JPH09309351A - 車両駆動装置 - Google Patents

車両駆動装置

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JPH09309351A
JPH09309351A JP8151514A JP15151496A JPH09309351A JP H09309351 A JPH09309351 A JP H09309351A JP 8151514 A JP8151514 A JP 8151514A JP 15151496 A JP15151496 A JP 15151496A JP H09309351 A JPH09309351 A JP H09309351A
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JP
Japan
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speed difference
case
discriminated
pinion
clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP8151514A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Masumoto
浩 増元
Atsushi Ishihara
淳 石原
Shinji Okuma
信司 大熊
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/828,980 priority patent/US5813939A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K23/00Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
    • B60K23/04Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for differential gearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過剰な強度を要することなく耐久性の問題が
生じないように構成された車両駆動装置を提供する。 【解決手段】 エンジン出力を2つの軸に分配して伝達
するべく個別に回転抵抗が付与され得るサンギヤ並びに
プラネタリキャリアを備えた駆動力配分装置を有する車
両駆動装置に於いて、2つの軸の回転速度差が所定値を
超えた時には、エンジン出力を低減させるものとする。
特に、エンジン回転速度が所定値以下に低下した時に
は、エンジン出力の低減制御を解除するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両駆動装置に関
し、特に回転抵抗が低い側の軸を増速する機能を有する
駆動力配分装置を有する車両駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動力伝達経路には、車両が旋回
する際の左右のタイヤの軌跡円の円周長差により生じる
左右車軸の回転速度差を吸収するために差動装置が設け
られている。この差動装置は、左右のタイヤのころがり
抵抗差に応じて左右の車軸の回転速度差をパッシブに吸
収するものなので、例えばタイヤのコーナリングパワー
特性や、車両の操舵応答特性に積極的に関与し得るもの
ではない。
【0003】そこで本出願人は、旋回時のステアリング
特性の改善を図るべく、擬似的なころがり抵抗を制御す
ると共に、抵抗の低い側の車軸を相対的に増速すること
のできる駆動力配分装置を在来の差動装置と並列に設
け、これによってステアリングホイールの操舵角や車速
に応じて左右の駆動力の配分比をアクティブに変化させ
ることのできる駆動力配分装置を特願平6−15332
4号で提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述の駆動
力配分装置に於いては、例えば一方のタイヤが水たまり
に入るなどして路面μや接地状態の左右差が急変した場
合、左右の車軸の速度差が過大になり、増速機能を有す
る駆動系の一部が過大な回転に晒される可能性がある。
実用上このような事象が起こることは極めて希ではある
が、起こる可能性がある以上は、これに耐え得る強度を
駆動系に付与せねばならない。このことは、製造コスト
を無用に増大させる一因となり得る。
【0005】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消し、過剰な強度を要することなく耐久性
の問題が生じないように構成された車両駆動装置を提供
することを目的に案出されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、エンジン出力を2つの軸に
分配して伝達するべく個別に回転抵抗が付与され得るサ
ンギヤ並びにプラネタリキャリアを備えた駆動力配分装
置を有する車両駆動装置に於いて、2つの軸の回転速度
差が所定値を超えた時には、エンジン出力を低減させる
ものとした。特に、エンジン回転速度が所定値以下に低
下した時には、エンジン出力の低減制御を解除するもの
とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の適用対象となるトルク配
分装置の構造を示している。このトルク配分装置Tは、
エンジン(図示せず)の動力が伝達されるトランスミッ
ションの出力軸1に、図2に示す差動装置Dを介して接
続されている。
【0009】差勤装置Dは、ダブルピニオン式の遊星歯
車機構からなり、外歯ギヤ2exと内歯ギヤ2inとが一体
形成され、かつ外歯ギヤ2exがトランスミッションの出
力軸1の軸端に設けられた出力ギヤ3に噛合した被動部
材2と、被動部材2を間に挟んでボルト締めされた左右
デフケース4L・4Rと、両デフケース4L・4Rの中
心孔に相対回転自在に挿通された左右出力軸5L・5R
と、左出力軸5Lの軸端にスプライン結合したサンギヤ
6と、被動部材2の内歯ギヤ2inに噛合して自転・公転
するアウタピニオン7exと、アウタピニオン7ex並びに
サンギヤ6に同時に噛合して自転・公転するインナピニ
オン7inと(図3参照/図1にはインナピニオン7inは
表れていない)、これらインナ・アウタ両ピニオン7in
・7exをそれぞれ回転自在に軸支する左右プラネタリキ
ャリヤ8L・8Rとからなっており、左右デフケース4
L・4Rの中心部が、トランスミッションハウジング9
に、例えばローラ軸受けを介して枢支されている。そし
て右プラネタリキャリヤ8Rは、その中心部にニードル
軸受け等を介してサンギヤ6を枢支すると共に、右出力
紬5Rの軸端とスプライン結合している。また左プラネ
タリキャリヤ8Lは、左出力軸5Lを外囲し、かつ左デ
フケース4Lの中心孔に挿通されたスリーブ10の右端
とスプライン結合している。
【0010】この差勤装置Dは、被動部材2が入力要素
として機能すると共に、一方の出力要素として機能する
サンギヤ6が、左出力紬5Lを介して左前輪WFLに接続
され、また他方の出力要素として機能する右プラネタリ
キャリヤ8Rが、右出力紬5Rを介して右前輪WFRに接
続されている。なお左出力紬5Lと左前輪WFLとの間、
並びに右出力紬5Rと右前輪WFRとの間は、公知の等速
継手を有するドライブシャフトが介装されている。
【0011】なお、左出力軸5Lは2つに分割され、そ
の中間部をスプライン結合すると共に、右端が上述の如
くサンギヤ6を介して右プラネタリキャリヤ8Rに枢支
され、左端がトルク配分装置Tのケーシング11に例え
ば球軸受けを介して枢支されている。
【0012】トルク配分装置Tは、遊星歯車機構Pと、
油圧作動の湿式多板クラッチからなる増速用クラッチC
a並びに減速用クラッチCdとからなっている。
【0013】トルク配分装置Tの遊星歯車機構Pは、左
出力軸5Lを外囲した状態でケーシング11に枢支され
たプラネタリキャリヤ12と、第1ピニオン13、第2
ピニオン14及び第3ピニオン15を一体に形成し、か
つプラネタリキャリヤ12の中心と同心をなす円周上に
等間隔をおいて枢着された複数の(例えば4本)3連ピ
ニオン部材16と、左出力紬5Lの外周に枢着されて第
1ピニオン13に噛合する第1サンギヤ17と、第1サ
ンギヤ17の左側に隣接する位置で左出力紬5Lの外周
にスプライン結合されて第2ピニオン14に噛合する第
2サンギヤ18と、左出力紬5Lの外周に枢着された増
速用クラッチCaのインナプレート保持部材21と一体
をなして第3ピニオン15に噛合する第3サンギヤ19
とからなっている。
【0014】ここで第1サンギヤ17は、差勤装置Dの
左プラネタリキャリヤ8Lにスプライン結合したスリー
ブ10の左端とスプライン結合しており、差勤装置Dの
プラネタリキャリヤ8L・8R及び右出力軸5Rと一体
回転するようになっている。
【0015】増速用クラッチCaは、左出力軸5Lに枢
着されたインナプレート保持部材21に軸線方向変位可
能に係合したインナプレート22と、ケーシング11の
内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレート23
とを、ケーシング11に設けられたリング形油圧ピスト
ン24の推力で互いに圧接させるものであり、インナプ
レート保持部材21と一体をなす第3サンギヤ19の回
転を拘束する作用を発揮する。
【0016】減速用クラッチCdは、プラネタリキャリ
ヤ12に形成されたインナプレート保持部25に軸線方
向変位可能に係合したインナプレート26と、ケーシン
グ11の内面に軸線方向変位可能に係合したアウタプレ
ート27とを、ケーシング11に設けられたリング形油
圧ピストン28の推力で互いに圧接させるものであり、
プラネタリキャリヤ12の回転を拘束し、プラネタリキ
ャリヤ12に枢支された3連ピニオンの公転を拘束する
作用を発揮する。
【0017】これら、増速用クラッチCa及び減速用ク
ラッチCdは、車速Vや操舵角θが入力される電子制御
ユニット29によって制御される電磁弁30を用いた油
圧回路を介し、左出力軸5Lにスプライン結合されたス
パーギヤ31で駆動されるギヤポンプ32が発生する油
圧を供給することにより、その結合力が制御される。
【0018】なお、第1サンギヤ17は、2列のニード
ル軸受け33を介して左出力軸5Lに枢支された内周部
材17inと、第1ピニオン13が噛合する歯形が形成さ
れた外周部材17exとに分割形成されると共に、これら
両者がスプライン手段34を介して互いに結合されてい
る。これにより、内周部材17inはがたのないように左
出力軸5Lに支持されるが、外周部材17exは内周部材
17inに対してスプライン結合部のがた分だけ径方向へ
変位可能となり、複数の第1ピニオン13が同時に噛合
する際の偏荷重を逃がすことができるようにされてい
る。
【0019】次に、本装置の作用について図3〜図5を
併せて参照して詳しく説明する。
【0020】車両の直進走行時には、減速用クラッチC
d及び増速用クラッチCaが共に非係合状態とされる。
これにより、トルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12及び第3サンギヤ19の拘束が共に解除され、左出
力軸5L、右出力軸5R、差動装置D側のプラネタリキ
ャリヤ8及びトルク配分装置T側のプラネタリキャリヤ
12は、全てが一体となって回転する。このとき、図3
に網線を施した矢印で示したように、エンジンのトルク
は、差勤装置Dから左右の前輪WFL・WFRに均等に分配
される。
【0021】車両の右旋回時には、図4に示すように、
減速用クラッチCdを係合させ、プラネタリキャリヤ1
2をケーシング11に結合して停止させる。このとき、
左前輪WFLと一体の左出力軸5Lと、右前輪WFRと一体
の右出力紬5R(即ち、差動装置Dのプラネタリキャリ
ヤ8L・8R)とは、第2サンギヤ18と第2ピニオン
14との噛合、並びに第1ピニオン13と第1サンギヤ
17との噛合を介して連結されているため、左前輪WFL
の回転数NLは、右前輪WFRの回転数NRに対して次式
の関係で増速される。
【0022】 NL/NR=(Z4/Z3)(Z1/Z2) … (式1) 但し、Z1 : 第1サンギヤ17の歯数 Z2 : 第1ピニオン13の歯数 Z3 : 第2サンギヤ18の歯数 Z4 : 第2ピニオン14の歯数
【0023】上述のようにして、左前輪WFLの回転数N
Lが右前輪WFRの回転数NRに対して増速されると、図
4に網線を施した矢印で示したように、差動装置Dで分
配されている旋回内輪の右前輪WFRのトルクの一部が、
旋回外輪の左前輪WFLに伝達されることとなる。
【0024】なお、トルク配分装置Tのプラネタリキャ
リヤ12を完全停止させずに、減速用クラッチCdの係
合力で適宜に減速すれば、その減速の程度に応じて左前
輪WFLの回転数NLを右前輪WFRの回転数NRに対して
増速し、旋回内輪の右前輪WFRから旋回外輪の左前輪W
FLへのトルク伝達量を任意に変化させることができる。
【0025】車両の左旋回時には、図5に示すように、
増速用クラッチCaを係合させ、増速用クラッチCaの
インナプレート保持部材21と一体の第3サンギヤ19
を停止させる。これにより、第3サンギヤ19に噛合し
た第3ピニオン15を介して3連ピニオン16が公転
し、プラネタリキャリヤ12の回転数が左出力軸5Lの
回転数に対して増速される。その結果、右前輪WFRの回
転数NRは左前輪WFLの回転数NLに対して次式の関係
で増速される。
【0026】 NR/NL=〔1−(Z5/Z6)(Z2/Z1)〕 ÷〔1−(Z5/Z6)(Z4/Z3)〕 … (式2) 但し、Z5 : 第3サンギヤ19の歯数 Z6 : 第3ピニオン15の歯数
【0027】上述のようにして、右前輪WFRの回転数N
Rが左前輪WFLの回転数NLに対して増速されると、図
5に網線を施した矢印で示したように、差動装置Dで分
配されている旋回内輪の左前輪WFLのトルクの一部が、
旋回外輪の右前輪WFRに伝達されることとなる。この場
合も、増速用クラッチCaの係合力を適宜調整すれば、
左前輪WFLから右前輪WFRへのトルク伝達量を任意に変
化させることができる。
【0028】このようにして、各ピニオン13〜15並
びに各サンギヤ17〜19の歯数を適宜に設定したうえ
で、(式1)及び(式2)の増速率がある適当な範囲に
収まるように設定すれば、減速用クラッチCd及び増速
用クラッチCaの係合力を調整することにより、車両の
通常の走行条件下に於ける左右前輪WFL・WFR間のトル
ク配分を自由に変化させることが可能である。即ち、車
両の中低速走行時には、旋回外輪に旋回内輪よりも大き
なトルクを伝達して旋回性能を向上させ、また高速走行
時には、中低速走行時に比べて旋回外輪に伝達されるト
ルクを少なめにして走行安定性能を向上させることがで
きる。
【0029】さて、路面μや接地状態の左右差が急変し
た場合、左右の出力軸5L・5Rの回転速度差が過大に
なり、増速機能を有する駆動力配分装置Tの一部が過大
な回転に晒される可能性がある。これに耐え得る強度を
駆動力配分装置Tに付与することは、製造コストの増大
の一因となり得る。強度上の問題を生じないようにする
には、左右の出力軸5L・5Rの速度差が所定値を超え
たところでクラッチの接続を解除することが考えられる
が、このようにすることは、旋回特性の急変を招くので
好ましくはない。
【0030】そこで本発明に於いては、左右の出力軸5
L・5Rの回転速度差が所定値を超えた時には、エンジ
ン出力を低減して左右の出力軸5L・5Rに伝達される
駆動力自体を低下させるようにしている。以下に図6を
参照してその制御フローについて説明する。
【0031】先ず、エンジン回転速度NEが所定値NE
L 以上か否かを判別し(ステップ1)、所定値以上であ
った場合は、左右の出力軸5L・5Rの回転速度を個々
に検出し、その速度差を演算する(ステップ2)。その
演算結果から速度差の有無を判別し(ステップ3)、速
度差ありと判別された時は、現在フューエルカット(以
下「F/C」と称す)処理が実行されているか否かを判
別する(ステップ4)。その結果、F/C処理実行中で
ない場合は、回転速度差がある所定の上限値以上か否か
を判別し(ステップ5)、上限値に達した場合は、F/
C処理を実行する(ステップ6)。
【0032】一方、ステップ1でエンジン回転速度NE
が所定値NEL 以下と判定された場合は、左右の回転速
度差に基づくF/C処理を解除する(ステップ7)。こ
れは、例えば減速時などの如きエンジン制御本来のF/
C処理を優先させ、エンジン不調を引き起こすような混
合気濃度とならないようにするための措置である。
【0033】またステップ3で速度差なしと判別された
時も、F/C処理を解除し、通常制御を継続する。
【0034】ステップ4でF/C処理実行中と判別され
た時は、ステップ8で回転速度差がある所定の下限値以
下か否かを判別する。ここで下限値以下となった場合は
F/C処理を解除し、下限値を上回っていた場合は、F
/C処理を継続する。
【0035】このようにしてF/C処理を開始する速度
差(上限値)と、F/C処理を解除する速度差(下限
値)との間にヒステリシスを設けている(図7参照)。
【0036】なお、上記はエンジン出力の抑制をF/C
処理によって実現させるものとしたが、要は燃料供給量
を制限すれば良く、燃料噴射弁或いはスロットル弁のい
ずれを制御しても良いことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】このように本発明によれば、左右の出力
軸間に過大な回転速度差が生じた時には、エンジン出力
を抑制することで駆動系各部に過回転が生じないように
することができるので、遊星歯車機構は勿論のこと、駆
動輪、駆動軸への入力トルクが緩和される。従って、過
剰な強度を付与せずに十分な耐久性を確保できるので、
製造コストを無用に増大させずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の縦端面図。
【図2】差動装置の縦断面図。
【図3】フロントエンジン・フロントドライブ車の動力
伝達系を示すスケルトン図。
【図4】右旋回時の作用説明図。
【図5】左旋回時の作用説明図。
【図6】本発明装置の制御フロー図。
【図7】ヒステリシス特性線図。
【符号の説明】 1 トランスミッションの出力軸 2 被動部材 3 出力ギヤ 4 デフケース 5 出力軸 6 サンギヤ 7 ピニオン 8 プラネタリキャリヤ 9 トランスミッションハウジング 10 スリーブ 11 トルク配分装置のケーシング 12 プラネタリキャリヤ 13 第1ピニオン 14 第2ピニオン 15 第3ピニオン 16 3連ピニオン部材 17 第1サンギヤ 18 第2サンギヤ 19 第3サンギヤ 21 増速用クラッチのインナプレート保持部材 22 インナプレート 23 アウタプレート 24 油圧ピストン 25 減速用クラッチのインナプレート保持部 26 インナプレート 27 アウタプレート 28 油圧ピストン 29 電子制御ユニット 30 電磁弁 31 スパーギヤ 32 ギヤポンプ 33 ニードル軸受け 34 スプライン手段 T トルク配分装置 D 差動装置 P 遊星歯車機構 Ca 増速用クラッチ Cd 減速用クラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力を2つの軸に分配して伝達
    するべく個別に回転抵抗が付与され得るサンギヤ並びに
    プラネタリキャリアを備えた駆動力配分装置を有する車
    両駆動装置であって、 前記2つの軸の回転速度差が所定値を超えた時には前記
    エンジン出力を低減するようにしたことを特徴とする車
    両駆動装置。
  2. 【請求項2】 エンジン回転速度が所定値以下に低下し
    た時にはエンジン出力の低減制御を解除することを特徴
    とする請求項1に記載の車両駆動装置。
JP8151514A 1996-05-23 1996-05-23 車両駆動装置 Pending JPH09309351A (ja)

Priority Applications (2)

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JP8151514A JPH09309351A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 車両駆動装置
US08/828,980 US5813939A (en) 1996-05-23 1997-03-31 Vehicle drive system including a torque splitter

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JP8151514A JPH09309351A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 車両駆動装置

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JP (1) JPH09309351A (ja)

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