JP2001097065A - 車両の動力配分制御装置 - Google Patents

車両の動力配分制御装置

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JP2001097065A
JP2001097065A JP27718999A JP27718999A JP2001097065A JP 2001097065 A JP2001097065 A JP 2001097065A JP 27718999 A JP27718999 A JP 27718999A JP 27718999 A JP27718999 A JP 27718999A JP 2001097065 A JP2001097065 A JP 2001097065A
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vehicle
wheels
wheel
chain
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JP27718999A
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Yoshihiro Yoshida
好廣 吉田
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前輪にタイヤチェーンを装着した状況に於い
て、4輪駆動車の転舵発進が適切な前後動力配分でスピ
ン傾向になることを確実に防止し安定して行うことがで
き、また、車両がアンダーステア傾向の際も適切な後左
右動力配分でスピン傾向になることを確実に防止する。 【解決手段】 TCU50は、前輪にタイヤチェーンが
装着されている場合に転舵発進が行われるとトランスフ
ァクラッチ21を締結させて、前後輪のトルク配分を5
0:50の直結による4WD特性として安定性を向上し
て確実な発進が行えるようにする。また、TCU50
は、前輪にタイヤチェーンが装着されている場合では、
例え車両がアンダーステア傾向状態になっても、後左右
動力配分制御は旋回内側の後輪に大きくトルク配分して
車両の安定性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後輪間、又は左
右輪間の動力配分を制御する車両の動力配分制御装置に
関し、特に、前輪にタイヤチェーンを装着した際の動力
配分の設定を適切に行えるようにした車両の動力配分制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、凹凸が大きい路面や、急な斜面を
横切るときや、スプリットμ路走行等での駆動力の確保
および走行安定性や運動性能を向上させるため、様々な
種類の差動制限装置が開発され実用化されている。さら
に、最近では、前後輪間、或いは後左右輪間のトルク配
分を積極的に制御し、車両の走行安定性や運動性能を向
上させる技術が提案され、実用化されている。
【0003】例えば、4輪駆動車の前後輪間の動力配分
比の設定制御を行う前後動力配分制御装置では、特に車
両の転舵状態を検出した場合、4輪駆動車の前後の駆動
力配分を2輪駆動車の駆動力配分に近づけて、タイトコ
ーナブレーキング現象を防止する方向に制御している。
【0004】また、後左右輪間の動力配分比の設定制御
を行う後左右動力配分制御装置では、特に加速時に車両
のアンダーステア傾向状態を検出すると、旋回外側の後
輪に対してトルクを増加させて、回頭性を向上させる制
御を行う。
【0005】これらの制御装置では、前後車輪の接地
力、及び、駆動力には(一部、タイヤ径や幅が違う程度
は別にして)基本的に大きな違いが無いことを前提にし
て、前後輪間の動力配分比や後左右輪間の動力配分比が
演算され設定されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両で温暖
地がら降雪地帯へ移動した際や、あまり頻繁に雪が降ら
ない地域の降雪時では、応急的に車両の夏タイヤにタイ
ヤチェーンを装着して雪道を走行することが多く、この
状態では装着、非装着の車輪で接地力、駆動力に極端な
違いが生じてしまう。車両が4輪駆動車であって、この
4輪駆動車の夏タイヤにタイヤチェーンを使用して雪道
を走行する状態でも、指定される前若しくは後ろ側のみ
タイヤチェーンが装着され、4輪全てにタイヤチェーン
を装着してバランスを取ることはほとんど無い。
【0007】このため、雪道等の路面μが低い路面に於
いて夏タイヤを装着し、前輪にタイヤチェーンを装着し
た様な、極端に前後で接地力が異なる状況に於いての転
舵発進時には、従来の前後動力配分制御装置では、4輪
駆動車の前後の駆動力配分を2輪駆動車の駆動力配分に
近づけて制御され、通常の4輪駆動による適切な制御に
入ることができずスピンしやすい状態となってしまう虞
がある。
【0008】また、従来の後左右動力配分制御装置で
は、雪道等の路面μが低い路面に於いて夏タイヤを装着
し、前輪にタイヤチェーンを装着した様な極端に前後で
接地力が異なる状況下でもアンダーステア状態を検出し
た場合は、回頭性を向上させようとして旋回外側の後輪
にトルクが供給されることとなり、接地力が低い後輪側
では更に路面μを失うことでスピン傾向が助長されてし
まうという問題があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、雪道等の路面μが低い路面で夏タイヤを装着し前輪
にタイヤチェーンを装着した様な極端に前後で接地力が
異なる状況に於いて、4輪駆動車の転舵発進も前後動力
配分が適切に制御されてスピン傾向になることを確実に
防止し安定して行うことができ、また、雪道等の路面μ
が低い路面で夏タイヤを装着し前輪にタイヤチェーンを
装着した様な極端に前後で接地力が異なる状況に於い
て、例え車両がアンダーステア傾向の際も後左右動力配
分が適切に制御されてスピン傾向になることを確実に防
止することができる車両の動力配分制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による車両の動力配分制御装置
は、車両の前後輪間の動力配分比を設定し前後動力配分
可変手段を作動させて前後輪間の動力配分制御を行う車
両の動力配分制御装置において、前輪にタイヤチェーン
を装着したことを検出する前輪チェーン装着状態検出手
段と、上記車両の転舵発進を検出する転舵発進検出手段
と、上記前輪に上記タイヤチェーンを装着した状態で転
舵発進をした際に前後輪間の動力配分比を等配分方向に
設定させるチェーン装着時前後動力配分設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】上記請求項1記載の車両の動力配分制御装
置は、車両の前後輪間の動力配分比を設定し前後動力配
分可変手段を作動させて前後輪間の動力配分制御を行
う。ここで、前輪チェーン装着状態検出手段が前輪にタ
イヤチェーンを装着したことを検出し、且つ転舵発進検
出手段が車両の転舵発進を検出すると、チェーン装着時
前後動力配分設定手段は車両の前後輪間の動力配分比を
等配分方向に設定させる。
【0012】また、請求項2記載の発明による車両の動
力配分制御装置は、車両の後左右輪間の動力配分比を設
定し後左右動力配分可変手段を作動させて後左右輪間の
動力配分制御を行う車両の動力配分制御装置において、
前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出する前輪チ
ェーン装着状態検出手段と、上記車両のステア特性を検
出するステア特性判定手段と、上記前輪に上記タイヤチ
ェーンを装着した状態でアンダーステア傾向状態の際に
後左右輪間の動力配分比を旋回内側の後輪に大きく設定
させるチェーン装着時後左右動力配分設定手段とを備え
たことを特徴とする。
【0013】上記請求項2記載の車両の動力配分制御装
置は、車両の後左右輪間の動力配分比を設定し後左右動
力配分可変手段を作動させて後左右輪間の動力配分制御
を行う。ここで、前輪チェーン装着状態検出手段が前輪
にタイヤチェーンを装着したことを検出し、且つステア
特性判定手段で車両のステア特性がアンダーステア傾向
状態であることを検出した際には、チェーン装着時後左
右動力配分設定手段は後左右輪間の動力配分比を旋回内
側の後輪に大きく設定させる。
【0014】さらに、請求項3記載の発明による車両の
動力配分制御装置は、車両の前後輪間の動力配分比を設
定し前後動力配分可変手段を作動させて前後輪間の動力
配分制御を行うとともに、上記車両の後左右輪間の動力
配分比を設定し後左右動力配分可変手段を作動させて後
左右輪間の動力配分制御を行う車両の動力配分制御装置
において、前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出
する前輪チェーン装着状態検出手段と、上記車両の転舵
発進を検出する転舵発進検出手段と、上記車両のステア
特性を検出するステア特性判定手段と、上記前輪に上記
タイヤチェーンを装着した状態で転舵発進をした際に前
後輪間の動力配分比を等配分方向に設定させるチェーン
装着時前後動力配分設定手段と、上記前輪に上記タイヤ
チェーンを装着した状態でアンダーステア傾向状態の際
に後左右輪間の動力配分比を旋回内側の後輪に大きく設
定させるチェーン装着時後左右動力配分設定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0015】上記請求項3記載の車両の動力配分制御装
置は、車両の前後輪間の動力配分比を設定し前後動力配
分可変手段を作動させて前後輪間の動力配分制御を行う
とともに、上記車両の後左右輪間の動力配分比を設定し
後左右動力配分可変手段を作動させて後左右輪間の動力
配分制御を行う。ここで、前輪チェーン装着状態検出手
段が前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出し、且
つ転舵発進検出手段が車両の転舵発進を検出すると、チ
ェーン装着時前後動力配分設定手段は車両の前後輪間の
動力配分比を等配分方向に設定させる。また、前輪チェ
ーン装着状態検出手段が前輪にタイヤチェーンを装着し
たことを検出し、且つステア特性判定手段で車両のステ
ア特性がアンダーステア傾向状態であることを検出した
際には、チェーン装着時後左右動力配分設定手段は後左
右輪間の動力配分比を旋回内側の後輪に大きく設定させ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態を示す。先ず、図1に基づいて、本発明が適用され
る4輪駆動車の駆動系について説明する。同図におい
て、符号1はエンジンで、車両前部に配置されている。
エンジン1からの駆動力は、エンジン1の後部に一体的
に連設する変速機2からトランスミッション出力軸2a
を介して、センターディファレンシャル装置3に伝達さ
れ、このセンターディファレンシャル装置3にて、後輪
側と前輪側とへ所定のトルク配分比にて分配される。
【0017】センターディファレンシャル装置3から後
輪側へ分配された駆動力は、リヤドライブ軸4、プロペ
ラシャフト5、ドライブピニオン6を介してリヤファイ
ナルドライブ装置7に入力される一方、センターディフ
ァレンシャル装置3から前輪側へ分配された駆動力は、
トランスファドライブギヤ8、トランスファドリブンギ
ヤ9、フロントドライブ軸10を介してフロントディフ
ァレンシャル装置11に入力されるように構成されてい
る。ここで、上記変速機2、センターディファレンシャ
ル装置3、及びフロントディファレンシャル装置11等
は、一体的にケース12内に設けられている。
【0018】リヤファイナルドライブ装置7に入力され
た駆動力は、後輪左ドライブ軸13rlを介して左後輪1
4rlに、後輪右ドライブ軸13rrを介して右後輪14rr
に伝達される一方、フロントディファレンシャル装置1
1に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸13flを介
して左前輪14flに、前輪右ドライブ軸13frを介して
右前輪14frに伝達される。
【0019】上記センターディファレンシャル装置3
は、ケース12内後方に設けられており、回転自在に収
納したキャリヤ16の前方からトランスミッション出力
軸2aが回転自在に挿入される一方、後方からはリヤド
ライブ軸4が回転自在に挿入されている。
【0020】入力側のトランスミッション出力軸2aの
後端部には、大径の第1のサンギヤ17が軸着され、後
輪への出力を行うリヤドライブ軸4の前端部には、小径
の第2のサンギヤ18が軸着されており、キャリヤ16
内に第1のサンギヤ17と第2のサンギヤ18が格納さ
れている。
【0021】そして、第1のサンギヤ17が小径の第1
のピニオン19と噛合して第1の歯車列が形成され、第
2のサンギヤ18が大径の第2のピニオン20と噛合し
て第2の歯車列が形成されている。第1のピニオン19
と第2のピニオン20は一体に形成されており、複数対
(例えば3対)のピニオンが、キャリヤ16に回転自在
に軸支されている。また、キャリヤ16は、前端にトラ
ンスファドライブギヤ8が連結されて、このキャリヤ1
6から前輪への出力が行われる。
【0022】すなわち、センターディファレンシャル装
置3は、トランスミッション出力軸2aからの駆動力が
第1のサンギヤ17に伝達され、第2のサンギヤ18か
らリヤドライブ軸4へ出力すると共に、キャリヤ16か
らトランスファドライブギヤ8,トランスファドリブン
ギヤ9を経てフロントドライブ軸10へ出力するリング
ギヤのない複合プラネタリギヤ式に構成されている。
【0023】そしてかかる複合プラネタリギヤ式のセン
ターディファレンシャル装置3は、第1,第2のサンギ
ヤ17,18、及びこれらサンギヤ17,18の周囲に
複数個配置される第1,第2のピニオン19,20の歯
数を適切に設定することで差動機能を有する。
【0024】また、第1,第2のサンギヤ17,18と
第1,第2のピニオン19,20との噛み合いピッチ円
半径を適宜設定することで、基準トルク配分が前後5
0:50の等トルク配分、或いは、前後どちらかに偏重
した不等トルク配分が可能となっており、本実施の形態
においては、前後、36:64の基準トルク配分に設定
されている。
【0025】更に、第1,第2のサンギヤ17,18と
第1,第2のピニオン19,20とを、例えば、斜歯歯
車にし、第1の歯車列と第2の歯車列の捩れ角を異にし
て、スラスト荷重を相殺させることなくスラスト荷重を
残留させてピニオン端面間に摩擦トルクを生じさせ、
又、第1,第2のピニオン19,20とこれら第1,第
2のピニオン19,20を軸支するキャリヤ16の軸部
の表面に、噛合いによる分離,接線荷重の合成力が作用
して摩擦トルクが生じるように設定し、入力トルクに比
例した差動制限トルクを得ることでセンターディファレ
ンシャル装置3自身で差動制限機能を有したものとな
る。
【0026】また、センターディファレンシャル装置3
のキャリヤ16とリヤドライブ軸4との間には、前後動
力配分可変手段としての油圧式多板クラッチを採用した
トランスファクラッチ21が形成されており、このトラ
ンスファクラッチ21の締結力を制御することで、前後
輪のトルク配分が、50:50の直結による4WDか
ら、センターディファレンシャル装置3によるトルク配
分比の範囲で可変制御することが可能となっている。
【0027】一方、リヤファイナルドライブ装置7は、
左右輪間の差動機能と動力配分機能を有するもので、ベ
ベルギヤ式の差動機構部22と、3列歯車からなる歯車
機構部23と、後左右動力配分可変手段としての2組の
クラッチ機構部24とから主要に構成され、ディファレ
ンシャルキャリア25内に一体的に収容されている。
【0028】そして、ドライブピニオン6は、差動機構
部22のディファレンシャルケース26の外周に設けら
れたファイナルギヤ27と噛合され、センターディファ
レンシャル装置3から後輪側に配分された駆動力を伝達
する。
【0029】差動機構部22は、ディファレンシャルケ
ース26に固定したピニオンシャフト28に回転自在に
軸支されたディファレンシャルピニオン(ベベルギヤ)
29と、これに噛み合う左右のサイドギヤ(ベベルギ
ヤ)30L,30Rをディファレンシャルケース26内
に収容して構成され、これらサイドギヤ30L,30R
には後輪左右ドライブ軸13rl,13rrの端部が、ディ
ファレンシャルケース26内でそれぞれ軸着されてい
る。
【0030】すなわち、差動機構部22は、ドライブピ
ニオン6の回転によりディファレンシャルケース26が
サイドギヤ30L,30Rと同一軸芯上で回転されて、
ディファレンシャルケース26内部に形成した歯車機構
により左右輪間の差動を行う構成となっている。
【0031】歯車機構部23は、差動機構部22を挟
み、その左右に分割構成されており、ディファレンシャ
ルケース26の左輪側に第1の歯車23z1が固着され、
後輪右ドライブ軸13rrには第2の歯車23z2と第3の
歯車23z3とが軸着されて、これら第1,第2,第3の
歯車23z1,23z2,23z3は、同一回転軸芯上に配設
されている。
【0032】これら第1,第2,第3の歯車23z1,2
3z2,23z3は、同一回転軸芯上に配設された第4,第
5,第6の歯車23z4,23z5,23z6と噛合され、こ
れら第4,第5,第6の歯車23z4,23z5,23z6の
回転軸芯に配設されたトルクバイパス軸31の左輪側端
部に、第4の歯車23z4が軸着されている。
【0033】また、トルクバイパス軸31の右輪側端部
には、左右輪間の動力配分を実行するクラッチ機構部2
4の第1のデフコントロールクラッチ24aが形成され
ており、トルクバイパス軸31は、この第1のデフコン
トロールクラッチ24aを介して(トルクバイパス軸3
1をクラッチハブ側、第6の歯車23z6の軸部側をクラ
ッチドラム側として)、第1のデフコントロールクラッ
チ24aの左側に配置された第6の歯車23z6の軸部と
連結自在になっている。
【0034】さらに、トルクバイパス軸31の、差動機
構部22と第5の歯車23z5の間の位置には、クラッチ
機構部24の第2のデフコントロールクラッチ24bが
形成されており、トルクバイパス軸31は、この第2の
デフコントロールクラッチ24bを介して(トルクバイ
パス軸31をクラッチハブ側、第5の歯車23z5の軸部
側をクラッチドラム側として)、第2のデフコントロー
ルクラッチ24bの右側に配置された第5の歯車23z5
の軸部と連結自在になっている。
【0035】そして、第1,第2,第3,第4,第5,
第6の歯車23z1,23z2,23z3,23z4,23z5,
23z6のそれぞれの歯数z1,z2,z3,z4,z
5,z6は、例えば、82,78,86,46,50,
42に設定されており、第1,第4の歯車23z1,23
z4の歯車列((z4/z1)=0.56)を基準とし
て、第2,第5の歯車23z2,23z5の歯車列((z5
/z2)=0.64)が増速、第3,第6の歯車23z
3,23z6の歯車列((z6/z3)=0.49)が減
速の歯車列となっている。
【0036】このため、第1,第2のデフコントロール
クラッチ24a,24bの両方を連結作動させない場
合、ドライブピニオン6からの駆動力は、そのまま差動
機構部22を経て後輪左右ドライブ軸13rl,13rrに
等配分されるが、第1のデフコントロールクラッチ24
aを連結作動させた場合は、後輪右ドライブ軸13rrに
配分された駆動力の一部が、第3の歯車23z3、第6の
歯車23z6、第1のデフコントロールクラッチ24a、
トルクバイパス軸31、第4の歯車23z4、第1の歯車
23z1と順に経てディファレンシャルケース26に戻さ
れ、結果として左後輪14rlのトルク配分が大きくな
り、通常の路面μであれば車両の右旋回性が向上され
る。
【0037】逆に、第2のデフコントロールクラッチ2
4bを連結作動させた場合は、ドライブピニオン6から
ディファレンシャルケース26に伝達された駆動力の一
部が、第1の歯車23z1、第4の歯車23z4、トルクバ
イパス軸31、第2のデフコントロールクラッチ24
b、第5の歯車23z5、第2の歯車23z2と順に経て後
輪右ドライブ軸13rrにバイパスされて、右後輪14rr
のトルク配分が大きくなり、通常の路面μであれば車両
の左旋回性が向上される。
【0038】また、上記センターディファレンシャル装
置3のキャリヤ16のトランスファドライブギヤ8に
は、中間歯車32を介してオイルポンプ駆動ギヤ33が
噛合されている。更に、このオイルポンプ駆動ギヤ33
の支持軸33aが、油圧源としてのオイルポンプ34の
ポンプ駆動軸34aの一端にワンウェイクラッチ35a
を介して連設されている。又、ポンプ駆動軸34aの他
端に、オイルポンプ34を駆動する電動モータ36がワ
ンウェイクラッチ35bを介して連設されている。
【0039】オイルポンプ34は、トランスファクラッ
チ21及び第1,第2のデフコントロールクラッチ24
a,24bに対し油圧回路40を通じて作動油圧を供給
するもので、オイルポンプ34を駆動する電動モータ3
6は、車両の走行状態に応じて、後述するトランスミッ
ション制御装置(TCU)50により制御される。
【0040】尚、ワンウェイクラッチ35aは、オイル
ポンプ駆動ギヤ33の支持軸33aとポンプ駆動軸34
aとの関係で、このポンプ駆動軸34aの回転が支持軸
33aの回転を上回ったとき空転する。一方、ワンウェ
イクラッチ35bは、ポンプ駆動軸34aと電動モータ
36との関係で、ポンプ駆動軸34aの回転が電動モー
タ36の回転を上回ったとき空転するようになってい
る。
【0041】油圧回路40は、TCU50により作動さ
れる複数の制御弁等で構成されており、オイルポンプ3
4から入力油路37を通じて導入された油圧が、TCU
50からの制御信号に基づく油圧値で第1の出力油路3
8aを通じて第1のデフコントロールクラッチ24aの
図示しない油圧室に導入され第1のデフコントロールク
ラッチ24aが作動されるとともに、第2の出力油路3
8bを通じて第2のデフコントロールクラッチ24bの
図示しない油圧室に導入され第2のデフコントロールク
ラッチ24bが作動される。また、第3の出力油路38
cを通じてトランスファクラッチ21の図示しない油圧
室に導入され、トランスファクラッチ21が作動される
ように構成されている。
【0042】一方、図2中、マイクロコンピュータ等か
ら構成されるTCU50には、入力側に4輪の車輪速セ
ンサ51fl,51fr,51rl,51rr,ハンドル角セン
サ52,前後加速度センサ53,横加速度センサ54,
ヨーレートセンサ55,スロットル開度センサ56,エ
ンジン回転数センサ57,トランスミッション油温セン
サ58の各センサと、シフト位置スイッチ59,クラッ
チペダルスイッチ60,ブレーキスイッチ61の各スイ
ッチ類が接続されている。また、TCU50の出力側に
は、前記油圧回路40の各制御弁が接続され、車両の走
行状態や走行環境に応じて、前後輪間の動力配分制御
(第3の出力油路38cを通じたトランスファクラッチ
21の制御)、後左右輪間の動力配分制御(第1,第2
の出力油路38a,38bを通じた第1,第2のデフコ
ントロールクラッチ24a,24bの制御)、及びオイ
ルポンプ34の制御等を実行する。
【0043】上記TCU50は、車輪にタイヤチェーン
が装着されたか否か推定して、タイヤチェーンの装着が
無い場合は、前後輪間の動力配分制御と後左右輪間の動
力配分制御は通常の制御状態で実行する。また、タイヤ
チェーンの装着の判定の結果、前輪にタイヤチェーンが
装着されていると判定した際には、車両が転舵発進状態
か否か判定し、転舵発進の際には前後輪間の動力配分制
御で前後のトルク配分を50:50の直結による4WD
になるようにトランスファクラッチ21が連結するよう
に油圧回路40に対して出力する。更に、タイヤチェー
ンの装着の判定の結果、前輪にタイヤチェーンが装着さ
れていると判定した際には、車両がアンダーステア傾向
状態であるか否か判定し、車両がアンダーステア傾向状
態であれば、後左右輪間の動力配分制御で左右のトルク
配分を旋回内側後輪に大きく配分する(例えば、内:外
が60:40)ように油圧回路40に対して出力し、対
象となる第1,第2のデフコントロールクラッチ24
a,24bのどちらかを作動させる。
【0044】すなわち、TCU50は、前輪にタイヤチ
ェーンを装着したことを検出する前輪チェーン装着状態
検出手段と、車両の転舵発進を検出する転舵発進検出手
段と、車両のステア特性を検出するステア特性判定手段
と、前輪にタイヤチェーンを装着した状態で転舵発進を
した際に前後輪間の動力配分比を等配分方向に設定させ
るチェーン装着時前後動力配分設定手段と、前輪にタイ
ヤチェーンを装着した状態でアンダーステア傾向状態の
際に後左右輪間の動力配分比を旋回内側の後輪に大きく
設定させるチェーン装着時後左右動力配分設定手段の各
機能を備えて構成されている。
【0045】次に、上記TCU50により実行される制
御について、図2のフローチャートで説明する。このプ
ログラムは、所定時間毎に実行されるもので、まず、ス
テップ(以下、「S」と略称)101で各パラメータの
読み込みを実行し、S102に進む。
【0046】S102では、タイヤチェーンの装着推定
の演算を実行する。このタイヤチェーンの装着推定の演
算は、本出願人が特開平8−207607号公報で開示
した技術により行う。具体的には、ハンドル角θが所定
値以下の状態が所定時間継続した際、又は、前左右輪の
車輪速差と後左右輪の車輪速差が共に所定値以内の状態
が所定時間継続した際に、前軸の車輪速と後軸の車輪速
の大小関係からタイヤチェーン装着輪を自動的に判定す
るもので、前輪タイヤの径がタイヤチェーン装着で大き
くなり、このため後軸の車輪速の方が所定値以上大きい
場合は前輪にタイヤチェーンを装着したことを推定す
る。
【0047】その後、S103に進み、S102の結果
を参照して、前輪にタイヤチェーンが装着された状態か
否か判定し、前輪にタイヤチェーンが装着されていなけ
ればS104へと進み、前後輪間は通常の前後動力配分
制御とし、さらに、S105へと進んで、後左右輪間は
通常の後左右動力配分制御としてプログラムを抜ける。
【0048】上述の通常の前後輪間の動力配分制御は、
例えば、本出願人が特開平8−2274号公報で開示し
た方法、すなわち、車速V、ハンドル角θ、実ヨーレー
トγを用いて車両の横運動の運動方程式に基づき、前後
輪のコーナリングパワを非線形域に拡張して推定し、高
μ路での前後輪の等価コーナリングパワに対する推定し
た前後輪のコーナリングパワの比を基に路面状況に応じ
て路面摩擦係数μを推定する。そして、この路面摩擦係
数μに感応して予め設定しておいたマップを参照し、ベ
ースとなるクラッチトルクVTDout0を求め、このベー
スクラッチトルクVTDout0に対して、センターディフ
ァレンシャル装置3に入力される入力トルクTi(エン
ジン回転数Neとギヤ比iから演算)、スロットル開度
θthおよび実ヨーレートγ、ヨーレート偏差Δγ、横加
速度Gyを基に補正を加え、前後輪間動力配分の基本ク
ラッチ締結力FOtbの基となる制御出力トルクVTDou
tを演算する。さらに、この制御出力トルクVTDout
を、ハンドル角θで補正して、ハンドル角感応クラッチ
トルクとしてトランスファクラッチ21における基本ク
ラッチ締結力FOtbとして定め、これに対応する所定の
信号を油圧回路40に対して出力し、このクラッチ油圧
でトランスファクラッチ21を作動させ、センターディ
ファレンシャル装置3に対する差動制限力となるように
付与して前後輪間の動力配分制御を行う。
【0049】また、上述の通常の後左右動力配分制御
は、例えば、車速V,ハンドル角θ,実ヨーレートγ,
スロットル開度θth,前後加速度Gx,横加速度Gy,
ギヤ位置,及びシフト位置等に基づいて、路面状況(低
μ路走行状態か否か等)、及び、車両の走行状態(高速
か低速か・急旋回か否か・高負荷走行か低負荷走行か
(加速状態か)・スリップ状態の有無等)を、予めメモ
リしておいたマップ、計算式等により求める。そして、
この判断された車両の走行状態、及び路面状況を基に、
予めメモリしておいたマップ、計算式等により、動作さ
せる油圧多板クラッチを第1,第2のデフコントロール
クラッチ24a,24bの何れかから選択し、その該当
する油圧多板クラッチに付加する油圧値を演算して、対
応する信号を油圧回路40に対して出力し、第1のデフ
コントロールクラッチ24a或いは第2のデフコントロ
ールクラッチ24bを作動させて左右輪間の動力配分制
御を実行する。
【0050】一方、前記S103で、S102の結果、
前輪にタイヤチェーンが装着されている場合は、S10
6へと進み、車両は転舵発進か否か判定する。具体的に
は、ハンドル角θが予め設定しておいた角度以上で、ス
ロットル開度θthが設定開度以上となり、且つ、車速V
が設定速度以下の際に転舵発進状態と判定する。
【0051】そして、S106で転舵発進ではないと判
定されると、S107に進み、前後輪間は上記S104
と同様の通常の前後動力配分制御としてS109にジャ
ンプする一方、S106で転舵発進と判定されると、S
108に進んで前後輪間を直結方向に動力配分してS1
09へと進む。すなわち、前輪にタイヤチェーンが装着
されている場合に転舵発進が行われると、スピンし易い
状態になるため、安定性を向上するためにトランスファ
クラッチ21を締結させて、前後輪のトルク配分を5
0:50の直結による4WD特性とするのである。
【0052】上記S107或いはS108からS109
へと進むと、車両のステア特性がアンダーステア傾向状
態か否かの判定が行われる。具体的には、ハンドル角
θ、車速V、車両諸元に基づいて車両の目標ヨーレート
γ' を演算し、この目標ヨーレートγ' とヨーレートセ
ンサ55から検出される実ヨーレートγとを比較するこ
とにより車両のステア特性を判定する。
【0053】そして、S109での判定の結果、車両の
ステア特性がニュートラルステアに近い場合、或いは、
オーバーステア傾向状態の場合はS110に進み、上記
S105と同様、後左右輪間は通常の後左右動力配分制
御としてプログラムを抜ける。
【0054】また、S109での判定の結果、車両のス
テア特性がアンダーステア傾向状態の場合はS111に
進み、後左右輪間は旋回内側輪にトルクが多く配分され
るように設定してプログラムを抜ける。例えば、車両が
左旋回中であって、このときにアンダーステア傾向状態
の場合は、第1のデフコントロールクラッチ24aを連
結作動させて左後輪14rlのトルク配分を大きくする。
一方、車両が右旋回中であって、このときにアンダース
テア傾向状態の場合は、第2のデフコントロールクラッ
チ24bを連結作動させて右後輪14rrのトルク配分を
大きくする。
【0055】このように本発明の実施の形態によれば、
前輪にタイヤチェーンが装着されている場合に転舵発進
が行われるとスピンし易い状態になるため、トランスフ
ァクラッチ21を締結させて、前後輪のトルク配分を5
0:50の直結による4WD特性として安定性を向上し
て確実な発進が行えるようになっている。
【0056】また、前輪にタイヤチェーンが装着されて
いる場合では、例え車両がアンダーステア傾向状態にな
っても、後左右動力配分制御は旋回内側の後輪に大きく
トルク配分するので車両の安定性が向上されるようにな
る。
【0057】尚、前後動力配分機構及び後左右動力配分
機構は、本発明の実施の形態で説明したものに限らず、
他の形式のものであっても本発明が適応できることは言
うまでもない。
【0058】また、本発明の実施の形態では、前後動力
配分制御と後左右動力配分制御の両方にタイヤチェーン
装着時の制御を適応させているが、前後動力配分制御の
み、或いは、後左右動力配分制御のみにタイヤチェーン
装着時の制御を適応させることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、前後輪間の動力配分制御を行う車両の動力配
分制御装置において、前輪にタイヤチェーンを装着した
状態で転舵発進をした際に前後輪間の動力配分比を等配
分方向に設定させるようにしたので、前輪にタイヤチェ
ーンを装着した状態で転舵発進をした際の車両の安定性
が向上して確実な発進が可能になる。
【0060】また、請求項2記載の発明によれば、後左
右輪間の動力配分制御を行う車両の動力配分制御装置に
おいて、前輪にタイヤチェーンを装着した状態でアンダ
ーステア傾向状態の際に後左右輪間の動力配分比を旋回
内側の後輪に大きく設定させるようにしたので、前輪に
タイヤチェーンを装着した状態でアンダーステア傾向状
態となっても車両の安定して確実に走行することが可能
になる。
【0061】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
後輪間の動力配分制御を行うとともに、後左右輪間の動
力配分制御を行う車両の動力配分制御装置において、前
輪にタイヤチェーンを装着した状態で転舵発進をした際
に前後輪間の動力配分比を等配分方向に設定させるよう
にするとともに、前輪にタイヤチェーンを装着した状態
でアンダーステア傾向状態の際に後左右輪間の動力配分
比を旋回内側の後輪に大きく設定させるようにしたの
で、前輪にタイヤチェーンを装着した状態で転舵発進を
した際の車両の安定性が向上して確実な発進が可能で、
更に、前輪にタイヤチェーンを装着した状態でアンダー
ステア傾向状態となっても車両の安定して確実に走行す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4輪駆動車の全体の概略構成を示す説明図
【図2】トランスミッション制御装置で実行される制御
プログラムのフローチャート
【符号の説明】
3 センターディファレンシャル装置 7 リヤファイナルドライブ装置 14fl,14fr 前輪 14rl,14rr 後輪 21 トランスファクラッチ(前後動力配分可変手
段) 22 差動機構部 23 歯車機構部 24 クラッチ機構部(後左右動力配分可変手段) 40 油圧回路 50 トランスミッション制御装置(前輪チェーン装
着状態検出手段、転舵発進検出手段、ステア特性判定手
段、チェーン装着時前後動力配分設定手段、チェーン装
着時後左右動力配分設定手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3D036 GA16 GA23 GA25 GA32 GA41 GA45 GB03 GB04 GB06 GB08 GB09 GC03 GD03 GD04 GE04 GG17 GG24 GG26 GG33 GG37 GG40 GG42 GG43 GG44 GG52 GG60 GG63 GH12 GH23 GH24 GJ17 3D043 AA04 AA10 AB17 EA02 EA18 EA23 EA25 EA38 EA42 EA43 EA45 EB03 EB06 EB13 EE02 EE03 EE07 EE08 EE09 EE12 EE18 EF02 EF06 EF09 EF13 EF14 EF18 EF19 EF26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後輪間の動力配分比を設定し前
    後動力配分可変手段を作動させて前後輪間の動力配分制
    御を行う車両の動力配分制御装置において、 前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出する前輪チ
    ェーン装着状態検出手段と、 上記車両の転舵発進を検出する転舵発進検出手段と、 上記前輪に上記タイヤチェーンを装着した状態で転舵発
    進をした際に前後輪間の動力配分比を等配分方向に設定
    させるチェーン装着時前後動力配分設定手段と、 を備えたことを特徴とする車両の動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の後左右輪間の動力配分比を設定し
    後左右動力配分可変手段を作動させて後左右輪間の動力
    配分制御を行う車両の動力配分制御装置において、 前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出する前輪チ
    ェーン装着状態検出手段と、 上記車両のステア特性を検出するステア特性判定手段
    と、 上記前輪に上記タイヤチェーンを装着した状態でアンダ
    ーステア傾向状態の際に後左右輪間の動力配分比を旋回
    内側の後輪に大きく設定させるチェーン装着時後左右動
    力配分設定手段と、 を備えたことを特徴とする車両の動力配分制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の前後輪間の動力配分比を設定し前
    後動力配分可変手段を作動させて前後輪間の動力配分制
    御を行うとともに、上記車両の後左右輪間の動力配分比
    を設定し後左右動力配分可変手段を作動させて後左右輪
    間の動力配分制御を行う車両の動力配分制御装置におい
    て、 前輪にタイヤチェーンを装着したことを検出する前輪チ
    ェーン装着状態検出手段と、 上記車両の転舵発進を検出する転舵発進検出手段と、 上記車両のステア特性を検出するステア特性判定手段
    と、 上記前輪に上記タイヤチェーンを装着した状態で転舵発
    進をした際に前後輪間の動力配分比を等配分方向に設定
    させるチェーン装着時前後動力配分設定手段と、 上記前輪に上記タイヤチェーンを装着した状態でアンダ
    ーステア傾向状態の際に後左右輪間の動力配分比を旋回
    内側の後輪に大きく設定させるチェーン装着時後左右動
    力配分設定手段と、 を備えたことを特徴とする車両の動力配分制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088763A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
KR101734582B1 (ko) * 2011-11-29 2017-05-12 현대자동차주식회사 Vrs를 이용한 4wd 시스템 및 이를 이용한 제어방법
JP2018167805A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 本田技研工業株式会社 四輪駆動車両のトルク配分制御装置

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KR101734582B1 (ko) * 2011-11-29 2017-05-12 현대자동차주식회사 Vrs를 이용한 4wd 시스템 및 이를 이용한 제어방법
JP2018167805A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 本田技研工業株式会社 四輪駆動車両のトルク配分制御装置

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