JP3279549B2 - 緊急脱出用ガラス破壊具 - Google Patents

緊急脱出用ガラス破壊具

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JP3279549B2 JP2000194354A JP2000194354A JP3279549B2 JP 3279549 B2 JP3279549 B2 JP 3279549B2 JP 2000194354 A JP2000194354 A JP 2000194354A JP 2000194354 A JP2000194354 A JP 2000194354A JP 3279549 B2 JP3279549 B2 JP 3279549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車等の事故や故障
などでドアを開けて脱出できない場合に、窓ガラスを割
って脱出する際に使用される緊急脱出用ガラス破壊具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車内に常備し、水没事故や衝
突事故、または故障などの緊急の際に、車の窓ガラスを
割って脱出するための脱出用ハンマーやガラス破壊具な
どが提案されている。たとえば、特開平10−3143
27号公報では、図8に示されるように、自動車用緊急
保安炎筒の底部または先端に先端の尖った突起51を設
けたガラス破壊機能付緊急炎筒50(従来例1)が提案
されているとともに、特開平10−337679号公報
では、図9に示されるように、テコの原理でガラスを破
壊できるように、ヘッド部52をV字状に形成したガラ
ス破壊ハンマー53(従来例2)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来例1のように、手で握持し窓ガラスに直接、打撃を
加えて破壊するタイプの場合には、軽量かつコンパクト
で車内に収納し易いなどの利点を有するものの、窓ガラ
スを強く打撃しないと強化ガラスからなる窓ガラスを破
壊できないとともに、窓ガラス面に対して直角に打撃を
与えないと破壊出来ないことがあった。特に、乗員が女
性で非力の場合には、何度かの打撃でやっと破壊に至る
ことがある。また、事故時に車が横転した場合などで
は、シートベルトを外すことが出来ず、シートベルトに
よって姿勢が拘束された状態のため、腕を大きく振れな
かったり、窓ガラスに対して直角に打撃を加えることが
出来なかったりすることが予想されるとともに、特にガ
ソリンが漏れ、炎上の危険性があるような状況下では窓
ガラスの破壊に手間取ると人命を失うことになるなどの
問題があった。
【0004】一方、後者の従来例2のハンマータイプの
場合には、重量がある程度重いため、車内で振り上げる
ことが出来れば、大抵の場合にはガラスを一回の打撃で
破壊することができると思われるが、車内に常備するに
は収納性や見た目が悪いなどの問題があるとともに、前
述のように、シートベルトを外すことが出来ずシートベ
ルトによって姿勢が拘束された状況のため、腕を大きく
振れない場合には、窓ガラスを割るのにやはり困難を伴
うなどの問題が発生することになる。
【0005】また、従来のガラス破壊具の場合には、窓
ガラスへの打撃の際に、打撃部から小さな破片が飛ん
で、乗員の目を傷つける虞があるため、心理的に思い切
って窓ガラスに打撃を加えることが出来ないなどの問題
もある。
【0006】そこで、本発明の主たる課題は、軽量かつ
コンパクトで車内での収納がし易いとともに、たとえ非
力であっても、どんな姿勢であっても、さらには腕を振
り上げることができないような状況であっても、確実か
つ簡単に、窓ガラスを一回の操作で破壊できる窓ガラス
破壊具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、前部側位置に、先端が先鋭突状の破壊ロッ
ドを備える筒体を手で握持し前記破壊ロッドの先端をガ
ラス面に当てた状態からさらにガラス側に押圧すると、
前記破壊ロッドが筒体内に没入すると共に、ある没入深
さで前記破壊ロッドを介して打撃が加えられ、ガラスを
破壊する緊急脱出用ガラス破壊具であって、前記ガラス
破壊具は、前記筒体内部に前記破壊ロッドの後端部が係
合するとともに、破壊ロッドの没入に伴って所定の没入
深さで前記係合を解除する解除機構を備えるハンマーブ
ロックを備えるとともに、このハンマーブロックの背面
側に位置する弾発スプリングを備え、前記筒体のガラス
面側への押圧移動に伴って、前記弾発スプリングが収縮
し弾発エネルギーが蓄積され、所定の没入深さに至る
と、解除機構の作動によって破壊ロッド後端部の係合が
解かれ、前記弾発エネルギーの開放によるハンマーブロ
ックの発射により前記破壊ロッドの後端部を叩打する機
構とされ、かつ前記筒体の前部に、ガラス面に当接し該
ガラス破壊具をガラス面に対して略直交的に保持する
ともに、筒体の押圧移動に伴って変形する可撓性部材よ
りなるガラス当接部材を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明のガラス破壊具は、従来のように、
乗員が人力によって打撃を加えるのではなく、筒体を手
で握持しガラス面側に押圧するだけで機械的に与えられ
る打撃力によって簡単にガラスを破壊できるようになっ
ている。したがって、非力であっても、かつ無理な姿勢
であっても、腕を振り上げることなく、1回の操作で簡
単にガラスを破壊できるようになる。
【0009】また、先鋭突状の破壊ロッドのみでは横滑
りが懸念されるが、ガラス面に対して当接するととも
に、筒体の押圧移動に伴って変形する可撓性部材よりな
ガラス当接部材を一体的に備えているため、常に、ガ
ラス破壊具をガラス面に対し直交的に保持できるように
なるとともに、ガラス当接部材の接触により横滑りを効
果的に抑えることが可能となり、破壊ロッドによる打撃
をガラス面に対して直交的に、すなわち効果的に加える
ことが可能になる。
【0010】この場合、可撓性ガラス当接部材のガラス
当接面に対し、ガラス面に対する吸着のために弧状凹部
を形成すれば、さらに効果的に横滑りを防止できるよう
になる。さらに、上記構造であれば、軽量かつコンパク
トなものとでき、車内での収納がし易いとともに、外観
的にも良好なものとなる。
【0011】また、前記筒体の後端部に、シートベルト
切断刃を埋設固定しておけば、シートベルト係止具が故
障しても、シートベルトを切断することによって脱出す
ることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係るガ
ラス破壊具1の斜視図であり、図2はその縦断面図であ
る。
【0013】本ガラス破壊具1は、握り部2を手で握持
し、先端に装着された可撓性ガラス当接部材4の先端面
4aを窓ガラスG(以下、単にガラスともいう。)に当
接させた状態とし、窓ガラスG側に押圧すると、筒体5
が窓ガラス側にスライド、換言すれば破壊ロッド3が筒
体5内に没入し、筒体5内部に挿嵌されているスプリン
グに弾発エネルギーが蓄えられ、前記押圧に伴って圧縮
された前記スプリングがある没入時期に解除され、前記
弾発エネルギーが一気に開放されることにより筒体5内
にて隣接して設けられているハンマーブロックがガラス
面側に発射され、破壊ロッド3の後端部を叩打すること
により、ガラスGを破壊するものであり、前記可撓性ガ
ラス当接部材4によりガラス面に対して必ず直交的に保
持されるとともに、横方向への滑りが抑えられ、乗員が
非力な場合であっても、或いは腕を振り上げることがで
きない状況下でも、力を要することなく、確実に一回の
操作で窓ガラスGを破壊することができるようにしたも
のである。
【0014】以下、具体的に前記ガラス破壊具1の構造
について詳述すると、筒体5は、前部側筒体6と、後部
側筒体7とにより構成され、前部側筒体6に形成された
雄ネジ部6aと後部側筒体7に形成された雌ネジ部7a
とが螺合されることにより両者が一体化されるようにな
っている。前記前部側筒体6は、前記雄ネジ部6a側に
開口して相対的に大径の中空孔6bが形成されていると
ともに、この中空孔6bの底部中央に先端面側に連通す
る相対的に小径の軸挿通孔6cが形成されている。一
方、後部側筒体7は、前記雌ネジ部7a側に開口する第
1中空孔7bが形成されているとともに、孔壁の途中で
傾斜段部7cが形成され、これより深部側が若干小径の
第2中空孔7dとなっている。
【0015】前記前部側筒体6の軸挿通孔6cには、外
部に先端を臨ませて破壊ロッド3が挿通されている。破
壊ロッド3は、好ましくは炭化ケイ素またはタングステ
ンなどの超硬合金などからなり、先端3aが先鋭状突起
とされるとともに、中間部に一体的にフランジ3bが形
成され、かつ後端部側に相対的に小径の軸部の形成によ
って係合段部3cが形成されている。組立状態では、図
2に示されるように、前部側筒体6の開口部側より先端
3aを挿入し、前記中空孔6bの底部にフランジ3bが
衝突することにより抜け出ないように保持されるように
なっている。この破壊ロッド3には、前記フランジ3b
を一方側当接面として補助スプリング11が外嵌され、
破壊ロッド3が前方側に付勢されるようになっている。
【0016】一方、前記後部側筒体7の第1中空孔7b
内には、前記破壊ロッド3に外嵌されるとともに、前部
側筒体6の雄ネジ部6a端面を座として、摺動リング8
が設けられている。この摺動リング8は、ガラス破壊操
作時に前記第1中空孔7b内をスライドしながら、常
時、前記破壊ロッド3の軸芯を第1中空孔7bの中心に
保持するようになっている。
【0017】さらに、前記後部側中空孔7b、7d内に
は、前記破壊ロッド3の係合段部3cに係脱自在とされ
るとともに、該破壊ロッド3に打撃を加えるハンマーブ
ロック9およびこのハンマーブロック9を前方側に発射
する弾発スプリング12が内挿されている。
【0018】前記ハンマーブロック9は、詳細には図4
に示されるように、略円柱状の部材で、ハンマー本体9
Aと、これの前部側に連設する相対的に小径の括れ部9
Bと、さらにこの括れ部9Bに連設する叩打フランジ9
Cとからなる部材で、前記叩打フランジ9Cの前面を開
口として前記ハンマー本体9Aに至る範囲で中空孔9a
が形成されているとともに、前記括れ部9Bには、軸芯
に直交して交差孔9bが形成されている。この交差孔9
bには、前記中空孔9aに対して偏心する位置に通孔1
0aが形成されたトリガー片10が挿入され、前記破壊
ロッド3の係合段部3cが前記通孔10aの縁部に係合
するようになっている。また、前記括れ部9Bには前記
トリガー片10の反挿入口側を覆うように、断面C字状
のロールバネ13が外嵌され、前記トリガー片10の没
入に伴い、反没入方向に付勢するようになっている。
【0019】組立状態では、図2に示されるように、後
部側筒体7の第2中空孔7dの深部側に前記弾発スプリ
ング12が挿入され、この弾発スプリング12によって
前方側に付勢された状態で前記ハンマーブロック9が内
設されている。また、前記破壊ロッド3の後端部がハン
マーブロック9の中空孔9aに挿入され、破壊ロッド3
の係合段部3cが前記トリガー片10の通孔10aの縁
部に係合するようになっている。なお、後部側筒体7の
外周面には、外面が波状のグリップ14が一体的に圧着
され、筒体5を握持してガラス面側に押圧する際の滑り
を防止するようになっている。
【0020】本ガラス破壊具1では、さらに前部側筒体
6の先端部に対し、ゴム、可撓性樹脂等からなる可撓性
ガラス当接部材4が設けられ、該ガラス破壊具1をガラ
スG面に対して常に、直交的に保持するようになってい
るとともに、押圧操作時の横滑りを防止し、かつガラス
打撃部からのガラス破砕片の飛散を防止するようになっ
ている。
【0021】図示される可撓性ガラス当接部材4は、先
端側に向けて漸次径を拡大するようにした略漏斗形状の
部材で、基端側の取付け部4bが前記前部側筒体6の前
部に固定され、前端のガラス当接部には、横滑りを効果
的に防止するために、ある程度の幅でリング状のガラス
当接面部4aが形成されている。
【0022】以下、図3に基づいて、かかるガラス破壊
具1により窓ガラスを破壊する操作方法を作動メカニズ
ムとともに詳述する。
【0023】先ず、図3(A)に示されるように、後部側
筒体7のグリップ14を手に握持し、可撓性ガラス当接
部材4の当接面部4aをガラスG面に当接させた状態と
したならば、同図(B)に示されるように、ガラスG側に
押圧する。前記破壊ロッド3は先端3aがガラスG面に
当接しているため相対的位置は変化しないとともに、破
壊ロッド3の係合段部3cがハンマーブロック9におい
て、トリガー片10の通孔縁部に係合しているため、摺
動リング8およびハンマーブロック9は不動の状態とな
っているが、相対的に筒体5がガラス面に移動されるこ
とによって、弾発スプリング12が収縮され弾発エネル
ギーが蓄積される。なお、前記可撓性ガラス当接部材4
は、筒体5の前進に伴って所定形状に変形し筒体5の移
動を阻害しないようになっている。
【0024】筒体5をそのままガラスG面側に押し続け
ると、トリガー片10が後部側筒体7の第1中空孔7b
と第2中空孔7dとの境界部に形成された傾斜段部7c
に達っし、かつ相対的に小径の第2中空孔7d側に至る
と、トリガー片10が深部側(図示では上方)にスライ
ドし、破壊ロッド3の係合段部3cとトリガー片10の
通孔縁部との係合が解除され、破壊ロッド3の後端部が
ハンマーブロック9に形成された中空孔9a内に挿入さ
れる。
【0025】破壊ロッド3の係合が解除されたハンマー
ブロック9は、弾発スプリング12に蓄積された弾発力
が一気に開放され、ガラス面側に発射される。そして、
ハンマーブロック9に形成された中空孔9aの底部が破
壊ロッド3の後端部を叩打することにより、ガラスGに
打撃が加えられ瞬間的に破壊される。
【0026】ところで、前記可撓性ガラス当接部材4に
は、ガラスに対する吸着機能を付与することもできる。
図5はその一例を示すもので、ガラス当接面部4aの先
端面に対し弧状凹部4cを形成することによって、ガラ
スGを押圧した際に、可撓性ガラス当接部材4がガラス
Gに吸着し、横滑りを効果的に防止するようになる。特
に、事故時に、拘束された姿勢状態からしかガラス破壊
操作を行えない状況下において、斜め方向からガラスG
を押圧せざるを得ない場合であっても、前記吸着機能に
より破壊ロッド3の先端3aが横滑りを起こすことな
く、筒体5をガラス面側に押圧出来るようになる。
【0027】また、事故時にはシートベルト掛止具の故
障により、シートベルトを解除できない事態も想定され
るが、図6に示されるように、後部側筒体7の後端部に
切断刃15を植設状態で固定しておけば、シートベルト
を切断して脱出することが可能となる。なお、符号16
は、前記切断刃15を覆う着脱自在の保護キャップ材で
ある。
【0028】さらに、前記ガラス当接部材は、必ずしも
可撓性である必要はなく、筒体5の移動を阻害しない構
造であれば、機械的な構造とすることも可能である。図
7はその一例を示したもので、前部側筒体6に対してネ
ジ部20aによって螺着されるとともに、前部側筒体6
の外周に先端側に向けて環状空間を形成した筒状部材2
0を設けるとともに、前部側筒体6に対し軸芯方向に沿
って移動可能な状態で金属製または硬化樹脂製のガラス
当接部材4’を設けるようにしたもので、前記筒状部材
20の環状空間口部に形成した係合段部20bと、前記
ガラス当接部材4’の基端側に形成した係合段部とが係
合し、ガラス当接部材4’が抜け出ないように保持され
るとともに、ガラス当接部材4’を先端側に向けて付勢
するスプリング21,21…を内設した構造となってい
る。このような構造であれば、筒体5を握持してガラス
面側に押圧移動させた際、この移動に伴ってガラス当接
部材4’が筒体後方側にスライドするため筒体5の移動
を阻害することがない。
【0029】以上、本ガラス破壊具1の構造について詳
述したが、本ガラス破壊具1に要求される機能は、筒体
5をガラス面側に押し付けて移動させて破壊ロッド3を
没入させた際に、内設された弾発スプリング12に蓄積
された弾発エネルギーがある没入段階で一気に開放さ
れ、ハンマーブロック9を発射して破壊ロッド3の後端
部に打撃を加える構造であれば良く、トリガー機構(解
除機構)および破壊具の形状やその細部構造等について
は、種々の変更や改良が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、軽量
かつコンパクトで車内での収納がし易いものになるとと
もに、たとえ非力であっても、どんな姿勢であっても、
さらには腕を振り上げることができないような状況であ
っても、確実かつ簡単に、窓ガラスを一回の操作で破壊
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラス破壊具1の斜視図である。
【図2】その縦断面図である。
【図3】ガラス破壊操作要領およびその作動メカニズム
を示す段階図である。
【図4】ハンマーブロック9の分解斜視図である。
【図5】可撓性ガラス当接部材4の変形例図である。
【図6】シートベルト切断刃15を設けた変形例図であ
る。
【図7】非可撓性のガラス当接部材4’の構造例を示す
縦断面図である。
【図8】従来のガラス破壊機能付緊急炎筒を示す斜視図
である。
【図9】従来のガラス破壊ハンマーを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ガラス破壊具、2…握り部、3…破壊ロッド、3c
…係合段部、4…可撓性ガラス当接部材、4’…ガラス
当接部材、5…筒体、6…前部側筒体、7…後部側筒
体、8…摺動リング、9…ハンマーブロック、10…ト
リガー片、11…補助スプリング、12…弾発スプリン
グ、13…ロールバネ、14…グリップ、15…切断
刃、16…保護キャップ、G…窓ガラス(ガラス)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部側位置に、先端が先鋭突状の破壊ロッ
    ドを備える筒体を手で握持し前記破壊ロッドの先端をガ
    ラス面に当てた状態からさらにガラス側に押圧すると、
    前記破壊ロッドが筒体内に没入すると共に、ある没入深
    さで前記破壊ロッドを介して打撃が加えられ、ガラスを
    破壊する緊急脱出用ガラス破壊具であって、 前記ガラス破壊具は、前記筒体内部に前記破壊ロッドの
    後端部が係合するとともに、破壊ロッドの没入に伴って
    所定の没入深さで前記係合を解除する解除機構を備える
    ハンマーブロックを備えるとともに、このハンマーブロ
    ックの背面側に位置する弾発スプリングを備え、前記筒
    体のガラス面側への押圧移動に伴って、前記弾発スプリ
    ングが収縮し弾発エネルギーが蓄積され、所定の没入深
    さに至ると、解除機構の作動によって破壊ロッド後端部
    の係合が解かれ、前記弾発エネルギーの開放によるハン
    マーブロックの発射により前記破壊ロッドの後端部を叩
    打する機構とされ、 かつ前記筒体の前部に、ガラス面に当接し該ガラス破壊
    具をガラス面に対して略直交的に保持するとともに、筒
    体の押圧移動に伴って変形する可撓性部材よりなるガラ
    ス当接部材を設けたことを特徴とする緊急脱出用ガラス
    破壊具。
  2. 【請求項2】前記可撓性ガラス当接部材のガラス当接面
    に対し、ガラス面に対する吸着のために弧状凹部を形成
    してある請求項記載の緊急脱出用ガラス破壊具。
  3. 【請求項3】前記筒体の後端部に、シートベルト切断刃
    を埋設固定してある請求項1、2いずれかに記載の緊急
    脱出用ガラス破壊具。
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