
【図2】差動装置の縦断面図。
【図3】フロントエンジン・フロントドライブ車の動力
伝達系を示すスケルトン図。
伝達系を示すスケルトン図。
【図4】右旋回時の作用説明図。
【図5】左旋回時の作用説明図。
【図6】本発明に関わる部分のブロック図。
【図7】本発明に関わる部分の制御フロー図。
【図8】エンジン出力低下検出方法の処理フロー図。
【図9】本発明が適用される駆動力配分装置の全体構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
1 トランスミッションの出力軸 2 被動部材 3 出力ギヤ 4 デフケース 5 出力軸 6 サンギヤ 7 ピニオン 8 プラネタリキャリヤ 9 トランスミッションハウジング 10 スリーブ 11 トルク配分装置のケーシング 12 プラネタリキャリヤ 13 第1ピニオン 14 第2ピニオン 15 第3ピニオン 16 3連ピニオン部材 17 第1サンギヤ 18 第2サンギヤ 19 第3サンギヤ 21 増速用クラッチのインナプレート保持部材 22 インナプレート 23 アウタプレート 24 油圧ピストン 25 減速用クラッチのインナプレート保持部 26 インナプレート 27 アウタプレート 28 油圧ピストン 29 電子制御ユニット 30 圧力制御弁 31 スパーギヤ 32 ギヤポンプ 33・34 電磁開閉弁 41 エンジントルク算出手段 42 軸トルク算出手段 43 トルク配分比算出手段 44 目標電流値演算手段 45 出力低下判定手段 T トルク配分装置 D 差動装置 P 遊星歯車機構 Ca 増速用クラッチ Cd 減速用クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 314 B60K 17/346
Claims (2)
- 【請求項1】 前後あるいは左右の車軸への駆動力の配
分比を可変制御する駆動力配分装置であって、 エンジンの吸入負圧並びに車速を検出し、車両の減速が
検出されたにも関わらず吸入負圧の低下が検出されない
時は運転者の意図せぬエンジン出力低下状態であるもの
と判定して前記駆動力の配分比可変制御を停止するよう
にしてなることを特徴とする駆動力配分装置。 - 【請求項2】 前記運転者の意図せぬエンジン出力低下
状態の判定が、減速中の減速度を積分して該積分値が所
定値以上となったときに発せられることを特徴とする請
求項1に記載の駆動力配分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30182196A JP3281271B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 駆動力配分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30182196A JP3281271B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 駆動力配分装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10141127A JPH10141127A (ja) | 1998-05-26 |
JP3281271B2 true JP3281271B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=17901577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30182196A Expired - Fee Related JP3281271B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 駆動力配分装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281271B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30182196A patent/JP3281271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10141127A (ja) | 1998-05-26 |
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